JP6287309B2 - 包装体の製造方法 - Google Patents

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本発明は、開口部をタブ材で封緘した包装体に関し、特にタブ材が掴み易く開封が容易な包装体及びこれを用いた包装体の製造方法に関する。
近年、さまざまな包装形態の容器が開発されるなかで、使用時に開口部となる部分から内容物を充填し、充填後に、この開口部をタブ材によって容器の外側からシールする包装形態が用いられている。
このような包装形態によれば、充填時の開口部が最小限となるので、例えば無菌充填を行う場合にも、容器内部の滅菌や、充填時における無菌環境の保持において有利である。
特許文献1に記載された液体用紙容器の飲み口部構造は、紙容器の飲み口部において、紙の端面に内容物が接触しないようにするために、紙の表裏面に積層された耐水層を融着したものである。特許文献1において、使用されるタブ材は、紙とプラスチックの組み合わせからなる複合紙や、アルミニウム箔を主体とするものが用いられている。
特開2005−186981号公報
特許文献1に記載された液体用紙容器の飲み口部構造では、飲み口部である容器開口部に、上記のような積層体からなる平面状のタブ材を熱シールしたものであるために、タブ材の端部は、開口部の面に貼り付いており、開封時に、指先で引き起そうとしても、なかなかきっかけが掴めないという問題があった。また形状が平面的であるために、きっかけが掴めたとしても、開封しようとする時に、滑り易いという問題があった。
そこで、図7(1)、(2)に示したように、タブ材に予めエンボス(8)を施して凹凸をつけることにより、タブ材の先端が開口部の面から浮き上がった状態とすることが検討された。しかし、厚さの薄いタブ材にエンボス加工を行っても、きっかけが掴み易いような十分な高さのエンボスを形成することはできなかった。
本発明の解決しようとする課題は、開封時に開封のきっかけが掴み易く、開封が容易な包装体及びその製造方法を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、天面板の開口部にタブ材を熱シールして封緘する包装体であって、天面板の開口部周縁のシール部の外側に突起部を形成し、タブ材の摘み部が天面板から浮上するようにした包装体の製造方法であって、包装容器の天面板の開口部から内容物を充填し、開口部にタブ材を熱シールした後に、前記突起部を形成することを特徴とする包装体の製造方法である。
本発明に係る包装体は、開口部シール部の外側に設けた突起部の働きにより、タブ材の摘み部が持上げられ、天面板から浮上する。このため、開封時にタブ材を掴み易い。
また、請求項2に記載の発明は、前記突起部が、天面板に粒状の樹脂を接着して形成したものであることを特徴とする請求項1に記載の包装体の製造方法である。
また、請求項3に記載の発明は、前記突起部が、天面板に溶融した樹脂を盛り上げて形成したものであることを特徴とする請求項1に記載の包装体の製造方法である。
また、請求項4に記載の発明は、タブ材の摘み部に下向きの凸エンボスが施されており、該凸エンボスが天面板に接する部位に前記突起部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装体の製造方法である。
本発明に係る包装体は、天面板の開口部周縁のシール部の外側に形成した突起部によって、タブ材の摘み部が天面板から浮上しているため、開封時にタブ材を掴み易い。
また、包装容器の天面板の開口部から内容物を充填し、開口部にタブ材を熱シールした後に、前記突起部を形成する方法によれば、突起部を形成する過程において、容器の内部に異物が混入したりすることがなく、品質が安定する。
請求項2または3に記載の発明のように、前記突起部を、天面板に粒状の樹脂を接着したり、あるいは溶融した樹脂を盛り上げて形成することにより、十分な高さの突起部を容易に形成することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、タブ材の摘み部に下向きの凸エンボスが施されており、該凸エンボスが天面板に接する部位に前記突起部が形成されている場合には、摘み部を持上げる効果がさらに増す。また、タブ材の摘み部が滑り難くなるため、開封性が向上する。
図1は、本発明に係る包装体の実施例を示した模式図である。図1(1)は、包装体の開口部にタブ材が熱シールされた状態を示した斜視図である。図1(2)は、図1(1)の平面模式図である。 図2は、図1(2)のA−A’断面を示した断面模式図である。 図3は、本発明に係る包装体の他の実施例を示した断面模式図である。 図4は、本発明に係る包装体において、突起部を形成する方法を示した断面説明図である。 図5は、本発明に係る包装体において、突起部を形成する他の方法を示した断面説明図である。 図6は、タブ材の層構成の例を示した断面模式図である。 図7は、従来の包装体を示した模式図である。図7(1)は、平面模式図であり、図7(2)は、図7(1)のB−B’断面を示した部分断面模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る包装体について詳細に説明する。
本発明に係る包装体(1)は、図1、図2に示したように、天面板(3)の開口部(4)にタブ材(5)を熱シールして封緘する包装体であって、天面板の開口部周縁のシール部(9)の外側に突起部(7)を形成し、タブ材(5)の摘み部(6)が天面板(3)から浮上するようにしたことを特徴とする包装体である。
なお本発明に係る包装体の以下の説明や図面においては、包装体(1)として、図1に示したような円筒状の側面板(2)と円形の天面板(3)を有する缶形状の紙容器を用いた場合について記載するが、容器の材質、形状については、特に限定されるものではない。
図1に示した包装体(1)は、内面にガスバリア性の層が形成されており、開口部から内容物を充填した後、同様にガスバリア性の層を有するタブ材を熱シールすることにより、密封されるものである。内容物及び、充填時の環境を無菌状態とすることにより、無菌充填が可能であり、常温で長期保存が可能な包装体とすることができる。
図7は、従来の包装体を示した模式図である。図7(1)は、平面模式図であり、図7(2)は、図7(1)のB−B’断面を示した部分断面模式図である。従来もタブ材(5)の摘み部を摘み易くするために、エンボス(8)を設けて、摘み部の先端が天面板から浮くようにしていたが、タブ材は、厚さも薄く、また紙を使用した場合には特に深いエンボスを形成することができないため、摘み部に十分な高さの浮き代を得ることができなかった。
本発明に係る包装体(1)においては、天面板面に突起部(7)を形成するので、必要十分な高さの突起を形成することができる。このため、タブ材(5)の摘み部(6)に十分な高さの浮き代をもたらすことが可能となったのである。
図3に示した実施例では、タブ材(5)の摘み部(6)に、従来からあったような下向きの凸エンボス(8)が施されており、この凸エンボスが天面板に接する部位に突起部(7)が形成されている。
このため、凸部同士が当接する結果、タブ材の摘み部は、さらに高く浮上り、掴み易いものとなる。また、摘み部にエンボスが存在することにより、掴んだ時に滑り難くなるという効果ももたらされる。
次に突起部(7)を形成する方法について説明する。突起部(7)を形成する方法については、特に限定されるものではないが、包装容器を製造する工程上、いくつかの制約は存在する。例えばこの容器の例では、平面状の胴部材を丸めて筒状に成形した後、別途、円板状のブランクを皿状に成形した底面部材と天面部材を両端に取り付ける工程を経て包装容器となるが、胴部材に天面部材を取り付ける段階で、天面部材に突起部が存在すると成型時の支障となる場合がある。
そこで、突起部(7)は、少なくとも包装容器が完成した後に形成するのが望ましいが、内容物を充填する以前に突起部(7)を形成すると、突起部の形成に用いた材料が容器の内部に混入する怖れが生じる。
従って、最も理想的には、包装容器に内容物を充填し、開口部(4)をタブ材(5)で密封シールした後に、突起部(7)を形成するのが、望ましいことになる。
図4は、本発明に係る包装体において、突起部(7)を形成する方法を示した断面説明図である。この例では、シール金型(20)によって、開口部(4)にタブ材(5)を熱シールした直後にタブ材の摘み部(6)を退避させておいて、噴射ノズル(21)から粒状の樹脂を噴射して突起部(7)を形成する。天面板(3)には、粒状の樹脂が付着するように、予めホットメルト樹脂層などを形成しておく。
このような方法によれば、充填機上で、突起部の形成が完了するため、工程が増えることがない。
図5に示した例では、内容物の充填及びタブ材による封止が完了した後に、別工程において、タブ材の摘み部(6)を退避させておいて、溶射ノズル(22)から熱溶融性の樹脂を溶射または、押し出して突起部(7)を形成する。
この方法によると、充填工程の後に、1工程増えることになるが、どちらを選択するかは、実際の生産ラインの状況によって決定される。
突起部(7)の形成に用いる粒状の樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等、汎用の熱可塑性樹脂が用いられる。
突起部(7)の形成に用いられる熱溶融性の樹脂としては、上記汎用熱可塑性樹脂の他、低温で溶融するホットメルト樹脂を用いることができる。
突起部(7)を形成する方法としては、上記の他にも、発泡インキを印刷して発泡させる方法や、プラスチック片を接着する方法などがある。
図6は、タブ材(5)の層構成の例を示した断面模式図である。この例では、紙基材(33)に印刷絵柄層(32)が形成されており、表面フィルム層(31)によって保護されている。紙基材(33)の下には、バリアフィルム層(34)と裏面フィルム層(35)が積層されており、最下層としてイージーピール層(36)が積層されている。
1・・・包装体
2・・・側面板
3・・・天面板
4・・・開口部
5・・・タブ材
6・・・摘み部
7・・・突起部
8・・・エンボス
9・・・開口部シール部
20・・・シール金型
21・・・噴射ノズル
22・・・溶射ノズル
31・・・表面フィルム層
32・・・印刷絵柄層
33・・・紙基材
34・・・バリアフィルム層
35・・・裏面フィルム層
36・・・イージーピール層

Claims (4)

  1. 天面板の開口部にタブ材を熱シールして封緘する包装体であって、天面板の開口部周縁のシール部の外側に突起部を形成し、タブ材の摘み部が天面板から浮上するようにした包装体の製造方法であって、包装容器の天面板の開口部から内容物を充填し、開口部にタブ材を熱シールした後に、前記突起部を形成することを特徴とする包装体の製造方法。
  2. 前記突起部は、天面板に粒状の樹脂を接着して形成したものであることを特徴とする請求項1に記載の包装体の製造方法
  3. 前記突起部は、天面板に溶融した樹脂を盛り上げて形成したものであることを特徴とする請求項1に記載の包装体の製造方法
  4. タブ材の摘み部に下向きの凸エンボスが施されており、該凸エンボスが天面板に接する部位に前記突起部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装体の製造方法
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