JP6286835B2 - 濃度測定センサ用シートの製造方法 - Google Patents
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Description
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図面は例示であり、説明のために特徴部を誇張することがあり、実物とは異なる場合がある。また、技術思想を逸脱しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。なお、以下の各図において、同一部分には同一の符号を付しており、一部詳細な説明を省略する場合がある。
支持基材11は、ロール・ツー・ロール(Roll to Roll)方式に適用できるよう絶縁性樹脂を用いることが好ましい。支持基材11は、例えば、透明のポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン(PS)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂等の絶縁性樹脂からなり、なかでもより好適にはPET製となっている。
絶縁性基材12は、導電性パターン30を支持する基材であり、少なくとも導電性パターン30が配置される表面12aは絶縁面となっている。絶縁性基材12は、ロール・ツー・ロール方式に適用できるよう絶縁性樹脂を用いることが好ましい。具体的には、例えば透明のポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン(PS)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂等のフィルムを好適に用いることができる。
導電性パターン30は、その形状、本数について特に限定はなく、導電性パターン30は全体としてNi(ニッケル)製の金属材料膜を含む。導電性パターン30は、全体として形成方法に応じて、例えば10nm−40nmの厚みを有し、Niのスパッタリング膜またはNiの蒸着膜からなる。
試薬層18は酵素と電子受容体を含み、本実施の形態では酵素としてグルコース酸化還元酵素を含んでおり、血液中のグルコースの濃度を測定することができる。しかしながら試薬層18はグルコース酸化酵素以外の酵素を含んでいてもよい。
キャビティ17およびカバー19は、絶縁性基材12と同様の材料から形成することができ、キャビティ17およびカバー19の厚みは各々100μm以上300μm以下および50μm以上100μm以下となっている。
+ 2[Fe(CN)6]4−
このとき、フェロシアン化イオンは、作用電極14aで酸化されて酸化電流を生じ、以下のようにしてフェリシアン化イオンに還元される。
測定終了後、使用者は濃度測定センサ10を外部デバイス25の挿入口26から引き抜く。
次に本発明の変形例について図11を用いて説明する。図11に示す変形例において、絶縁性基材12と支持基材11との間に透過防止層23を設ける。なお、図11では説明の便宜上、各電極、配線部、キャビティ、カバーなどの構成の図示は省略している。濃度測定センサ10を使用する際、濃度測定センサ10内に引き込まれる液体の試料が外に透けず使用者が視認できない方が好ましい場合がある。特に試料が血液である場合には、使用者が血液を見て不快に感じる場合がある。一般に、絶縁性基材12及び支持基材11の材料として用いられる透明性の高い樹脂基材は、低コストで入手できるが、使用時に試料が透けてしまう虞がある。そこで、使用時に試料が透けないように透明性の低い樹脂基材を選択すると高コストとなってしまうことがあった。
絶縁性基材52は、導電性パターン60を支持する基材であり、少なくとも導電性パターン60が配置される表面52aは絶縁面となっている。絶縁性基材52は、ロール・ツー・ロール方式に適用できるよう絶縁性樹脂を用いることが好ましい。具体的には、例えば透明のポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン(PS)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂等のフィルムを好適に用いることができる。
導電性パターン60は、その形状、本数について特に限定はなく、導電性パターン60のうち、参照電極54cを除いた部分は全体としてNi(ニッケル)製の金属材料膜を含む。導電性パターン60のうち参照電極54cを除いた部分は、全体として形成方法に応じて、例えば10nm−40nmの厚みを有し、Niのスパッタリング膜またはNiの蒸着膜からなる。
11 支持基材
12 絶縁性基材
13a、13b 配線部
14a 作用電極
14b 対電極
15a、15b 接続端子
17 キャビティ
18 試薬層
19 カバー
30 導電性パターン
41 絶縁性基材供給ロール
42 水溶性樹脂層形成部
43 導電層形成部
44 水溶性樹脂層除去部
45 膜厚測定部
46 支持基材配設部
47 支持基材供給ロール
48 巻取り基材ロール
49 巻取りロール
50 枚葉基材
51 濃度測定センサ
52 絶縁性基材
53a、53b 配線部
53c 参照配線部
54a 作用電極
54b 対電極
55a、55b 接続端子
55c 参照接続端子
57 キャビティ
58 試薬層
59 カバー
60 導電性パターン
Claims (3)
- 溶液中の物質の濃度を測定するための濃度測定センサ用の濃度測定センサ用シートの製造方法において、
少なくとも一方の面が絶縁性をもつ絶縁面となる絶縁性基材を巻取ってなる絶縁性基材供給ロールを準備する工程と、
絶縁性基材供給ロールから絶縁性基材を供給するとともに、絶縁性基材の絶縁面にパターン状の水溶性樹脂層を設ける工程と、
絶縁性基材の絶縁面のうちパターン状の水溶性樹脂層以外の部分にスパッタリング法により導電パターンを形成する工程と、
絶縁面にスパッタリング法により導電パターンを形成した後、絶縁性基材の他方の面に絶縁性基材を支持するとともにその厚みが100〜300μmの支持基材を設ける工程とを備え、
導電性パターンはNi膜を含み、かつその厚みが10nm−40nmであり、絶縁性基材の厚みが12μm−100μmとなっており、
絶縁性基材と支持基材との間に、透過防止層が介在され、この透過防止層は絶縁性基材または支持基材の少なくとも一方に印刷法により塗料を塗工することにより形成される、
ことを特徴とする濃度測定センサ用シートの製造方法。 - 導電性パターンの線幅は、0.25mm以上、長さは30mm以下となっていることを特徴とする請求項1記載の濃度測定センサ用シートの製造方法。
- 絶縁性基材は透明材料からなることを特徴とする請求項1または2記載の濃度測定センサ用シートの製造方法。
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