JP6284867B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動湯張り機能を有する給湯装置に関する。
従来、リモコン等により設定された目標湯張り水位になるまで、浴槽に湯を供給する自動湯張り機能を備えた給湯装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された給湯装置は、浴槽内の水位を検出する水位センサと、浴槽に供給される湯の流量を検出する流量センサとを備えて、給湯装置の使用開始時からの経年変化等による水位センサの検出誤差に対応するための補正処理を行っている。
具体的には、給湯装置の設置時に行う自動湯張りの試運転時に、浴槽への給湯量(流量センサによる検出流量の積算値)と水位センサの検出水位との対応を学習し、この対応に基づいて、目標湯張り水位の湯張りを行うために必要な給湯量(湯張り量)を決定している。
そして、給湯装置の使用が開始されて自動湯張りが実行されたときに、湯張り完了時の水位センサの検出水位値と目標湯張り水位との水位差に基づく水位補正値を算出し、自動湯張り後の水位制御を、水位センサの検出水位に水位補正値を加えた水位に基づいて行うようにしている。
特開2010−276253号公報
本願発明者らは、自動湯張りが完了した時の水位センサの検出水位と目標湯張り水位との水位差を減少させるように目標湯張り水位の水位補正値を設定したときに、不適切な水位補正値が設定される場合があることを知見した。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、目標湯張り水位に対して不適切な水位補正値が設定されることを防止した給湯装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、本発明の給湯装置は、
浴槽に湯を供給する給湯手段と、
前記浴槽内の湯水の水位を検出する水位検出手段と、
前記給湯手段から前記浴槽に供給された湯量を検出する湯量検出手段と、
前記給湯手段により前記浴槽に湯を供給して、前記水位検出手段により検出される前記浴槽内の湯水の水位と、前記湯量検出手段により検出される前記浴槽に供給された湯量との対応関係を算出する対応関係算出手段と、
所定の目標湯張り水位と該目標湯張り水位を調節するための水位補正値とに基づいて設定された補正湯張り水位に対応する目標湯張り量を、前記対応関係に基づいて決定する目標湯張り量決定手段と、
前記給湯手段により前記浴槽に前記目標湯張り量の湯を供給する自動湯張り運転を実行する湯張り制御手段と、
前記自動湯張り運転により前記目標湯張り量の湯を前記浴槽に供給したときの前記水位検出手段の検出水位と、前記目標湯張り水位との水位差を減少させるように、前記水位補正値を更新する水位補正値更新手段とを備えた給湯装置に関する。
そして、本発明の給湯装置は、
前記自動湯張り運転以外の要因による前記浴槽内の湯水の水位の変化を検出する水位変化検出手段を備え、
前記水位補正値更新手段は、前記自動湯張り運転の実行中に、前記水位変化検出手段により前記自動湯張り運転以外の要因による前記浴槽内の湯水の水位の変化が検出されたときには、今回の自動湯張り運転における前記水位差に基づく前記水位補正値の更新を行わないことを基本構成とする。
かかる基本構成によれば、例えば前記給湯装置の設置時に行われる試運転時に、前記対応関係算出手段により、前記水位検出手段により検出される前記浴槽内の湯水の水位と、前記湯量検出手段により検出される前記浴槽に供給された湯量との対応関係が算出される。そして、前記対応関係が維持されれば、目標湯張り水位に応じた目標湯張り量を前記対応関係に基づいて適切に決定することができる。しかしながら、上述した経年変化による水位センサの検出水位の変動等によって前記対応関係が算出時から変化した場合や、後述するように、前記浴槽の水平断面積が水位に応じて変化する場合には、前記対応関係に基づいて目標湯張り水位に応じた適切な目標湯張り量を求めることができない。そのため、前記水位補正値更新手段によって、前記自動湯張り運転により前記目標湯張り量の湯の供給を行ったときの前記水位検出手段の検出水位と目標湯張り水位との水位差を減少させるように、前記水位補正値を更新することが有効である。
ここで、前記自動湯張り運転によって、前記浴槽に前記目標湯張り量の湯が供給されているときに、前記自動湯張り運転以外の要因(使用者による浴槽への湯水の追加や浴槽からの湯の持ち出し、浴槽の排水等)によって前記浴槽内の湯の水位が変化すると、前記給湯手段により前記目標湯張り量の湯を前記浴槽に供給したときの浴槽内の湯の水位が、目標湯張り量ではなく目標湯張り量+α(自動湯張り運転以外の要因による水位の増減分)に応じたものとなる。そして、この目標湯張り量+αに応じた湯張り水位と前記目標湯張り水位との水位差に基づいて前記水位補正値を更新すると、不適切な水位補正値が設定されてしまう。
そこで、前記水位補正値更新手段は、前記自動湯張り運転により前記目標湯張り量の湯の供給を行っているときに、前記自動湯張り運転以外の要因によって前記浴槽内の湯の水位が変化したことが検出されたときには、今回の自動湯張り運転における前記水位差に基づく前記補正水位値の更新を行わない。これにより、前記目標湯張り水位に対して不適切な水位補正値が設定されることを防止することができる。
本発明の第1の態様は、上記基本構成に加えて、さらに、前記浴槽に所定量の湯水を供給する補水運転を行う補水手段を備え、
前記水位変化検出手段は、前記補水手段により前記補水運転が実行されたときに、前記浴槽内の湯水の水位が前記自動湯張り運転以外の要因により変化したと検出することを特徴とする。
この構成によれば、前記水位変化検出手段は、前記補水運転により前記浴槽に湯水が供給されることによって前記浴槽内の水位が変化したときに、この変化を前記自動湯張り運転以外の要因によるものとして検出することができる。
また、本発明の第2の態様は、上記基本構成に加えて、さらに、前記浴槽内の湯水の減少を検出する減水検出手段を備え、
前記水位変化検出手段は、前記減水検出手段により前記浴槽内の湯水の減少が検出されたときに、前記浴槽内の湯水の水位が前記自動湯張り運転以外の要因により変化したと検出することを特徴とする。
この構成によれば、例えば、使用者が前記浴槽の排水栓を外した場合や前記浴槽から湯を汲み出した場合に、前記減水検出手段により前記浴槽内の湯水の減少が検出される。そのため、前記水位変化検出手段は、前記減水検出手段により前記浴槽内の湯水の減少が検出されたときに、この湯水の減少による前記浴槽内の湯水の水位の変化を、前記自動湯張り運転以外の要因によるものとして検出することができる。
給湯装置の構成図。 湯張り水位の説明図。 自動湯張り運転のフローチャート。 沸き上げ及び水位補正値の更新処理のフローチャート。
本発明の給湯装置の実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態の給湯装置1は、本体5及び本体5と通信ケーブル7によって接続されたリモコン6により構成されている。
本体5は、図示しない上水道から給水路11に供給される水を加熱する給湯ユニット10(本発明の給湯手段に相当する)と、浴槽2に貯められた湯水を加熱する追焚きユニット20と、給湯装置1の全体的な作動を制御するコントローラ40とを備えている。
給湯ユニット10は、給水路11の途中に設けられた給湯熱交換器12と、給湯熱交換器12を加熱する給湯バーナ13と、給湯ユニット10から給水路11に供給される湯の温度を検出する給湯温度センサ19とを備えている。給湯バーナ13に接続されたガス供給路15には、上流側から順に、ガス供給路15を開閉するガス元弁16及び給湯ガス弁17と、給湯バーナ13への燃料ガスの供給流量を変更する給湯流量調節弁18とが設けられている。
追焚きユニット20は、両端がアダプター60によって浴槽2に接続された追焚き循環路21の途中に設けられた追焚き熱交換器22と、追焚き熱交換器22を加熱する追焚きバーナ23と、浴槽2内の湯水を追焚き循環路21を介して循環させる循環ポンプ24と、追焚き熱交換器22の上流側の追焚き循環路21内の湯水の温度(浴槽2内の湯水の温度)を検出する風呂温度センサ29とを備えている。追焚きバーナ23に接続されたガス供給路15には、上流側から順に、ガス供給路15を開閉する追焚きガス弁27と、追焚きバーナ23への燃料ガスの供給流量を変更する追焚き流量調節弁28とが設けられている。
また、追焚き循環路21には、追焚き循環路21を流通する湯水の有無を検知する水流スイッチ25と、浴槽2に貯められた湯水の水位を検出する水位センサ26(本発明の水位検出手段に相当する)とが設けられている。
給水路11は、給湯熱交換器12よりも下流側の箇所で、湯張り中継路30を介して追焚き循環路21に接続されている。湯張り中継路30には、湯張り中継路30を開閉する湯張り弁31と、給水路11から湯張り中継路30及び追焚き循環路21を経由して浴槽2に供給される湯の流量を検出する流量センサ32とが設けられている。
コントローラ40は、図示しないCPU,メモリ,各種インターフェース回路等により構成された電子回路ユニットであり、メモリに保持された給湯装置1の制御用プログラムをCPUで実行することによって、給湯制御手段41、追焚き制御手段42、湯量検出手段43、対応関係算出手段44、目標湯張り量決定手段45、水位補正値更新手段46、水位変化検出手段47、及び減水検出手段48として機能する。これらの手段の動作については後述する。
リモコン6は、給湯装置1の動作状態等を表示する表示器50、給湯装置1の運転状態(給湯ユニット10及び追焚きユニット20の運転が可能な状態)と待機状態(給湯ユニット10及び追焚きユニット20の運転が不能な状態)への切替を指示するための運転スイッチ51、自動湯張り運転の実行を指示するための湯張りスイッチ52、追焚き運転の実行を指示するための追焚きスイッチ53、給湯温度等の変更を指示するための変更スイッチ54、及び変更スイッチ54による変更対象の切替等を指示するためのモード切替スイッチ55、浴槽2に所定量の湯を供給する足し湯を指示するための足し湯スイッチ56、及び浴槽2に所定量の水の供給する足し水を指示するための足し水スイッチ57を備えている。
給湯制御手段41は、運転状態において、カラン35の開栓等により上水道から給水路11に水が供給されているときに、リモコン6により設定された目標給湯温度の湯がカラン35等から出湯されるように、給湯温度センサ19の検出温度等に基づいて給湯バーナ13の燃焼量を調節する給湯運転を実行する。
また、給湯制御手段41は、運転状態において、リモコン6の湯張りスイッチ52が操作されたときには、自動湯張り運転を実行する。自動湯張り運転において、給湯制御手段41は、湯張り弁31を開弁すると共に、リモコン6により設定された目標湯張り温度の湯が、給湯ユニット10から湯張り中継路30及び追焚き循環路21を経由して浴槽2に供給されるように、給湯温度センサ19の検出温度等に基づいて、給湯バーナ13の燃焼量を調節する。
湯量検出手段43は、自動湯張り運転の実行中に、流量センサ32により検出される流量を積算して浴槽2内の湯量を検出する。そして、給湯制御手段41は、湯量検出手段43により検出された湯量が、リモコン6により設定された目標湯張り水位に応じた目標湯張り量になったときに、湯張り弁31を閉弁すると共に給湯バーナ13の燃焼を停止して自動湯張り運転を終了する。なお、給湯制御手段41が自動湯張り運転を実行する構成は、本発明の湯張り制御手段に相当する。
また、給湯制御手段41は、リモコン6の足し湯スイッチ56が操作されたときに、湯張り弁31を開弁すると共に給湯バーナ13を燃焼させて、浴槽2に一定量の湯を供給する足し湯運転(本発明の補水運転に相当する)を実行する。さらに、給湯制御手段41は、リモコン6の足し水スイッチ57が操作されたときに、湯張り弁31を開弁して浴槽2に一定量の水を供給する足し水運転(本発明の補水運転に相当する)を実行する。なお、給湯制御手段41が足し湯運転及び足し水運転を実行する構成は、本発明の補水手段に相当する。
追焚き制御手段42は、リモコン6の追焚きスイッチ53が操作されたときに、循環ポンプ24を作動させて、浴槽2内の湯水を追焚き循環路21を介して循環させた状態とし、追焚きバーナ23を燃焼させることによって、浴槽2内の湯水を加熱する追焚き運転を実行する。追焚き制御手段42は、風呂温度センサ29の検出温度(浴槽2内の湯の温度と等しくなる)が目標湯張り温度になったときに、追焚きバーナ23の燃焼を停止すると共に循環ポンプ24を停止して追焚き運転を終了する。
対応関係算出手段44は、給湯装置1の設置時に設置作業者によって実行される試運転において、給湯ユニット10から浴槽2に湯供給して、水位センサ26により検出される浴槽2内の湯の水位と、湯量検出手段43により検出される給湯ユニット10から浴槽2に供給された湯量との対応関係を算出する。
目標湯張り量決定手段45は、リモコン6の変更スイッチ54及びモード切替スイッチ55の操作に応じて、図2に示したように、基準水位(アダプター60の位置の水位)Lv0よりも50mm高いLv1からLv12まで、水位が次第に高くなる順位が付けられた12段階の切替段のいずれかを、目標湯張り水位として選択する。
そして、目標湯張り量決定手段45は、目標湯張り水位に水位補正値を加算して補正湯張り水位を求め、この補正湯張り水位を上記対応関係に適用して、補正湯張り水位に対応した湯張り量である目標湯張り量を決定する。ここで、水位補正値の初期値はゼロに設定されている。
減水検出手段48は、水位センサ26により浴槽2内に基準水位Lv0よりも高い水位まで水が貯められていることが検出された状態で、水位センサ26による検出水位が継続して減少しているときに、浴槽2の排水栓61が開栓されて浴槽2内の湯水が減少していると検出する。なお、減水検出手段48を、排水栓61の開閉状態をセンサによって直接的に検出する構成としてもよい。
また、減水検出手段48は、水位センサ26により浴槽2内に基準水位Lv0よりも高い水位まで水が貯められていることが検出された状態で、自動湯張り運転中に、水位センサ26による検出水位が一時的に減少したときに、浴槽2から湯が持ち出されて浴槽2内の湯水が減少したと検出する。
水位変化検出手段47は、給湯制御手段41により足し湯運転又は足し水運転が実行されたとき、及び減水検出手段48により浴槽2内の湯水が減少したことが検出されたときに、浴槽2内の湯水の水位が、自動湯張り運転以外の要因によって変化したと検出する。
次に、図3及び図4に示したフローチャートに従って、給湯制御手段41による自動湯張り運転の実行手順と、水位補正値更新手段46による水位補正値の更新処理について説明する。
図3は自動湯張り運転のフローチャートである。給湯制御手段41は、STEP1で、湯張り弁31を開弁して給湯ユニット10により浴槽2に6リットルの湯を供給する。続くSTEP2で、給湯制御手段41は、循環ポンプ24を作動させて水流スイッチ25がONするか否かを判断する循環判定を行う。
浴槽2内に基準水位Lv0以上の湯水が貯められているときは、循環ポンプ24の作動により、浴槽2内の湯水が追焚き循環路21を経由して循環するため、水流スイッチ25がONする(循環判定ON)。一方、浴槽2内に基準水位Lv0以上の湯水が貯められていないときには、循環ポンプ24が作動しても、浴槽2内の湯水が追焚き循環路21を経由して循環しないため、水流スイッチ25はOFFになっている(循環判定OFF)。
循環判定ON(浴槽2内に基準水位Lv0以上の湯水が貯められている)であるときはSTEP10に分岐し、給湯制御手段41は、水位センサ26により浴槽2内の湯水の水位(現在水位)を検知する。続くSTEP11で、給湯制御手段41は、目標湯張り水位に補正水位値を加算した補正湯張り水位から現在水位を減じて両者の水位差を算出し、この水位差を上記対応関係に適用して、目標湯張り量に対する不足湯量を算出する。
そして、続くSTEP12で、給湯制御手段41は、給湯ユニット10から浴槽2に対して、STEP11で算出した不足湯量分の給湯を行い、図4のSTEP13に進む。これにより、給湯制御手段41は、補正湯張り水位に対応した浴槽2への湯張りを行う。
一方、STEP2で、循環判定がOFFであったときにはSTEP3に進み、給湯制御手段41は、基準水位Lv0+5cmの水位分の湯を、給湯ユニット10から浴槽2に供給する。そして、続くSTEP4で循環判定を再度行い、循環判定ONであったときはSTEP10に分岐し、循環判定OFFであったときにはSTEP5に進む。
STEP5で、給湯制御手段41は、給湯ユニット10から浴槽2に10リットルの湯を供給する。そして続くSTEP6で循環判定を行い、循環判定がONであったときはSTEP30に分岐し、給湯制御手段41は、さらに10リットルの湯を浴槽2に供給する。次のSTEP31で、給湯制御手段41は循環判定を行い、循環判定がONであったときはSTEP10に進み、循環判定がOFFであったときにはSTEP7に分岐する。
STEP7で、給湯制御手段41は、STEP5及びSTEP30における浴槽2への10リットルずつの湯張りの積算量が50リットル以下であるか否かを判断する。そして、積算量が50リットル以下であるときはSTEP5に戻る。一方、積算量が50リットルを超えたときには、浴槽2の排水栓61が開栓されている可能性が高く、この場合には浴槽2に湯を張ることができない。そこでSTEP8に進み、給湯制御手段41は、自動湯張り運転を中止して、リモコン6の表示器50にエラー表示をすると共にブザー(図示しない)を鳴動させるエラー処理を行う。
図4のSTEP13及びSTEP20〜STEP21は、浴槽2内の湯の温度が、リモコン6により設定された目標湯張り温度よりも低いときに、浴槽2内の湯を目標湯張り温度まで沸き上げる処理である。給湯制御手段41は、STEP13で風呂温度センサ29により検出される浴槽2内の湯の温度が目標湯張り温度以上であるか否かを判断する。
そして、浴槽2内の湯の温度が目標湯張り温度以上であるときはSTEP14に進み、浴槽2内の湯の温度が目標湯張り温度よりも低いときにはSTEP20に分岐する。STEP20〜STEP21は、追焚き制御手段42による処理である。追焚き制御手段42は、STEP21で浴槽2内の湯の温度が目標湯張り温度以上となるまで、STEP20で、循環ポンプ24を作動させると共に追焚きバーナ23を燃焼させて、追焚き循環路21を経由して循環される浴槽2内の湯を加熱する追焚き運転を実行する。そして、風呂温度が目標湯張り温度以上になったときに、追焚き運転を終了してSTEP14に進む。
STEP14〜STEP16は、水位補正値更新手段46による処理である。水位補正値更新手段46は、STEP14で、自動湯張り運転中に、水位変化検出手段47によって、自動湯張り運転以外の要因による浴槽2内の湯の水位の変化が検出されたか否かを判断する。
そして、水位変化検出手段47により浴槽2内の湯の水位の変化が検出されなかったときは、浴槽2内の湯の水位は、補正湯張り水位を上記対応関係に適用して設定した目標湯張り量に対応したものとなっている。そこで、続くSTEP15において、水位補正値更新手段46は、水位センサ26により検出されている現在の浴槽2内の湯の水位(現在水位、自動湯張り運転終了時の水位)が、目標湯張り水位から10mm低い水位閾値よりも低いか否かを判断する。
そして、現在水位が水位閾値よりも低いとき(目標湯張り水位に対して、自動湯張り運転により浴槽2に供給された湯の水位の不足度合が大きいとき)は、STEP16に進み、水位補正値更新手段46は、現在水位と目標湯張り水位との水位差を減少させるために、以下の式(1)によって、水位補正値ΔHを更新してSTEP17に進み、水位補正値更新手段46は処理を終了する。
ΔH(t)=ΔH(t−1)+(Ha−Hs)/2 ・・・・・(1)
但し、ΔH(t):更新後の水位補正値、ΔH(t−1):更新前の水位補正値、Ha:目標湯張り水位、Hs:自動湯張り運転終了時の湯張り水位)。
なお、上記式(1)の右辺の第2項((Ha−Hs)/2)は、現在水位と目標湯張り水位との水位差を減少させる値であればよく、固定値でもよい。
一方、現在水位が水位閾値以上であるとき(目標湯張り水位に対して、自動湯張り運転により浴槽2に供給された湯の水位の不足度合が小さいとき)には、水位補正値を更新する必要がないため、STEP14からSTEP17に分岐して水位補正値更新手段46は処理を終了する。
また、STEP14で、水位変化検出手段47により、自動湯張り運転以外の要因による浴槽2内の湯の水位の変化が検出されたときは、浴槽2内の湯の水位は、補正湯張り水位を上記対応関係に適用して設定した目標湯張り量に対応したものになっていない。そして、この場合に、上記式(1)によって水位補正値を更新すると、不適切な水位補正値が設定されてしまう。
そのため、この場合はSTEP17に分岐して処理を終了し、水位補正値更新手段46は、今回の自動湯張り運転の終了時の水位と目標湯張り水位との水位差に基づく水位補正値の更新を行わない。これにより、目標湯張り水位に対して、不適切な水位補正値が設定されることを防止することができる。
なお、本実施形態では、本発明の給湯手段として、給水路11を流通する水を給湯熱交換器12により加熱する連続フロー式の給湯ユニット10を示したが、貯湯式等の他の構成による給湯手段を用いてもよい。
1…給湯装置、2…浴槽、10…給湯ユニット(給湯手段)、40…コントローラ、41…給湯制御手段(湯張り制御手段、補水手段)、42…追焚き制御手段、43…湯量検出手段、44…対応関係算出手段、45…目標湯張り量決定手段、46…水位補正値更新手段、47…水位変化検出手段、48…減水検出手段。

Claims (2)

  1. 浴槽に湯を供給する給湯手段と、
    前記浴槽内の湯水の水位を検出する水位検出手段と、
    前記給湯手段から前記浴槽に供給された湯量を検出する湯量検出手段と、
    前記給湯手段により前記浴槽に湯を供給して、前記水位検出手段により検出される前記浴槽内の湯水の水位と、前記湯量検出手段により検出される前記浴槽に供給された湯量との対応関係を算出する対応関係算出手段と、
    所定の目標湯張り水位と該目標湯張り水位を調節するための水位補正値とに基づいて設定された補正湯張り水位に対応する目標湯張り量を、前記対応関係に基づいて決定する目標湯張り量決定手段と、
    前記給湯手段により前記浴槽に前記目標湯張り量の湯を供給する自動湯張り運転を実行する湯張り制御手段と、
    前記自動湯張り運転により前記目標湯張り量の湯を前記浴槽に供給したときの前記水位検出手段の検出水位と、前記目標湯張り水位との水位差を減少させるように、前記水位補正値を更新する水位補正値更新手段とを備えた給湯装置であって
    前記浴槽に所定量の湯水を供給する補水運転を行う補水手段と、
    前記自動湯張り運転以外の要因による前記浴槽内の湯水の水位の変化を検出する手段であって、前記補水手段により前記補水運転が実行されたときに、前記浴槽内の湯水の水位が前記自動湯張り運転以外の要因により変化したと検出する水位変化検出手段とを備え、
    前記水位補正値更新手段は、前記自動湯張り運転の実行中に、前記水位変化検出手段により前記自動湯張り運転以外の要因による前記浴槽内の湯水の水位の変化が検出されたときには、今回の自動湯張り運転における前記水位差に基づく前記水位補正値の更新を行わないことを特徴とする給湯装置。
  2. 浴槽に湯を供給する給湯手段と、
    前記浴槽内の湯水の水位を検出する水位検出手段と、
    前記給湯手段から前記浴槽に供給された湯量を検出する湯量検出手段と、
    前記給湯手段により前記浴槽に湯を供給して、前記水位検出手段により検出される前記浴槽内の湯水の水位と、前記湯量検出手段により検出される前記浴槽に供給された湯量との対応関係を算出する対応関係算出手段と、
    所定の目標湯張り水位と該目標湯張り水位を調節するための水位補正値とに基づいて設定された補正湯張り水位に対応する目標湯張り量を、前記対応関係に基づいて決定する目標湯張り量決定手段と、
    前記給湯手段により前記浴槽に前記目標湯張り量の湯を供給する自動湯張り運転を実行する湯張り制御手段と、
    前記自動湯張り運転により前記目標湯張り量の湯を前記浴槽に供給したときの前記水位検出手段の検出水位と、前記目標湯張り水位との水位差を減少させるように、前記水位補正値を更新する水位補正値更新手段とを備えた給湯装置であって
    前記浴槽内の湯水の減少を検出する減水検出手段と、
    前記自動湯張り運転以外の要因による前記浴槽内の湯水の水位の変化を検出する手段であって、前記減水検出手段により前記浴槽内の湯水の減少が検出されたときに、前記浴槽内の湯水の水位が前記自動湯張り運転以外の要因により変化したと検出する水位変化検出手段とを備え、
    前記水位補正値更新手段は、前記自動湯張り運転の実行中に、前記水位変化検出手段により前記自動湯張り運転以外の要因による前記浴槽内の湯水の水位の変化が検出されたときには、今回の自動湯張り運転における前記水位差に基づく前記水位補正値の更新を行わないことを特徴とする給湯装置。
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