JP6284787B2 - 複合キャップ - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、頂板にICタグが埋め込まれたキャップが開示されている。
しかるに、容器本体にICチップを設けるときには、アンテナ及びICチップとアンテナとを接続するリード線は、容器とは別体のキャップに設けることとなるが、このような構成は実施不可能といってよい。即ち、アンテナ及びICチップがリード線で接続されているICタグをキャップに設け、キャップを容器口部に装着した後に、ICチップの部分のみを容器側に張り付けるという手段が採用されることとなるが、ICチップが垂れ下がっている状態でキャップを容器口部に装着しなければならず、その作業(キャッピング)が極めて困難となるし、キャッピング時にICチップの破損やリード線の破断を生じ易い。さらに、キャップから垂れ下がったICチップの容器への貼り付けも容易ではない。
また、開封時にキャップから切り取られるタンパーエビデントバンド(TEバンド)にICチップが設けられるような場合には、TEバンドへのICチップの装着が困難であると同時に、ICチップとアンテナとを結ぶリード線の破断による開封証明を十分に発揮することができない。即ち、かかる態様では、ICタグの破断は、TEバンドの切り離しを示すものであり、TEバンドの切り離しはキャップの開封履歴を示す。このことから理解されるように、ICタグの破断による開封履歴証明がなくとも、TEバンドの切り離しによりキャップの開封履歴は証明されてしまうからである。
かかる複合容器蓋は、外蓋を開放するための開封作業に伴ってICタグが破壊され、ICタグのICチップに保存されていた情報が読み取り不能となることにより、開封の事実を知ることができるのであり、外蓋の開封作業も容易に行うことができるという利点がある。
しかしながら、かかる構造の複合容器蓋は、既にキャップが装着されている既存の包装容器には、適用し難いという欠点がある。即ち、この複合容器蓋は、螺子係合により内蓋が容器口部に装着されるため、これを既にキャップが装着されている既存の包装容器に適用する場合、外面に螺子を有する容器口部に相当する基体、内蓋及び外蓋の3部品が必要となってしまい、その装着作業が面倒となるばかりか、当然コストも高くなってしまうからである。
本発明の他の目的は、ICタグを備えており、外蓋の開封履歴がICタグからの情報読み取りによって証明することができる複合キャップを提供することにある。
前記内蓋は、中心軸線を通る軸方向面で二分された割型構造を有していると共に、天井壁と該天井壁の周縁から降下した筒状側壁とから構成される天板部と、該天板部の筒状側壁の下端に破断可能ラインを介して設けられた環状バンド部とを含み、
前記天板部の筒状側壁の外面には、前記外蓋を保持するための保持係合機構が設けられており、
前記環状バンド部の内面には、容器顎部と係合する係合突起が形成されており、且つ該環状バンドの外面には、カム溝と、前記内蓋の降下を規制するための周状ストッパーとが形成されていると共に、
前記外蓋は、頂板部と該頂板部の周縁から降下したスカート壁とを含み、該スカート壁の下端には、前記周状ストッパーとの係合により該外蓋の降下を規制する切り取りバンドが設けられており、該スカート壁の内面には、前記筒状側壁の保持係合機構と係合する凸部と、前記環状バンド部のカム溝と係合し、該カム溝に沿って移動するカムが形成されていることを特徴とする複合キャップが提供される。
(1)前記内蓋の天板部の上面には、ICタグが装着され、前記外蓋の頂板部の内面には、該外蓋の降下により、該ICタグを破断するカッターが形成されていること、
(2)前記筒状側壁の外面に設けられている保持係合機構が、上下に離隔して筒状側壁の外面に形成されている第1の周状突起と第2の周状突起であり、該外蓋が内蓋に装着された状態において、前記外蓋に設けられている凸部が上方に位置している第1の周状突起の下側に位置しており、内蓋に装着された外蓋が切り取りバンドが切り取られて下方に押し込まれた状態において、該凸部が下方に位置している第2の周状突起を乗り越えて該第2の周状突起の下側に位置していること、
(3)前記カム溝は、環状バンド部の上端から下方にストレートに延びている旋回制御部と、旋回制御部の下端から周方向且つ開栓方向に向かって漸次上昇して延びている旋回案内部とから構成されていること、
(4)前記内蓋の環状バンド部には、前記周状ストッパーからさらに降下した把持部が形成されていること、
(5)前記外蓋の頂板部の内面には、前記内蓋を旋回するための案内突起が形成され、前記内蓋の天板壁には、該外蓋を回転したときに前記案内突起と係合し、該外蓋の回転を該内蓋に伝達する回転伝達突起が形成されていること、
(6)前記内蓋を形成する割型は、互いに開閉可能にヒンジ連結されていること、
(7)前記内蓋は、キャップが被せられている容器口部に該キャップを覆うようにして装着されること、
が好ましい。
このことから理解されるように、容器口部に既にキャップが装着されている既存の包装容器であっても、容易に装着することができる。即ち、内蓋が容器口部の外面に螺子係合により係合固定するものでは、既存の包装容器の口部に装着しようとする場合、この内蓋を係合固定する容器口部に相当する割型を包装容器の口部に装着し、この割型に内蓋を装着しなければならないが、本発明の複合キャップでは、内蓋をそのまま包装容器の口部に容易に装着でき、内蓋と外蓋の僅か2ピースで包装容器の口部に装着して使用に供することができる。
即ち、切り取りバンドを切り取った後、外蓋を降下せしめると、外蓋のスカート壁の内面に設けられているカムが内蓋の環状バンドの外面に設けられているカム溝と係合する。従って、この状態で外蓋を開栓方向に旋回させると、カムがカム溝に沿って移動するため、このカム溝をカムが上昇するような形態に設定しておくことにより、外蓋は内蓋上を上昇することとなる。
一方、外蓋スカート壁の内面に設けられている凸部は、内蓋天板部の筒状側壁の外面に設けられている保持係合機構と係合するため、内蓋天板部は、外蓋と共に上昇するが、内蓋の環状バンドは、その内面に設けられている係合突起が容器顎部と係合しているため、その上昇が制限されている。
この結果、内蓋天板部の筒状側壁と環状バンドとを繋いでいる破断可能ラインが破断し、内蓋天板部は、外蓋と共に取り外されるが、内蓋の環状バンドは、切り離されて容器側に残ることとなる。
しかも、本発明の複合キャップでは、内蓋が割型構造を有しているため、一旦取り外した内蓋(天板部)を容器口部に装着することはかなり面倒となる。このような点でも、本発明の複合キャップは、不正使用防止機能が優れている。
即ち、ICタグが備えているICチップには、容器内容物についての情報などが記憶されているが、このICタグは、この複合キャップを取り外す際の切り取りバンドを切り取っての外蓋の降下により、上記カッターにより破断され、ICチップに記憶された情報の読み取りができなくなる。つまり、一旦取り外された複合キャップを、再度容器口部に装着したとしても、リーダーによるICチップの情報の読み取りができなくなっており、これにより、この複合キャップが開封された事実を認識することができるわけである。
このように、本発明においては、上記のようにICタグとカッターを設けることにより、ICタグの破断によっても開封の事実を認識することができ、内容物の履歴証明機能、さらには不正使用防止機能が一層強化することができる。
図2(b)では、半型1a,1bと閉じたときの割面が6で示されている。
さらに、筒状側壁7には、天板部13が形成されている。この天板部13は、筒状側壁7の上方部分近傍に連なっており、且つ内方に延びている周状フランジ15、該周状フランジ15の内方先端から上方に延びているリング状凸部17、及びリング状凸部17の内方下端に連結片19を介して連なっている円柱状基部21とから構成されている。
また、図1に示されているように、リング状凸部17及び円柱状基部21は、樹脂量低減のため、肉抜きされた中空形状となっている。
このICタグ23は、例えばオレフィン系樹脂やポリエステルなどのプラスチックフィルム上に、容器内容物等に関する情報が記憶されたICチップと、ICチップからの上方の受信及びICチップへの情報の入力のためのアンテナを搭載したものであり、それ自体公知のものであってよい。
かかるカム溝33は、環状バンド部9の上端から下方にストレートに延びている旋回制御部33aと、旋回制御部33aの下端から周方向且つ開栓方向に向かって漸次上昇して環状バンド部9の上端まで延びている旋回案内部33bとから構成されている。
このようなカム溝33は、通常、周方向に複数個所に設けられ、図1〜図3の例では、2か所に形成されている。また、カム溝33の機能が損なわれないように、半型1aと1bとの割面6は、カム溝33を跨がないように形成される。
また、上記カム溝33の旋回制御部33aの下端には、その両側部分に一対の回り止め防止用リブ36,36が設けられている。このリブ36の機能については後述する。
尚、この切り取りバンド45の外面には、切り取りバンド45を切り取るための摘み46が設けられている。
即ち、外蓋3が降下したとき、このカッター47が、リング状凸部17と円柱状基部21に固着されているICタグ23を突き破って破壊する。リング状凸部17と円柱状基部21との間の凹部は、このときのカッター47を受け入れる空間として機能する。
なお、図4(c)から理解されるように、この例では、片側半周部分に6個の案内突起49が配置されており、これと係合する内蓋1の回転伝達突起25は全周に分布しているが、これは、これらの突起25,49により、外蓋3の内蓋1への装着が妨害されないようにするためである。勿論、回転伝達突起25を片側半周部に分布させ、案内突起49を全周にわたって分布させることもできるし、外蓋3の内蓋1への装着が妨害されない限りにおいて、突起25,49の何れも全周にわたって分布させることができる。
即ち、このカム53は、外蓋3を内蓋1に被せて装着したとき、前述した内蓋1の環状バンド部9に設けられているカム溝33内に収容され、カム溝33に沿って移動するものである。
このようにしてICタグ23を設けた後、既にキャップ71が装着されている包装容器の口部70上で半型1a,1bを閉じ、内蓋1を包装容器の口部70に装着した状態とし、この状態で外蓋3を内蓋1に被せて打栓して外蓋3を装着する。このようにして形成された内蓋1と外蓋3との組立体、即ち本発明の複合キャップを包装容器の口部70に被せて包装容器に装着することとなる。
尚、上記のようにして複合キャップを包装容器の口部70に装着するに際して、開いた状態で装着された半型1a,1bを閉じた後にICタグ23を装着し、この後に外蓋3を打栓することもできる。
一方、外蓋3の頂板部40に設けられているカッター47は、内蓋1の天板部13に取り付けられているICタグ23とは接触しないように、ICタグ23の上部に位置しており、案内突起49は、内蓋1の天板部13の周縁に位置している回転伝達突起25とは係合しないように、その上方に位置している。
また、外蓋3のスカート壁41の内面に設けられている凸部51は、内蓋1の上方に位置している第1の周状突起27の下側に位置しており、凸部51と第1の周状突起27との係合により、外蓋3が内蓋1からすっぽ抜けないように、外蓋3の上昇が規制されている。
さらに、外蓋3のスカート壁41の内面に設けられているカム53は、図5に示されているように、内蓋1の環状バンド部9に設けられているカム溝33の旋回制御部33a内に導入されており、外蓋3の内蓋1に対する相対的旋回が抑止されている。
また、外蓋3の案内突起49も降下し、これにより、内蓋1の回転伝達突起25と係合可能な状態となる。
さらに、外蓋3のスカート壁41の内面に設けられている凸部51は、内蓋1の筒状側壁7の下方に位置する第2の周状突起29を乗り越え、第2の周状突起29の下側に位置している。この結果、外蓋3の内蓋1に対する上昇が、凸部51と第2の周状突起29との係合により規制され、外蓋3の内蓋1からのすっぽ抜けが有効に防止されている。
また、回り止め防止用リブ36,36の間に位置していた小突起は、外蓋3が押し込まれる事により回り止め防止用リブ36より下方へ位置することとなる。
従って、環状バンド9の下部にある把持部9aを手で持ちながら外蓋3を開栓方向に回転させると、環状バンド9は容器口部70の顎部73と係合し、その上昇が抑制されているため、カム53はカム溝33の旋回案内部33bを通って移動し、外蓋3は、内蓋1の筒状側壁7の外面及び環状バンド9の外面に沿って上昇する。一方、外蓋3の凸部51は、内蓋1の筒状側壁7の外面に設けられている第2の周状突起29(環状バンド9を繋いでいる破断可能ライン11よりも上に形成されている)と係合しており、しかも、外蓋3の案内突起49は、開栓に伴い、内蓋1の回転伝達突起25と係合するため、内蓋1の筒状側壁7は、外蓋3と共に回転し且つ上昇する。この結果、環状バンド9と筒状側壁7とを繋いでいる破断可能ライン11に応力が発生し、破断可能ライン11は破断され、環状バンド9と筒状側壁7とは切り離される。
このようにして、カム53がカム溝33の旋回案内部33bの端部に到達すると、図6(b)に示されているように、環状バンド9の上昇が規制されているため、カム53は、カム溝33から解放され、この結果、外蓋3は、環状バンド9が切り離された内蓋1と共に包装容器の口部70から取り出される。
また、再利用に際しては、その外観から開封履歴を容易に認識することができるため、ICタグ23が取り付けられていない場合にも、優れた開封履歴明示機能を有している。
例えば、上述した例では、既にキャップ71などが装着された既存の包装容器に適用された例が示されているが、このような包装容器に限定されるものではなく、単に内容物が充填された容器の口部がアルミ箔等によってシールされている包装容器にも適用することができる。
また、内蓋1を形成する半型1a,1bは、ヒンジバンド5によってヒンジ連結されているが、半型1a,1b互いに連結されておらず、完全に分断された状態とすることもできる。ただし、この場合には、ICタグ23の取り付けや包装容器の口部70への取り付け作業が面倒となるため、一般的には、ヒンジバンド5によって連結されていることが好ましい。
3:外蓋
5:ヒンジバンド
6:割面
7:筒状側壁
9:環状バンド部
11:破断可能ライン
13:天板部
17:リング状凸部
21:円柱状基部
23:ICタグ
25:回転伝達突起
27:第1の周状突起
29:第2の周状突起
33:カム溝
40:頂板部
41:スカート壁
45:切り取りバンド
47:カッター
49:案内突起
51:凸部
53:カム
Claims (8)
- 容器口部に装着される内蓋と、該内蓋に被せて装着される外蓋とからなる複合キャップにおいて、
前記内蓋は、中心軸線を通る軸方向面で二分された割型構造を有していると共に、筒状側壁と該筒状側壁に天板部を備え、該筒状側壁の下端に破断可能ラインを介して設けられた環状バンド部を含み、
前記筒状側壁の外面には、前記外蓋を保持するための保持係合機構が設けられており、
前記環状バンド部の内面には、容器顎部と係合する係合突起が形成されており、且つ該環状バンドの外面には、カム溝と、前記外蓋の降下を規制するための周状ストッパーとが形成されていると共に、
前記外蓋は、頂板部と該頂板部の周縁から降下したスカート壁とを含み、該スカート壁の下端には、前記周状ストッパーとの係合により該外蓋の降下を規制する切り取りバンドが設けられており、該スカート壁の内面には、前記筒状側壁の保持係合機構と係合する凸部と、前記環状バンド部のカム溝と係合し、該カム溝に沿って移動するカムが形成されていることを特徴とする複合キャップ。 - 前記内蓋の天板部の上面には、ICタグが装着され、前記外蓋の頂板部の内面には、該外蓋の降下により、該ICタグを破断するカッターが形成されている請求項1に記載の複合キャップ。
- 前記筒状側壁の外面に設けられている保持係合機構が、上下に離隔して筒状側壁の外面に形成されている第1の周状突起と第2の周状突起であり、該外蓋が内蓋に装着された状態において、前記外蓋に設けられている凸部が上方に位置している第1の周状突起の下側に位置しており、内蓋に装着された外蓋が切り取りバンドが切り取られて下方に押し込まれた状態において、該凸部が下方に位置している第2の周状突起を乗り越えて該第2の周状突起の下側に位置している請求項1または2に記載の複合キャップ。
- 前記カム溝は、環状バンド部の上端から下方にストレートに延びている旋回制御部と、旋回制御部の下端から周方向且つ開栓方向に向かって漸次上昇して延びている旋回案内部とから構成されている請求項1〜3の何れかに記載の複合キャップ。
- 前記内蓋の環状バンド部には、前記周状ストッパーからさらに降下した把持部が形成されている請求項1〜4の何れかに記載の複合キャップ。
- 前記外蓋の頂板部の内面には、前記内蓋を旋回するための案内突起が形成され、
前記内蓋の天板壁には、該外蓋を回転したときに前記案内突起と係合し、該外蓋の回転を該内蓋に伝達する回転伝達突起が形成されている請求項5に記載の複合キャップ。 - 前記内蓋を形成する割型は、互いに開閉可能にヒンジ連結されている請求項1〜6の何れかに記載の複合キャップ。
- 前記内蓋は、キャップが被せられている容器口部に該キャップを覆うようにして装着される請求項1〜5の何れかに記載の複合キャップ。
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