JP6284569B2 - グラブ浚渫機 - Google Patents

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Description

本発明は、グラブ浚渫船に装備したクレーンのジブから吊支したグラブバケットによる[旋回]→[巻下]→[掴み]→[巻上]→[旋回]→[開口]の各動作を1サイクルとして、所定水域の水底を掘削する浚渫作業を行うためのグラブ浚渫機に関する。
浚渫作業は船舶の航路や泊地の確保等を主たる目的として、一定容量のグラブバケットの巻上・巻下及び開閉操作等を繰り返す作業であり、作業効率を追求した結果、グラブ浚渫機は大型化する傾向にある。特に近年は、成長戦略の一環として、港の強化と国際競争力の増強を目的とした国際コンテナ・バルク戦略港湾の整備を行っており、船舶の大型化や港湾設備の大規模化に伴って、グラブ浚渫機もより大型化するとともに、更なる作業効率の向上が求められている。
グラブ浚渫機を使用した浚渫作業の作業効率を向上させるためには、使用機材の大小を問わず土砂を掴んだ負荷の大きい状態でのグラブバケットの巻上速度を向上させることが本質的な課題となる。そのため、グラブ浚渫機の動力源として、大型高出力のディーゼルエンジンが搭載されるようになっており、その結果、燃料の消費量も多くなり、燃料効率が悪化している。
併せて、環境問題の1つとして、地球温暖化に対する危機意識の高まりとともに、温暖化防止のために二酸化炭素排出量の抑制が強く求められている。例えば、2015年末に開催されたCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)において、2020年以降の温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」が採択され、途上国を含むすべての国(196カ国・地域)が史上初めて温暖化防止にともに努めると約束している。グラブ浚渫機の多くはディーゼルエンジンを動力源として、グラブバケットの巻上・巻下及び開閉操作等を行っており、作業時には大量の運動エネルギーを消費し、二酸化炭素を排出している。特に大型高出力のディーゼルエンジンは、燃料消費量も多く、二酸化炭素の排出量も多い。グラブ浚渫機は地球環境に対する配慮がなされていない時代に遅れた土木機械といっても過言ではない。そのため、グラブ浚渫機においても二酸化炭素の排出量を減らすことが、最早避けて通れない社会的な課題となっている。
そのため、グラブ浚渫機においても、環境への負荷を低減させるため、ディーゼルエンジンの動力に換えて、エンジン発電機によって発電した電力によって、即ちモータによってグラブバケットの巻上・巻下及び開閉操作等を行うグラブ浚渫機が提供されている。例えば、特許文献1に示す浚渫船では、モータによって巻上ドラム、支持ドラムを駆動させ、グラブバケット巻下時のモータの逆回転による回生電力を蓄電器に蓄電し、その電力をグラブバケットの巻上時にモータに供給して再利用している。
特開2013−72178号公報
しかしながら、ディーゼルエンジンの動力によって、グラブバケットの巻上・巻下及び開閉操作等を行う従来タイプのグラブ浚渫機では、依然として環境への負荷を低減するという社会的な課題に対する対策が遅れており、二酸化炭素の排出,騒音の解消,ディーゼルエンジンの高出力時の黒煙の削減等の環境への負荷低減が強く求められている。
同時に、作業効率の向上という本質的な課題の解決のため、サイクルタイムに占める割合の多い巻上動作における巻上速度の向上をディーゼルエンジンの大型化,高出力化によることなく実現することも求められている。
更に、フェイルセーフ(fail safe)の観点からも、グラブ浚渫機の動力源に何らかの障害が発生した場合にも作業を継続でき、グラブバケットが海中に在る場合は、少なくともこれを巻上ることができることが望ましい。この点、特許文献1に示すシステムでは、モータに何らかの障害が発生した場合には、最早作業を継続することができない。また、蓄電した回生電力もモータに供給することによって利用するものであり、既存のディーゼルエンジンを動力源とするグラブ浚渫機には適用することができないし、モータに障害が生じれば利用することができないため、緊急時の安全対策とはなり得ていない。即ち、特許文献1に示すシステムは動力源であるモータそのものを補助するために回生電力を使用するものであって動力源と同一系統上の補助手段であり、動力源とは別系統でグラブ浚渫機を補助するものではない。
そこで、本発明は、社会的な課題である環境への負荷低減と、本質的な課題である作業効率の向上という相反する双方の課題を同時に達成するとともに、障害発生時の安全性を確保するという新たな課題を達成するグラブ浚渫機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、ディーゼルエンジンの動力をオメガクラッチ付トルクコンバータを介して、支持ドラム及び開閉ドラムを連結した減速機に伝達することによって、支持ドラムに繰出・巻取可能に巻回した支持ロープ及び開閉ドラムに繰出・巻取可能に巻回した開閉ロープに吊支したグラブバケットを巻上・巻下及び開閉操作するグラブ浚渫機において、減速機の入力軸の一方にオメガクラッチ付トルクコンバータを連結し、減速機の入力軸の他方に電動機を連結し、電動機にインバータ/コンバータ及び充/放電器を介して蓄電器を接続することによって、グラブバケットの巻下時の運動エネルギーを電動機によって電気エネルギーに変換した回生電力をインバータ/コンバータ及び充/放電器を介して蓄電器に蓄電し、グラブバケットの巻上時にはディーゼルエンジンの動力に加えて、蓄電器に蓄電した電力を充/放電器及びインバータ/コンバータを介して電動機に供給し、減速機を介して支持ドラム及び開閉ドラムの動力として使用することによって、ディーゼルエンジンの動力によるグラブバケットの巻上を補助するグラブ浚渫機を基本として提供する。
そして、減速機の入力軸の他方に電動機を連結するとともに、ディスクブレーキを装備した構成、及びディスクブレーキによる制動によって、ディーゼルエンジンの動力を使用してオメガクラッチ付きトルクコンバータをストール状態とすることなく、グラブバケットを任意の高さに停止させて吊支可能な構成を提供する。
また、グラブバケットの巻上時において、蓄電器から充/放電器及びインバータ/コンバータを介して電動機に供給する電力による補助によって、ディーゼルエンジンの燃料削減を実現する構成、グラブバケットの巻上時において、蓄電器から充/放電器及びインバータ/コンバータを介して電動機に供給する電力による補助によって、ディーゼルエンジンの出力のピークカットを実現する構成を提供する。
更に、回生電力の発生をグラブバケットの巻下時における制動力として利用する構成、回生電力の発生による制動力に代えて、ディーゼルエンジンの動力をオメガクラッチ付トルクコンバータで制御することによって、グラブバケットの巻下時における制動力を得る構成を提供する。
そして、グラブバケットの巻上時において、蓄電器からの電力を使用することなく、ディーゼルエンジンの動力のみでグラブバケットを巻上可能とした構成、ディーゼルエンジンの動力が使用できない場合に、蓄電器からの電力のみによって、グラブバケットを巻上可能とした構成、及び蓄電器として、キャパシタ,電気二重層キャパシタ,リチウムイオン電池から選択した一種を使用する構成を提供する。
本発明にかかるグラブ浚渫機によれば、グラブバケットの巻下時の運動エネルギーを電動機によって電気エネルギーに変換した回生電力を蓄電し、蓄電した電力によって、最も負荷の大きいグラブバケットの巻上時における動力を補助することができ、特にはディーゼルエンジンの出力のピークをカットすることが可能である。そのため、蓄電した電力を使用する分だけ、ディーゼルエンジンのサイズダウンを図ることができ、その燃料及び二酸化炭素の排出量を削減でき、環境への負荷を緩和することができる。また、ディーゼルエンジンのサイズダウンに併せてオメガクラッチ付トルクコンバータもサイズダウンを図ることができる。或いは、ディーゼルエンジンやオメガクラッチ付トルクコンバータをサイズダウンすることなく、電力による補助を巻上速度の向上に利用することも可能となる。
また、電動機を連結した減速機の入力軸にディスクブレーキを装備するとともに、蓄電器に蓄電した電力によって制動することにより、ディーゼルエンジンに連結したオメガクラッチ付トルクコンバータをストール状態とすることなく、即ち、ディーゼルエンジンの動力によることなく、グラブバケットを任意の高さに停止させて吊支することができる。よって、従来のディーゼルエンジンのストール時における燃料を削減することができる。浚渫作業の1サイクルにおける旋回と開口に要する時間は1/3以上を占めているため、燃料節約に十分資することができる。
しかも、グラブバケットの巻上時は蓄電器から電動機へ、又グラブバケットの巻下時は電動機から蓄電器への電力移動があるだけで、作業船に補助のための発電機を設備する必要性はない。そのため、既存の浚渫機でも本発明を適用することが可能である。更に、仮に電動機や蓄電器の機能が喪失したとしても、従来型浚渫機としてディーゼルエンジンのみによって浚渫作業を継続することができる。また、ディーゼルエンジンやオメガクラッチ付トルクコンバータに故障が発生した場合においても、蓄電器に蓄電した電力によって電動機だけで海底や海中に在るグラブバケットを安全な高さまで巻上げ、作業現場より避難することができ、ディーゼルエンジンと蓄電器という2系統の動力源を装備することができるため、フェイルセーフ(fail safe)を実現することができる。
本発明にかかるグラブ浚渫機の第1実施形態の要部説明図。 本発明にかかるグラブ浚渫機の第2実施形態の要部説明図。 第1実施形態の動力線図。 第2実施形態の動力線図。 グラブ浚渫機の外観説明図。
以下図面に基づいて本発明にかかるグラブ浚渫機の実施形態を説明する。図1は本発明にかかるグラブ浚渫機1の第1実施形態の要部説明図、図5はその外観説明図である。図5において、61は作業船上に設置された旋回輪であり、旋回輪61に円周状に配置されたローラを介して旋回フレーム62が旋回可能に設置されている。旋回フレーム62内には、オペレータの運転室が装備されるとともに、図1に示すように、グラブ浚渫機1の各構成部材が配置されている。
20はディーゼルエンジンであり、グラブ浚渫機1の動力源である。ディーゼルエンジン20の一方の出力軸20aに装備したフライホイール21に連結したオメガクラッチ付トルクコンバータ22を減速機30の一方の入力軸30aに連結している。ディーゼルエンジン20の他方側の出力軸20bには旋回油圧ポンプ51及び起伏油圧ポンプ52が連結される。ディーゼルエンジン20の動力によって、旋回油圧ポンプ51から旋回モータ53に圧油を供給して旋回輪61を駆動してグラブ浚渫機1を旋回させる。同様に、ディーゼルエンジン20の動力によって、起伏油圧ポンプ52から起伏モータ54に圧油を供給して起伏ドラム42を回転駆動させる。
図5において、63はガントリーフレームであって、旋回フレーム62の上面に立設され、先端に配備した起伏シーブ64を介して起伏ドラム42から起伏ロープ65を繰り出して旋回フレーム62に立設したジブ66の先端に固着している。よって、ジブ66は、起伏ドラム42から起伏ロープ65を巻取・繰出すことによって起伏可能である。
減速機30の出力軸30cに支持ドラム40が、出力軸30dには開閉ドラム41が連結され、オメガクラッチ付トルクコンバータ22を介して伝達されたディーゼルエンジン20の動力によって回転駆動する。67は支持ロープであり、支持ドラム40から支持シーブ68及びジブ66の先端に設置した先端シーブ69を介してグラブバケット60に固着されている。70は開閉ロープであり、開閉ドラム41から開閉シーブ71及びジブ66の先端に設置した先端シーブ72を介してグラブバケット60のシーブボックスに固着されている。
よって、支持ドラム40から支持ロープ67を、開閉ドラム41から開閉ロープ70を巻取・繰出すことによって、グラブバケット60を巻上・巻下することができ、支持ロープ67を停止させた状態で開閉ロープ70を巻取・繰出すことによってグラブバケット60を開閉操作することができる。なお、支持ドラム40及び開閉ドラム41の両端には、それぞれ内部拡張式のバンドクラッチ及び外締め式のバンドブレーキを装備している。
オメガクラッチ付トルクコンバータ22のオメガクラッチは、連続スリップ可能な油圧クラッチであり、制御圧力をコントロールすることにより、油圧クラッチの結合度を任意に変化させることができる。そのため、制御圧力を0にすると、クラッチは切り離され、ディーゼルエンジン20の回転はオメガクラッチ付トルクコンバータ22には伝わらない。一方、制御圧力を最大にするとクラッチは完全結合し、ディーゼルエンジン20の定格回転数をオメガクラッチ付トルクコンバータ22に伝えることができる。 その中間の制御圧力では圧力に応じてオメガクラッチはスリップしながら任意の回転数をオメガクラッチ付トルクコンバータ22に伝える。
グラブバケット60の加速時や巻上時には最大トルクを必要とするため、オメガクラッチ付トルクコンバータ22のオメガクラッチを完全結合させている。そして、オメガクラッチ付トルクコンバータ22のトルクを調節することによって、グラブバケット60を一定高さに停止させて吊支することをストール状態という。
上記したように、本発明にかかるグラブ浚渫機1は、ディーゼルエンジン20の動力をオメガクラッチ付トルクコンバータ22を介して、支持ドラム40及び開閉ドラム41を連結した減速機30に伝達することによって、支持ドラム40に繰出・巻取可能に巻回した支持ロープ67及び開閉ドラム41に繰出・巻取可能に巻回した開閉ロープ70に吊支したグラブバケット60を巻上・巻下及び開閉操作する構成であれば、特に限定はなく、公知のグラブ浚渫機を使用することができる。
本発明にかかるグラブ浚渫機1は、上記した公知のグラブ浚渫機に、図1において2点鎖線で囲繞した蓄電/放電機構Sを付加したことに特徴を有する。減速機30の他方の入力軸30bに電動機10を連結するとともに、電動機10にインバータ/コンバータ11及び充/放電器12を介して蓄電器13を接続する。これによりグラブバケット60の巻下時の運動エネルギーによって電動機10を逆回転させて電気エネルギーに変換した交流の回生電力をインバータ/コンバータ11のコンバータ機能によって直流に変換し、充/放電器12の充電機能によって蓄電器13に蓄電する。蓄電器13としては、蓄電/放電可能であれば特に限定はなく、キャパシタ,電気二重層キャパシタ,リチウムイオン電池等から選択した一種を使用する。
そして、グラブバケット60の巻上時には蓄電器13から充/放電器12の放電機能を介してインバータ/コンバータ11のインバータ機能によって、直流から交流に変換し、電動機10の動力として供給する。そのため、グラブバケット60の巻上時にはディーゼルエンジン20の動力に加えて、蓄電器13からの電力による電動機10の動力を減速機30を介して、支持ドラム40及び開閉ドラム41に供給することによりグラブバケット60の巻上を補助する。
次に図2に基づいて、本発明にかかるグラブ浚渫機1の第2実施形態を説明する。図1に示す第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。第2実施形態では、減速機30の一方の入力軸30aにオメガクラッチ付トルクコンバータ22を連結し、減速機30の他方の入力軸30bに電動機10を連結するとともに、入力軸30b上にディスクブレーキ14を装備する。このディスクブレーキ14による制動によって、ディーゼルエンジン20の動力を使用することなく、グラブバケット60を任意の高さに停止させて吊支することが可能となる。よって、グラブバケット60を任意の高さに停止させる吊支時において、ディーゼルエンジン20の動力を使用してオメガクラッチ付きトルクコンバータ22をストール状態とする必要がない。その他の構成は第1実施形態と同様である。なお、ディスクブレーキ14は電磁ブレーキであって、作業船本体から供給された電力に駆動する。
上記した構成のグラブ浚渫機1の第1実施形態の使用方法について、浚渫作業の1サイクルを構成するグラブバケット60の[旋回]→[巻下]→[掴み]→[巻上]→[旋回]→[開口]の各動作をそれぞれ説明する。
[旋回動作]
ディーゼルエンジン20の動力を、オメガクラッチ付きトルクコンバータ22をストール状態に保つことにより、グラブバケット60を所定高さに吊支するとともに、ディーゼルエンジン20の動力によって旋回油圧ポンプ51から旋回モータ53に圧油を供給して、旋回輪61を駆動させジブ66を旋回させることによって、グラブバケット60を投入する海域の上空に移動させる。このとき、グラブバケット60は開口している。なお、ジブ66の起伏角度は、起伏モータ54によって起伏ドラム42を回転駆動させ、起伏ロープ65を繰出し、或いは巻取ることによって、任意の角度に調節する。
[巻下動作]
グラブバケット60を開口した状態で、オメガクラッチ付きトルクコンバータ22をストール状態から緩めていくと、重量物であるグラブバケット60の自重により落下し、支持ドラム40から支持ロープ67が、又開閉ドラム41から開閉ロープ70が、それぞれ繰り出されて、グラブバケット60が所定の位置まで巻下げられる。
このとき、グラブバケット60の自重落下による運動エネルギーによって、減速機30の入力軸30bに連結した電動機10が逆回転して発電作用をする。即ち、グラブバケット60の巻下時の運動エネルギーを電動機10によって電気エネルギーに変換した回生電力を得ることができる。得られた回生電力を、インバータ/コンバータ11のコンバータ機能によって交流電流から直流電流に変換し、充/放電器12の充電機能によって蓄電器13に蓄電する。
また、電動機10が発電すると、そのトルクが制動力に変換されるため、その分、巻下時における制動力としてのディーゼルエンジン20の動力を軽減することができる。なお、巻下時に蓄電器13が満充電になると、電動機10は発電作用を停止して空転することとなるが、その場合にはオメガクラッチ付きトルクコンバータ22による制動力を調節することによって、巻下動作を継続することができる。
[掴み動作]
所定の浚渫箇所にグラブバケット60を着底させた後、開閉ドラム41のバンドクラッチを結合するとともに、支持ドラム40のバンドブレーキを緊締した状態で、オメガクラッチ付きトルクコンバータ22の結合度を上げて、支持ドラム40を停止させた状態で開閉ドラム41で開閉ロープ70を巻取ってグラブバケット60を閉じることにより、土砂を掘削してグラブバケット60に取り込んで掴む。なお、支持ドラム40,開閉ドラム41の双方ともに、バンドブレーキを緊締するとバンドクラッチが開放され、バンドクラッチを結合するとバンドブレーキが開放される構成である。
[巻上動作]
グラブバケット60を閉じた状態で、支持ドラム40及び開閉ドラム41の双方のバンドクラッチを結合し、オメガクラッチ付きトルクコンバータ22のクラッチ機構を完全に結合させることによって、ディーゼルエンジン20の動力によって、支持ドラム40及び開閉ドラム41を巻上方向に回転させ、掘削土砂を掴んだグラブバケット60を巻上げる。従来、この巻上動作は負荷が大きく、又巻上速度を上げてサイクルタイムを短縮するため、ディーゼルエンジン20の最大出力で作業を行うことが多い。そのため、ディーゼルエンジン20の燃料効率が悪く、ピーク出力時には黒煙が発生する等環境に負荷を与えていた。
これに対し、本発明の巻上動作では、ディーゼルエンジン20の動力とともに、蓄電器13に蓄電した電力を充/放電器12の放電機構を介して、インバータ/コンバータ11に供給し、インバータ/コンバータ11のインバータ機能によって直流電流から交流電流に変換して電動機10に供給し、減速機30を介して支持ドラム40及び開閉ドラム41の動力として使用する。これにより、ディーゼルエンジン20の動力によるグラブバケット60の巻上動作を補助する。
この蓄電器13からの電力の供給は、支持ドラム40及び開閉ドラム41のバンドクラッチが結合した状態で、電動機10が巻上方向であるという条件が満たされれば、自動的に供給されるように設定する。また、グラブバケット60の巻上を停止すると、蓄電器13からの電力の供給は停止する。
[旋回動作]及び[開口動作]
所定の高さまで、グラブバケット60の巻上を完了すると、支持ドラム40及び開閉ドラム41のバンドクラッチを結合した状態で、オメガクラッチ付きトルクコンバータ22をストール状態として、所定の高さでグラブバケット60を吊支し、ジブ66を旋回させて、グラブバケット60をバージ上空まで移動させる。そして、開閉ドラム41のバンドクラッチを開放し、グラブバケット60のシーブボックスの自重で開閉ロープ70を巻出すことによって、グラブバケット60を開口して掘削した土砂を放出する。これによって1サイクルの浚渫動作が終了し、以後浚渫作業を終了するまで、この動作を繰り返す。
次に、グラブ浚渫機1の第2実施形態の使用方法について、前記した第1実施形態と異なる使用方法について説明する。その他の使用方法は、第1実施形態と同様である。第2実施形態では、第1実施形態の構成に付加して、減速機30の他方の入力軸30bに電動機10を連結するとともに、入力軸30b上にディスクブレーキ14を装備している。このディスクブレーキ14を緊締することによって、グラブバケット60を制動することができ、ディーゼルエンジン20の動力を使用することなく、グラブバケット60を任意の高さに停止させて吊支することができる。よって、グラブバケット60の旋回動作時や掘削した土砂の放出時において、オメガクラッチ付きトルクコンバータ22をストール状態とする必要がなく、この動作時の間はディーゼルエンジン20の動力をジブ66の旋回操作以外には使用する必要がない。
図3は第1実施形態のグラブ浚渫機1を使用した浚渫作業におけるグラブバケット60の各動作におけるディーゼルエンジン20の出力と、蓄電器13からの補助電力S1の供給及び蓄電器13へ蓄電する発電力S2の発生との関係を示す動力線図である。
[工程A:掴み動作]
工程Aに示す掴み動作においては、ディーゼルエンジン20の動力のみによってグラブバケット60を閉じており、蓄電器13からの電力供給及び蓄電器13への蓄電は行われていない。
[工程B:巻上動作]
工程Bはグラブバケット60の巻上動作を示しており、最大Q1の動力を出力しているが、蓄電器13から補助電力S1がQ3分の動力を補助している。そのため、ディーゼルエンジン20の出力はQ2(Q1−Q3)でよい。よって、ディーゼルエンジン20の出力は、Q3分だけ軽減される。即ち、蓄電器13からの電力の補助がなければ、ディーゼルエンジン20はQ1の出力が必要となるところ、Q2の出力でQ1の出力と同等の巻上動作ができる。よって、最も負荷の大きい加速時において、ディーゼルエンジン20の出力のピークカットを実現することができる。そのため、省エネを実現でき、ディーゼルエンジン20及びオメガクラッチ付トルクコンバータ22のサイズダウンを図ることが可能である。
一方、ディーゼルエンジン20の出力をQ1に維持すれば、蓄電器13からの補助電力分Q3によって、オメガクラッチ付きトルクコンバータ22の出力軸トルクが小さくなり、その分巻上速度が向上し、作業効率が向上する。
[工程C:旋回動作,工程D:開口動作,工程E:旋回動作]
工程C,D,Eは、それぞれ旋回動作,開口動作,旋回動作を示しており、ディーゼルエンジン20の動力によって、オメガクラッチ付きトルクコンバータ22をストール状態に維持することによって、ディーゼルエンジン20の動力のみによってグラブバケット60を操作しており、蓄電器13からの電力供給及び蓄電器13への蓄電は行われていない。
[工程F:巻下動作]
工程Fはグラブバケット60の巻下動作を示しており、グラブバケット60の自重落下を制御するために、オメガクラッチ付きトルクコンバータ22の出力を調節して、Q4の動力を制動力として出力しているが、グラブバケット60の自重落下により電動機10の逆回転による発電力S2がQ6分だけ制動力を補助している。そのため、制動力としてのディーゼルエンジン20の出力はQ5(Q4−Q6)でよい。このQ6に示すグラブバケット60の自重落下により電動機10の逆回転によって発電した発電力S2(回生電力)を蓄電器13に蓄電し、工程Bにおける補助電力として使用する。
図4は第2実施形態のグラブ浚渫機1を使用した浚渫作業におけるグラブバケット60の各動作におけるディーゼルエンジン20の出力と、蓄電器13からの補助電力の供給及び蓄電器13への蓄電とディスクブレーキ14の緊締による代替出力との関係を示す動力線図である。図3に示す第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[工程C:旋回動作,工程D:開口動作,工程E:旋回動作]
工程C,D,Eは、それぞれ旋回動作,開口動作,旋回動作を示しており、第2実施形態では、各動作において、ディスクブレーキ14を緊締することによって、グラブバケット60を制動することができ、ディーゼルエンジン20の動力を使用することなく、グラブバケット60を任意の高さに停止させて吊支することができる。そのため、ディーゼルエンジン20の動力を使用してオメガクラッチ付きトルクコンバータ22をストール状態とする必要がない。ディーゼルエンジン20の動力は僅かにジブ66の旋回動作に使用されるのみである。
図4の工程C,D,Eにおいて、グラブバケット60を任意の高さに停止させて吊支するために、ディーゼルエンジン20は本来オメガクラッチ付きトルクコンバータ22のストール状態を維持する必要があり、最大Q7の動力を出力する必要があるところ、第2実施形態ではディスクブレーキ14を緊締してグラブバケット60を制動して任意の高さに停止させて吊支するため、ディーゼルエンジン20はオメガクラッチ付きトルクコンバータ22をストール状態とするために必要とするQ8分の動力を出力する必要がない。Q8分の動力はディスクブレーキ14が代替出力S3として代替する。その結果、ディーゼルエンジン20はQ9分の動力によって、工程C,D,Eの各作業を行うことができる。よって、オメガクラッチ付きトルクコンバータ22をストールさせる動力を削減することができ、ディーゼルエンジン20の出力は、Q8分だけ軽減されたQ9(Q7−Q8)でよく、Q9の出力でQ7の出力と同等の旋回動作を行うことができる。
本発明にかかるグラブ浚渫機によれば、グラブバケットの巻下時の運動エネルギーを電動機によって電気エネルギーに変換した回生電力を蓄電し、蓄電した電力によって、最も負荷の大きいグラブバケットの巻上時における動力を補助することができ、特にはディーゼルエンジンの出力のピークをカットすることが可能である。そのため、蓄電した電力を使用する分だけ、ディーゼルエンジンのサイズダウンを図ることができ、その燃料及び二酸化炭素の排出量を削減でき、環境への負荷を緩和することができる。また、ディーゼルエンジンのサイズダウンに併せてオメガクラッチ付トルクコンバータもサイズダウンを図ることができる。或いは、ディーゼルエンジンやオメガクラッチ付トルクコンバータをサイズダウンすることなく、電力による補助を巻上速度の向上に利用することも可能となる。
また、電動機を連結した減速機の入力軸にディスクブレーキを装備するとともに、蓄電器に蓄電した電力によって制動することにより、ディーゼルエンジンに連結したオメガクラッチ付トルクコンバータをストール状態とすることなく、即ち、ディーゼルエンジンの動力によることなく、グラブバケットを任意の高さに停止させて吊支することができる。よって、従来のディーゼルエンジンのストール時における燃料を削減することができる。浚渫作業の1サイクルにおける旋回と開口に要する時間は1/3以上を占めているため、燃料節約に十分資することができる。
しかも、グラブバケットの巻上時は蓄電器から電動機へ、又グラブバケットの巻下時は電動機から蓄電器への電力移動があるだけで、作業船に補助のための発電機を設備する必要性はない。そのため、既存の浚渫機でも本発明を適用することが可能である。更に、仮に電動機や蓄電器の機能が喪失したとしても、従来型浚渫機としてディーゼルエンジンのみによって浚渫作業を継続することができる。また、ディーゼルエンジンやオメガクラッチ付トルクコンバータに故障が発生した場合においても、蓄電器に蓄電した電力によって電動機だけで海底や海中に在るグラブバケットを安全な高さまで巻上げ、作業現場より避難することができ、ディーゼルエンジンと蓄電器という2系統の動力源を装備することができるため、フェイルセーフ(fail safe)を実現することができる。
S…蓄電/放電機構
S1…補助電力
S2…発電力
S3…代替出力
1…グラブ浚渫機
10…電動機
11…インバータ/コンバータ
12…充/放電器
13…蓄電器
14…ディスクブレーキ
20…ディーゼルエンジン
20a,20b…出力軸
21…フライホイール
22…オメガクラッチ付きトルクコンバータ
30…減速機
30a,30b…入力軸
30c,30d…出力軸
40…支持ドラム
41…開閉ドラム
42…起伏ドラム
51…旋回油圧ポンプ
52…起伏油圧ポンプ
53…旋回モータ
54…起伏モータ
60…グラブバケット
61…旋回輪
62…旋回フレーム
63…ガントリーフレーム
64…起伏シーブ
65…起伏ロープ
66…ジブ
67…支持ロープ
68…支持シーブ
69,72…先端シーブ
70…開閉ロープ
71…開閉シーブ

Claims (10)

  1. ディーゼルエンジンの動力をオメガクラッチ付トルクコンバータを介して、支持ドラム及び開閉ドラムを連結した減速機に伝達することによって、支持ドラムに繰出・巻取可能に巻回した支持ロープ及び開閉ドラムに繰出・巻取可能に巻回した開閉ロープに吊支したグラブバケットを巻上・巻下及び開閉操作するグラブ浚渫機において、
    減速機の入力軸の一方にオメガクラッチ付トルクコンバータを連結し、減速機の入力軸の他方に電動機を連結し、電動機にインバータ/コンバータ及び充/放電器を介して蓄電器を接続することによって、
    グラブバケットの巻下時の運動エネルギーを電動機によって電気エネルギーに変換した回生電力をインバータ/コンバータ及び充/放電器を介して蓄電器に蓄電し、
    グラブバケットの巻上時にはディーゼルエンジンの動力に加えて、蓄電器に蓄電した電力を充/放電器及びインバータ/コンバータを介して電動機に供給し、減速機を介して支持ドラム及び開閉ドラムの動力として使用することによって、ディーゼルエンジンの動力によるグラブバケットの巻上を補助することを特徴とするグラブ浚渫機。
  2. 速機の入力軸の他方に電動機を連結するとともに、ディスクブレーキを装備した請求項1記載のグラブ浚渫機。
  3. ディスクブレーキによる制動によって、ディーゼルエンジンの動力を使用してオメガクラッチ付きトルクコンバータをストール状態とすることなく、グラブバケットを任意の高さに停止させて吊支可能な請求項記載のグラブ浚渫機。
  4. グラブバケットの巻上時において、蓄電器から充/放電器及びインバータ/コンバータを介して電動機に供給する電力による補助によって、ディーゼルエンジンの燃料削減を実現する請求項1,2又は記載のグラブ浚渫機。
  5. グラブバケットの巻上時において、蓄電器から充/放電器及びインバータ/コンバータを介して電動機に供給する電力による補助によって、ディーゼルエンジンの出力のピークカットを実現する請求項1,2,3又は記載のグラブ浚渫機。
  6. 回生電力の発生をグラブバケットの巻下時における制動力として利用する請求項1,2,3,4又は記載のグラブ浚渫機。
  7. 回生電力の発生による制動力に代えて、ディーゼルエンジンの動力をオメガクラッチ付トルクコンバータで制御することによって、グラブバケットの巻下時における制動力を得る請求項記載のグラブ浚渫機。
  8. グラブバケットの巻上時において、蓄電器からの電力を使用することなく、ディーゼルエンジンの動力のみでグラブバケットを巻上可能とした請求項1,2,3,4,5,6又は記載のグラブ浚渫機。
  9. ディーゼルエンジンの動力が使用できない場合に、蓄電器からの電力のみによって、グラブバケットを巻上可能とした請求項1,2,3,4,5,6又は記載のグラブ浚渫機。
  10. 蓄電器として、キャパシタ,電気二重層キャパシタ,リチウムイオン電池から選択した一種を使用する請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は記載のグラブ浚渫機。
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