JP6283987B2 - 操作練習装置、操作練習方法およびプログラム - Google Patents

操作練習装置、操作練習方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、指揮棒を振る動きの適否を指揮者自身に教示する操作練習装置、操作練習方法およびプログラムに関する。
指揮者が振る指揮棒の動きを検出して演奏者に伝える技術が知られている。この種の技術として、例えば特許文献1には、指揮者側に設けられる送信部と、演奏者側に設けられる受信部とから構成され、送信部が加速度センサなどを用いて指揮棒としての操作子の動きを検出し、検出した操作子の動きを表すデータを無線送信すると、受信部ではその操作子の動きを表すデータを受信してリズムデータに変換し、当該リズムデータに応じて振動発生させて操作子の動きに対応したリズムを演奏者に伝える技術が開示されている。
特開2010−217850号公報
ところで、上述した特許文献1に開示の技術は、単に指揮棒としての操作子の動きを演奏者に伝えるだけに過ぎず、指揮棒を振る動きの適否を指揮者自身に教示することが出来ない、という問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、指揮棒を振る動きの適否を指揮者自身に教示することが出来る操作練習装置、操作練習方法およびプログラムに関する。
上記目的を達成するため、本発明の一実施態様の操作練習装置は、設定されたテンポ値に応じた拍タイミングを検出する拍タイミング検出手段と、操作子の動きから拍を刻む動作を検出する動作検出手段と、前記動作検出手段が拍を刻む動作を検出した検出タイミングと、前記拍タイミング検出手段が検出した拍タイミングとが合っているか否かを判別する判別手段と、前記判別手段が合っているか否かを判別した拍タイミングの次の拍タイミングに合わせて、前記判別手段が判別した判別結果に応じた形態で、振動発生手段を振動させる振動制御手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明の一実施態様の操作練習方法では、設定されたテンポ値に応じた拍タイミングを検出し、操作子の動きから拍を刻む動作を検出し、拍を刻む動作を検出した検出タイミングと拍タイミングとが合っているか否かを判別し、前記合っているか否かを判別した拍タイミングの次の拍タイミングに合わせて、前記判別した判別結果に応じた形態で、振動発生手段を振動させることを特徴とする。
更に、本発明の一実施態様のプログラムでは、設定されたテンポ値に応じた拍タイミングを発生検出させる拍タイミング検出ステップと、操作子の動きから拍を刻む動作を検出する動作検出ステップと、前記動作検出ステップが拍を刻む動作を検出した検出タイミングと、前記拍タイミング検出ステップで検出する拍タイミングが合っているか否かを判別する判別ステップと、前記判別ステップが合っているか否かを判別した拍タイミングの次の拍タイミングに合わせて、前記判別ステップが判別した判別結果に応じた形態で、振動発生手段を振動させる振動制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明では、操作子を振る動きの適否を指揮者自身に教示することが出来る。
本発明の第1実施形態による操作練習装置100の外観を示す外観図である。 操作練習装置100の構成を示すブロック図である。 RAM12のメモリ構成を示すメモリマップである。 第1実施形態におけるスタート/ストップ信号受信処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態における拍カウント発生処理の動作を説明するための図である。 第1実施形態における振動パターン1〜3の一例を示す波形図である。 第1実施形態における拍振動決定処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態における拍振動決定処理の動作の一例を説明するための図である。 第1実施形態における拍振動決定処理の動作の一例を説明するための図である。 第2実施形態の概要を説明するための外観図である。 第2実施形態における曲データおよびテンポ進行データの構成を示す図である。 第2実施形態におけるRAM12のメモリ構成を示すメモリマップである。 第2実施形態における再生モード開始処理の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における再生モード開始処理の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるテンポ進行データ先読み処理の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるテンポ進行データ先読み処理の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
A.装置外観
図1は、本発明の第1実施形態による操作練習装置100の外観を示す外観図である。操作練習装置100は、通常の指揮棒と同等の形状を為す操作子部1とユーザ(指揮者)により把持される把持部2から構成される。操作子部1には、後述するセンサ部13が内蔵される。
把持部2の操作面側には、押下操作毎に設定テンポ値をインクリメントさせるテンポUPスイッチ14a−1、押下操作毎に設定テンポ値をデクリメントさせるテンポDOWNスイッチ14a−2、これらスイッチ14a−1〜14a−2の押下操作で設定されるテンポ値を表示する表示部15、動作開始を指示するスタートイベント又は動作停止を指示するストップイベントを押下操作される毎に交互に発生するスタート/ストップスイッチ14bが配設される。なお、ここで言う動作開始(又は動作停止)とは、後述する拍カウント開始(拍カウント停止)を指す。
スタート/ストップスイッチ14bは、上述した通り、トグルスイッチとして機能する他、電源スイッチとしても機能する。すなわちスタート/ストップスイッチ14bを一定時間以上押下し続ける長押し操作が行われた場合に電源オフ中ならばパワーオン設定し、逆に長押し操作が行われた場合に電源オン中ならばパワーオフ設定する。
また、スタート/ストップスイッチ14bは、テンポUPスイッチ14a−1との併用によりモード切替スイッチとしても機能する。すなわち、スタート/ストップスイッチ14bの長押し操作で電源オンされた操作練習装置100は、通常モードに設定され、この通常モード下でスタート/ストップスイッチ14bおよびテンポUPスイッチ14a−1を同時押し操作すると、再生モードに遷移する。
通常モードとは、予め設定したテンポ値に従ってユーザが操作子を振り、その振る動きの適否を当該ユーザに教示する動作であり、これについては第1実施形態で言及する。一方、再生モードとは、曲進行順に再生(読み出し)されるテンポ進行データにより規定されるテンポ値に従ってユーザが操作子を振り、その振る動きの適否を当該ユーザに教示する動作であり、これについては第2実施形態で言及する。
把持部2の後端には、例えばminiUSB端子等の入力部17を備える。後述する第2実施形態では、この入力部17を介して外部のパーソナルコンピュータ(以下「PC」と表記する)等からテンポ進行データを内部メモリ(RAM(Random Access Memory)12)に取り込むようになっている。
B.構成
次に、図2を参照して操作練習装置100の構成について説明する。図2において、CPU(Central Processing Unit)10は、操作部14が発生する各種スイッチイベントや、センサ部13が発生する割り込みイベントに応じて装置各部を制御する。本発明の要旨に係わるCPU10の処理動作については追って詳述する。ROM(Read Only Memory)11は、上記CPU10が実行する各種プログラムを記憶する。各種プログラムとは、後述するスタート/ストップ信号受信処理および拍振動決定処理を含む。
RAM12は、図3に図示するワークエリアWAおよびデータエリアDAを備える。RAM12のワークエリアWAには、CPU10の処理に用いる各種レジスタデータが一時記憶される。ここで、図3を参照して本実施形態に係わる主要なレジスタの内容について説明する。
レジスタTEMPO_DATAには、テンポUPスイッチ14a−1又はテンポDOWNスイッチ14a−2の押下操作で設定されるテンポ値が一時記憶される。テンポ値は、1分間あたりに発生する四分音符の数を表す。なお、電源オン当初はテンポ値「120」がデフォルト設定され、テンポUPスイッチ14a−1又はテンポDOWNスイッチ14a−2の押下操作に応じて「30」〜「240」の範囲で可変設定される。
タイマFRC_TIMERは、1msec毎にカウントアップする自走タイマカウンタである。レジスタCOUNT_RST_DATAには、タイマFRC_TIMERの計時を制御するカウンタ比較値が一時記憶される。カウンタ比較値は、レジスタTEMPO_DATAに一時記憶されるテンポ値に対応した拍の間隔(msec)を表す。例えばレジスタTEMPO_DATAに一時記憶されるテンポ値が「120」であれば、カウンタ比較値は「500」(msec)となる。
カウンタBEAT_DATAは、レジスタTEMPO_DATAに一時記憶されるテンポ値に従って発生する拍の数を計数する。カウンタMEASURE_DATAは、カウンタBEAT_DATAにより計数される拍の数に応じて小節数を計数する。レジスタRHYTHM_DATAには、拍子データが一時記憶される。拍子データは、「0」の場合に4/4拍子を表し、「1」の場合に3/4拍子を表す。レジスタVIB_PTN_DATAには、振動パターン1〜3の何れかを指定する値が一時記憶される。振動パターンが意図するところについては追って述べる。
RAM12のデータエリアDAには、再生モード下において、入力部17を介して外部のPC等から取り込んだテンポ進行データが格納される。データエリアDAに格納したテンポ進行データを再生して操作練習する形態については第2実施形態で述べる。
さて、再び図1を参照して操作練習装置100の構成について説明を進める。図1において、センサ部13は、3軸加速度センサ、3軸ジャイロセンサ(角速度センサ)、AD変換器および波形演算用DSPから構成され、操作子部1に内蔵される。センサ部13は、ユーザによって振られる操作子部1の動きを検出し、検出した動きの中から拍を刻む動作(ある方向へ移動中に一瞬止まって他の方向へ移動する切り返し動作)を検出した場合に割り込みイベントTAKTを発生する。
操作部14は、把持部2に配設されるテンポUPスイッチ14a−1、テンポDOWNスイッチ14a−2およびスタート/ストップスイッチ14bから構成され、操作されるスイッチ種に応じたスイッチイベントを発生してCPU10に供給する。表示部15は、LCDパネル等から構成され、CPU10から供給される表示制御信号に応じて現在設定されているテンポ値などを表示する。
振動発生部16は、回転軸に偏心ウェイトが装着されたモータなどから構成されるバイブレータであり、CPU10が指定する振動パターン1〜3の何れかに従って振動を発生する。入力部17は、把持部2の後端に配設されるminiUSB端子を備えたシリアルインタフェースであり、CPU10の制御の下に、外部PCからテンポ進行データを入力してRAM12のデータエリアDAに格納する。
C.動作
以下では、図4〜図9を参照して操作練習装置100のCPU10が実行するスタート/ストップ信号受信処理および拍振動決定処理の各動作について説明する。
(1)スタート/ストップ信号受信処理の動作
図4は、スタート/ストップ信号受信処理の動作を示すフローチャートである。操作練習装置100が通常モードに設定されている状態でスタート/ストップスイッチ14bの押下操作に応じてスタート/ストップイベントが発生すると、本処理が実行され、CPU10は図4に図示するステップSA1に進み、拍カウント発生中か否か、すなわちタイマFRC_TIMERが計時中であるかどうかを判断する。
タイマFRC_TIMERが計時中にスタート/ストップイベントが発生した場合には、上記ステップSA1の判断結果が「YES」になり、ステップSA2に進み、タイマFRC_TIMERの計時を止める拍カウント停止処理を実行して本処理を終える。
これに対し、タイマFRC_TIMERが停止中にスタート/ストップイベントが発生した場合には、上記ステップSA1の判断結果が「NO」になり、ステップSA3に進む。ステップSA3では、小節数を計数するカウンタMEASURE_DATA(以下、小節数MEASURE_DATAと称す)をゼロリセットし、続くステップSA4では、拍の数を計数するカウンタBEAT_DATA(以下、拍数BEAT_DATAと称す)をゼロリセットする。さらに、ステップSA5では、タイマFRC_TIMERをゼロリセットする。
次いで、ステップSA6では、タイマFRC_TIMERがインクリメントされるまで待機し、当該タイマFRC_TIMERがインクリメントされると、判断結果が「YES」になり、次のステップSA7に進む。ステップSA7では、タイマFRC_TIMERにより計時される時間が、レジスタCOUNT_RST_DATAのカウンタ比較値より小さいか否かを判断する。ここで、カウンタ比較値は、レジスタTEMPO_DATAのテンポ値に対応した1拍分の時間に相当するので、結局、上記ステップSA7では、タイマFRC_TIMERの計時時間が、現在設定されているテンポ値に対応した1拍分の時間内であるかどうかを判断する。
タイマFRC_TIMERの計時時間が、現在設定されているテンポ値に対応した1拍分の時間内ならば、上記ステップSA7の判断結果は「YES」になり、上記ステップSA6に処理を戻す。以後、タイマFRC_TIMERの計時時間が、現在設定されているテンポ値に対応した1拍分の時間を超えるまでの間、上記ステップSA6〜SA7を繰り返してタイマFRC_TIMERをインクリメントして歩進させる。
そして、歩進されたタイマFRC_TIMERにより計時された時間が、現在設定されているテンポ値に対応した1拍分の時間を超えると、上記ステップSA7の判断結果が「NO」になり、ステップSA8に進み、1拍分の時間経過に伴い、拍数BEAT_DATAをインクリメントして歩進させる。次いで、ステップSA9では、歩進された拍数BEAT_DATAの値が「4」以上であるか否か、すなわち1小節を超えたかどうかを判断する。1小節を超えていなければ、判断結果は「NO」になり、前述のステップSA5に処理を戻す。
一方、歩進された拍数BEAT_DATAの値が「4」以上となって、1小節を超えると、上記ステップSA9の判断結果が「YES」になり、ステップSA10に進み、拍数BEAT_DATAをゼロリセットする。続いて、ステップSA11では、小節数MEASURE_DATAをインクリメントして歩進させた後、前述のステップSA5に処理を戻す。
このように、スタート/ストップ信号受信処理では、タイマFRC_TIMERが停止中にスタート/ストップイベントが発生すると、1msec毎にカウントアップするタイマFRC_TIMERが起動し始める。そして、図5に図示するように、当該タイマFRC_TIMERの計時時間が、現在設定されているテンポ値に対応した1拍分の時間を超える毎に拍数BEAT_DATAを歩進させる。
そして、例えば4/4拍子の場合には、拍数BEAT_DATAの値が「4」以上に達する都度、小節数MEASURE_DATAを歩進させ、以後、こうした処理をスタート/ストップイベントが発生するまで繰り返す。そして、タイマFRC_TIMERが計時中にスタート/ストップイベントが発生すると、タイマFRC_TIMERの計時を止めるようになっている。
(2)拍振動決定処理の動作
次に、図6を参照して拍振動決定処理の動作を説明する。図6は、CPU10が実行する拍振動決定処理の動作を示すフローチャートである。CPU10では、センサ部13から割り込みイベントTAKTが供給された場合にハードウェア割り込みとして本処理を実行する。なお、センサ部13は、ユーザによって振られる操作子部1の動きの内、拍を刻む動作(ある方向へ移動中に一瞬止まって他の方向へ移動する切り返し動作)を検出した場合に割り込みイベントTAKTを発生する。したがって、本処理は、ユーザが拍を刻む動作を行う毎に割り込み実行される。
本処理が割り込み実行されると、CPU10は図6に図示するステップSB1に進み、拍カウント発生中であるか否か、すなわちタイマFRC_TIMERが計時中であるかどうかを判断する。タイマFRC_TIMERが停止中ならば、判断結果は「NO」になり、本処理を終えるが、タイマFRC_TIMERが計時中であれば、判断結果は「YES」になり、ステップSB2に進む。
ステップSB2〜SB3では、タイマFRC_TIMERの計時時間が、判定時間SAME_TIME以下又は判定時間(COUNT_RST_DATA−SAME_TIME)以下であるか否かを判断する。ここで、判定時間SAME_TIMEは、図5に図示するC1の区間、判定時間(COUNT_RST_DATA−SAME_TIME)は図5に図示するC2の区間であり、具体的には拍カウントの発生タイミング(以下、拍タイミングと称す)前後10msecの期間を指す。
本実施形態では、図5に図示するC1の区間に相当する判定時間SAME_TIME以下又は図5に図示するC2の区間に相当する判定時間(COUNT_RST_DATA−SAME_TIME)以下で割り込みイベントTAKTが発生した場合に、拍タイミングと同時に拍を刻む動作が為されたと見なす。したがって、上記ステップSB2,SB3では、拍タイミングと同時に拍を刻む動作が為されたか否かを判断する。
拍タイミングと同時に拍を刻む動作が為された場合には、上記ステップSB2,SB3の何れかの判断結果が「YES」となり、ステップSB7に進み、レジスタVIB_PTN_DATAに振動パターン1を識別するデータVIB_PTN1をストアした後、振動パターン1発生処理を実行する。
振動パターン1発生処理では、次に到来する拍タイミングに同期して振動発生部16から振動パターン1の振動を発生させる。振動パターン1とは、図7に図示するように、次に到来する拍タイミングに同期して1回の振動を発生する形態を指す。したがって、拍タイミングと同時に拍を刻む動作が為されると、操作練習装置100の把持部2が次に到来する拍タイミングに同期して1回振動する。ユーザは、この振動を体感することによって拍を刻む動作が拍タイミングに一致したことを認知できる。
一方、割り込みイベントTAKTが発生した時のタイマFRC_TIMERの計時時間が、判定時間SAME_TIME又は判定時間(COUNT_RST_DATA−SAME_TIME)を超えた場合、つまり拍タイミングと同時に拍を刻む動作が為されなければ、上記ステップSB2,SB3の各判断結果は何れも「NO」になり、ステップSB4に進む。ステップSB4では、割り込みイベントTAKTが発生した時のタイマFRC_TIMERの計時時間が、判定時間(COUNT_RST_DATA/2)より大きいか否か、すなわち拍を刻む動作が拍タイミングより早いか否かを判断する。
拍を刻む動作が拍タイミングより遅い場合、つまりFRC_TIMER≦COUNT_RST_DATA/2であれば、上記ステップSB4の判断結果は「NO」になり、ステップSB5に進み、レジスタVIB_PTN_DATAに振動パターン2を識別するデータVIB_PTN2をストアした後、振動パターン2発生処理を実行する。
振動パターン2発生処理では、次に到来する拍タイミングに同期して振動発生部16から振動パターン2の振動を発生させる。振動パターン2とは、図7に図示するように、次に到来する拍タイミングに同期して2回の振動を発生する形態を指す。したがって、拍を刻む動作が拍タイミングより遅い場合には、操作練習装置100の把持部2が次に到来する拍タイミングに同期して2回振動する。ユーザは、この振動を体感することによって拍を刻む動作が拍タイミングより遅いことを認知できる。
これに対し、拍を刻む動作が拍タイミングより早い場合、つまりFRC_TIMER>COUNT_RST_DATA/2ならば、上記ステップSB4の判断結果は「YES」になり、ステップSB6に進み、レジスタVIB_PTN_DATAに振動パターン3を識別するデータVIB_PTN2をストアした後、振動パターン3発生処理を実行する。
振動パターン3発生処理では、次に到来する拍タイミングに同期して振動発生部16から振動パターン3の振動を発生させる。振動パターン3とは、図7に図示するように、次に到来する拍タイミングに同期して3回の振動を発生する形態を指す。したがって、拍を刻む動作が拍タイミングより早い場合には、操作練習装置100の把持部2が次に到来する拍タイミングに同期して3回振動する。ユーザは、この振動を体感することによって拍を刻む動作が拍タイミングより早いことを認知できる。
次に、図8〜図9を参照して拍振動決定処理の具体的な動作を説明する。先ず図8に図示するように、ユーザの拍を刻む動作に応じて、例えば時刻T0〜T6において割り込みイベントTAKTが発生したとする。そして、最初の時刻T0で行われた拍を刻む動作は、最初の拍1のタイミングに一致した為、次の拍2のタイミングで振動パターン1に基づき1回の振動が発生する。
次いで、時刻T1で行われた拍を刻む動作が拍2のタイミングより遅れると、次の拍3のタイミングで振動パターン2に基づき2回の振動が発生する。同様に、時刻T2〜T4においても拍タイミングから遅れて拍を刻む動作が為されると、それぞれ次拍のタイミングで振動パターン2に基づき2回の振動が発生する。
そして、時刻T5において為された拍を刻む動作が拍6のタイミングに一致すると、次の拍7のタイミングで振動パターン1に基づき1回の振動が発生する。これにより、ユーザは拍を刻む動作が拍タイミングに一致するか、あるいは遅れているかを体感する為、操作子を振る動きの適否を指揮者自身に教示することが可能になる。
次に、図9に図示するように、ユーザの拍を刻む動作に応じて、例えば時刻T0〜T6において割り込みイベントTAKTが発生したとする。そして、最初の時刻T0で行われた拍を刻む動作は、最初の拍1のタイミングに一致した為、次の拍2のタイミングで振動パターン1に基づき1回の振動が発生する。
次いで、時刻T1で行われた拍を刻む動作が拍2のタイミングより早いと、次の拍3のタイミングで振動パターン3に基づき3回の振動が発生する。同様に、時刻T2〜T4においても拍タイミングより早く拍を刻む動作が為されると、それぞれ次拍のタイミングで振動パターン3に基づき3回の振動が発生する。
そして、時刻T5において為された拍を刻む動作が拍6のタイミングに一致すると、次の拍7のタイミングで振動パターン1に基づき1回の振動が発生する。これにより、ユーザは拍を刻む動作が拍タイミングに一致するか、あるいは早いかを体感する為、操作子を振る動きの適否を指揮者自身に教示することが可能になる。
以上説明したように、第1実施形態では、予め設定されたテンポ値に応じた拍タイミングを発生させておき、ユーザ(指揮者)によって振られる操作子部1の動きから拍を刻む動作を検出して割り込みイベントTAKTを発生すると、その割り込みイベントTAKTが発生したタイミングに基づき拍を刻む動作が拍タイミングに一致するか、拍タイミングより遅いか、拍タイミングより早いかを判別する。そして、拍タイミングに一致する場合には次の拍タイミングに同期して把持部2を1回振動させ、拍タイミングより遅い場合には、次の拍タイミングに同期して把持部2を2回振動させ、拍タイミングより早い場合には、次の拍タイミングに同期して把持部2を3回振動させるので、指揮棒を振る動きの適否を指揮者自身に教示することが出来る。
なお、上述した第1実施形態では、拍を刻む動作が拍タイミングに一致する場合に1回振動させ、拍タイミングより遅い場合に2回振動させ、拍タイミングより早い場合に3回振動させるようにしたが、これに限らず、例えば拍を刻む動作が拍タイミングに一致する場合には無振動とし、拍タイミングから遅れた場合には一定期間素早い振動を発生させ、拍タイミングより早い場合には一定期間ゆっくりとした振動を発生させてユーザ(指揮者)に拍を刻む動作の遅れ/進みを体感させる態様とすることも可能であるし、そうした態様でも指揮棒を振る動きの適否を指揮者自身に教示することが出来る。
また、例えば拍を刻む動作が拍タイミングに一致する場合には無振動とし、拍を刻む動作が拍タイミングに対して前後所定時間未満の遅れや進みの場合に弱い振動を発生させ、拍を刻む動作が拍タイミングに対して前後所定時間以上の遅れや進みの場合に強い振動を発生させてユーザ(指揮者)に拍を刻む動作の遅れ/進みを体感させて指揮棒を振る動きの適否を指揮者自身に教示する態様としても指揮棒を振る動きの適否を指揮者自身に教示することが出来る。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態の構成は、第1実施形態と同一なので、その説明については省略する。第2実施形態では、スタート/ストップスイッチ14bおよびテンポUPスイッチ14a−1の同時押しで設定される再生モードの動作について述べる。再生モードとは、曲進行順に読み出されるテンポ進行データによって規定されるテンポ値に従ってユーザ(指揮者)が操作子を振り、その振る動きの適否を当該ユーザに教示する動作を指す。
第2実施形態では、図10に図示するように、操作練習装置100の入力部17を介して外部のPC200からテンポ進行データをRAM12のデータエリアDAに取り込む。PC200では、図11(a)に図示する一例の曲データ(MIDIデータ)中からメタイベントで定義されるテンポデータを抽出してテンポ進行データを生成する。
図11(a)に図示する一例の曲データ(MIDIデータ)は、4/4拍子で第1小節〜第4小節までテンポ値「80」、第5小節〜第8小節がテンポ値「120」に変化し、さらに第9小節〜第10小節がテンポ値「100」に変化し、第11小節1拍〜2拍目がテンポ値「60」、第11小節3拍〜4拍目がテンポ値「80」、第12小節がテンポ値「100」となる。
この曲データ中のメタイベントで定義されるテンポデータを抽出して得られるテンポ進行データは、図11(b)に図示するように、小節番号データ(2バイト)、拍番号データ(1バイト)、コマンド(1バイト)および値(1バイト)から構成される。小節番号データおよび拍番号データは、それぞれ第1小節目を0小節、1拍目を0拍としてカウントする。
コマンド「00」は拍子を表し、その値「00」は4/4拍子を表す。コマンド「01」はテンポを表し、その値はテンポ値を表す。コマンド「127」および対応する値「00」は曲終了を表す。したがって、図11(a)に図示する曲データ中のa〜fが、同図(b)に図示するテンポ進行データa〜fにそれぞれ対応する。
操作練習装置100の入力部17を介して外部のPC200から取り込んだテンポ進行データは、図12に図示するRAM12のデータエリアDAに、テンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]として格納される。テンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]は、ポインタPTRに応じて、小節番号データ、拍番号データ、拍子データおよびテンポデータが順次読み出されてRAM12のワークエリアWAのレジスタMEM_MEASURE_DATA、レジスタMEM_BEAT_DATA、レジスタMEM_RHYTHM_DATAおよびレジスタMEM_TEMPO_DATAに一時記憶される。
なお、これらレジスタの内容を、小節番号データMEM_MEASURE_DATA、拍番号データMEM_BEAT_DATA、拍子データMEM_RHYTHM_DATAおよびテンポデータMEM_TEMPO_DATAと称す。
次に、図13〜図16を参照して第2実施形態の動作を説明する。以下では、再生モード下でCPU10が実行する再生モード開始処理およびテンポ進行データ先読み処理の各動作について述べる。
(1)再生モード開始処理の動作
前述したように、スタート/ストップスイッチ14bおよびテンポUPスイッチ14a−1の同時押し操作によって再生モードに設定されると、CPU10は図13に図示する再生モード開始処理を実行する。本処理が実行されると、CPU10は図13に図示するステップSC1〜SC5において、ポインタPTR、小節番号データMEM_MEASURE_DATA、拍番号データMEM_BEAT_DATA、拍子データMEM_RHYTHM_DATAおよびテンポデータMEM_TEMPO_DATAをそれぞれゼロクリアする初期化を行う。
初期化が完了すると、ステップSC6に進み、ポインタPTRで指定されるテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]が「0」、すなわち小節番号データが「0」であるか否かを判断する。小節番号データが「0」でなければ、判断結果は「NO」になり、本処理を終えるが、小節番号データが「0」であると、判断結果は「YES」になり、ステップSC7に進む。
ステップSC7では、ポインタPTRを2つ進める。続いて、ステップSC8では、その2つ進めたポインタPTRで指定されるテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]が「0」、すなわち拍番号データが「0」であるか否かを判断する。拍番号データが「0」でなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSC9に進み、ポインタPTRを2つ戻して本処理を終える。
一方、拍番号データが「0」であると、上記ステップSC8の判断結果は「YES」になり、図14に図示するステップSC10に進む。ステップSC10では、ポインタPTRをインクリメントして歩進させ、続くステップSC11では、歩進されたポインタPTRで指定されるテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]が「00」、すなわち拍子データを表すコマンドであるか否かを判断する。
拍子データを表すコマンドであると、上記ステップSC11の判断結果は「YES」になり、ステップSC12に進み、ポインタPTRをインクリメントして歩進させる。そして、ステップSC13では、歩進されたポインタPTRで指定されるテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]、つまり拍子データの値を読み出して拍子データMEM_RHYTHM_DATAにストアする。次いで、ステップSC14では、ポインタPTRをインクリメントして歩進させ、続くステップSC15では、拍子データMEM_RHYTHM_DATAを、レジスタRHYTHM_DATAにストアした後、上述のステップSC6に処理を戻す。
これに対し、拍子データを表すコマンドでなければ、上記ステップSC11の判断結果が「NO」になり、ステップSC16に進む。ステップSC16では、歩進されたポインタPTRで指定されるテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]が「01」、すなわちテンポデータを表すコマンドであるか否かを判断する。テンポデータを表すコマンドでなければ、判断結果は「NO」になり、前述したステップSC6に処理を戻す。
一方、テンポデータを表すコマンドであれば、上記ステップSC16の判断結果は「YES」になり、ステップSC17に進み、ポインタPTRをインクリメントして歩進させる。そして、ステップSC18では、歩進されたポインタPTRで指定されるテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]、つまりテンポ値を読み出してテンポデータMEM_TEMPO_DATAにストアする。
次いで、ステップSC19では、ポインタPTRをインクリメントして歩進させ、続くステップSC20では、テンポデータMEM_TEMPO_DATAを、レジスタTEMPO_DATAにストアする。そして、ステップSC21では、レジスタTEMPO_DATAのテンポ値に対応した1拍分の時間に相当するカウンタ比較値をレジスタCOUNT_RST_DATAにストアして更新させた後、前述したステップSC6に処理を戻す。
以上のように、再生モード開始処理では、例えばRAM12のデータエリアDAに、図11(b)に図示するテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]が格納されている場合であれば、当該テンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]の内、先頭のテンポ進行データから拍子データ「00(4/4拍子)」を、2番目のテンポ進行データaからテンポ値「80」をポインタPTRに応じて先読み出しを行い、先読み出しされた拍子データ「00(4/4拍子)」をレジスタRHYTHM_DATAに、テンポ値「80」をレジスタTEMPO_DATAにストアする。また、レジスタTEMPO_DATAのテンポ値に対応した1拍分の時間に相当するカウンタ比較値をレジスタCOUNT_RST_DATAにストアして更新する。
なお、こうしてテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]から拍子データおよびテンポ値が先読み出しされた状態で、ユーザが操作子を振り下ろすと同時にスタート/ストップスイッチ14bを押下操作すると、前述した第1実施形態のスタート/ストップ信号受信処理が実行され、先読み出しされたテンポ値に対応した拍タイミングの計時がスタートする。
(2)テンポ進行データ先読み処理の動作
次に、図15〜図16を参照してテンポ進行データ先読み処理の動作を説明する。本処理は、スタート/ストップスイッチ14bの押下操作に応じて、前述した第1実施形態のスタート/ストップ信号受信処理が実行されている過程で、所定周期毎に割り込み実行される。
本処理の割り込みタイミングになると、CPU10は図15に図示するステップSD1に進む。ステップSD1〜SD2では、小節数MEASURE_DATAが小節番号データMEM_MEASURE_DATA以上で、かつ拍数BEAT_DATAが拍番号データMEM_BEAT_DATA以上なければ、上記ステップSD1〜SD2の各判断結果が「NO」になり、本処理を終える。
なお、小節数MEASURE_DATAおよび拍数BEAT_DATAは、前述した第1実施形態におけるスタート/ストップ信号受信処理(図4参照)により計数される現在の小節数および拍数を指す。一方、小節番号データMEM_MEASURE_DATAおよび拍番号データMEM_BEAT_DATAは、現在設定されているポインタPTRに応じてテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]から読み出された小節番号および拍番号である。
一方、小節数MEASURE_DATAが小節番号データMEM_MEASURE_DATA以上になり、かつ拍数BEAT_DATAが拍番号データMEM_BEAT_DATA以上になり、次のテンポ進行データの読み出しタイミングになると、上記ステップSD1〜SD2の各判断結果が「YES」になり、ステップSD3に進む。
ステップSD3では、拍子データMEM_RHYTHM_DATAを、レジスタRHYTHM_DATAにストアして拍子データを更新する。続いて、ステップSD4では、テンポデータMEM_TEMPO_DATAを、レジスタTEMPO_DATAにストアしてテンポ値を更新する。そして、ステップSD5では、テンポ値の更新に対応して1拍分の時間に相当するカウンタ比較値をレジスタCOUNT_RST_DATAにストアして更新する。
次いで、ステップSD6では、現在設定されているポインタPTRで指定されるテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]、すなわち新たな小節番号データを先読み出しして小節番号データMEM_MEASURE_DATAにストアする。この後、ステップSD7に進み、ポインタPTRを2つ進める。続くステップSD8では、歩進されたポインタPTRで指定されるテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]、すなわち新たな拍番号データを先読み出しして拍番号データMEM_BEAT_DATAにストアする。
そして、図16に図示するステップSD9に進み、ポインタPTRをインクリメントして歩進させる。次のステップSD10では、歩進されたポインタPTRで指定されるテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]が「00」、すなわち拍子データを表すコマンドであるか否かを判断する。
拍子データを表すコマンドであると、上記ステップSD10の判断結果は「YES」になり、ステップSD11に進み、ポインタPTRをインクリメントして歩進させる。続いて、ステップSD12では、歩進されたポインタPTRで指定されるテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]、つまり拍子データの値を先読み出しして拍子データMEM_RHYTHM_DATAにストアする。この後、ステップSD13に進み、ポインタPTRをインクリメントして歩進させて本処理を終える。
一方、拍子データを表すコマンドでなければ、上記ステップSD10の判断結果が「NO」になり、ステップSD14に進む。ステップSD14では、歩進されたポインタPTRで指定されるテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]が「01」、すなわちテンポデータを表すコマンドであるか否かを判断する。テンポデータを表すコマンドでなければ、判断結果は「NO」になり、本処理を終える
これに対し、テンポデータを表すコマンドならば、上記ステップSD14の判断結果は「YES」になり、ステップSD15に進み、ポインタPTRをインクリメントして歩進させる。そして、ステップSD15では、歩進されたポインタPTRで指定されるテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]、つまりテンポ値を先読み出ししてテンポデータMEM_TEMPO_DATAにストアする。この後、ポインタPTRをインクリメントして歩進させて本処理を終える。
このように、テンポ進行データ先読み処理では、前述したスタート/ストップ信号受信処理(図4参照)により計数される現在の小節数MEASURE_DATAおよび拍数BEAT_DATAが、現在再生中のテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]の小節番号データMEM_MEASURE_DATAおよび拍番号データMEM_BEAT_DATAに達する毎に、既に先読み出し済みの拍子データMEM_RHYTHM_DATAおよびテンポデータMEM_TEMPO_DATAを、レジスタRHYTHM_DATAおよびレジスタTEMPO_DATAにそれぞれストアして拍子データおよびテンポ値を更新すると共に、テンポ値の更新に対応してレジスタCOUNT_RST_DATAのカウンタ比較値も更新する。
そして、次の新たなテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]を先読み出しして、小節番号データMEM_MEASURE_DATA、拍番号データMEM_BEAT_DATA、拍子データMEM_RHYTHM_DATAおよびテンポデータMEM_TEMPO_DATAを更新する。
したがって、例えばRAM12のデータエリアDAに、図11(b)に図示するテンポ進行データTEMPOSEQ_DATA[PTR]が格納されている場合に、スタート/ストップ信号受信処理(図4参照)により計数される現在の小節数MEASURE_DATAおよび拍数BEAT_DATAが第5小節1拍目に達するとテンポ進行データbに基づきテンポ値「120」に更新され、第9小節1拍目に達するとテンポ進行データcに基づきテンポ値「100」に更新され、第11小節1拍目に達するとテンポ進行データdに基づきテンポ値「60」に更新され、第11小節3拍目に達するとテンポ進行データeに基づきテンポ値「80」に更新され、第12小節1拍目に達するとテンポ進行データfに基づきテンポ値「100」に更新される。
以上説明したように、第2実施形態では、曲データから抽出したテンポ進行データに従い、曲進行に伴って変化するテンポ値に応じた拍タイミングを発生させ、ユーザ(指揮者)によって振られる操作子部1の動きから拍を刻む動作を検出して割り込みイベントTAKTを発生すると、その割り込みイベントTAKTが発生したタイミングに基づき拍を刻む動作が拍タイミングに一致するか、拍タイミングより遅いか、拍タイミングより早いかを判別する。そして、拍タイミングに一致する場合には次の拍タイミングに同期して把持部2を1回振動させ、拍タイミングより遅い場合には、次の拍タイミングに同期して把持部2を2回振動させ、拍タイミングより早い場合には、次の拍タイミングに同期して把持部2を3回振動させるので、曲に合わせて指揮棒を振る動きの適否を指揮者自身に教示することが出来る。
なお、上述した第2実施形態では、外部PCから取り込んだテンポ進行データに基づき曲進行に伴って変化するテンポ値に応じた拍タイミングを発生させる態様としたが、これに限らず、例えば外部PCと操作練習装置100とを無線接続又は有線接続して当該外部PCからリアルタイムに出力されるテンポ進行データに従って操作練習する態様とすることも可能である。
なお、上述した実施の形態では操作練習装置の内部にセンサ部や振動発生部等を含むものとしたが、これらは操作練習装置の外部にあってもよい。さらに、第2実施形態において、外部PCからテンポ進行データを取り込むことを例に挙げて説明したが、操作練習装置内部でテンポ進行データの作成を行ってもよい。
以上、本発明の実施の一形態について説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下では、本願出願当初の特許請求の範囲に記載された各発明について付記する。
(付記)
[請求項1] 設定されたテンポ値に応じた拍タイミングを検出する拍タイミング検出手段と、
操作子の動きから拍を刻む動作を検出する動作検出手段と、
前記動作検出手段が拍を刻む動作を検出した検出タイミングと、前記拍タイミング検出手段が検出した拍タイミングとに応じて、振動発生手段により発生される振動の形態を制御する振動制御手段と
を具備することを特徴とする操作練習装置。
[請求項2]
前記拍タイミング検出手段は、テンポ進行データを含む曲データを有し、当該曲データのテンポ進行データに従い、曲進行に伴って変化するテンポ値に応じた拍タイミングを検出することを特徴とする請求項1記載の操作練習装置。
[請求項3]
前記振動制御手段は、検出タイミングが拍タイミングに一致するか、拍タイミングより遅いか、あるいは拍タイミングより早いかを判別し、その判別結果に応じて、次の拍タイミングに同期して前記振動発生手段が発生する振動形態を異ならせることを特徴とする請求項1または2に記載の操作練習装置。
[請求項4]
前記振動制御手段は、前記検出タイミングが拍タイミングに一致する場合に次の拍タイミングに同期して前記振動発生手段に1回振動を発生させ、
前記検出タイミングが拍タイミングより遅い場合に次の拍タイミングに同期して前記振動発生手段に2回振動を発生させ、
前記検出タイミングが拍タイミングより早い場合に次の拍タイミングに同期して前記振動発生手段に3回振動を発生させることを特徴とする請求項3記載の操作練習装置。
[請求項5]
前記振動制御手段は、検出タイミングが拍タイミングに一致する場合には無振動とし、拍タイミングから遅れた場合には前記振動発生手段に振動を一定期間発生させ、拍タイミングより早い場合には当該振動よりゆっくりした振動を一定期間発生させることを特徴とする請求項3記載の操作練習装置。
[請求項6]
前記振動制御手段は、検出タイミングが拍タイミングに一致する場合には無振動とし、検出タイミングが拍タイミングに対して前後所定時間未満の遅れや進みの場合に弱い振動を発生させ、検出タイミングが拍タイミングに対して前後所定時間以上の遅れや進みの場合に強い振動を発生させることを特徴とする請求項3記載の操作練習装置。
[請求項7]
設定されたテンポ値に応じた拍タイミングを検出し、
操作子の動きから拍を刻む動作を検出し、
拍を刻む動作を検出した検出タイミングと拍タイミングとに応じて、振動発生手段により発生される振動の形態を制御する
ことを特徴とする操作練習方法。
[請求項8]
コンピュータに、
設定されたテンポ値に応じた拍タイミングを検出する拍タイミング検出ステップと、
操作子の動きから拍を刻む動作を検出する動作検出ステップと、
前記動作検出ステップが拍を刻む動作を検出した検出タイミングと、前記拍タイミング検出ステップで検出する拍タイミングとに応じて、振動発生手段により発生させる振動の形態を制御する振動制御ステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 センサ部
14 操作部
14a−1 テンポUPスイッチ
14a−2 テンポDOWNスイッチ
14b スタート/ストップスイッチ14b
15 表示部
16 振動発生部
17 入力部
100 操作練習装置

Claims (8)

  1. 設定されたテンポ値に応じた拍タイミングを検出する拍タイミング検出手段と、
    操作子の動きから拍を刻む動作を検出する動作検出手段と、
    前記動作検出手段が拍を刻む動作を検出した検出タイミングと、前記拍タイミング検出手段が検出した拍タイミングとが合っているか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段が合っているか否かを判別した拍タイミングの次の拍タイミングに合わせて、前記判別手段が判別した判別結果に応じた形態で、振動発生手段を振動させる振動制御手段と
    を具備することを特徴とする操作練習装置。
  2. 前記拍タイミング検出手段は、テンポ進行データを含む曲データを有し、当該曲データのテンポ進行データに従い、曲進行に伴って変化するテンポ値に応じた拍タイミングを検出することを特徴とする請求項1記載の操作練習装置。
  3. 前記振動制御手段は、検出タイミングが拍タイミングに一致するか、拍タイミングより遅いか、あるいは拍タイミングより早いかを判別し、その判別結果に応じて、次の拍タイミングに同期して前記振動発生手段が発生する振動形態を異ならせることを特徴とする請求項1または2に記載の操作練習装置。
  4. 前記振動制御手段は、前記検出タイミングが拍タイミングに一致する場合に次の拍タイミングに同期して前記振動発生手段に1回振動を発生させ、
    前記検出タイミングが拍タイミングより遅い場合に次の拍タイミングに同期して前記振動発生手段に2回振動を発生させ、
    前記検出タイミングが拍タイミングより早い場合に次の拍タイミングに同期して前記振動発生手段に3回振動を発生させることを特徴とする請求項3記載の操作練習装置。
  5. 前記振動制御手段は、検出タイミングが拍タイミングに一致する場合には無振動とし、
    拍タイミングから遅れた場合には前記振動発生手段に振動を一定期間発生させ、拍タイミングより早い場合には当該振動よりゆっくりした振動を一定期間発生させることを特徴とする請求項3記載の操作練習装置。
  6. 前記振動制御手段は、検出タイミングが拍タイミングに一致する場合には無振動とし、
    検出タイミングが拍タイミングに対して前後所定時間未満の遅れや進みの場合に弱い振動を発生させ、検出タイミングが拍タイミングに対して前後所定時間以上の遅れや進みの場合に強い振動を発生させることを特徴とする請求項3記載の操作練習装置。
  7. 設定されたテンポ値に応じた拍タイミングを検出し、
    操作子の動きから拍を刻む動作を検出し、
    拍を刻む動作を検出した検出タイミングと拍タイミングとが合っているか否かを判別し、
    前記合っているか否かを判別した拍タイミングの次の拍タイミングに合わせて、前記判別した判別結果に応じた形態で、振動発生手段を振動させる
    ことを特徴とする操作練習方法。
  8. コンピュータに、
    設定されたテンポ値に応じた拍タイミングを検出する拍タイミング検出ステップと、
    操作子の動きから拍を刻む動作を検出する動作検出ステップと、
    前記動作検出ステップが拍を刻む動作を検出した検出タイミングと、前記拍タイミング検出ステップで検出する拍タイミングが合っているか否かを判別する判別ステップと、
    前記判別ステップが合っているか否かを判別した拍タイミングの次の拍タイミングに合わせて、前記判別ステップが判別した判別結果に応じた形態で、振動発生手段を振動させる振動制御ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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