JP6283345B2 - ノズル及びノズルの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ホットエアを吹き出す吹出器に取り付けられるノズル及びノズルの製造方法に関する。
電子部品の接続に用いられる半田を溶融するために、ホットエアが用いられることがある。ホットエアが、加熱処理の対象となる電子部品に、吹出器から直接的に吹き付けられるならば、ホットエアの熱エネルギは、対象の電子部品に隣接する他の電子部品にも不必要に伝搬される。特許文献1乃至8は、対象の電子部品を取り囲み、熱エネルギの不必要な伝達を防ぐノズルを開示する。
特開平8−46351号公報 特開平11−330688号公報 特開2000−124596号公報 特開平5−299831号公報 特開2006−228771号公報 特開平11−97887号公報 米国特許第6257478号明細書 特開2000−31217号公報
上述の文献に開示されるノズルはいずれも、複雑な構造を有する。複雑な構造を有するノズルの小型化は、製造工程における多くの課題及び/又はノズルの製造コストの増大に帰結する。したがって、上述の文献の開示技術に基づいて製造されるノズルは、大きくなりやすい。大きなノズルは、電子部品が密集した領域には使用しにくい。
本発明は、簡素な構造を有するノズル及びノズルの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係るノズルは、ホットエアを吹き出す吹出器に取り付けられる。ノズルは、前記ホットエアが通過する流入領域を有する平板状の開口板部と、前記開口板部と協働して、前記流入領域から流入した前記ホットエアを対流させる対流空間を規定する周壁部と、を有する対流箱を備える。前記周壁部は、加熱対象物を取り囲む縁部を含む。前記対流空間は、前記開口板部の表面に沿って、前記流入領域から前記周壁部へ連続的に拡がる。前記開口板部の前記表面は、前記縁部によって囲まれた開口領域に全体的且つ直接的に対向する。前記開口板部には、前記対流空間に流入した前記ホットエアが排気される排気口が形成される。
上記構成によれば、対流空間は、開口板部の表面に沿って、流入領域から周壁部へ連続的に拡がるので、流入領域を通じて対流空間に流入したホットエアは、側方へ拡散することができる。したがって、周壁部の縁部によって囲まれた加熱対象物の局所的な過度の加熱は生じにくくなる。開口板部の表面は、縁部によって囲まれた開口領域に全体的且つ直接的に対向するので、ホットエアの多くは、対流箱に熱エネルギをほとんど奪われることなく、加熱対象物の周囲の領域に到達することができる。したがって、加熱対象物は、ホットエアから効率的に熱エネルギを受け取ることができる。排気口は、流入領域が形成された開口板部に形成されるので、流入領域から流入したホットエアの大部分は、加熱対象物に熱エネルギを与えた後に、対流空間から排気口を通じて排気される。対流空間は、開口板部の表面に沿って、流入領域から周壁部へ連続的に拡がり、且つ、開口板部の表面は、縁部によって囲まれた開口領域に全体的且つ直接的に対向するので、ホットエアが淀む淀み点は、対流空間に生じにくい。このことは、対流空間内でのホットエアの円滑な対流を促す。ホットエアの円滑な対流の結果、加熱対象物は、一様に溶融されやすくなる。対流空間は、開口板部の表面に沿って、流入領域から周壁部へ連続的に拡がり、且つ、開口板部の表面は、縁部によって囲まれた開口領域に全体的且つ直接的に対向するので、対流空間内には、対流箱の内部構造を複雑化させる部位は存在しない。したがって、ノズルは、簡素な構造を有することができる。
上記構成において、前記開口板部は、第1辺と、前記第1辺とは反対側の第2辺と、前記第1辺と前記第2辺との間で延びる第3辺と、前記第3辺とは反対側の第4辺と、を含む矩形板であってもよい。前記周壁部は、前記第1辺に沿って前記開口板部から折り曲げられた第1板片と、前記第2辺に沿って前記開口板部から折り曲げられた第2板片と、前記第3辺に沿って前記開口板部から折り曲げられた第3板片と、前記第4辺に沿って前記開口板部から折り曲げられた第4板片と、を含んでもよい。
上記構成によれば、ノズルを製造する製造者は、第1板片、第2板片、第3板片及び第4板片を開口板部から折り曲げ、対流箱を形成することができる。したがって、製造者は、ノズルを簡便に製造することができる。
上記構成において、ノズルは、前記排気口に対向するように配置されたバッフル板を更に備えてもよい。前記バッフル板は、前記排気口から排気された前記ホットエアの流れ方向を変えてもよい。
上記構成によれば、排気口から排気されたホットエアは、バッフル板に衝突するので、ホットエアの流れ方向は、適切に変更される。
上記構成において、ノズルは、前記バッフル板と前記開口板部との間で延びる接続筒を更に備えてもよい。前記バッフル板には、前記流入領域に対向する開口部が形成されてもよい。前記ホットエアは、前記開口部を通じて、前記接続筒に流入してもよい。
上記構成によれば、バッフル板には、流入領域に対向する開口部が形成されるので、ホットエアは、バッフル板の開口部、接続筒及び流入口を順次通過し、対流空間に到達することができる。
上記構成において、前記接続筒は、前記バッフル板と前記開口板部までの区間において、前記ホットエアを案内する空間を形成してもよい。
上記構成によれば、バッフル板と開口板部との間に接続筒が配置されるので、バッフル板は、開口板部から離れた位置に配置される。したがって、バッフル板は、排気口のホットエアの排気を妨げない。加えて、ホットエアは、接続筒内の空間を通過した後、接続筒の空間よりも広い対流空間に流入するので、均一な温度環境が作り出されやすい。
上記構成において、ノズルは、前記開口板部と一体的な第1筒と、前記バッフル板と一体的な第2筒と、を更に備えてもよい。前記接続筒は、前記第1筒と前記第2筒との嵌合構造を有してもよい。
上記構成によれば、接続筒は、バッフル板と一体的な第1筒と、開口板部と一体的な第2筒と、によって形成された嵌合構造を有するので、接続筒は、追加的な部材を要することなく形成される。
上記構成において、前記第1筒は、前記第2筒から分離可能であってもよい。
上記構成によれば、第1筒は、第2筒から分離可能であるので、使用者は、対流箱を容易に交換することができる。
上記構成によれば、バッフル板と開口板部との間に接続筒が配置されるので、バッフル板は、開口板部から離れた位置に配置される。したがって、バッフル板は、排気口のホットエアの排気を妨げない。
上記構成において、ノズルは、前記吹出器が挿入される挿入筒を更に備えてもよい。前記バッフル板は、前記接続筒が接続される第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、を含んでもよい。前記挿入筒は、前記第2面に接続されてもよい。
上記構成によれば、吹出器を使用する使用者は、吹出器を挿入筒に挿入し、ノズルを吹出器に簡便に取り付けることができる。
上記構成において、前記吹出器は、前記挿入筒に挿入される棒部と、前記棒部から突出する突部と、を含んでもよい。前記挿入筒は、前記突部と噛み合う係合溝が形成された筒周壁を含んでもよい。
上記構成によれば、筒周壁には、突部と噛み合う係合溝が形成されるので、ノズルは、吹出器にしっかりと取り付けられる。
上記構成において、前記開口板部は、前記縁部によって囲まれる領域と形状において一致してもよい。
上記構成によれば、開口板部は、縁部によって囲まれる領域と形状において一致するので、ホットエアの多くは、対流箱に熱エネルギをほとんど奪われることなく、加熱対象物の周囲の領域に到達することができる。したがって、加熱対象物は、ホットエアから効率的に熱エネルギを受け取ることができる。
本発明の他の局面に係るノズルの製造方法は、上述のノズルを製造するために用いられる。製造方法は、第1板材にバーリング加工を施与し、前記流入領域と、前記第1筒と、を形成する工程と、第2板材に深絞り加工を施与し、前記開口部と、前記第2筒と、を形成する工程と、前記第2筒を、前記第1筒に挿入し、前記接続筒を形成する工程と、を備える。
上記構成によれば、ノズルを製造する製造者は、バーリング加工によって形成された第1筒に、深絞り加工によって形成された第2筒を挿入し、接続筒を形成することができるので、バッフル板が取り付けられた対流箱は、簡便に製造される。
上記構成において、前記第2筒を、前記第1筒に挿入する工程は、前記開口部を取り囲む前記第2板材の部分を前記排気口に対向させ、前記バッフル板を形成する段階を含んでもよい。
上記構成によれば、第2筒を、第1筒に挿入する工程は、開口部を取り囲む第2板材の部分を排気口に対向させ、バッフル板を形成する段階を含むので、バッフル板は対流箱に容易に取り付けられる。
上記構成において、製造方法は、前記第1板材を十字型に形成する工程と、前記第1板材に折曲加工を施与し、前記開口板部と前記周壁部とを有する前記対流箱を形成する工程と、を更に備えてもよい。
上記構成によれば、対流箱は、折曲加工によって容易に形成される。
上記構成において、前記第2筒を形成する工程は、前記第2板材に、前記ホットエアが通過する流入口を形成する段階と、前記流入口が形成された領域において前記深絞り加工を施与する段階と、を含んでもよい。
上記構成によれば、深絞り加工は、流入口が形成された領域において施与されるので、開口部から流入口までのホットエアの流動経路は、容易に形成される。
上記構成において、製造方法は、前記第2筒の端面に穿孔し、前記ホットエアが通過する流入口を形成する工程を更に備えてもよい。
上記構成において、製造方法は、前記第2筒の端面に穿孔し、前記ホットエアが通過する流入口を形成する工程を更に備えるので、ホットエアは、開口部及び流入口を通じて、対流空間に適切に流入することができる。
上記構成において、製造方法は、前記第2筒の端面に穿孔し、前記ホットエアが通過する流入口を形成する工程を更に備えてもよい。
上記構成において、製造方法は、前記第2筒の端面に穿孔し、前記ホットエアが通過する流入口を形成する工程を更に備えるので、ホットエアは、開口部及び流入口を通じて、滞留空間に適切に流入することができる。
上述の技術は、簡素な構造を有するノズルを提供することができる。
第1実施形態の対流箱の概略的な斜視図である。 図1に示される対流箱の概略的な底面図である。 図2に示される対流箱の製造に用いられる板材の概略的な底面図である(第2実施形態)。 第3実施形態のノズルの概略的な正面図である。 図4に示されるノズルの概略的な斜視図である。 図4に示されるノズルの概略的な底面図である。 図4に示されるノズルの概略的な断面図である(第4実施形態)。 第5実施形態のノズルの概略的な正面図である。 ホットエアを吹き出す吹出器の概略的な平面図である。 図9に示される吹出器に取り付けられたノズルの概略的な斜視図である。
<第1実施形態>
十分な熱エネルギが半田、電子部品や基板といった加熱対象物に伝達されるために、ホットエアは、対流空間内で、ある程度の期間において対流することが好ましい。第1実施形態において、ホットエアを対流空間内で十分に対流させることを可能にする簡便な構造が説明される。
図1は、第1実施形態の対流箱200の概略的な斜視図である。図1を参照して、対流箱200が説明される。図2は、対流箱200の概略的な底面図である。
ノズルは、対流箱200と、ホットエアを吹き出す吹出器(図示せず)への取付に用いられる取付構造(図示せず)と、を備える。ノズルを設計する設計者は、吹出器の構造に適合するように取付構造を設計してもよい。したがって、本実施形態の原理は、特定の取付構造に限定されない。
対流箱200は、開口板部210と、周壁部220と、を含む。開口板部210及び周壁部220は、吹出器から吹き出されたホットエアが対流する対流空間230を形成する。
開口板部210は、平板状である。開口板部210は、流入領域211を有する。1つの中心孔212及び4つの弧状孔213は、流入領域211に形成される。吹出器から吹き出されたホットエアは、中心孔212及び4つの弧状孔213を通過し、対流空間230に流入する。
4つの弧状孔213は、中心孔212を取り囲む。4つの弧状孔213それぞれの曲率中心は、中心孔212の中心と一致してもよい。本実施形態において、流入口は、中心孔212及び4つの弧状孔213によって例示される。流入口は、開口板部210の中心に位置する或いは開口板部210の中心近くに位置する様々な1若しくは複数の孔によって形成されてもよい。たとえば、流入口は、5未満の孔部によって形成されてもよい。代替的に、流入口は、5を超える孔部によって形成されてもよい。本実施形態の原理は、いくつの孔部が流入口を形成するかによっては何ら限定されない。
本実施形態において、流入口は、円形の孔部(すなわち、中心孔212)と弧状に湾曲した孔部(すなわち、弧状孔213)とによって形成される。代替的に、ノズルを設計する設計者は、流入口に他の形状(たとえば、多角形状や線状)を与えてもよい。本実施形態の原理は、流入口として用いられる孔部の特定の形状に限定されない。
周壁部220は、基板(図示せず)の表面に当接する当接縁221を含む。本実施形態において、当接縁221は、略矩形状の輪郭を描く。したがって、当接縁221は、矩形状の平面形状を有する電子部品(たとえば、BGA:BALL GRID ARRAY)の周囲を取り囲むことができる。当接縁221によって描かれる輪郭形状及び開口板部210の平面形状は、加熱処理の対象となる電子部品の形状に適合するように決定される。したがって、本実施形態の原理は、当接縁221によって描かれる輪郭の特定の形状に限定されない。本実施形態において、縁部は、当接縁221によって例示される。
当接縁221が、基板の表面に当接されると、周壁部220は、側方へのホットエアの流れを妨げる。したがって、加熱処理の対象となる電子部品に隣接する他の電子部品は、ホットエアの熱エネルギに曝されにくくなる。周壁部220が、側方へのホットエアの流れを邪魔するので、流入領域211から流入したホットエアは、対流空間230内で適切に対流される。したがって、ホットエアの熱エネルギは、対象の電子部品などに十分に伝達される。以下の説明において、「側方」との用語は、流入領域211を通過するホットエアの流れに交差する方向を意味する。
開口板部210には、中心孔212及び弧状孔213に加えて、4つの排気孔215,216,217,218(図2を参照)が形成される。吹出器から吹き出されたホットエアは、流入領域211を通じて、対流空間230に順次流入するので、対流空間230内で対流するホットエアの一部は、排気孔215,216,217,218を通じて、排気される。本実施形態において、排気口は、排気孔215,216,217,218によって例示される。
本実施形態において、排気口は、円形の孔部(すなわち、排気孔215,216,217,218)である。代替的に、ノズルを設計する設計者は、排気口に他の形状(たとえば、多角形状や線状)を与えてもよい。本実施形態の原理は、排気口の特定の形状に限定されない。
開口板部210は、当接縁221によって囲まれた略矩形の開口領域に向けて突出する突出部を有していないので、対流空間230は、流入領域211から周壁部220へ開口板部210の表面に沿って連続的に拡がる。したがって、流入領域211を通じて対流空間230に流入したホットエアは側方へ拡散することができる。この結果、ホットエアは、電子部品の局所的な過度の低温及び/又は高温を引き起こすことなく、対流空間230内の加熱対象物に、熱エネルギを一様に与えることができる。
流入領域211から流入するホットエアの流れ方向に交差する方向に延びる部位は、対流空間230に存在しないので、開口板部210の表面は、当接縁221によって囲まれた略矩形の開口領域に全体的且つ直接的に対向することができる。したがって、側方へ拡散されたホットエアは、対流箱200によって熱エネルギをほとんど奪われることなく、基板に到達することができる。したがって、加熱対象物は、効率的に熱エネルギをホットエアから受け取ることができる。ホットエアの大部分は、電子部品や接合材料の周囲領域に熱エネルギを与えた後に、排気孔215,216,217,218を通じて対流空間230から排出されることになる。
図1に示される如く、対流空間230は、略完全な空房である。したがって、ホットエアが淀む淀み点は、対流空間230に生じにくい。すなわち、対流箱200は、意図しない局所的な低温領域及び/又は高温領域を発生させにくい構造を有する。したがって、基板と電子部品との接続及び基板からの電子部品の取り外しは、高い信頼性を以て行われる。加えて、電子部品は、熱的な損傷を受けにくくなる。
開口板部210は、第1外縁241と、第2外縁242と、第3外縁243と、第4外縁244と、を有する矩形板である。第1外縁241、第2外縁242、第3外縁243及び第4外縁244は、開口板部210の矩形状の外形輪郭を規定する。第2外縁242は、第1外縁241の反対側に位置する。第3外縁243は、第1外縁241と第2外縁242との間で延びる。第4外縁244は、第3外縁243の反対側に位置する。本実施形態において、第1辺は、第1外縁241によって例示される。第2辺は、第2外縁242によって例示される。第3辺は、第3外縁243によって例示される。第4辺は、第4外縁244によって例示される。
本実施形態において、開口板部210は、略正方形である。代替的に、設計者は、長方形の板を、開口板部として用いてもよい。本実施形態の原理は、開口板部210の特定の形状に限定されない。
第1外縁241及び第3外縁243は、第1角隅部251を規定する。第2外縁242及び第4外縁244は、第2角隅部252を規定する。第3外縁243と第2外縁242は、第3角隅部253を規定する。第4外縁244と第1外縁241は、第4角隅部254を規定する。
開口板部210には、4つの排気孔215,216,217,218が形成される。排気孔215,216、中心孔212及び弧状孔213の曲率中心は、第1角隅部251と第2角隅部252とを結ぶ対角線上に整列される。中心孔212は、排気孔215,216の間に位置する。排気孔217,218、中心孔212及び弧状孔213の曲率中心は、第3角隅部253と第4角隅部254とを結ぶ対角線上に整列される。中心孔212は、排気孔217,218の間に位置する。中心孔212の中心と排気孔215,216,217,218の中心との間の距離は互いに略等しい。したがって、開口板部210上に点対称なレイアウトが作り出される。排気口として例示される4つの排気孔215,216,217,218が、開口板部210の第1角隅部251、第2角隅部252、第3角隅部253及び第4角隅部254にそれぞれ形成される一方で、流入口として例示される中心孔212及び4つの弧状孔213は、開口板部210の中央領域に形成される。したがって、対流箱210は、排気口と流入口との間の干渉なくして、対流空間230を適切に作り出すことができる。
本実施形態のノズルの設計原理は、ホットエアを用いて半田を溶融する様々な装置に適用可能である。したがって、本実施形態の原理は、ノズルが取り付けられる装置の特定の用途に限定されない。
本実施形態の設計原理は、対流箱を製作するための特定の方法に限定されない。対流箱は、折曲加工によって製作されてもよい。代替的に、対流箱は、深絞り加工によって製作されてもよい。
<第2実施形態>
第1実施形態に関連して説明された対流箱は、折曲加工によって容易に製造される。第2実施形態において、対流箱の例示的な製造方法が説明される。
図3は、対流箱200の製造に用いられる板材201の概略的な底面図である。図2及び図3を参照して、対流箱200の製造方法が説明される。同一の符号は、第1実施形態と同一の要素に付されている。第1実施形態の説明は、同一の符号が付された要素に援用される。
製造者は、ステンレスやアルミニウムといった金属の板に対して打抜加工や他の切削加工を施与し、十字型の板材201を形成する。打抜加工が、板材201の形成に用いられるならば、中心孔212、弧状孔213及び排気孔215,216,217,218も同時に形成されてもよい。本実施形態において、第1板材は、板材201によって例示される。
板材201は、開口板部210を含む。図3は、板材201上に形成された4つの折曲線261,262,263,264を点線で示す。開口板部210は、折曲線261,262,263,264によって囲まれた矩形領域である。
折曲線261は、図2を参照して説明された第1外縁241に相当する。折曲線262は、図2を参照して説明された第2外縁242に相当する。折曲線263は、図2を参照して説明された第3外縁243に相当する。折曲線264は、図2を参照して説明された第4外縁244に相当する。
板材201は、第1板片271と、第2板片272と、第3板片273と、第4板片274と、を含む。第1板片271は、折曲線261に沿って、開口板部210から折り曲げられる。第2板片272は、折曲線262に沿って、開口板部210から折り曲げられる。第3板片273は、折曲線263に沿って、開口板部210から折り曲げられる。第4板片274は、折曲線264に沿って、開口板部210から折り曲げられる。第1板片271、第2板片272、第3板片273及び第4板片274は、協働して、図2を参照して説明された周壁部220を形成する。
第1板片271は、折曲線263の延長線に沿って延びる縦縁281を含む。第3板片273は、折曲線261の延長線に沿って延びる縦縁282を含む。折曲加工が、第1板片271及び第3板片273に施与されると、縦縁281は、縦縁282に当接し、第1角隅部251から延びる角隅線を形成する。縦縁281,282によって形成される角隅線は、流入領域211から流入するホットエアの流れ方向に延びる。
第2板片272は、折曲線264の延長線に沿って延びる縦縁283を含む。第4板片274は、折曲線262の延長線に沿って延びる縦縁284を含む。折曲加工が、第2板片272及び第4板片274に施与されると、縦縁283は、縦縁284に当接し、第2角隅部252から延びる角隅線を形成する。縦縁283,284によって形成される角隅線は、流入領域211から流入するホットエアの流れ方向に延びる。
第3板片273は、折曲線262の延長線に沿って延びる縦縁285を含む。第2板片272は、折曲線263の延長線に沿って延びる縦縁286を含む。折曲加工が、第3板片273及び第2板片272に施与されると、縦縁285は、縦縁286に当接し、第3角隅部253から延びる角隅線を形成する。縦縁285,286によって形成される角隅線は、流入領域211から流入するホットエアの流れ方向に延びる。
第4板片274は、折曲線261の延長線に沿って延びる縦縁287を含む。第1板片271は、折曲線264の延長線に沿って延びる縦縁288を含む。折曲加工が、第4板片274及び第1板片271に施与されると、縦縁287は、縦縁288に当接し、第4角隅部254から延びる角隅線を形成する。縦縁287,288によって形成される角隅線は、流入領域211から流入するホットエアの流れ方向に延びる。
<第3実施形態>
設計者は、上述の実施形態に関連して説明された設計原理に基づいて、様々なノズルを設計することができる。第3実施形態において、例示的なノズルが説明される。
図4は、第3実施形態のノズル100の概略的な正面図である。図4を参照して、ノズル100が説明される。図5は、ノズル100の概略的な斜視図である。同一の符号は、第2実施形態と同一の要素に付されている。第2実施形態の説明は、同一の符号が付された要素に援用される。
ノズル100は、対流箱200Aと、バッフル板300と、挿入筒400と、接続筒500と、を備える。上述の実施形態と同様に、対流箱200Aは、開口板部210と、周壁部220と、を含む。上述の実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
対流箱200Aは、第1接続片291と、第2接続片292と、第3接続片293と、第4接続片294と、を更に含む。第1接続片291、第2接続片292、第3接続片293及び第4接続片294のそれぞれは、略L字状の断面を有する。
第1接続片291の屈曲部が、縦縁281,282によって形成された角隅線に重なるように、第1接続片291は、周壁部220に取り付けられる。この結果、第1接続片291は、第1板片271と第3板片273とに重なる。第1接続片291は、第1板片271と第3板片273とにスポット溶接される。この結果、第1板片271は、第1接続片291によって、第3板片273に簡便に連結される。
第2接続片292の屈曲部が、縦縁283,284によって形成された角隅線に重なるように、第2接続片292は、周壁部220に取り付けられる。この結果、第2接続片292は、第2板片272と第4板片274とに重なる。第2接続片292は、第2板片272と第4板片274とにスポット溶接される。この結果、第2板片272は、第2接続片292によって、第4板片274に簡便に連結される。
第3接続片293の屈曲部が、縦縁285,286によって形成された角隅線に重なるように、第3接続片293は、周壁部220に取り付けられる。この結果、第3接続片293は、第3板片273と第2板片272とに重なる。第3接続片293は、第3板片273と第2板片272とにスポット溶接される。この結果、第3板片273は、第3接続片293によって、第2板片272に簡便に連結される。
第4接続片294の屈曲部が、縦縁287,288によって形成された角隅線に重なるように、第4接続片294は、周壁部220に取り付けられる。この結果、第4接続片294は、第4板片274と第1板片271とに重なる。第4接続片294は、第4板片274と第1板片271とにスポット溶接される。この結果、第4板片274は、第4接続片294によって、第1板片271に簡便に連結される。
バッフル板300は、第1面310と、第2面320と、を含む。第1面310は、対流箱200Aに対向する。第2面320は、第1面310とは反対側に形成される。接続筒500は、第1面310から延出し、開口板部210に接続される。挿入筒400は、第2面320に接続される。
ホットエアを吹き出す吹出器は、挿入筒400に挿入される。ホットエアは、バッフル板300及び接続筒500を順次通過し、対流箱200A内の対流空間(図示せず)内に流入する。ホットエアが、接続筒500の内部空間を通過する結果、均一な加熱を行うための環境が、対流箱200Aの対流空間内で作り出される。
図6は、ノズル100の概略的な底面図である。図6を参照してノズル100が更に説明される。
バッフル板300は、外周縁330を含む。外周縁330によって囲まれた略矩形状の領域は、底面視において、開口板部210を完全に包含する。したがって、バッフル板300は、排気孔215,216,217,218に対向する。
排気孔215,216,217,218から排出されたホットエアは、バッフル板300に衝突する。この結果、ホットエアは、側方へ流れる。したがって、排気されたホットエアは、挿入筒400に挿入された吹出器に熱的な影響を与えにくい。
本実施形態において、バッフル板300は、矩形状である。代替的に、設計者は、バッフル板300に他の形状を与えてもよい。本実施形態の原理は、バッフル板300の特定の形状に限定されない。
<第4実施形態>
バッフル板と対流箱とを接続する接続筒は、様々な構造を有することができる。第4実施形態において、接続筒の例示的な構造が説明される。
図7は、ノズル100の概略的な断面図である。図6及び図7を参照して、ノズル100が説明される。同一の符号は、第3実施形態と同一の要素に付されている。第3実施形態の説明は、同一の符号が付された要素に援用される。
図7は、板材202を示す。製造者は、第2実施形態に関連して説明された折曲加工を板材202に施与し、周壁部220を形成することができる。第2実施形態の説明は、周壁部220の形成に援用される。
製造者は、第2実施形態に関連して説明された打抜加工によって、排気孔215,216,217,218を形成してもよい(排気孔217,218に関して、図6を参照)。第2実施形態の説明は、排気孔215,216,217,218の形成に援用される。
製造者は、開口板部210にバーリング加工を施与し、流入領域211と、外筒510を形成する。本実施形態において、第1板材は、板材202によって例示される。第1筒は、外筒510によって例示される。
図7は、板材301を示す。製造者は、板材301に深絞り加工を施与し、内筒520を形成する。内筒520は、周壁521と、端壁522と、を含む。深絞り加工の結果、端壁522に対向する開口部340が形成される。製造者は、内筒520を、外筒510に挿入し、接続筒500を形成することができる。製造者は、その後、外筒510と内筒520とに溶接処理を施与してもよい。この結果、内筒520及び外筒510は、一体化される。代替的に、内筒520は、外筒510から分離可能にされてもよい。この場合、使用者は、対流箱200Aを他のもう1つの対流箱と容易に交換することができる。このことは、加熱対象物の形状に適した対流箱の使用を容易化する。
外筒510への内筒520の挿入の結果、開口部340の周囲の板材301によって形成されるバッフル板300は、排気孔215,216,217,218に対向する位置に配置される。本実施形態において、第2筒は、内筒520によって例示される。
端壁522には、中心孔212及び弧状孔213が形成される。したがって、挿入筒400に挿入された吹出器(図示せず)から吹き出されたホットエアは、開口部340から接続筒500に流入し、その後、中心孔212及び弧状孔213を通じて、対流空間230に流入する。接続筒500は、開口部340から中心孔212及び弧状孔213までの区間において、ホットエアを案内する。
中心孔212及び弧状孔213の形成は、深絞り加工の前に行われてもよい。この場合、深絞り加工は、中心孔212及び弧状孔213が形成された領域に施与される。代替的に、中心孔212及び弧状孔213は、深絞り加工の後の端壁522への穿孔加工によって形成されてもよい。本実施形態において、第2筒の端面は、端壁522によって例示される。
深絞り加工に代えて、バーリング加工が行われてもよい。この場合、板材301には、端壁522を有さない筒状部が形成される。筒状部が、板材201に形成された外筒510に嵌め合わされると、バッフル板300と開口板部210との間で延びる接続筒が形成される。
<第5実施形態>
ノズルは、様々な構造によって、半田を溶融するホットエアを吹き出す吹出器に接続されてもよい。第5実施形態において、吹出器へのノズルの例示的な接続構造が説明される。
図8は、第5実施形態のノズル100Bの概略的な正面図である。図8を参照して、ノズル100Bが説明される。同一の符号は、第4実施形態と同一の要素に付されている。第4実施形態の説明は、同一の符号が付された要素に援用される。
第4実施形態と同様に、ノズル100Bは、対流箱200Aと、バッフル板300と、接続筒500と、を備える。第4実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
ノズル100Bは、挿入筒400Bを更に備える。挿入筒400Bは、略円筒状の周壁410を含む。周壁410には、略J字状に屈曲した屈曲溝411が形成される。本実施形態において、筒周壁は、周壁410によって例示される。
図9は、ホットエアを吹き出す吹出器BLWの概略的な平面図である。図7及び図8を参照して、吹出器BLWが説明される。
吹出器BLWは、握持部HDLと、吹出筒BLTと、ケーブルCBLと、を備える。握持部HDLは、全体的に円筒形状である。握持部HDLには、ケーブルCBLからの電力供給の下で高温の空気を吹き出すための様々な部品が収容される。作業者は、握持部HDLを握持し、吹出器BLWを操作することができる。
吹出筒BLTは、細長い円柱部CLDと、瘤部KNBと、を含む。円柱部CLDは、握持部HDLから突出する。ホットエアは、円柱部CLDを通じて吹き出される。瘤部KNBは、円柱部CLDの周面から、円柱部CLDの半径方向に突出する。本実施形態において、棒部は、円柱部CLDによって例示される。突部は、瘤部KNBによって例示される。
図10は、吹出器BLWに取り付けられたノズル100Bの概略的な斜視図である。図10を参照して、ノズル100Bが説明される。
瘤部KNBが、屈曲溝411に沿って移動するように、円柱部CLDの先端は、挿入筒400Bに挿入され、その後、挿入筒400B内で回転される。この結果、瘤部KNBは、屈曲溝411と係合する。したがって、ノズル100Bは、吹出筒BLTに適切に固定される。
上述の様々な実施形態に関連して説明された設計原理は、様々な吹出器とともに用いられるノズルに適用可能である。上述の様々な実施形態のうち1つに関連して説明された様々な特徴のうち一部が、他のもう1つの実施形態に関連して説明されたノズルに適用されてもよい。
上述の実施形態の原理は、ノズルを利用する様々な技術分野に好適に利用される。
100,100B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ノズル
200,200A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・対流箱
201,202・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・板材
210・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・開口板部
211・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・流入領域
214〜218・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・排気孔
220・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周壁部
230・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・対流空間
241・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1外縁
242・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2外縁
243・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第3外縁
244・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第4外縁
261〜264・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・折曲線
271・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1板片
272・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2板片
273・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第3板片
274・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第4板片
281〜288・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・縦縁
291・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1接続片
292・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2接続片
293・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第3接続片
294・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第4接続片
300・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッフル板
301・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・板材
310・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1面
320・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2面
340・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・開口部
400,400B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・挿入筒
410・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周壁
411・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・屈曲溝
500・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・接続筒
510・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外筒
520・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内筒
522・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・端壁
KNB・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・瘤部
BLT・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・吹出筒
BLW・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・吹出器

Claims (14)

  1. ホットエアを吹き出す吹出器に取り付けられるノズルであって、
    前記ホットエアが通過する流入領域を有する平板状の開口板部と、前記開口板部と協働して、前記流入領域から流入した前記ホットエアを対流させる対流空間を規定する周壁部と、を有する対流箱を備え、
    前記周壁部は、加熱対象物を取り囲む縁部を含み、
    前記対流空間は、前記開口板部の表面に沿って、前記流入領域から前記周壁部へ連続的に拡がり、
    前記開口板部の前記表面は、前記縁部によって囲まれた開口領域に全体的且つ直接的に対向し、
    前記開口板部には、前記対流空間に流入した前記ホットエアが排気される排気口が形成され
    前記開口板部は、第1辺と、前記第1辺とは反対側の第2辺と、前記第1辺と前記第2辺との間で延びる第3辺と、前記第3辺とは反対側の第4辺と、を含む矩形板であり、
    前記周壁部は、前記第1辺に沿って前記開口板部から折り曲げられた第1板片と、前記第2辺に沿って前記開口板部から折り曲げられた第2板片と、前記第3辺に沿って前記開口板部から折り曲げられた第3板片と、前記第4辺に沿って前記開口板部から折り曲げられた第4板片と、を含む
    ノズル。
  2. 前記開口板部は、前記縁部によって囲まれる領域と形状において一致する
    請求項1に記載のノズル。
  3. 前記排気口に対向するように配置されたバッフル板を更に備え、
    前記バッフル板は、前記排気口から排気された前記ホットエアの流れ方向を変える
    請求項1又は2に記載のノズル。
  4. 前記バッフル板と前記開口板部との間で延びる接続筒を更に備え、
    前記バッフル板には、前記流入領域に対向する開口部が形成され、
    前記ホットエアは、前記開口部を通じて、前記接続筒に流入する
    請求項3に記載のノズル。
  5. 前記接続筒は、前記バッフル板と前記開口板部までの区間において、前記ホットエアを案内する空間を形成する
    請求項4に記載のノズル。
  6. 前記開口板部と一体的な第1筒と、
    前記バッフル板と一体的な第2筒と、を更に備え、
    前記接続筒は、前記第1筒と前記第2筒との嵌合構造を有する
    請求項4に記載のノズル。
  7. 前記第1筒は、前記第2筒から分離可能である
    請求項6に記載のノズル。
  8. 前記吹出器が挿入される挿入筒を更に備え、
    前記バッフル板は、前記接続筒が接続される第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、を含み、
    前記挿入筒は、前記第2面に接続される
    請求項4乃至7のいずれか1項に記載のノズル。
  9. 前記吹出器は、前記挿入筒に挿入される棒部と、前記棒部から突出する突部と、を含み、
    前記挿入筒は、前記突部と噛み合う係合溝が形成された筒周壁を含む
    請求項8に記載のノズル。
  10. 請求項6に記載のノズルの製造方法であって、
    第1板材にバーリング加工を施与し、前記流入領域と、前記第1筒と、を形成する工程と、
    第2板材に深絞り加工を施与し、前記開口部と、前記第2筒と、を形成する工程と、
    前記第2筒を、前記第1筒に挿入し、前記接続筒を形成する工程と、を備える
    製造方法。
  11. 前記第2筒の端面に穿孔し、前記ホットエアが通過する流入口を形成する工程を更に備える
    請求項10に記載の製造方法。
  12. 前記第2筒を、前記第1筒に挿入する工程は、前記開口部を取り囲む前記第2板材の部分を前記排気口に対向させ、前記バッフル板を形成する段階を含む
    請求項10又は11に記載の製造方法。
  13. 前記第1板材を十字型に形成する工程と、
    前記第1板材に折曲加工を施与し、前記開口板部と前記周壁部とを有する前記対流箱を形成する工程と、を更に備える
    請求項10乃至12のいずれか1項に記載の製造方法。
  14. 前記第2筒を形成する工程は、前記第2板材に、前記ホットエアが通過する流入口を形成する段階と、前記流入口が形成された領域において前記深絞り加工を施与する段階と、を含む
    請求項10乃至13のいずれか1項に記載の製造方法。
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