JP6282039B2 - 警報システム - Google Patents
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Description
所定の監視領域に設置され、温度を測定して当該測定温度を含む温度測定信号を送信する1又は複数の温度測定チップと、
温度測定チップから受信した温度測定信号の測定温度に基づいて温度上昇率を検知し、当該温度上昇率が所定の閾値以上の場合に火災を判断して火災警報を出力する警報器と、
を備えた警報システムを対象とする。
(警報システムA)
ここで、警報器は、温度測定チップの設置環境での火災発生に伴う温度の緩慢な上昇を想定して1を超える所定の補正係数を予め定め、温度測定信号の測定温度から検知した温度上昇率に補正係数を乗じた補正温度上昇率が閾値以上の場合に火災を判断する。
(警報システムB)
または、警報器は、温度測定チップの設置環境での火災以外の原因による温度上昇を想定して1未満となる所定の補正係数を予め定め、温度測定信号の測定温度から検知した温度上昇率に補正係数を乗じた補正温度上昇率が閾値以上の場合に火災を判断する。
所定の監視領域に設置され、温度を測定して当該測定温度を含む温度測定信号を送信する複数の温度測定チップと、
温度測定チップから受信した温度測定信号の測定温度に基づいて温度上昇率を検知し、当該温度上昇率が所定の閾値以上の場合に火災を判断して火災警報を出力する警報器と、
を備えた警報システムを対象とする。
(警報システムC)
ここで、警報器は、複数の温度測定チップの設置環境に応じて、火災発生に伴う温度の緩慢な上昇が想定される場合は1を超える所定の補正係数を、火災以外の原因による温度上昇が想定される場合は1未満となる所定の補正係数を予め定め、温度測定信号の測定温度から検知した温度上昇率の各々に設置環境に応じた補正係数を乗じた補正温度上昇率を求め、当該補正温度上昇率の少なくとも何れかが閾値以上の場合に火災を判断する。
本発明によれば、温度測定チップの設置環境での温度上昇を想定して温度上昇率を補正する所定の補正係数を予め定め、温度測定チップからの測定温度を警報器で受信して温度上昇率を検知した場合に、所定の補正係数により温度上昇率を補正し(検出感度を変更し)、補正した温度上昇率が閾値以上の場合に火災を判断して警報するようにしたため、火災発生による温度上昇の様子が温度測定チップの設置環境により異なっていても、火災の判断遅れや非火災報を抑制した差動式による適切な判断ができる。
例えば火災発生による緩慢な温度上昇が想定される温度測定チップの設置環境、例えばソファや寝具またはその近傍に温度測定チップを配置した場合、ソファや寝具は火災の初期段階ではくすぶり続けるために測定温度の上昇は緩慢なことが想定できる。この場合には、1を超える補正係数を設定し、測定温度から検知された温度上昇率に1を超える補正係数を乗じて補正した温度上昇率(高い検出感度に補正)を求めて閾値と比較することで、補正した温度上昇率は早い段階で閾値に達して火災を判断でき、火災の判断遅れを抑制できる。
また温度測定チップを暖房機器またはその近傍に設置した場合、暖房機器の使用開始に伴い火災以外の原因による設置環境の温度上昇が想定できる。この場合には、1未満の補正係数を設定し、測定温度から検知された温度上昇率に1未満の補正係数を乗じた補正した温度上昇率(低い検出感度に補正)を求めて閾値と比較することで、補正した温度上昇率が閾値に到達しないようにして、非火災報を抑制することができる。
図1は本発明による警報システムの概略構成を示した説明図であり、住宅の例えば居間に設置した場合を例にとっている。
図2は温度測定チップの構成を示したブロック図である。温度測定チップ10は、測定制御部12、温度検出素子13、アンテナ14aを接続した第1通信部14、メモリ15及び表示部16を備え、電池電源17で動作する。測定制御部12は、CPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路またはワイヤードロジック回路等を使用する。
(警報器の構成)
図3は警報器の構成を示したブロック図である。図3において、警報器100は、警報制御部101、アンテナ102aを接続した第1通信部102、メモリ103、報知部104及び操作部105を備え、電池電源106により動作する。警報制御部101は、CPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路またはワイヤードロジック回路等を使用する。
図4は、図3の警報制御部101で実行する火災判断制御の説明図であり、機能構成を図4(A)に示し、この火災判断制御に用いる補正係数の決め方を図4(B)に表形式で示し、更にメモリに記憶する補正情報を図4(C)に示す。
(1) 温度測定チップ10の設置環境での火災発生に伴う温度の緩慢な上昇を想定して1を超える補正係数を定める。
(2) 温度測定チップ10の設置環境での火災以外の原因による温度上昇を想定して1未満の補正係数を定める。
図5は図4の火災判断制御に設定する補正係数の一例を表形式で示した説明図であり、住宅に設置した場合の設置場所と補正係数を示す。図5において、設置場所となる天井面、壁面上部、居間、喫煙なしの主寝室、階段室及び空き室は、火災発生による温度上昇を規格上昇と想定し、補正係数KとしてK=1を設定し、測定温度から検知した温度上昇率をそのまま所定の閾値と比較して火災を判断する。
図1において、警報器100は所定周期、例えば1分周期で一括AD変換信号を温度測定チップ10−1〜10−4に送信し、続いて温度測定チップ10−1〜10−4のアドレスを順次指定してしたポーリング信号を送信する。
図6は、本発明による警報システムの他の実施形態を示した説明図であり、住宅の各部屋に設置した警報器を連動するようにしたことを特徴とする。
(補正係数の変更)
上記の実施形態にあっては、警報システムを設置する場合に、温度測定チップの設置場所に基づき例えば図5の例のように、所定の補正係数を設定しているが、警報システムの使用中に、必要に応じて補正係数を変更することもできる。この補正係数の変更は、例えば火災以外の原因による非火災報が出された場合、非火災報が出たことを示す所定の操作を行うことで、そのとき設定している補正係数Kを、所定の単位補正係数ΔK、例えばΔK=0.1ずつ低下させる変更を行う。
また、上記の実施形態にあっては、警報器から一括AD変換信号とポーリング信号を温度測定チップへ送信して温度測定信号を受信しているが、警報器からの指示によらずに温度測定チップが自立的に所定周期毎に温度測定信号を送信するようにしても良い。
また、上記の実施形態にあっては、連動型の警報器と温度測定チップの間は第1通信プロトコルに従った通信、警報器の間は第2通信プロトコルに従った通信としているが、それぞれ同じ通信プロトコルとし、チャンネルを別にすれば良い。このようにすれば警報器に第1通信部と第2通信部を設ける必要がなく、1つの通信部として構成を簡単できる。
また、上記の実施形態は住宅用に限らずビルやオフィス用など各種用途の温度異常の監視にも適用できる。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:測定制御部
13:温度検出素子
14,102:第1通信部
100,100−1〜100−4:警報器
101:警報制御部
104:報知部
105:操作部
107:第2通信部
201:温度上昇率検知部
202:補正係数設定部
203:補正部
204:火災判断部
205:閾値設定部
Claims (3)
- 所定の監視領域に設置され、温度を測定して当該測定温度を含む温度測定信号を送信する1又は複数の温度測定チップと、
前記温度測定チップから受信した温度測定信号の測定温度に基づいて温度上昇率を検知し、当該温度上昇率が所定の閾値以上の場合に火災を判断して火災警報を出力する警報器と、
を備えた警報システムに於いて、
前記警報器は、前記温度測定チップの設置環境での火災発生に伴う温度の緩慢な上昇を想定して1を超える所定の補正係数を予め定め、前記温度測定信号の測定温度から検知した温度上昇率に前記補正係数を乗じた補正温度上昇率が前記閾値以上の場合に火災を判断することを特徴とする警報システム。
- 所定の監視領域に設置され、温度を測定して当該測定温度を含む温度測定信号を送信する1又は複数の温度測定チップと、
前記温度測定チップから受信した温度測定信号の測定温度に基づいて温度上昇率を検知し、当該温度上昇率が所定の閾値以上の場合に火災を判断して火災警報を出力する警報器と、
を備えた警報システムに於いて、
前記警報器は、前記温度測定チップの設置環境での火災以外の原因による温度上昇を想定して1未満となる所定の補正係数を予め定め、前記温度測定信号の測定温度から検知した温度上昇率に前記補正係数を乗じた補正温度上昇率が前記閾値以上の場合に火災を判断することを特徴とする警報システム。
- 所定の監視領域に設置され、温度を測定して当該測定温度を含む温度測定信号を送信する複数の温度測定チップと、
前記複数の温度測定チップから受信した温度測定信号の測定温度に基づいて温度上昇率を検知し、当該温度上昇率が所定の閾値以上の場合に火災を判断して火災警報を出力する警報器と、
を備えた警報システムに於いて、
前記警報器は、前記複数の温度測定チップの設置環境に応じて、火災発生に伴う温度の緩慢な上昇が想定される場合は1を超える所定の補正係数を、火災以外の原因による温度上昇が想定される場合は1未満となる所定の補正係数を予め定め、前記温度測定信号の測定温度から検知した温度上昇率の各々に前記設置環境に応じた補正係数を乗じた補正温度上昇率を求め、当該補正温度上昇率の少なくとも何れかが前記閾値以上の場合に火災を判断することを特徴とする警報システム。
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