JP4927639B2 - ガス警報器 - Google Patents
ガス警報器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4927639B2 JP4927639B2 JP2007122421A JP2007122421A JP4927639B2 JP 4927639 B2 JP4927639 B2 JP 4927639B2 JP 2007122421 A JP2007122421 A JP 2007122421A JP 2007122421 A JP2007122421 A JP 2007122421A JP 4927639 B2 JP4927639 B2 JP 4927639B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- correction coefficient
- humidity
- temperature
- sensor
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
Description
作用電極、対向電極、およびこれらの電極間に電解質を介在させた二極式ガスセンサと、
作用電極、対向電極、参照電極、およびこれらの電極間に電解質を介在させた三極式がある。
本発明はガス警報器を提供する。本発明のガス警報器は、
外気に接触する電解質中に少なくとも作用電極、対向電極を離間配置した電気化学式ガスセンサと、
電気化学式ガスセンサを動作させ、作用電極に接触したCOガスのガス濃度に応じたCOガス検出信号を出力するセンサ動作回路と、
電気化学式ガスセンサを設置した環境の温度を検出する温度センサと、
電気化学式ガスセンサを設置した環境の湿度を検出する湿度センサと、
温度センサが検出した温度と湿度センサが検出した湿度の少なくともいずれか一方が変化した場合に、当該検出した温度と検出した湿度とに基づいてCOガス検出信号を補正するための補正係数を決定する補正係数決定部と、
センサ動作回路から出力されるCOガス検出信号に補正係数を乗じて補正する補正部と、
を備え、補正係数決定部は、
温度センサ、湿度センサ、センサ動作回路がそれぞれ所定期間に亘り検出した温度、湿度及びCOガス検出信号の累積データに基づいて、温度センサ、湿度センサが検出した温度と湿度の少なくともいずれか一方が変化し、当該変化に伴いCOガス検出信号が変動して安定するまでの所定期間を経過した時の補正係数を決定して予め保持し、
温度センサが検出した温度と湿度センサが検出した湿度の少なくともいずれか一方が変化した場合に、検出した温度と検出した湿度とに基づいて保持した補正係数を取得し、当該変化を起点とする経過時間に応じて当該変化前の補正係数から取得した補正係数に向けて変化する補正係数を決定することを特徴とする。
複数段階に分割した温度区分と湿度区分で決まる区分位置に、温度区間及び湿度区間に対応する補正係数を登録した補正係数二次元テーブルと、
補正係数二次元テーブルに登録したある補正係数K1から他の補正係数K2に変化した際の補正係数差分ΔK(=K1−K2)の経過期間Dに応じた変化率α(%/日)を登録した期間変化率テーブルと、
所定期間毎に、例えば1日1回サンプリングした温度センサが検出した温度と湿度センサが検出した湿度により補正係数二次元テーブルを参照して対応する区間位置の補正係数を取得する補正係数取得部と、
補正係数二次元テーブルから取得した補正係数が変化してから次に変化するまでの経過期間Dにより期間変化率テーブルを参照して対応する区分位置の変化率を取得する変化率取得部と、
変化前の補正係数K1から変化後の補正係数K2を差し引いた補正係数差分ΔKに変化率αを乗じて求めた補正係数変化量(α・ΔK)を、前回の補正係数K1に加算して現時点の補正係数(K1+α・ΔK)を算出する補正係数算出部と、
を備える。
本発明の他の実施形態にあっては、温度センサを必要としないガス警報器を提供する。即ち、本発明のガス警報器は、
外気に接触する電解質中に少なくとも作用電極、対向電極を離間配置した電気化学式ガスセンサと、
電気化学式ガスセンサを動作させ、作用電極に接触したCOガスのガス濃度に応じたCOガス検出信号を出力するセンサ動作回路と、
電気化学式ガスセンサを設置した環境の湿度を検出する湿度センサと、
湿度センサが検出した湿度が変化した場合に、設置場所に対応して予め設定した単一の温度区分と当該検出した湿度とに基づいてCOガス検出信号を補正するための補正係数を決定する補正係数決定部と、
センサ動作回路から出力されるCOガス検出信号に補正係数を乗じて補正する補正部と、
を備え、補正係数決定部は、
温度を単一の温度区分に維持した状態で湿度センサ、センサ動作回路がそれぞれ所定期間に亘り検出した湿度及びCOガス検出信号の累積データに基づいて、湿度が変化し、当該変化に伴いCOガス検出信号が変動して安定するまでの所定期間を経過した時の補正係数を決定して予め保持し、
湿度センサが検出した湿度が変化した場合に、検出した湿度に基づいて保持した補正係数を取得し、当該変化を起点とする経過時間に応じて当該変化前の補正係数から取得した補正係数に向けて変化する補正係数を決定することを特徴とする。
予め設定した単一の温度区分と複数段階に分割した湿度区分とで決まる区分位置に、対応する補正係数を登録した補正係数二次元テーブルと、
補正係数二次元テーブルに登録したある補正係数K1から他の補正係数K2に変化した際の補正係数差分ΔK(=K1−K2)の経過期間Dに応じた変化率α(%/日)を登録した期間変化率テーブルと、
所定期間毎にサンプリングした湿度センサの検出湿度により補正係数二次元テーブルを参照して対応する区分位置の補正係数を取得する補正係数取得部と、
補正係数二次元テーブルから取得した補正係数が変化してから次に変化するまでの経過期間Dにより期間変化率テーブルを参照して対応する変化率αを取得する変化率取得部と、
変化前の補正係数K1から変化後の補正係数K2を差し引いた補正係数差分ΔKに変化率αを乗じて求めた補正係数変化量(α・ΔK)を、前回の補正係数K1に加算して現時点の補正係数(K1+α・ΔK)を算出する補正係数算出部と、
を備える。
本発明の他の実施形態にあっては、湿度センサを必要としないガス警報器を提供する。即ち、本発明のガス警報器は、
外気に接触する電解質中に少なくとも作用電極、対向電極を離間配置した電気化学式ガスセンサと、
電気化学式ガスセンサを動作させ、作用電極に接触したCOガスのガス濃度に応じたCOガス検出信号を出力するセンサ動作回路と、
電気化学式ガスセンサを設置した環境の温度を検出する温度センサと、
温度センサが検出した温度が変化した場合に、設置場所に対応して予め設定した単一の湿度区分と当該検出した温度とに基づいてCOガス検出信号を補正するための補正係数を決定する補正係数決定部と、
センサ動作回路から出力されるCOガス検出信号に補正係数を乗じて補正する補正部と、
を備え、補正係数決定部は、
温度を単一の湿度区分に維持した状態で温度センサ、センサ動作回路がそれぞれ所定期間に亘り検出した温度及びCOガス検出信号の累積データに基づいて、温度が変化し、当該変化に伴いCOガス検出信号が変動して安定するまでの所定期間を経過した時の補正係数を決定して予め保持し、
温度センサが検出した温度が変化した場合に、検出した温度に基づいて保持した補正係数を取得し、当該変化を起点とする経過時間に応じて当該変化前の補正係数から取得した補正係数に向けて変化する補正係数を決定することを特徴とする。
複数段階に分割した温度区分と予め設定した単一の湿度区分とで決まる区分位置に、対応する補正係数を登録した補正係数二次元テーブルと、
補正係数二次元テーブルに登録したある補正係数K1から他の補正係数K2に変化した際の補正係数差分ΔK(=K2−K1)の経過期間Dに応じた変化率α(%/日)を登録した期間変化率テーブルと、
所定期間毎にサンプリングした温度センサの検出温度により補正係数二次元テーブルを参照して対応する区分位置の補正係数を取得する補正係数取得部と、
補正係数二次元テーブルから取得した補正係数が変化してから次に変化するまでの経過期間Dにより期間変化率テーブルを参照して対応する変化率αを取得する変化率取得部と、
変化前の補正係数K1から変化後の補正係数K2を差し引いた補正係数差分ΔKに変化率αを乗じて求めた補正係数変化量(α・ΔK)を、前回の補正係数K1に加算して現時点の補正係数(K1+α・ΔK)を算出する補正係数算出部と、
を備える。
本発明の他の実施形態にあっては、温度センサと湿度センサを必要とせず、気象統計データから得られた温度と湿度に基づき補正係数を決定するようにしたガス警報器を提供する。
外気に接触する電解質中に少なくとも作用電極、対向電極を離間配置した電気化学式ガスセンサと、
電気化学式ガスセンサを動作させ、作用電極に接触したCOガスのガス濃度に応じたCOガス検出信号を出力するセンサ動作回路と、
設置場所に対応して予め設定した気象統計データから得られた現時点の気象統計温度と気象統計湿度の少なくともいずれか一方が変化した場合に、気象統計温度と気象統計湿度とに基づいてCOガス検出信号を補正するための補正係数を決定する補正係数決定部と、
センサ動作回路から出力されるCOガス検出信号に補正係数を乗じて補正する補正部と、
を備え、補正係数決定部は、
所定の温度センサと湿度センサ、及びセンサ動作回路がそれぞれ所定期間に亘り検出した温度、湿度及びCOガス検出信号の累積データに基づいて、温度センサ、湿度センサが検出した温度と湿度の少なくともいずれか一方が変化し、当該変化に伴いCOガス検出信号が変動して安定するまでの所定期間を経過した時の補正係数を決定して予め保持し、
気象統計温度と気象統計湿度の少なくともいずれか一方が変化した場合に、気象統計温度と気象統計湿度とに基づいて保持した補正係数を取得し、当該変化を起点とする経過時間に応じて当該変化前の補正係数から取得した補正係数に向けて変化する補正係数を決定することを特徴とする。
複数段階に分割した温度区分と湿度区分とで決まる区分位置に、対応する補正係数を登録した補正係数二次元テーブルと、
補正係数二次元テーブルと同じ複数段階に分割した温度区分と湿度区分を有し、気象統計データから得られた期間単位、例えば月単位の平均気温と平均湿度が属する温度区分と湿度区分で決まる区分位置に該当する期間名、例えば月名を設定した温度湿度月別テーブルと、
補正係数二次元テーブルに登録したある補正係数K1から他の補正係数K2に変化した際の補正係数差分ΔK(=K1−K2)の経過期間Dに応じた変化率α(%/日)を登録した期間変化率テーブルと、
温度湿度月別テーブルから現在期間に対応する温度区分と湿度区分を取得し、取得した温度区分と湿度区分により補正係数二次元テーブルを参照して対応する補正係数を取得する補正係数取得部と、
補正係数二次元テーブルから取得した補正係数が変化してから次に変化するまでの経過期間Dにより期間変化率テーブルを参照して対応する変化率αを取得する変化率取得部と、
変化前の補正係数K1から変化後の補正係数K2を差し引いた補正係数差分ΔKに変化率αを乗じて求めた補正係数変化量(α・ΔK)を、前回の補正係数K1に加算して現時点の補正係数(K1+α・ΔK)を算出する補正係数算出部と、
を備える。
1−0.2=0.8
となり、センサ出力0.8を1とするための補正係数は
1÷0.8=1.25
として求めることができる。
これは図3、図4の感度変化曲線での変化率(の絶対値)を示すものである。
K=Ki-1+(α・ΔK) (1)
として算出される。
12:電気化学式ガスセンサ
14:センサ動作回路
16:温度センサ
18:湿度センサ
20:警報回路部
24:CPU
26,28:AD変換器
30:タイマ部
32:不揮発メモリ
34:補正係数決定部
36:補正部
38:ガス濃度判定部
40,60,62:補正係数二次元テーブル
42:日変化率テーブル
44:作用電極
46:対向電極
48:参照電極
50:ポテンショスタット回路
52,54:差動増幅器
55:出力端子
56:センサ感度二次元テーブル
58:変化特性
58−1〜58−4:直線近似特性
64:温度湿度月別テーブル
Claims (15)
- 外気に接触する電解質中に少なくとも作用電極、対向電極を離間配置した電気化学式ガスセンサと、
前記電気化学式ガスセンサを動作させ、前記作用電極に接触したCOガスのガス濃度に応じたCOガス検出信号を出力するセンサ動作回路と、
前記電気化学式ガスセンサを設置した環境の温度を検出する温度センサと、
前記電気化学式ガスセンサを設置した環境の湿度を検出する湿度センサと、
前記温度センサが検出した温度と前記湿度センサが検出した湿度の少なくともいずれか一方が変化した場合に、当該検出した温度と検出した湿度とに基づいて前記COガス検出信号を補正するための補正係数を決定する補正係数決定部と、
前記センサ動作回路から出力されるCOガス検出信号に前記補正係数を乗じて補正する補正部と、
を備えたことを特徴とするガス警報器。
- 請求項1記載のガス警報器に於いて、前記補正係数決定部は、
前記温度センサ、湿度センサ、センサ動作回路がそれぞれ所定期間に亘り検出した温度、湿度及びCOガス検出信号の累積データに基づいて、前記温度センサ、湿度センサが検出した温度と湿度の少なくともいずれか一方が変化し、当該変化に伴い前記COガス検出信号が変動して安定するまでの所定期間を経過した時の補正係数を決定して予め保持し、
前記温度センサが検出した温度と前記湿度センサが検出した湿度の少なくともいずれか一方が変化した場合に、前記検出した温度と検出した湿度とに基づいて前記保持した補正係数を取得し、当該変化を起点とする経過時間に応じて当該変化前の補正係数から前記取得した補正係数に向けて変化する補正係数を決定することを特徴とするガス警報器。
- 請求項1記載のガス警報器に於いて、前記補正係数決定部は、
複数段階に分割した温度区分と湿度区分で決まる区分位置に、温度区分および湿度区分に対応する補正係数を登録した補正係数二次元テーブルと、
前記補正係数二次元テーブルに登録したある補正係数から他の補正係数に変化した際の補正係数差分の経過期間に応じた変化率を登録した期間変化率テーブルと、
所定期間毎にサンプリングした前記温度センサが検出した温度と前記湿度センサが検出した湿度とにより前記補正係数二次元テーブルを参照して対応する区分位置の補正係数を取得する補正係数取得部と、
前記補正係数二次元テーブルから取得した補正係数が変化してから次に変化するまでの経過期間により前記期間変化率テーブルを参照して対応する変化率を取得する変化率取得部と、
変化前の補正係数から変化後の補正係数を差し引いた補正係数差分に前記変化率を乗じて求めた補正係数変化量を、前回の補正係数に加算して現時点の補正係数を算出する補正係数算出部と、
を備えたことを特徴とするガス警報器。
- 請求項3記載のガス警報器に於いて、前記補正係数二次元テーブルに登録した補正係数は、温度と湿度を前記補正係数二次元テーブルの温度区分と湿度区分に含まれる代表値とした試験環境に前記電気化学式ガスセンサを設置し、前記ガス検出信号の変化が安定するまでの期間に亘る測定結果から算出して登録することを特徴とするガス警報器。
- 請求項3記載のガス警報器に於いて、前記期間変化率テーブルは、経過期間に対し非線形に変化する補正係数を、複数の期間区分に分けて各区間の期間変化率を求めて登録したことを特徴とするガス警報器。
- 請求項5記載のガス警報器に於いて、前記期間変化率テーブルは、各区間の期間変化率として、各区間で非線形に変化する補正係数を直線近似して求めた期間変化率を登録したことを特徴とするガス警報器。
- 外気に接触する電解質中に少なくとも作用電極、対向電極を離間配置した電気化学式ガスセンサと、
前記電気化学式ガスセンサを動作させ、前記作用電極に接触したCOガスのガス濃度に応じたCOガス検出信号を出力するセンサ動作回路と、
前記電気化学式ガスセンサを設置した環境の湿度を検出する湿度センサと、
前記湿度センサが検出した湿度が変化した場合に、設置場所に対応して予め設定した単一の温度区分と当該検出した湿度とに基づいて前記COガス検出信号を補正するための補正係数を決定する補正係数決定部と、
前記センサ動作回路から出力されるCOガス検出信号に前記補正係数を乗じて補正する補正部と、
を備えたことを特徴とするガス警報器。
- 請求項7記載のガス警報器に於いて、前記補正係数決定部は、
温度を前記単一の温度区分に維持した状態で前記湿度センサ、センサ動作回路がそれぞれ所定期間に亘り検出した湿度及びCOガス検出信号の累積データに基づいて、前記湿度が変化し、当該変化に伴いCOガス検出信号が変動して安定するまでの所定期間を経過した時の補正係数を決定して予め保持し、
前記湿度センサが検出した湿度が変化した場合に、前記検出した湿度に基づいて前記保持した補正係数を取得し、当該変化を起点とする経過時間に応じて当該変化前の補正係数から前記取得した補正係数に向けて変化する補正係数を決定することを特徴とするガス警報器。
- 請求項7記載のガス警報器に於いて、前記補正係数決定部は、
予め設定した単一の温度区分と複数段階に分割した湿度区分とで決まる区分位置に、対応する補正係数を登録した補正係数二次元テーブルと、
前記補正係数二次元テーブルに登録したある補正係数から他の補正係数に変化した際の補正係数差分の経過期間に応じた変化率を登録した期間変化率テーブルと、
所定期間毎にサンプリングした前記湿度センサが検出した湿度により前記補正係数二次元テーブルを参照して対応する区分位置の補正係数を取得する補正係数取得部と、
前記補正係数二次元テーブルから取得した補正係数が変化してから次に変化するまでの経過期間により前記期間変化率テーブルを参照して対応する変化率を取得する変化率取得部と、
変化前の補正係数から変化後の補正係数を差し引いた補正係数差分に前記変化率を乗じて求めた補正係数変化量を、前回の補正係数に加算して現時点の補正係数を算出する補正係数算出部と、
を備えたことを特徴とするガス警報器。
- 外気に接触する電解質中に少なくとも作用電極、対向電極を離間配置した電気化学式ガスセンサと、
前記電気化学式ガスセンサを動作させ、前記作用電極に接触したCOガスのガス濃度に応じたCOガス検出信号を出力するセンサ動作回路と、
前記電気化学式ガスセンサを設置した環境の温度を検出する温度センサと、
前記温度センサが検出した温度が変化した場合に、設置場所に対応して予め設定した単一の湿度区分と当該検出した温度とに基づいて前記COガス検出信号を補正するための補正係数を決定する補正係数決定部と、
前記センサ動作回路から出力されるCOガス検出信号に前記補正係数を乗じて補正する補正部と、
を備えたことを特徴とするガス警報器。
- 請求項10記載のガス警報器に於いて、前記補正係数決定部は、
温度を前記単一の湿度区分に維持した状態で前記温度センサ、センサ動作回路がそれぞれ所定期間に亘り検出した温度及びCOガス検出信号の累積データに基づいて、前記温度が変化し、当該変化に伴いCOガス検出信号が変動して安定するまでの所定期間を経過した時の補正係数を決定して予め保持し、
前記温度センサが検出した温度が変化した場合に、前記検出した温度に基づいて前記保持した補正係数を取得し、当該変化を起点とする経過時間に応じて当該変化前の補正係数から前記取得した補正係数に向けて変化する補正係数を決定することを特徴とするガス警報器。
- 請求項10記載のガス警報器に於いて、前記補正係数決定部は、
複数段階に分割した温度区分と予め設定した単一の湿度区分とで決まる区分位置に、対応する補正係数を登録した補正係数二次元テーブルと、
前記補正係数二次元テーブルに登録したある補正係数から他の補正係数に変化した際の補正係数差分の経過期間に応じた変化率を登録した期間変化率テーブルと、
所定期間毎にサンプリングした前記温度センサが検出した温度により前記補正係数二次元テーブルを参照して対応する区分位置の補正係数を取得する補正係数取得部と、
前記補正係数二次元テーブルから取得した補正係数が変化してから次に変化するまでの経過期間により前記期間変化率テーブルを参照して対応する変化率を取得する変化率取得部と、
変化前の補正係数から変化後の補正係数を差し引いた補正係数差分に前記変化率を乗じて求めた補正係数変化量を、前回の補正係数に加算して現時点の補正係数を算出する補正係数算出部と、
を備えたことを特徴とするガス警報器。
- 外気に接触する電解質中に少なくとも作用電極、対向電極を離間配置した電気化学式ガスセンサと、
前記電気化学式ガスセンサを動作させ、前記作用電極に接触したCOガスのガス濃度に応じたCOガス検出信号を出力するセンサ動作回路と、
設置場所に対応して予め設定した気象統計データから得られた現時点の気象統計温度と気象統計湿度の少なくともいずれか一方が変化した場合に、前記気象統計温度と前記気象統計湿度とに基づいて前記COガス検出信号を補正するための補正係数を決定する補正係数決定部と、
前記センサ動作回路から出力されるCOガス検出信号に前記補正係数を乗じて補正する補正部と、
を備えたことを特徴とするガス警報器。
- 請求項13記載のガス警報器に於いて、前記補正係数決定部は、
所定の温度センサと湿度センサ、及び前記センサ動作回路がそれぞれ所定期間に亘り検出した温度、湿度及びCOガス検出信号の累積データに基づいて、前記温度センサ、湿度センサが検出した温度と湿度の少なくともいずれか一方が変化し、当該変化に伴いCOガス検出信号が変動して安定するまでの所定期間を経過した時の補正係数を決定して予め保持し、
前記気象統計温度と前記気象統計湿度の少なくともいずれか一方が変化した場合に、前記気象統計温度と前記気象統計湿度とに基づいて前記保持した補正係数を取得し、当該変化を起点とする経過時間に応じて当該変化前の補正係数から前記取得した補正係数に向けて変化する補正係数を決定することを特徴とするガス警報器。
- 請求項13記載のガス警報器に於いて、前記補正係数決定部は、
複数段階に分割した温度区分と湿度区分とで決まる区分位置に、対応する補正係数を登録した補正係数二次元テーブルと、
前記補正係数二次元テーブルと同じ複数段階に分割した温度区分と湿度区分を有し、前記気象統計データから得られた期間単位の平均気温と平均湿度が属する温度区分と湿度区分で決まる区分位置に該当する期間名を設定した温度湿度期間別テーブルと、
前記補正係数二次元テーブルに登録したある補正係数から他の補正係数に変化した際の補正係数差分の経過期間に応じた変化率を登録した期間変化率テーブルと、
前記温度湿度期間別テーブルから現在期間に対応する温度区分と湿度区分を取得し、取得した温度区分と湿度区分により前記補正係数二次元テーブルを参照して対応する区分位置の補正係数を取得する補正係数取得部と、
前記補正係数二次元テーブルから取得した補正係数が変化してから次に変化するまでの経過期間により前記期間変化率テーブルを参照して対応する変化率を取得する変化率取得部と、
変化前の補正係数から変化後の補正係数を差し引いた補正係数差分に前記変化率を乗じて求めた補正係数変化量を、前回の補正係数に加算して現時点の補正係数を算出する補正係数算出部と、
を備えたことを特徴とするガス警報器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007122421A JP4927639B2 (ja) | 2007-05-07 | 2007-05-07 | ガス警報器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007122421A JP4927639B2 (ja) | 2007-05-07 | 2007-05-07 | ガス警報器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008275557A JP2008275557A (ja) | 2008-11-13 |
JP4927639B2 true JP4927639B2 (ja) | 2012-05-09 |
Family
ID=40053669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007122421A Active JP4927639B2 (ja) | 2007-05-07 | 2007-05-07 | ガス警報器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4927639B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104553980A (zh) * | 2013-10-12 | 2015-04-29 | 丹阳市飞越车辆附件有限公司 | 汽车氧气一氧化碳二氧化碳检测系统 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102713596B (zh) * | 2010-02-04 | 2014-07-02 | 费加罗技研株式会社 | 电化学气体检测装置 |
JP5007964B2 (ja) * | 2010-05-13 | 2012-08-22 | 横河電機株式会社 | 化学センサの校正装置 |
JP6282039B2 (ja) * | 2013-03-19 | 2018-02-21 | ホーチキ株式会社 | 警報システム |
JP6779595B2 (ja) * | 2014-03-20 | 2020-11-04 | 新コスモス電機株式会社 | 警報器 |
JP6533953B2 (ja) * | 2015-09-25 | 2019-06-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ガス濃度測定装置及びガス濃度測定方法 |
US10732141B2 (en) * | 2017-02-15 | 2020-08-04 | InSyte Systems | Electrochemical gas sensor system with improved accuracy and speed |
JP6975950B2 (ja) * | 2018-01-11 | 2021-12-01 | フィガロ技研株式会社 | Co検出装置の温度補正係数の設定方法 |
CN113866241A (zh) * | 2020-04-13 | 2021-12-31 | 欧阳彬 | 监测气体浓度的设备和方法及传感器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5555752A (en) * | 1978-04-04 | 1980-04-23 | Shikoku Chem | Production of grid body |
JP2003222609A (ja) * | 2002-01-30 | 2003-08-08 | Yamaha Motor Co Ltd | Co検査方法 |
JP4184007B2 (ja) * | 2002-08-30 | 2008-11-19 | 小糸工業株式会社 | ガスセンサ特性補償装置およびガス濃度測定装置 |
-
2007
- 2007-05-07 JP JP2007122421A patent/JP4927639B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104553980A (zh) * | 2013-10-12 | 2015-04-29 | 丹阳市飞越车辆附件有限公司 | 汽车氧气一氧化碳二氧化碳检测系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008275557A (ja) | 2008-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4927639B2 (ja) | ガス警報器 | |
US9366583B2 (en) | Self-calibration temperature control device and method | |
US9121837B2 (en) | Method and device for environmental monitoring | |
US7957928B2 (en) | Method for function monitoring of a sensor | |
EP0592796A1 (en) | Method and apparatus for determining an air quality level | |
CN107478703B (zh) | 电化学气体传感器及其校准方法、空调器 | |
CN114216938B (zh) | 一种气体浓度检测补偿方法及装置 | |
JPH063431B2 (ja) | 機関の空燃比センサ | |
JP5416055B2 (ja) | Tvocの検出方法、検出装置および外気導入量制御システム | |
JP2017062195A (ja) | ガス濃度測定装置及びガス濃度測定方法 | |
CN103913249A (zh) | 一种温度监测电路装置和方法 | |
JP2021107829A (ja) | 生体ガス検知装置、方法、及びプログラム | |
CN101976086A (zh) | 氧传感器加热控制方法及采用该方法的加热控制电路 | |
CN107576695B (zh) | 电化学气体传感器及其校准方法、空调器 | |
US20210293733A1 (en) | Method for operating a gas sensor device and gas sensor device for ascertaining pieces of information about an air quality | |
JP5893982B2 (ja) | ガス検出装置 | |
CN203658306U (zh) | 一种氧传感器的温度补偿电路 | |
CN113189272A (zh) | 气体传感器监测数据的修正方法和烹饪设备 | |
US20120000796A1 (en) | Measurement Device and Method Utilizing the Same | |
CN111220655A (zh) | 一种自动标定负氧离子传感器零点的监测仪及监测方法 | |
US20200159264A1 (en) | Controller and control method thereof | |
CN209745864U (zh) | 一种具有温度补偿的湿度测量电路 | |
CN115164343B (zh) | 一种pm值补偿方法、装置及空气净化设备 | |
CN212621168U (zh) | 一种蒸汽灭菌器温度记录仪 | |
US11995617B2 (en) | Maintenance method for zirconia-type oxygen analyzer, maintenance system, and zirconia-type oxygen analyzer |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100416 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110920 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110922 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120110 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120209 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4927639 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |