JP6533953B2 - ガス濃度測定装置及びガス濃度測定方法 - Google Patents

ガス濃度測定装置及びガス濃度測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、戸内環境における一酸化炭素濃度などのガス濃度を計測するガス濃度測定装置及びガス濃度の測定方法に関するものである。
特許文献1では、COセンサでCO濃度を検出し、検出濃度が予め設定された警報濃度に到達すると警報を発生させる警報機を開示している。この文献では、COセンサの周囲温度とCOセンサ内の電解質溶液に含まれる水の蒸散量とに注目し、COセンサを所定温度が外れる周囲温度の環境下で所定時間以上使用した場合、および、蒸散量の総和が所定閾値に到達した場合に、使用温度が不適切である旨をユーザーに報知する構成となっている。
特開2011−043370号公報
特許文献1に記載の警報器は、COセンサに設定された通常の使用温度よりも、実際の使用場所での環境温度が外れている場合、COセンサから出力されるCO濃度が、実際のCO濃度よりも外れる可能性がある。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、COセンサが、COセンサに設定された通常の使用温度から外れた環境温度で使用される場合でも、正確なガス濃度測定が得られ、この正確なガス濃度値に対して異常判断を行うことが可能となるガス濃度測定装置及びガス濃度測定システムを提供することである。
周囲環境に存在する特定のガスの濃度を検出するガス濃度測定装置である。ガス濃度測定装置は、電解質溶液を有する電気化学式のガスセンサと、周囲環境の温度を計測する温度計と、周囲環境の湿度を計測する湿度計と、メモリと、補正回路と、を備える。前記ガスセンサは、周囲環境に存在するガスとの化学反応によりガス濃度に比例する電流値を出力するように構成される。前記メモリは、連続する期間に亘って、周囲環境の温度及び湿度を計測して温度測定値と湿度測定値を蓄積する温湿度測定データテーブルを備える。前記補正回路は、過去の特定期間における温度測定値と湿度測定値からこの特定期間での平均温度値と平均湿度値に基づいて、現在の周囲環境におけるガスセンサの電解質溶液に含まれる水分の蒸散量を推定する。そして、この推定蒸散量から現在の電解質溶液の濃度を算出し、この濃度に応じた補正値で、ガスセンサから出力される電流に対応するガス濃度を補正して、これを現在の周囲環境におけるガス濃度として出力するように構成する。
本発明は、ガス検出センサが、広い温度範囲にわたって正確なガス濃度測定が得られ、この正確なガス濃度値に対して異常判断を行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係るガス濃度測定装置を示すブロック図。 同上のガス濃度測定装置におけるガス濃度補正の原理を示すグラフ図。 同上のガス濃度測定装置の動作を示すフロー図。
(第1の実施形態)
本発明の一実施形態に係るガス濃度測定装置は、室内での周囲環境に出現する一酸化炭素などのガス濃度を測定するために使用され、図1に示すように、電気化学式のガスセンサ10に加え、周囲環境での温度と湿度を計測する温度計20及び湿度計30と、ガスセンサ10から出力される電流値を温湿度に基づいて補正する補正回路50を備える。
ガスセンサ10は、電解質水溶液を蓄える容器12を備える。容器12の一端開口は、対象ガスであるCOガスを透過させる透過膜13で塞がれ、他端開口は空気中の酸素を透過させる透過膜15で塞がれる。このガスセンサ10は、透過膜13の内側に配した金属触媒を含む検知電極14と透過膜15内側の基準電極16との間に一定の電圧を印加する定電圧源18を有し、検知電極14とこれに対向配置した金属触媒を含む対向電極17との間に流れる電流がガス濃度に比例するものとして出力される。検知電極14はガスを透過させる材料で形成され、検知電極14を通して取り込むCOガスが電解質水溶液中の水と化学反応することで電子が放出され、この電子が対向電極17で電解質水溶液に取り込まれる酸素と反応することで、検知電極と対向電極との間に電流が発生する。このため、ガスセンサが出力する電流値は周囲環境でのガス濃度に比例する。すなわち、検知電極14側では、CO + HO → CO2 +2H+2eの反応が起こり、対向電極17側では、外部から酸素を取り込んで、(1/2)O+2H+2e → HOの化学反応を起こして、電流が検知電極14と対向電極17との間に流れ、この電流の値がガス濃度に比例する。
電解質水溶液としては希硫酸が使用されており、周囲環境の温度と湿度に応じて、水溶液中の水分が蒸散することがある。このため、電解質センサは、周囲環境の温度と湿度の変動に起因して電解質水溶液の水分量が変動することで、電流値にも変動が生じることがあり、電流値から直接ガス濃度を算出する場合、誤差が避けられない。本発明のガス濃度測定装置では、補正回路50を採用し、このような周囲環境の変化に起因する誤差を考慮して、より正確なガス濃度の測定を行う。
補正回路50は、温度計20と湿度計30から温湿度測定データテーブル62に渡された温度測定値と湿度測定値に基づいて、ガスセンサ10から出力される電流値を補正するように構成される。
ガス濃度測定装置はCPUを備えており、CPUでの実行されるプログラムでの指令に基づいて、温度計20の温度測定値、湿度計30の湿度測定値が、継続的に、例えば、10分毎に温湿度測定データテーブル62に保持される。この温湿度測定データテーブル62は、メモリ60内に形成される。メモリ60には、この他、電解質溶液濃度テーブル64、ガス濃度補正テーブル66、及びデータ記録テーブル65が構築されている。
電解質溶液濃度テーブル64は、ガスセンサの電解質溶液に含まれる水分の蒸散量と、電解質溶液の濃度との関係を規定するデータを記憶している。ガス濃度補正テーブル66は、図2に示すように、標準の電解質溶液濃度Csにおける電流値Iと対象ガスの濃度Dとの関係を規定するガス濃度判定基準Rsと、標準の電解質溶液濃度からずれた電解質濃度C1、C2、C3・・Cnにおける電流値に対応するガス濃度を、標準の電解質溶液濃度におけるガス濃度に対応させる補正値を示すデータを保持している。
補正回路50は、CPUで実行されるプログラムによって実現され、図1に示すように平均値算出モジュール52、蒸散量算出モジュール53、溶解液濃度算出モジュール54、ガス濃度補正モジュール56を備える。
平均値算出モジュール52は、温湿度測定データテーブル62から温度測定値及び湿度測定値を読み出し、特定の時間範囲、例えば、1日当りの温度平均値、湿度平均値を求め、平均温度、平均湿度をその日付に関連づけてデータ記録テーブル65に蓄積させる。
実際のガス濃度の決定を行うため、補正回路50は、図3に示すフローに基づいて動作する。先ず、蒸散量算出モジュール53は、データ記録テーブル65から、前日の温度平均値と湿度平均値を読み出して(S1,S2)、これらの温度平均値及び湿度平均値によっ
て一義的に決まる飽和水蒸気量とその時点での水蒸気量から、電解質溶液における水分の蒸散量を推定する(S3)。すなわち、蒸散量算出モジュール53は、既知の式を実行して、温度と湿度から飽和水蒸気量と水蒸気量とを計算し、蒸散量が飽和水蒸気量から水蒸気量を減じた値として求められる。この値は溶解液濃度算出モジュール54に渡され、ここで、電解質溶液濃度テーブル64を参照して、推定された蒸散量に対応する電解質溶液濃度を求める(S4)。
溶解液濃度算出モジュール54は、ここで求められた電解質溶液濃度をデータ記録テーブル65に渡し、後述する寿命判定部90でのデータ分析のために電解質溶液を温度および湿度、測定時刻と関連付けてデータ記録テーブル65に記憶する。
ガス濃度補正モジュール56は、メモリ60内のガス濃度補正テーブル66を参照して、求められた電解質溶液濃度が標準の電解質濃度とどれくらいずれているかを求め(S5)、ずれに応じた補正値を取得し(S6)、この補正値をガスセンサ10から出力される電流値に適用することで(S7)、溶解液濃度に応じた正確なガス濃度を算出してこれを出力する(S8)。すなわち、ガス濃度補正テーブル66は、図2に示すように、標準の電解質濃度Csでの電流値とガス濃度との関係Rsを示すデータに基づいて、標準電解質濃度Csに対する溶解液濃度のずれを濃度比C1、C2、C3...Cnで表した場合について、濃度比における電流とガス濃度の関係を、標準電解質濃度における電流値とガス濃度に換算する補正値を保持している。このため、ガス濃度補正モジュール56は、溶解液濃度算出モジュール54からの溶解液濃度に対応する補正値をガス濃度補正テーブル66から読み出し、この補正値をガスセンサ10からの電流値に適用することで、実際のガス濃度を算出する。補正値の一例としては、図2に示すような各濃度比において、電流値に対応して求められる仮のガス濃度に加減算される濃度であってもよく、このような仮のガス濃度に乗算される係数であってもよい。ガス濃度補正モジュール56は、ここに算出した実際のガス濃度をデータ記録テーブル65に渡し、後述するデータ分析のために、ガス濃度を温度および湿度の測定時刻を関連付けて、データ記録テーブル65に記憶する。
本実施形態におけるガス濃度測定装置は、補正回路50に加えて、警告部80、寿命判定部90、及び通信部70を備える。
警告部80は、対象ガスについて許容される濃度を示す基準値を有しており、ガス濃度補正モジュール56から出力されるガス濃度が基準値を逸脱した時に、警報を発生させるように構成されている。
寿命判定部90は、故障判断回路92と、故障までの寿命を予測する寿命推定回路94を備える。故障判断回路92には、標準電解質濃度に対する現実の溶解液濃度のずれ幅に関して許容された範囲を規定する許容動作範囲が設定されており、データ記録テーブル65から読み出した現在の溶解液濃度と標準電解質濃度Csとのずれを求め、このずれが許容動作範囲を超えた時には、ガス濃度測定装置が故障であると判断して、警告を出力するように構成されている。
寿命推定回路94には、上の許容動作範囲よりも狭い安定動作範囲が設定されている。データ記録テーブル65から読み出す溶解液濃度と標準電解質濃度Csとのずれが、許容動作範囲内であるが、安定動作範囲を逸脱した回数や継続して逸脱している期間をパラメータとして、溶解液濃度が許容動作範囲を超えるまでの時間を推測する。推測された時間が所定の基準値よりも小さい時に、ガスセンサの寿命が迫っていると判定し、寿命が近い旨の警告を出力するように構成される。
寿命判定部は、上の構成の代わりに、下記の変更態様に示す構成とすることも可能である。
(変更態様1)
寿命判定部90は、データ記録テーブル65から平均温度と平均湿度の履歴を読み出し、平均温度と平均湿度について、ガスセンサが正常に動作する範囲から逸脱した期間を算出し、この期間が許容限度を超えたときに、ガスセンサの寿命末期であると判定して、その警告を出力するように構成される。
(変更態様2)
寿命判定部90は、データ記録テーブル65から蒸散量の履歴を読み出し、蒸散量について、ガスセンサが正常に動作する範囲から逸脱した期間を算出し、この期間が許容限度を超えたときに、ガスセンサの寿命末期であると判定して、その警告を出力するように構成される。
(変更態様3)
寿命判定部90は、データ記録テーブル65からガス濃度の履歴を読み出し、ガス濃度について、ガスセンサが正常に動作する範囲から逸脱した期間を算出し、この期間が許容限度を超えたときに、ガスセンサの寿命末期であると判定して、その警告を出力するように構成される。
本実施形態のガス濃度測定装置は、通信部70を備え、この通信部はガス濃度補正モジュール56から出力されるガス濃度を、無線ネットワークを介して、外部の監視装置へ送信する。例えば、複数のガス濃度測定装置を、無線ネットワークにより外部の監視装置にリンクすることで、ガス濃度測定システムが構築される。この場合、各ガス濃度測定装置は、子機として、対象空間における異なる場所に設置され、親機として動作する外部の監視装置が、異なる場所におけるガス濃度を監視して、対象空間を管理する。
本発明のガス濃度検出装置や方法を、親機と少なくとも一つの子機とで構成される通信システムに適用する場合は、子機にガスセンサ、温度計、湿度計を配置し、親機に補正回路50、メモリ60,警告部80、寿命判定部90の付加機能要素を配置する。これにより、子機で測定するガスセンサの電流値、温度、湿度が定期的に親機に送信され、親機でガス濃度の補正や各種の警告を行うことができる。
10 ガスセンサ
20 温度計
30 湿度計
50 補正回路
52 平均値算出モジュール
53 蒸散量算出モジュール
56 ガス濃度補正モジュール
60 メモリ
62 温湿度測定データテーブル
64 電解質溶液濃度テーブル
65 データ記録テーブル
66 ガス濃度補正テーブル
70 通信部
80 警告部
90 寿命判定部

Claims (9)

  1. 周囲環境に存在する特定のガスの濃度を検出するガス濃度測定装置であって、
    電解質溶液を有する電気化学式のガスセンサと、
    周囲環境の温度を計測する温度計と、
    周囲環境の湿度を計測する湿度計と、
    メモリと、
    補正回路と、
    を備え、
    前記ガスセンサは、周囲環境に存在するガスとの化学反応によりガス濃度に比例する電流値を出力するように構成され、
    前記メモリは、
    連続する期間に亘って、周囲環境の温度及び湿度を計測して温度測定値と湿度測定値を蓄積する温湿度測定データテーブルを備え、
    前記補正回路は、
    過去の特定期間における温度測定値と湿度測定値からこの特定期間での平均温度値と平均湿度値に基づいて、現在の周囲環境におけるガスセンサの電解質溶液に含まれる水分の蒸散量を推定し、この推定蒸散量から現在の電解質溶液の濃度を算出し、この濃度に応じた補正値で、ガスセンサから出力される電流に対応するガス濃度を補正して、これを現在の周囲環境におけるガス濃度として出力するように構成されたガス濃度測定装置。
  2. 前記補正回路は、
    過去の特定期間における温度測定値と湿度測定値からこの特定期間での平均温度値と平均湿度値を求める平均値算出モジュールと、
    前記の平均温度値と前記の平均湿度値から現在の周囲環境におけるガスセンサの電解質溶液に含まれる水分の蒸散量を推定する蒸散量算出モジュールと
    を備え、
    前記メモリは、更に、前記の水分の蒸散量と前記電解質溶液の濃度との関係を示す電解質濃度テーブルを備え、
    前記補正回路は、更に、推定した前記蒸散量に対応する電解質濃度を前記電解質濃度テーブルから読み出して現在の電解質溶液濃度を決定するように構成された電解液濃度算出モジュールを備え、
    前記メモリは、更に標準の電解質溶液濃度における電流値とガス濃度との関係を規定するガス濃度判定基準を用い、標準の電解質溶液濃度に対して変動する電解質溶液濃度のずれ量を対応させて、電流値とガス濃度との関係を、標準のガス濃度判定基準に適合させるための補正値を記録したガス濃度補正テーブルを有し、
    前記補正回路は、更に、標準の電解質溶液濃度と現在の電解質溶液濃度とずれを求め、前記ガス濃度補正テーブルを参照して、このずれに対応する補正値を求め、ガスセンサから出力される電流に対応するガス濃度をこの補正値で補正して、これを現在の周囲環境におけるガス濃度として出力するように構成されたガス濃度補正モジュールを有する請求項1に記載のガス濃度測定装置。
  3. 前記ガスは一酸化炭素であり、前記電解質溶液は希硫酸である請求項1または2に記載のガス濃度測定装置。
  4. 前記補正回路から出力されるガス濃度値が基準値を超えた時に警報を出力するように構成された警告部80を備えた請求項1から3のいずれかに記載のガス濃度測定装置。
  5. 前記メモリは、前記平均値算出モジュールで算出される平均温度及び平均湿度を時間に関連づけて記憶するように構成されたデータ記録テーブルを備え、
    前記データ記録テーブルから平均温度と平均湿度の時系列データを読み出して、平均温度と平均湿度の推移を分析してガスセンサの寿命を判定するように構成された寿命判定部を備えた請求項2〜4のいずれかに記載のガス濃度測定装置。
  6. 前記メモリは、前記蒸散量算出モジュールで算出される蒸散量を時間に関連づけて記憶するように構成されたデータ記録テーブルを備え、
    前記データ記録テーブルから蒸散量を読み出して、蒸散量の総計が所定の基準値を超えたときに、前記ガスセンサが寿命末期であることを判定して寿命が近づいたことを報知するように構成された寿命判定部を備えた請求項2〜4のいずれかに記載のガス濃度測定装置。
  7. 前記メモリは、前記電解液濃度算出モジュールで算出される溶解液濃度を時間に関連づけて記憶するように構成されたデータ記録テーブルを備え、
    前記データ記録テーブルから溶解液濃度を読み出して、溶解液濃度の変動が所定の基準を逸脱したときに、前記ガスセンサが寿命末期であることを判定して寿命が近づいたことを報知するように構成された寿命判定部を備えた請求項2〜4のいずれかに記載のガス濃度測定装置。
  8. 前記ガス濃度補正モジュールから出力されるガス濃度値を無線ネットワークを通じて外部の監視装置へ送信するように構成された通信部を備えた特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のガス濃度測定装置。
  9. 周囲環境に存在する特定のガスの濃度を検出する方法であって、
    連続する期間に亘って、周囲環境の温度及び湿度を計測して温度測定値と湿度測定値を蓄積し、
    過去の特定期間における温度測定値と湿度測定値からこの特定期間での平均温度値と平均湿度値を求め、
    電解質溶液を有する電気化学式のガスセンサを使用して、現在の周囲環境に存在する対象ガスと電解質溶液との化学反応に伴って生じる電流値を取得し、
    平均温度値と平均湿度値から現在の周囲環境におけるガスセンサの電解質溶液に含まれる水分の蒸散量を推定し、
    水分の蒸散量と前記電解質溶液の濃度との関係を示す電解質濃度テーブルを使用して、推定した蒸散量に対応する電解質濃度を取得して現在の電解質溶液濃度を決定し、
    標準の電解質溶液濃度における電流値とガス濃度との関係を規定するガス濃度判定基準を用い、標準の電解質溶液濃度に対して変動する電解質溶液濃度のずれ量を対応させて、電流値とガス濃度との関係を、標準のガス濃度判定基準に適合させるための補正値を記録した濃度補正テーブルを準備し、
    標準の電解質溶液濃度と現在の電解質溶液濃度とずれを求め、前記の濃度補正テーブルを参照して、このずれに対応する補正値を求め、ガスセンサから出力される電流に対応するガス濃度をこの補正値で補正して、これを現在の周囲環境におけるガス濃度として出力するガス濃度測定方法。
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