JP6280238B1 - 画像形成装置、交換ユニット及び交換ユニット判定方法 - Google Patents

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Abstract

画像形成装置1は、通電により溶断可能な複数のエレメント37a〜37cが並列に配列されているヒューズ35を有するトナーユニット30が着脱可能に装着されている着脱部70と、エレメント37a〜37cのうちの溶断されていないエレメントの未溶断数を検知する検知部(制御部91)と、純正品のエレメントの未溶断設定数を記憶する記憶部92と、検知部が検知した未溶断数と記憶部92に記憶されている未溶断設定数とが同じ場合には、着脱部70に装着されたトナーユニット30が純正品であると判定し、未溶断数と未溶断設定数とが異なる場合には、トナーユニット30が非純正品であると判定する1次判定処理を行う制御部91と、を備える。

Description

本発明は、画像形成装置、交換ユニット及び交換ユニット判定方法に関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、トナー等の消耗品を含む交換ユニットをユーザが交換可能な構成となっている。かかる構成において、画像形成装置の性能を十分に発揮するためには、交換ユニットの純正品を装着することが望ましい。
一方で、資源の有効活用や環境保護等の観点から、交換ユニットの再利用の要請等があり、交換ユニットの非純正品も画像形成装置に装着されるようになってきた。そして、ユーザが意図的に非純正品を装着した際に、非純正品に対応するように画像形成装置を動作させる方式が提案されている。
例えば、下記の特許文献1には、交換ユニットの純正品が装着された場合の画像形成装置の動作モードと、非純正品が装着された場合の動作モードとを異ならせる技術が開示されている。ここで、交換ユニットの純正品か非純正品かの判定は、交換ユニットのメモリに記憶されたユニット情報と、画像形成装置の記憶部に記憶された対応ユニット情報とを照合することで行われる。
特開2005−326731号公報
ところで、交換ユニットのメモリに記憶されているユニット情報は、専門業者であれば、記憶されているデータコードを解読することができるので、解読したデータコードを用いて同一又は類似のメモリを作成して非純正品に実装することが可能である。このようなメモリを実装した非純正品が画像形成装置に装着された場合には、画像形成装置は、純正品と誤認識して、純正品に対応する動作モードを実行してしまう。かかる場合には、不適切な動作モードが実行されるため、印刷品質の低下や装置の故障等の問題が発生する恐れがある。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置に装着された交換ユニットが特定の交換ユニットであるか否かを適切に判定できることを目的とする。
本発明の第1の態様においては、通電により溶断可能な複数のヒューズエレメントが並列に配列されているヒューズを有する交換ユニットが着脱可能に装着されている着脱部と、前記複数のヒューズエレメントのうちの溶断されていないヒューズエレメントの未溶断数を検知する検知部と、特定交換ユニットのヒューズエレメントの未溶断設定数を記憶する記憶部と、前記検知部が検知した前記未溶断数と前記記憶部に記憶されている前記未溶断設定数とが同じ場合には、前記着脱部に装着された前記交換ユニットが前記特定交換ユニットであると判定し、前記未溶断数と前記未溶断設定数とが異なる場合には、前記交換ユニットが前記特定交換ユニットではないと判定する第1判定処理を行う制御部と、を備える、画像形成装置を提供する。
また、前記画像形成装置は、前記交換ユニットが前記着脱部に装着されている際に前記複数のヒューズエレメントの各々に対して通電を行う複数の通電部と、前記複数の通電部の各々に設けられ通電のオン・オフを切り替えるためのスイッチと、を有する装置側回路を更に備え、前記検知部は、前記制御部が前記各スイッチによる通電のオン・オフを制御することで、前記未溶断数を検知することとしてもよい。
また、前記画像形成装置は、前記複数のヒューズエレメントの各々の抵抗測定値を測定する測定部を更に備え、前記検知部は、前記測定部が測定した前記複数のヒューズエレメントの各々の抵抗測定値の大きさに基づいて、前記未溶断数を検知することとしてもよい。
また、前記装置側回路は、通電により前記ヒューズエレメントを通過した電流が流れる抵抗を更に有し、前記検知部は、前記抵抗の端子間電圧の大きさに基づいて、前記未溶断数を検知することとしてもよい。
また、前記制御部は、前記検知部の検知結果に基づいて、前記複数の通電部のうちのヒューズエレメントが溶断されていない通電部を特定することとしてもよい。
また、前記画像形成装置は、前記複数のヒューズエレメントの各々の抵抗測定値を測定する測定部を更に備え、前記記憶部は、前記特定交換ユニットの前記複数のヒューズエレメントの各々の抵抗設定値を記憶し、前記制御部は、前記第1判定処理において前記交換ユニットが前記特定交換ユニットと判定されると、前記測定部が測定した各ヒューズエレメントの抵抗測定値が、前記記憶部に記憶されている各ヒューズエレメントの前記抵抗設定値と同じ大きさである場合には、前記交換ユニットが前記特定交換ユニットであると判定し、前記抵抗測定値が前記抵抗設定値と異なる大きさである場合には、前記交換ユニットが前記特定交換ユニットではないと判定する第2判定処理を行うこととしてもよい。
また、前記制御部は、前記第1判定処理又は前記第2判定処理において前記交換ユニットが前記特定交換ユニットと判定されると、前記特定交換ユニットの前記ヒューズエレメントを溶断させない第1電流供給状態に対応する第1通電信号と、前記特定交換ユニットの前記ヒューズエレメントを溶断させる第2電流供給状態に対応する第2通電信号とを、前記複数のヒューズエレメントのうちの少なくとも一つのヒューズエレメントに印加し、前記第1通電信号の印加による前記ヒューズエレメントの溶断の有無、及び前記第2通電信号の印加による前記ヒューズエレメントの溶断の有無をそれぞれ検出し、前記溶断の有無の検出結果に基づいて、前記交換ユニットが特定交換ユニットか否かを最終判定する第3判定処理を行うこととしてもよい。
また、前記制御部は、前記複数のヒューズエレメントのうちの2つ以上のヒューズエレメントに、それぞれ前記第1通電信号及び前記第2通電信号を印加して、前記2つ以上のヒューズエレメントの溶断の有無をそれぞれ検出することとしてもよい。
また、前記制御部は、前記第1判定処理、前記第2判定処理及び前記第3判定処理の少なくとも一つの判定処理の結果に基づいて、前記着脱部に装着されている前記交換ユニットに関する情報を表示部に表示させることとしてもよい。
また、前記制御部は、前記第3判定処理において前記交換ユニットが前記特定交換ユニットであると判定された場合には、前記交換ユニットを前記着脱部に再度装着して前記第3判定処理で溶断できる前記ヒューズエレメントの数を前記表示部に表示させることとしてもよい。
また、前記制御部は、前記第1判定処理で検知した前記未溶断数から、前記第3判定処理で前記第1通電信号及び前記第2通電信号を印加した前記ヒューズエレメントの数を引いた残数に基づいて、前記交換ユニットを前記着脱部に再度装着して前記第3判定処理で溶断できる前記ヒューズエレメントの数を前記表示部に表示させることとしてもよい。
また、前記制御部は、前記残数が0である場合には、前記交換ユニットを前記着脱部に再度装着した際の前記第1判定処理において、前記交換ユニットが前記特定交換ユニットではないと判定されることを、前記表示部に表示させることとしてもよい。
本発明の第2の態様においては、ユニット側回路を有し、画像形成装置に着脱可能に装着される交換ユニットであって、前記ユニット側回路は、通電により溶断可能な複数のヒューズエレメントが前記ユニット側回路に並列に配列されているヒューズと、前記ユニット側回路において前記ヒューズと接続された電圧信号出力端子と、を備え、前記複数のヒューズエレメントのうちの少なくとも一つのヒューズエレメントには、前記画像形成装置から入力された、特定交換ユニットの少なくとも一つのヒューズエレメントを溶断させない第1電流供給状態に対応する第1通電信号と、前記特定交換ユニットの前記ヒューズエレメントを溶断させる第2電流供給状態に対応する第2通電信号とが印加され、前記ユニット側回路は、前記ヒューズエレメントよりも低電位側に設けられた抵抗を更に備え、前記電圧信号出力端子は、前記第1通電信号の印加による前記抵抗の両端子間の電圧に対応する第1電圧信号と、前記第2通電信号の印加による前記抵抗の両端子間の電圧に対応する第2電圧信号とを前記画像形成装置に出力する、交換ユニットを提供する。
また、前記複数のヒューズエレメントのうちの2つ以上のヒューズエレメントに、それぞれ前記第1通電信号及び前記第2通電信号が印加されることとしてもよい。
本発明の第3の態様においては、通電により溶断可能な複数のヒューズエレメントが並列に配列されているヒューズを有し、画像形成装置の着脱部に着脱可能に装着される交換ユニットの交換ユニット判定方法であって、前記複数のヒューズエレメントのうちの溶断されていないヒューズエレメントの未溶断数を検知するステップと、検知した前記未溶断数と、記憶部に記憶されている特定交換ユニットのヒューズエレメントの未溶断設定数とが同じ場合には、前記着脱部に装着された前記交換ユニットが前記特定交換ユニットであると判定し、前記未溶断数と前記未溶断設定数とが異なる場合には、前記交換ユニットが前記特定交換ユニットではないと判定するステップと、を有する、交換ユニット判定方法を提供する。
本発明によれば、画像形成装置に装着された交換ユニットが特定の交換ユニットであるか否かを適切に判定できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の概略構成の一例を示す図である。 トナーユニット30のヒューズ35の断面構成の一例を示す模式図である。 図2に示すヒューズ35の平面構成を示す模式図である。 エレメント37a〜37cの溶断特性曲線Gを示す図である。 制御回路90とユニット側回路80の構成の一例を説明するためのブロック図である。 不溶断通電信号及び可溶断通電信号の一例を示す図である。 判定信号変換部108の構成の一例を示す回路図である。 表示部68の表示例を示す模式図である。 トナーユニット30を着脱部70に装着した際の画像形成装置1の動作例を示すフローチャートである。 トナーユニット30の1次判定処理の一例を説明するためのフローチャートである。 トナーユニット30の2次判定処理の一例を説明するためのフローチャートである。 トナーユニット30の最終判定処理の一例を説明するためのフローチャートである。 エレメント37a、37bの溶断特性曲線Gを示す図である。 変形例1に係る並列状態のエレメント37a、37bが溶断する場合の溶断特性曲線Sを示す図である。 エレメント37a、37bに同時に印加する不溶断通電信号及び可溶断通電信号の一例を示す図である。 変形例2に係る制御回路90とユニット側回路80の構成の一例を説明するためのブロック図である。 変形例4に係る通電信号列の一例を示す図である。
以下では、下記に示す順序で説明を行う。
1.画像形成装置の構成
2.交換ユニットのヒューズについて
3.制御回路90とユニット側回路80の構成
4.交換ユニットの装着時の判定処理
4−1.1次判定処理
4−2.2次判定処理
4−3.最終判定処理
5.本実施形態における効果
6.変形例
6−1.変形例1
6−2.変形例2
6−3.変形例3
6−4.変形例4
6−5.他の変形例
<1.画像形成装置の構成>
図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の構成例について説明する。
図1は、一実施形態に係る画像形成装置1の概略構成の一例を示す図である。図1では矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙カセット65は、装置本体3の下部に配置され、排紙トレイ67は、装置本体3の上部に配置されている。
画像形成装置1は、ここでは電子写真方式のレーザビームプリンタであり、コンピュータ等の外部装置から画像信号を受信して紙Sに画像を形成する。図1に示すように、画像形成装置1は、プロセスユニット10K、10Y、10M、10C、転写ユニット40、クリーニングユニット45、定着ユニット50、搬送ユニット60、表示部68と、制御回路90とを有する。
プロセスユニット10K、10Y、10M、10Cは、感光体14K、14Y、14M、14C上に潜像を形成した後に、現像剤であるトナーにて潜像をトナー像として可視化する機能を有する。プロセスユニット10K、10Y、10M、10Cは、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色に対応して設けられている。プロセスユニット10K、10Y、10M、10Cは、図1に示すように水平方向に列状に配置されている。
4つのプロセスユニット10K、10Y、10M、10Cのうち、プロセスユニット10Y、10M、10Cが同一の大きさである一方で、大量のモノクロ印刷に対応できるようにプロセスユニット10Kを大きくしている。そして、4つのプロセスユニット10K、10Y、10M、10Cの基本構成は同様であるので、ここではプロセスユニット10Kの構成について説明する。
プロセスユニット10Kは、感光体14K上に潜像を形成した後に、ブラックトナーにて潜像をブラックトナー像として可視化する。プロセスユニット10Kは、感光体ユニット12Kと、露光ユニット18Kと、現像ユニット20Kと、トナーユニット30Kと、を有する。
感光体ユニット12Kは、感光体14Kと帯電器16Kを有する。感光体14Kは、ドラムの外周に感光層を有し、感光層の表面に潜像を担持する。感光体14Kは、回転可能に装置本体3に支持されており、図1において時計周りに回転する。帯電器16Kは、感光体14Kを帯電する。
露光ユニット18Kは、レーザを感光体14Kに照射することによって、帯電された感光体14K上に潜像を形成する。すなわち、印刷画像に対応した静電潜像が、感光体14K上に形成される。
現像ユニット20Kは、ブラックトナーを収容しており、感光体14Kに形成された潜像をブラックトナーにてブラックトナー像として現像する(可視化する)。現像ユニット20Kは、ブラックトナーを担持する現像ローラ21Kを有し、現像ローラ21Kに現像バイアスを印加することにより、感光体14K上の潜像をトナー像として現像する。
トナーユニット30Kは、現像ユニット20Kに補給するブラックトナーを収容する。トナーユニット30Kは、着脱部70Kに着脱可能に装着されている。トナーユニット30Kと現像ユニット20Kとの間には、図示しないが、トナーユニット30Kのブラックトナーを現像ユニット20Kに供給する供給機構が設けられている。また、トナーユニット30Kには、詳細は後述するが、トナーユニット30Kが純正品か非純正品かを判別するためのヒューズ35Kが取り付けられている。
転写ユニット40は、4つの感光体14K、14Y、14M、14Cに担持された各色のトナー像を紙Sに転写する。転写ユニット40は、転写ベルト41と、駆動ローラ42と、転写ローラ43と、転写バックアップローラ44とを有する。
転写ベルト41は、駆動ローラ42及び転写ローラ43に張架され、駆動ローラ42により図1に示す矢印の方向に回転する。転写ベルト41は、感光体14K、14Y、14M、14Cと当接しており、当接部位において転写ベルト41と該感光体の間に一次転写バイアスが印加されることで、該感光体上のトナー像が転写ベルト41に一次転写される。転写ベルト41は、一次転写されたトナー像を担持した状態で回転して該トナー像を移動させる。
転写ローラ43と転写バックアップローラ44は、給紙カセット65から搬送されてきた紙Sを挟持する。転写ローラ43と転写バックアップローラ44に二次転写バイアスが印加されることで、転写ベルト41上の単色トナー像やフルカラートナー像が紙Sに二次転写される。
クリーニングユニット45は、紙Sに二次転写されずに転写ベルト41上に残留する残留トナーを除去する。クリーニングユニット45は、クリーニングローラ46と、バイアスローラ47とを有し、機械的及び電気的に転写ベルト41を清掃する。クリーニングローラ46は、回転しながら転写ベルト41に当接するブラシローラである。なお、クリーニングユニット45は、ブラシローラの代わりに、クリーニングブレードを有してもよい。
定着ユニット50は、紙S上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を、加熱加圧して紙Sに融着させて、定着された像とする。定着ユニット50は、ヒートローラ51と、定着バックアップローラ53とを有し、紙Sを挟持する。ヒートローラ51は、紙Sに転写されたトナー像に接触しながら加熱加圧を行う。
搬送ユニット60は、給紙カセット65に積層された紙Sを一枚ずつ繰り出し、繰り出した紙Sを搬送し排紙トレイ67へ排紙する。搬送ユニット60は、紙Sが搬送される搬送路61と、搬送路61に設けられた複数の搬送ローラ62とを有する。搬送ローラ62が紙Sを搬送する際に、上述した転写ユニット40によるトナー像の二次転写、及び定着ユニット50によるトナー像の定着が行われる。
表示部68は、画像形成装置1の状態や動作に関する各種の情報を表示する。また、表示部68は、画像形成装置1に装着された交換ユニットが純正品か非純正品かについて表示する。
制御回路90は、上述した各ユニットを制御する。制御回路90には、例えば画像形成装置1と接続されたコンピュータから画像信号や制御信号が入力される。制御回路90は、入力された画像信号及び制御信号に基づいて、各ユニットを制御して画像を形成する。また、制御回路90は、各ユニットと電気的に接続されており、センサー等から信号を受信することで各ユニットの状態を検出しつつ、各ユニットを制御する。
<2.交換ユニットのヒューズについて>
画像形成装置1においては、交換ユニットが着脱可能に装着される構成となっている。交換ユニットとは、画像形成装置1の装置本体3の耐久年数に比べて、該交換ユニットの寿命が短い消耗品に類するものであり、ユーザやサービスマンにより交換することが想定されているユニットである。
本実施形態では、図1に示す感光体ユニット12K、12Y、12M、12C、現像ユニット20K、20Y、20M、20C、トナーユニット30K、30Y、30M、30C、クリーニングユニット45、定着ユニット50等が、交換ユニットに該当する。装置本体3には、交換ユニットが着脱可能に装着される着脱部が設けられている。例えば、トナーユニット30K、30Y、30M、30Cは、それぞれ図1に示す着脱部70K、70Y、70M、70Cに着脱可能に装着されている。
交換ユニットには、着脱部に装着された該交換ユニットが特定交換ユニットか否かを判定するために、電流の供給を受けて溶断可能なヒューズが設けられている。ヒューズとは、所定の溶断特性を有するものであり、所定の通電電流と通電時間との組み合わせで溶断するコンポーネントを意味するものである。
以下では、交換ユニットとしてトナーユニット30K、30Y、30M、30Cを例に挙げて説明する。トナーユニット30K、30Y、30M、30Cには、図1に示すように、ヒューズ35K、35Y、35M、35Cが設けられている。ヒューズ35K、35Y、35M、35Cの構成は、同一である。また、以下では説明の便宜上、トナーユニット30K、30Y、30M、30Cをトナーユニット30と総称し、ヒューズ35K、35Y、35M、35Cをヒューズ35と総称して説明する。
図2は、トナーユニット30のヒューズ35の断面構成の一例を示す模式図である。図3は、図2に示すヒューズ35の平面構成を示す模式図である。
図2及び図3に示すように、ヒューズ35は、基板36と、エレメント37a〜37cと、端子38a〜38cと、共通端子38dと、オーバーコート39と有する。なお、図3では、説明の便宜上、オーバーコート39が省略されている。
基板36は、例えばセラミックス等から成る絶縁基板である。エレメント37a〜37cは、図3に示すように並列に配列されている。エレメント37a〜37cは、それぞれ所定の抵抗値を有し、電流の供給を受けてジュール発熱して溶断する可溶体である。エレメント37a〜37cは、発熱して温度が融点まで上昇すると、溶断する。
エレメント37a〜37cは、それぞれ同じ材質(例えば銀)から成る。また、エレメント37a〜37cの大きさ(具体的には、幅w、厚さt及び長さLの大きさ)は、それぞれ同一である。そして、エレメント37a〜37cのそれぞれの抵抗値Rは、下記の式(1)で示される。
R=ρ×L/a (1)
ここで、a=w×tであり、ρは抵抗率である。
端子38a〜38cは、エレメント37a〜37cの一端部に接続されている。すなわち、端子38aはエレメント37aの一端部と接続され、端子38bはエレメント37bの一端部と接続され、端子38cはエレメント37cと接続されている。共通端子38dは、エレメント37a〜37cの他端部にそれぞれ接続されている。また、共通端子38dは、トナーユニット30のユニット側回路80(図5参照)と接続されている。オーバーコート39は、例えば絶縁樹脂材料から成り、エレメント37a〜37cの上部を覆う。
上述したエレメント37a〜37cは、図4に示すような特有の溶断特性を有する。
図4は、エレメント37a〜37cの溶断特性曲線Gを示す図である。溶断特性曲線Gは、エレメント37a〜37cを溶断する通電電流及び通電時間の関係を示すものである。図4のグラフの横軸は通電時間Tを示し、縦軸は通電電流Iを示す。横軸と縦軸は、それぞれ対数目盛りとなっている。一般的に、エレメント37a〜37cは、通電電流Iが大きいと短い通電時間Tで溶断し、通電電流Iが小さいと長い通電時間Tで溶断する。
エレメント37a〜37cの発熱量Qは、エレメント37a〜37cの抵抗と、通電電流Iと、通電時間Tとに関係する。一方で、エレメント37a〜37cを溶断させるために必要な発熱量Qは、エレメント37a〜37cを融点まで温度上昇させるために必要な熱量と、基板36、端子38a〜38c、共通端子38d及びオーバーコート39に吸熱される熱量等から決まってくる。Q>Qなる条件が満足された場合にエレメント37a〜37cは溶断するが、実際にエレメント37a〜37cが溶断する通電電流Iや通電時間Tは、エレメント37a〜37cの溶断メカニズムに関係した多くの要因によって決まってくる。各要因を定量的に管理することにより、図4に示すようなエレメント37a〜37cの溶断特性曲線Gが得られる。
図4に示すように、エレメント37a〜37cは、通電電流Iの値を小さくすると、溶断に要する通電時間Tが大きくなる基本的な性質を有する。通電電流Iの値をさらに小さくすると、溶断特性曲線Gは、ほぼ水平な直線となる場合が多い。典型的なヒューズの溶断特性曲線Gにおいては、通電時間Tが約10msecから100secまでの領域で、溶断特性曲線Gがほぼ水平な直線となる。この領域を、最小溶断電流領域と呼び、最小溶断電流領域を代表する通電電流Iの電流値を最小溶断電流値と呼ぶ。
本実施形態では、ヒューズ35のエレメント37a〜37cの溶断特性を有効に活用して、着脱部70に装着されたトナーユニット30が特定交換ユニット(例えば純正品)か否かを判定する。具体的には、後述する1次判定処理、2次判定処理及び最終判定処理を行うことで、トナーユニット30が純正品か非純正品かを判定する。かかる判定は、装置本体3の制御回路90と、トナーユニット30のヒューズ35を含むユニット側回路80とが協働することで実現されている。
<3.制御回路90とユニット側回路80の構成>
図5を参照しながら、交換ユニットが特定交換ユニットであるか否かを判定する制御回路90及びユニット側回路80の構成について説明する。
図5は、制御回路90とユニット側回路80の構成の一例を説明するためのブロック図である。本実施形態では、ヒューズ35が接続されたユニット側回路80が、トナーユニット30に取り付けられている。ユニット側回路80は、コネクタ75を介して制御回路90と電気的に接続されている。図5に示すように、装置側回路である制御回路90は、制御部91と、記憶部92と、D/A変換部93と、波形生成部94と、電圧電流変換部95とを有する。
制御部91は、交換ユニットが特定交換ユニットであるか否かを判定するために、1次判定処理、2次判定処理及び最終判定処理を行う。判定処理は、1次判定処理、2次判定処理、最終判定処理の順に行われる。複数の判定処理を行うことで、交換ユニットが特定交換ユニットであるか否かを高精度に判定できる。なお、本実施形態では、1次判定処理が第1判定処理に該当し、2次判定処理が第2判定処理に該当し、最終判定処理が第3判定処理に該当する。
記憶部92は、制御部91が実行するプログラムや、制御部91が制御を行う際に利用するデータを記憶する。本実施形態では、記憶部92は、特定交換ユニット(例えば、純正品のトナーユニット30)に取り付けられたヒューズ35の3つのエレメント37a〜37cのうちの溶断されていないエレメントの数を示す未溶断設定数を記憶する。また、記憶部92は、純正品のトナーユニット30に装着されたヒューズ35の各エレメント37a〜37cの抵抗値(抵抗設定値)を記憶する。なお、各エレメント37a〜37cの抵抗値は、エレメント37a〜37cが溶断されていない状態での抵抗値と、エレメント37a〜37cが溶断されている状態での抵抗値とを含む。
D/A変換部93は、制御部91から入力される制御信号用のデジタル電圧信号をアナログ電圧信号に変換する。D/A変換部93は、変換したアナログ電圧信号を波形生成部94へ出力する。
波形生成部94は、D/A変換部93から入力されたアナログ電圧信号と、制御部91から入力された通電時間信号とを同期した電圧信号波形を生成する。波形生成部94は、生成した電圧信号波形を電圧電流変換部95へ出力する。なお、D/A変換部93及び波形生成部94は、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)信号出力回路と平滑回路とから構成されている。
電圧電流変換部95は、波形生成部94から入力された電圧信号波形に応じて、所定の電流信号波形に変換する。電圧電流変換部95は、変換した電流信号波形を制御信号として、コネクタ75を介してユニット側回路80のヒューズ35へ出力し、この制御信号に従って電源部100から通電電流がエレメント37a〜37cへ通電される。
次に、ユニット側回路80は、図5に示すように、上述したヒューズ35と、電源端子A〜Cと、端子Dとを有する。
ヒューズ35は、図2及び図3に示した構成であり、3つのエレメント37a〜37cが並列されている。
電源端子Aはヒューズ35の端子38aと接続され、電源端子Bは端子38bと接続され、電源端子Cは端子38cと接続されている。また、電源端子A〜Cは、コネクタ75を介して制御回路90と接続されている。具体的には、電源端子Aは制御回路90の通電部105aと接続され、電源端子Bは通電部105bと接続され、電源端子Cは通電部105cと接続されている。
端子Dは、ヒューズ35の共通端子38dと接続されている。また、端子Dは、コネクタ75を介して電圧電流変換部95と接続されている。
本実施形態では、ヒューズ35が設けられたトナーユニット30が純正品であるか否かを判定するために、ヒューズ35のエレメント37a〜37cの抵抗値を測定すると共に、エレメント37a〜37cに通電信号を印加する。かかる機能を実現するために、制御回路90は、図5に示すように、電源部100と、抵抗検知部101と、スイッチ102と、スイッチ103a、103bと、スイッチ104a〜104cと、通電部105a〜105cと、抵抗信号変換部106と、プルダウン抵抗107と、判定信号変換部108とを有する。
電源部100は、電力の供給部である。本実施形態では、電源部100は、不溶断通電信号及び可溶断通電信号をエレメント37a〜37cへ印加する。不溶断通電信号は、エレメント37a〜37cを溶断させない第1電流供給状態に対応する第1通電信号に該当し、可溶断通電信号は、エレメント37a〜37cを溶断させる第2電流供給状態に対応する第2通電信号に該当する。電源部100は、エレメント37a〜37cへ不溶断通電信号を印加した後に、可溶断通電信号を印加する。
図6は、不溶断通電信号及び可溶断通電信号の一例を示す図である。図6(a)が不溶断通電信号を示し、図6(b)が可溶断通電信号を示す。可溶断通電信号及び不溶断通電信号は、エレメント37a〜37cの溶断特性曲線G(図4)に基づいた通電電流の電流値及び通電時間でそれぞれ設定されている。例えば、図6(b)の可溶断通電信号は、図4のグラフ上で特性点Pよりも電流値が大きい点Pに対応しており、特性点Pの通電時間Tと、特性点Pの通電電流Iよりも大きいIBとで構成される。図6(a)の不溶断通電信号は、グラフ上で特性点Pよりも電流値が小さい点Pに対応しており、特性点Pの通電時間Tと、特性点Pの通電電流Iよりも小さいIAとで構成される。このように、可溶断通電信号の電流値は、不溶断通電信号の電流値と異なる。
通電電流IBの可溶断通電信号をエレメント37a〜37cへ印加した場合には、図4のグラフから分かるように、エレメント37a〜37cが通電時間Tよりの短い通電時間TBで溶断される。可溶断通電信号の通電電流IBは、通電時間TBが通電時間Tよりも十分に小さくなるように設定される。なお、最小溶断電流領域においては、エレメント37a〜37cの溶断特性曲線Gの特性上、電流値の変動が少ない。このため、最小溶断電流領域に特性点Pを設定し、特性点Pの電流値に対して不溶断通電信号及び可溶断通電信号の電圧を異ならせることで、溶断特性曲線が異なるエレメントを適切に判別できる。
図5に戻り、電源部100は、不溶断通電信号及び可溶断通電信号を、エレメント37a〜37cの中から選択した一つ又は複数のエレメントに印加する。具体的には、スイッチ102が閉じている状態で、スイッチ104a〜104cの中から閉じるスイッチを選択することで、所望のエレメントに不溶断通電信号及び可溶断通電信号を印加できる。
スイッチ104a〜104cは、それぞれ独立して開閉可能である。通電部105a〜105cは、エレメント37a〜37cの各々に対して通電を行う回路部分である。スイッチ104aは、エレメント37aに接続されている通電部105aに設けられており、スイッチ104bは、エレメント37bに接続されている通電部105bに設けられており、スイッチ104cは、エレメント37cに接続されている通電部105cに設けられている。スイッチ104a〜104cは、開閉状態を切り替えることで、通電部105a〜105cによる通電のオン・オフを切り替える。
上記の構成においては、電源部100は、スイッチ104a〜104cのうちでスイッチ104aのみが閉じている場合には、不溶断通電信号及び可溶断通電信号を、通電部105aを介してエレメント37aのみに印加する。
抵抗検知部101は、エレメント37a〜37cの抵抗値(抵抗測定値)を測定する測定部としての機能を有する。抵抗検知部101は、エレメント37a〜37cの抵抗値を一つずつ検知する。例えば、抵抗検知部101は、図5に示すように、スイッチ102が開いており、スイッチ103a、103bが閉じている状態で、スイッチ104a〜104cの中から閉じるスイッチを選択することで、所望のエレメントの抵抗値を検知する。例えば、スイッチ104aのみが閉じている場合には、抵抗検知部101は、エレメント37aの抵抗値を検知する。この際、例えば、抵抗検知部101は、微小な電流Ir(大きさは数mA)を抵抗検知部101からエレメント37aへ印加して、エレメント37aの両端子を含む端子間電圧V(a)を測定し、下記の式(2)から抵抗値R(a)を求める。
R(a)=V(a)/Ir (2)
同様にして、抵抗検知部101は、エレメント37bの抵抗値R(b)と、エレメント37cの抵抗値R(c)とを求める。抵抗検知部101は、求めた抵抗値R(a)〜R(c)を、抵抗信号変換部106へ入力する。
抵抗信号変換部106は、抵抗検知部101が検知したエレメント37a〜37cの抵抗値の測定結果を受けて、制御部91が判定する上で必要な信号処理を施す。抵抗信号変換部106は、信号処理後の抵抗値を示す情報を、制御部91へ出力する。
制御部91は、抵抗検知部101が検知した各エレメント37a〜37cの抵抗値の大きさから、溶断されていないエレメントの未溶断数を検知する検知部の機能を有する。例えば、制御部91は、スイッチ104a〜104cによる通電のオン・オフを制御することで、エレメント37a〜37cの未溶断数を検知する。具体的には、制御部91は、抵抗検知部101が検知した各エレメント37a〜37cの抵抗値の大きさに基づいて、エレメント37a〜37cの未溶断数を検知する。溶断しているエレメントの抵抗値は、所定の抵抗値(閾値)よりも大きく、溶断していないエレメントの抵抗値は、閾値よりも小さい。そこで、制御部91は、抵抗検知部101が検知した抵抗値が閾値よりも大きいか否かを判定することで、エレメントが溶断しているか否かを判定できる。
制御部91は、検知したエレメント37a〜37cの未溶断数と、記憶部92に記憶されている純正品のトナーユニット30のエレメントの未溶断設定数とを比較して、トナーユニット30が純正品であるか否かを判定する1次判定処理を行う。具体的には、制御部91は、検知した未溶断数が未溶断設定数と同じである場合には、トナーユニット30が純正品であると判定し、検知した未溶断数が未溶断設定数と異なる場合には、トナーユニット30が非純正品であると判定する。かかる場合には、簡易な判定方法で、トナーユニット30が純正品か非純正品かを判定できる。
また、制御部91は、抵抗検知部101が検知した各エレメント37a〜37cの抵抗値(抵抗検知値)と、記憶部92に記憶されている純正品のトナーユニット30の各エレメント37a〜37cの抵抗設定値とを比較して、トナーユニット30が純正品であるか否かを判定する2次判定処理を行う。具体的には、制御部91は、各エレメント37a〜37cの抵抗検知値がそれぞれ抵抗設定値と同じである場合には、トナーユニット30が純正品であると判定し、各エレメント37a〜37cの抵抗検知値の少なくとも一つ以上が抵抗設定値と異なる場合には、トナーユニット30が非純正品であると判定する。なお、2次判定処理は、1次判定処理においてトナーユニット30が純正品であると判定された場合に実行され、1次判定処理においてトナーユニット30が非純正品であると判定された場合には実行されない。
また、制御部91は、抵抗検知部101の検知結果に基づいて、通電部105a〜105cのうちの溶断されていないエレメントに対応する通電部を特定する。例えば、制御部91は、エレメント37a〜37cのうちのエレメント37bが溶断していないと検知された場合には、エレメント37bに接続されている通電部105bを特定する。制御部91は、特定した通電部に関する通電部情報を記憶部92に記憶させる。通電部情報は、例えば、後述する最終判定処理で利用される。
プルダウン抵抗107は、電圧電流変換部95と接地部との間に設けられている。プルダウン抵抗107は、前述した不溶断通電信号及び可溶断通電信号が印加された際のエレメント37a〜37cの溶断の有無を判定するためのものである。以下では、エレメント37aに不溶断通電信号及び可溶断通電信号(説明の便宜上、2つの通電信号を総称して通電信号とも呼ぶ)が印加される場合を例に挙げて説明する。
エレメント37aに通電信号が印加されてもエレメント37aが溶断されていない状態では、電源部100からの通電信号(電流)が、エレメント37a及び電圧電流変換部95を通過してプルダウン抵抗107に流れる。これにより、プルダウン抵抗107の両端子間に電圧が発生し、電圧信号が判定信号変換部108に入力される。
一方で、エレメント37aに通電信号が印加されてエレメント37aが溶断されている状態では、電源部100からの通電信号は、プルダウン抵抗107に流れないので、プルダウン抵抗107の両端子間に電圧は発生せず、電位は接地レベルとなる。
判定信号変換部108には、エレメント37aが溶断せずプルダウン抵抗107に通電信号が流れた際の第1電圧信号と、エレメント37aが溶断してプルダウン抵抗107に通電信号が流れていない際の第2電圧信号とが、入力される。そして、判定信号変換部108は、入力された第1電圧信号及び第2電圧信号を、制御部91が判定可能なレベルの電圧信号(すなわち判定信号)に変換し、判定信号を制御部91へ出力する。なお、判定信号変換部108は、エレメント37b、37cに通電信号が印加された場合にも、同様な処理を行う。
図7は、判定信号変換部108の構成の一例を示す回路図である。判定信号変換部108は、入力端子Eと、出力端子Fとを有する。入力端子Eには、エレメント37a〜37cが溶断していない状態に対応する第1電圧信号と、エレメント37a〜37cが溶断している状態に対応する第2電圧信号とが入力される。入力された第1電圧信号は、制御部91がオン・オフを判定できる閾値電圧よりも十分に大きい第1変換信号に変換され、第2電圧信号は、閾値電圧よりも十分に小さい第2変換信号に変換される。出力端子Fは、第1変換信号及び第2変換信号を制御部91へ出力する。
制御部91は、入力された第1変換信号と第2変換信号に基づいて、エレメント37a〜37cのうちの少なくとも一つのエレメントの溶断の有無を検出して、トナーユニット30が純正品か否かを判定する最終判定処理を行う。例えば、制御部91は、不溶断通電信号の印加ではエレメント37aが溶断しないと検出し、かつ可溶断通電信号の印加によりエレメント37aが溶断したと検出した場合には、着脱部70に装着されたトナーユニット30が純正品であると判定する。一方で、制御部91は、不溶断通電信号の印加によりエレメント37aが溶断したと検出した場合、又は可溶断通電信号の印加ではエレメント37aが溶断しないと検出した場合には、着脱部70に装着されたトナーユニット30が非純正品であると判定する。これにより、通電信号の印加に対するエレメント37aの溶断の有無の検出に応じて、トナーユニット30が純正品か非純正品かを判定できる。なお、最終判定処理は、2次判定処理においてトナーユニット30が純正品であると判定された場合に実行され、2次判定処理においてトナーユニット30が非純正品であると判定された場合には実行されない。
また、制御部91は、1次判定処理、2次判定処理及び最終判定処理の少なくとも一つの判定処理の結果に基づいて、着脱部70に装着されているトナーユニット30に関する情報を表示部68(図1)に表示させる。なお、制御部91は、表示部68に代えて、画像形成装置1に接続された表示装置にトナーユニット30に関する情報を表示させてもよい。
図8は、表示部68の表示例を示す模式図である。ここでは最終判定処理においてトナーユニット30が純正品であると判定されたものとする。かかる場合に、制御部91は、トナーユニット30に関する情報として、例えば図8に示すようにトナーユニット30が純正品である旨を表示部68に表示させる。これにより、作業者は、装着されたトナーユニット30が純正品であることを容易に把握できる。
また、制御部91は、最終判定処理でトナーユニット30が純正品であると判定された場合には、純正品であるトナーユニット30を着脱部70に再度装着してエレメントを溶断できる溶断可能回数を表示させてもよい。例えば、制御部91は、1次判定処理で検知したエレメントの未溶断数から、最終判定処理で不溶断通電信号及び可溶断通電信号を印加したエレメントの数を引いた残数を、溶断可能回数として表示部68に表示させる。図8では、エレメントの溶断可能回数として、「2回」が表示されている。ユーザは、表示部68に表示された溶断可能回数を見ることで、着脱部70に装着されたトナーユニット30の使用の途中で再装着しても、誤判定されることなく使用できることを把握できる。
また、制御部91は、前記残数が0である場合には、トナーユニット30を着脱部70に再度装着した際の1次判定処理において、トナーユニット30が非純正品であると判定されることを、表示部68に表示させてもよい。かかる場合には、ユーザは、表示部68の表示内容を見ることで、最終判定処理でエレメントを溶断したことでその後溶断できるエレメントが無い純正品のトナーユニット30を再度装着することに起因して非純正品として判定されてしまうことを防止できる。
<4.交換ユニットの装着時の判定処理>
図9〜図12を参照しながら、交換ユニットの着脱部への装着時の判定処理(1次判定処理、2次判定処理、最終判定処理)について説明する。以下では、交換ユニットとしてトナーユニット30を例に挙げて、交換されたトナーユニット30が純正品か非純正品かの判定処理について説明する。
図9は、トナーユニット30を着脱部70に装着した際の画像形成装置1の動作例を示すフローチャートである。本フローチャートは、トナーユニット30内のトナーが消費されて所定量以下となり、不図示のセンサー(該センサーは、トナーユニット30の内部に装着されている)により「トナーエンプティー」が検出されたところから開始される(ステップS102)。「トナーエンプティー」が検出されると、制御部91は、表示部68にトナーユニット30の交換を促す表示を行う。ユーザは、表示部68に表示された内容に従い、着脱部70に装着されていたトナーユニット30を取り外し、新たなトナーユニット30を着脱部70に装着する作業を行う。
次に、制御部91は、不図示のセンサー(該センサーは、着脱部70に設けられている)により、着脱部70にトナーユニット30が装着された否かを判定する(ステップS104)。制御部91は、ステップS104でトナーユニット30が装着されていないと判定した場合には(No)、表示部68にエラー表示を行う(ステップS118)。エラー表示は、ユーザにトナーユニット30の装着を促すようなメッセージを含む。
一方で、制御部91は、ステップS104でトナーユニット30が装着されたと判定した場合には(Yes)、トナーユニット30が純正品か非純正品かを判定する1次判定処理を行う(ステップS106)。
(4−1.1次判定処理)
ここで、図10を参照しながら、トナーユニット30の1次判定処理の詳細について説明する。
図10は、トナーユニット30の1次判定処理の一例を説明するためのフローチャートである。1次判定処理において、制御部91は、まず、トナーユニット30のエレメント37a〜37cの未溶断数を検知する(ステップS202)。例えば、制御部91は、抵抗検知部101が検知した各エレメント37a〜37cの抵抗値の大きさから、エレメントの未溶断数を検知する。
次に、制御部91は、記憶部92に記憶されている純正品のトナーユニット30のエレメントの未溶断設定数を読み出す(ステップS204)。例えば、純正品のトナーユニット30が新品であれば、未溶断設定数は「3」である。一方で、トナーユニット30を前回装着して一つのエレメントが溶断された場合には、未溶断設定数は「2」となる。
次に、制御部91は、ステップS202で検知した未溶断数がステップS204で読み出した未溶断設定数と同じであるか否かを判定する(ステップS206)。そして、制御部91は、ステップS206で未溶断数が未溶断設定数と同じであると判定した場合には(Yes)、トナーユニット30が純正品であると判定する(ステップS208)。一方で、制御部91は、ステップS206で未溶断数が未溶断設定数と異なると判定した場合には(No)、トナーユニット30が非純正品であると判定する(ステップS210)。
図9に戻り、説明を続ける。
制御部91は、1次判定処理でトナーユニット30が純正品であると判定した場合には(ステップS108:Yes)、2次判定処理を行う(ステップS110)。一方で、制御部91は、1次判定処理でトナーユニット30が非純正品であると判定した場合には(ステップS108:No)、2次判定処理を行わず、トナーユニット30が非純正品である旨を表示部68に表示させる(ステップS116)。
(4−2.2次判定処理)
ここで、図11を参照しながら、トナーユニット30の2次判定処理の詳細について説明する。
図11は、トナーユニット30の2次判定処理の一例を説明するためのフローチャートである。2次判定処理において、制御部91は、まず、トナーユニット30の各エレメント37a〜37cの抵抗値を検知する(ステップS302)。エレメント37a〜37cの抵抗値は、例えば抵抗検知部101によって検知されている。
次に、制御部91は、記憶部92に記憶されている純正品のトナーユニット30の各エレメント37a〜37cの抵抗設定値を読み出す(ステップS304)。
次に、制御部91は、ステップS302で検知した各エレメント37a〜37cの抵抗値(抵抗測定値)がステップS304で読み出した抵抗設定値と同じであるか否かを判定する(ステップS306)。そして、制御部91は、ステップS306で各エレメント37a〜37cの抵抗値が抵抗設定値と同じであると判定した場合には(Yes)、トナーユニット30が純正品であると判定する(ステップS308)。一方で、制御部91は、ステップS306で各エレメント37a〜37cの抵抗値が抵抗設定値と同じでないと判定した場合には(No)、トナーユニット30が非純正品であると判定する(ステップS310)。
図9に戻り、説明を続ける。
制御部91は、2次判定処理でトナーユニット30が純正品であると判定した場合には(ステップS112:Yes)、最終判定処理を行う(ステップS114)。一方で、制御部91は、2次判定処理でトナーユニット30が非純正品であると判定した場合には(ステップS112:No)、最終判定処理を行わず、トナーユニット30が非純正品である旨を表示部68に表示させる(ステップS116)。
(4−3.最終判定処理)
ここで、図12を参照しながら、トナーユニット30の最終判定処理の詳細について説明する。
図12は、トナーユニット30の最終判定処理の一例を説明するためのフローチャートである。最終判定処理は、3つのエレメント37a〜37cのうちの溶断されてないエレメントに対して通電信号を印加して判定を行う。ここでは、エレメント37aに対して不溶断通電信号及び可溶断通電信号を印加するものとする。
まず、制御部91は、不溶断通電信号(例えば図6(a)に示す通電信号)をエレメント37aに印加する(ステップS402)。すなわち、制御部91は、スイッチ104a〜104cのうちのスイッチ104aを閉状態にして、電源部100からエレメント37aへ不溶断通電信号を印加させる。
次に、制御部91は、エレメント37aに不溶断通電信号を印加した際のプルダウン抵抗107の両端子間の電圧に対応する電圧信号を取得する(ステップS404)。そして、制御部91は、ステップS404で取得した電圧信号に基づいて、エレメント37aが溶断しているか否かを判定する(ステップS406)。
着脱部70に装着されたトナーユニット30が純正品である場合には、エレメント37aは、不溶断通電信号が印加されても溶断しない。このため、制御部91は、ステップS406でエレメント37aが溶断していると判定した場合には(Yes)、トナーユニット30が非純正品であると判定する(ステップS418)。
一方で、制御部91は、ステップS406でエレメント37aが溶断していないと判定した場合には(No)、可溶断通電信号(例えば図6(b)に示す通電信号)をエレメント37aに印加する(ステップS408)。制御部91は、不溶断通電信号と同様に、電源部100からエレメント37aへ可溶断通電信号を印加させる。
次に、制御部91は、エレメント37aに可溶断通電信号を印加した際のプルダウン抵抗107の両端子間の電圧に対応する電圧信号を取得する(ステップS410)。そして、制御部91は、ステップS410で取得した電圧信号に基づいて、エレメント37aが溶断しているか否かを判定する(ステップS412)。
着脱部70に装着されたトナーユニット30が純正品である場合には、エレメント37aは、可溶断通電信号が印加されると溶断する。このため、制御部91は、ステップS412でエレメント37aが溶断していないと判定した場合には(No)、トナーユニット30が非純正品であると判定する(ステップS418)。
一方で、制御部91は、ステップS412でエレメント37aが溶断していると判定した場合には(Yes)、トナーユニット30が純正品であると判定する(ステップS414)。次に、制御部91は、エレメント37aが溶断しているので、記憶部92に記憶されている純正品のトナーユニット30の未溶断数を「−1」する(ステップS416)。トナーユニット30が、着脱部70が取り外された後に再度装着された場合には、1次判定処理で上記のステップS416で変更された未溶断数が利用される。
図9に戻り、説明を続ける。
制御部91は、最終判定処理が完了すると、トナーユニット30に関する情報を表示部68に表示させる(ステップS116)。例えば、最終判定処理でトナーユニット30が純正品であると判定された場合には、制御部91は、トナーユニット30が純正品である旨を表示させる(図8)。これにより、一連の判定処理が完了する。
なお、上記では、新品のトナーユニット30を着脱部70に装着した場合の判定処理について説明したが、一度装着されていた純正品のトナーユニット30が着脱部70から取り外された後に、着脱部70に再度装着された際にも、上述した1次判定処理、2次判定処理及び最終判定処理が行われる。この場合、トナーユニット30が前回装着されて判定処理が行われた際に、例えば一つのエレメント(ここでは、エレメント37aとする)が溶断されているので、トナーユニット30が再度装着された場合には、最終判定処理でエレメント37b又はエレメント37cが溶断されることになる。
また、上記では、2次判定処理でトナーユニット30が純正品であると判定された場合に、最終判定処理が行われることとしたが、これに限定されない。例えば、1次判定処理でトナーユニット30が純正品であると判定された場合に、2次判定処理を行わずに、最終判定処理が行われることとしてもよい。
<5.本実施形態における効果>
上述したように、本実施形態に係る画像形成装置1は、並列に配列されたエレメント37a〜37cを有するヒューズ35が取り付けられたトナーユニット30(交換ユニット)が着脱部70に装着された際に、エレメント37a〜37cの未溶断数を検知する。そして、画像形成装置1は、検知した未溶断数と、記憶部92に記憶されている純正品のトナーユニット30(特定交換ユニット)のエレメントの未溶断設定数とを比較して、着脱部70に装着されたトナーユニット30が純正品か非純正品かを判定する。具体的には、画像形成装置1は、未溶断数が未溶断設定数と同じ場合にはトナーユニット30が純正品であると判定し、未溶断数が未溶断設定数と異なる場合にはトナーユニット30が非純正品であると判定する。
かかる場合には、着脱部70に装着されたトナーユニット30のエレメント37a〜37cの未溶断数を検知することで、トナーユニット30が純正品か非純正品かを、簡易かつ適切に判定できる。また、最終判定処理でエレメントが溶断される場合には、ヒューズ35にエレメント37a〜37cを複数設けることで、着脱部70に装着されたトナーユニット30のトナーが使い終わる前にトナーユニット30が抜き取られ、その後にトナーユニット30が再度装着される場合に、最終判定処理を再度行うことができるので、再度装着されたトナーユニット30が純正品か非純正品かを適切に判定できる。
また、制御部91は、最終判定処理においてエレメントを溶断したことでその後に溶断可能なエレメントの数が0であると判断した場合には、トナーユニット30を着脱部70に再度装着した際の1次判定処理において、トナーユニット30が非純正品であると判定されることを、表示部68に表示させる。かかる場合には、ユーザは、表示部68の表示内容を見ることで、最終判定処理でエレメントを溶断したことでその後溶断できるエレメントが無い純正品のトナーユニット30を再度装着することに起因して非純正品として判定されてしまうことを防止できる。
さらに、着脱部70に装着されたトナーユニット30が純正品か非純正品かを適切に判定できるので、トナーユニット30の交換に伴い画像形成条件や画像形成装置1の動作条件を適切に管理できる。これにより、非純正品のトナーユニット30を装着した場合でも、画像形成装置1は非純正品に対応する適切な動作条件で画像形成を行うことができる。この結果、画像品質の確保や画像形成装置1の保全が可能となり、ユーザ等に生じていた不利益を改善することが可能となる。
<6.変形例>
(6−1.変形例1)
上記では、最終判定処理において、3つのエレメント37a〜37cのうちの一つのエレメントに対して不溶断通電信号及び可溶断通電信号を印加することとしたが、これに限定されない。例えば、3つのエレメント37a〜37cのうちの2つ以上のエレメントに対して不溶断通電信号及び可溶断通電信号を印加して、エレメントの溶断の有無を検出してもよい。
ここでは、エレメント37a、37bに、不溶断通電信号及び可溶断通電信号を同時に印加するものとして説明する。
図5に示す制御回路90において、制御部91は、スイッチ104a及びスイッチ104bが閉じた状態、かつスイッチ104cが開いた状態で、電源部100によってエレメント37a、37bに不溶断通電信号及び可溶断通電信号を同時に印加させる。
図13は、エレメント37a、37bの溶断特性曲線Gを示す図である。ここでは、エレメント37a、37bは、同じ溶断特性を有する。一方で、並列状態のエレメント37a、37bに可溶断通電信号を通電して同時に溶断する場合の溶断特性は、図14に示すような特性を示す。
図14は、変形例1に係る並列状態のエレメント37a、37bが溶断する場合の溶断特性曲線Sを示す図である。図14のグラフの横軸及び縦軸は、対数目盛りである。エレメント37a、37bが並列状態であるので、通電断面積は2倍となり、溶断特性曲線Sは、溶断特性曲線Gの約2倍の電流値で溶断する特性を示す。ただし、実際には、エレメントの形状等に起因して、溶断特性曲線Sは、溶断特性曲線Gの2倍の電流値よりも小さくなりやすい。
図15は、エレメント37a、37bに同時に印加する不溶断通電信号及び可溶断通電信号の一例を示す図である。図15(a)が不溶断通電信号を示し、図15(b)が可溶断通電信号を示す。図15に示す不溶断通電信号及び可溶断通電信号は、図14に示す溶断特性曲線Sに基づいた通電電流の電流値及び通電時間でそれぞれ設定されている。例えば、図15(b)の可溶断通電信号は、図14のグラフ上で特性点Pよりも通電時間が大きい点Pに対応しており、特性点Pの通電電流Iと、特性点Pの通電時間Tよりも大きいTとで構成される。図15(a)の不溶断通電信号は、グラフ上で特性点Pよりも通電時間が小さい点Pに対応しており、特性点P3の通電電流Iと、特性点Pの通電時間Tよりも小さいTとで構成される。このように、可溶断通電信号の通電時間は、不溶断通電信号の通電時間と異なる。
ところで、エレメント37aのみに通電信号を印加する場合には、通電電流Iで通電時間Tの通電信号でエレメント37aが溶断するが、並列状態のエレメント37a、37bにおいては、通電電流Iで通電時間Tの通電信号では溶断されない。これに対して、変形例1では、通電電流Iで通電時間Tの通電信号(可溶断通電信号)を印加することで、エレメント37a、37bを溶断している。このため、第三者は比較例1に係る不溶断通電信号及び可溶断通電信号を解読しても、エレメント37a〜37cの個々の溶断特性を適切に把握できず、エレメント37a〜37cが溶断するか否かを判定できない。また、アナログ的な溶断特性を有するエレメントを複数並列した場合の溶断特性は、個々の場合とは異なる特性を示すので、解読することが更に困難である。
なお、図15では、可溶断通電信号及び不溶断通電信号の通電電流の大きさが同じで、通電時間の大きさが異なることとしたが、これに限定されない。例えば、可溶断通電信号及び不溶断通電信号の通電時間の大きさが同じで、通電電流の大きさが異なることとしてもよい。
(6−2.変形例2)
上記では、図5に示すように、最終判定処理においてエレメント37a〜37cの溶断の有無の判定に用いるプルダウン抵抗107が、制御回路90に設けられていた。これに対して、変形例2では、ユニット側回路80にプルダウン抵抗82が設けられている。
図16は、変形例2に係る制御回路90とユニット側回路80の構成の一例を説明するためのブロック図である。変形例2においては、プルダウン抵抗82が、ユニット側回路80の共通端子38dと端子Eとの間に配置されている。別言すれば、プルダウン抵抗82は、エレメント37a〜37cよりも低電位側に設けられている。また、制御回路90には、接地部111とコネクタ75を介して端子Eとの間に位置するスイッチ110が設けられている。
変形例2では、前述した実施形態と同様に、1次判定処理及び2次判定処理が行われる。例えば、1次判定処理では、スイッチ102及びスイッチ110を開き、かつスイッチ103を閉じた状態で、スイッチ104a〜104cのいずれかのスイッチを閉じることで、抵抗検知部101は、エレメント37a〜37cの抵抗値を検知する。なお、抵抗検知部101による抵抗値の検知方法は、前述した方法と同様である。
一方で、最終判定処理は、以下のように行われる。
まず、スイッチ103を開く一方で、スイッチ102及びスイッチ110を閉じた状態にする。そして、スイッチ104a〜104cのいずれかを閉じて、電源部100が、閉じたスイッチに対応するエレメントに通電信号を印加する。
ここでは、エレメント37aに通電信号(不溶断通電信号及び可溶断通電信号)が印加される場合を例に挙げて説明する。
エレメント37aに通電信号が印加されてもエレメント37aが溶断されていない状態では、電源部100からの通電信号が、エレメント37aを通過してプルダウン抵抗82に流れる。これにより、プルダウン抵抗82の両端子間に電圧が発生し、電圧信号が端子Dを介して判定信号変換部108に入力される。すなわち、ヒューズ35と接続された端子Dが、判定信号変換部108に電圧信号を出力する電圧信号出力端子に該当する。
一方で、エレメント37aに通電信号が印加されてエレメント37aが溶断されている状態では、電源部100からの通電信号は、プルダウン抵抗82に流れないので、プルダウン抵抗82の両端子間に電圧は発生せず、電位は接地レベルとなる。この場合でも、端子Dを介して、プルダウン抵抗82の両端子間に電圧に対応する電圧信号が、判定信号変換部108に出力される。
(6−3.変形例3)
上記では、エレメント37a〜37cの抵抗値を測定して、エレメント37a〜37cの溶断の有無を検知することとしたが、これに限定されない。例えば、以下に説明するように、プルダウン抵抗107(図5)の両端子間の電圧の大きさに基づいて、エレメント37a〜37cの未溶断数を検知してもよい。
エレメント37aの溶断の有無の検出方法を例に挙げて説明する。
ここでは、電源部100からの通電信号が、エレメント37aへ印加される。この通電信号の電流は、例えば200mAの不溶断通電信号及び可溶断通電信号に比べて十分に小さい(例えば20mA)ので、エレメント37aを溶断させない。そして、エレメント37aが溶断していない場合には、通電信号は、図5を見ると分かるように端子D及びコネクタ75を介してプルダウン抵抗107に流れる。一方で、エレメント37aが既に溶断している場合には、通電信号はプルダウン抵抗107に流れない。このため、制御部91は、プルダウン抵抗107の両端子間の電圧を検知することで、エレメント37aが溶断しているか否かを判定できる。
(6−4.変形例4)
なお、上記では、電源部100は、不溶断通電信号と可溶断通電信号を個別にエレメント37a〜37cに印加することとしたが、これに限定されない。例えば、不溶断通電信号と可溶断通電信号とを組み合わせた通電信号列を、エレメント37a〜37cに印加することとしてもよい。
図17は、変形例4に係る通電信号列の一例を示す図である。図17に示す通電信号列は、4つの通電信号M1〜M4を含んでおり、通電信号M1から印加される。通電信号M1〜M3が不溶断通電信号であり、通電信号M4が可溶断通電信号である。制御部91は、予め決まったパターンに従って、各通電信号M1〜M4の通電時間及び通電電流を設定する。なお、制御部91は、記憶部92に記憶された複数の信号列データの中から一つの信号列データを選択して、エレメント37a〜37cに印加してもよい。このような通電信号列を印加する場合には、第三者による通電信号の情報の解読が困難であるので、第三者による模倣を抑制できる。
(6−5.他の変形例)
なお、上記では、ヒューズ35は、並列配置された3つのエレメント37a〜37cを有することとしたが、これに限定されない。例えば、ヒューズ35は、並列配置された2つ又は4つ以上のエレメントを有することとしてもよい。
また、上記では、エレメント37a〜37cの溶断特性が同じであることとしたが、これに限定されない。例えば、エレメント37a〜37cの溶断特性が異なることとしてもよい。
また、上記では、図4に示すように特性点Pが溶断特性曲線Gの最小溶断電流領域の点であることとしたが、これに限定されない。例えば、特性点Pが、溶断特性曲線Gの最小溶断電流領域以外の点であってもよい。また、上記では、特性点Pが1つの点であることとしたが、これに限定されず、例えば、特性点Pが複数の点であってもよい。
また、上記では、3つのエレメント37a〜37cの抵抗値の検知を一つずつ行うこととしたが、これに限定されない。例えば、スイッチ104a〜104cのうちの2つ以上のスイッチを閉じた状態にすることで、2つ以上のエレメントの抵抗値をまとめて検知してもよい。かかる場合には、抵抗値の検知時間を短縮できる。また、2つ以上のエレメントの抵抗値をまとめて検知する場合には、記憶部92は、純正品のトナーユニット30のエレメント37a〜37cの抵抗設定値として、2つ以上のエレメントをまとめて検知した場合の抵抗値を記憶してもよい。
また、上記では、交換ユニットが特定交換ユニットか否かの判定の一例として、トナーユニット30の純正品又は非純正品の判定について説明したが、これに限定されない。例えば、トナーユニットが高精細画像形成用トナーユニット(特定交換ユニット)か標準画像形成用トナーユニットかを判定してもよい。
また、上記では、画像形成装置として電子写真方式のプリンタを例に挙げて説明したが、これに限定されない。画像形成装置は、複写機、ファクシミリ、複合機等であってもよい。また、プリンタは、所謂インクジェット方式であってもよい。
また、上記では、装置本体3の制御回路90が、交換ユニットであるトナーユニット30のユニット側回路80とコネクタ75を介して接続されていることとしたが、これに限定されない。例えば、制御回路90は、ユニット側回路80と無線で接続されてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 画像形成装置
30 トナーユニット
35 ヒューズ
37a〜37c エレメント
70 着脱部
80 ユニット側回路
82 プルダウン抵抗
90 制御回路
91 制御部
92 記憶部
100 電源部
101 抵抗検知部
104a〜104c スイッチ
105a〜105c 通電部
107 プルダウン抵抗

Claims (12)

  1. 通電により溶断可能な複数のヒューズエレメントが並列に配列されているヒューズを有する交換ユニットが着脱可能に装着されている着脱部と、
    前記交換ユニットが前記着脱部に装着された際に、前記複数のヒューズエレメントのうちの溶断されていないヒューズエレメントの未溶断数を検知する検知部と、
    特定交換ユニットのヒューズエレメントの未溶断設定数を記憶する記憶部と、
    前記検知部が検知した前記未溶断数と前記記憶部に記憶されている前記未溶断設定数とが同じ場合には、前記着脱部に装着された前記交換ユニットが前記特定交換ユニットであると判定し、前記未溶断数と前記未溶断設定数とが異なる場合には、前記交換ユニットが前記特定交換ユニットではないと判定する第1判定処理を行う制御部と、
    前記複数のヒューズエレメントの各々の抵抗測定値を測定する測定部と、
    を備え
    前記記憶部は、前記特定交換ユニットの前記複数のヒューズエレメントの各々の抵抗設定値を記憶し、
    前記制御部は、
    前記第1判定処理において前記交換ユニットが前記特定交換ユニットと判定されると、
    前記測定部が測定した各ヒューズエレメントの抵抗測定値が、前記記憶部に記憶されている各ヒューズエレメントの前記抵抗設定値と同じ大きさである場合には、前記交換ユニットが前記特定交換ユニットであると判定し、前記抵抗測定値が前記抵抗設定値と異なる大きさである場合には、前記交換ユニットが前記特定交換ユニットではないと判定する第2判定処理を行う、
    画像形成装置。
  2. 前記交換ユニットが前記着脱部に装着されている際に前記複数のヒューズエレメントの各々に対して通電を行う複数の通電部と、前記複数の通電部の各々に設けられ通電のオン・オフを切り替えるためのスイッチと、を有する装置側回路を更に備え、
    前記検知部は、前記制御部が前記各スイッチによる通電のオン・オフを制御することで、前記未溶断数を検知する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数のヒューズエレメントの各々の抵抗測定値を測定する測定部を更に備え、
    前記検知部は、前記測定部が測定した前記複数のヒューズエレメントの各々の抵抗測定値の大きさに基づいて、前記未溶断数を検知する、
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記装置側回路は、通電により前記ヒューズエレメントを通過した電流が流れる抵抗を更に有し、
    前記検知部は、前記抵抗の端子間電圧の大きさに基づいて、前記未溶断数を検知する、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記検知部の検知結果に基づいて、前記複数の通電部のうちのヒューズエレメントが溶断されていない通電部を特定する、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    前記第1判定処理又は前記第2判定処理において前記交換ユニットが前記特定交換ユニットと判定されると、
    前記特定交換ユニットの前記ヒューズエレメントを溶断させない第1電流供給状態に対応する第1通電信号と、前記特定交換ユニットの前記ヒューズエレメントを溶断させる第2電流供給状態に対応する第2通電信号とを、前記複数のヒューズエレメントのうちの少なくとも一つのヒューズエレメントに印加し、
    前記第1通電信号の印加による前記ヒューズエレメントの溶断の有無、及び前記第2通電信号の印加による前記ヒューズエレメントの溶断の有無をそれぞれ検出し、
    前記溶断の有無の検出結果に基づいて、前記交換ユニットが特定交換ユニットか否かを最終判定する第3判定処理を行う、
    請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記複数のヒューズエレメントのうちの2つ以上のヒューズエレメントに、それぞれ前記第1通電信号及び前記第2通電信号を印加して、前記2つ以上のヒューズエレメントの溶断の有無をそれぞれ検出する、
    請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記第1判定処理、前記第2判定処理及び前記第3判定処理の少なくとも一つの判定処理の結果に基づいて、前記着脱部に装着されている前記交換ユニットに関する情報を表示部に表示させる、
    請求項又はに記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記第3判定処理において前記交換ユニットが前記特定交換ユニットであると判定された場合には、前記交換ユニットを前記着脱部に再度装着して前記第3判定処理で溶断できる前記ヒューズエレメントの数を前記表示部に表示させる、
    請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、
    前記第1判定処理で検知した前記未溶断数から、前記第3判定処理で前記第1通電信号及び前記第2通電信号を印加した前記ヒューズエレメントの数を引いた残数に基づいて、前記交換ユニットを前記着脱部に再度装着して前記第3判定処理で溶断できる前記ヒューズエレメントの数を前記表示部に表示させる、
    請求項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記残数が0である場合には、前記交換ユニットを前記着脱部に再度装着した際の前記第1判定処理において、前記交換ユニットが前記特定交換ユニットではないと判定されることを、前記表示部に表示させる、
    請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 通電により溶断可能な複数のヒューズエレメントが並列に配列されているヒューズを有し、画像形成装置の着脱部に着脱可能に装着される交換ユニットの交換ユニット判定方法であって、
    前記交換ユニットが前記着脱部に装着された際に、前記複数のヒューズエレメントのうちの溶断されていないヒューズエレメントの未溶断数を検知するステップと、
    検知した前記未溶断数と、記憶部に記憶されている特定交換ユニットのヒューズエレメントの未溶断設定数とが同じ場合には、前記着脱部に装着された前記交換ユニットが前記特定交換ユニットであると判定し、前記未溶断数と前記未溶断設定数とが異なる場合には、前記交換ユニットが前記特定交換ユニットではないと判定する第1判定処理を行うステップと、
    を有し、
    前記第1判定処理に行うステップにおいて、前記交換ユニットが前記特定交換ユニットと判定されると、
    測定部が測定した前記交換ユニットの各ヒューズエレメントの抵抗測定値が、前記記憶部に記憶されている前記特定交換ユニットの各ヒューズエレメントの抵抗設定値と同じ大きさである場合には、前記交換ユニットが前記特定交換ユニットであると判定し、前記抵抗測定値が前記抵抗設定値と異なる大きさである場合には、前記交換ユニットが前記特定交換ユニットではないと判定する第2判定処理を行う、
    交換ユニット判定方法。

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