JP6279968B2 - 車両用モールディング及び車両におけるモールディングの取付構造 - Google Patents
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Description
前記取付部は、当該モールディングの横断面で見て、前記カウルルーバーの先端部分と対向する底壁部と、前記底壁部の両側から前記カウルルーバーに向けて延設された第1の側壁部及び第2の側壁部とを有しており、
前記第1及び第2の側壁部は、互いに対向する対向面をそれぞれに有しており、
前記第1及び第2の側壁部の対向面のうちの少なくとも一方には、他方の対向面に向けて突出すると共に前記カウルルーバーの一部に当接可能な突条部が設けられており、
前記突条部は、弾性変形可能で且つ前記取付部を構成する材料よりも軟らかい材料で形成されており、
当該モールディングの横断面で見て、前記突条部とそれが設けられている側壁部との接合幅(W1)は、前記突条部の高さ(H1)と等しいかそれ以上に設定されている、
ことを特徴とする車両用モールディングとしたものである。
前記突条部は、横断面形状が三角形状の突条部である、ことを特徴とする。
前記係止部は、それが設けられている側壁部を構成する材料と同じ材料で形成され、当該側壁部と一体化している、ことを特徴とする。
前記突条部は、前記係止部よりも相対的に前記底壁部寄りに配置され、
前記係止部は、前記突条部よりも相対的に前記カウルルーバー寄りに配置されている、ことを特徴とする。
前記突条部の高さ(H1)が前記係止部の高さ(H2)よりも高く設定されている、ことを特徴とする。
窓板と、カウルルーバーと、請求項1に記載の車両用モールディングとを備え、
前記カウルルーバーは、長尺な板状の本体部と、前記本体部の窓板側先端部又はその近傍に突設された脚部とを有してなる、車両用モールディングの取付構造であって、
前記窓板が、前記モールディングの固定部に対して固定され、
前記カウルルーバーの脚部が前記モールディングの取付部の第1及び第2の側壁部間に挿入されると共に当該脚部が前記モールディングの突条部に当接した状態で、前記カウルルーバーが前記モールディングの取付部に対して取り付けられる、
ことを特徴とする車両用モールディングの取付構造である。
前記第1及び第2の側壁部のうちのカウルルーバー側に位置する側壁部の対向面には、係止部が突設されており、
前記カウルルーバーの脚部には、前記係止部と係合可能な被係止部が少なくとも一つ設けられている、ことを特徴とする。
図2,4及び5に示した設計に従うカウルモール10の一試作例について説明する。
試作例では、突条部20以外の固定部11及び取付部12を構成する樹脂として、デュロメータ硬さがD40のポリプロピレンを採用した。また、突条部20を構成するスチレン系熱可塑性エラストマーとして、リケンテクノス株式会社製商品名:「アクティマーG」(アクティマーは登録商標)を採用した。選択したアクティマーGは、デュロメータ硬さがA27であり、圧縮永久歪が22%(70℃×168hrs)であった。なお、デュロメータ硬さの測定はJIS−K6253に、圧縮永久歪の測定はJIS−K6262によった。
上記カウルモール10を使用する際には、先ず窓板2に対し、両面粘着テープ5を介してカウルモール10の固定部11が固定される。その後、カウルモール付きの窓板2を車両1に固定した後に、カウルモール10の取付部12に対してカウルルーバー4が装着される。具体的には、カウルルーバーの脚部42がカウルモール取付部の第1及び第2の側壁部14,15間に挿入されると共に、当該脚部42が突条部20に当接し且つ脚部42の被係止部43が係止部19と係合した状態で、カウルルーバー4がカウルモール取付部12に取り付けられる。なお、カウルルーバー4の取り付けに際して、カウルルーバー脚部42が上側壁部の突条部20と下側壁部の係止部19との間に挟まれることにより、カウルルーバー4がカチッと保持された感じ(クリック感又は節度感)が創出されると共に、カウルルーバー4が取付部12から抜けにくくなる。
固定部11及び取付部12を構成する樹脂材料として、PP以外にも、例えばAES樹脂、ABS樹脂、PPO樹脂、PC樹脂(ポリカーボネート)、PA樹脂(ポリアミド)等を用いてもよい。
固定部11又は/及び取付部12において、金属製の芯材あるいは硬質樹脂製の芯材が埋設されていてもよい。
係止部19は、それが設けられている下側壁部15の構成材料と異なる材料で形成されてもよい。
窓板2に固定部11を固定する際に、両面粘着テープ5の以外の手段、例えば、クリップ止め、カシメによる結合、相互嵌合形状による結合等が採用されてもよい。
上記実施形態では、取付部12の挿入口16は車外側に開口していたが、当該挿入口がカウルルーバー4側に開口するような形状(横断面コ字形状)の取付部としてもよい。
上記実施形態では、突条部20の横断面形状を略三角形状としたが、これ以外の形状(例えば、正方形、長方形、台形、半円形、段差形状)を採用してもよい。また、突条部20の横断面形状は、中心線に対して線対称な形状だけでなく、非対称な形状であってもよい。
上記実施形態では、上側壁部14のみに突条部20を設けたが、上側壁部14及び下側壁部15の双方に突条部を形成してもよい。
上記実施形態とは異なり、上側壁部14に係止部19を形成すると共に、下側壁部15に突条部20を形成するようにしてもよい。この場合、カウルルーバー4を装着する際に突条部20がカウルルーバー側に向けて圧縮変形するため、カウルルーバー4の装着が容易である。
上記実施形態とは異なり、突条部20よりも係止部19の方を底壁部13寄りに配置してもよい。
4 カウルルーバー
10 カウルモール(モールディング)
11 固定部
12 取付部
13 底壁部
14 第1の側壁部(上側壁部)
14a 対向面
15 第2の側壁部(下側壁部)
15a 対向面
16 挿入口
19 係止部
20 突条部
21 突条部の先端頂点
22 突条部の基端(根元)
41 カウルルーバーの本体部
42 カウルルーバーの脚部
43 カウルルーバーの被係止部
Claims (14)
- 車両の窓板とカウルルーバーとの間に配設される長尺な車両用モールディングであって、窓板の下端側に固定するための固定部と、前記固定部に連なると共にカウルルーバーを取り付けるための取付部とを備えてなる車両用モールディングにおいて、
前記取付部は、当該モールディングの横断面で見て、
前記カウルルーバーの先端部分と対向する底壁部と、
前記底壁部の両側から前記カウルルーバーに向けて延設された第1の側壁部及び第2の側壁部とを有しており、
前記第1及び第2の側壁部は、互いに対向する対向面をそれぞれに有しており、
前記第1及び第2の側壁部の対向面のうちの少なくとも一方には、他方の対向面に向けて突出すると共に前記カウルルーバーの一部に当接可能な突条部が設けられており、
前記突条部は、弾性変形可能で且つ前記取付部を構成する材料よりも軟らかい材料で形成されており、
当該モールディングの横断面で見て、前記突条部とそれが設けられている側壁部との接合幅(W1)は、前記突条部の高さ(H1)と等しいかそれ以上に設定されている、
ことを特徴とする車両用モールディング。 - 前記突条部は、横断面形状が三角形状の突条部である、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用モールディング。 - 前記第1及び第2の側壁部のうちの一方に前記突条部が設けられ、前記第1及び第2の側壁部のうちの他方には、その側壁部の対向面から突出する係止部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用モールディング。 - 前記係止部は、それが設けられている側壁部を構成する材料と同じ材料で形成され、当該側壁部と一体化している、ことを特徴とする請求項3に記載の車両用モールディング。
- 前記突条部は、前記係止部よりも相対的に前記底壁部寄りに配置され、
前記係止部は、前記突条部よりも相対的に前記カウルルーバー寄りに配置されている、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の車両用モールディング。 - 前記突条部の高さ(H1)が前記係止部の高さ(H2)よりも高く設定されている、
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用モールディング。 - 前記突条部の高さ(H1)が、前記第1及び第2の側壁部の対向面間の距離の半分以上に設定されている、
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用モールディング。 - 前記突条部の基端が前記取付部の側壁部の対向面よりも内側に入り込んだ状態で、前記突条部が前記取付部に接合している、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両用モールディング。
- 前記突条部を構成する材料のデュロメータ硬さがA10〜A50である、
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の車両用モールディング。 - 窓板と、カウルルーバーと、請求項1に記載の車両用モールディングとを備え、
前記カウルルーバーは、長尺な板状の本体部と、前記本体部の窓板側先端部又はその近傍に突設された脚部とを有してなる、車両用モールディングの取付構造であって、
前記窓板が、前記モールディングの固定部に対して固定され、
前記カウルルーバーの脚部が前記モールディングの取付部の第1及び第2の側壁部間に挿入されると共に当該脚部が前記モールディングの突条部に当接した状態で、前記カウルルーバーが前記モールディングの取付部に対して取り付けられる、
ことを特徴とする車両用モールディングの取付構造。 - 前記カウルルーバーの脚部は、カウルルーバー本体部の裏面から車内側に向けて突設されており、
前記モールディングの取付部は、前記底壁部並びに前記第1及び第2の側壁部により囲まれてできた挿入口を有し、当該挿入口は車外側に向けて開口している、
ことを特徴とする請求項10に記載の車両用モールディングの取付構造。 - 前記突条部は、前記第1及び第2の側壁部のうちの窓板側に位置する側壁部の対向面に形成されている、
ことを特徴とする請求項10又は11に記載の車両用モールディングの取付構造。 - 前記第1及び第2の側壁部のうちのカウルルーバー側に位置する側壁部の対向面には、係止部が突設されており、
前記カウルルーバーの脚部には、前記係止部と係合可能な被係止部が少なくとも一つ設けられている、ことを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項に記載の車両用モールディングの取付構造。 - 前記被係止部は複数存在し、それら複数の被係止部はカウルルーバーの長手方向に沿って断続的に配置されている、
ことを特徴とする請求項13に記載の車両用モールディングの取付構造。
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