JP6757228B2 - 車両用ピラーガーニッシュ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の窓板の外周縁とピラー部との隙間に対し、ピラー部に沿って取り付けられる車両用ピラーガーニッシュと、該ピラーガーニッシュの製造方法とに関する。
特許文献1は、ピラーガーニッシュ6及びウインドシール部材7を含む車両用ピラーガーニッシュの取付構造を開示する。ウインドシール部材7は、フロントウインド3の外周縁とピラーガーニッシュ6の一側縁との間をシールする長尺な部材であり(同文献の図3,5及び9参照)、同文献の段落0030の説明によれば、車体への取付けに先立って、ピラーガーニッシュ6にウインドシール部材7が装着される。装着には様々な手法を採り得るが、一般に両面粘着テープが利用されている。例えば、ウインドシール部材7に予め両面粘着テープの一方の粘着面を貼り付けておき、その後に、ウインドシール部材7に貼り付けた両面粘着テープの他方の粘着面をピラーガーニッシュ6に接着することで、ピラーガーニッシュ6にウインドシール部材7を装着することができる。
特開2006−82609号公報
ピラーガーニッシュ6の表面のうちのウインドシール部材7が貼り付けられる部分(被貼り付け部)が概ね平らであるならば、上記の装着作業も比較的容易であろう。しかし仮に、ピラーガーニッシュ6の被貼り付け部が平らな形状でない場合(例えば溝形状の場合)、長尺なウインドシール部材7を所望の位置に位置決めすることが難しく、又、貼り付け操作も容易ではない。このため、ウインドシール部材7の貼り付け位置が本来の位置からずれたり、ウインドシール部材7が波打ったりして、見栄えの悪化やシール性の悪化を招きやすいという問題があった。
本発明の目的は、ピラーガーニッシュの本体部にシール部を位置ずれすることなく正確且つ安定的に取り付けることが可能な車両用ピラーガーニッシュを提供することにある。また、そのような車両用ピラーガーニッシュの製造方法を提供することにある。
請求項1の発明は、車両の窓板の外周縁と車両のピラー部との隙間に取り付けられる車両用ピラーガーニッシュであって、
当該ピラーガーニッシュは、長尺な本体部と、その本体部よりも柔軟な材料で形成されたシール部とを備え、
前記本体部は、少なくともいずれか一方の側縁に沿って延びるシール部取り付け用の取付溝を有し、この取付溝は、前記本体部の横断面において、奥側に位置する奥面、並びに、前記奥面の側方に位置して互いに向かい合う第1側面及び第2側面によって区画され、
前記取付溝の内部には、前記第1側面及び第2側面と交差する方向に沿った当接面が設けられており、
前記シール部は、前記取付溝内に配置される基部と、前記基部のうち取付溝の開口側に位置する端部から取付溝の外に向けて突出するリップ部とを有し、
前記シール部の基部は、前記取付溝の第1側面に固着される固着部と、その固着部から前記取付溝の第2側面に向けて突出し且つ前記当接面に当接される受け部と、前記受け部から突出して前記固着部と対向する押され部とを備えており、当該基部には、固着部、受け部および押され部によって囲まれた領域に、治具挿入用の凹みが確保されている、ことを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、本体部の取付溝の内部に設けられた当接面に対してシール部の基部の受け部を当接させることで、シール部が本体部に対して位置ずれすることなく所望の位置(設計上の設定位置)に正確に位置決めされる。その結果、シール部のリップ部は、本体部に対して設計上の設定通りの位置と突出量とを確保でき、ピラーガーニッシュの車両への取り付け後も、見栄え及びシール性を良好に保つことができる。また、シール部の基部に確保された治具挿入用の凹みに治具を挿入することができ、当該凹みに挿入された治具を介して作業者又は工作機械は、本体部に対するシール部の取り付け作業を容易に行うことができる。
(削除)
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請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用ピラーガーニッシュにおいて、
前記本体部の第1側面と、前記シール部の基部の固着部との間には、両面粘着テープが介在している、ことを特徴とする。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、次のような効果が得られる。即ち、介在する両面粘着テープの安定した粘着力によって、シール部の固着部が本体部の第1側面に対して安定的に固定される。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の車両用ピラーガーニッシュにおいて、
前記当接面は、前記取付溝内に配設されたリブに設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の発明の効果に加えて、次のような効果が得られる。即ち、本体部の取付溝内においてシール部の受け部を当て易い位置にリブを配置することができ、かかるリブ上に当接面を設けることで、本体部に対してシール部を容易に位置決めすることができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ピラーガーニッシュにおいて、
前記本体部は、車両の窓板の外周縁とピラー部との隙間を覆い隠す頭部と、その頭部の裏面側に突設された胴体部とを有し、
前記頭部の裏面および前記胴体部の一部によって前記取付溝が構成されている、ことを特徴とする。
請求項4の発明によれば、請求項1〜3の発明の効果に加えて、次のような効果が得られる。即ち、取付溝を区画している本体部の形状を単純化ないし簡素化でき、本体部の生産性を高めることができる。
請求項5の発明は、本体部とシール部とを有するピラーガーニッシュの製造方法であって、当該方法は、
少なくともいずれか一方の側縁に沿って延びるシール部取り付け用の取付溝を有する長尺な本体部であって、前記取付溝は、前記本体部の横断面において、奥側に位置する奥面、並びに、前記奥面の側方に位置して互いに向かい合う第1側面及び第2側面によって区画され、前記取付溝の内部には、前記第1側面及び第2側面と交差する方向に沿った当接面が設けられてなる、長尺な本体部を準備する本体部準備工程と、
前記本体部よりも柔軟な材料で形成されたシール部であって、前記取付溝内に配置されるべき基部と、前記基部の一端部から突出するリップ部とを有すると共に、前記基部は、固着用外面を有する固着部と、その固着部から突出した受け部と、前記受け部から突出して前記固着部と対向する押され部とを備えてなる、シール部を準備するシール部準備工程と、
前記本体部の取付溝に前記シール部の基部を挿入すると共に、前記本体部の当接面に前記シール部の受け部を当接させ、更に、前記シール部の基部の押され部を前記取付溝の第2側面の方に接近配置することで、前記取付溝の第1側面と前記シール部の固着部の固着用外面との間に作業用の隙間空間を一時的に確保する、挿入工程と、
前記本体部の第1側面に前記シール部の固着部の固着用外面を接着手段を介して接着することにより、前記本体部に前記シール部を固着する固着工程と、
を備えており、
前記シール部の基部には、固着部、受け部および押され部によって囲まれた領域に、治具挿入用の凹みが確保されており、当該凹みに挿入された治具を操作することで、前記本体部に対する前記シール部の位置決め及び固着を行う、ことを特徴とするものである。
請求項5の発明によれば、本体部の取付溝の内部に設けられた当接面に対してシール部の基部の受け部を当接させることでシール部を本体部に対して正確に位置決めすることができると共に、その後に本体部の第1側面にシール部の固着部の固着用外面を接着手段を介して接着することで、シール部を本体部に固着することができる。それ故、ピラーガーニッシュの本体部に対してシール部を位置ずれすることなく、所望の位置(設計上の設定位置)に正確且つ安定的に取り付けることができる。
なお、挿入工程において、取付溝の第1側面とシール部の固着部の固着用外面との間に作業用の隙間空間を一時的に確保することで、固着工程での接着前に、第1側面に固着部が接着する事態を避けつつ、本体部に対してシール部を安定して位置決めすることができる。また、シール部の基部に確保された治具挿入用の凹みに治具を挿入することができるため、この治具を介して作業者又は工作機械は、本体部に対するシール部の位置決め及び固着の操作を容易に行うことができる。
(削除)
(削除)
請求項6の発明は、請求項5に記載のピラーガーニッシュの製造方法において、
前記シール部の受け部の高さ寸法が、前記本体部の取付溝における第1及び第2側面間の距離よりも小さい、ことを特徴とする。
請求項6の発明によれば、請求項5の発明の効果に加えて、次のような効果が得られる。即ち、受け部の高さ寸法を取付溝における第1及び第2側面間の距離よりも小さく設定することで、挿入工程において、取付溝の第1側面とシール部の固着用外面との間に作業用の隙間空間を一時的に確保することが可能になる。
(削除)
(削除)
請求項7の発明は、請求項5又は6に記載のピラーガーニッシュの製造方法において、
前記接着手段は、前記シール部の固着部の固着用外面に貼着された両面粘着テープである、ことを特徴とする。
請求項7の発明によれば、請求項5又は6の発明の効果に加えて、次のような効果が得られる。即ち、汎用の両面粘着テープを用いることで、シール部の固着部の固着用外面を比較的容易に且つ安価に接着性の外面とすることができる。
請求項8の発明は、請求項7に記載のピラーガーニッシュの製造方法において、
前記挿入工程におけるシール部の基部の挿入は、前記固着部の固着用外面に貼着された両面粘着テープの外面が剥離ライナーで覆われたままの状態で行われる、ことを特徴とする。
請求項8の発明によれば、請求項7の発明の効果に加えて、次のような効果が得られる。即ち、シール部の基部の挿入時に、両面粘着テープの外面を剥離ライナーで覆われたままの状態としておくことで、シール部が本体部に誤って接着される事態を極力防止することができる。
請求項9の発明は、請求項5〜8のいずれか一項に記載の車両用ピラーガーニッシュの製造方法において、
前記本体部の当接面は、前記取付溝内に配設されたリブに設けられている、ことを特徴とする。
請求項9の発明によれば、請求項5〜8の発明の効果に加えて、次のような効果が得られる。即ち、本体部の取付溝内においてシール部の受け部を当て易い位置にリブを配置することで、挿入工程における挿入及び当接の操作が容易になる。
請求項10の発明は、請求項9に記載の車両用ピラーガーニッシュの製造方法において、
前記本体部準備工程は、本体部の射出成形を含んでおり、
射出成形される前記本体部は、車両の窓板の外周縁とピラー部との隙間を覆い隠す頭部と、その頭部の裏面側に突設された胴体部とを有し、前記頭部の裏面および前記胴体部の一部によって前記取付溝が構成されており、
前記取付溝内に配設される前記リブは、前記頭部の裏面と直接的につながらないように前記頭部の裏面との間に空所を確保した状態で前記胴体部から突設されている、
ことを特徴とする。
請求項10の発明によれば、請求項9の発明の効果に加えて、次のような効果が得られる。即ち、射出成形においては、射出成形後に材料(例えば合成樹脂)が多少とも収縮することが避けられない。この点、本方法では、胴体部から突設されて取付溝内に配置されるリブは、頭部の裏面との間に空所を確保することで頭部の裏面と直接的につながっていない。このため、射出成形後に材料収縮が生じても、リブ及び胴体部の収縮の影響が頭部の外表面(意匠面)にまで及びにくい。それ故、頭部の外表面(意匠面)におけるヒケの発生を防止又は最小化することができ、ひいてはピラーガーニッシュの外観の悪化を極力防止することができる。
本発明に従う車両用ピラーガーニッシュ及びその製造方法によれば、ピラーガーニッシュの本体部にシール部を位置ずれすることなく正確且つ安定的に取り付けることが可能になる。
ピラーガーニッシュの車体への装着状況を示す斜視図。 第1実施形態に従うピラーガーニッシュの、図1のII−II線での断面図。 ピラーガーニッシュの本体部の断面図。 ピラーガーニッシュの本体部の一部分の側面図(IV矢視図)。 ピラーガーニッシュのピラー側シール部の断面図。 (A)及び(B)はピラー側シール部の本体部への取付手順を示す断面図。 ピラーガーニッシュの窓板側シール部の断面図。 第2実施形態を示し、(A)はピラーガーニッシュの断面図、(B)はピラーガーニッシュの本体部の一部分の断面図、(C)はピラーガーニッシュの窓板側シール部の断面図。 (A)及び(B)は窓板側シール部の本体部への取付手順を示す断面図。
本発明のいくつかの実施形態を、図面を参照しつつ以下に説明する。
[第1実施形態]
図1は、一般的な乗用車両のキャビン(客室)の一部を斜め前方から見た図である。図1に示すように、車両1の左右両側には、ルーフパネル2の前端からボンネット3の後端縁にかけて傾斜状態で延びるフロントピラー4(「Aピラー」ともいう、左側フロントピラーのみ図示)が設けられている。また、車両1のキャビンの前側には左右のフロントピラー4間において、フロントウィンドウガラス5(以下「窓板」という)が設けられている。そして、窓板5の外周縁とフロントピラー4との間に生じ得る隙間には、その隙間を埋めるようにピラーガーニッシュ6が取り付けられている。本実施形態のピラーガーニッシュ6は、フロントピラー4と窓板5との間に介在して装飾機能、防水機能およびその他の機能を担保する長尺な樹脂製部材である。
図1及び図2に示すように、ピラーガーニッシュ6は、フロントピラー4にほぼ沿って延びる長尺な本体部10、並びに、当該本体部10と略同長で長尺なピラー側シール部30および窓板側シール部40を備えている。つまり、図3及び図4に示すような本体部10に対して、図5に示すようなピラー側シール部30及び図7に示すような窓板側シール部40を組み付けることで、ピラーガーニッシュ6が完成する。なお、長尺な本体部10は、図2の右側(即ちピラー側シール部30の配置側)に位置する右側縁と、図2の左側(即ち窓板側シール部40の配置側)に位置する左側縁の二つの側縁を有している。
図2,3及び4に示すピラーガーニッシュの本体部10は、比較的硬質で一定の剛性を有する熱可塑性ポリマー材料を用い、ガスインジェクション成形法によって成形されている。使用可能な「熱可塑性ポリマー材料」としては、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、アクリロニトリル・エチレン・プロピレン・スチレン樹脂(AES)、硬質又は半硬質のポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂を例示することができる。
図3に示すように、本体部10は、その高さ方向に沿って上から下に、頭部11、胴体部12、脚部13からなっている。頭部11とは、当該ピラーガーニッシュ6を車体に取り付けたときに最も車外側に配置される部分をいい、窓板5の外周縁とフロントピラー4との間に不可避的に生じる隙間を覆い隠す役割を担う。この頭部11の上面によって意匠面14が提供される。脚部13とは、当該ピラーガーニッシュ6を車体に取り付けたときに最も車内側に配置される部分をいい、当該ピラーガーニッシュ6を車体(具体的にはフロントピラー4)に固定するための係合部として機能する。
胴体部12とは、頭部11の裏面側に突設されて、頭部11と脚部13とを連結している部分をいい、胴体部12単独で又は頭部11と協働して、前記シール部(30,40)を本体部10に固定するための部位を提供する。ちなみに胴体部12のうちの窓板側の端部付近には、嵌合突条15が設けられている。この嵌合突条15はほぼ下向きに突出しており、前記窓板側シール部40を外嵌するための嵌合部として機能する。なお、本体部10の内部で且つ概ね頭部11から胴体部12にまたがる領域には、ガス孔16が存在する。このガス孔16はガスインジェクション成形の痕跡である。
図2及び図3に示すように、本体部10の右半部(フロントピラー寄り部分)には、本体部10の右側縁に沿って延びるピラー側シール部(30)取り付け用の取付溝20が形成されている。この取付溝20は、頭部11の裏面(22)および胴体部12の一部分(21,23)によって、ピラー側シール部30の少なくとも一部を受容し得るように構成されている。具体的には取付溝20は、図3に示す本体部10の横断面において、奥側に位置する奥面21、並びに、前記奥面21の側方に位置して互いに向かい合う第1側面22及び第2側面23に囲まれることで区画されている。なお、取付溝20の第1側面22は、頭部11の裏面によって提供される。他方、取付溝20の第2側面23と、取付溝20の最も深い場所に位置する奥面21とは、胴体部12の一部表面によって提供されている。
本実施形態では、第1側面22と第2側面23とは非平行な関係にあり、第1及び第2側面22,23のうちの一方は他方に対して緩やかに傾斜している。そして、その傾斜は、取付溝20の深さ方向(図3の左右方向)において奥面21の位置での第1及び第2側面22,23間の距離(離間長)が最短になると共に、奥面21と反対側の開口端に向かうにつれて第1及び第2側面22,23間の距離(離間長)が次第に増大するような傾斜態様となっている。
図4は、ピラーガーニッシュの本体部10をフロントピラー側の側縁から見た側面図である。図3及び図4に示すように、取付溝20の内部には複数個のリブ17が、本体部10の長手方向に沿って断続的に設けられている。本実施形態では、各リブ17の幅は約1〜2mmに、隣り合うリブ17間の間隔は約8〜12mmに設定されている。各リブ17は、胴体部12から突設されていると共に、前記奥面21及び第2側面23とつながっている。他方で、各リブ17は前記第1側面22(即ち頭部11の裏面)と直接的につながっておらず、各リブ17の頭頂部と頭部の裏面22との間には、空所Sが確保されている。このようにリブ17と頭部の裏面22とが直接的につながらない構成を採用したことにより、本体部10の射出成形後に材料収縮が生じても、リブ17及び胴体部12の収縮の影響が頭部11の外表面(意匠面14)にまで及びにくく、従って、頭部11の意匠面14におけるヒケの発生を防止又は最小化することができる。但し、頭部11の意匠面14におけるヒケの発生が無視できるほど小さい場合には、上述のような空所Sを確保することなく、リブ17の頭頂部を頭部11の裏面22に接続してもよい。
図3に示すように、各リブ17において取付溝20の開口端に面した側面18は、取付溝の第1側面22及び第2側面23と交差する方向に沿って延びており、ピラー側シール部30を当接させるための「当接面18」として機能する。この当接面18の役割について後ほど説明する。
図3及び図4に示すように、本体部10の脚部13には、当該脚部13を貫通する係合孔13aが複数個形成されている。これらの係合孔13aは、本体部10の長手方向に沿って断続的に配置されている。これらの係合孔13aをフロントピラー4に設けられた図示しないクリップ(留め具)に係合させることで、ピラーガーニッシュ6を車体(具体的にはフロントピラー4)に装着することができる。
図5に示すように、ピラー側シール部30は、基部31と、その基部31の一端に設けられたピラー側リップ部36とを有している。ピラー側シール部30の基部31は、本体部10の取付溝20内に配置される部位である(図2参照)。また、ピラー側リップ部36は、基部31のうち取付溝20の開口側に位置する端部から取付溝20の外に向けて突出する部位である(図2参照)。
基部31は、比較的弾性のあるポリマー材料で作られている。基部31に使用するポリマー材料としては、JIS−K7215によるデュロメータ硬さがHSA85以上95以下のオレフィン系熱可塑性エラストマーが好ましい。ピラー側リップ部36は、基部31よりも軟質で柔軟なポリマー材料で作られている。ピラー側リップ部36に使用するポリマー材料としては、JIS−K7215によるデュロメータ硬さがHSA65以上75以下のオレフィン系熱可塑性エラストマーが好ましい。ちなみに、上述のようなオレフィン系熱可塑性エラストマーに代えて、スチレン系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル、またはEPDMが用いられてもよい。なお、基部31及びリップ部36からなるピラー側シール部30は、例えば押出し成形法によって一体成形することができる。
基部31は、固着部32と、その固着部32の一端から下向きに突出する受け部33と、その受け部33の下端から横方向に突出して固着部32と対向する押され部34とを有している。固着部32は、取付溝20の第1側面22に固着される部位であり、その上面は固着用外面32aを提供する。受け部33は、各リブ17の当接面18に当接される部位である。なお、この受け部33の高さhは、前記取付溝20における第1及び第2側面22,23間の最短距離(即ち奥面21での第1及び第2側面間距離)よりも小さく設定されている。このことは、後述する挿入工程において、取付溝の第1側面22とピラー側シール部30の固着用外面32aとの間に作業用の隙間空間を一時的に確保することを可能にする。
基部31の断面視において、固着部32、受け部33および押され部34は略コの字形に配置されており、これら(32〜34)によって囲まれた領域には、治具挿入用の凹み35が確保されている。後述するように、この凹みに挿入される治具G1(図6参照)を介して、作業者又は工作機械は、本体部10に対するピラー側シール部30の取り付け作業を行うことが可能になる。
更に、固着部32の上面(固着用外面32a)には、接着手段としての両面粘着テープ37が貼着されている。図2に示すようにピラー側シール部30の本体部10への固着時には、本体部の第1側面22と基部の固着部32との間に両面粘着テープ37が介在することになるが、ピラー側シール部30を本体部10へ固着する直前までは、両面粘着テープ37の上面は剥離ライナー(図示略)で覆われた状態にある。ピラー側シール部30の本体部10への取付手順については、後ほど図6を参照しつつ説明する。
図7に示すように、窓板側シール部40は、断面が凹形状をなす凹形状部41と、その凹形状部41から斜め下方向に突出した窓板側リップ部44を有している。凹形状部41は、内周部42と外周部43からなる二層構造をなしている。凹形状部の外周部43は窓板側リップ部44と同じ材料からなり、両者は一体成形されている。
凹形状部の内周部42は、凹形状部の外周部43および窓板側リップ部44を構成するポリマー材料よりも剛性の高いポリマー材料で作られている。凹形状部の内周部42に使用するポリマー材料としては、JIS−K7202−2によるロックウェル硬さがHRR80以上90以下のポリプロピレンが好ましい。凹形状部の外周部43および窓板側リップ部44は、凹形状部の内周部42を構成するポリマー材料よりも軟質で柔軟なポリマー材料で作られている。凹形状部の外周部43および窓板側リップ部44に使用するポリマー材料としては、JIS−K7215によるデュロメータ硬さがHSA65以上75以下のオレフィン系熱可塑性エラストマーが好ましい。ちなみに、上述のようなポリマー材料に代えて、スチレン系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル、またはEPDMが用いられてもよい。なお、凹形状部41及びリップ部44からなる窓板側シール部40は、例えば押出し成形法によって一体成形することができる。
本実施形態では、凹形状部41の内周部42の内面42aに接着剤を塗布し、当該凹形状部41を本体部10の嵌合突条15に嵌合接着することにより、窓板側シール部40を本体部10に固着することができる。
図6(A)及び(B)は、ピラー側シール部30を本体部10に取り付ける手順の概略を示す。取付手順は概ね、本体部10の取付溝20にピラー側シール部30の基部31を挿入する段階(挿入工程)と、接着手段を介して本体部10にピラー側シール部30を固着する段階(固着工程)とを経る。具体的な取付手順としては、次の(イ)及び(ロ)の二つの態様がある。
<具体的な取付手順(イ)>
図6(A)に示すように、ピラー側シール部30の治具挿入用の凹み35にヘラ状の治具G1を差し入れると共に、この治具G1を操作してピラー側シール部30の基部31を本体部10の取付溝20内に挿入する。その際、治具G1を取付溝20の奥面21に向けて押し進めて、基部31の受け部33をリブ17の当接面18に当接させ、その当接位置に基部31を一旦位置決めする。続いて、治具G1で基部31の押され部34を下向きに押圧することで、当接面18に沿って基部31の全体を下向きにスライド変位させ、押され部34を取付溝20の第2側面23に接触する程度にまで接近配置させる。こうして、取付溝の第1側面22と基部の固着用外面32aとの間に作業用の隙間空間を一時的に確保する。なお、ここまでの作業は、両面粘着テープ37の外面が剥離ライナーで覆われたままの状態で行われるため、ピラー側シール部30が本体部10に誤って接着される事態を防止することができる。そして、押され部34を第2側面23に接近配置した段階で、基部31上の両面粘着テープ37の外面から剥離ライナーを引き剥がす。このとき、第1側面22と固着用外面32aとの間には、作業用の隙間空間が確保されているので、剥離ライナーを剥がし易いことは言うまでもない。
剥離ライナーを引き剥がしたら、図6(B)に示すように、治具G1で基部31の固着部32を上向きに押圧することで、当接面18に沿って基部31の全体を上向きにスライド変位させ、粘着面の露出した両面粘着テープ37を取付溝の第1側面22(即ち本体部の頭部11の裏面)に接触させる。それと同時に、治具G1を上向きに強く押圧することで、両面粘着テープ37を介して基部31の固着部32を頭部11の裏面に圧着し、ピラー側シール部30の本体部10への固着を完了する。
<具体的な取付手順(ロ)>
上記取付手順(イ)では、ピラー側シール部30の取付溝20内への挿入後に剥離ライナーを剥がしたが、取付溝20内への挿入前に両面粘着テープ37から剥離ライナーを予め剥がしておいてもよい。この場合の好ましい取付手順(ロ)は次のようになる。即ち、ピラー側シール部30の治具挿入用の凹み35に差し入れた治具G1を操作して、先ず基部31の押され部34の下面を取付溝20の第2側面23に接触させ、基部31の固着用外面32aを取付溝20の第1側面22からできるだけ引き離した状態に保つ。これは、ピラー側シール部30が本体部10に誤って接着される事態を防止するためである。そして、治具G1を取付溝20の奥面21に向けて押すことで、基部31を第2側面23に沿ってスライドさせ、基部31の受け部33をリブ17の当接面18に当接させて、その当接位置に基部31を一旦位置決めする(図6(A)参照)。
その後、図6(B)に示すように、治具G1で基部31の固着部32を上向きに押圧することで、当接面18に沿って基部31の全体を上向きにスライド変位させ、粘着面の露出した両面粘着テープ37を取付溝の第1側面22(即ち本体部の頭部11の裏面)に接触させる。それと同時に、治具G1を上向きに強く押圧することで、両面粘着テープ37を介して基部31の固着部32を頭部11の裏面に圧着し、ピラー側シール部30の本体部10への固着を完了する。
<第1実施形態の効果>
本実施形態によれば、本体部10の取付溝20内に設けられたリブ17の当接面18に対してピラー側シール部30の基部31の受け部33を当接させることで、ピラー側シール部30を本体部10に対して正確に位置決めすることができる。またその後に、本体部10の第1側面22にピラー側シール部30の固着部の固着用外面32aを両面粘着テープ37を介して接着することで、ピラー側シール部30を本体部10に安定的に固着することができる。それ故、ピラーガーニッシュ6の本体部10に対してピラー側シール部30を位置ずれすることなく、所望の位置(設計上の設定位置)に正確且つ安定的に取り付けることができる。その結果、ピラー側シール部30のピラー側リップ部36は、本体部10に対して設計上の設定通りの位置と突出量とを確保でき、ピラーガーニッシュ6の車両1への取り付け後も見栄え及びシール性を良好に保つことができる。
とりわけ本実施形態では、本体部10の頭部11の裏面にピラー側シール部30を固着することで、外部から固着する部分(両面粘着テープ37)を見えにくくすることができると共に、頭部11の表面とピラー側リップ部36との間の段差を小さくすることができる(図2参照)。このため、見栄えが大変よい。
[第2実施形態]
図8及び図9は本発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態は、前記第1実施形態において、長尺な本体部10の左側縁に位置する窓板側シール部60に対しても本発明を適用した事例に相当する。
図8(A)及び(B)に示すように、本体部10の左半部(窓板寄り部分)には、本体部10の左側縁に沿って延びる窓板側シール部(60)取り付け用の第2の取付溝50が形成されている。この取付溝50は、本体部10の頭部11の第2の裏面(53)および胴体部12の一部分(51,52)によって窓板側シール部60の少なくとも一部を受容し得るように構成されている。具体的には、取付溝50は、奥側に位置する奥面51、並びに、前記奥面51の側方に位置して互いに向かい合う第1側面52及び第2側面53に囲まれることで区画されている。なお、取付溝50の奥面51と第1側面52は、胴体部12の一部表面によって提供される。他方、取付溝50の第2側面53は、頭部11の第2の裏面によって提供されている。なお、第2実施形態では、取付溝50内にリブは設けられておらず、奥面51が「当接面」を兼ねている。
図8(A)及び(C)に示すように、窓板側シール部60は、基部61と、その基部61の一端に設けられた窓板側リップ部66とを有している。基部61は、固着部62と、その固着部62の一端から上向きに突出する受け部63と、その受け部63の上端から横方向に突出して固着部62と対向する押され部64とを有している。固着部62は、取付溝50の第1側面52に固着される部位であり、その下面は固着用外面62aを提供する。受け部63は、当接面(奥面51)に当接される部位である。
基部61の断面視において、固着部62、受け部63および押され部64は略コの字形に配置されており、これら(62〜64)によって囲まれた領域には、治具挿入用の凹み65が確保されている。この凹み65に挿入される治具G2(図9参照)を介して、作業者又は工作機械は、本体部10に対する窓板側シール部60の取り付け作業を行うことができる。なお、固着部62の下面(固着用外面62a)には、接着手段としての接着剤67が塗布される。
窓板側シール部60を本体部10の取付溝50に取り付ける手順は、概ね第1実施形態と同じである。即ち、図9(A)に示すように、窓板側シール部60の治具挿入用の凹み65にヘラ状の治具G2を差し入れると共に、この治具G2を操作して、接着剤67が塗布された固着用外面62aを第1側面52から十分に離した状態で(好ましくは押され部64が第2側面53にほぼ接触した状態で)、窓板側シール部60の基部61を本体部10の取付溝50内に挿入する。そして、基部61の受け部63を当接面(奥面51)に当接させ、その当接位置に基部61を一旦位置決めする。
その後、図9(B)に示すように、治具G2で基部61の固着部62を下向きに押圧することで、当接面(奥面51)に沿って基部61の全体を下向きにスライド変位させ、接着剤67が塗布された固着用外面62aを取付溝50の第1側面52に接触させる。それと同時に、治具G2を下向きに強く押圧することで、接着剤67を介して基部61の固着部62を胴体部12に圧着し、窓板側シール部60の本体部10への固着を完了する。
この第2実施形態も、第1実施形態とほぼ同様の効果を奏することができる。
[変更例]
上記第1及び第2実施形態では、シール部の基部(31,61)に押され部(34,64)を併設して治具挿入用の凹み(35,65)を設けることで治具によりシール部を操作しているが、これに限定されるものではない。例えば、シール部と治具とを互いに嵌合するような形状にしたり、接着剤等でシール部と治具とを接着したりしてシール部と治具とを一時的に固定することで、シール部を取付溝に挿入するときに治具でシール部を操作できるようにしても良い。
上記実施形態では、ピラーガーニッシュの本体部10をガスインジェクション成形法で成形したが、これに代えて一般的な射出成形法が用いられてもよい。
4 フロントピラー(車両のピラー部)
5 フロントウィンドウガラス(車両の窓板)
6 ピラーガーニッシュ
10 長尺な本体部
11 頭部
12 胴体部
13 脚部
17 リブ
18 リブの当接面
20 取付溝
21 奥面
22 第1側面
23 第2側面
30 ピラー側シール部
31 基部
32 固着部
32a 固着用外面
33 受け部
34 押され部
35 治具挿入用の凹み
36 ピラー側リップ部
37 両面粘着テープ(接着手段)
50 第2の取付溝
51 奥面(当接面を兼ねる)
52 第1側面
53 第2側面
60 窓板側シール部
61 基部
62 固着部
62a 固着用外面
63 受け部
64 押され部
65 治具挿入用の凹み
66 窓板側リップ部
67 接着剤(接着手段)
G1,G2 治具
S 空所
h 受け部の高さ寸法

Claims (10)

  1. 車両の窓板の外周縁と車両のピラー部との隙間に取り付けられる車両用ピラーガーニッシュであって、
    当該ピラーガーニッシュは、長尺な本体部と、その本体部よりも柔軟な材料で形成されたシール部とを備え、
    前記本体部は、少なくともいずれか一方の側縁に沿って延びるシール部取り付け用の取付溝を有し、この取付溝は、前記本体部の横断面において、奥側に位置する奥面、並びに、前記奥面の側方に位置して互いに向かい合う第1側面及び第2側面によって区画され、
    前記取付溝の内部には、前記第1側面及び第2側面と交差する方向に沿った当接面が設けられており、
    前記シール部は、前記取付溝内に配置される基部と、前記基部のうち取付溝の開口側に位置する端部から取付溝の外に向けて突出するリップ部とを有し、
    前記シール部の基部は、前記取付溝の第1側面に固着される固着部と、その固着部から前記取付溝の第2側面に向けて突出し且つ前記当接面に当接される受け部と、前記受け部から突出して前記固着部と対向する押され部とを備えており、当該基部には、固着部、受け部および押され部によって囲まれた領域に、治具挿入用の凹みが確保されている、ことを特徴とする車両用ピラーガーニッシュ。
  2. 前記本体部の第1側面と、前記シール部の基部の固着部との間には、両面粘着テープが介在している、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ピラーガーニッシュ。
  3. 前記当接面は、前記取付溝内に配設されたリブに設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ピラーガーニッシュ。
  4. 前記本体部は、車両の窓板の外周縁とピラー部との隙間を覆い隠す頭部と、その頭部の裏面側に突設された胴体部とを有し、
    前記頭部の裏面および前記胴体部の一部によって前記取付溝が構成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ピラーガーニッシュ。
  5. 本体部とシール部とを有するピラーガーニッシュの製造方法であって、
    当該方法は、
    少なくともいずれか一方の側縁に沿って延びるシール部取り付け用の取付溝を有する長尺な本体部であって、前記取付溝は、前記本体部の横断面において、奥側に位置する奥面、並びに、前記奥面の側方に位置して互いに向かい合う第1側面及び第2側面によって区画され、前記取付溝の内部には、前記第1側面及び第2側面と交差する方向に沿った当接面が設けられてなる、長尺な本体部を準備する本体部準備工程と、
    前記本体部よりも柔軟な材料で形成されたシール部であって、前記取付溝内に配置されるべき基部と、前記基部の一端部から突出するリップ部とを有すると共に、前記基部は、固着用外面を有する固着部と、その固着部から突出した受け部と、前記受け部から突出して前記固着部と対向する押され部とを備えてなる、シール部を準備するシール部準備工程と、
    前記本体部の取付溝に前記シール部の基部を挿入すると共に、前記本体部の当接面に前記シール部の受け部を当接させ、更に、前記シール部の基部の押され部を前記取付溝の第2側面の方に接近配置することで、前記取付溝の第1側面と前記シール部の固着部の固着用外面との間に作業用の隙間空間を一時的に確保する、挿入工程と、
    前記本体部の第1側面に前記シール部の固着部の固着用外面を接着手段を介して接着することにより、前記本体部に前記シール部を固着する固着工程と、
    を備えており、
    前記シール部の基部には、固着部、受け部および押され部によって囲まれた領域に、治具挿入用の凹みが確保されており、当該凹みに挿入された治具を操作することで、前記本体部に対する前記シール部の位置決め及び固着を行う、ことを特徴とするピラーガーニッシュの製造方法。
  6. 前記シール部の受け部の高さ寸法が、前記本体部の取付溝における第1及び第2側面間の距離よりも小さい、ことを特徴とする請求項5に記載のピラーガーニッシュの製造方法。
  7. 前記接着手段は、前記シール部の固着部の固着用外面に貼着された両面粘着テープである、ことを特徴とする請求項5又は6に記載のピラーガーニッシュの製造方法。
  8. 前記挿入工程におけるシール部の基部の挿入は、前記固着部の固着用外面に貼着された両面粘着テープの外面が剥離ライナーで覆われたままの状態で行われる、ことを特徴とする請求項7に記載のピラーガーニッシュの製造方法。
  9. 前記本体部の当接面は、前記取付溝内に配設されたリブに設けられている、ことを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載の車両用ピラーガーニッシュの製造方法。
  10. 前記本体部準備工程は、本体部の射出成形を含んでおり、
    射出成形される前記本体部は、車両の窓板の外周縁とピラー部との隙間を覆い隠す頭部と、その頭部の裏面側に突設された胴体部とを有し、前記頭部の裏面および前記胴体部の一部によって前記取付溝が構成されており、
    前記取付溝内に配設される前記リブは、前記頭部の裏面と直接的につながらないように前記頭部の裏面との間に空所を確保した状態で前記胴体部から突設されている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の車両用ピラーガーニッシュの製造方法。
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