JP6279079B2 - デジタル放送受信装置およびチャンネルサーチ方法 - Google Patents

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Description

この発明は、デジタル放送波を受信して放送が行われているチャンネルを探索するデジタル放送受信装置およびチャンネルサーチ方法に関するものである。
デジタル放送受信装置は、日本およびブラジルなどで放送中のデジタルテレビ放送およびデジタルラジオ放送の規格ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial)およびISDB−Tsb(ISDB−T for Sound Broadcasting)、欧州で放送中のDVB−T(Digital Video Broadcasting−Terrestrial)、DVB−T2、DAB(Digital Audio Broadcast)およびDAB+、韓国で放送中のT−DMB(Terrestrial−Digital Media Broadcasting)、中国で放送中のDTMB(Digital Terrestrial Multimedia Broadcast)およびCMMB(China Mobile Multimedia Broadcasting)などの放送波を受信する際に、どのチャンネルの周波数で放送を行っているかを予め得るため、一般的にチャンネルサーチを行う。
従来のチャンネルサーチ方法は、1チャンネルごとに周波数を変更しながら視聴可能な放送波が存在するかどうかを判定するため、時間がかかるという課題があった。
そこで、時間を短縮するために、例えば特許文献1,2に記載されたチャンネルサーチ方法では、隣接する2つのチャンネルの放送波を受信し、電界強度が一定のしきい値よりも大きい場合にそれら2つのチャンネルのどちらかに放送波が存在していると判定していた。
特開2001−16075号公報 特開2007−306458号公報
上記特許文献1,2のように電界に基づいて放送波の有無を判定する場合、受信した2つのチャンネルのどちらに放送波が存在しているかを判別することができないという課題があった。そのため、電界強度が一定のしきい値よりも大きい場合、受信装置は改めてそれぞれのチャンネルに対応する周波数に変更して1チャンネルずつ個別にチャンネルサーチを行う必要があり、時間がかかってしまった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、チャンネルサーチの時間を短縮することを目的とする。
この発明に係るデジタル放送受信装置は、デジタル方式の放送波を受信して、指示された周波数を中心とした1チャンネル分の帯域幅の受信信号を出力する受信部と、帯域が隣接する2チャンネルの間の周波数を上側または下側の周波数へずらした周波数を中心にするよう受信部に指示し、当該2チャンネルのうちの周波数をずらした側のチャンネルの中央セグメントを含む受信信号を出力させるチャンネルサーチ指示部と、受信部が出力した受信信号をフーリエ変換してスペクトラム情報を生成するフーリエ変換部と、スペクトラム情報の下側周波数および上側周波数のそれぞれの信号値を予め保持しているしきい値と比較し、下側周波数の信号値がしきい値を超えている場合は下側周波数のチャンネルに放送波が含まれていると判定し、上側周波数の信号値がしきい値を超えている場合は上側周波数のチャンネルに放送波が含まれていると判定するスペクトラム判定部と、スペクトラム判定部において帯域が隣接する2チャンネルのうちの周波数をずらした側のチャンネルに放送波が含まれていると判定された場合、当該チャンネルの中央セグメントに相当する受信信号から番組情報を取得する番組情報取得部とを備えるものである。
この発明に係るチャンネルサーチ方法は、チャンネルサーチ指示部が、帯域が隣接する2チャンネルの間の周波数を上側または下側の周波数へずらした周波数を中心に設定し、受信部が、デジタル方式の放送波を受信して、チャンネルサーチ指示部の設定した周波数を中心とした1チャンネル分の帯域幅の受信信号を出力し、フーリエ変換部が、受信信号をフーリエ変換してスペクトラム情報を生成し、スペクトラム判定部が、スペクトラム情報の下側周波数および上側周波数のそれぞれの信号値を予め保持しているしきい値と比較し、下側周波数の信号値がしきい値を超えている場合は下側周波数のチャンネルに放送波が含まれていると判定し、上側周波数の信号値がしきい値を超えている場合は上側周波数のチャンネルに放送波が含まれていると判定し、番組情報取得部が、スペクトラム判定部において帯域が隣接する2チャンネルのうちの周波数をずらした側のチャンネルに放送波が含まれていると判定された場合、当該チャンネルの中央セグメントに相当する受信信号から番組情報を取得するものである。
この発明によれば、帯域が隣接する2チャンネルの間の周波数を上側または下側の周波数へずらした周波数を中心として当該2チャンネルの各一部の帯域を含む受信信号を、フーリエ変換し、そのスペクトラム情報の下側周波数の信号値がしきい値を超えている場合は下側周波数のチャンネルに放送波が含まれていると判定し、上側周波数の信号値がしきい値を超えている場合は上側周波数のチャンネルに放送波が含まれていると判定し、放送波が含まれていると判定された場合、当該チャンネルの中央セグメントに相当する受信信号から番組情報を取得するようにしたので、2チャンネル同時にチャンネルサーチでき、1チャンネルずつチャンネルサーチを行う場合に比べて時間を短縮することができる。
この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係るデジタル放送受信装置のチャンネルサーチ方法を説明する図である。 実施の形態1に係るデジタル放送受信装置のチャンネルサーチ動作を示すフローチャートである。 実施の形態1において13,14チャンネルの中央周波数受信時のスペクトラムを示すグラフである。 実施の形態1において15,16チャンネルの中央周波数受信時のスペクトラムを示すグラフである。 実施の形態1において17,18チャンネルの中央周波数受信時のスペクトラムを示すグラフである。 この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2に係るデジタル放送受信装置のチャンネルサーチ動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係るデジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態3に係るデジタル放送受信装置のチャンネルサーチ方法を説明する図である。 実施の形態3に係るデジタル放送受信装置のチャンネルサーチ動作を示すフローチャートである。 実施の形態3において13,14チャンネルのオフセット付中央周波数受信時のスペクトラムを示すグラフである。 この発明の実施の形態4に係るデジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態4に係るデジタル放送受信装置のチャンネルサーチ方法を説明する図である。 実施の形態4に係るデジタル放送受信装置のチャンネルサーチ動作を示すフローチャートである。 実施の形態4において13,14チャンネルの付加帯域付中央周波数受信時のスペクトラムを示すグラフである。 実施の形態4において15,16チャンネルの付加帯域付中央周波数受信時のスペクトラムを示すグラフである。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1に示すように、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。デジタル放送受信装置は、放送局から発振されたデジタル方式の放送波を受信して受信信号を出力する受信部9と、受信信号をフーリエ変換してスペクトラム情報を生成するフーリエ変換部6と、スペクトラム情報から放送波の有無を判定するスペクトラム判定部7と、スペクトラム判定部7の判定結果に基づいてチューナ2を制御してチャンネルサーチを行うチャンネルサーチ指示部8とを含む。
受信部9は、デジタル方式の放送波を受信してRF信号(Radio Frequency;高周波信号)として出力するアンテナ1と、アンテナ1で受信したRF信号をIF信号(Intermediate Frequency;中間周波数信号)にダウンコンバート(周波数変換)するチューナ2と、アナログIF信号をA/D(Analog/Digital)変換するA/D変換部4と、デジタルIF信号を直交復調してベースバンド信号に変換する直交復調部5とを含む。直交復調部5が出力するベースバンド信号は、上述した受信信号のことである。
なお、図1に示すデジタル放送受信装置は、一般的な構成例の受信部9およびフーリエ変換部6に対して、この発明の特徴であるスペクトラム判定部7およびチャンネルサーチ指示部8を組み合わせたものであり、スペクトラム判定部7およびチャンネルサーチ指示部8を含む構成であれば図1以外の構成であっても構わない。例えば、複数のアンテナ1を用いてダイバーシティ受信をする構成であったり、フーリエ変換部6が高速フーリエ変換を行う構成であったりしてもよい。また、図1では、放送波のガードインターバルを除去するガードインターバル除去部、放送波との間で時間または周波数の同期を取るためのリサンプル部、シンボルタイミング同期部およびAFC(Auto Frequency Control)部、ならびにチューナ2のAGC(Auto Gain Control)部などの図示を省略している。
デジタル放送受信装置は、不図示のCPU(Central Processing Unit)または専用の回路によって構成される。
次に、図2を参照して、実施の形態1のチャンネルサーチ方法を説明する。
図2(a)は、放送波の信号配置の一例を示すグラフであり、横軸は放送波の周波数(チャンネル;CH)、縦軸は放送波の電界強度である。この例では、13〜20チャンネルのうち、13,15,16チャンネルで放送が行われていることを示している。
図2(b)は、従来方式でのチャンネルサーチの順序を示す。従来方式では、先頭の13チャンネルから順に1チャンネルずつチャンネルを変更しながら、放送波が存在するかどうかを判定する。そのため、全てのチャンネルの放送波の有無を判定するためには、それぞれのチャンネルでチューナ設定を行う必要がある。チューナ設定の詳細は後述するが、チューナ設定ごとに、局部発振器の発振周波数が安定するまでの時間およびAGCが収束するまでの時間など、一般に数十msから数百ms程度の時間が必要となる。
図2(c)は、実施の形態1によるチャンネルサーチの順序を示す。横軸の上側は13〜20チャンネルのサーチ順序を示し、横軸の下側はチャンネルサーチの結果放送が行われていると判定されたチャンネルを示している。
図3に示すフローチャートを用いて、デジタル放送受信装置のチャンネルサーチ動作を説明する。
まずステップST1で、チャンネルサーチ指示部8が、隣接する2チャンネルの間の周波数(以下、中央周波数と呼ぶ)をチューナ2に指示して、チューナ設定を行う。チューナ設定とは、チャンネルサーチ指示部8が指示した中央周波数を含む帯域のRF信号をIF信号に周波数変換するために、チューナ2のLO(Local Oscillator;局部発振器)3の発振周波数を変更することである。チャンネルサーチの初回は、先頭のチャンネルとその次のチャンネルの中間の中央周波数がLO3の発振周波数に設定される。図2(c)において、13チャンネルの利用帯域の中心周波数が473.143MHzで、14チャンネルの利用帯域の中心周波数が479.143MHzの場合は、ステップST1でチャンネルサーチ指示部8が指示する中央周波数は476.143MHzである。チューナ2は、この中央周波数476.143MHzを中心として、例えば上側3MHz、下側3MHzの計6MHzの帯域のRF信号を受信する。
13,14チャンネルをまたぐ帯域のRF信号は、チューナ2でIF信号に変換され、A/D変換部4でA/D変換され、直交復調部5で直交復調され、フーリエ変換部6でフーリエ変換され、スペクトラム判定部7に入力される。図4に、13,14チャンネルの中央周波数受信時のスペクトラムを示す。横軸は周波数(CH)、縦軸は電界強度である。
ステップST2では、スペクトラム判定部7が、予め保持しているしきい値を図4に示したようなスペクトラムの下側周波数fLOWと比較する。図4の例では下側周波数fLOWのみしきい値を超える信号が存在するため、スペクトラム判定部7は「下側周波数にしきい値以上の信号あり」と判定し(ステップST2“YES”)、下側チャンネル有りフラグを立てる(ステップST3)。下側チャンネルとは、この例では13チャンネルを指す。
一方、下側周波数fLOWにしきい値を超える信号がない場合、スペクトラム判定部7は「下側周波数にしきい値以上の信号なし」と判定し(ステップST2“NO”)、ステップST3の処理をスキップしてステップST4へ進む。
ステップST4では、スペクトラム判定部7が、上記しきい値を図4に示したようなスペクトラムの上側周波数fHIGHと比較する。図4の例では上側周波数fHIGHにはしきい値を超える信号がないため、スペクトラム判定部7は「上側周波数にしきい値以上の信号なし」と判定し(ステップST4“NO”)、上側チャンネル有りフラグを立てるステップST5の処理をスキップしてステップST6へ進む。
一方、上側周波数fHIGHにしきい値を超える信号が存在する場合、スペクトラム判定部7は「上側周波数にしきい値以上の信号あり」と判定し(ステップST4“YES”)、上側チャンネル有りフラグを立てる(ステップST5)。上側チャンネルとは、この例では14チャンネルを指す。
ステップST6では、チャンネルサーチ指示部8が全てのチャンネルのサーチが終了したか確認し、全てのチャンネルがサーチされた場合はチャンネルサーチ動作を終了する(ステップST6“YES”)。サーチされていないチャンネルが残っている場合はステップST1へ戻る(ステップST6“NO”)。
次回のステップST1では、チャンネルサーチ指示部8が前回のステップST1でチューナ設定したチャンネルの次のチャンネルと、さらにその次のチャンネルとの中間の中央周波数をチューナ2に指示して、チューナ設定を行う。この例では、前回が13チャンネルと14チャンネルの中央周波数であったため、次回は15チャンネルと16チャンネルの中央周波数がチューナ設定される。
ここで、図5に、15,16チャンネルの中央周波数受信時のスペクトラムを示す。15,16チャンネルの中央周波数をチューナ設定した場合は上側周波数fHIGHと下側周波数fLOWの両方にしきい値を超える信号があるため、スペクトラム判定部7は、15チャンネルと16チャンネルの両方で放送が行われていると判定する。
図6は、17,18チャンネルの中央周波数受信時の周波数スペクトラムを示す。17,18チャンネルの中央周波数をチューナ設定した場合は上側周波数fHIGHと下側周波数fLOWの両方にしきい値を超える信号が無いため、スペクトラム判定部7は、17チャンネルと18チャンネルの両方で放送が行われていないと判定する。
以上より、実施の形態1によれば、デジタル放送受信装置は、デジタル方式の放送波を受信して指示された周波数を中心とした1チャンネル分の帯域幅の受信信号を出力する受信部9と、帯域が隣接する2チャンネルの間の周波数を中心にするよう受信部9に指示して当該2チャンネルの各一部の帯域を含む受信信号を出力させるチャンネルサーチ指示部8と、受信部9が出力した受信信号をフーリエ変換してスペクトラム情報を生成するフーリエ変換部6と、スペクトラム情報の下側周波数および上側周波数のそれぞれの信号値を予め保持しているしきい値と比較し、下側周波数の信号値がしきい値を超えている場合は下側周波数のチャンネルに放送波が含まれていると判定し、上側周波数の信号値がしきい値を超えている場合は上側周波数のチャンネルに放送波が含まれていると判定するスペクトラム判定部7とを備える構成にした。このため、2チャンネル同時に受信しながらそれぞれのチャンネルに放送波が含まれているかを判別することができる。従って、従来はチャンネルごとに必要だったチューナ設定の時間を、実施の形態1では半分の時間に短縮することができる。その際、チューナ数を増やす、受信帯域の広いチューナを用いるなどの装置の構成変更が不要である。
また、実施の形態1によれば、チャンネルサーチ方法は、チャンネルサーチ指示部8が、帯域が隣接する2チャンネルの間の周波数を中心に設定し、受信部9が、デジタル方式の放送波を受信してチャンネルサーチ指示部8の設定した周波数を中心とした1チャンネル分の帯域幅の受信信号を出力し、フーリエ変換部6が、受信信号をフーリエ変換してスペクトラム情報を生成し、スペクトラム判定部7が、スペクトラム情報の下側周波数および上側周波数のそれぞれの信号値を予め保持しているしきい値と比較し、下側周波数の信号値がしきい値を超えている場合は下側周波数のチャンネルに放送波が含まれていると判定し、上側周波数の信号値がしきい値を超えている場合は上側周波数のチャンネルに放送波が含まれていると判定する手順にした。このため、2チャンネル同時に受信しながらそれぞれのチャンネルに放送波が含まれているかを判別することができる。従って、従来はチャンネルごとに必要だったチューナ設定の時間を、実施の形態1では半分の時間に短縮することができる。
なお、実施の形態1では、下側周波数のしきい値判定の後に上側周波数のしきい値判定を行う例を示したが、上側周波数のしきい値判定を先に行う構成にしてもよい。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。なお、図7において、図1と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。実施の形態2に係るデジタル放送受信装置には、伝送路等化部21、誤り訂正部22、番組情報取得部23、および番組情報保持部24が追加されている。伝送路等化部21、誤り訂正部22および番組情報取得部23は、CPUまたは専用の回路で構成され、番組情報保持部24はメモリで構成される。
伝送路等化部21は、フーリエ変換部6においてベースバンド信号からスペクトラムへとフーリエ変換された信号を、パイロット信号などを用いて伝送路等化する。誤り訂正部22は、伝送路等化部21が出力する信号を誤り訂正し、TS(Transport Stream)信号を出力する。番組情報取得部23は、TS信号をデコードして番組名、番組開始時刻、番組終了時刻などを含む番組情報を取得して、チャンネルサーチ指示部8aへ出力する。チャンネルサーチ指示部8aは、スペクトラム判定部7により放送が行われていると判定されたチャンネルの番組情報を番組情報取得部23から取得し、番組情報保持部24へ出力して記憶させる。
図8は、実施の形態2に係るデジタル放送受信装置のチャンネルサーチ動作を示すフローチャートである。図8のステップST1〜ST6は、図3のST1〜ST6と同じ処理のため説明を省略する。
ステップST21では、チャンネルサーチ指示部8aがスペクトラム判定部7の下側チャンネル有りフラグを参照し、下側チャンネル有りフラグが立っている場合に(ステップST21“YES”)、チューナ2に指示してチューナ設定を下側チャンネルに変更する(ステップST22)。その後、スペクトラム判定部7が下側チャンネル有りフラグをクリアする。
ここで、下側チャンネルが図2(c)に示す13チャンネルである場合、13チャンネルの利用帯域の中心周波数473.143MHzがLO3の発振周波数に設定され、この周波数473.143MHzを中心として、例えば上側3MHz、下側3MHzの計6MHzの帯域のRF信号が受信可能になる。
ステップST23では、13チャンネルの帯域のRF信号が、チューナ2でIF信号に変換され、A/D変換部4でA/D変換され、直交復調部5で直交復調され、フーリエ変換部6でフーリエ変換され、伝送路等化部21で伝送路等化され、誤り訂正部22で誤り訂正され、番組情報取得部23で番組情報が取得される。番組情報取得部23が取得した13チャンネルの番組情報はチャンネルサーチ指示部8aへ出力され、チャンネルサーチ指示部8aが番組情報保持部24に記憶させる。
下側チャンネル有りフラグが立っていない場合(ステップST21“NO”)、デジタル放送受信装置の各部はステップST22,ST23の処理をスキップしてステップST24へ進む。
ステップST24では、チャンネルサーチ指示部8aがスペクトラム判定部7の上側チャンネル有りフラグを参照し、上側チャンネル有りフラグが立っている場合に(ステップST24“YES”)、チューナ2に指示してチューナ設定を上側チャンネルに変更する(ステップST25)。その後、スペクトラム判定部7が上側チャンネル有りフラグをクリアする。
ステップST26の処理は、対象となるチャンネルが異なるだけでステップST23の処理と同様であるため説明を省略する。
上側チャンネル有りフラグが立っていない場合(ステップST24“NO”)、デジタル放送受信装置の各部はステップST25,ST26の処理をスキップしてステップST6へ進む。
図2(a)に示したように13〜20チャンネルのうちの13,15,16チャンネルで放送が行われている場合、図2(b)の従来方式のチャンネルサーチでは、13〜20チャンネルの8回分チューナ設定が必要であった。
これに対して、実施の形態2では図2(c)に示すように、チューナ設定は、13,14チャンネルの同時サーチのために1回、13チャンネルの番組情報取得のために1回、15,16チャンネルの同時サーチのために1回、15チャンネルの番組情報取得のために1回、16チャンネルの番組情報取得のために1回、17,18チャンネルの同時サーチのために1回、19,20チャンネルの同時サーチのために1回の計7回でよい。放送が行われているチャンネル数が少なくなれば、さらにチューナ設定の回数を低減でき、最大で半分(全てのチャンネルで放送が行われていない場合)に低減することが可能になる。
以上より、実施の形態2によれば、チャンネルサーチ指示部8aは、スペクトラム判定部7において放送波が含まれていると判定されたチャンネルの中心周波数を受信部9に指示して当該チャンネルの帯域の受信信号を出力させ、番組情報取得部23は、スペクトラム判定部7において放送波が含まれていると判定されたチャンネルの番組情報を取得するように構成した。このため、従来はチャンネルごとに必要だったチューナ設定および番組情報取得の時間を、実施の形態2では最大で半分の時間に短縮することができる。その際、チューナ数を増やす、受信帯域の広いチューナを用いるなどの装置の構成変更が不要である。
なお、実施の形態2では、下側周波数のしきい値判定の後に上側周波数のしきい値判定を行う例を示したが、上側周波数のしきい値判定を先に行う構成にしてもよい。
また、下側周波数の番組情報の取得および保持の後に上側周波数の番組情報の取得および保持を行う例を示したが、上側周波数の番組情報の取得および保持を先に行う構成にしてもよい。
また、実施の形態1,2では、デジタル放送受信装置を、1チャンネルあたり6MHz帯域で放送されているISDB−T方式に適用した例を示したが、これに限定されるものではなく、7MHz、8MHz帯域で放送されている欧州のDVB−T,DVB−T2、8MHz帯域で放送されている中国のDTMB,CMMB、2MHz帯域で放送されている韓国のT−DMB方式などに適用してもよい。
実施の形態3.
図9は、実施の形態3に係るデジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。なお、図9において、図7と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。実施の形態3に係るデジタル放送受信装置にはフィルタ部31が追加されている。フィルタ部31は、チャンネルサーチ指示部8bの指示に従って通過帯域を切り替える。
図10(a)は、放送波の信号配置の一例を示すグラフであり、横軸は放送波の周波数(CH)、縦軸は放送波の電界強度である。この例では、13〜21チャンネルのうち、13,15,16チャンネルで放送が行われていることを示している。
図10(b)は、実施の形態3によるチャンネルサーチの順序を示す。
図11は、実施の形態3に係るデジタル放送受信装置のチャンネルサーチ動作を示すフローチャートである。
ステップST31では、チャンネルサーチ指示部8bが、隣接する2チャンネルの中間の周波数を中央周波数としてチューナ2に指示してチューナ設定を行うが、その中央周波数は上記実施の形態1,2と異なり、中間から下側周波数に215kHz程度ずらした(オフセットした)周波数に設定する。この215kHzというオフセット値は、日本の地上デジタルテレビ放送方式であるISDB−T方式のワンセグ放送がチューナ2の受信帯域6MHzの中に全て含まれる形で受信させようとする意図で決定された値である。具体的には、6MHzの1/14(1セグメント帯域幅)である429kHzを、さらに半分にした値である。
このオフセット値は、チューナ2の帯域と特性に応じ、215kHzよりさらに大きい値であっても構わない。
チャンネルサーチの初回では、チューナ2は、先頭の13チャンネルとその次の14チャンネルの中間周波数476.143MHzから下側に215kHzオフセットした周波数を中心として、上側3MHz、下側3MHzの計6MHzの帯域のRF信号を受信する。
ここで、図12に、13,14チャンネルのオフセット付中央周波数受信時のスペクトラムを示す。横軸は周波数(CH)、縦軸は電界強度である。図12に斜線で示した部分は、ISDB−T方式の中央セグメント部分である。日本国内では主にこの中央セグメントの1セグメントのみ(ワンセグ放送)を部分受信可能なように運用されており、ワンセグ放送のRF信号から番組情報を取得可能である。従って、図12のスペクトラムにおいても、13チャンネルのワンセグ放送をチューナ2で受信し、A/D変換部4でA/D変換し、直交復調部5で直交復調し、伝送路等化部21で伝送路等化し、誤り訂正部22で誤り訂正することで、番組情報取得部23が13チャンネルの番組情報を取得可能である。
ステップST32は図3のステップST2と同じ処理である。図12の例では、下側周波数fLOWにはしきい値を超える信号があるため、スペクトラム判定部7は「下側周波数にしきい値以上の信号あり」、つまり下側チャンネルの放送波が存在すると判定する(ステップST32“YES”)。
ステップST33では、チャンネルサーチ指示部8bがフィルタ部31に指示して、通過帯域を下側チャンネルのワンセグ放送の帯域に切り替える。フィルタ部31が出力するワンセグ放送の帯域のIF信号は、A/D変換部4でA/D変換され、直交復調部5で直交復調され、伝送路等化部21で伝送路等化され、誤り訂正部22で誤り訂正され、番組情報取得部23で番組情報が取得される。番組情報取得部23が取得した下側チャンネルの番組情報はチャンネルサーチ指示部8bに出力され、チャンネルサーチ指示部8bが番組情報保持部24に記憶させる。
一方、下側周波数fLOWにしきい値を超える信号がない場合(ステップST32“NO”)、デジタル放送受信装置の各部はステップST33の処理をスキップしてステップST34へ進む。
ステップST34は図3のステップST4と同じ処理である。上側チャンネルの半分弱の帯域の信号がスペクトラムに表われるため、スペクトラム判定部7において放送波が存在するか否か判定することが可能である。他方、この上側チャンネルにはワンセグ放送の帯域の信号が含まれていないため、番組情報の取得はできない。
図12の例では、上側周波数fHIGHにはしきい値を超える信号がないため、スペクトラム判定部7は「上側周波数にしきい値以上の信号なし」、つまり上側チャンネルの放送波が存在しないと判定する(ステップST34“NO”)。その場合、ステップST36でチャンネルサーチ指示部8bは、次回のチャンネルサーチでは上側チャンネルをスキップすると判断し、次にステップST31に戻ったときにチャンネル15,16の中央周波数から下側に215kHzオフセットした周波数をチューナ2へ指示する。つまり、図10に示すように、今回13,14チャンネルがサーチされた後、次回のサーチで14チャンネルがスキップされ、15,16チャンネルがサーチされる。
一方、上側周波数fHIGHにしきい値を超える信号が存在する場合(ステップST34“YES”)、続くステップST35で、チャンネルサーチ指示部8bが次回のチャンネルサーチで上側チャンネルをスキップしないと判断する。例えば図10において今回15,16チャンネルがサーチされた場合、上側の16チャンネルの放送波が存在するので次回のチャンネルサーチでは16チャンネルがスキップされず、16,17チャンネルがサーチされる。その後、16チャンネルの番組情報が取得および保持されると共に、17チャンネルの放送波が存在するか否か判定される。
チャンネルサーチ指示部8bは、以上の処理を全チャンネルに渡って繰り返し、全チャンネルのサーチを行う(ステップST37)。
以上より、実施の形態3によれば、チャンネルサーチ指示部8bは、帯域が隣接する2チャンネルの間の周波数を上側または下側の周波数へずらした周波数を中心にするよう受信部9に指示して当該2チャンネルのうちの周波数をずらした側のチャンネルの中央セグメントを含む受信信号を出力させ、番組情報取得部23は、スペクトラム判定部7において帯域が隣接する2チャンネルのうちの周波数をずらした側のチャンネルに放送波が含まれていると判定された場合に当該チャンネルの中央セグメントに相当する受信信号から番組情報を取得するように構成した。この構成により、1回のチューナ設定で下側周波数のチャンネルで放送が行われているかどうかの判定だけでなく、そのチャンネルの番組情報の取得まで行うことができる。そのため、上記実施の形態2のようにチャンネルサーチ後にあらためて下側周波数のチューナ設定を行う時間を省略でき、さらに高速にチャンネルサーチできる。
なお、実施の形態3では、隣接する2チャンネルを同時にチャンネルサーチする際に、チューナ設定を下側周波数にオフセットする例を示したが、上側周波数にオフセットして、上側周波数のチャンネルの中央セグメントを受信する構成にしてもよい。
また、フィルタ部31をチューナ2とA/D変換部4との間に設けた例を示したが、フーリエ変換部6と伝送路等化部21との間に設けてもよい。
実施の形態4.
図13は、実施の形態4に係るデジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。なお、図13において、図9と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。上記実施の形態3のチューナ2は受信帯域が1チャンネル分の6MHzであったが、実施の形態4のチューナ2cは1チャンネル分以上かつ2チャンネル分未満の広い受信帯域を持つ。
図14(a)は、放送波の信号配置の一例を示すグラフであり、横軸は放送波の周波数(CH)、縦軸は放送波の電界強度である。この例では、13〜20チャンネルのうち、13,15,16チャンネルで放送が行われていることを示している。
図14(b)は、実施の形態4によるチャンネルサーチの順序を示す。
図15は、実施の形態4に係るデジタル放送受信装置のチャンネルサーチ動作を示すフローチャートである。
ステップST41では、チャンネルサーチ指示部8cが、隣接する2チャンネルの中間の周波数を中央周波数としてチューナ2cに指示してチューナ設定を行う。上記実施の形態1,2と同様に、チャンネルサーチの初回では、先頭の13チャンネルとその次の14チャンネルの中央周波数476.143MHzが、チャンネルサーチ指示部8cからチューナ2cへ指示される。チューナ2cの受信帯域は、例えば、6MHzより429kHz広い帯域とする。429kHzは、ワンセグ放送の帯域分に相当し、13チャンネルと14チャンネルの両方のワンセグ放送を同時に受信させようとする意図で決定された値である。
この値は、チューナ2cの帯域と特性に応じ、429kHzよりさらに大きい値であっても構わない。
チャンネルサーチの初回では、チューナ2cは、13,14チャンネルの中央周波数476.143MHzを中心として、上側3.215MHz、下側3.215MHzの計6.429MHzの帯域のRF信号を受信する。
ここで、図16に、13,14チャンネルの付加帯域付中央周波数受信時のスペクトラムを示す。図17に、15,16チャンネルの付加帯域付中央周波数受信時のスペクトラムを示す。図16および図17において、横軸は周波数(CH)、縦軸は電界強度である。図16および図17に斜線で示した部分は、ISBD−T方式のワンセグ放送の帯域である。チューナ2cは、図17に示すように、1回のチューナ設定で上側周波数と下側周波数の両方のワンセグ放送を含むRF信号を同時に受信してIF信号に変換することができる。
ステップST42は図3のステップST2と同じ処理である。図16の例では、下側周波数fLOWにはしきい値を超える信号があるため、スペクトラム判定部7は「下側周波数にしきい値以上の信号あり」、つまり下側チャンネルの放送波が存在すると判定する(ステップST42“YES”)。
ステップST43では、チャンネルサーチ指示部8cがフィルタ部31に指示して、通過帯域を下側チャンネルのワンセグ放送の帯域に切り替える。フィルタ部31が出力するワンセグ放送の帯域のIF信号は、A/D変換部4でA/D変換され、直交復調部5で直交復調され、伝送路等化部21で伝送路等化され、誤り訂正部22で誤り訂正され、番組情報取得部23で番組情報が取得される。番組情報取得部23が取得した下側チャンネルの番組情報はチャンネルサーチ指示部8cに出力され、チャンネルサーチ指示部8cが番組情報保持部24に記憶させる。
一方、下側周波数fLOWにしきい値を超える信号がない場合(ステップST42“NO”)、デジタル放送受信装置の各部はステップST43の処理をスキップしてステップST44へ進む。
ステップST44は図3のステップST4と同じ処理である。図16の例では、上側周波数fHIGHにはしきい値を超える信号がないため、スペクトラム判定部7は「上側周波数にしきい値以上の信号なし」、つまり上側チャンネルの放送波が存在しないと判定する(ステップST44“NO”)。その場合、デジタル放送受信装置の各部はステップST45の処理をスキップしてステップST46へ進む。
一方、上側周波数fHIGHにしきい値を超える信号が存在する場合(ステップST44“YES”)、続くステップST45で、チャンネルサーチ指示部8cがフィルタ部31に指示して、通過帯域を上側チャンネルのワンセグ放送の帯域に切り替える。また、チャンネルサーチ指示部8cは、番組情報取得部23が取得した上側チャンネルの番組情報を番組情報保持部24に記憶させる。
ステップST46では、チャンネルサーチ指示部8cが全てのチャンネルのサーチが終了したか確認し、全てのチャンネルがサーチされた場合はチャンネルサーチ動作を終了する(ステップST46“YES”)。サーチされていないチャンネルが残っている場合はステップST41へ戻る(ステップST46“NO”)。
次回のステップST41では、チャンネルサーチ指示部8cが前回のステップST41で中央周波数に設定したチャンネルの次のチャンネルと、さらにその次のチャンネルとの中央周波数をチューナ2cに指示して、チューナ設定を行う。この例では、前回が13チャンネルと14チャンネルの中央周波数であったため、次回は15チャンネルと16チャンネルの中央周波数がチューナ設定される。
15,16チャンネルのサーチ時、図17に示したように、下側周波数fLOWにしきい値以上の信号があり、上側周波数fHIGHにもしきい値以上の信号がある。従って、チャンネルサーチ指示部8cは、ステップST43で15チャンネルの番組情報の取得および保持を行い、次にステップST45で16チャンネルの番組情報の取得および保持を行う。このように、上側、下側の両方のチャンネルに信号がある場合は、1回のチューナ設定で2チャンネル分の番組情報の取得および保持が可能となる。
以上より、実施の形態4によれば、受信部9は、指示された周波数を中心とした1チャンネル分以上2チャンネル分未満の帯域幅の受信信号を出力し、チャンネルサーチ指示部8cは、帯域が隣接する2チャンネルの間の周波数を中心にするよう受信部9に指示して当該2チャンネルの各中央セグメントを含む受信信号を出力させ、番組情報取得部23は、スペクトラム判定部7において放送波が含まれていると判定されたチャンネルの中央セグメントに相当する受信信号から番組情報を取得するように構成した。この構成により、1回のチューナ設定で、下側周波数のチャンネルに加え上側周波数のチャンネルも同時に番組情報を取得できるため、上記実施の形態3に比べてさらに高速にチャンネルサーチできる。
なお、実施の形態4では、下側周波数のしきい値判定ならびに番組情報の取得および保持の後に、上側周波数のしきい値判定ならびに番組情報の取得および保持を行う例を示したが、上側周波数のしきい値判定ならびに番組情報および保持を先に行う構成にしてもよい。
また、フィルタ部31をチューナ2とA/D変換部4との間に設けた例を示したが、フーリエ変換部6と伝送路等化部21との間に設けてもよい。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係るデジタル放送受信装置は、チャンネルサーチの時間を短縮するようにしたので、車両等の移動体に持ち込んだり搭載したりするデジタル放送受信装置などに用いるのに適している。
1 アンテナ、2,2c チューナ、3 LO、4 A/D変換部、5 直交復調部、6 フーリエ変換部、7 スペクトラム判定部、8,8a〜8c チャンネルサーチ指示部、9 受信部、21 伝送路等化部、22 誤り訂正部、23 番組情報取得部、24 番組情報保持部、31 フィルタ部。

Claims (2)

  1. デジタル方式の放送波を受信して、指示された周波数を中心とした1チャンネル分の帯域幅の受信信号を出力する受信部と、
    帯域が隣接する2チャンネルの間の周波数を上側または下側の周波数へずらした周波数を中心にするよう前記受信部に指示し、当該2チャンネルのうちの周波数をずらした側のチャンネルの中央セグメントを含む前記受信信号を出力させるチャンネルサーチ指示部と、
    前記受信部が出力した前記受信信号をフーリエ変換してスペクトラム情報を生成するフーリエ変換部と、
    前記スペクトラム情報の下側周波数および上側周波数のそれぞれの信号値を予め保持しているしきい値と比較し、前記下側周波数の信号値が前記しきい値を超えている場合は前記下側周波数のチャンネルに放送波が含まれていると判定し、前記上側周波数の信号値が前記しきい値を超えている場合は前記上側周波数のチャンネルに放送波が含まれていると判定するスペクトラム判定部と、
    前記スペクトラム判定部において前記帯域が隣接する2チャンネルのうちの周波数をずらした側のチャンネルに放送波が含まれていると判定された場合、当該チャンネルの中央セグメントに相当する前記受信信号から番組情報を取得する番組情報取得部と、を備えたデジタル放送受信装置。
  2. デジタル方式の放送波を受信するデジタル放送受信装置のチャンネルサーチ方法において、
    チャンネルサーチ指示部が、帯域が隣接する2チャンネルの間の周波数を上側または下側の周波数へずらした周波数を中心に設定し、
    受信部が、前記デジタル方式の放送波を受信して、前記チャンネルサーチ指示部の設定した周波数を中心とした1チャンネル分の帯域幅の受信信号を出力し、
    フーリエ変換部が、前記受信信号をフーリエ変換してスペクトラム情報を生成し、
    スペクトラム判定部が、前記スペクトラム情報の下側周波数および上側周波数のそれぞれの信号値を予め保持しているしきい値と比較し、前記下側周波数の信号値が前記しきい値を超えている場合は前記下側周波数のチャンネルに放送波が含まれていると判定し、前記上側周波数の信号値が前記しきい値を超えている場合は前記上側周波数のチャンネルに放送波が含まれていると判定し
    番組情報取得部が、前記スペクトラム判定部において前記帯域が隣接する2チャンネルのうちの周波数をずらした側のチャンネルに放送波が含まれていると判定された場合、当該チャンネルの中央セグメントに相当する前記受信信号から番組情報を取得することを特徴とするチャンネルサーチ方法。
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