JP4752603B2 - 受信装置とこれを用いた電子機器 - Google Patents

受信装置とこれを用いた電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4752603B2
JP4752603B2 JP2006134887A JP2006134887A JP4752603B2 JP 4752603 B2 JP4752603 B2 JP 4752603B2 JP 2006134887 A JP2006134887 A JP 2006134887A JP 2006134887 A JP2006134887 A JP 2006134887A JP 4752603 B2 JP4752603 B2 JP 4752603B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
signal
receiving
channel
broadcast signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006134887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007306458A (ja
Inventor
祐二 青木
浩明 尾関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2006134887A priority Critical patent/JP4752603B2/ja
Publication of JP2007306458A publication Critical patent/JP2007306458A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4752603B2 publication Critical patent/JP4752603B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

本発明は、放送信号を受信する受信装置とこれを用いた電子機器に関する。
以下従来の受信装置について図10を用いて説明する。図10は、従来の電子機器のブロック図である。図10において、受信装置1は、アンテナ2を介して放送信号を受信する受信部3と、この受信部3の出力側に接続された復調部4とを有する。また、受信装置1は、受信部3が受信した放送信号の受信強度を検波する検波部5と、この検波部5が検波した放送信号の受信強度に基づいて受信部3を制御する制御部6と、この制御部6に接続された記憶部7とを備える。なお、この受信装置1を搭載した電子機器8は、復調部4の出力側に接続された信号処理部9と、この信号処理部9の出力側に接続された再生部10と、制御部6に接続された入力部11とを有する。
次にこのような従来の受信装置1のチャンネルサーチ時における動作について説明する。
ユーザが入力部11を用いてチャンネルサーチの指示を入力すると、制御部6がこの入力部11からの信号を検知し、受信部3を第1チャンネルに設定する。これを受けて、受信部3が、アンテナ2で受信された複数チャンネルの放送信号のうちチャンネルNの放送信号を選局し復調部4に出力する。そして、検波部5が受信部3からのチャンネルNの放送信号の受信強度を検波し、制御部6に第1チャンネルの放送信号の受信強度情報を出力する。これを受けて、制御部6が検波部5からのチャンネルNの放送信号の受信強度情報と所定レベルとを比較する。そして、制御部6が、上記比較の結果、受信部3で受信されたチャンネルNの放送信号の受信強度が所定レベル未満と判断した場合、チャンネルNの放送信号は受信不可能であるという情報を記憶部7に記録する。一方、制御部6が、上記比較の結果、受信部3で受信されたチャンネルNの放送信号の受信強度が所定レベル以上と判断した場合、受信部3で選択されたチャンネルNの放送信号を復調部4に復調させる。さらに制御部6は、復調部4が復調したチャンネルNの放送信号に含まれる放送情報を読み取り、チャンネルNの放送信号が正規の放送信号か否かを判定する。制御部6はこの判定の結果、チャンネルNの放送信号が正規の放送信号ではない場合、チャンネルNの放送信号は受信不可能であるという情報を記憶部7に記録する。一方、制御部6は判定の結果、チャンネルNの放送信号が正規の放送信号である場合、チャンネルNの放送信号は受信可能という情報を記憶部7に記録する。
そして、制御部6は、上記処理を全チャンネルに対して行い、記憶部7にチャンネルリストを作成する。この処理により、ユーザは、一度チャンネルサーチを行えば、再びチャンネルサーチを行わずとも、効率的に所望のチャンネルを選択できる。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2004−179928号公報
従来の受信装置は、検波部5による検波処理を各々のチャンネルに対して個々に行うので、チャンネルサーチに長い時間を要するという問題があった。
そこで、本発明は、受信装置によるチャンネルサーチの時間を短縮することを目的とする。
この目的を達成するために本発明の受信装置は、複数チャンネルの放送信号を受信可能な受信部と、この受信部が受信した放送信号の受信強度を検波する検波部と、この検波部が検波した放送信号の受信強度に基づいて受信部を制御する制御部とを備える。また、受信部は、受信した前記放送信号をIF信号に変換するイメージリジェクション混合部を有し、このイメージリジェクション混合部は、受信した前記放送信号を互いに位相差を持った局部信号を受けることによってIF信号に変換する第1混合部及び第2混合部と、第1混合部からのIF信号と第2混合部からのIF信号のうち少なくとも一方を移相する移相フィルタとを有する。そして、この制御部は、チャンネルサーチ時に、第1混合部と第2混合部のうち一方を機能させることで、受信部に複数チャンネルの放送信号を受信させ、検波部が検波した複数チャンネルの放送信号の受信強度が前記所定レベル以上と判断した場合、複数チャンネルの放送信号のうち特定チャンネルの放送信号を個別に受信部に受信させる。
上記により、本発明の受信装置は、チャンネルサーチの時間を短縮することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明における実施の形態1について図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1における電子機器のブロック図である。
図1において、受信装置12は、アンテナ13を介して放送信号を受信する受信部14と、この受信部14の出力側に接続された復調部15とを有する。また、受信装置12は、受信部14が受信した放送信号の受信強度を検波する検波部16と、この検波部16が検波した放送信号の受信強度に基づいて受信部14を制御する制御部17と、この制御部17に接続された記憶部18とを備える。なお、この受信装置12を搭載した電子機器19は、復調部15の出力側に接続された信号処理部20と、この信号処理部20の出力側に接続された再生部21と、制御部17に接続された入力部22とを有する。
受信部14は、アンテナ13を介して例えば地上波デジタル放送信号を受信する。この受信部14は、アンテナ13の出力側に接続されると共に隣接するチャンネルの周波数間隔より広い帯域の信号を通過させるフィルタ23と、このフィルタ23の出力側に接続された増幅部24とを有する。また、受信部14は、制御部17に制御され局部信号を発振する局部信号発生部25と、この局部信号発生部25からの局部信号を受け、この局部信号に対し同位相の局部信号及びこの局部信号に対し90度位相差を持った局部信号を出力する移相部26とを有する。さらに、受信部14は、この移相部26からの一方の局部信号を用いて増幅部24からの一方の出力信号をIF信号に変換する第1混合部27と、移相部26からの他方の局部信号を用いて増幅部24からの他方の出力信号をIF信号に変換する第2混合部28とを有する。さらにまた、受信部14は、第1混合部27の出力側に接続されたポリフェーズフィルタからなる第1移相フィルタ29と、第2混合部28の出力側に接続されたポリフェーズフィルタからなる第2移相フィルタ30とを有する。さらに、受信部14は、第1移相フィルタ29からのIF信号と第2移相フィルタ30からのIF信号とを合成する合成部31を有する。また、受信部14は、増幅部24と第2混合部28との間に接続されたスイッチ10を有する。なお、移相部26、第1混合部27、第2混合部28、第1移相フィルタ29、第2移相フィルタ30、及び合成部31からイメージリジェクション混合部が構成される。
次に放送信号の通常受信時とチャンネルサーチ時における受信部14の動作を、説明する。
まず、放送信号の通常受信時における受信部14の動作について図2を用いて説明する。図2において、横軸は周波数を示し、チャンネルNの周波数帯とチャンネルN+1の周波数帯とが示されている。
通常受信時において、制御部17は、チャンネルNのうち希望周波数ωrfの所定セグメントを復調部15に復調させるため、フィルタ23の信号通過帯域を希望周波数ωrfを含む周波数帯32に設定し、局部信号発生部25の発振周波数を希望周波数ωrfより中間周波数分高い周波数ωloに設定する。これにより、フィルタ23から周波数帯32の信号(cosωrft)が出力され、この信号が第1混合部27及び第2混合部28に供給される。第1混合部27はフィルタ23からの(cosωrft)の信号を周波数ωloの局部信号(cosωlot)を用いて周波数ωif帯のIF信号に周波数変換し、第2混合部28はフィルタ23からの(cosωrft)の信号を周波数ωloの局部信号(sinωlot)を用いて周波数ωif帯のIF信号に周波数変換する。このとき、第1混合部27は、フィルタ23において減衰し切れなかった周波数ωim帯の信号(cosωimt)も周波数ωloの局部信号(cosωlot)によって、周波数ωif帯のイメージ妨害信号に周波数変換される。つまり、第1混合部27の出力信号は、(数1)で示される希望信号及び(数2)で示されるイメージ妨害信号になる。同様に、第2混合部28の出力信号は、(数3)で示される希望信号及び(数4)で示されるイメージ妨害信号になる。
Figure 0004752603
Figure 0004752603
Figure 0004752603
Figure 0004752603
そして、例えば、第1混合部27の出力信号を移相度0度の低域通過フィルタである第1移相フィルタ29に通し、第2混合部28の出力信号を移相度90度の低域通過フィルタである第2移相フィルタ30に通すと、高周波成分は減衰し、(数1)は1/2cosωift、(数2)は1/2cosωift、(数3)は1/2cosωift、(数4)は−1/2cosωiftとなる。つまり、第1移相フィルタ29の出力信号は、(1/2cosωift)で示される希望信号と(1/2cosωift)で示される妨害信号となり、第2移相フィルタ30の出力信号は、(1/2cosωift)で示される希望信号と(−1/2cosωift)で示される妨害信号となり、合成部31の出力信号は、(cosωift)で示される希望信号となる。
以上のように、本実施の形態1の受信部14は、放送信号を通常受信時に、イメージ妨害信号を減衰させることによって高品質の希望信号を復調部15に供給することができる。
次に、チャンネルサーチ時における受信部14の動作について図3から図6を用いて説明する。図3に、チャンネルサーチ時における局部信号発生部25の発振周波数を矢印で示す。図3に示すように、制御部17は、チャンネルサーチ時に、局部信号発生部25の発振周波数をチャンネルNとチャンネルN+1の間の周波数に設定することにより、受信部14に2つのチャンネルの放送信号を同時に受信させる。
次に、チャンネルサーチ時における受信装置12の動作を図4を用いて説明する。
ユーザから入力部22を介してチャンネルサーチの指示を受けると、2つのチャンネルずつサーチできるように、制御部17は、フィルタ23の信号通過帯域を、図5に示すチャンネルNの周波数ωrfsとチャンネルN+1の周波数ωimsの両方を含む周波数帯33に設定する(S1)。なお、この周波数帯33の幅は、通常受信時においてフィルタ23が通過させる放送信号の周波数帯32の幅と略等しい。制御部17は、局部信号発生部25の発振周波数をチャンネルNとチャンネルN+1との間の周波数ωlosに設定する。さらに、受信部14のスイッチ10をオフにすることによって、第2混合部28及び第2移相フィルタ30に供給される電源を遮断する。
これにより、第1混合部27の出力信号は、(数1)で示されるチャンネルNの信号及び(数2)で示されるチャンネルN+1の信号になる。
Figure 0004752603
Figure 0004752603
これらの混合部の出力信号を移相度0度の低域通過フィルタである第1移相フィルタ29を通すと、高周波成分は減衰し、(数5)は1/2cosωift、(数6)は1/2cosωiftとなる。つまり、合成部31からの出力信号は、(1/2cosωift)で示されるチャンネルNが周波数変換されたIF信号と(1/2cosωift)で示されるチャンネルN+1が周波数変換されたIF信号となる。
以上のように、チャンネルサーチ時に、第1混合部27と第2混合部28のうち一方の機能をオンにし他方の機能をオフにすることでイメージリジェクション混合部のイメージ妨害信号除去機能をオフにすることができる。
これにより、S2にて、チャンネルNとチャンネルN+1の両方のチャンネルについて、放送信号が存在するか否かを検出することができると共に、受信装置12の消費電力を低減することができる。
そして、制御部17がチャンネルN及びチャンネルN+1の放送信号の受信強度と予め設定されていた所定レベルとを比較する(S2)。そして、チャンネルN及びチャンネルN+1の放送信号の受信強度が所定レベル以上か否かが記憶部18に記録される(S3)。さらに、全チャンネルがサーチされているか否かが判断され(S4)、全チャンネルがサーチされていない場合、S1に戻り、制御部17は、フィルタ23の信号通過帯域をチャンネルN+2の周波数とチャンネルN+3の周波数の両方を含む周波数帯に設定すると共に、局部信号発生部25の発振周波数をチャンネルN+2とチャンネルN+3との間の周波数に設定する。そして、制御部17は、チャンネルN+2とチャンネルN+3についてS1からS4の処理を繰り返す。このように、全チャンネルについてS1からS4の処理が繰り返される。そして、S4にて、全チャンネルがサーチされていると判断された場合、S2にて受信強度が所定レベル以上であると判断されたチャンネルについて、制御部17は、1チャンネルずつ個別に、チャンネルサーチ処理を行う(S5、S6)。具体的には、S2にてチャンネルNまたはチャンネルN+1の放送信号の受信強度が所定レベル以上と判断された場合、制御部17は、例えば、図6に示すように、フィルタ23の信号通過帯域をチャンネルNの一部の周波数帯34に設定し、局部信号発生部25の発振周波数を希望周波数から中間周波数分離れた周波数ωloaに設定する。そして、チャンネルNの放送信号の受信強度が所定レベル以上か否かが記憶部18に記録される(S7)。さらに、S2にて受信強度が所定レベル以上であると判断された全てのチャンネルについてサーチされているか否かが判断される(S8)。判断の結果、全チャンネルがサーチされていない場合、S5に戻り、制御部17は、フィルタ23の信号通過帯域をチャンネルN+1の周波数帯の一部の周波数帯35に設定し、局部信号発生部25の発振周波数を希望周波数帯から中間周波数分離れた周波数ωlobに設定する。そして、制御部17は、チャンネルN+1についてS5からS8の処理を繰り返す。このように、S2にて受信強度が所定レベル以上であると判断された全てのチャンネルについてS5からS8の処理が繰り返される。そして、S8にて、全チャンネルがサーチされていると判断された場合、制御部17はチャンネルサーチを終了する。
このように、まず2つのチャンネルごとにサーチを行い、次に、受信強度が所定レベル以上のチャンネルについて、1つのチャンネルずつサーチを行うことにより、チャンネルサーチの時間を短縮することができる。
なお、制御部17は、図4のS6にて受信強度が所定レベル以上であると判断されたチャンネルの放送信号を復調部15に復調させ、復調後の放送信号に含まれるTMCC情報などの放送情報を読み取り、このチャンネルの放送信号が正規の放送信号か否かを判定しても良い。そして、制御部17はこの判定の結果、この放送信号が正規の放送信号ではない場合、このチャンネルの放送信号は受信不可能であるという情報を記憶部18に記録する。一方、このチャンネルの放送信号が正規の放送信号である場合、このチャンネルの放送信号は受信可能という情報を記憶部18に記録する。これにより、さらに正確に各々のチャンネルが受信装置可能か否かを判定することができる。なお、復調部15が復調した信号から放送情報を読み取る際、スイッチ10がオンになることが望ましい。これにより、合成部31が出力する信号からイメージ妨害信号を除去することができるため、さらに正確に各々のチャンネルが受信可能か否かを判定することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の受信装置を、図7を用いて説明する。実施の形態2における実施の形態1との相違点は、図4のS2において、検波部16が合成部31で合成される前の第1移相フィルタ29からの信号と第2移相フィルタ30からの信号のうちいずれか一方を検波することにより、イメージリジェクション混合部の機能をオフする点である。他の動作は実施の形態1と同様である。なお、検波部16は、第1混合部27と第1移相フィルタ29との間の信号強度または第2混合部28と第2移相フィルタ30との間の信号強度を検波しても良い。
実施の形態2の受信装置14は、実施の形態1のスイッチ10を有さないので、通常受信時において第2混合部28側の回路でスイッチによる放送信号の強度劣化を抑制することができる。このように、まず2つのチャンネルごとにサーチを行い、次に、受信強度が所定レベル以上のチャンネルについて、1つのチャンネルずつサーチを行うことにより、チャンネルサーチの時間を短縮することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について、図8を用いて説明する。実施の形態3における実施の形態1との相違点は、第1混合部27からの信号と第2混合部28からの信号とを選択的に入力し、これら入力された信号を第1移相フィルタ29と第2の移相フィルタ30とに選択的に出力する信号経路選択部36が設けられている点である。
放送信号の通常受信時において、この信号経路選択部36は、第1混合部27の出力を第1移相フィルタ29の入力に接続し、第2混合部28の出力を第2移相フィルタ30の入力に接続している。これによって、イメージリジェクション混合部の機能がオンになり、イメージ妨害信号が除去され、高品質の希望信号を復調部15に供給することができる。
一方、チャンネルサーチ時の動作について図9を用いて説明する。
制御部17は、ユーザからチャンネルサーチ指示を受けると、実施の形態1と同様にチャンネルNの周波数ωifsとチャンネルN+1の周波数ωimsの両方を受信するように設定する(S1)。しかし、制御部17は、実施の形態1と異なり、第2混合部28及び第2移相フィルタ30とを機能させる。さらに、制御部17は、信号経路選択部36を上記通常受信時と同様に設定する。つまり、制御部17は、第1混合部27の出力を第1移相フィルタ29の入力に接続し、第2混合部28の出力を第2移相フィルタ30の入力に接続する。これにより、イメージリジェクション混合部のイメージ妨害信号減衰機能をONにすることでチャンネルN+1の放送信号が減衰され、合成部31の出力信号はチャンネルNのみの信号が周波数変換されたものになる。検波部16が合成部31の出力信号を検波すれば、チャンネルNの受信強度を検出する(S2a)。さらに、制御部17でチャンネルNの放送信号の受信強度と予め設定されていた所定レベルとが比較され、S3において、チャンネルNの放送信号の受信強度が所定レベル以上か否かが記憶部18に記録される(S3a)。
次に、制御部17は、信号経路選択部36を制御し、第1混合部27の出力を第2移相フィルタ30の入力に接続し、第2混合部28の出力を第1移相フィルタ29の入力に接続する。これにより、チャンネルNの放送信号が減衰され、合成部31の出力信号はチャンネルN+1のみの信号が周波数変換されたものになる。そして、検波部16が合成部31の出力信号を検波すれば、チャンネルN+1の受信強度を検出する(S2b)。さらに、制御部17でチャンネルN+1の放送信号の受信強度と予め設定されていた所定レベルとが比較され、S3において、チャンネルN+1の放送信号の受信強度が所定レベル以上か否かが記憶部18に記録される(S3b)。
このように、実施の形態3の受信装置12は、局部信号発生部25の1回の周波数設定で、チャンネルNの放送信号の受信強度とチャンネルN+1の受信強度とが所定レベル以上か否かについて個別に判定することが可能になる。その結果、実施の形態3の受信装置は実施の形態1と比較して長時間を必要とする局部信号発生部25におけるロックアップタイムが減少するので、チャンネルサーチの時間を短縮することができる。
本発明の受信装置は、チャンネルサーチ時において、チャンネルサーチの時間を短縮することができ、携帯端末や車載用受信機器等の電子機器に利用できる。
本発明の実施の形態1における電子機器のブロック図 同電子機器の動作を説明するための周波数関係図 同電子機器の動作を説明するための周波数関係図 同電子機器のチャンネルサーチ時における動作フローチャート 同電子機器の動作を説明するための周波数関係図 同電子機器の動作を説明するための周波数関係図 本発明の実施の形態2における電子機器のブロック図 本発明の実施の形態3における電子機器のブロック図 同電子機器のチャンネルサーチ時における動作フローチャート 従来の電子機器のブロック図
符号の説明
13 アンテナ
14 受信部
15 復調部
16 検波部
17 制御部
18 記憶部
19 電子機器
20 信号処理部
21 再生部
23 フィルタ
24 増幅部
25 局部信号発生部
26 移相部
27 第1混合部
28 第2混合部
29 第1移相フィルタ
30 第2移相フィルタ
31 合成部

Claims (9)

  1. 複数チャンネルの放送信号を受信可能な受信部と、この受信部が受信した放送信号の受信強度を検波する検波部と、この検波部が検波した前記放送信号の受信強度に基づいて前記受信部を制御する制御部とを備え、
    前記受信部は、受信した前記放送信号をIF信号に変換するイメージリジェクション混合部を有し、
    前記イメージリジェクション混合部は、受信した前記放送信号を互いに位相差を持った局部信号を受けることによってIF信号に変換する第1混合部及び第2混合部と、前記第1混合部からのIF信号と前記第2混合部からのIF信号のうち少なくとも一方を移相する移相フィルタとを有し、
    前記制御部は、チャンネルサーチ時に、前記第1混合部と前記第2混合部のうち一方を機能させることで、前記受信部に前記複数チャンネルの放送信号を受信させ、前記検波部が検波した前記複数チャンネルの放送信号の受信強度が前記所定レベル以上と判断した場合、前記複数チャンネルの放送信号のうち特定チャンネルの放送信号を個別に受信部に受信させる受信装置。
  2. 複数チャンネルの放送信号を受信可能な受信部と、この受信部が受信した放送信号の受信強度を検波する検波部と、この検波部が検波した前記放送信号の受信強度に基づいて前記受信部を制御する制御部とを備え、
    前記受信部は、受信した前記放送信号をIF信号に変換するイメージリジェクション混合部を有し、
    前記イメージリジェクション混合部は、受信した前記放送信号を互いに位相差を持った局部信号を受けることによってIF信号に変換する第1混合部及び第2混合部と、前記第1混合部からのIF信号を移相する第1移相フィルタと前記第2混合部からのIF信号を移相する第2移相フィルタと、前記第1移相フィルタからのIF信号と前記第2移相フィルタからのIF信号とを合成する合成部とを有し、
    前記制御部は、チャンネルサーチ時に、前記受信部に前記複数チャンネルの放送信号を受信させ、前記検波部が検波した前記複数チャンネルの放送信号の受信強度が前記所定レベル以上と判断した場合、前記複数チャンネルの放送信号のうち特定チャンネルの放送信号を個別に受信部に受信させ、
    前記検波部は、前記チャンネルサーチ時に、前記合成部で合成される前の前記第1混合部からの信号と前記第2混合部からの信号のうちいずれか一方を検波する受信装置。
  3. 前記受信部は、前記検波部の入力側に接続されると共に隣接するチャンネルの周波数間隔より広い帯域の放送信号を通過させるフィルタを有する請求項1又は請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記イメージリジェクション混合部は、前記第1混合部からのIF信号を移相する第1移相フィルタと、前記第2混合部からのIF信号を移相する第2移相フィルタと、
    前記第1混合部からの信号と前記第2混合部からの信号とを選択的に入力し、これら入力されたIF信号を前記第1移相フィルタと前記第2移相フィルタとに選択的に出力する信号経路選択部とを有する請求項1又は請求項2に記載の受信装置。
  5. 前記移相フィルタはポリフェーズフィルタからなる請求項に記載の受信装置。
  6. 前記受信部は各々のチャンネルに対応する周波数帯の少なくとも一部を受信する請求項1又は請求項2に記載の受信装置。
  7. 前記チャンネルサーチ時において前記受信部が受信する放送信号の周波数帯幅と、通常受信時における前記受信部が受信する放送信号の周波数帯幅とは略等しい請求項1又は請求項2に記載の受信装置。
  8. 請求項1又は請求項2に記載の受信装置と、前記受信部の出力側に接続された復調部の出力側に接続された信号処理部と、前記信号処理部の出力側に接続された再生部とを備えた電子機器。
  9. 前記制御部は、前記復調部で復調された放送信号に含まれる放送情報を読み取り、前記放送信号が正規の放送信号か否かを判定する請求項8に記載の電子機器。
JP2006134887A 2006-05-15 2006-05-15 受信装置とこれを用いた電子機器 Expired - Fee Related JP4752603B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006134887A JP4752603B2 (ja) 2006-05-15 2006-05-15 受信装置とこれを用いた電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006134887A JP4752603B2 (ja) 2006-05-15 2006-05-15 受信装置とこれを用いた電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007306458A JP2007306458A (ja) 2007-11-22
JP4752603B2 true JP4752603B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=38839998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006134887A Expired - Fee Related JP4752603B2 (ja) 2006-05-15 2006-05-15 受信装置とこれを用いた電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4752603B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016002024A1 (ja) * 2014-07-02 2016-01-07 三菱電機株式会社 デジタル放送受信装置およびチャンネルサーチ方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000307457A (ja) * 1999-04-26 2000-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd キャリア検出装置
JP2001016075A (ja) * 1999-06-29 2001-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 放送受信装置及び放送チャネルの探査方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000307457A (ja) * 1999-04-26 2000-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd キャリア検出装置
JP2001016075A (ja) * 1999-06-29 2001-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 放送受信装置及び放送チャネルの探査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007306458A (ja) 2007-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011082669A (ja) デジタル放送受信装置
US8614769B2 (en) Intermediate frequency processing device for processing both analogue and digital television intermediate frequency signals
JP4171764B2 (ja) 高周波受信機および隣接妨害波の低減方法
KR101014614B1 (ko) 다수의 피드백 소스를 사용하여 agc 기능을 제공하는 장치 및 방법
JP4258373B2 (ja) 受信機
JP4752603B2 (ja) 受信装置とこれを用いた電子機器
JP4173171B2 (ja) ラジオ受信機及び搬送波検出方法
JP4612599B2 (ja) チャンネルサーチ装置及びそれを備えたデジタル放送受信装置
JP2007281653A (ja) 半導体集積回路、tv放送受信装置およびtv放送受信方法
JP4378263B2 (ja) 受信装置
EP1395048A1 (en) Analog television signal receiving method and device
JP4955229B2 (ja) 受信端末装置,及び,受信システム
JP4134920B2 (ja) Ofdm信号受信装置及びofdm信号受信方法
JP2005347937A (ja) 受信装置
JP5195320B2 (ja) デジタルfpu受信装置及び受信方法
JPH09102764A (ja) Fm多重放送受信機のダイバーシティ装置
JP4338588B2 (ja) 放送受信装置
JP6375670B2 (ja) 複数チャンネル同時受信装置
JP2004356766A (ja) オフセットビートキャンセラおよび直交検波回路
JP2020010373A (ja) 放送受信装置及び放送受信方法
JP2007208681A (ja) チューナとこれを用いた高周波受信装置
JPH09200102A (ja) 移動用テレビのダイバーシチ装置
JP2008182500A (ja) 追加チャンネル検出装置及びそれを備えたデジタル放送受信装置
JP2000261347A (ja) ダイバーシチ受信機
JP2004297136A (ja) 衛星通信受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090423

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110405

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110509

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees