JP4134920B2 - Ofdm信号受信装置及びofdm信号受信方法 - Google Patents

Ofdm信号受信装置及びofdm信号受信方法 Download PDF

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本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)信号受信装置及びOFDM信号受信方法に関し、例えば地上波デジタル放送受像機に適用して好適なものである。
現在、地上波デジタルテレビ放送等に用いられる伝送技術として、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式が用いられている。
このOFDM方式は、伝送帯域内に多数の直交する副搬送波(サブキャリア)を設け、それぞれのサブキャリアの振幅及び位相にデータを割り当て、PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation )によりデジタル変調する方式である。フェージング(壁などで反射した電波による干渉)や、いわゆるマルチパス妨害に強い等の特長を有し、マルチパス妨害の影響を強く受ける地上波によるデジタル信号の伝送に用いられている他、移動体通信において有効とされている。
地上波デジタルテレビ放送の放送チャネルの周波数帯域はUHF(470MHz〜770MHz)であり、この幅300MHzの周波数帯域が、13〜62chの49放送チャネルに分割され各放送局に割当てられている。
更に地上波デジタルテレビ放送では、この1放送チャネル(帯域幅にして6MHz)を14分割したうちの13個の周波数ブロック(以下、セグメントと呼ぶ。)を使用して、1放送チャネルの中で複数のサービスを同時に提供し得るようになされている。
かかる地上波デジタルテレビ放送の受信装置としては、図8に示すOFDM信号受信機9が一般的に用いられている。
図8に示すようにOFDM信号受信機9は、アンテナ91、チューナ92、復調回路部93及びデコーダ94等を備えて構成され、復調回路部93は更に、アナログ/デジタル変換器(ADC)931、同期回路932、復調回路933及び誤り訂正回路934等を備えて構成されている。
アンテナ91から受信された電波は、まずチューナ92で増幅及び所望の放送波に同調され、放送波信号として復調回路部93へ出力される。
この放送波信号は、復調回路部93のADC931でデジタル化された後、同期回路932で直交復調による同期再生を施され、復調回路933で復調処理され、誤り訂正回路934において時間デインタリーブ等の誤り訂正処理を施されて、かくしてTS(Transport Stream:トランスポート・ストリーム)としてデコーダ94へ出力される。
デコーダ94は、このTSに復号処理を施してOFDM信号受信機9の外部へ出力し、かくしてOFDM信号受信機9を内蔵する装置(図示せず。)は、この出力信号を用いてテレビ放送としての画像表示及び音声出力等を行う。
ところで、かかるOFDM信号受信機9においては、チューナ92が所望の放送波に同調し安定した放送波信号を出力する処理に約0.1秒、同期回路932が同期再生の処理を行う際に約0.4秒、誤り訂正回路934が誤り訂正処理を行う際に約0.4秒、そしてデコーダ94がTSに復号処理を施してOFDM信号受信機9の外部へ出力する処理に最大0.5秒もの時間をそれぞれ要すことが知られている。
これは即ち、例えば放送チャネルを切替える際、操作があってから画面表示までに約1.4秒もの時間を要すことを意味している。また、UHF中の全放送チャネルについて放送波の出力有無を調べる、いわゆる「オートチャネルサーチ」動作においては、誤り訂正処理までの処理(約0.9秒)が全49放送チャネル分に亘って行われることにより、概ね1分もの時間を要すことを意味している。
このようにOFDM信号受信機9においては、使用者のストレスとなり得る待ち時間が大きいという問題があった。
そこで、かかる操作ストレスを低減する目的で、多数のサブキャリアのうちヌルキャリアを除いた残りだけを復調に用いるようにすることで高速なマルチキャリア変復調を実現し、受信動作速度を向上させる方法(以下、第1の方法と呼ぶ。)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、OFDM放送波とTV放送波とを識別しTV放送波の場合はFFT等の処理を行わないようにすることで、目的とするOFDM放送の信号とTV放送信号との周波数帯が隣接していても余計な処理を行わないようにし、迅速に自動同調する方法(以下、第2の方法と呼ぶ。)が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−87214号公報 特開平11−186879号公報
しかしながら、かかる第2の方法においては、受信した電波がTV放送波の場合にはFFT等の処理を行わないようにするだけであり、OFDM放送信号を処理する際の所要時間が削減されるわけでなく、OFDM放送信号に対するオートチャネルサーチ等に要する時間が減少されるわけではない。
また、上記の第1の方法は、放送波に対する同期処理や誤り訂正処理に関する改良点を何ら開示しないものであり、同期処理や誤り訂正処理に要する時間の問題が解消されてはいない。
このように、未だ使用者の操作ストレスとなる要因を留めているという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、放送チャネル切替やオートチャネルサーチを迅速に行い、使用者の操作ストレスをより低減させるOFDM信号受信装置及びOFDM信号受信方法を提供することを目的としている。
かかる課題を解決するため請求項1に記載のOFDM信号受信装置(例えば、図1のOFDM信号受信機1)においては、
受信したOFDM信号から複数放送波分の周波数帯域の信号を取り出し、第1の周波数を中心周波数とする中間出力信号に変換して出力するRF処理手段(例えば、図1のRF回路部12a)と、
前記中間出力信号から一の放送波の周波数帯域の信号を取り出し、第2の周波数を中心周波数とする放送波信号に変換して出力するIF処理手段(例えば、図1のIF回路部12b)と、
前記放送波信号を復調して復調信号として出力する復調処理手段(例えば、図1の復調処理部13a)と、
前記中間出力信号をA/D変換した後、複数の帯域に分割して特定帯域信号として出力する帯域分割手段(例えば、図1のADC135、低域BPF136、中域BPF137及び高域BPF138)と、
前記特定帯域信号それぞれについて放送波の有無を検出することにより前記複数放送波分の周波数帯域の全域に亘って放送波の有無を検出し、これを検出結果信号として出力する放送波有無検出手段(例えば、図1の検出回路139)と、
を備えることを特徴としている。
また、請求項に記載のOFDM信号受信方法においては、
受信したOFDM信号から複数放送波分の周波数帯域の信号を取り出し、第1の周波数を中心周波数とする中間出力信号に変換して出力するRF処理工程(例えば、図1のRF回路部12aによる処理)と、
前記中間出力信号から一の放送波の周波数帯域の信号を取り出し、第2の周波数を中心周波数とする放送波信号に変換して出力するIF処理工程(例えば、図1のIF回路部12bによる処理)と、
前記放送波信号を復調して復調信号として出力する復調処理工程(例えば、図1の復調処理部13aによる処理)と、
前記中間出力信号をA/D変換した後、複数の帯域に分割して特定帯域信号として出力する帯域分割工程(例えば、図1のADC135、低域BPF136、中域BPF137及び高域BPF138による処理)と、
前記特定帯域信号それぞれについて放送波の有無を検出することにより前記複数放送波分の周波数帯域の全域に亘って放送波の有無を検出し、これを検出結果信号として出力する放送波有無検出工程(例えば、図1の検出回路139による処理)と、
を含むことを特徴としている。
請求項1に記載のOFDM信号受信装置及び請求項に記載のOFDM信号受信方法によれば、放送波信号の復調を行う主系統における処理とは独立に、ごく簡易な処理のみによって、複数放送チャネル分に相当する周波数帯域に亘って放送波の有無を検出して装置外部へ出力し得るから、受信中チャネル近傍や隣(前や後)で放送中の放送チャネルに切替える動作やUHF中の全放送チャネルについて放送波の出力有無を調べるといった動作に費す時間が格段に短縮される。
従って本発明によれば、放送チャネル切替やオートチャネルサーチを迅速に行い、使用者の操作ストレスをより低減させ得るOFDM信号受信装置及びOFDM信号受信方法を実現し得る。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。以下においては、本発明を地上波デジタルテレビ放送の受信装置としてのOFDM信号受信装置に適用した場合について説明するが、本発明を適用可能な形態がこれに限定されるものではない。
〔第1の実施の形態〕
図1は本実施の形態におけるOFDM信号受信機1の機能構成を示すブロック図である。
同図に示すようにOFDM信号受信機1は、電波を受信するアンテナ11、受信した電波を増幅し所望の放送波周波数への同調を行うチューナ回路部12、主にデジタル復調及び誤り訂正等の処理を行いTS(Transport Stream:トランスポート・ストリーム)を出力する復調回路部13及びTSに復号処理を施すデコーダ14を備えて構成される。
チューナ回路部12は更に、受信した電波を増幅等して後段へ出力する高周波増幅(RF)回路部12aと、中間周波信号を増幅等して後段へ出力する中間周波増幅(IF)回路部12bとを備えて構成される。
アンテナ11から受信された電波は、まずRF回路部12aの低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier )121及び増幅器122によって所定の増幅率で増幅され、信号S1としてBPF(Band Pass Filter)123へ出力される。
因みに、この増幅器122においては、別途設けられる自動利得制御回路(AGC:図示せず。)からの制御信号によって、その利得がBPF123からの出力信号レベル等に応じて再帰的に制御されて適切な値となるようになされている。
BPF123は、入力された信号S1のうち所定の幅(以下、第1周波数幅と呼ぶ。)の周波数帯域のみを通過させ(切り出し)、これをRFミキサ回路124へ出力する。
ところで通常、この第1周波数幅として、選択されたチャネル周波数が通過するように8MHzを採る場合が多いが、本実施の形態の場合これを57MHzとし、他のチャネル周波数も通過させるようになされている。即ち1放送チャネル分の周波数幅は6MHzであるから、本実施の形態のBPF123は、約9放送チャネル分の幅の周波数帯域を切り出す。
また、このとき切り出される周波数帯域(位置)は、選局操作に応じて制御部(図示せず。)が適宜選択し得るようになされている。
そして信号S1は、RFミキサ回路124を経て所定の中心周波数(以下、第1中心周波数と呼ぶ。)を有する中間出力信号S2に変換され、後段の処理回路、即ち、IF処理、復調処理及びデコードを行う処理系統(以下、主系統と呼ぶ。)と、本実施の形態に特徴的な処理である放送波有無検出等を行う処理系統(以下、副系統と呼ぶ。)とへ出力される。
主系統へ出力された中間出力信号S2は、まず、IF回路部12bのBPF125において(約9放送チャネル分に相当する信号のうちの)1放送チャネル分が切り出され、増幅器126で増幅され、信号S3としてIFミキサ回路127へ出力される。
ここに、BPF125が切り出す1放送チャネル分の周波数帯域(位置)は、制御部(図示せず。)が適宜選択し得るようになされている。即ち、本実施の形態のチューナ回路部12は、制御部(図示せず。)がBPF123及びBPF125を適宜制御することで所望の1放送チャネルを選択し得るようになされている。
また、増幅器126の利得は、別途設けられるAGC(図示せず。)からの制御信号によって適切な値に制御されるようになされている。
そして信号S3は、IFミキサ回路127及びLPF(Low Pass Filter )128を経ることにより所定の中心周波数(以下、第2中心周波数と呼ぶ。)を有する放送波信号S4に変換され、復調回路部13の復調処理部13aへ出力される。
復調処理部13aは、アナログ/デジタル変換器(ADC)131、同期処理回路132、復調処理回路133及び誤り訂正処理回路134を備えて構成される。
ここに同期処理回路132は、デジタル信号をまず直交復調することによりベースバンドであるOFDM信号に再生し、次にFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)処理し、更に波形等価(振幅等価及び位相等価)処理することにより、復調すべき信号成分を特定する等の同期再生処理を行う回路である。
また、誤り訂正処理回路134は、誤り訂正処理としてビタビ復号やリードソロモン符号等のエラー訂正を行う回路であるが、一般的に時間のかかる処理である時間デインタリーブをも当該回路中で行うようになされている。
復調処理部13aへ出力された放送波信号S4は、まずADC131によりデジタル化されデジタル信号S5として同期処理回路132へ出力され、同期処理回路132及び復調処理回路133を経て直交復調による同期再生及び復調が行われ、更に誤り訂正処理回路134において誤り訂正処理が施される。かくして放送波信号S4からTSが抽出されデコーダ14へ出力される。
そしてデコーダ14は、このTSに復号処理を施してOFDM信号受信機1の外部へ出力する。
かくしてOFDM信号受信機1を内蔵する装置(図示せず。)は、この出力信号を用いてテレビ放送としての画像表示及び音声出力等を行う。
一方、副系統へ出力された中間出力信号S2は、ADC135と、低域BPF136、中域BPF137及び高域BPF138の3つのデジタルBPFと、検出回路139とを備えて構成される放送波検出部13bにおいて、放送波の有無の検出に用いられる。
放送波検出部13bへ出力された中間出力信号S2は、まずADC135によりデジタル化され、中間出力デジタル信号S6として低域BPF136、中域BPF137及び高域BPF138へ出力される。
低域BPF136は、中間出力デジタル信号S6のうち、低周波帯域の所定の周波数幅のみを通過させ、低域検出信号S7として検出回路139へ出力するようになされている。
この所定の周波数幅としては、例えば3放送チャネル分に相当する周波数幅が採られ、従って低域BPF136は、9放送チャネル分に相当する信号成分でなる中間出力デジタル信号S6から低周波帯域側の3放送チャネル分についてを検出回路139へ出力するようになされている。
同様に、中域BPF137及び高域BPF138は、(9放送チャネル分に相当する信号成分でなる)中間出力デジタル信号S6のうち、それぞれ中間周波帯域及び高周波帯域の所定の(例えば3放送チャネル分に相当する)周波数幅のみを通過させ、中域検出信号S8及び高域検出信号S9として検出回路139へ出力するようになされている。
このように、これら3つのデジタルBPFを用いて、中間出力デジタル信号S6を周波数帯域毎に3つに、即ち9放送チャネル分に相当する信号成分を3つに分類して、それぞれ検出回路139へ出力するようになされている。
検出回路139は、入力された低域検出信号S7、中域検出信号S8及び高域検出信号S9の出力信号レベルを元に、それぞれの帯域についての放送波の有無を検出するようになされている。具体的には、出力信号レベルと所定の基準値とを比較することにより、放送チャネルそれぞれの放送波が含まれているかを判断するようになされている。そして、放送波の有無に関する情報(データ)は、OFDM信号受信機1を制御する制御部(図示せず)を介して記憶部(図示せず)に記憶される。又は、検出回路内部に設けられた記憶メモリ140に記憶されるようにしても良い。記憶された放送波の有無に関する情報(データ)は、必要に応じてユーザに報知される。
このように、本実施の形態のOFDM信号受信機1は、IF処理、復調処理及びデコードを行う主系統とは別に設けられた副系統において、中間出力信号S2をデジタル化し、周波数帯域毎に複数に分類し、それぞれの帯域についての放送波の有無を、出力信号レベルを元に検出するようになされている。
これによりOFDM信号受信機1は、主系統における処理とは独立に、また、同期処理等に比べごく簡易な処理のみによって、約9放送チャネル分に相当する周波数帯域に亘って放送波の有無を検出して装置外部へ出力し得るようになされている。
かかる構成のOFDM信号受信機1において、例えば、前記主系統における処理とは独立に検出された放送波の有無に関する情報を前記記憶部から読みだし、表示や音声出力によってユーザに報知することにより、画像表示及び音声出力中の放送チャネル(以下、受信中チャネルと呼ぶ。)が、例えばユーザ操作によって受信中チャネル近傍の放送波の有る(放送中の)所望の放送チャネル(以下、切替先チャネルと呼ぶ。)に切替えられると、即座に切替先チャネルの画像表示及び音声出力が行われる。
即ちOFDM信号受信機1は、主系統における処理とは独立に約9放送チャネル分に亘って放送波の有無を検出しており、同期処理等時間のかかる動作によるまでもなく切替先チャネルの放送波の有無を予め検出しているから、ユーザ操作に応じて即座に同調を開始し、切替先チャネルの画像表示及び音声出力を行い得る。
また、放送されている局は地域によって異なる。従って、各地域毎に放送されている局の使用周波数情報を予めOFDM信号受信機1、又はOFDM信号受信機1を制御する制御部が記憶し、検出された放送波の有無に関する情報から現在ユーザがいる地域を検出する。そして、この検出された地域から放送されている局を把握することができる。
ここに、上記のような受信中チャネル以外の放送チャネルに切替えるユーザ操作としては、例えば受信中チャネルの隣(前や後)で放送中の放送チャネルに切替えるものが挙げられる。地上波デジタル放送受像機やTV受像機の操作パネル(リモコン等)には、この操作のための専用ボタン(「↑」や「↓」)が設けられている場合が多いことからも、一般的に使用頻度の高い操作であるといえる。
本実施の形態のOFDM信号受信機1は、例えば受信中チャネルの1つ後(周波数帯域の高い側)の放送チャネル(以下、次チャネルと呼ぶ。)に切替える操作が行われた場合においても、周波数帯域の高い側にある放送波の有る放送チャネルのうち(即ち放送波の無いものを除いた)受信中チャネルの次の放送チャネル(周波数帯域の最も低い側にあるもの)へ、確実かつ迅速に切替動作を行い得る。
更には、受信中チャネルが切替わった際、受信中チャネルが常に上記の約9放送チャネル中の所定の位置(例えば中央)を保つようにしておくことが可能であるから、次チャネルへ切替える操作を何度も(例えば9放送チャネルを超える程の回数)行うような場合にも、迅速な切替動作を提供し得る。
具体的に図2を示して詳述する。
例えば、BPF123が約9放送チャネル分の周波数帯域B123aを、BPF125がその中央の1放送チャネル分の周波数帯域B125aを、それぞれ切り出すよう制御されているとする。
受信中チャネルを切替先チャネル(次チャネル等)へ切替える操作がなされると、BPF125は周波数帯域B123a中の新たな1放送チャネル分の周波数帯域(周波数帯域B125bとする。)を切り出すよう制御される。
これに続けて、この周波数帯域B125bが帯域中の中央となるような周波数帯域B123bを切り出すよう、制御部がBPF123を制御するようにする。即ちBPF123が切り出す約9放送チャネル分の周波数帯域を周波数帯域B123aから周波数帯域B123bへシフトさせて、周波数帯域B125bが帯域中の中央となるようにする。
このように、BPF123が切り出す約9放送チャネル分の周波数帯域及びBPF125が切り出す1放送チャネル分の周波数帯域を適宜制御することにより、受信中チャネルが常に約9放送チャネル中の所定の位置を保つようにしておくことが可能である。
また、かかる構成のOFDM信号受信機1において、UHF中の全放送チャネルについて放送波の出力有無を調べるオートチャネルサーチ動作を行う場合、OFDM信号受信機1は迅速にこれを行う。
即ち、OFDM信号受信機1は、まずBPF123において約9放送チャネル分の周波数帯を切り出し、約9放送チャネル分の信号を含む中間出力信号S2を放送波検出部13bへ出力する。
次に、OFDM信号受信機1は放送波検出部13bおいて、中間出力信号S2をデジタル化し、周波数帯域毎に複数に分類し、それぞれの帯域についての放送波の有無を検出する。ここに、放送波検出部13bにおける処理は、主系統にあるような同期処理に比べ格段に簡易であるから、9放送チャネル分についての放送波有無の検出(以下、9チャネル検出と呼ぶ。)に要する時間はごく僅かである。
そしてOFDM信号受信機1は、BPF123において切り出す9放送チャネル分の周波数帯を適宜遷移させながら、それぞれについて9チャネル検出を行っていくことにより、UHF中の全放送チャネルについて放送波出力の有無を検出する。この場合、9チャネル検出を6回程度行えばよいから、UHF中の全放送チャネルについて放送波出力の有無を検出するのに要する時間はごく僅かである。
かくして、本実施の形態のOFDM信号受信機1は、受信中チャネルの近傍や隣(前や後)で放送中の放送チャネルに切替える動作やUHF中の全放送チャネルについて放送波の出力有無を調べる動作に費す時間が格段に短縮され、使用者の操作ストレスは格段に低減される。
〔第2の実施の形態〕
図1との対応部分に同一符号を付して示す図3は、本実施の形態におけるOFDM信号受信機2の機能構成を示すブロック図である。
同図に示すようにOFDM信号受信機2は、アンテナ11、チューナ回路部22、復調回路部23及びデコーダ14を備えて構成される。
アンテナ11から受信された電波は、まずチューナ回路部22によって抽出・増幅等が行われ、所望の1放送チャネルの放送波周波数へ同調され、第2中心周波数を有する放送波信号S4として復調回路部23へ出力される。
ここにチューナ回路部22は、受信した電波を増幅等して中間周波信号等を後段へ出力するRF回路部(図示せず。)及び中間周波信号を増幅等して後段へ出力するIF回路部(図示せず。)等を備えて構成される。
因みに、当該RF回路部及びIF回路部としては、第1の実施の形態と同様にRF回路部12a及びIF回路部12b(図1)を用いて構成し、制御部(図示せず。)がBPF123及びBPF125(図1)を適宜制御することで所望の1放送チャネルを選択し得るようにしても良い。
復調回路部23へ出力された放送波信号S4は、第1の実施の形態と同様に、復調処理部13aにおいて、まずADC131によりデジタル化されデジタル信号S5として出力され、直交復調による同期再生及び復調が行われ、誤り訂正処理が施され、抽出されたTSがデコーダ14へ出力される。
そしてデコーダ14は、このTSに復号処理を施してOFDM信号受信機2の外部へ出力する。
本実施の形態におけるOFDM信号受信機2の復調回路部23は、上記の復調処理部13a及びデコーダ14を備えて構成される処理系統(以下、主系統と呼ぶ。)に加え、放送波検出部23bを備えて構成され放送波有無検出等を行う処理系統(以下、副系統と呼ぶ。)を有し、ADC131から出力されるデジタル信号S5を副系統の放送波検出部23bへ出力するようになされている。
この放送波検出部23bは、低域BPF236、中域BPF237及び高域BPF238の3つのデジタルBPFと、検出回路239とを備えて構成される。
低域BPF236、中域BPF237及び高域BPF238は、デジタル信号S5のうち、それぞれ低周波帯域、中間周波帯域及び高周波帯域の所定の周波数幅のみ(例えば、所定数の編成放送波に相当する周波数幅)を通過させ、それぞれ低域検出信号S10、中域検出信号S11及び高域検出信号S12として検出回路239へ出力するようになされている。
検出回路239は、入力された低域検出信号S10、中域検出信号S11及び高域検出信号S12の出力信号レベルを元に、それぞれの帯域についての放送波の有無を検出するようになされている。例えば、出力信号レベルと所定の基準値とを比較することにより、放送チャネルそれぞれの放送波が含まれているか否かを判断することができる。そして、放送波の有無に関する情報(データ)は、OFDM信号受信機1を制御する制御部(図示せず)を介して記憶部(図示せず)に記憶される。又は、検出回路内部に設けられた記憶メモリ240に記憶されるようにしても良い。記憶された放送波の有無に関する情報(データ)は、必要に応じてユーザに報知される。
このように、本実施の形態のOFDM信号受信機2は、IF処理、復調処理及びデコードを行う主系統とは別に設けられた副系統において、デジタル信号S5を周波数帯域毎に複数に分類し、それぞれの帯域についての放送波の有無を、出力信号レベルを元に検出するようになされている。
これによりOFDM信号受信機2は、主系統における処理とは独立に、また、同期処理等に比べごく簡易な処理のみによって、放送波の有無を検出して装置外部へ出力し得るようになされている。
かかる構成のOFDM信号受信機2においても、第1の実施の形態におけるOFDM信号受信機1と同様に、受信中チャネルを他の放送チャネルに切替える場合、ごく簡易な処理のみによって切替先チャネルの放送波の有無を検出し得るから、従来に比し迅速に切替先チャネルの画像表示及び音声出力を行い得る。
また、かかる構成のOFDM信号受信機2において、オートチャネルサーチ動作を行う場合も、第1の実施の形態におけるOFDM信号受信機1と同様に、従来に比し迅速に当該オートチャネルサーチ動作を行い得る。
即ちOFDM信号受信機1は、チューナ回路部22において切り出す1放送チャネル分の周波数帯を適宜遷移させながら放送波有無の検出を行い、当該放送波有無の検出の動作はごく簡易な処理のみによって行われるから、オートチャネルサーチ動作に要する時間は僅かである。
かくして、本実施の形態のOFDM信号受信機2も、第1の実施の形態におけるOFDM信号受信機1と同様に、放送チャネルを切替える動作やUHF中の全放送チャネルについて放送波の出力有無を調べる動作に費す時間が短縮され、使用者の操作ストレスは低減される。
また、このようにすれば、従来同様のアンテナ11、チューナ回路部22及びデコーダ部14と、従来からの設計変更規模の小さい復調回路部23とで構成し得る。
〔第3の実施の形態〕
図1及び図3との対応部分に同一符号を付して示す図4は、本実施の形態におけるOFDM信号受信機3の機能構成を示すブロック図である。
同図に示すようにOFDM信号受信機3は、アンテナ11、チューナ回路部22、復調回路部33、デコーダ14及びチューナ回路部35を備えて構成される。
アンテナ11から受信された電波は、所望の放送波への同調処理、復調処理及びデコードを行う処理系統(以下、主系統と呼ぶ。)と、本実施の形態に特徴的な処理である放送波有無検出等を行う処理系統(以下、副系統と呼ぶ。)とへ出力される。
アンテナ11から受信され主系統へ入力された電波は、第2の実施の形態と同様に、まずチューナ回路部22によって増幅され、所望の1放送チャネルの放送波周波数へ同調され、第2中心周波数を有する放送波信号S4として復調回路部33へ出力される。
復調回路部33へ出力された放送波信号S4は、第1の実施の形態と同様に、復調処理部13aにおいて、まずADC131によりデジタル化され、同期処理回路132及び復調処理回路133を経て直交復調による同期再生及び復調が行われ、誤り訂正処理が施され、抽出されたTSがデコーダ14へ出力される。
そしてデコーダ14は、このTSに復号処理を施してOFDM信号受信機2の外部へ出力する。
一方、アンテナ11から受信され副系統へ出力された電波は、まず、チューナ回路部22と同様に構成されるチューナ回路部35において、1放送チャネルの放送波周波数へ同調され、所定の中心周波数を有する放送波信号S13として復調回路部33の放送波検出部33bへ出力される。
ここに、チューナ回路部35においては、(チューナ回路部22と同様に)その内部に設けられるBPF(図示せず。)を制御部(図示せず。)が適宜制御することにより1放送チャネル分の周波数帯域が切り出されるが、本実施の形態の場合、切り出される1放送チャネル分の周波数帯域をUHF全域中で次々変化させて放送波信号S13を出力するようになされている。
即ち、本実施の形態のチューナ回路部35のBPFは、例えば図5に示すような、UHF中を順次遷移させながら当該1放送チャネル分の周波数帯域を切り出す動作を絶えず(或いは所定時間間隔で定期的に)繰り返すよう制御されている。
放送波信号S13が放送波検出部33bへ出力されると、まずADC131と同様のADC335によってデジタル化され、次に同期処理回路132と同様の同期処理回路336において直交復調による同期再生が行われ、検出信号S14として検出回路339へ出力される。
検出回路339は、検出信号S14の出力信号レベルを元に放送波の有無を検出するようになされている。例えば、出力信号レベルと所定の基準値とを比較することにより、放送チャネルそれぞれの放送波が含まれているか否かを判断することができる。そして、放送波の有無に関する情報(データ)は、OFDM信号受信機1を制御する制御部(図示せず)を介して記憶部(図示せず)に記憶される。又は、検出回路内部に設けられた記憶メモリ340に記憶されるようにしても良い。記憶された放送波の有無に関する情報(データ)は、必要に応じてユーザに報知される。
このように、本実施の形態のOFDM信号受信機3は、主系統とは別に設けられた副系統において、主系統同様の同調処理及び直交復調による同期再生を行い放送波の有無を検出するようになされ、これにより、主系統における処理とは独立に、直交復調による同期再生処理の出力によって放送波の有無を検出して装置外部へ出力し得るようになされている。
かかる構成のOFDM信号受信機3において、受信中チャネルが、例えばユーザ操作によって所望の任意の放送チャネル(以下、切替先チャネルと呼ぶ。)に切替えられると、即座に切替先チャネルの画像表示及び音声出力が行われる。
即ちOFDM信号受信機3は、主系統における処理とは独立に全放送チャネル分に亘って放送波の有無を検出しており、改めて同期処理等を行うまでもなく切替先チャネルの放送波の有無を予め検出しているから、ユーザ操作に応じて即座に同調を開始し、切替先チャネルの画像表示及び音声出力を即座に行い得る。
またこの場合、副系統における放送波有無の検出に係る処理は、直交復調による同期再生までに過ぎないから、従来に比し迅速に動作し得る。
また、かかる構成のOFDM信号受信機3においてオートチャネルサーチ動作を行う場合、OFDM信号受信機3は、主系統における処理とは独立に全放送チャネル分に亘って放送波の有無を検出しているから、改めて処理を行うまでもなく放送波の有無の表示等を即座に行い得る。
因みに、OFDM信号受信機3の副系統における放送波の有無の検出が全く行われていない(例えば電源投入直後の)状況でオートチャネルサーチ動作を行う場合も、副系統における放送波有無の検出に係る処理は、直交復調による同期再生までに過ぎないから、従来に比し迅速に動作し得る。
またこの場合、視聴に係る主系統の処理とは独立に、副系統において放送波有無の検出を行うから、ユーザの視聴を妨げることなくバックグラウンドで、全放送チャネル分に亘るオートチャネルサーチ動作を行い得る。
かくして、本実施の形態のOFDM信号受信機3は、放送チャネルを切替える動作やUHF中の全放送チャネルについて放送波の出力有無を調べる動作に費す時間が短縮され、使用者の操作ストレスは低減される。
また、このようにすれば、主系統同様の直交復調による同期再生処理の出力によって放送波の有無の検出を行うから、OFDM方式の受信特性上の特長を活かした検出を行い得る。即ち、例えば受信電界強度が弱くC/N比の悪い状況であっても、雑音等に影響されない正確な検出信号S14が検出回路339へ出力され、放送波の有無の検出を正確に行い得る。
〔第4の実施の形態〕
図1及び図4との対応部分に同一符号を付して示す図6は、本実施の形態におけるOFDM信号受信機4の機能構成を示すブロック図である。
同図に示すようにOFDM信号受信機4は、アンテナ11、チューナ回路部42、復調回路部33及びデコーダ14を備えて構成される。
チューナ回路部42は更に、第1の実施の形態と同様のRF回路部12a及びIF回路部12bに加え、IF回路部12bと同様に中間周波信号を主に増幅して後段へ出力するIF回路部42cを備えて構成される。
RF回路部12a及びIF回路部12bは、第1の実施の形態と同様に、制御部(図示せず。)がBPF123及びBPF125(図1)を適宜制御することにより所望の1放送チャネルを選択し得るようになされている。
アンテナ11から受信された電波は、まずRF回路部12aを経て第1中心周波数を有する中間出力信号S2に変換され、後段の処理回路、即ち、IF処理、復調処理及びデコードを行う処理系統(以下、主系統と呼ぶ。)と、本実施の形態に特徴的な処理である放送波有無検出等を行う処理系統(以下、副系統と呼ぶ。)とへ出力される。
主系統へ出力された中間出力信号S2は、IF回路部12bを経て第2中心周波数を有する放送波信号S4に変換され復調回路部33の復調処理部13aへ出力される。
復調処理部13aへ出力された放送波信号S4は、第1の実施の形態と同様に、まずADC131によりデジタル化され、同期処理回路132及び復調処理回路133を経て直交復調による同期再生及び復調が行われ、誤り訂正処理が施され、抽出されたTSがデコーダ14へ出力される。
そしてデコーダ14は、このTSに復号処理を施してOFDM信号受信機4の外部へ出力する。
一方、副系統へ出力された中間出力信号S2は、まず、IF回路部42cを経ることにより、所定の中心周波数を有する放送波信号S15として復調回路部33の放送波検出部33bへ出力される。
ここに、IF回路部42cにおいては、(IF回路部12bと同様に)その内部に設けられるBPF(図示せず。)を制御部(図示せず。)が適宜制御することにより、1放送チャネル分の周波数帯域が切り出されるが、本実施の形態の場合、切り出される1放送チャネル分の周波数帯域を次々変化させて放送波信号S15を出力するようになされている。
即ち、本実施の形態のIF回路部42cのBPFは、例えば図7に示すような、(RF回路部12aのBPF123で切り出される)約9放送チャネル分の周波数帯域中を順次遷移させながら当該1放送チャネル分の周波数帯域を切り出す動作を絶えず(或いは所定時間間隔で定期的に)繰り返すよう制御されている。
放送波検出部33bは第3の実施の形態と同様に構成され、放送波信号S15をデジタル化し、直交復調による同期再生を行い、これを検出信号S14として検出回路339へ出力し、検出回路339は検出信号S14の出力信号レベルを元に放送波の有無を検出する。例えば、出力信号レベルと所定の基準値とを比較することにより、放送チャネルそれぞれの放送波が含まれているか否かを判断することができる。そして、放送波の有無に関する情報(データ)は、OFDM信号受信機1を制御する制御部(図示せず)を介して記憶部(図示せず)に記憶される。又は、検出回路内部に設けられた記憶メモリ340に記憶されるようにしても良い。記憶された放送波の有無に関する情報(データ)は、必要に応じてユーザに報知される。
このように、本実施の形態のOFDM信号受信機4も、第3の実施の形態のOFDM信号受信機3と同様に、主系統とは別に設けられた副系統において、主系統同様の同調処理及び直交復調による同期再生を行い放送波の有無を検出するようになされ、これにより、主系統における処理とは独立に、直交復調による同期再生処理の出力によって放送波の有無を検出して装置外部へ出力し得るようになされている。
かかる構成のOFDM信号受信機4では、OFDM信号受信機4は主系統における処理とは独立に約9放送チャネル分に亘って放送波の有無を検出している。従って、受信中チャネルが、例えばユーザ操作によって所望の受信中チャネル近傍の放送チャネル(以下、切替先チャネルと呼ぶ。)に切替えられると、改めて同期処理等を行うまでもなく切替先チャネルの放送波の有無を予め検出しているから、ユーザ操作に応じて即座に同調を開始し、切替先チャネルの画像表示及び音声出力を即座に行い得る。
また、副系統における放送波有無の検出に係る処理は、直交復調による同期再生までに過ぎないから、従来に比し迅速に動作し得る。
また、かかる構成のOFDM信号受信機4においてオートチャネルサーチ動作を行う場合、OFDM信号受信機4は、主系統における処理とは独立に約9放送チャネル分に亘って放送波の有無を検出しているから、改めて処理を行うまでもなく放送波の有無の表示等を即座に行い得る。
かくして、本実施の形態のOFDM信号受信機4は、放送チャネルを切替える動作や受信中チャネル近傍の放送チャネルについて放送波の出力有無を調べる動作に費す時間が短縮され、使用者の操作ストレスは低減される。
また、第3の実施の形態と同様に、放送波の有無の検出を主系統同様の処理で行うから、OFDM方式の受信特性上の特長を活かした検出を行い得、従って放送波の有無の検出をごく正確に行い得る。
〔他の実施の形態〕
なお、上述した第3の実施の形態においては、チューナ回路部35によって切り出される1放送チャネル分の周波数帯域を、制御部が絶えず(或いは所定時間間隔で定期的に)所定の制御を繰り返して与えるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、選局に供する外部信号を入力するようにし、当該外部信号に従って制御部がBPFを制御して1放送チャネル分の周波数帯域を切り出すようにしても良い。
この場合、例えば、受信中チャネルとは別に、次に視聴する予定の放送チャネルを予め設定しておくことが可能なOFDM信号受信機を提供し得る。
また、上述した第4の実施の形態においては、IF回路部42cによって切り出される1放送チャネル分の周波数帯域を、制御部が絶えず(或いは所定時間間隔で定期的に)所定の制御を繰り返して与えるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、選局に供する外部信号を入力するようにし、当該外部信号に従って制御部がBPFを制御して1放送チャネル分の周波数帯域を切り出すようにしても良い。
この場合も、例えば、受信中チャネルとは別に、次に視聴する予定の放送チャネルを予め設定しておくことが可能なOFDM信号受信機を提供し得る。
第1の実施の形態におけるOFDM信号受信機の回路構成を示すブロック図である。 受信中チャネル切替に伴う動作の説明に供する図である。 第2の実施の形態におけるOFDM信号受信機の回路構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態におけるOFDM信号受信機の回路構成を示すブロック図である。 チューナ回路部35の動作の説明に供する図である。 第4の実施の形態におけるOFDM信号受信機の回路構成を示すブロック図である。 IF回路部42cの動作の説明に供する図である。 従来のOFDM信号受信機の回路構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 OFDM信号受信機
12a RF回路部
12b IF回路部
13a 復調処理部
131 ADC
132 同期処理回路
133 復調処理回路
134 誤り訂正処理回路
135 ADC
136 低域BPF
137 中域BPF
138 高域BPF
139 検出回路
2 OFDM信号受信機
22 チューナ回路部
236 低域BPF
237 中域BPF
238 高域BPF
239 検出回路
3 OFDM信号受信機
33b 放送波検出部
35 チューナ回路部
4 OFDM信号受信機
42c IF回路部
S2 中間出力信号
S4 放送波信号
S10 低域検出信号
S11 中域検出信号
S12 高域検出信号
S13 放送波信号
S14 検出信号
S15 放送波信号

Claims (2)

  1. 受信したOFDM信号から複数放送波分の周波数帯域の信号を取り出し、第1の周波数を中心周波数とする中間出力信号に変換して出力するRF処理手段と、
    前記中間出力信号から一の放送波の周波数帯域の信号を取り出し、第2の周波数を中心周波数とする放送波信号に変換して出力するIF処理手段と、
    前記放送波信号を復調して復調信号として出力する復調処理手段と、
    前記中間出力信号をA/D変換した後、複数の帯域に分割して特定帯域信号として出力する帯域分割手段と、
    前記特定帯域信号それぞれについて放送波の有無を検出することにより前記複数放送波分の周波数帯域の全域に亘って放送波の有無を検出し、これを検出結果信号として出力する放送波有無検出手段と、
    を備えることを特徴とするOFDM信号受信装置。
  2. 受信したOFDM信号から複数放送波分の周波数帯域の信号を取り出し、第1の周波数を中心周波数とする中間出力信号に変換して出力するRF処理工程と、
    前記中間出力信号から一の放送波の周波数帯域の信号を取り出し、第2の周波数を中心周波数とする放送波信号に変換して出力するIF処理工程と、
    前記放送波信号を復調して復調信号として出力する復調処理工程と、
    前記中間出力信号をA/D変換した後、複数の帯域に分割して特定帯域信号として出力する帯域分割工程と、
    前記特定帯域信号それぞれについて放送波の有無を検出することにより前記複数放送波分の周波数帯域の全域に亘って放送波の有無を検出し、これを検出結果信号として出力する放送波有無検出工程と、
    を含むことを特徴とするOFDM信号受信方法。
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