JP6375670B2 - 複数チャンネル同時受信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、異なる情報が変調された複数種類の信号を含む受信信号を入力し、選局された信号を復調する複数チャンネル同時受信装置に関する。
世界各国で放送のデジタル化が広く展開されており、家庭用デジタルテレビや車載放送受信機、携帯情報端末をはじめとする様々な受信機での放送受信が一般的となった。このような受信形態の多様化に伴い、テレビ放送やラジオ放送だけでなく、それらの双方の特長を組み合わせた新しい放送サービスの運用が本格化しており、放送のチャンネル数は今後急速に増加すると考えられている。
このような、異なる情報が変調された複数種類の信号を同時に受信して復調を行なうためには、一般的には、受信を希望するチャンネル数と同数のチューナーが必要となるため、回路規模が増加する。
これに対し、アナログフロントエンドにおける周波数変換時に所定の規則を割り当てることで、複数チャンネルの信号を単一チャンネルの信号とみなして受信する方法が考えられている。より具体的には、複数の異なる高周波帯の信号を中間周波帯の信号に変換する際、中間周波帯において複数チャンネルの信号が隣接するように発振周波数を調整するという技術が開示されている(例えば、特許文献1)。これにより、周波数変換された複数の中間周波帯の信号を単一チャンネルの信号とみなすことが可能となり、単一のアナログ−デジタル変換器(AD変換器ともいう)でデジタル信号に変換することできるメリットが得られる。
特開2000−41020号公報(第6−10頁、第1図)
しかしながら、特許文献1のような手法では、局部発振器が2チャンネルで独立しており、局部発振器内に含まれる90度位相シフト器の製造誤差などに伴う位相誤差が個々にある場合に、直交誤差を生じることになり、この直交誤差を補償することはできないという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、90度位相シフト器の位相誤差による直交誤差を抑圧する複数チャンネル同時受信装置を得ることを目的とする。
この発明にかかる複数チャンネル同時受信装置においては、発振信号を生成する複数の局部発振部と、第1の選択信号及び第2の選択信号を制御するスイッチ制御部と、前記第1の選択信号に基づいて、複数の前記発振信号をいずれかの出力に切り替える第1の切替え部と、前記第1の切替え部の出力のそれぞれを入力し、入力された信号の位相を90度シフトした被シフト信号を出力する複数の位相シフト部と、前記第2の選択信号に基づいて、前記複数の位相シフト部が出力するそれぞれの被シフト信号出力をいずれかの出力に切り替える第2の切替え部と、受信信号を入力し、複数の前記発振信号のいずれかと前記第2の切替え部の出力のうち、前記第1の選択信号及び前記第2の選択信号の組合せに基づいて切り替えられた発振信号とを用いてそれぞれベースバンド信号を生成する複数の直交復調部と、それぞれの前記ベースバンド信号を合成する合成部とを備えることを特徴とするものである。
この発明は、局部発振部からの発振信号と位相シフト部による位相を90度シフトさせた信号との組合せを第1の選択信号及び第2の選択信号を制御して直交復調部に供給することを可能にすることで、90度位相シフト器の位相誤差による直交誤差を抑圧することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる複数チャンネル同時受信装置の構成例を示すブロック図である。 発振信号供給部30の組合せと受信品質との関係を示す図である。 実施の形態2にかかる複数チャンネル同時受信装置の構成例を示すブロック図である。 発振信号供給部31の組合せと受信品質との関係を示す図である。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態にかかる複数チャンネル同時受信装置の構成図である。ここでは、説明を簡素化するため受信するチャンネルは2チャンネルとして説明する。
本実施の形態にかかる複数チャンネル同時受信装置は、複数の直交復調部10及び直交復調部11、合成部20、発振信号供給部30、AD変換部40、及びデジタル復調部50を備える。
複数チャンネル同時受信装置は、異なる情報が変調された複数種類の信号を含む受信信号から複数の直交復調部10及び直交復調部11が生成したそれぞれのベースバンド信号を合成部20により合成する。このとき、合成部20に入力するそれぞれのベースバンド信号が異なる帯域になるように設定する。
合成部20にて合成された信号をAD変換部40でデジタル信号に変換し、デジタル復調部50でデジタル復調を行なうことで、それぞれのベースバンド信号からそれぞれのデジタル復調結果を得る。デジタル復調部50は、デジタル信号に対してデジタル復調する対象のベースバンド信号の周波数帯域を抽出する、またはデジタル復調する対象のベースバンド信号の周波数帯域以外を抑圧してデジタル復調を行なうことでそれぞれのベースバンド信号が合成された信号からそれぞれのデジタル復調結果を得ることができる。
複数の直交復調部10及び直交復調部11は、異なる情報が変調された複数種類の信号を含む受信信号を入力し、それぞれの選局されたチャンネルにかかる周波数帯域の信号をベースバンド帯域に周波数変換したベースバンド信号を生成する。この際、入力された受信信号は、高周波のRF(Radio Frequency)帯の信号であり、一旦IF(Intermediate Frequency)帯域(中間周波数帯域ともいう)に周波数変換を行ない、ベースバンド信号に周波数変換を行なう。この周波数変換を行なうための発振信号は発振信号供給部30から供給される。
直交復調部10は、ミキサー101及びミキサー102を用いて入力された受信信号から、選局されたチャンネルの帯域成分を一旦IF帯域に周波数変換を行なう。ミキサー101及びミキサー102は、共に受信信号が入力され、発振信号供給部30からは同じ発振周波数の発振信号を入力する。ただし、ミキサー101に入力される発振信号とミキサー102に入力される発振信号とは位相が90°ずれた直交関係を持つものが入力され、ミキサー101からはIF帯域に周波数変換された第1のIF信号の実部成分が出力され、ミキサー102からはIF帯域に周波数変換された第1のIF信号の虚数部成分が出力される。
ミキサー101及びミキサー102から出力された第1のIF信号は、それぞれ帯域制限フィルター103及び帯域制限フィルター104に入力される。帯域制限フィルター103及び帯域制限フィルター104は、第1のIF信号の不要な周波数成分を除去するために第1のIF信号のIF帯域を含む帯域を通し、それ以外の不要な周波数帯域を抑圧するフィルター特性を有する。
帯域制限フィルター103及び帯域制限フィルター104によって帯域制限された第1のIF信号は、さらにベースバンド帯域に周波数変換を行なう。ミキサー105は、帯域制限された第1のIF信号の実部成分を含む信号が入力され、発振信号供給部30から発振信号を入力する。同様に、ミキサー106は、帯域制限された第1のIF信号の虚数部成分を含む信号が入力され、発振信号供給部30から発振信号を入力する。ただし、ミキサー105に入力される発振信号とミキサー106に入力される発振信号とは位相が90°ずれた直交関係を持つものが入力され、ミキサー105からはベースバンド帯域に周波数変換された第1のベースバンド信号の実部成分が出力され、ミキサー106からはベースバンド帯域に周波数変換された第1のベースバンド信号の虚数部成分が出力される。
ミキサー101及びミキサー102から出力された第1のベースバンド信号を合成部107で合成し、合成した第1のベースバンド信号は、帯域制限フィルター108に入力される。帯域制限フィルター108は、第1のベースバンド信号の不要な周波数成分を除去するために第1のベースバンド信号のベースバンド帯域を含む帯域を通し、それ以外の不要な周波数帯域を抑圧するフィルター特性を有する。
このようにして、直交復調部10は、入力された受信信号から第1のベースバンド信号を生成する。
直交復調部11は、ミキサー111及びミキサー112を用いて入力された受信信号から、選局されたチャンネルの帯域成分を一旦IF帯域に周波数変換を行なう。ミキサー111及びミキサー112は、共に受信信号が入力され、発振信号供給部30からは同じ発振周波数の発振信号を入力する。ただし、ミキサー111に入力される発振信号とミキサー112に入力される発振信号とは位相が90°ずれた直交関係を持つものが入力され、ミキサー111からはIF帯域に周波数変換された第2のIF信号の実部成分が出力され、ミキサー112からはIF帯域に周波数変換された第2のIF信号の虚数部成分が出力される。
ミキサー111及びミキサー112から出力された第2のIF信号は、それぞれ帯域制限フィルター113及び帯域制限フィルター114に入力される。帯域制限フィルター113及び帯域制限フィルター114は、第2のIF信号の不要な周波数成分を除去するために第2のIF信号のIF帯域を含む帯域を通し、それ以外の不要な周波数帯域を抑圧するフィルター特性を有する。
帯域制限フィルター113及び帯域制限フィルター114によって帯域制限された第2のIF信号は、さらにベースバンド帯域に周波数変換を行なう。ミキサー115は、帯域制限された第2のIF信号の実部成分を含む信号が入力され、発振信号供給部30から発振信号を入力する。同様に、ミキサー116は、帯域制限された第2のIF信号の虚数部成分を含む信号が入力され、発振信号供給部30から発振信号を入力する。ただし、ミキサー115に入力される発振信号とミキサー116に入力される発振信号とは位相が90°ずれた直交関係を持つものが入力され、ミキサー115からはベースバンド帯域に周波数変換された第2のベースバンド信号の実部成分が出力され、ミキサー116からはベースバンド帯域に周波数変換された第2のベースバンド信号の虚数部成分が出力される。
ミキサー111及びミキサー112から出力された第2のベースバンド信号を合成部117で合成し、合成した第2のベースバンド信号は、帯域制限フィルター118に入力される。帯域制限フィルター118は、第2のベースバンド信号の不要な周波数成分を除去するために第2のベースバンド信号のベースバンド帯域を含む帯域を通し、それ以外の不要な周波数帯域を抑圧するフィルター特性を有する。
このようにして、直交復調部11は、入力された受信信号から第2のベースバンド信号を生成する。
合成部20は、直交復調部10から生成された第1のベースバンド信号と直交復調部11から生成された第2のベースバンド信号とを合成する。
AD変換部40は、合成部20で合成された信号を入力してデジタル信号に変換する。
デジタル復調部50は、2チャンネル分の信号を分離するデジタルフィルタを有し、AD変換部40からのデジタル信号から第1のベースバンド信号にかかる信号成分と第2のベースバンド信号にかかる信号成分とを分離し、それぞれ1チャンネルずつ別々にデジタル復調を行なう。
次に、発振信号供給部30について詳細に説明する。発振信号供給部30は、4つの局部発振器301、302、303、及び304を有する。直交復調部10において、RF帯域からIF帯域に周波数変換するための第1の発振信号及び第1の発振信号の位相を90°シフトした発振信号(以下、第1の被シフト信号ともいう)と、IF帯域からベースバンド帯域に周波数変換するための第2の発振信号及び第2の発振信号の位相を90°シフトした発振信号(以下、第2の被シフト信号ともいう)とを入力する必要がある。
図1ではミキサー101に局部発振器301の出力信号が接続されているので、図1では第1の発振信号は局部発振器301が生成して出力する。同様に、ミキサー105に局部発振器302の出力信号が接続されているので、図1では第2の発振信号は局部発振器302が生成して出力する。
直交復調部11においても同様に、RF帯域からIF帯域に周波数変換するための第3の発振信号及び第3の発振信号の位相を90°シフトした発振信号(以下、第3の被シフト信号ともいう)と、IF帯域からベースバンド帯域に周波数変換するための第4の発振信号及び第4の発振信号の位相を90°シフトした発振信号(以下、第4の被シフト信号ともいう)とを入力する必要がある。
図1ではミキサー111に局部発振器303の出力信号が接続されているので、図1では第3の発振信号は局部発振器303が生成して出力する。同様に、ミキサー115に局部発振器304の出力信号が接続されているので、図1では第4の発振信号は局部発振器304が生成して出力する。
発振信号供給部30は、4つの局部発振器301、302、303、及び304の出力信号について、4つの90度位相シフト器321、322、323、及び324のいずれかに切り替えて出力する第1の切替え部310を有する。第1の切替え部310は、スイッチ制御部340からの第1の選択信号に基づいて切り替える。ここでは、4つの入力に対して4つの選択結果は排他的に切り替えられるものとする。
90度位相シフト器321、322、323、及び324はそれぞれ入力された発振信号の位相を90°シフトして出力する。
発振信号供給部30は、4つの90度位相シフト器321、322、323、及び324の出力信号について、ミキサー102の入力(第1の被シフト信号)、ミキサー106の入力(第2の被シフト信号)、ミキサー112の入力(第3の被シフト信号)、及びミキサー116の入力(第4の被シフト信号)のいずれかに切り替えて出力する第2の切替え部330を有する。第2の切替え部330は、スイッチ制御部340からの第2の選択信号に基づいて切り替える。ここでは、4つの入力に対して4つの選択結果は排他的に切り替えられるものとする。
スイッチ制御部340は、第1の選択信号及び第2の選択信号を生成し、第1の選択信号を第1の切替え部310へ供給し、第2の選択信号を第2の切替え部330へ供給する。
図2は、スイッチ制御部340が制御する第1の選択信号及び第2の選択信号の組合せと、直交誤差との関係を示す図である。
10側組合せとは、直交復調部10側の組合せであって、102入力はミキサー102の入力(第1の被シフト信号)がどの90度位相シフト器を用いるかを示し、106入力はミキサー106の入力(第2の被シフト信号)がどの90度位相シフト器を用いるかを示す。
11側組合せとは、直交復調部11側の組合せであって、112入力はミキサー112の入力(第3の被シフト信号)がどの90度位相シフト器を用いるかを示し、116入力はミキサー116の入力(第4の被シフト信号)がどの90度位相シフト器を用いるかを示す。
例えば、102入力が321となっているものは、ミキサー102の入力(第1の被シフト信号)として90度位相シフト器321を用いていることを示す。つまり、局部発振器301の出力が90度位相シフト器321に入力され、90度位相シフト器321の出力が第1の被シフト信号としてミキサー102に入力されることを示す。さらに、106入力が90度位相シフト器322である場合は、残りの112入力は90度位相シフト器として323または324となり、112入力が90度位相シフト器323であれば116入力は324となり、112入力が90度位相シフト器324であれば116入力は323となる。
つまり、スイッチ制御部340が制御する第1の選択信号及び第2の選択信号の組合せは12通りとなる。
10側直交誤差とは、ミキサー102の入力(第1の被シフト信号)及びミキサー106の入力(第2の被シフト信号)の組合せに伴う直交誤差である。これは、第1の発振信号と第1の被シフト信号とによる直交誤差と、第2の発振信号と第2の被シフト信号とによる直交誤差とが合わさって直交復調部10でどれだけの直交誤差が生じたかを示す。例えば、102入力が321で106入力が322の場合の直交誤差をDEG10_1として示す。
11側直交誤差とは、ミキサー112の入力(第3の被シフト信号)及びミキサー116の入力(第4の被シフト信号)の組合せに伴う直交誤差である。これは、第3の発振信号と第3の被シフト信号とによる直交誤差と、第4の発振信号と第4の被シフト信号とによる直交誤差とが合わさって直交復調部11でどれだけの直交誤差が生じたかを示す。例えば、112入力が323で116入力が324の場合の直交誤差をDEG11_1として示す。
10側受信品質とは、ミキサー102の入力(第1の被シフト信号)及びミキサー106の入力(第2の被シフト信号)の組合せに伴う受信品質である。例えば、102入力が321で106入力が322の場合の受信品質をERR10_1として示す。
11側受信品質とは、ミキサー112の入力(第3の被シフト信号)及びミキサー116の入力(第4の被シフト信号)の組合せに伴う受信品質である。例えば、112入力が323で116入力が324の場合の受信品質をERR10_1として示す。
ここで、受信品質は、それぞれの選局したチャンネルの受信信号の信号品質を示すものである。例えば、デジタル復調部50からCN比を示す情報、MER(変調誤差比)を示す情報、パケットエラーレートを示す情報、あるいはビットエラーレートを示す情報などを取得したものである。
CN比は、キャリア(Carrier)とノイズ(Noise)との比を表わすものであって、例えば、周波数スペクトルを求めて放送波の該当帯域のレベルとその周辺の帯域のレベルとを比較したものである。このようにして得られたCN比情報を信号品質とすることができる。
MER(変調誤差比)は、デジタル復調した際のコンスタレーションで理想点からどの程度ずれているかを表したものである。例えば、デジタル復調された信号からコンスタレーションパターンの理想点と受信信号点の距離を求め、一定期間平均する、もしくは移動平均することによって求める。このようにして得られたMERは、CN比に比例する値に相当するものとすることができ、信号品質とすることができる。
パケットエラーレートは、伝送された伝送パケットのうち、どれぐらい誤り訂正ができなかったかを示したものである。例えば、受信信号をデジタル変調する際、リードソロモン符号のようなブロック符号が用いられた場合、デジタル復調部の誤り訂正回路で信号を復号したときに訂正したパケット数は求める事が出来るため、パケットエラーレートを求める事が出来る。このようにして得られたパケットエラーレート情報を信号品質とすることができる。
ビットエラーレートは、伝送された伝送ビットのうち、どれぐらい誤りビットがあるかを示したものである。信号変調時に畳み込まれた符号をデジタル復調部の誤り訂正回路でビタビ復号するとき、ビタビ復号方法は尤もらしいデータを選択する方法であるので、誤りを訂正出来たかどうかは定かではない。そこでビタビ復号したデータを正しいものとして再符号化し、再符号したデータをビタビ復号前後のデータと比較する事によって簡易的にビットエラーレートを求める事ができる。このようにして得られたビットエラーレート情報を信号品質とすることができる。
スイッチ制御部340は、第1の選択信号及び第2の選択信号の組合せのうちから、どの組合せの時にそれぞれの受信品質が良好な状況となるかをみて、適当な組合せとなる第1の選択信号及び第2の選択信号の組合せを判断し、その組み合わせとなる第1の選択信号及び第2の選択信号を設定する。
適当な組合せを判断する手順としては、第1の選択信号及び第2の選択信号の組合せの全てについて、1つずつ設定したときのそれぞれの受信品質を取得して組合せに関連付けて記憶し、全ての組合せでのそれぞれの受信品質の取得が終了したら、全ての組合せのうちから適当な組合せを判断する。
このとき、例えば直交復調部10で選局したチャンネルと直交復調部11で選局したチャンネルとで必要な受信品質に差がある場合は、受信品質が良いことが求められるチャンネル側の受信品質が良好なものを優先して組合せの判断をしても良い。例えば、直交復調部10で選局したチャンネルが地上波テレビ放送のようなユーザーの視聴提供に関わるものである場合は、復調データを映像信号にデコードしたときにブロックノイズなど視聴に悪影響が及ぶことのないレベルの受信品質が求められ、直交復調部11で復調した結果は地上波テレビ放送ほど受信品質が求められないものであれば、直交復調部10の受信品質が最も良い組合せを先に選択して、残りの直交復調部11側の組合せのうちから受信品質が最も良い組合せを選択するとしても良い。
このように、局部発振部からの発振信号と位相シフト部による位相を90度シフトさせた信号との組合せを制御して直交復調部に供給することを可能にすることで、90度位相シフト器の位相誤差による直交誤差を抑圧する組合せに制御することができる。
また、第1の選択信号及び第2の選択信号の全ての組合せのうちから適当な組合せを判断する制御について、例えばユーザーが視聴していないときに制御することで、ユーザーの視聴を優先した上で、選局したチャンネルに対する適当な組合せを判断することができる。ユーザーが視聴していないときに、チャンネルサーチのような全ての受信可能なチャンネルについて選局を行ない受信可能なチャンネルでの適当な組合せを判断して記憶しておく。このようにすることで、ユーザーが所望のチャンネルを選局したときに、予めその所望のチャンネルに対して判断していた適当な組合せに設定することができ、より最適な状態で受信することが可能になるという効果を奏する。
実施の形態2.
実施の形態1では、2チャンネルの同時受信装置として、それぞれの直交復調部10及び直交復調部11において、RF帯域からIF帯域に周波数変換を行なうときに用いる発振信号の発振周波数と、IF帯域からベースバンド帯域に周波数変換を行なうときに用いる発振信号の発振周波数とは独立して設定していた。本実施の形態では、IF帯域からベースバンド帯域に周波数変換を行なうときに用いる発振信号の発振周波数を共通化した形態を示す。
図3は、本実施の形態にかかる複数チャンネル同時受信装置の構成図である。ここでは、説明を簡素化するため受信するチャンネルは2チャンネルとして説明する。実施の形態1と同じ符号の構成要素については、実施の形態1で説明した作用と同じである為、説明は省略する。
発振信号供給部31は、3つの局部発振器301、302、及び303を有する。また、第1の切替え部311は、スイッチ制御部341からの第1の選択信号に基づいて切り替える。ここでは、3つの入力に対して3つの選択結果は排他的に切り替えられるものとする。第2の切替え部331は、スイッチ制御部341からの第2の選択信号に基づいて切り替える。ここでは、3つの入力に対して3つの選択結果は排他的に切り替えられるものとする。
本実施の形態では、ミキサー105とミキサー115とが共通して局部発振器302の出力信号が接続されている。また、ミキサー106とミキサー116とが共通した第4の切替え部331の出力と接続されている。つまり、第2の発振信号と第4の発振信号とは同じ信号であることを示す。同様に、第2の被シフト信号と第4の被シフト信号とは同じ信号であることを示す。
図4は、本実施の形態にかかる発振信号供給部31のスイッチ制御部341が制御する第1の選択信号及び第2の選択信号の組合せと、直交誤差との関係を示す図である。図2に示した実施の形態1における第1の選択信号及び第2の選択信号の組合せと、直交誤差との関係を示す図との違いは、ミキサー106への入力とミキサー116への入力が共通していることである。
このように、IF帯域からベースバンド帯域に周波数変換を行なうときに用いる発振信号の発振周波数を共通化することで、局部発振器の数を減らすことができ、切替え部の切替え数を減らすことができるという新たな効果を奏する。
10,11 直交復調部
301,302,303,304 局部発振器
310 第1の切替え部
321,322,323,324 位相シフト器
330 第2の切替え部
340 スイッチ制御部
20 合成部

Claims (7)

  1. 発振信号を生成する複数の局部発振部と、
    第1の選択信号及び第2の選択信号を制御するスイッチ制御部と、
    前記第1の選択信号に基づいて、複数の前記発振信号をいずれかの出力に切り替える第1の切替え部と、
    前記第1の切替え部の出力のそれぞれを入力し、入力された信号の位相を90度シフトした被シフト信号を出力する複数の位相シフト部と、
    前記第2の選択信号に基づいて、前記複数の位相シフト部が出力するそれぞれの被シフト信号出力をいずれかの出力に切り替える第2の切替え部と、
    受信信号を入力し、複数の前記発振信号のいずれかと前記第2の切替え部の出力のうち、前記第1の選択信号及び前記第2の選択信号の組合せに基づいて切り替えられた発振信号とを用いてそれぞれベースバンド信号を生成する複数の直交復調部と、
    それぞれの前記ベースバンド信号を合成する合成部とを備える
    ことを特徴とする複数チャンネル同時受信装置。
  2. 前記合成部で合成された信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、
    前記デジタル信号をデジタル復調し、それぞれの前記ベースバンド信号に関する受信品質を示す受信品質情報を出力するデジタル復調部とを備え、
    前記スイッチ制御部は、前記受信品質情報に基づいて前記第1の選択信号及び前記第2の選択信号を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の複数チャンネル同時受信装置。
  3. 前記複数の直交復調部は、それぞれ高周波数帯域から中間周波数帯域へ周波数変換する第1の周波数変換部と、中間周波数帯域からベースバンド周波数帯域へ周波数変換する第2の周波数変換部とを有し、
    それぞれの前記第2の周波数変換部に入力する前記発振信号及び前記被シフト信号は同じである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の複数チャンネル同時受信装置。
  4. 前記受信品質は、前記受信信号のCN比に基づく情報であって、
    前記デジタル復調部の復調結果から前記CN比を求めるCN比算出部を備え、
    前記スイッチ制御部は、前記第1の選択信号及び前記第2の選択信号の全ての組合せのうち、前記CN比が最適となる組合せを検出し設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の複数チャンネル同時受信装置。
  5. 前記受信品質は、前記受信信号の変調誤差比に基づく情報であって、
    前記デジタル復調部の復調結果から前記変調誤差比を求める変調誤差比算出部を備え、
    前記スイッチ制御部は、前記第1の選択信号及び前記第2の選択信号の全ての組合せのうち、前記変調誤差比が最適となる組合せを検出し設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の複数チャンネル同時受信装置。
  6. 前記受信品質は、前記受信信号のパケットエラーレートに基づく情報であって、
    前記デジタル復調部の復調結果から前記パケットエラーレートを求めるパケットエラーレート算出部を備え、
    前記スイッチ制御部は、前記第1の選択信号及び前記第2の選択信号の全ての組合せのうち、前記パケットエラーレートが最適となる組合せを検出し設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の複数チャンネル同時受信装置。
  7. 前記受信品質は、前記受信信号のビットエラーレートに基づく情報であって、
    前記デジタル復調部の復調結果から前記ビットエラーレートを求めるビットエラーレート算出部を備え、
    前記スイッチ制御部は、前記第1の選択信号及び前記第2の選択信号の全ての組合せのうち、前記ビットエラーレートが最適となる組合せを検出し設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の複数チャンネル同時受信装置。
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