JP6278606B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Description
また、例えば特許文献2に見られるように、V型4気筒エンジンを縦置きした鞍乗型車両も知られている。
また、例えば特許文献3に見られるように、動弁機構を覆うシリンダヘッドカバーを更に覆うオーバーヘッドカバーを備えたエンジンも知られている。
上述した特許文献1の鞍乗型車両によると、上記のようなおそれはなくなると考えられる。
しかし、上述した特許文献1の鞍乗型車両では、特別な膝当て装置(11)を特別な装着手段(12)にてフレーム(10)に装着しなければならないという難点がある。
運転者が跨るようにして座るシート(12)と、
このシート(12)よりも前方にあって、車両を操舵するためのハンドルバー(14)と、
シート(12)の前方、ハンドルバー(14)の後方において、運転者が両脚で挟むことができるニーグリップ部(17n)と、
ニーグリップ部(17n)の下方にあって、車両に推進力を与えるパワーユニット(30)と、
とを備える鞍乗り型車両において、
パワーユニット(30)は、ニーグリップ部(17n)よりも車幅方向外側に張り出している張出し部(32L)(32R)を備え、その張出し部(32L)(32R)の、少なくとも運転者の脚に対向する脚対向部に、ニーグリップ部(17n)よりも車幅方向外側に張り出し、かつ前記パワーユニット(30)の車幅方向最大幅を越えない範囲で、柔軟素材による脚当てパッド(33)を備えていることを特徴とする。
この鞍乗型車両によれば、減速時には、前記脚対向部の脚当てパッド(33)に脚を当接させて体重を支えることができるため、両腕はハンドル操作に専念できる。また、脚当てパッド(33)に当てた脚を使って車体に荷重を与え、旋回のきっかけとすることもでき、車両の操作性が更に向上する。
しかも、脚当てパッド(33)は、パワーユニット(30)における前記張出し部(32L)(32R)に設けられるので、従来技術では必要とされた特別な装着手段が不要となる。
以上のように、この鞍乗型車両によれば、特別な、フレームへの装着手段を要することなく車両の操縦性を向上させることができる
前記パワーユニット(30)はクランク軸(31)が車両前後方向に沿うように搭載されたV型エンジンであり、該パワーユニット(30)のシリンダヘッド部が前記張出し部(32L)(32R)を形成し、該シリンダヘッド部の後部に前記脚当てパッド(33)が設けられている構成とすることができる。
このように構成すると、パワーユニット(30)のシリンダヘッド部を前記張出し部(32L)(32R)として活用できるので、別途張出し部(32L)(32R)を設ける必要がなくなる。
前記脚当てパッド(33)は、グロメット(41)を介してパワーユニット(30)に固定された取付け板(40)に固着されている構成とすることができる。
このように構成すると、パワーユニット(30)からの熱が脚当てパッド(33)に伝わりにくくなるので、取付け板(40)および脚当てパッド(33)を樹脂材料で構成し、軽量化した上で耐久性を増すことができる。また、運転者にとっても快適になる。
前記取付け板(40)はグロメット(41)の弾性によりパワーユニット(30)に固定され、車両の前後方向へ移動させることで着脱される構成とすることができる。
このように構成すると、工具を用いることなく取付け板(40)を着脱することができる。
前記取付け板(40)はシリンダヘッド部後面から前方に延び、点火プラグ穴(57)を上方から覆う構成とすることができる。
このように構成すると、点火プラグやプラグキャップ等への水や泥の直撃を防止できる。
11Fは前輪、11Rは後輪、13は運転者が足を載せるステップアームである。
ニーグリップ部(17n)は、車体フレーム(20)に支持される燃料タンク(またはタンクシェルター)(17)におけるシート(12)側の部位によって構成される。
しかも、脚当てパッド(33)は、パワーユニット(30)における前記張出し部(32L)(32R)に設けられるので、従来技術では必要とされた特別な装着手段が不要となる。
以上のように、この鞍乗型車両(10)によれば、特別な、フレーム(20)への装着手段を要することなく車両(10)の操縦性を向上させることができる
このように構成すると、パワーユニット(30)のシリンダヘッド部を張出し部(32L)(32R)として活用できるので、別途張出し部(32L)(32R)を設ける必要がなくなる。
このように構成すると、パワーユニット(30)からの熱が脚当てパッド(33)に伝わりにくくなるので、取付け板(40)をポリアミド樹脂(商品名ナイロン)等のいわゆるエンジニアリングプラスチックで、脚当てパッド(33)を発泡ウレタン等で構成可能になり、軽量化した上で耐久性を増すことができる。また、運転者にとっても快適になる。
なお、(56)はシリンダヘッドへの固定部である。
すなわち、取付け板(40)はシリンダヘッド部後面から前方に延び、点火プラグ穴(57)を上方から覆っている。
このように構成すると、点火プラグやプラグキャップ等への水や泥の直撃を防止できる。
このように構成すると、工具を用いることなく取付け板(40)を着脱することができる。
Claims (5)
- 運転者が跨るようにして座るシート(12)と、
このシート(12)よりも前方にあって、車両を操舵するためのハンドルバー(14)と、
シート(12)の前方、ハンドルバー(14)の後方において、運転者が両脚で挟むことができるニーグリップ部(17n)と、
ニーグリップ部(17n)の下方にあって、車両に推進力を与えるパワーユニット(30)と、
とを備える鞍乗り型車両において、
パワーユニット(30)は、ニーグリップ部(17n)よりも車幅方向外側に張り出している張出し部(32L)(32R)を備え、その張出し部(32L)(32R)の、少なくとも運転者の脚に対向する脚対向部に、ニーグリップ部(17n)よりも上面視で外側に張り出す、柔軟素材による脚当てパッド(33)を備え、
この脚当てパッド(33)は、車両の幅方向に棒状に突き出すステップアーム(13)や前記ハンドルバー(14)を除く、車両の総幅が増大しないように備わっていることを特徴とする鞍乗型車両。 - 請求項1において、
前記パワーユニット(30)はクランク軸(31)が車両前後方向に沿うように搭載されたV型エンジンであり、該パワーユニット(30)のシリンダヘッド部が前記張出し部(32L)(32R)を形成し、該シリンダヘッド部の後部に前記脚当てパッド(33)が設けられていることを特徴とする鞍乗型車両。 - 請求項1または2において、
前記脚当てパッド(33)は、グロメット(41)を介してパワーユニット(30)に固定された取付け板(40)に固着されていることを特徴とする鞍乗型車両。 - 請求項3において、
前記取付け板(40)はグロメット(41)の弾性によりパワーユニット(30)に固定され、車両の前後方向へ移動させることで着脱されることを特徴とする鞍乗型車両。 - 請求項3または4において、
前記取付け板(40)はシリンダヘッド部後面から前方に延び、点火プラグ穴(57)を上方から覆うことを特徴とする鞍乗型車両。
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JP2013061517A JP6278606B2 (ja) | 2013-03-25 | 2013-03-25 | 鞍乗型車両 |
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