JP2007118639A - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】過剰な保護を必要とせずに、車両カバー外にレギュレータを配置できる鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】前輪と後輪との間に配置される、エンジンのクラッチ部の車幅方向外側を覆うクラッチカバーと、一端で前記後輪を揺動可能に支持するリヤアームであって、他端が、前記クラッチカバーと前記後輪との間で、ピボット軸により、車体の一部の車幅方向外側に回動可能に枢支されるリヤアームと、発電機から電装品に供給される電力を制御するレギュレータであって、前記ピボット軸より車両上方側の、前記クラッチカバーに隣接する位置に配置されるレギュレータと、を備えた鞍乗型車両とする。
【選択図】図2
【解決手段】前輪と後輪との間に配置される、エンジンのクラッチ部の車幅方向外側を覆うクラッチカバーと、一端で前記後輪を揺動可能に支持するリヤアームであって、他端が、前記クラッチカバーと前記後輪との間で、ピボット軸により、車体の一部の車幅方向外側に回動可能に枢支されるリヤアームと、発電機から電装品に供給される電力を制御するレギュレータであって、前記ピボット軸より車両上方側の、前記クラッチカバーに隣接する位置に配置されるレギュレータと、を備えた鞍乗型車両とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、発電機の発電電力を制御するレギュレータを備えた鞍乗型車両に関し、特にレギュレータの配置に関する。
従来、例えば、特許文献1に記載のように、電圧制御用レギュレータを、他の電装品とともに、車体フレーム等を覆うカバーの内部に配置した鞍乗型車両があった。
国際公開第03/004340号パンフレット
しかしながら、上記従来技術においては、例えば、レギュレータの放熱のために、カバー内のレギュレータの周囲に一定のスペースを確保する必要があるため、他の電装品等の配置が制限されることとなっていた。そこで、例えば、レギュレータをカバー外に配置しようとすると、発熱したレギュレータとライダーとの接触を防止する部材を別途設ける等の保護が必須であった。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、過剰な保護を必要とせずに、車両カバー外にレギュレータを配置できる鞍乗型車両を提供することをその目的の一つとする。
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両は、前輪と後輪との間に配置される、エンジンのクラッチ部の車幅方向外側を覆うクラッチカバーと、一端で前記後輪を揺動可能に支持するリヤアームであって、他端が、前記クラッチカバーと前記後輪との間で、ピボット軸により、車体の一部の車幅方向外側に回動可能に枢支されるリヤアームと、発電機から電装品に供給される電力を制御するレギュレータであって、前記ピボット軸より車両上方側の、前記クラッチカバーに隣接する位置に配置されるレギュレータと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、過剰な保護を必要とせずに、車両カバー外にレギュレータを配置できる鞍乗型車両を提供することができる。なお、車両カバー外において、レギュレータは、ライダーが当該レギュレータに接触することを防止するための保護カバーによって覆われてもよいし、当該保護カバーに覆われることなく、露出されていてもよい。また、本発明に係る鞍乗型車両は、例えば、自動二輪車(電動機付き自転車(モータバイク)、スクータを含む)、四輪バギー(全地形型車両)、スノーモービル、2人乃至4人乗り用の四輪バギー(全地形型車両)等を含む。
本発明の一態様では、前記ピボット軸より車両上方側で、車体の車幅方向外側を覆う車両カバーを備え、前記レギュレータは、前記車両カバーの車両下方側に配置されることとしてもよい。本発明によれば、例えば、車体フレームの車幅方向外側に配置された車両カバーの一部によって、レギュレータとライダーとの接触を効果的に防止できるため、過剰な保護を必要とせずに、車両カバー外にレギュレータを配置できる。
また、本発明の一態様では、前記ピボット軸より車両上方側で、前記リヤアームの他端が枢支されている車体の一部よりも車幅方向外側に張り出した部分を有する車体フレームを備え、前記レギュレータは、前記車体フレームの張り出した部分の車両下方側に配置されることとしてもよい。本発明によれば、例えば、車幅方向外側に張り出した車体フレームの一部によって、レギュレータとライダーとの接触を効果的に防止できるため、過剰な保護を必要とせずに、車両カバー外にレギュレータを配置できる。
また、本発明の一態様では、前記ピボット軸より車両上方側で、車両前後方向に延びるリヤフレームを有する車体フレームと、一端が、前記クラッチカバーより車両後方側で、前記リヤフレームに固定されるとともに、前記一端から車両下方側に延びるリヤフートレストブラケットと、をさらに備え、前記レギュレータは、前記リヤフートレストブラケットの車両前方側に配置されることとしてもよい。本発明によれば、例えば、リヤフートレストブラケットによって、レギュレータとライダーとの接触を効果的に防止できるため、過剰な保護を必要とせずに、車両カバー外にレギュレータを配置できる。
また、本発明の一態様では、前記リヤアームの他端が枢支されている前記車体の一部は、車体フレームの一部であって、前記レギュレータは、前記車体フレームの一部に固定されていることとしてもよい。本発明によれば、例えば、車体の奥まった位置にレギュレータを配置できるため、過剰な保護を必要とせずに、車両カバー外にレギュレータを配置できる。
また、本発明の一態様では、前記クラッチカバーに隣接して配置される、前記エンジンを始動させるためのキックアームをさらに備え、前記レギュレータは、前記キックアームの車幅方向内側に配置されることとしてもよい。本発明によれば、例えば、キックアームによって、レギュレータとライダーとの接触を効果的に防止できるため、過剰な保護を必要とせずに、車両カバー外にレギュレータを配置できる。
また、本発明の一態様では、前記レギュレータは、前記レギュレータの放熱を促進するための放熱部を有し、前記放熱部は、車両の車幅方向外側に露出していることとしてもよい。本発明によれば、例えば、レギュレータの放熱を効率よく行うこともできる。
また、本発明の一態様では、前記放熱部は、前記レギュレータの車幅方向外側で略垂直方向に延びるフィンを有することとしてもよい。本発明によれば、例えば、フィンにいったん付着した泥や水滴が当該フィンに残存することを効果的に防止することもできる。
また、本発明の一態様では、前記レギュレータと他の電装品とを電気的に接続するコネクタ部分の車幅方向外側を覆うとともに、当該レギュレータに連結されるカバーをさらに備えることとしてもよい。本発明によれば、例えば、レギュレータのコネクタ部分を効果的に保護することもできる。
以下に、本発明に係る鞍乗型車両の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態においては、本発明に係る鞍乗型車両が自動二輪車として実現される場合を例として説明する。
図1及び図2は、それぞれ本実施形態に係る自動二輪車1(以下、「自動二輪車1」という)の一例についての左側面図及び右側面図である。図3及び図4は、それぞれ図1及び図2に示す自動二輪車1の車体フレーム10の右側面図及び平面図である。図5は、図2に示すA−A線で切断した車体の断面についての説明図である。この図5では、部材間の車幅方向の位置関係を説明するため、各部材の形状は簡略化して示している。なお、本実施形態においては、自動二輪車1の進行方向(図中に示す矢印Fが指す方向)を車両の「前方」といい、車両の左右方向を「車幅方向」という。また、車両上下方向の長さを「高さ」という。
自動二輪車1は、車体の骨格をなす車体フレーム10と、ハンドル101により操向可能な前輪2と、左右一対のリヤアーム5a,5bによって上下に揺動可能に支持される後輪3と、ライダーが着座するシート20と、燃料噴射式のエンジン30と、燃料を収容する燃料タンク40と、発電機(不図示)から電装品(不図示)に供給される電力を制御するレギュレータ7(図2参照)と、を備えている。
車体フレーム10の前端部分は、下方に向けて斜め前方に傾斜しつつ延びるヘッドパイプ11である。このヘッドパイプ11には、上端にハンドル101が連結されたステアリング軸102が回動可能に挿通される。前輪2は、ステアリング軸102の下方に延びる左右一対のフロントフォーク103の下端に回転可能に軸支されている。前輪2の上方には、当該前輪2の上面を覆うフロントフェンダ104が配置されている。
また、車体フレーム10は、前端がヘッドパイプ11に連結されてエンジン30のシリンダ部31の上方まで延びる1本の第一メインフレーム121と、当該第一メインフレーム121の後端から後方に向けて斜め下方に傾斜しつつ前輪2と後輪3との間に延びる左右一対の第二メインフレーム122a,122bと、からなるメインフレーム12を有している。
また、車体フレーム10は、上端が左右一対の第二メインフレーム122a,122bの各々の後端部分に連結されて、当該第二メインフレーム122a,122bの各々の後端部分から下方に延びる左右一対のリヤアームブラケット15a,15bを有している。前後方向に延びて後端部分で後輪3を回転可能に軸支する左右一対のリヤアーム5a,5bは、その各々の前端部分5c,5d(図5参照)が、ピボット軸6によって、それぞれ左右一対のリヤアームブラケット15a,15bの各々の車幅方向外側に回動可能に枢支されている。この結果、左右一対のリヤアーム5a,5bは、その後端部分で後輪3を上下に揺動可能に支持する。後輪3の上方には、当該後輪3の形状に沿って車幅方向及び前後方向に湾曲したリヤフェンダ4が配置されている。
ピボット軸6は、図5に示すように、左リヤアームブラケット15a及び右リヤアームブラケット15bと、左リヤアーム5a及び右リヤアーム5bと、を貫通するよう車幅方向に延びている。このピボット軸6は、その左方側の先端部分6aで、左リヤアーム5aの前端部分5cを左リヤアームブラケット15aの車幅方向外側に枢支するとともに、その右方側の先端部分6bで、右リヤアーム5bの前端部分5dを右リヤアームブラケット15bの車幅方向外側に枢支している。また、このピボット軸6の左先端部分6a及び右先端部分6bは、それぞれクランクケース35の後方及びクラッチカバー36の後方で、左リヤアーム5aの前端部分5c及び右リヤアーム5bの前端部分5dから車幅方向外側に突出している。
また、車体フレーム10は、ピボット軸6及びリヤアーム5より上方側で、第二メインフレーム122a,122bの各々の後端部分から後方に向けて斜め上方に傾斜しつつ延びる左右一対のバックステー13a,13bと、当該バックステー13a,13bより上方で、当該第二メインフレーム122a,122bの途中から後方に向けて斜め上方に傾斜しつつ延びて、シート20を支持する左右一対のシートレール14a,14bと、からなるリヤフレームを有している。バックステー13a,13b及びシートレール14a,14bは、シート20と後輪3との間に延びている。
シート20は、二人のライダーが互いに前後して着座可能なタンデムシートである。このシート20は、その前後方向における中央部分が燃料タンク40の上方に配置され、その後方部分は、後輪3の上方に配置されている。
燃料タンク40は、シート20の下方に配置されている。この燃料タンク40の後方部分は、後輪3のうち、当該後輪3の回転軸3aより前方の部分の上方に配置されている。また、燃料タンク40内には、当該燃料タンク40内の燃料をエンジン30に供給するための燃料ポンプユニット50の一部が配置されている。すなわち、自動二輪車1は、燃料タンク40と燃料ポンプユニット50とを有する燃料タンクアセンブリ200をシート20の下方に備えている。
また、燃料ポンプユニット50は、燃料タンク40内の燃料を当該燃料タンク40外に吐出する吐出部52を有している。この吐出部52は、燃料タンク40上に配置されている。吐出部52から吐出された燃料は、燃料ホース201を介して、エンジン30に供給される。
エンジン30は、前輪2と後輪3との間において、ピボット軸6より前方、且つ第二メインフレーム122の下方に配置されている。このエンジン30は、単気筒4サイクルエンジンであって、ピストンを収容するシリンダ部31と、クランクシャフトを収容するクランク部(不図示)と、クラッチ機構を収納するクラッチ部(不図示)と、を有している。クランク部の車幅方向左側及びクラッチ部の車幅方向右側は、それぞれクランクケース35及びクラッチカバー36によって覆われている。なお、左右一対のリヤアーム5a,5bの各々の前端部分5c,5dは、それぞれクランクケース35と後輪3との間及びクラッチカバー36と後輪3との間で、左右一対のリヤアームブラケット15a,15bの各々に枢支されている。
シリンダ部31は、クランク部から上方に向けて斜め前方に傾斜しつつ延びている。このシリンダ部31には、燃料ポンプユニット50から燃料ホース201を介して送られてきた燃料を当該シリンダ部31内に噴射するインジェクタ32と、エアクリーナ(不図示)から吸入され、当該燃料と混合される空気を供給するスロットルボディ33と、が連結されている。さらに、このシリンダ部31には、車体の右方側面に配置されて後方に延びるマフラー34が、排気管を介して連結されている。
インジェクタ32は電子制御されており、スロットルボディ33のスロットル開度等に応じて、燃料をシリンダ部31内に噴射する。エンジン30は、インジェクタ32から供給された燃料を燃焼させることにより、駆動力を発生させる。この駆動力は、車体の左側面に配置されたチェーン105を介して後輪3に伝達される。この結果、後輪3が回転して、自動二輪車1が走行する。
また、自動二輪車1は、車体のうち、クランクケース35を除く左側面、クラッチカバー36、ピボット軸6、右リヤアーム5bより上方の右側面等を覆う車両カバー100を備えている。車体フレーム10の大部分、エンジン30のシリンダ部31、インジェクタ32、スロットルボディ33、燃料ホース201、燃料タンクアセンブリ200等は、この車両カバー100内に配置されている。
また、自動二輪車1は、左右一対のバックステー13a,13bの各々に固定された左右一対のリヤフートレストブラケット106a,106bを備えている。すなわち、クランクケース35及びクラッチカバー36より後方側、且つピボット軸6及びリヤアーム5a,5bの上方で、左右一対のバックステー13a,13bの各々には左右一対のブラケット部材(不図示)が固定されており、左右一対のリヤフートレストブラケット106a,106bの各々の上端部分は、当該左右一対のブラケット部材の各々に固定されている。この左右一対のリヤフートレストブラケット106a,106bは、上端から下方に向けて斜め後方に傾斜しつつ延びて、各々の下端は左右一対のリヤアーム5a,5bの各々の車幅方向外側に配置されている。
また、自動二輪車1は、車体を傾斜させて支持可能なスタンド(不図示)を車体の左側面に備えている。また、自動二輪車1は、電力供給用の発電機や電気配線等を含む電気系統を主に車体の右方側に備えるとともに、燃料ポンプユニット50や燃料ホース201等を含む燃料供給系統を主に車体の左方側に備えている。
レギュレータ7は、ピボット軸6の上方、且つクラッチカバー36の後方側において、当該クラッチカバー36に隣接した位置に配置されるよう右リヤアームブラケット15bの車幅方向外側に固定されている。図5に示すように、クラッチカバー36の車幅方向外側の面36aは、ピボット軸6の右先端部分6bよりさらに車幅方向外側に位置するよう、車幅方向外側に張り出しており、レギュレータ7は、当該クラッチカバー36の車幅方向外側の面36aよりも、車幅方向内側に位置するよう配置されている。すなわち、このレギュレータ7は、車幅方向において、ピボット軸6の右先端6bと、右リヤアームブラケット15bと、の間に位置するよう配置されている。
また、レギュレータ7は、自動二輪車1の車体右側面のうち、ピボット軸6及びクラッチカバー36より上方部分の車幅方向外側を覆う車両カバー100の車両下方側に配置される(図2参照)。すなわち、このレギュレータ7は、車体右側面のうち、ピボット軸6より上方側、且つ車両カバー100より下方側の、クラッチカバー36の車幅方向外側の面36aより車幅方向内側に窪んだ領域に配置される。
また、レギュレータ7は、右リヤアームブラケット15bの上方で、当該右リヤアームブラケット15bよりも車幅方向外側に張り出しつつ前後方向に延びる右シートレール14bの下方に配置されている(図2参照)。すなわち、このレギュレータ7は、右シートレール14bの下方において、当該右シートレール14bより車幅方向内側に位置するよう配置されている(図4参照)。
また、レギュレータ7は、右リヤフートレストブラケット106bの車両前方側に配置される(図2参照)。すなわち、このレギュレータ7は、車体の右側面のうち、右リヤフートレストブラケット106bより前方、且つクラッチカバー36より後方であって、ピボット軸6及び右リヤアーム5bより上方、且つ車両カバー100より下方の、当該クラッチカバー36の車幅方向外側の面36a(図5参照)より車幅方向内側に奥まった領域に配置されている。
また、自動二輪車1は、車体の右側面のうち、クラッチカバー36に隣接した位置に、エンジン30を始動させるためのキックアーム9を備えている。このキックアーム9は、エンジン30の始動時に運転者が足を載せるペダル部9bと、上端に当該ペダル部9bが連結されるとともに下端が車体の右側面に回動可能に枢支される棒状のアーム部9aと、を有している。アーム部9aは、クラッチカバー36の後方、且つピボット軸6の前方で上下方向に延びている。そして、レギュレータ7は、このアーム部9aの車幅方向内側に配置されている(図2及び図5参照)。なお、ペダル部9bは、上下方向において、右リヤフートレストブラケット106bの上端と略同等の位置に配置されている。
また、レギュレータ7は、その車幅方向外側に、当該レギュレータ7で発生した熱の一部を逃がすための放熱部7aを有している。この放熱部7aは、車体の右側面に視認可能に露出している。すなわち、この放熱部7aは、その車幅方向外側を車両カバー100によって覆われておらず、また、当該放熱部7aとライダーとの接触を防止するための保護カバーによって覆われてもいない。そして、レギュレータ7は、放熱部7aによって空冷式で冷却される。また、この放熱部7aは、図6に示すように、複数の板状のフィン7bを有することとしてもよい。この複数のフィン7bの各々は、略垂直方向に延びている。
また、自動二輪車1は、レギュレータ7の前方側から車両カバー100内に延び出て、当該レギュレータ7と他の電装品(不図示)とを電気的に接続するコネクタ部分(不図示)と、当該コネクタ部分の車幅方向外側を覆うコネクタカバー8と、を備えている。このコネクタカバー8は、レギュレータ7の前端に連結されたゴム製のシート状であって、クラッチカバー36と車両カバー100との間に配置されている。このコネクタカバー8は、レギュレータ7のコネクタ部分を車幅方向外側から包み込むとともに、その一部は、エンジン30を左第二メインフレーム122bに懸架するボルト部材(不図示)に係止されている。
なお、本発明に係る鞍乗型車両は、上述の例に限られない。すなわち、例えば、左右一対のリヤフートレストブラケット106a,106bは、各々の上端が左右一対のバックステー13a,13bに固定されるとともに、各々の下端はピボット軸6の車幅方向両端部分に固定されるものであってもよい。
また、例えば、車体フレーム10のうち、ピボット軸6より車両上方側で、右リヤアーム5bが枢支されているリヤアームブラケット15bよりも車幅方向外側に張り出した部分は、上述のように右シートレール14b全体である場合に限られず、例えば、右シートレール14bの一部又は右バックステー13bの全体又は一部であってもよい。
また、車体フレーム10は、そのリヤフレームとして、バックステー13及びシートレール14を有するものに限られず、例えば、ピボット軸6より車両上方側で車両前後方向に延びる左右一対のリヤフレームを一組だけ有することとしてもよい。この場合、例えば、レギュレータ7は、右リヤアームブラケット5bよりも車幅方向外側に張り出したリヤフレームの全部又は一部の下方に配置される。
また、リヤアーム5a,5bが枢支される車体フレーム10の一部は、左右一対のリヤアームブラケット15a,15bに限られず、例えば、車体フレーム10の他の左右一対のフレーム部分や、上下方向に延びる1つのリヤアームブラケットであってもよい。また、リヤアーム5a,5bが枢支される車体の一部は、車体フレーム10の一部に限られず、例えば、エンジン30の車幅方向外側を覆うカバーの一部であってもよい。すなわち、例えば、リヤアーム5a,5bの前端部分5c,5dは、車幅方向に延びるピボット軸(不図示)によって、クランクケース35又はクラッチカバー36のうち少なくとも一方の一部に枢支される。そして、この場合、レギュレータ7は、例えば、ピボット軸及び右リヤアーム5bより上方側であって、当該右リヤアーム5bが枢支されているクラッチカバー36の後方側における、当該クラッチカバー36の車幅方向外側の面36aより車幅方向内側に奥まった領域に、当該クラッチカバー36に隣接して配置される。なお、この場合、車体フレーム10は、リヤアームブラケット15a,15bを有しないこととしてもよい。
1 自動二輪車、2 前輪、3 後輪、4 リヤフェンダ、5 リヤアーム、6 ピボット軸、7 レギュレータ、8 コネクタカバー、10 車体フレーム、11 ヘッドパイプ、12 メインフレーム、13 バックステー、14 シートレール、15 リヤアームブラケット、20 シート、30 エンジン、31 シリンダ部、32 インジェクタ、33 スロットルボディ、34 マフラー、35 クランクケース、36 クラッチカバー、40 燃料タンク、50 燃料ポンプユニット、100 車両カバー、106 リヤフートレストブラケット、200 燃料タンクアセンブリ、201 燃料ホース。
Claims (9)
- 前輪と後輪との間に配置される、エンジンのクラッチ部の車幅方向外側を覆うクラッチカバーと、
一端で前記後輪を揺動可能に支持するリヤアームであって、他端が、前記クラッチカバーと前記後輪との間で、ピボット軸により、車体の一部の車幅方向外側に回動可能に枢支されるリヤアームと、
発電機から電装品に供給される電力を制御するレギュレータであって、前記ピボット軸より車両上方側の、前記クラッチカバーに隣接する位置に配置されるレギュレータと、を備えた
ことを特徴とする鞍乗型車両。 - 前記ピボット軸より車両上方側で、車体の車幅方向外側を覆う車両カバーを備え、
前記レギュレータは、前記車両カバーの車両下方側に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記ピボット軸より車両上方側で、前記リヤアームの他端が枢支されている車体の一部よりも車幅方向外側に張り出した部分を有する車体フレームを備え、
前記レギュレータは、前記車体フレームの張り出した部分の車両下方側に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記ピボット軸より車両上方側で、車両前後方向に延びるリヤフレームを有する車体フレームと、
一端が、前記クラッチカバーより車両後方側で、前記リヤフレームに固定されるとともに、前記一端から車両下方側に延びるリヤフートレストブラケットと、をさらに備え、
前記レギュレータは、前記リヤフートレストブラケットの車両前方側に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記リヤアームの他端が枢支されている前記車体の一部は、車体フレームの一部であって、
前記レギュレータは、前記車体フレームの一部に固定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記クラッチカバーに隣接して配置される、前記エンジンを始動させるためのキックアームをさらに備え、
前記レギュレータは、前記キックアームの車幅方向内側に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記レギュレータは、前記レギュレータの放熱を促進するための放熱部を有し、
前記放熱部は、車両の車幅方向外側に露出している
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記放熱部は、前記レギュレータの車幅方向外側で略垂直方向に延びるフィンを有する
ことを特徴とする請求項7に記載の鞍乗型車両。 - 前記レギュレータと他の電装品とを電気的に接続するコネクタ部分の車幅方向外側を覆うとともに、当該レギュレータに連結されるカバーをさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009214679A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Suzuki Motor Corp | 自動二輪車のレクチファイア取付構造 |
EP2511164A1 (en) * | 2011-04-15 | 2012-10-17 | Honda Motor Co., Ltd. | Saddle type vehicle |
JP2021165133A (ja) * | 2018-12-25 | 2021-10-14 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
-
2005
- 2005-10-25 JP JP2005309658A patent/JP2007118639A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009214679A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Suzuki Motor Corp | 自動二輪車のレクチファイア取付構造 |
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