JP2004293435A - Ohc型内燃機関の給油構造 - Google Patents

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博篤 乾
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Abstract

【課題】部品点数を削減し組立性の向上を図ったOHC型内燃機関の給油構造を安価に供する。
【解決手段】カムホルダを備えるOHC型内燃機関において、バルブステム10bの上端に潤滑油を供給する給油路38Lがカムホルダ20に一体に突出形成されたOHC型内燃機関の給油構造。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、OHC型内燃機関における給油構造に関し、特にバルブステム周りへの給油構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
カム軸を燃焼室上部のシリンダヘッドに設けたOHC(Over Head Camshaft)型内燃機関においては、内燃機関の運転で駆動するオイルポンプによって圧油が上方のカム軸やバルブステムの動弁系に供給される。
【0003】
従来、バルブステムにはロッカアーム内に形成した油路からバルブステムの上端に潤滑油を導いていたが、ロッカアームは比較的複雑な構造をして揺動する部材であって、この内部に油路を形成することは構造を益々複雑化し、製作コストが高くなるなどの問題があった。
【0004】
そこで、カムシャフトホルダに取り付けた給油ガイドにより潤滑油をバルブステムの上端に導く方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
実公昭62−11294号公報
【0006】
同特許文献1には、カムシャフトホルダに別体の給油ガイドがカムシャフトホルダの2本の取付ボルトにより共締めされる構造が開示されている。
【0007】
カムシャフトホルダの取付ボルトが貫通する取付ボルト孔を潤滑油路とし、同潤滑油路から油溝,給油孔を通って給油ガイド上面に導かれて貯留された潤滑油が給油ガイドに案内されてバルブステムの上端に給油される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の構成では、カムシャフトホルダとは別体の給油ガイドを取付ボルトによりカムシャフトホルダと共締めするので、部品点数が増えるとともに組立性が劣りコスト高となる。
【0009】
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、部品点数を削減し組立性の向上を図ったOHC型内燃機関の給油構造を安価に供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記目的を達成するために、本発明は、カムホルダを備えるOHC型内燃機関において、バルブステムの上端に潤滑油を供給する給油路が前記カムホルダに一体に突出形成されたOHC型内燃機関の給油構造とした。
【0011】
バルブステムの上端に潤滑油を供給する給油路がカムホルダに一体に突出形成されているので、部品点数が削減され、共締め等をする必要がなく信頼性を向上させるとともに組立性に優れ、コストの低減を図ることができる。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のOHC型内燃機関の給油構造において、前記給油路が樋状に形成されていることを特徴とする。
【0013】
給油路を樋状に形成することで、潤滑油を容易にバルブステムの上端に導くことができる。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のOHC型内燃機関の給油構造において、前記給油路の出口に下方へ延出した突起が形成されていることを特徴とする。
【0015】
給油路の出口に下方へ延出した突起を形成することで、潤滑油が突起表面を伝わって潤滑部位に正確に滴下され易くなる。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれかの項記載のOHC型内燃機関の給油構造において、前記給油路には、カム潤滑用の潤滑油の一部が供給されることを特徴とする。
【0017】
カムに潤滑油を供給する油路を利用することで、特別バルブステム潤滑専用の油路を新たに設けることなく、容易に給油路に潤滑油を導くことができる。
【0018】
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4までのいずれかの項記載のOHC型内燃機関の給油構造において、前記内燃機関がカム軸方向に複数のバルブを有し、各バルブにそれぞれ設けられた前記給油路に互いに独立の油路が連結形成されていることを特徴とする。
【0019】
各バルブにそれぞれ設けられた給油路に互いに独立の油路を連結形成することで、内燃機関の姿勢に関係なく潤滑油を各バルブステムに偏りなく給油することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図12に基づき説明する。本実施の形態に係るOHC型の内燃機関1は、自動二輪車に搭載されるクランク軸を車体左右水平方向に指向させた横置きの前後V型2気筒の水冷式内燃機関である。
【0021】
図1を参照して該内燃機関1は、下部がクランクケースとその後方のミッションケースからなるエンジンケース2を構成しており、エンジンケース2の上に側面視でV型にシリンダブロック3,3、シリンダヘッド4,4、シリンダヘッドカバー5,5がそれぞれ順に重ねられて一体に突設されている。
【0022】
各シリンダブロック3のボア内にピストン6が摺動自在に嵌挿され、同ピストン6が対向するシリンダヘッド4の内底の燃焼室7に、シリンダヘッド4に形成された2つの吸気ポート8,8と1つの排気ポート9が開口している。
【0023】
この2つの吸気ポート8,8の開口に開閉自在に弁体10a,10aを臨ませて吸気バルブ10,10が設けられ、1つの排気ポート9の開口に開閉自在に弁体11aを臨ませて排気バルブ11が設けられている。
【0024】
吸気バルブ10および排気バルブ11は、そのバルブステム10b,11bをバルブガイド12,13に摺動自在に支持されてステムエンド10c,11cをシリンダヘッド4の上方に突出させている。
【0025】
ステムエンド10c,11c周りに設けられたバネ受14,15とシリンダヘッド4との間には、それぞれバルブスプリング16,17が介装されて吸気バルブ10および排気バルブ11を閉弁方向に付勢している。
【0026】
前後V型に傾いた各シリンダヘッド4,4の互いの内側に吸気ポート8があり、外側に排気ポート9が位置するので、吸気ポート8の方が排気ポート9より高い位置にあり、よって吸気ポート8を開閉する吸気バルブ10のステムエンド10cの方が排気ポート9を開閉する排気バルブ11のステムエンド11cより上方位置にある。
【0027】
なお前後のシリンダヘッド4,4の互いの内側に向け延びた前後の吸気ポート8,8は、前後のシリンダヘッド4,4間に配設された気化器18に連結されている。
【0028】
シリンダヘッド4の前後方向中央上部にはシリンダヘッド4との間でカムシャフト40を回転自在に挟持するカムホルダ20が取付けられる。
前側のシリンダヘッド4に取り付けられるカムホルダ20について図5ないし図12に基づいて以下説明する。
【0029】
カムホルダ20は、上面視で概ね矩形枠体形状をなし、左右の短尺辺部21L,21Rが上方に膨出して互いに対向しており、前後の長尺辺部22F,22Bが左右の短尺辺部21L,21Rの下方端部を連結していて、4隅すなわち長尺辺部22F,22Bのそれぞれ両端にはボルト挿通孔23L,23R、24L,24Rが上下方向に穿孔されている。
【0030】
左右の短尺辺部21L,21Rの裏面は、左右方向に指向するカムシャフト40を挟む同軸の半円弧面25L,25Rがそれぞれ刳り貫かれるように形成されており、その前後の長尺辺部22F,22Bの裏面がその両端のボルト挿通孔23L,23R、24L,24Rの周りとともにシリンダヘッド4との合わせ面26,27となっている。
【0031】
そして対向する短尺辺部21L,21Rの前後に左右方向に指向した前後一対のロッカアームシャフト41,42をそれぞれ架設支持する円孔28,29が穿設されている。
円孔28,29はボルト挿通孔23L,23R、24L,24Rと直交している。
【0032】
カムホルダ20の後側長尺辺部22Bの中央には仕切部22aが膨出形成され、同仕切部22aにも前記円孔29が同軸に形成されている。
かかるカムホルダ20の後側長尺辺部22Bは、さらに左方に延出部30が延出しており、その端部にボルト取付ボス31が形成されてボルト挿通孔31aが穿孔されており、同延出部30およびボルト取付ボス31の裏面は、前記合わせ面27を構成している。
【0033】
この合わせ面27においてボルト挿通孔29aとその最も近い左後隅のボルト挿通孔24Lとの間を連通する油溝32が形成されている。
また前記カムシャフト40を挟む半円弧面25L,25Rには周方向に油溝33L,33Rが形成され、油溝33L,33Rはそれぞれ後側のボルト挿通孔24L,24Rに連通している。
【0034】
さらにカムホルダ20の左右の短尺辺部21L,21Rの後面上部からは左右一対の突出部35L,35Rが後方へ突出形成されて互いに対向している。
突出部35L,35Rは、側面視で三角形状をしており、上面が下方へ傾斜している。
【0035】
左右の突出部35L,35Rの先端は、若干互いの方向へ屈曲し、その先端屈曲部36L,36Rの互いに対向した先端面に沿って下方へ突起37L,37Rが垂下している。
【0036】
突出部35L,35Rの傾斜した上面には給油路38L,38Rが、基端の短尺辺部21L,21Rの後方上部から先端に延び、先端屈曲部36L,36Rに沿って屈曲してその端面で開口するに至るまで樋状に形成されている。
【0037】
短尺辺部21L,21Rの後部のボルト挿通孔24L,24Rの上側開口端面には、給油路38L,38Rに向けて切欠き39L,39Rが刻設されていてボルト挿通孔24L,24Rと給油路38L,38Rとを連通している。
【0038】
なお図12に示すように左側半円弧面25Lの油溝33Lの途中から斜め上方に穿孔された連通孔33aがボルト挿通孔24Lに貫通して油溝33Lとボルト挿通孔24Lとを連通している。
【0039】
またカムホルダ20の対角位置にあるボルト挿通孔24Lとボルト挿通孔23Rに裏面側から円筒状のノックピン50,50を半分程嵌入しておき(図9,図12の2点鎖線参照)、カムホルダ20をシリンダヘッド4に取り付ける際の位置決めとして使用する。
【0040】
以上のカムホルダ20の前後の円孔28,29にロッカアームシャフト41,42を嵌挿架設し、後側のロッカアームシャフト41には2個の吸気側ロッカアーム43,43が揺動自在に軸支されるようにし、前側のロッカアームシャフト42には1個の排気側ロッカアーム44が揺動自在に軸支される。
【0041】
このように組付けたカムホルダ20が、シリンダヘッド4の上にカムシャフト40を半円弧面25L,25Rに回転自在に挟んで取り付けられる。
その際、ボルト挿通孔24Lとボルト挿通孔23Rに嵌入したノックピン50,50をシリンダヘッド4側のボルト孔に挿入してカムホルダ20の位置きめを行う。
【0042】
カムホルダ20の裏面の合わせ面26,27をシリンダヘッド4の上端合わせ面に合わせ、4隅のボルト挿通孔23L,23R、24L,24Rにフランジ付きボルト45を挿通しシリンダヘッド4に螺合し固着する。
なおフランジ付きボルト45は直交するロッカアームシャフト41,42の貫通孔を貫通し、ノックピン50が嵌着されているところはそのノックピン50を貫通している。
【0043】
またカムホルダ20における延出部30の先端ボルト取付ボス31のボルト挿通孔31aにはシリンダヘッド4をシリンダブロック3とともにエンジンケース2に一体に締結させるスタッドボルト46が貫通しており、その上端ネジ部にフランジ付きナット47を螺合してカムホルダ20を共締めする(図3参照)。
【0044】
カムホルダ20がシリンダヘッド4に取り付けられると、一端をカムシャフト40のカム面に接する吸気側ロッカアーム43,43の他端が吸気バルブ10,10のステムエンド10c,10cに当接し、排気側ロッカアーム44の他端は排気バルブ11のステムエンド11cに当接する。
【0045】
カムシャフト40の端部に設けられたドリブンスプロケット48にタイミングチェーン49がクランク軸との間に架渡され、内燃機関1の駆動によりカムシャフト40が回転し、カムシャフト40の回転により吸気側ロッカアーム43,43および排気側ロッカアーム44が揺動して所定のタイミングで吸気バルブ10,10と排気バルブ11を開閉する。
【0046】
なお往復摺動する各吸気バルブ10,10のステムエンド10c,10cの略上方に、カムホルダ20における突出部35L,35Rの先端屈曲部36L,36Rがそれぞれ位置する。
【0047】
オイルポンプによる動弁系への潤滑について以下説明する。
オイルポンプより圧送されるオイルは、スタッドボルト46が貫通するボルト挿通孔を通って、カムホルダ20のボルト取付ボス31のボルト挿通孔31aから油溝32を伝わり(図3,図6矢印参照)、フランジ付きボルト45が貫通するボルト挿通孔24Lに至る。
【0048】
ボルト挿通孔24Lに至ったオイルは、ノックピン50の外周を巡って連通する半円弧面25Lの油溝33Lに流れてカムシャフト40の軸受を潤滑する(図6矢印参照)。
【0049】
そして図4で矢印で示すように油溝33Lから斜めにボルト挿通孔24Lに貫通する連通孔33aを通ってボルト挿通孔24Lに戻ったオイルが、フランジ付きボルト45の頭部に塞がれたボルト挿通孔24Lを上方へ流れ開口端面の切欠き39Lから流出し、左側突出部35Lの傾斜した上面の樋状の給油路38Lに流れ込む。
【0050】
突出部35Lの傾斜した給油路38Lは、前側シリンダヘッド4の前傾により水平に近い姿勢となっているが、いくらか先端に向かって下方へ傾斜しており、給油路38Lに流れ込んだオイルは、この給油路38Lに案内されて先端屈曲部36Lで曲がって開口(出口)から吐出し開口端面を伝わって突起37Lの下端から左側吸気バルブ10のステムエンド10cの上に滴下する。
【0051】
また、カムシャフト軸受の左側半円弧面25Lの油溝33Lに流れたオイルは、一方でカムシャフト40に径方向に貫通した油孔40bを通ってカムシャフト40の中心軸孔40aに供給される(図3矢印参照)。
【0052】
カムシャフト40の中心軸孔40aに供給されたオイルは、図3に矢印で示すように各カム面に分岐した油孔40cを通ってロッカアーム43,44との摺動面に供給されカムを潤滑するとともに、中心軸孔40aの端部から油孔40dを通ってカムシャフト軸受の右側半円弧面25Rの油溝33Rに至ってカムシャフト40を潤滑する。
【0053】
さらにオイルは油溝33Rに連通する右側ボルト挿通孔24Rに至り、フランジ付きボルト45の頭部に塞がれたボルト挿通孔24Rを上方へ流れ開口端面の切欠き39Rから流出し、右側突出部35Rの傾斜した上面の樋状の給油路38Rに流れ込む。
【0054】
右側突出部35Rの給油路38Rに流れ込んだオイルは、前記左側給油路38Lと同様に給油路38Rに案内されて先端屈曲部36Rで曲がって開口(出口)から吐出し開口端面を伝わって突起37Rの下端から右側吸気バルブ10のステムエンド10cの上に滴下し、バルブステム10bを潤滑する。
【0055】
以上のようにカムホルダ20から一体に突出形成された左右突出部35L,35Rの上面に形成された樋状の給油路38L,38Rに案内されてオイルがそれぞれ左右の吸気バルブ10,10のステムエンド10c,10cの上に供給され、動弁系の最も高い位置にある吸気バルブ10,10のバルブステム10b,10bを十分潤滑することができる。
【0056】
なお排気バルブ11は、そのステムエンド11cは、シリンダの傾きにより吸気バルブ10のステムエンド10cより低い位置にあって、タイミングチェーン49によるオイルの掻き揚げなどによりオイルの供給は十分になされる。
【0057】
バルブステムの上端に潤滑油を供給する給油路38L,38Rが、カムホルダ20に一体に突出形成されているので、部品点数が削減され、共締め等をする必要がなく信頼性を向上させるとともに組立性に優れ、コストの低減を図ることができる。
【0058】
給油路38L,38Rの開口(出口)に下方へ延出した突起37L,37Rを形成しているので、潤滑油が突起37L,37Rの表面を伝わってバルブステム10b,10bに正確に滴下され易い。
【0059】
カムシャフト40の中心軸孔40aからカムに供給されるオイルの一部がバルブステム10b,10bの潤滑に分割供給される構造であるので、特別バルブステム潤滑専用の油路を新たに設けることなくボルト挿通孔24L,24Rを利用してバルブステム10b,10bを潤滑することができる。
【0060】
左右の吸気バルブ10,10のバルブステム10b,10bへのオイルの供給は、互いに独立したボルト挿通孔24L,24R、給油路38L,38Rを通って行われるので、内燃機関1の姿勢に関係なくオイルを各バルブステム10b,10bに偏りなく給油することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る内燃機関の部分断面とした側面図である。
【図2】要部平面図である。
【図3】図2におけるIII−III線に沿って切断した断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線に沿って切断した断面図である。
【図5】カムホルダの平面図である。
【図6】同裏面図である。
【図7】図5におけるVII矢視図である。
【図8】図5におけるVIII−VIII線に沿って切断した断面図である。
【図9】図5におけるIX−IX線に沿って切断した断面図である。
【図10】図5におけるX矢視図である。
【図11】図5におけるXI−XI線に沿って切断した断面図である。
【図12】図5におけるXII−XII線に沿って切断した断面図である。
【符号の説明】
1…内燃機関、2…エンジンケース、3…シリンダブロック、4…シリンダヘッド、5…シリンダヘッドカバー、6…ピストン、7…燃焼室、8…吸気ポート、9…排気ポート、10…吸気バルブ、11…排気バルブ、12…バルブガイド、14…バネ受、16…バルブスプリング、18…気化器、
20…カムホルダ、21L,21R…短尺辺部、22F,22R…長尺辺部、23L,23R,24L,24R…ボルト挿通孔、25L,25R…半円弧面、26,27…合わせ面、28,29…円孔、30…延出部、31…ボルト取付ボス、32…油溝、33L,33R…油溝、35L,35R…突出部、36L,36R…先端屈曲部、37L,37R…突起、38L,38R…給油路、39L,39R…切欠き、
40…カムシャフト、41,42…ロッカアームシャフト、43…吸気側ロッカアーム、44…排気側ロッカアーム、45…フランジ付きボルト、46…スタッドボルト、47…フランジ付きナット、48…ドリブンスプロケット、49…タイミングチェーン、 50…ノックピン。

Claims (5)

  1. カムホルダを備えるOHC型内燃機関において、
    バルブステムの上端に潤滑油を供給する給油路が前記カムホルダに一体に突出形成されたことを特徴とするOHC型内燃機関の給油構造。
  2. 前記給油路が、樋状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のOHC型内燃機関の給油構造。
  3. 前記給油路の出口に下方へ延出した突起が形成されていることを特徴とする請求項1記載のOHC型内燃機関の給油構造。
  4. 前記給油路には、カム潤滑用の潤滑油の一部が供給されることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの項記載のOHC型内燃機関の給油構造。
  5. 前記内燃機関がカム軸方向に複数のバルブを有し、
    各バルブにそれぞれ設けられた前記給油路に互いに独立の油路が連結形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項記載のOHC型内燃機関の給油構造。
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