JP6278189B2 - インクジェット記録方法、インクジェット記録装置および記録物 - Google Patents
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Description
本発明に係るインクジェット記録方法の一態様は、
インク低吸収性または非吸収性の記録媒体の記録面に、ガラス転移温度が50℃未満の第2樹脂粒子を含有し、色材を実質的に含有しない第2クリアインク組成物を吐出して、密着層を形成する密着層形成工程と、
水および色材を含有するインク組成物を吐出して、前記密着層の上に画像を記録する画像記録工程と、
ガラス転移温度が50℃以上の第1樹脂粒子を含有し、色材を実質的に含有しない保護層を前記画像の上に形成する保護層形成工程と、
を含む。
適用例1において、
前記保護層は、さらに、前記第2樹脂粒子を含有することができる。
適用例2において、
前記保護層形成工程は、
前記第1樹脂粒子を含有し、色材を実質的に含有しない第1クリアインク組成物を記録ヘッドから吐出させて、第1保護層を形成する第1保護層形成工程と、
前記第2クリアインク組成物を記録ヘッドから吐出させて、第2保護層を形成する第2保護層形成工程と、
を含み、
前記第1保護層は、前記第2保護層の上に形成されてもよい。
適用例1ないし適用例3のいずれか1例において、
前記画像形成工程は、前記色材として背景用色材を含有する背景用インク組成物、および前記色材としてカラー色材を含有するカラーインク組成物のうち、少なくとも一方を用いて行われてもよい。
適用例1ないし適用例4のいずれか1例において、
前記画像は、前記記録媒体の記録面を平面視した際に、前記密着層の形成された領域内に記録され、かつ、当該領域内において前記密着層の面積よりも小さくなるように記録されてもよい。
適用例5において、
前記保護層は、前記記録媒体の記録面を平面視した際に、前記画像および前記密着層の上面を覆うように形成されてもよい。
適用例1ないし適用例6のいずれか1例において、
前記密着層、前記画像および前記保護層は、標準沸点が280℃以上の水溶性有機溶剤を含有しないインク組成物を用いて形成されてもよい。
適用例1ないし適用例7のいずれか1例において、
前記記録媒体の記録面には、防曇剤、帯電防止剤および酸化防止剤から選択される少なくとも1種が存在してもよい。
適用例1ないし適用例8のいずれか1例において、
前記記録媒体の記録面を構成する材料は、オレフィン系樹脂、エステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂およびアミド系樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂を含んでもよい。
本発明に係る記録物の一態様は、適用例1ないし適用例9のいずれか1例に記載のインクジェット記録方法によって得られたものである。
本発明に係るインクジェット記録装置の一態様は、
適用例1ないし適用例9のいずれか1例に記載のインクジェット記録方法を用いた記録を行う。
本発明の一実施形態に係るインクジェット記録方法は、インク低吸収性または非吸収性の記録媒体の記録面に、ガラス転移温度が50℃未満の第2樹脂粒子を含有し色材を実質的に含有しない第2クリアインク組成物を吐出して密着層を形成する密着層形成工程と、水および色材を含有するインク組成物を吐出して前記密着層の上に画像を記録する画像記録工程と、ガラス転移温度が50℃以上の第1樹脂粒子を含有し色材を実質的に含有しない保護層を前記画像の上に形成する保護層形成工程と、を含むことを特徴とする。これにより、記録媒体の記録面に画像の記録された記録物が得られる。
本実施形態に係るインクジェット記録方法は、密着層形成工程を備える。密着層形成工程は、ガラス転移温度が50℃未満の第2樹脂粒子を含有し、色材を実質的に含有しない第2クリアインク組成物を吐出して、インク低吸収性または非吸収性の記録媒体の記録面に密着層を形成する工程である。すなわち、密着層形成工程は、少なくとも後述する画像が記録される領域に密着層をあらかじめ形成する工程である。なお、本実施形態に係る密着層は、記録媒体の記録面と画像の間に設けられることから、「下地層」という場合がある。
本実施形態に係るインクジェット記録方法は、画像記録工程を備える。画像記録工程とは、水および色材を含有するインク組成物を吐出して、上述した密着層の上に画像を記録する工程である。
本実施形態に係るインクジェット記録方法は、保護層形成工程を備える。保護層形成工程とは、ガラス転移温度が50℃以上の第1樹脂粒子を含有し、色材を実質的に含有しない保護層を前記画像上に形成する工程である。なお、本実施形態に係る保護層は、画像上に設けられることから、「上地層」という場合がある。
本実施形態に係るインクジェット記録方法は、第1加熱工程を備えていてもよい。第1加熱工程は、上述した保護層形成工程の後に行われ、第1樹脂粒子のガラス転移温度以上の温度で記録面を加熱する工程である。
本実施形態に係るインクジェット記録方法は、第1乾燥工程を備えていてもよい。第1乾燥工程は、上述した第1加熱工程の後に行われ、該第1加熱工程における記録面の加熱温度以下で記録面を加熱しつつ送風を行う工程である。これにより、各層に含まれる液媒体(水、有機溶剤等)を蒸発させて、各層を乾燥できる。
本実施形態に係るインクジェット記録方法は、第2乾燥工程を備えていてもよい。第2乾燥工程は、密着層形成工程、画像記録工程および保護層形成工程を実施する際に行われ、第1乾燥工程における記録面の加熱温度未満で記録面を加熱しつつ送風を行う工程である。より詳細には、第2乾燥工程は、上述した第1加熱工程および第1乾燥工程の前に行われる工程であって、各インクの吐出前、吐出中、及び吐出後のうち少なくとも一のタイミングで行うことができる。このように、第2乾燥工程を行うことにより、密着層、画像および保護層をある程度乾燥させることができる。
2.1.クリアインク組成物
本実施形態に係るインクジェット記録方法における密着層形成工程および保護層形成工程は、色材を実質的に含有しないクリアインク組成物を用いて行うことが好ましい。クリアインク組成物は、色材を実質的に含有していないので、無色透明または無色半透明の液体である。このようなクリアインク組成物としては、例えば、第1樹脂粒子を含有し色材を実質的に含有しない第1クリアインク組成物と、第2樹脂粒子を含有し色材を実質的に含有しない第2クリアインク組成物と、が挙げられる。
第1クリアインク組成物は、第1樹脂粒子を含有し、色材を実質的に含有しない。第1クリアインク組成物を保護層の形成に使用する場合には、第1クリアインク組成物は、保護層形成用のクリアインク組成物ということができる。
第1樹脂粒子は、ガラス転移温度(Tg)が50℃以上の樹脂粒子である。第1樹脂粒子は、50℃以上という室温(25℃)よりも十分に高いガラス転移温度を有するため、耐擦性を向上させるという機能を備える。また、第1樹脂粒子は、耐ボイル性を良好にするという機能も備える。
第1クリアインク組成物は、水を含有する。水は、第1クリアインク組成物の主となる媒体であり、乾燥により蒸発飛散する成分である。水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水又は超純水のようなイオン性不純物を極力除去したものであることが好ましい。また、紫外線照射又は過酸化水素添加等により滅菌した水を用いると、インクを長期保存する場合にカビやバクテリアの発生を抑制できるので好適である。
第1クリアインク組成物は、ワックスを含有してもよい。ワックスは、保護層に滑沢を付与する機能を備えるので、保護層の剥がれや擦れ等を低減できる。
第1クリアインク組成物は、有機溶剤を含有してもよい。有機溶剤としては、特に限定されないが、例えばアルキルポリオール類、ピロリドン誘導体、グリコールエーテル類などが挙げられる。これらの有機溶剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
第1クリアインク組成物は、界面活性剤を含有してもよい。界面活性剤は、表面張力を低下させ記録媒体との濡れ性を向上させる機能を備える。界面活性剤の中でも、例えば、アセチレングリコール系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、およびフッ素系界面活性剤を好ましく用いることができる。
第1クリアインク組成物は、必要に応じて、pH調整剤、防腐剤・防かび剤、防錆剤等を含有してもよい。
第2クリアインク組成物は、第2樹脂粒子を含有し、色材を実質的に含有しない。第2クリアインク組成物は、保護層の形成に用いることもできるし、密着層の形成にも用いることができる。第2クリアインク組成物を保護層の形成に使用する場合には、第2クリアインク組成物は、保護層形成用のクリアインク組成物ということができる。また、第2クリアインク組成物を密着層の形成に使用する場合には、第2クリアインク組成物は密着層形成用のクリアインク組成物ということができる。
第2樹脂粒子は、ガラス転移温度(Tg)が50℃未満の樹脂粒子である。第2樹脂粒子は、50℃未満という十分に低いガラス転移温度を有するため、皮膜化しやすく、密着性、耐ボイル性、耐溶剤性を向上させるという機能を備える。
第2クリアインク組成物は、水を含有する。水は、第2クリアインク組成物の主となる媒体であり、乾燥により蒸発飛散する成分である。水の説明については、第1クリアインク組成物と同様であるので、その記載を省略する。
第2クリアインク組成物は、ワックスを含有してもよい。ワックスの効果、具体例、含有量の範囲等については、第1クリアインク組成物で示したものと同様であるので、その説明を省略する。
第2クリアインク組成物は、有機溶剤を含有してもよい。有機溶剤の具体例、効果、含有量の範囲等については、第1クリアインク組成物で示した内容と同様であるので、その説明を省略する。
第2クリアインク組成物は、界面活性剤を含有してもよい。界面活性剤の具体例、効果、含有量の範囲等については、第1クリアインク組成物で示した内容と同様であるので、その説明を省略する。
第2クリアインク組成物は、必要に応じて、pH調整剤、防腐剤・防かび剤、防錆剤等を含有してもよい。これらの成分の具体例等については、第1クリアインク組成物で示したものと同様であるので、その説明を省略する。
保護層形成工程は、第1樹脂粒子および第2樹脂粒子の両方の樹脂粒子を含有する1種類のクリアインク組成物(以下、「その他のクリアインク組成物」ともいう。)を用いて行うことができる。ただし、上述した通り、保護層形成工程では、第1クリアインク組成物および第2クリアインク組成物の2種以上のクリアインク組成物を使用する方が、第1樹脂粒子および第2樹脂粒子の備える機能が良好に発揮される点で好ましい。
本実施形態に係るインクジェット記録方法における画像記録工程では、水および色材を含有するインク組成物を用いる。このようなインク組成物には、例えば、背景用インク組成物と、カラーインク組成物と、を使用できる。以下、各インク組成物に含まれる成分および含まれ得る成分について、詳細に説明する。
背景用インク組成物は、背景用色材および水を含有する。背景用インクとしては、例えば、白色系インク組成物や光輝性インク組成物が挙げられる。
背景用色材としては、例えば、白色系色材や、光輝性顔料などが挙げられる。
背景用インク組成物は、水を含有する。水は、背景用インク組成物の主となる媒体であり、乾燥により蒸発飛散する成分である。水の説明ついては、第1クリアインク組成物と同様であるので、その記載を省略する。
背景用インク組成物は、有機溶剤を含有してもよい。有機溶剤としては、特に限定されないが、例えばアルキルポリオール類、ピロリドン誘導体、グリコールエーテル類などが挙げられる。これらの有機溶剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。なお、各有機溶剤の具体例、効果、含有量の範囲等については、第1クリアインク組成物で示した内容と同様であるので、その説明を省略する。
背景用インク組成物は、界面活性剤を含有してもよい。界面活性剤は、表面張力を低下させ記録媒体との濡れ性を向上させる機能を備える。界面活性剤の中でも、例えば、アセチレングリコール系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、およびフッ素系界面活性剤を好ましく用いることができる。これらの界面活性剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。各界面活性剤の具体例、効果、含有量の範囲等については、第1クリアインク組成物で示した内容と同様であるので、その説明を省略する。
背景用インク組成物は、上述した第1樹脂粒子および第2樹脂粒子の少なくとも一方を含有してもよい。保護層や密着層を設ける程の効果は得られないが、画像の耐擦性および密着性を向上できる。ここで、背景用画像上にカラー画像を記録する場合には、背景用画像の方が記録媒体の表面に近い位置に存在することになる。この場合には、画像と記録媒体の密着を一層向上できるという点から、背景用インク組成物に第2樹脂粒子を含有させることが一層好ましい。
背景用インク組成物は、ワックスを含有してもよい。ワックスの効果、具体例、含有量の範囲等については、第1クリアインク組成物で示したものと同様であるので、その説明を省略する。
背景用インク組成物は、必要に応じて、pH調整剤、防腐剤・防かび剤、防錆剤等を含有してもよい。これらの成分の具体例等については、第1クリアインク組成物で示したものと同様であるので、その説明を省略する。
カラーインク組成物は、カラー色材および水を含有する。
カラーインク組成物は、カラー色材を含有する。カラー色材とは、前述の背景用色材以外の色材のことを指す。カラー色材としては、例えば、染料、顔料等が挙げられる。
色材として顔料を使用する場合には、顔料は、インク組成物に適用するために、顔料が水中で安定的に分散保持できるようにすることが好ましい。その方法としては、水溶性樹脂および/または水分散性樹脂等の樹脂分散剤にて分散させる方法(以下、この方法により処理された顔料を「樹脂分散顔料」ということがある。)、分散剤にて分散させる方法(以下、この方法により処理された顔料を「分散剤分散顔料」ということがある。)、顔料粒子表面に親水性官能基を化学的・物理的に導入し、前記の樹脂あるいは分散剤なしで水中に分散および/または溶解可能とする方法(以下、この方法により処理された顔料を「表面処理顔料」ということがある。)等が挙げられる。
カラーインク組成物は、水を含有する。水は、背景用インク組成物の主となる媒体であり、乾燥により蒸発飛散する成分である。水の説明ついては、第1クリアインク組成物と同様であるので、その記載を省略する。
カラーインク組成物は、有機溶剤を含有してもよい。有機溶剤としては、特に限定されないが、例えばアルキルポリオール類、ピロリドン誘導体、グリコールエーテル類などが挙げられる。これらの有機溶剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。なお、各有機溶剤の具体例、効果、含有量の範囲等については、第1クリアインク組成物で示した内容と同様であるので、その説明を省略する。
カラーインク組成物は、界面活性剤を含有してもよい。界面活性剤は、表面張力を低下させ記録媒体との濡れ性を向上させる機能を備える。界面活性剤の中でも、例えば、アセチレングリコール系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、およびフッ素系界面活性剤を好ましく用いることができる。これらの界面活性剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。各界面活性剤の具体例、効果、含有量の範囲等については、第1クリアインク組成物で示した内容と同様であるので、その説明を省略する。
カラーインク組成物は、背景用インク組成物と同様に、上述した第1樹脂粒子および第2樹脂粒子の少なくとも一方を含有してもよい。保護層や密着層を設ける程の効果は得られないが、画像の耐擦性および密着性を向上できる。特に、背景用画像上にカラー画像を形成する場合には、カラー画像の方が背景用画像と比べて上部に存在することから、外部からの摩擦を受けやすいため、カラーインク組成物に第1樹脂粒子を含有させることが一層好ましい。
カラーインク組成物は、ワックスを含有してもよい。ワックスの効果、具体例、含有量の範囲等については、第1クリアインク組成物で示したものと同様であるので、その説明を省略する。
カラーインク組成物は、必要に応じて、pH調整剤、防腐剤・防かび剤、防錆剤等を含有してもよい。これらの成分の具体例等については、第1クリアインク組成物で示したものと同様であるので、その説明を省略する。
上述した各インク組成物(上記のクリアインク組成物、カラーインク組成物、背景用インク組成物)は、前述した成分を任意な順序で混合し、必要に応じて濾過等をして不純物を除去することにより得られる。各成分の混合方法としては、メカニカルスターラー、マグネチックスターラー等の撹拌装置を備えた容器に順次材料を添加して撹拌混合する方法が好適に用いられる。濾過方法としては、遠心濾過、フィルター濾過等を必要に応じて行なうことができる。
上述した各インク組成物(上記のクリアインク組成物、カラーインク組成物、背景用インク組成物)は、画像品質とインクジェット用インクとしての信頼性とのバランスの観点から、20℃における表面張力が15mN/m以上50mN/mであることが好ましく、20mN/m以上40mN/m以下であることがより好ましい。なお、表面張力の測定は、例えば、自動表面張力計CBVP−Z(商品名、協和界面科学株式会社製)を用いて、20℃の環境下で白金プレートをインク組成物で濡らしたときの表面張力を確認することにより測定することができる。
本実施形態に係るインクジェット記録方法を実施可能なインクジェット記録装置の一例について、図面を参照にしながら説明する。なお、本実施形態に係るインクジェット記録方法に使用できるインクジェット記録装置は、以下の態様に限定されるものではない。
搬送手段10は、例えば、ローラー11によって構成されることができる。搬送手段10は、複数のローラー11を有してもよい。搬送手段10は、図示の例では、記録媒体1の搬送される方向(図中矢印で示した。)において、密着層形成手段20より上流側に設けられているが、これに限定されず、記録媒体1が搬送できる限り、設けられる位置や個数は任意である。搬送手段10は、給紙ロール、給紙トレイ、排紙ロール、排紙トレイ、及び各種のプラテンなどを備えてもよい。
密着層形成手段20は、上述の密着層形成工程を実施するための手段の一例である。密着層形成手段20は、記録媒体1の記録面に対して上述した第2クリアインク組成物を用いて密着層2を記録する。密着層形成手段20は、第2クリアインク組成物を吐出するノズルを備えた記録ヘッド21を備える。
密着層乾燥手段25は、上述した第2乾燥工程を行うための手段の一例であり、記録面に形成される密着層の乾燥のために使用される。密着層乾燥手段25は、図11の例では、密着層乾燥手段25は、密着層形成手段20と対向する位置に設けられているが、これに限定されず、画像の記録前に密着層を乾燥できるのであればいずれの位置に設けてもよい。密着層乾燥手段25の詳細については、第2乾燥工程で述べた通りであるので、その説明を省略する。
画像記録手段120は、上述の画像記録工程を実施するための手段の一例である。画像記録手段120は、記録媒体1の記録面に対して上述したインク組成物を用いて画像を記録する。画像記録手段120は、インク組成物を吐出するノズルを備えた記録ヘッド121を備える。記録ヘッド121の吐出方式は、密着層形成手段20で述べた例と同様であるので、その説明を省略する。
画像乾燥手段125は、上述の第2乾燥工程を実施するための手段の一例であり、画像の乾燥のために使用される。図11の例では、画像乾燥手段125は、画像記録手段120と対向する位置に設けられているが、これに限定されず、保護層の形成前に画像を乾燥できるのであればいずれの位置に設けてもよい。画像乾燥手段125の詳細については、第2乾燥工程で述べた通りであるので、その説明を省略する。
保護層形成手段220は、上述の保護層形成工程を実施するための手段の一例である。保護層形成手段220は、画像に対して上述したクリアインク組成物を用いて保護層を形成する。保護層形成手段220は、クリアインク組成物を吐出するノズルを備えた記録ヘッド221を備える。記録ヘッド221の吐出方式は、密着層形成手段20で述べた例と同様であるので、その説明を省略する。
保護層乾燥手段225は、上述の第2乾燥工程を実施するための手段の一例であり、保護層の乾燥のために使用される。図11の例では、保護層乾燥手段225は、保護層形成手段220と対向する位置に設けられているが、これに限定されず、後述する全体加熱工程の前に保護層を乾燥できるのであればいずれの位置に設けてもよい。保護層乾燥手段225の詳細については、第2乾燥工程で述べた通りであるので、その説明を省略する。
全体加熱手段325は、上述の第1加熱工程を実施するための手段の一例であり、密着層、画像、保護層を加熱するために使用される。全体加熱手段325は、例えば、図11に示すように、保護層形成手段220の下流側に設置することができる。全体加熱手段325の詳細については、上述の第1加熱工程で述べた通りであるので、その説明を省略する。
全体乾燥手段425は、上述の第1乾燥工程を実施するための手段の一例であり、密着層、画像、保護層を乾燥するために使用される。全体乾燥手段425は、例えば、図11に示すように、全体加熱手段325の下流側に設置することができる。全体乾燥手段425の詳細については、上述の第1乾燥工程で述べた通りであるので、その説明を省略する。
本実施形態に係るインクジェット記録方法は、インク低吸収性または非吸収性の記録媒体を用いて行われる。インク低吸収性または非吸収性の記録媒体とは、インク組成物を全く吸収しない、またはほとんど吸収しない性質を有する記録媒体を指す。定量的には、インク非吸収性または低吸収性の記録媒体とは、「ブリストー(Bristow)法において接触開始から30msec1/2までの水吸収量が10mL/m2以下である記録媒体」を指す。このブリストー法は、短時間での液体吸収量の測定方法として最も普及している方法であり、日本紙パルプ技術協会(JAPAN TAPPI)でも採用されている。試験方法の詳細は「JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法2000年版」の規格No.51「紙及び板紙−液体吸収性試験方法−ブリストー法」に述べられている。これに対して、インク吸収性の記録媒体とは、インク非吸収性および低吸収性に該当しない記録媒体のことを示す。
以下、本発明の実施形態を実施例によってさらに具体的に説明するが、本実施形態はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
5.1.1.クリアインク組成物の調製
表1に示す材料組成にて、材料組成の異なる第1クリアインク組成物CL1−1およびCL1−2、第2クリアインク組成物CL2−1〜CL2−3を得た。各クリアインク組成物は、表1に示す材料を容器中に入れ、マグネチックスターラーにて2時間撹拌混合した後、孔径5μmのメンブランフィルターにて濾過してゴミや粗大粒子等の不純物を除去することにより調製した。なお、表1中の数値は、全て質量%を示し、イオン交換水はクリアインク組成物の全質量が100質量%となるように添加した。
<顔料分散液の調製>
実施例および比較例で使用する背景用インク組成物(白色系インク組成物)は、着色剤として水不溶性の顔料(白色系色材)を使用した。また、実施例および比較例で使用するカラーインク組成物は、着色剤として水不溶性の顔料(シアン顔料)を使用した。顔料をインク組成物に添加する際には、あらかじめ該顔料を樹脂分散剤で分散させた樹脂分散顔料を用いた。具体的には、以下のようにして顔料分散液を調製した。
まず、30%アンモニア水溶液(中和剤)1質量部を溶解させたイオン交換水75質量部に、樹脂分散剤としてアクリル酸−アクリル酸エステル共重合体(重量平均分子量:25,000、酸価:180)4質量部を加えて溶解させた。そこに、白色系顔料である酸化チタン(C.I.ピグメントホワイト6)を20質量部加えてジルコニアビーズによるボールミルにて10時間分散処理を行った。その後、遠心分離機による遠心濾過を行って粗大粒子やゴミ等の不純物を除去して、白色系顔料の濃度が20質量%となるように調整し、背景用色材分散液を得た。白色系顔料の粒子径は、平均粒子径で350nmであった。
まず、30%アンモニア水溶液(中和剤)1.5質量部を溶解させたイオン交換水76質量部に、樹脂分散剤としてアクリル酸−アクリル酸エステル共重合体(重量平均分子量:25,000、酸価:180)7.5質量部を加えて溶解させた。そこに、シアン顔料として(C.I.ピグメントブルー15:3)を15質量部加えてジルコニアビーズによるボールミルにて10時間分散処理を行なった。その後、遠心分離機による遠心濾過を行って粗大粒子やゴミ等の不純物を除去し、シアン顔料濃度が15質量%となるように調整して、シアン顔料分散液を得た。その際のシアン顔料の粒子径は、平均粒子径で100nmであった。
上記「顔料分散液の調製」で調製した顔料分散液を用いて、表1に示す材料組成にて背景用インク組成物BG−1〜BG−4と、シアンインク組成物C−1〜C−3と、を得た。各インク組成物は、表1に示す材料を容器中に入れ、マグネチックスターラーにて2時間撹拌混合した後、孔径5μmのメンブランフィルターにて濾過してゴミや粗大粒子等の不純物を除去することにより調製した。なお、表1中の数値は、全て質量%を示し、イオン交換水はインク組成物の全質量が100質量%となるように添加した。なお、表中の括弧内の数字は、樹脂粒子の固形分量を示している。
・酸化チタン(C.I.ピグメントホワイト6)
・シアン顔料(C.I.ピグメントブルー15:3)
・スーパーフレックス740(商品名、第一工業製薬株式会社製、ポリウレタン樹脂エマルジョン、Tg:−34℃、40%分散液)
・ボンディック1940NE(商品名、DIC株式会社製、ポリウレタン樹脂エマルジョン、Tg5℃未満、50%分散液)
・タケラックW−6061(商品名、三井化学株式会社製、ポリウレタン樹脂エマルジョン、Tg:25℃、30%分散液)
・JONCRYL1992(商品名、BASFジャパン株式会社製、スチレン−アクリル酸共重合体エマルジョン、Tg:78℃、43%分散液)
・モビニール972(商品名、日本合成化学工業株式会社製、Tg101℃、50%分散液)
・AQUACER515(商品名、ビックケミー・ジャパン株式会社製、ポリエチレンワックスエマルジョン、融点135℃、35%分散液)
・ノプコートPEM−17(商品名、サンノプコ株式会社製、融点103℃、40%分散液)
・BYK−348(商品名、ビックケミー・ジャパン株式会社製、シリコーン系界面活性剤)
・サーフィノール DF−110D(商品名、Air Products and Chemicals. Inc.社製、アセチレングリコール系界面活性剤)
各評価に使用する記録物は、次のようにして作製した。インクジェットプリンターに上記のようにして得られた各インクを適宜充填して、表2に記載の層構成となるように第1層から順に各層を積層した記録パターンを記録媒体上に記録することにより、実施例および比較例に係る記録物を得た。なお、各層の記録は、それぞれ、横720dpi、縦720dpiの画像解像度で100%dutyの条件で行った。
上記のようにして得られた記録物を20℃〜25℃/40%RH〜60%RH環境の実験室にて5時間放置した後、記録物の記録面(画像の形成部分)に透明粘着テープ(商品名:透明美色、住友スリーエム株式会社製)を貼り付けた。そして、貼り付けたテープを手で剥がして、記録面のインク剥がれやテープへのインク移り状態を確認することにより、テープ剥離性(耐剥離性)に基づいて密着性を評価した。密着性の評価基準は、以下のとおりである。また、その結果を表2に示す。
A:記録面のインク剥がれ・テープへのインク移りが認められなかった
B:記録面のインク剥がれはないが、テープへのインク移りがわずかに認められた
C:記録面のインクが一部剥がれた
D:記録面のインクが全て剥がれた
上記のようにして得られた記録物を20℃〜25℃/40%RH〜60%RH環境の実験室にて5時間放置した後、記録物の記録面(画像の形成部分)を学振型摩擦堅牢度試験機AB−301(商品名、テスター産業株式会社製)を用いて、荷重200g下・綿布にて20回擦ったときの記録面のインク剥がれ状態や綿布へのインク移り状態を確認することにより、耐擦性を評価した。耐擦性の評価基準は、以下のとおりである。またその結果を表2に示す。
A:20回擦ってもインク剥がれ・綿布へのインク移りが認められなかった
B:20回擦った後、記録面の一部がインク剥がれまたは綿布へのインク移りがわずかに認められた
C:20回擦った後、記録面のインク剥がれまたは綿布へのインク移りが認められた
D:20回擦り終わる前に、記録面のインクの剥がれまたは綿布へのインク移りが認められた
上記のようにして得られた記録物を20℃〜25℃/40%RH〜60%RH環境の実験室にて5時間放置した後、記録物の記録面(画像の形成部分)を40質量%エタノール水溶液で浸したベンコット(商品名:BEMCOT M−1、旭化成せんい株式会社製)で5回拭き取り、拭き取った後の画像領域のインク状況およびベンコットへのインク移り状況を目視にて確認することにより、記録物の耐溶剤性を評価した。評価基準は以下の通りである。また、評価結果を表2に示す。
A:画像領域の外観に変動なく、ベンコットにインク付着が認められない
B:画像領域に僅かなムラが認められるが、ベンコットにインク付着が認められない
C:画像領域に明らかなムラが認められ、ベンコットにインク付着が認められる
D:画像領域に多数のムラが認められ、ベンコットにインク付着が大量に認められる
上記のようにして得られた記録物を20℃〜25℃/40%RH〜60%RH環境の実験室にて5時間放置した後、記録物を画像面が重なるようにして75℃温水中(耐ボイル性試験1)、または100℃温水中(耐ボイル性試験2)に投入してその温度を維持したまま1時間放置した。放置後温水から記録物を取り出し、室温になるまで10分間放冷した後、画像の剥がれ状態・貼り付き状態を確認した。評価基準は以下のとおりである。また、その結果を表2に示す。
A:画像の剥がれ・貼り付きが全く認められなかった
B:一部分に画像の剥がれ、あるいは画像の貼り付きがわずかに認められた
C:画像の剥がれ及び貼り付きが認められた
D:画像の剥がれ及び貼り付きが著しく、元の画像の判別がつかなかった
以上の評価結果を表2に示す。
Claims (10)
- インク低吸収性または非吸収性の記録媒体の記録面に、ガラス転移温度が50℃未満の第2樹脂粒子を含有し、色材を実質的に含有しない第2クリアインク組成物を吐出して、密着層を形成する密着層形成工程と、
水および色材を含有するインク組成物を吐出して、前記密着層の上に画像を記録する画像記録工程と、
ガラス転移温度が50℃以上の第1樹脂粒子を含有し、色材を実質的に含有しない保護層を前記画像の上に形成する保護層形成工程と、
を含み、
前記保護層は、さらに、前記第2樹脂粒子を含有する、インクジェット記録方法。 - 請求項1において、
前記保護層形成工程は、
前記第1樹脂粒子を含有し、色材を実質的に含有しない第1クリアインク組成物を記録ヘッドから吐出させて、第1保護層を形成する第1保護層形成工程と、
前記第2クリアインク組成物を記録ヘッドから吐出させて、第2保護層を形成する第2保護層形成工程と、
を含み、
前記第1保護層は、前記第2保護層の上に形成される、インクジェット記録方法。 - 請求項1又は請求項2において、
前記画像形成工程は、前記色材として背景用色材を含有する背景用インク組成物、および前記色材としてカラー色材を含有するカラーインク組成物のうち、少なくとも一方を用いて行われる、インクジェット記録方法。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
前記画像は、前記記録媒体の記録面を平面視した際に、前記密着層の形成された領域内に記録され、かつ、当該領域内において前記密着層の面積よりも小さくなるように記録される、インクジェット記録方法。 - 請求項4において、
前記保護層は、前記記録媒体の記録面を平面視した際に、前記画像の表面および前記密着層の上面を覆うように形成される、インクジェット記録方法。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
前記密着層、前記画像および前記保護層は、標準沸点が280℃以上の水溶性有機溶剤を含有しないインク組成物を用いて形成される、インクジェット記録方法。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
前記記録媒体の記録面には、防曇剤、帯電防止剤および酸化防止剤から選択される少なくとも1種が存在する、インクジェット記録方法。 - 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
前記記録媒体の記録面を構成する材料は、オレフィン系樹脂、エステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂およびアミド系樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂を含む、インクジェット記録方法。 - 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法によって得られた、記録物。
- 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法を用いた記録を行う、インクジェット記録装置。
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