JP6277031B2 - データ受信装置 - Google Patents
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Description
データ転送装置では、送信データDATA_0および送信クロックCLK_0が、データ送信装置が備える送信回路84から、転送レーンを構成する5チャンネルのデータラインData_A_ch, Data_B_ch, Data_C_ch, Data_D_ch, Data_E_chおよび1チャンネルのクロックラインCLK_chを介して、データ受信装置に送信され、その受信回路86から受信データDATA_0'および受信クロックCLK_0'が出力される。
また、クロック間のディレイやスキューを緻密に計算してCTS回路114の設計ができたとしても、突発的なジッターなどに対してマージンを確保することができず、安定性が充分とは言えない構成となっていた。
第i受信回路(iは、1≦i≦nの整数)により受信された第i受信クロックをn逓倍したn逓倍クロック、および、前記n逓倍クロックをn分周したn分周クロックを発生するクロック発生回路と、
前記n逓倍クロックに同期して、前記第1〜第n受信回路によりそれぞれ受信された第1〜第n受信データを処理し、前記n逓倍クロックに同期化された第1〜第n受信データをそれぞれ出力する第1〜第nデータ処理回路と、
前記n逓倍クロックに同期して、前記第1〜第nデータ処理回路により処理された第1〜第n受信データを順次混合して出力するデータ混合回路とを備え、
第iデータ処理回路は、
前記第i受信クロックに同期して、2m通り(mは2以上の整数)のグレイコードを順次出力するグレイコードカウンタと、
前記n逓倍クロックに同期して前記グレイコードを保持し、前記n逓倍クロックに同期化された同期化グレイコードを出力する同期化回路と、
前記n逓倍クロックに同期して、前記同期化グレイコードのデータサイクル長を、前記n逓倍クロックのnサイクル分のデータサイクル長に調整した調整グレイコードを出力するデータサイクル長調整回路と、
前記第i受信クロックに同期して、前記第i受信回路により受信された第i受信データを保持する保持回路と、
2m個のバッファ回路を有し、前記第i受信クロックに同期して、前記保持回路により保持された第i受信データを、前記グレイコードの値に対応するバッファ回路に順次バッファリングするバッファリング回路と、
前記調整グレイコードの値に対応するバッファ回路に保持された第i受信データを順次出力する選択回路を備えることを特徴とするデータ受信装置を提供するものである。
前記第i受信クロックをn逓倍したn逓倍クロックを発生するPLL回路と、
前記n逓倍クロックをn分周したn分周クロックを発生するn分周回路と、
前記n逓倍クロックと前記n分周クロックとの間のスキューをなくして位相を揃え、前記n逓倍クロックおよび前記n分周クロックに同期して動作する回路に供給するクロックツリー合成回路とを備えることが好ましい。
前記シフトレジスタは、n段の第1フリップフロップを直列に接続して構成され、前記n逓倍クロックに同期して、前記第1マルチプレクサの出力信号を順次シフトして、前記n逓倍クロックのnサイクル分の同期化グレイコードを保持し、1段目の前記第1フリップフロップに保持された同期化グレイコードを、前記調整グレイコードとして出力するものであり、
前記第1比較回路は、前記シフトレジスタに保持されたnサイクル分の同期化グレイコードの値を比較するものであり、
前記第1マルチプレクサは、前記第1比較回路による比較の結果、前記シフトレジスタに保持されたnサイクル分の同期化グレイコードの値が等しい場合に、前記同期化回路からの次の同期化グレイコードを出力し、前記シフトレジスタに保持されたnサイクル分の同期化グレイコードの値が異なる場合に、1段目の前記第1フリップフロップからの同期化グレイコードを出力するものであることが好ましい。
前記第2フリップフロップは、前記第i受信クロックに同期して、前記第2マルチプレクサの出力信号を保持するものであり、
前記第2比較回路は、前記グレイコードの値と自分自身に対応するグレイコードの値とを比較するものであり、
前記第2マルチプレクサは、前記第2比較回路による比較の結果、前記グレイコードの値が前記自分自身に対応するグレイコードの値である場合に、前記第iデータ処理回路の保持回路からの第i受信データを出力し、前記グレイコードの値が前記自分自身に対応するグレイコードの値ではない場合に、前記第2フリップフロップの出力信号を出力するものであることが好ましい。
前記n逓倍クロックに同期して、0〜(n−1)までのカウント値を繰り返し出力するカウンタと、
前記カウンタのカウント値に応じて、前記第1〜第nデータ処理回路により処理された第1〜第n受信データを順次出力する第3マルチプレクサと、
前記n逓倍クロックに同期して、前記第3マルチプレクサの出力信号を保持して出力する第3フリップフロップとを備えることが好ましい。
また、2系統以上の転送レーンを介して送信されてくる受信クロック間のスキュー、ディレイ調整を必要とせず、かつ、突発的なジッター等に対するマージンが増加させることができるため、データ受信装置を安定的に動作させることができる。
一方、奇数側の受信回路14には、データ送信装置から転送レーン1を介して送信されてくる奇数側の送信データDATA_1および奇数側の送信クロックCLK_1が入力され、奇数側のデータ処理回路20には、奇数側の受信回路14から奇数側の受信データDATA_1'および奇数側の受信クロックCLK_1'が入力される。
クロック発生回路16では、PLL回路38により、偶数側の受信クロックCLK_0'を2逓倍した2逓倍クロックCLKが発生され、2分周回路40により、2逓倍クロックCLKを2分周した2分周クロックCLK_HFが発生される。そして、CTS回路42により、2逓倍クロックCLKと2分周クロックCLK_HFとの間のスキューをなくして位相が揃えられ、これらに同期して動作する回路に供給される。
グレイコードカウンタ24、同期化回路26およびデータサイクル長調整回路28は、バッファリング回路32の動作を制御する制御回路である。
2段のFF44,46のクロック入力端子には2逓倍クロックCLKが入力され、1段目のFF44のデータ入力端子Dには、グレイコードカウンタ24からグレイコードが入力される。
このように、グレイコードを2段以上のFFにより連続的にシフトすることにより、偶数側の受信クロックCLK_0'に同期したグレイコードを2逓倍クロックCLKに同期化させることができる。
ただし、同期化回路26によりグレイコードを2逓倍クロックCLKに同期化した時のタイミングによっては、同期化グレイコードのデータサイクル長が、2逓倍クロックCLKの1サイクル分となる場合がある。
シフトレジスタ52を構成する2段のFF48,50のクロック入力端子には2逓倍クロックCLKが入力され、1段目のFF48のデータ入力端子Dにはマルチプレクサ56の出力信号が入力される。
比較回路54には、FF48,50のデータ出力端子Qからの出力信号が入力される。
マルチプレクサ56の入力端子T(True:真)には、同期化回路26のFF46のデータ出力端子Qからの出力信号が入力され、入力端子F(False:偽)には、1段目のFF48のデータ出力端子Qからの出力信号が入力され、選択入力端子には、比較回路54の出力信号(比較結果)が入力される。
続いて、シフトレジスタ52により、次の2逓倍クロックCLKに同期して、マルチプレクサ56の出力信号、つまり、1サイクル前に1段目のFF48に保持されていた同期化グレイコードがシフトされ、1段目のFF48に再度保持される。また、2段目のFF50には、1サイクル前に1段目のFF48に保持されていた同期化グレイコードがシフトされて保持される。
これにより、1段目のFF48から同じ値の同期化グレイコードが2サイクル連続して出力される。つまり、1段目のFF48から同じ値の調整グレイコードが2サイクル連続して出力される。このように、同期化回路26により同期化グレイコードのデータサイクル長が1サイクル分となった場合でも、データサイクル長調整回路28により同期化グレイコードのデータサイクル長を2サイクル分のデータサイクル長に調整することができる。
続いて、シフトレジスタ52により、次の2逓倍クロックCLKに同期して、マルチプレクサ56の出力信号、つまり、次の同期化グレイコードがシフトされ、1段目のFF48に保持され、調整グレイコードとして出力される。同様に、2段目のFF50には、1サイクル前に1段目のFF48に保持されていた同期化グレイコードがシフトされて保持される。これ以後は、前述の動作が繰り返される。
FF58のクロック入力端子には偶数側の受信クロックCLK_0'が入力され、データ入力端子Dには、偶数側の受信回路12から偶数側の受信データDATA_0'が入力される。
偶数側の受信データDATA_0'は、偶数側の受信クロックCLK_0'に同期して、FF58に保持される。
これにより、偶数側の受信データDATA_0'は、偶数側の受信クロックCLK_0'に同期化される。
バッファリング回路32は、転送レーン0を介して送信されてくる2以上の受信データDATA_0'をバッファリングして、各々の受信データのタイミングウィンドウを拡大させるための緩衝用バッファである。
例えば、バッファ回路60aは、マルチプレクサ62と、比較回路64と、FF66とを備えている。
FF66のクロック入力端子には偶数側の受信クロックCLK_0'が入力され、データ入力端子Dには、マルチプレクサ62の出力信号が入力される。
比較回路64には、グレイコードカウンタ24からグレイコードが入力される。
マルチプレクサ62の入力端子Tには、保持回路30のFF58のデータ出力端子Qからの出力信号が入力され、入力端子Fには、FF66のデータ出力端子Qからの出力信号が入力され、選択入力端子には、比較回路64からの出力信号(比較結果)が入力される。
その結果、マルチプレクサ62からは、グレイコードの値が00である場合(T)に、保持回路30からの偶数側の受信データDATA_0'が出力され、グレイコードの値が00ではない場合に、FF66からの出力信号が出力される。
そして、マルチプレクサ62の出力信号は、偶数側の受信クロックCLK_0'に同期して、FF66に保持される。
これにより、バッファ回路60aには、グレイコードの値が00である場合に、偶数側の受信データDATA_0'が保持され、グレイコードの値が00ではない場合に、既に保持されている偶数側の受信データDATA_0'が保持(維持)される。
従って、バッファリング回路32では、偶数側の受信データDATA_0'が、偶数側の受信クロックCLK_0'に同期して、グレイコードの値00,01,11,10に応じて、その値に各々対応するバッファ回路60a、60b、60c、60dに順次バッファリングされる。その結果、受信データのタイミングウィンドウは、図7に示すように4倍に拡大される。
マルチプレクサ68の入力端子00,01,11,10には、それぞれ、バッファリング回路32の、グレイコードの値00,01,11,10に対応する4つのバッファ回路60a、60b、60c、60dの出力信号が入力され、選択入力端子には、データサイクル長調整回路28から調整グレイコードが入力される。
FF70,72,74のクロック入力端子には2分周クロックCLK_HFが入力され、1段目のFF70のデータ入力端子Dには、選択回路34から出力される偶数側の受信データが入力される。
マルチプレクサの入力端子0,1,2には、それぞれ、FF70,72,74のデータ出力端子Qからの出力信号が入力され、選択入力端子には、偶数側の遅延設定信号POS_SET0が入力される。
そして、マルチプレクサ76からは、偶数側の遅延設定信号POS_SET0の値が0,1,2の場合に、それぞれ、FF70,72,74の出力信号、つまり、選択回路34からの偶数側の受信データが、2分周クロックCLK_HFの1サイクル分、2サイクル分、3サイクル分遅延された偶数側の受信データが出力される。
0/1カウンタ78には2逓倍クロックCLKが入力される。
マルチプレクサ80の入力端子0,1には、それぞれ、偶数側および奇数側のデータ処理回路18,20の遅延調整回路36により遅延が調整された偶数側および奇数側の受信データが入力され、選択入力端子には、0/1カウンタ78の出力信号が入力される。
FF82のクロック入力端子には2逓倍クロックCLKが入力され、データ入力端子Dには、マルチプレクサ80の出力信号が入力される。
マルチプレクサ80からは、0/1カウンタ78のカウント値が0の場合に、偶数側のデータ処理回路18により処理された偶数側の受信データが出力され、0/1カウンタ78のカウント値が1の場合に、奇数側のデータ処理回路20により処理された奇数側の受信データが出力される。
そして、FF82により、マルチプレクサ80の出力信号が、2逓倍クロックCLKに同期して保持されて出力される。
これにより、偶数側および奇数側のデータ処理回路18,20により処理された偶数側および奇数側の受信データが交互に混合されて出力される。
グレイコードカウンタ24から出力されたグレイコードは、偶数側の同期化回路26により、2逓倍クロックCLKに同期化され、同期化グレイコードが出力される。
続いて、データサイクル長調整回路28により、2逓倍クロックCLKに同期して、同期化グレイコードのデータサイクル長が、2逓倍クロックCLKの2サイクル分のデータサイクル長に調整され、調整グレイコードが出力される。
保持回路30により保持された偶数側の受信データは、偶数側の受信クロックCLK_0'に同期して、グレイコードの値00,01,11,10に応じて、その値に各々対応する、バッファリング回路32のバッファ回路60a、60b、60c,60dに順次バッファリングされ、図7に示すように、タイミングウィンドウが4倍に拡大される。
クロック発生回路において、PLL回路は、第i受信クロックに同期して、第i受信クロックをn逓倍したn逓倍クロックを発生する。
n分周回路は、n逓倍クロックをn分周したn分周クロックを発生する。
クロックツリー合成回路は、n逓倍クロックおよびn分周クロックのスキューをなくして位相を揃え、n逓倍クロックおよびn分周クロックに同期して動作する回路に供給する。
クロック選択回路は、選択信号に応じて、第1〜第n受信クロックの中の1つを第i受信クロックとして選択する。
第iデータ処理回路において、グレイコードカウンタは、第i受信クロックに同期して、2m通り(mは2以上の整数)のグレイコードを順次出力する。
同期化回路は、n逓倍クロックに同期してグレイコードを保持し、n逓倍クロックに同期化された同期化グレイコードを出力する。
データサイクル長調整回路は、n逓倍クロックに同期して、同期化グレイコードのデータサイクル長を、n逓倍クロックのnサイクル分のデータサイクル長に調整した調整グレイコードを出力する。
保持回路は、第i受信クロックに同期して、第i受信回路により受信された第i受信データを保持する。
バッファリング回路は、2m個のバッファ回路を有し、第i受信回路により受信された第i受信クロックに同期して、保持回路により保持された第i受信データを、グレイコードの値に応じて、グレイコードの値に対応するバッファ回路に順次バッファリングする。
選択回路は、2m個のバッファ回路にバッファリングされた第i受信データの中から、調整グレイコードの値に対応するバッファ回路に保持された第i受信データを順次出力する。
遅延調整回路は、n分周クロックに同期して、選択回路からの第i受信データを、第i遅延設定信号の値に応じた、n分周クロックのサイクル数分だけ遅延する。
データサイクル長調整回路において、シフトレジスタは、n段の第1フリップフロップを直列に接続して構成され、n逓倍クロックに同期して、第1マルチプレクサの出力信号を順次シフトして、n逓倍クロックのnサイクル分の同期化グレイコードを保持し、1段目の第1フリップフロップに保持された同期化グレイコードを、調整グレイコードとして出力する。
第1比較回路は、シフトレジスタに保持されたnサイクル分の同期化グレイコードの値を比較する。
第1マルチプレクサは、第1比較回路による比較の結果、シフトレジスタに保持されたnサイクル分の同期化グレイコードの値が等しい場合に、同期化回路からの次の同期化グレイコードを出力し、シフトレジスタに保持されたnサイクル分の同期化グレイコードの値が異なる場合に、シフトレジスタの1段目の第1フリップフロップからの同期化グレイコードを出力する。
第jバッファ回路において、第2フリップフロップは、第i受信クロックに同期して、第2マルチプレクサの出力信号を保持する。
第2比較回路は、グレイコードの値と自分自身に対応するグレイコードの値とを比較する。
第2マルチプレクサは、第2比較回路による比較の結果、グレイコードの値が自分自身に対応するグレイコードの値である場合に、第iデータ処理回路の保持回路からの第i受信データを出力し、グレイコードの値が自分自身に対応するグレイコードの値ではない場合に、第2フリップフロップの出力信号を出力する。
データ混合回路において、カウンタは、n逓倍クロックに同期して、0〜(n−1)までのカウント値を繰り返し出力する。
第3マルチプレクサは、カウンタのカウント値に応じて、第1〜第nデータ処理回路により処理された第1〜第n受信データを順次出力する。
第3フリップフロップは、n逓倍クロックに同期して、第3マルチプレクサの出力信号を保持して出力する。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
12、14、86、100、102 受信回路
16 クロック発生回路
18、20 データ処理回路
22 データ混合回路
24 グレイコードカウンタ
26 同期化回路
28 データサイクル長調整回路
30、104、106 保持回路
32 バッファリング回路
34 選択回路
36 遅延調整回路
38、94、112 位相同期(PLL)回路
40 2分周回路
42、96、114 クロックツリー合成(CTS)回路
44、46、48、50、66、70、72、74、82 フリップフロップ(FF)
52 シフトレジスタ
54、64 比較回路
56、62、68、76、80 マルチプレクサ
60a、60b、60c、60d バッファ回路
78 0/1カウンタ
84、90、92 送信回路
88 データ送信装置
108 1系統化回路
110 信号処理回路
116,118 デュアルポートSRAM(DP-SRAM)
Claims (7)
- データ送信装置から第1〜第n転送レーン(nは2以上の整数)を介して各々送信されてくる第1〜第n送信データおよび第1〜第n送信クロックを受信し、各々対応する第1〜第n受信データおよび第1〜第n受信クロックを出力する第1〜第n受信回路と、
第i受信回路(iは、1≦i≦nの整数)により受信された第i受信クロックをn逓倍したn逓倍クロック、および、前記n逓倍クロックをn分周したn分周クロックを発生するクロック発生回路と、
前記n逓倍クロックに同期して、前記第1〜第n受信回路によりそれぞれ受信された第1〜第n受信データを処理し、前記n逓倍クロックに同期化された第1〜第n受信データをそれぞれ出力する第1〜第nデータ処理回路と、
前記n逓倍クロックに同期して、前記第1〜第nデータ処理回路により処理された第1〜第n受信データを順次混合して出力するデータ混合回路とを備え、
第iデータ処理回路は、
前記第i受信クロックに同期して、2m通り(mは2以上の整数)のグレイコードを順次出力するグレイコードカウンタと、
前記n逓倍クロックに同期して前記グレイコードを保持し、前記n逓倍クロックに同期化された同期化グレイコードを出力する同期化回路と、
前記n逓倍クロックに同期して、前記同期化グレイコードのデータサイクル長を、前記n逓倍クロックのnサイクル分のデータサイクル長に調整した調整グレイコードを出力するデータサイクル長調整回路と、
前記第i受信クロックに同期して、前記第i受信回路により受信された第i受信データを保持する保持回路と、
2m個のバッファ回路を有し、前記第i受信クロックに同期して、前記保持回路により保持された第i受信データを、前記グレイコードの値に対応するバッファ回路に順次バッファリングするバッファリング回路と、
前記調整グレイコードの値に対応するバッファ回路に保持された第i受信データを順次出力する選択回路を備えることを特徴とするデータ受信装置。 - 前記クロック発生回路は、
前記第i受信クロックをn逓倍したn逓倍クロックを発生するPLL回路と、
前記n逓倍クロックをn分周したn分周クロックを発生するn分周回路と、
前記n逓倍クロックと前記n分周クロックとの間のスキューをなくして位相を揃え、前記n逓倍クロックおよび前記n分周クロックに同期して動作する回路に供給するクロックツリー合成回路とを備える請求項1に記載のデータ受信装置。 - 前記クロック発生回路は、さらに、選択信号に応じて、前記第1〜第n受信クロックの中の1つを前記第i受信クロックとして選択するクロック選択回路を備える請求項2に記載のデータ受信装置。
- 前記データサイクル長調整回路は、シフトレジスタと、第1比較回路と、第1マルチプレクサとを備え、
前記シフトレジスタは、n段の第1フリップフロップを直列に接続して構成され、前記n逓倍クロックに同期して、前記第1マルチプレクサの出力信号を順次シフトして、前記n逓倍クロックのnサイクル分の同期化グレイコードを保持し、1段目の前記第1フリップフロップに保持された同期化グレイコードを、前記調整グレイコードとして出力するものであり、
前記第1比較回路は、前記シフトレジスタに保持されたnサイクル分の同期化グレイコードの値を比較するものであり、
前記第1マルチプレクサは、前記第1比較回路による比較の結果、前記シフトレジスタに保持されたnサイクル分の同期化グレイコードの値が等しい場合に、前記同期化回路からの次の同期化グレイコードを出力し、前記シフトレジスタに保持されたnサイクル分の同期化グレイコードの値が異なる場合に、1段目の前記第1フリップフロップからの同期化グレイコードを出力するものである請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ受信装置。 - 第jバッファ回路(jは、1≦j≦nの整数)は、第2フリップフロップと、第2比較回路と、第2マルチプレクサとを備え、
前記第2フリップフロップは、前記第i受信クロックに同期して、前記第2マルチプレクサの出力信号を保持するものであり、
前記第2比較回路は、前記グレイコードの値と自分自身に対応するグレイコードの値とを比較するものであり、
前記第2マルチプレクサは、前記第2比較回路による比較の結果、前記グレイコードの値が前記自分自身に対応するグレイコードの値である場合に、前記第iデータ処理回路の保持回路からの第i受信データを出力し、前記グレイコードの値が前記自分自身に対応するグレイコードの値ではない場合に、前記第2フリップフロップの出力信号を出力するものである請求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ受信装置。 - 前記データ混合回路は、
前記n逓倍クロックに同期して、0〜(n−1)までのカウント値を繰り返し出力するカウンタと、
前記カウンタのカウント値に応じて、前記第1〜第nデータ処理回路により処理された第1〜第n受信データを順次出力する第3マルチプレクサと、
前記n逓倍クロックに同期して、前記第3マルチプレクサの出力信号を保持して出力する第3フリップフロップとを備える請求項1〜5のいずれか1項に記載のデータ受信装置。 - 前記第iデータ処理回路は、さらに、前記n分周クロックに同期して、前記選択回路からの第i受信データを、第i遅延設定信号の値に応じた、前記n分周クロックのサイクル数分だけ遅延する遅延調整回路を備える請求項1〜6のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
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