JP6276628B2 - 錠装置及びサッシ - Google Patents

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Description

本発明は、錠装置及びサッシに関する。
従来、スライディングサッシにおける内障子と外障子とを連結するクレセント錠が知られている(たとえば特許文献1,2,3参照)。
たとえば特許文献3には、スライディングサッシにおける内障子と外障子とをロック付クレセント錠によりロックすることが開示されている。特許文献3に記載のロック付クレセント錠は、内障子と外障子とがロック状態にあるときにクレセント錠の掛け金が受け部から抜けないように掛け金を固定するためのスライド式の補助ロック機構を有する。
実公昭61−15161号公報 特開2005−105815号公報 特許第2589279号公報
ロック付クレセント錠において掛け金をロックした場合に、部品の公差等による隙間が原因で掛け金及びレバーにがたつきが生じる場合がある。この場合、掛け金のロックが完全であっても部品の公差が原因でレバーのがたつきが生じる。掛け金が確実にロックされていることとレバーががたつくこととが無関係であったとしても、クレセントの掛け金及びレバーにがたつきが生じていない方がユーザにとっては安心感がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、サッシのロック時におけるクレセントのがたつきを低く抑えることができる錠装置及びサッシを提供することである。
本発明の一態様は、所定の中心線を回転中心として回転可能な軸と、前記軸を回転可能に支持する筐体と、前記軸に固定されたレバーと、前記軸に固定された掛け金と、所定のロック位置において前記軸の回転を規制する状態と、所定の解除位置において前記軸が回転可能な状態と、を切り替え可能にした、前記筐体に対して移動可能に前記筐体に取り付けられた操作つまみと、を備え、前記操作つまみは、前記ロック位置において前記軸の一部を押圧してなり、前記軸と前記操作つまみとの間に配された弾性部材と、前記軸に配され前記軸の回転位置に応じて弾性部材を移動させる突起部と、をさらに備え、前記操作つまみは、前記ロック位置に前記操作つまみがあるときに、前記弾性部材が前記突起部によって移動される領域に進入しており、前記弾性部材に接し前記弾性部材を介して前記軸を押圧することを特徴とする錠装置である。
上記態様の錠装置は、軸の一部が操作つまみにより押圧されることで軸の回転が規制される。このため、レバーのがたつきを低く抑えることができる。
上記態様の錠装置は、前記軸に連結可能であり、前記軸の回転によって発電される発電機を有する発電ユニットをさらに備えてもよい。
本発明の別の態様は、上記態様の錠装置を備えたサッシである。
本発明によれば、サッシのロック時におけるクレセントのがたつきを低く抑えることができる。
本発明の第1実施形態のサッシを示す正面図である。 同サッシにおける錠装置部分を示す拡大図である。 同サッシに錠装置が取り付けられた状態を示す側面図である。 図2のA−A線における断面図である。 同錠装置の作用を説明するための図である。 本発明の第2実施形態の錠装置を示す図で、図2のA−A断面と同様の位置における断面を示す断面図である。 同錠装置の作用を説明するための図である。 本発明の第3実施形態の錠装置を示す図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のサッシ1及び錠装置20について説明する。図1は、本実施形態のサッシ1を示す正面図である。図2は、サッシ1における錠装置20部分を示す拡大図である。図3は、サッシ1に錠装置20が取り付けられた状態を示す側面図である。図2のA−A線における断面図である。
図1に示すように、本実施形態のサッシ1は、サッシ枠2と、サッシ枠2内にスライド可能に配された2枚引違い窓となる外障子6及び内障子9と、外障子6と内障子9との開閉を規制するために外障子6と内障子9とを連結する錠装置20と、を備えたスライディングサッシである。
サッシ枠2は、壁や間仕切りに形成された開口に取り付けられる上枠3、たて枠4、及び下枠5を有している。上枠3、たて枠4、及び下枠5は、外障子6及び内障子9を取り付け可能な略長方形の枠を構成する。
外障子6は、サッシ1において内障子9に対して屋外側に配される障子である。内障子9は、サッシ1において外障子6に対して室内側に配される障子である。外障子6及び内障子9の構成については特に限定されない。たとえば、外障子6及び内障子9は、長方形のガラス板7,10と、このガラス板の周囲に取り付けられた框8,11とをそれぞれ備える。
図1及び図2に示す錠装置20は、内障子9と外障子6とを連結することによりサッシ1を閉じた状態で保持する装置である。本実施形態の錠装置20は、いわゆるロック付クレセント錠であり、後述するクレセント40の動作を規制することができる。
図2及び図3に示すように、錠装置20は、内障子9に取り付け可能な本体部21と、外障子6に取り付け可能な受け部50とを有する。
図2に示すように、本体部21は、台座22とクレセント40とを有する。
図4に示すように、台座22は、筐体23と、操作つまみ29と、バネ部材36とを有する。
図2及び図4に示すように、筐体23は、内障子9への取付部24と、クレセント40の軸43が挿通される貫通孔部25と、操作つまみ29を案内する案内部26とを有する。
内障子9への取付部24は、内障子9の框11に対してねじ止めにより固定される部分である。
図2に示す貫通孔部25は、筐体23に対してクレセント40の軸43が回動自在となるように、クレセント40の軸43の外周を支持する。
図4に示す案内部26は、操作つまみ29の被操作部30が所定の方向(本実施形態では上下方向)に移動可能となるように操作つまみ29を支持する。案内部26は、操作つまみ29の後述する移動子31が収容される収容部27と、操作つまみ29の後述する摘み部32を筐体23外部に露出させるように筐体23に形成された開口部28とを有する。
本実施形態における案内部26の収容部27は、筐体23の内部空間によって構成されている。
開口部28は、開口端の輪郭形状が長方形状となるように筐体23に形成されている。開口部28は、内障子9に筐体23が取り付けられた状態において、長方形の長辺方向に沿った方向へ操作つまみ29を案内可能である。開口部28の長辺方向における両端は、台座22に対するクレセント40の移動が規制されるロック位置P1と、本体に対してクレセント40を移動可能とする解除位置P2とを規定する。
ロック位置P1と解除位置P2との各々の位置は、バネ部材36と開口部28との位置関係によって定まる。
操作つまみ29は、ユーザによって操作される被操作部30と、被操作部30に対して一体成型された係合部33及び支持部35を有する。
被操作部30は、筐体23の内部に配された移動子31と、移動子31と繋がっており筐体23の外部に配された摘み部32とを有する。
係合部33は、操作つまみ29が案内部26に取り付けられた状態において開口部28の長辺方向に対して傾斜した当接面部34を有している。
当接面部34は、案内部26に対する操作つまみ29の位置に応じて、バネ部材36に接した状態と、バネ部材36から離間した状態とに切替可能である。当接面部34の傾斜方向は、操作つまみ29の移動方向において、解除位置P2側からロック位置P1側へ行くに従って開口側へ向かう傾斜方向である。
支持部35は、筐体23に対する操作つまみ29の移動を制限することにより、操作つまみ29の操作に対してクリック感をユーザに与えたり、意図せずに操作つまみ29が移動してしまうのを予防したりするために、筐体23の内面に対して摩擦係合可能な突起を有する。
バネ部材36は、筐体23の内部に一端が連結された弾性部材である。本実施形態のバネ部材36は板バネである。バネ部材36は、操作つまみ29の係合部33と、クレセント40の後述する軸43との間に配されている。バネ部材36は、クレセント40の軸43が回転する際にクレセント40の軸43によって押され、バネ部材36の復元力によりクレセント40の軸43を押し返す。また、バネ部材36には、係合部33の当接面部34が接触可能であり、バネ部材36に当接面部34が接触している時には、クレセント40の軸43がバネ部材36を押してもバネ部材36は移動しないように構成されている。
図2に示すクレセント40は、ユーザによって操作されるレバー41と、レバー41に固定された掛け金42と、レバー41に固定された軸43と、を有する。
レバー41は、軸43に直交する一直線方向に長い棒状である。レバー41の形状は、デザイン上の要請に応じて適宜設定されてよい。
掛け金42は、レバー41と筐体23との間に配されている。掛け金42は、後述する受け部50の爪部51に入り込む三日月状をなしている。掛け金42の構成として、公知のクレセント40における掛け金42が適宜選択されて採用されてよい。
図2及び図4に示すように、軸43は、レバー41の回転操作によって回転される棒状部44と、バネ部材36に接続されたバネ接続部45とを有する。
棒状部44の一端は筐体23の内部に配されている。棒状部44の他端は筐体23の貫通孔部25を通じて筐体23の外部に突出し、レバー41に連結されている。
バネ接続部45は、軸43の中心線を回転中心とするカム形状を有している。すなわち、バネ接続部45は、軸43の中心線に直交する方向のうちレバー41が延びる方向において軸43からレバー41の突出端へ向かう方向と平行に軸43の中心線から突出した突起部46と、突起部46に繋がる一対の保持部47とを有する。
突起部46は、掛け金42が受け部50の爪部51から完全に引き抜かれている状態から掛け金42が受け部50の爪部51に完全に引っかかっている状態までクレセント40が台座22に対して移動される過程で、バネ部材36を押してバネ部材36を弾性変形させる。また、突起部46は、掛け金42が受け部50の爪部51に完全に引っかかっている状態から掛け金42が受け部50の爪部51から完全に引き抜かれている状態までクレセント40が台座22に対して移動される過程でも、バネ部材36を押してバネ部材36を弾性変形させる。このとき、バネ部材36が元の形状に戻ろうとする復元力によりバネ部材36が突起部46を押し返すので、クレセント40は、バネ部材36の復元力によって、掛け金42が受け部50の爪部51から完全に引き抜かれている状態と、掛け金42が受け部50の爪部51に完全に引っかかっている状態とのいずれかの状態になるように付勢される。
保持部47は、突起部46と繋がってバネ接続部45に設けられており、掛け金42が受け部50の爪部51から完全に引き抜かれている状態と、掛け金42が受け部50の爪部51に完全に引っかかっている状態とのいずれかの状態とのそれぞれにおいて、バネ部材36に接している。
保持部47は、掛け金42が受け部50の爪部51から完全に引き抜かれている状態と、掛け金42が受け部50の爪部51に完全に引っかかっている状態との各々でクレセント40のがたつきを低く抑える。具体的には、保持部47は、板バネからなるバネ部材36の板面に当接するように面状に形成されている。
図3に示すように、受け部50は、クレセント40の掛け金42が挿入される爪部51と、爪部51を外障子6の框8に固定するための取付部52とを有する。受け部50の構成は、外障子6の構造及びクレセント40の構造に応じて好適な構成が適宜選択されてよい。
次に、本実施形態のサッシ1及び錠装置20の作用について説明する。図5は、錠装置20の作用を説明するための図である。
図4及び図5に示すように、台座22に対してクレセント40を動作させることによって、爪部51に掛け金42が挿入された状態と、爪部51から掛け金42が引き抜かれた状態とが切り替えられる。この切り替えにより、内障子9と外障子6とが連結された状態(施錠状態)と、内障子9と外障子6とがサッシ枠2の中で相対移動可能な状態(開錠状態)とが切り替わる。
爪部51に掛け金42が挿入された状態において、ユーザは、操作つまみ29を移動させることができる。操作つまみ29は、案内部26における操作つまみ29の位置に対応して、当接面部34がバネ部材36に接する状態と、当接面部34がバネ部材36から離間した状態との2つの状態のいずれかとなる。
図4及び図5に示すように、当接面部34がバネ部材36から離間した状態から当接面部34がバネ部材36に接する状態へ移行する過程において、当接面部34は、バネ部材36が突起部46によって移動される領域の中に進入し、軸43のバネ接続部45に設けられた保持部47にバネ部材36を押し付けるようにバネ部材36を押す。当接面部34は開口部28の長辺に対して傾斜しているので、操作つまみ29を移動させるに従って当接面部34は漸次バネ部材36に近づき、バネ部材36に接し、さらにバネ部材36を押す。当接面部34がバネ部材36を押している状態で、バネ部材36は、クレセント40のレバー41の移動により突起部46がバネ部材36を押しても移動しない。突起部46がバネ部材36を押しても動かない状態では、台座22に対してクレセント40を移動(回動)させることはできず、爪部51に掛け金42が挿入された状態で台座22に対してクレセント40の位置がロックされている。
また、バネ部材36を押している当接面部34は、バネ部材36が軸43の保持部47に接するまでバネ部材36を押している。このため、バネ部材36を押している当接面部34は、クレセント40のレバー41にがたつきが生じないように、バネ部材36及び軸43を介してクレセント40を保持している。
以上に説明したように、本実施形態のサッシ1及び錠装置20によれば、当接面部34を有する操作つまみ29がバネ部材36及び軸43を介してクレセント40を保持するので、台座22に対してクレセント40がロックされた状態におけるクレセント40のがたつきが低く抑えられている。
また、バネ部材36が板バネであり、突起部46は軸43の中心線から離れる方向へバネ部材36を移動させる。このため、軸43の棒状部44とバネ部材36とが干渉しない。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図6は、本実施形態の錠装置を示す図で、図2のA−A断面と同様の位置における断面を示す断面図である。図7は、錠装置20Aの作用を説明するための図である。
図6及び図7に示すように、本実施形態では、上記第1実施形態で説明した錠装置20とは構成が異なる錠装置20Aを備える。
本実施形態の錠装置20Aは、第1実施形態で説明した本体部21に代えて内障子9に取り付け可能な本体部21Aを備えている。なお、本実施形態の錠装置20Aは第1実施形態と同様の受け部50を備える。
本体部21Aは、台座22Aと、クレセント40Aとを備える。
台座22Aは、筐体23Aと、操作つまみ29Aと、バネ部材36Aとを有する。
筐体23Aは、第1実施形態で説明した取付部24、貫通孔部25、及び案内部26を有する。
操作つまみ29Aは、ユーザによって操作される被操作部30Aと、被操作部30Aに対して一体成型された係合部33A及び支持部35Aを有する。
被操作部30Aは、筐体23Aの内部に配された移動子31Aと、移動子31Aと繋がっており筐体23Aの外部に配された摘み部32Aとを有する。
係合部33Aは、操作つまみ29Aが案内部26に取り付けられた状態において開口部28の長辺方向に対して傾斜した当接面部34Aを有している。
当接面部34Aは、案内部26に対する操作つまみ29Aの位置に応じて、クレセント40Aの後述する軸43Aに接した状態と、軸43Aから離間した状態とに切替可能である。当接面部34Aの傾斜方向は、操作つまみ29Aの移動方向において、解除位置P2側からロック位置P1側へ行くに従って開口側へ向かう傾斜方向である。
本実施形態では、ロック位置P1と解除位置P2との各々の位置は、軸43Aのロック受け48と開口部28との位置関係によって定まる。
支持部35Aは、筐体23Aに対する操作つまみ29Aの移動を制限することにより、操作つまみ29Aの操作に対してクリック感をユーザに与えたり、意図せずに操作つまみ29Aが移動してしまうのを予防したりするために、筐体23Aの内面に対して摩擦係合可能な突起を有する。本実施形態では、支持部35Aは、筐体23Aの内面に形成された突起に支持部35Aが支持されることで、意図せずに操作つまみ29Aが移動してしまうのを予防できる。なお、筐体23Aの内面に形成された突起を支持部35Aが乗り越える程度の力をユーザが操作つまみ29Aに与えれば、筐体23Aの内面に形成された突起を支持部35Aが乗り越えることでユーザにクリック感を与えるとともに操作つまみ29Aは移動可能である。
バネ部材36Aは、筐体23Aの内部に一端が固定され、軸43Aに他端が固定されたコイルバネである。バネ部材36Aは、クレセント40Aの軸43Aが回転する際にクレセント40の軸43Aによって引き延ばされ、バネ部材36Aの復元力によってクレセント40Aの軸43Aを、後述するバネ接続部45Aの位置に対応した所定の回転方向に付勢する。
クレセント40Aは、第1実施形態で説明した軸43に代えて、第1実施形態で説明した軸43とは構成が異なる軸43Aを有する。なお、クレセント40Aは、第1実施形態で説明したレバー41及び掛け金42を有している。
軸43Aは、第1実施形態で説明した棒状部44と、本実施形態のバネ部材36Aに接続されたバネ接続部45Aと、棒状部44に固定されたロック受け48とを有する。
バネ接続部45Aは、コイルバネであるバネ部材36Aの両端のうち筐体23Aに固定された端と反対側の端が連結された突起状の連結突起45Aaを有している。バネ接続部45Aは、軸43Aの中心線に対して直交する方向に軸43Aの中心線から離れた位置においてバネ部材36Aを保持している。これにより、軸43Aの回転によりバネ部材36Aが伸び、バネ部材36Aの復元力により軸43Aを回転させようとする付勢力が生じる。
ロック受け48は、軸43Aの中心線方向における棒状部44の両端のうち、筐体23Aの内部に配された一端に固定されている。ロック受け48は、軸43Aの中心線に対して直交する方向に軸43Aの中心線から離れた位置に、操作つまみ29Aの当接面部34Aに当接可能な突起状の構造を有している。ロック受け48は、当接面部34Aを有する操作つまみ29Aの開口部28に対する移動方向に対して略直交する方向から当接面部34Aに当接可能である。このため、ロック受け48が当接面部34Aを押圧する方向へ軸43Aが回転しようとしても、ロック受け48は当接面部34Aを移動させることができず、軸43Aは回転できない。
本実施形態において、バネ接続部45Aとロック受け48とは一体成型されている。
本実施形態では、クレセント40Aの掛け金42が受け部50の爪部51に完全に挿入されている状態で操作つまみ29Aをロック位置P1へ移動させると、当接面部34Aがロック受け48に当接する。このとき、クレセント40Aの軸43Aがその中心線を回転中心として回転しようとする動きは、当接面部34Aがロック受け48に接していることによって規制されている。その結果、本実施形態においても第1実施形態と同様に、クレセント40Aが本体部21Aに対してロックされた状態におけるクレセント40Aのがたつきが低く抑えられている。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図8は、本実施形態の錠装置20Bを示す正面図である。
図8に示すように、本実施形態の錠装置20Bは、上記第1実施形態で説明した台座22が、クレセント40の軸43の回転動作により発電する発電ユニット60を有している。
発電ユニット60は、内障子9の框11と上記第1実施形態の台座22との両方に固定可能なケース61と、クレセント40の軸43と噛み合う回転部材62と、回転部材62に連結された発電機63と、を有する。
回転部材62および発電機63は、ケース61の内部に配置されている。発電機63は、クレセント40の軸43の回転が回転部材62を介して発電機63に伝達されることにより、公知の開錠センサや自動通報装置を駆動するための電力を発生させることができる。
本実施形態では、クレセント40をユーザが操作するときにクレセント40の軸43が台座22に対して回転すると、台座22に固定された発電ユニット60において、発電機63がクレセント40の軸43の回転によって回転部材62を介して発電される。このため、外部からの電力の供給がなくても、開錠センサや自動通報装置を駆動することができる。
たとえば、錠装置20によって内障子9と外障子6とが固定されている状態で屋外からサッシ1(図1参照)を開けようとした場合に、上記第1実施形態においては、操作つまみ29を用いたロックがされていれば錠装置20のクレセント40は動かないが、操作つまみ29を用いたロックがされていない場合には、クレセント40は動かせる。本実施形態では、クレセント40が動かされたときに軸43がクレセント40と一体に回転する際に、発電機63によって電力を発生させ、開錠センサや自動通報システムを動作させ、開錠操作がされたことを検知可能である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
たとえば、上記各実施形態において、操作つまみにおいて、摘み部と当接面部とは別体であってもよい。この場合、操作つまみの移動方向と異なる方向に当接面部を移動させるカム等の機構を有して当接面部が板バネあるいはロック受けに接するようになっていてもよい。
また、操作つまみは筐体の開口部に沿った直線移動に代えて、筐体内の所定の回転軸を回転中心とした回転動作によって当接面部を移動させる構成を有していてもよい。
また、上述の各実施形態において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
1 サッシ
2 サッシ枠
3 上枠
4 枠
5 下枠
6 外障子
7,10 ガラス板
8,11 框
9 内障子
20,20A,20B 錠装置
21,21A 本体部
22,22A 台座
23,23A 筐体
24 取付部
25 貫通孔部
26 案内部
27 収容部
28 開口部
29 操作つまみ
30,30A 被操作部
31,31A 移動子
32,32A 摘み部
33,33A 係合部
34,34A 当接面部
35,35A 支持部
36,36A バネ部材
40,40A クレセント
41 レバー
42 掛け金
43 軸
44 棒状部
45,45A バネ接続部
46 突起部
47 保持部
48 ロック受け
50 受け部
51 爪部
52 取付部
60 発電ユニット
61 ケース
62 回転部材
63 発電機

Claims (3)

  1. 所定の中心線を回転中心として回転可能な軸と、
    前記軸を回転可能に支持する筐体と、
    前記軸に固定されたレバーと、
    前記軸に固定された掛け金と、
    所定のロック位置において前記軸の回転を規制する状態と、所定の解除位置において前記軸が回転可能な状態と、を切り替え可能にした、前記筐体に対して移動可能に前記筐体に取り付けられた操作つまみと、
    を備え、
    前記操作つまみは、前記ロック位置において前記軸の一部を押圧してなり、
    前記軸と前記操作つまみとの間に配された弾性部材と、
    前記軸に配され前記軸の回転位置に応じて弾性部材を移動させる突起部と、
    をさらに備え、
    前記操作つまみは、前記ロック位置に前記操作つまみがあるときに、前記弾性部材が前記突起部によって移動される領域に進入しており、前記弾性部材に接し前記弾性部材を介して前記軸を押圧することを特徴とする錠装置。
  2. 請求項1に記載の錠装置であって、
    前記軸に連結可能であり、前記軸の回転によって発電される発電機を有する発電ユニットをさらに備えたことを特徴とする錠装置。
  3. 請求項1または請求項に記載の錠装置を備えたことを特徴とするサッシ。
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