JP6276586B2 - 制御装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、制御装置、制御方法及びプログラムに関する。
インクジェット記録方式の記録装置では、記録ヘッドを搭載し、紙などの被記録媒体の搬送に同期させて記録ヘッドからインクを吐出することで、写真画像情報や文字記号情報などを印刷する。このような記録装置においては、印刷の際に記録ヘッドのノズル詰まりなどが発生してしまうと不良画像が発生してしまう場合がある。そこで、不良画像が発生したかを判定する方法として、(1)テストパターンを印刷しスキャンして解析する方法、(2)入力された印刷前の画像データと印刷画像のスキャンデータを比較、解析する方法が知られている。
特許文献1では、上記(1)の方法が記載されている。入力された画像データの画像と画像の間に不良ノズルのある記録ヘッドを検知するためのテストパターンを印刷した後、そのテストパターンを読み取って、ノズル詰まりや吐出不良の記録ヘッドであるか否かを判定することが記載されている。特許文献2では、上記(2)の方法が記載されている。入力された印刷前の画像データと、その画像データを印刷した後に読み取ったスキャンデータとを比較して、その差異が所定値以上になった場合には印刷不良と判定する制御方法が記載されている。
特開2003−276177号公報 特開平9−136411号公報
しかしながら、上記(1)のようにテストパターンを解析する方法は、実画像と実画像の間に一定間隔でテストパターンを挿入させて印刷するため、多量の紙ごみを発生させてしまう。また、テストパターンを解析する方法だけでは、印刷した実画像が不良画像であるか正確には判断できない。
また、上記(2)のように入力された印刷前の画像データと印刷画像のスキャンデータとを比較して解析する方法は、比較が完了するまでスキャンデータを保存する必要があるので、大量のデータ保存領域を必要とする。また、印刷した全画像分のスキャンデータを上記比較によってノズル不良によるものか本来の画像内容によるであるのかを判断するためには、膨大な処理時間がかかってしまう。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。上記の点に鑑み、本発明は、不良画像の検出の効率性を向上させる制御装置、制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る制御装置は、画像データに基づく画像と、記録手段の不良を検出するためのパターンと、を連続シートに前記記録手段により記録させる記録制御手段と、前記記録手段により記録された前記画像を読み取った読取データを記憶部に格納する格納手段と、前記連続シートに記録された前記パターンに不良があるかを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段により前記パターンに不良があると判定された場合、前記格納手段により前記記憶部に格納された前記読取データを用いて、前記画像データに基づく画像に不良が発生したかを判定する第2判定手段と、を備え、前記格納手段は、前記連続シートに記録された第1パターンと、前記第1パターンに先行して前記連続シートに記録された第2パターンと、の間に記録された前記画像データに基づく画像の前記読取データを、前記第1判定手段による前記第1パターンの判定が行われる前に、前記記憶部に格納し、前記第1の判定手段により前記第1パターンに不良があると判定された場合、前記第2判定手段は、前記第1パターンと前記第2パターンとの間に記録された前記画像データに基づく画像について、前記格納手段により前記記憶部に格納された当該画像の前記読取データを用いて、不良が発生したかを判定することを特徴とする。
本発明によると、不良画像の検出の効率性を向上させることができる。より具体的には、解析負荷やスキャンデータの保存量を抑制しつつ、不良画像を適切に検出することができる。
画像形成装置の構成を示す図である。 画像形成装置の制御に関わる構成を示すブロック図である。 印刷された連続シートの読取処理が行われるまでを説明する図である。 不吐検出処理の手順を示すフローチャートである。 図4のS404の処理の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る制御装置の一例である画像形成装置の概略構成を示す図である。図1の画像形成装置は、印刷機能のみを有するものとしたが、これに限らず、原稿上の画像を読取る読取装置をさらに備えて複写機として機能するものや他の機能を加えた複合装置としてもよい。また、印刷処理を行う記録材(被記録媒体または記録シート)としてロールシート(ロール紙)を用いたものを例に説明するが、連続シートとしては、ロール状となったもの以外でもよい。また、連続シートの切断は、画像形成装置が自動的に切断するものであってもよいし、ユーザがマニュアル指示を行って切断するものであってもよい。記録材の材質も紙には限らず、印刷処理可能なものであれば種々のものを用いることができる。また、複数色の記録剤を用いたカラー記録を行うものには限らず、黒色(グレーを含む)のみによるモノクロ記録を行うものとしてもよい。また、印刷は、可視画像の印刷には限らず、不可視もしくは視認が困難な画像の印刷としてもよいし、一般的な画像以外の、例えば配線パターン、部品の製造における物理的パターン、DNAの塩基配列等のプリントなど種々のものの印刷としてもよい。つまり、記録剤を記録材に付与可能なものであれば種々のタイプの記録装置に適用可能である。また、図1の画像形成装置と接続されたPC等の外部装置からの指示で当該画像形成装置における印刷処理の動作を制御させる場合、この外部装置が印刷制御装置として機能する。
図1は、記録材としてロールシート(搬送方向において印刷単位(1ページ)の長さよりも長い連続した連続シート)を用いた画像形成装置の全体構成の概略を示す断面図である。画像形成装置は、以下の構成要素101〜115を含み、これらが1つの筐体内に配置される。ただし、これらの構成要素を複数の筐体に分けて構成してもよい。
制御ユニット108は、コントローラ(CPUまたはMPUを含む)やユーザインターフェース情報の出力器(表示情報や音響情報などの発生器)、各種I/Oインターフェースを備えた制御部を内蔵し、画像形成装置全体を統括的に制御する。
画像形成装置は、ロールシートを供給するユニットとして上段シートカセット101aと下段シートカセット101bの2つを備える。使用者(ユーザ)は、ロールシート(以下、シート)をマガジンに装着してから画像形成装置本体のシートカセット101(101a、101b)に装填する。上段シートカセット101aから引き出されたシートは図中a方向に、下段シートカセット101bから引き出されたシートは図中b方向にそれぞれ搬送される。いずれのカセットからのシートも図中c方向に進行して搬送ユニット102に到達する。搬送ユニット102は、複数の回転ローラ104を用いて、印刷処理中にシートを図中d方向(水平方向)に搬送する。給紙元のシートカセット101を一方から他方に切り替える際は、既に引き出されているシートをカセット内に巻き戻し、新たに給紙させるシートがセットされているカセットからシートを新たに給紙する。なお、本実施形態に係る画像形成装置には、5インチ、6インチ、8インチ、12インチのロール幅を有したロールシートをカセット101a、101bにセット可能である。
搬送ユニット102の上方には記録ヘッドユニット105が搬送ユニット102と対向して配置される。記録ヘッドユニット105では複数色(本実施形態では7色)分の独立した記録ヘッド106がシートの搬送方向に沿って保持されている。本実施形態では、画像形成装置は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、LC(ライトシアン)、LM(ライトマゼンタ)、G(グレー)、K(ブラック)の7色に対応した7つの記録ヘッドを有する。記録ヘッドは、これら以外の色を用いたものでもよいし、これらの全てを用いる必要もない。本実施形態に係る画像形成装置は、搬送ユニット102によるシートの搬送に同期させて、記録ヘッド106からインクを吐出させてシート上に画像を形成する。なお、記録ヘッド106は、インクの吐出先が回転ローラ104と重ならない位置に配置される。シートに直接インクを吐出させるのに代えて、中間転写体にインクを付与した後、そのインクをシートに付与することによって画像を形成させる構成としてもよい。これら搬送ユニット102、記録ヘッドユニット105、記録ヘッド106を含んで印刷ユニットが構成されている。
インクタンク109は、各色のインクを独立して貯蔵する。インクタンク109からはチューブによって各色に対応して設けられたサブタンクまでインクが供給され、サブタンクから各記録ヘッド106までチューブを介してインクが供給される。記録ヘッド106は、印刷時の搬送方向d方向に沿って各色(本実施形態では7色)のライン型記録ヘッドが並んでいる。各色のライン型記録ヘッドは、継ぎ目無く単一のノズルチップで形成されたものであってもよいし、分割されたノズルチップが一列又は千鳥配列のように規則的に並べられたものであってもよい。本実施形態では、画像形成装置が使用可能な最大サイズのシートの印刷領域の幅分をカバーする範囲にノズルが並んでいる所謂フルライン型マルチ記録ヘッドとする。ノズルからインクを吐出するインクジェット記録方式は、発熱素子を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式等を採用することができる。ノズルからのインク吐出の有無を決定する印刷データに基づいて各記録ヘッドのノズルからインクが吐出されるが、吐出のタイミングは、搬送用エンコーダ103の出力信号によって決定される。
シートに画像が形成された後、シートは、搬送ユニット102から、スキャナユニット107まで搬送される。スキャナユニット107は、シート上の印刷画像や、不吐検出など特殊用途のパターンを光学的に読み取る読取部である。スキャナユニット107により印刷画像やパターンを読み取ることにより、例えば、読取データと元画像データとの比較を行うことによって印刷画像に問題がないか否かの確認や、インクの吐出状態を含む本画像形成装置の状態確認等を行うことができる。シートは、スキャナユニット107近傍からe方向に搬送され、カッターユニット110に導入される。カッターユニット110は、シートを所定単位の長さ毎に切断する。なお、所定単位としては、例えば、1ページの画像や、複数ページを含むインプレッション単位などが挙げられる。また、印刷する画像サイズに応じてこの所定単位の長さは異なる。例えば、L版サイズの写真では搬送方向の長さは135mm、A4サイズでは搬送方向の長さは297mmとなる。カッターユニット110は、片面印刷の場合はページ単位でシートを切断するが、印刷ジョブの内容によってはページ単位で切断しないこともできる。また、カッターユニット110は、両面印刷の場合、シートの第1面(例えば、表面)は所定単位で切断せずに所定の長さ分まで画像を連続して印刷し、第2面(例えば、裏面)を印刷した場合に所定単位で切断する。
なお、カッターユニット110は、片面印刷や両面印刷の裏面印刷に際し、1枚の画像毎に切断するものに限らない。所定の長さ分、搬送されるまで切断せず、所定の長さまで搬送された後で切断し、所定単位毎(例えば、1枚(1頁)の画像毎)に切り離すのは別のカッター装置で手動操作等によって切断する構成としてもよい。またシートの幅方向に関しては、切断が必要な場合、別のカッター装置を用いて切断するようにしても良い。
カッターユニット110から搬送されたシートは、ユニット内を図中f方向に搬送され、裏面記録ユニット111に搬送される。裏面記録ユニット111は、シートの片面のみに画像を印刷する場合に、シートの裏面に所定の印刷情報等を印刷させるためのユニットである。シートの裏面に印刷する印刷情報としては、印刷画像毎に対応した文字、記号、コード等の情報(例えば、オーダー管理用番号等)が含まれる。裏面記録ユニット111は、記録ヘッド106が両面印刷の印刷ジョブのための画像を印刷する場合、記録ヘッド106が画像を印刷する領域以外に上記のような印刷情報を印刷する。裏面記録ユニット111は、記録剤の押印、熱転写、インクジェット記録などの各記録方式を採用可能である。
裏面記録ユニット111を通ったシートは、次に乾燥ユニット112に搬送される。乾燥ユニット112は、インクが付与されたシートを短時間で乾燥させるために、ユニット内を図中g方向に通過するシートを温風(加温された気体(空気))で加熱するユニットである。なお、乾燥の方法は、温風を用いる他、冷風、ヒーターによる加温、待機させることのみによる自然乾燥、紫外光等の電磁波の照射など種々の方式も採用可能である。所定単位(印刷単位ともいう)長さに切断されたシートは1枚ずつ乾燥ユニット112内を通過して、図中h方向に搬送されて仕分けユニット114に搬送される。仕分けユニット114は、複数のトレイ(本実施形態では18個)を保持しており、印刷単位の長さ等に応じてシートの排紙先のトレイを区別する。また、シート排紙中や排紙完了等の状態は、LED等の表示器を用いて識別可能にユーザに通知される。
シート巻取りユニット113は、表面が印刷され且つ所定単位(本実施形態では、ページ単位とする)毎に切断されていないシートの巻き取りを行う。両面印刷の際には、まず表面に画像形成が行われたシートを、カッターユニット110でページ単位では切断せず、連続した表面の印刷が終了した後に切断する。表面が印刷されたシートは、ユニット内を図中のj方向に通過し、シート巻取りユニット113が巻取る。そして、一連のページ分の表面の画像形成が終了し、巻き取られたシートは、先の表面とは反対面を印刷可能な面にして、つまり記録ヘッド106に対向させる面を反転させて、再度、ユニットの図中のk方向に搬送される。このように搬送させることで、先の表面とは反対の裏面の画像の印刷を行わせることができる。通常の片面印刷の場合は、画像が印刷されたシートは、シート巻取りユニット113による巻取りを行わせずに仕分けユニット114に搬送される。
操作ユニット115は、ユーザが種々の操作を行ったり、ユーザに種々の情報を通知したりするためのユニットである。操作ユニット115は、ユーザによる種々の操作を受け付けるためのハードキーやタッチパネル、またユーザに種々の情報を提示(通知)するための表示部を含む。また、ユーザへの情報の提示は、音声発生器からの音響情報に基づく音響(ブザー、音声等)を出力することによっても行うようにしても良い。また、例えば、ユーザに指定された画像が印刷されたシートはどのトレイに積載されているか、あるいは当該画像が印刷中か印刷終了かなど、オーダー毎の印刷状況の確認が可能である。また、ユーザは、インク残量や、シートの残量等、装置の各種状態の確認、記録ヘッドクリーニング等の装置メンテナンスの実施の指示を行うことができる。また、操作ユニット115は、カセット101a、101bにセットされているロールシートのサイズ(ロール幅)、長さ、シート種(普通紙、光沢紙、コート紙、フィルム等のシートの材質)の指定をユーザより受け付けて内蔵のメモリに登録できる。
図2は、図1で示した画像形成装置における制御に関わる構成を説明するためのブロック図である。画像形成装置200は、図1に示した画像形成装置に対応する。図2に示すメイン制御部201、画像処理部207、スキャナ制御部208、エンジン制御部209、モータ制御部210、記録ヘッド制御部211、ソーター制御部212は、主に制御ユニット108に含まれる。これらは、システムバス214を介して互いに通信可能である。
メイン制御部201には、中央演算処理部(CPU)202、ROM203、RAM204、外部I/F205、HDD206が含まれ、これらはシステムバス213を介して互いに通信可能である。メイン制御部201は、画像形成装置200全体を統括的に制御する。
CPU202は、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)形態の中央演算処理部であり、プログラムの実行やハードウェアの起動により画像形成装置200全体の動作を制御する。ROM203は、CPU202が実行し本実施形態の動作を実現するためのプログラムや画像形成装置200の各種動作に必要なデータを格納する。RAM204は、CPU202のワークエリアとして用いられたり、種々の受信データの一時格納領域として用いられたり、各種設定データを記憶したりする。外部I/F205は、画像形成装置200に外部装置を接続するためのものである。外部I/F205は、ローカルI/FであってもネットワークI/Fであってもよい。また、外部I/F205は、有線による接続であっても無線による接続であってもよい。HDD206は、CPU202等が実行するためのプログラム、印刷データ、画像形成装置200の各種動作に必要な設定データを記憶可能である。なお、HDD206に代えて、他の大容量記憶装置が用いられても良い。
画像処理部207は、各種画像処理を行い、例えば、画像形成装置200で扱う記録対象のデータ(例えば、ページ記述言語で表されたデータや画像ファイル)を画像データ(ビットマップ画像)に展開(変換)する。入力された記録対象のデータに含まれる画像データの色空間(例えば、YCbCr)を、標準的なRGB色空間(例えばsRGB)に変換する。また、画像データに対し、画像形成装置200が印刷処理可能な画素数への解像度変換、画像解析、画像補正等、様々な画像処理が必要に応じて行われる。これらの画像処理によって得られた画像データは、RAM204、またはHDD206に格納される。なお、画像処理部207には、メイン制御部201と同様に、システムバスを介して互いに接続されたCPU、ROM、RAMが含まれ、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが上記のような画像処理を実行する。
スキャナ制御部208は、CPU202等から受信した制御コマンドに応じて、イメージセンサの制御を行い、シート上の画像を読み取り、赤(R)、緑(G)および青(B)色のアナログ輝度データを取得し、デジタルデータに変換する。イメージセンサとしては、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等を採用可能である。イメージセンサは、これに限定されるものではなく、例えば、リニア型イメージセンサとしてもエリア型イメージセンサとしてもよい。また、スキャナ制御部208は、イメージセンサの駆動指示、その駆動に基づくイメージセンサの出力信号(輝度データ等)を取得し、イメージセンサから取得した輝度データを解析して、記録ヘッド106からのインクの不吐やシートの切断位置の検出等を行う。スキャナ制御部208で画像が正しく印刷されていると判定されたシートは、シート上のインクの乾燥処理が行われた後、指定された仕分けユニットのトレイに排紙される。また、スキャナ制御部208にも、メイン制御部201と同様に、システムバスを介して互いに接続されたCPU、ROM、RAMが含まれ、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが上記のような読取処理を実行する。
エンジン制御部209は、CPU202等から受信した制御コマンドに応じて、記録対象のデータに基づく画像をシート上に印刷するための記録制御を行う。エンジン制御部209は、印刷処理に際して、記録ヘッド制御部211、モータ制御部210、スキャナ制御部208及びソーター制御部212の制御を行い、一連の印刷処理を実行する。即ち、エンジン制御部209により記録ヘッド106を用いたインクの付与、シートの搬送、イメージセンサを用いた不良画像の検出、仕分けユニット114のトレイを用いたソートが制御される。制御コマンド、各種データ、ステータス信号等は、システムバス214を介してメイン制御部201と送受信される。また、エンジン制御部209にも、メイン制御部201と同様に、システムバスを介して互いに接続されたCPU、ROM、RAMが含まれ、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが上記のような記録制御を実行する。
モータ制御部210は、エンジン制御部209から受信した制御コマンドに応じて、給紙ローラの駆動指示、搬送ローラの駆動指示を行い、それらを動作させるモータの制御を行う。また、搬送ローラの回転状況の取得等を行い、シートを適切な速度及び経路で搬送および停止させ、また、シートを搬送させた長さ等の搬送量を計測する。また、モータ制御部210にも、メイン制御部201と同様に、システムバスを介して互いに接続されたCPU、ROM、RAMが含まれ、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが上記のようなモータ関係の処理を実行する。
記録ヘッド制御部211は、各色の記録ヘッド106へのインク吐出指示や、被記録媒体上での記録ドット位置(インクの着弾位置)を調整するための吐出タイミング設定、取得された記録ヘッド駆動状態に基づく各種調整等を行う。エンジン制御部209から受信した制御コマンドに従い、画像データに応じて記録ヘッドの駆動制御を行い、記録ヘッドからインクを吐出させてシート上に画像を形成させる。また、記録ヘッド制御部211にも、メイン制御部201と同様に、システムバスを介して互いに接続されたCPU、ROM、RAMが含まれ、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが上記のような記録ヘッド106を用いた処理を実行する。
ソーター制御部212は、シートを仕分けユニット114の各トレイに排出するために、エンジン制御部209から受信した制御コマンドに応じて、シートの搬送経路の指示、トレイの切替え指示などの制御を行う。また、ソーター制御部212は、各トレイのシート検出センサの出力に基づき、各トレイ上のシートの有無も検出可能である。また、ソーター制御部212にも、メイン制御部201と同様に、システムバスを介して互いに接続されたCPU、ROM、RAMが含まれ、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが上記のような仕分けユニット114を用いた処理を実行する。
ホスト装置215は、上述した外部装置に対応し、画像形成装置200の外部に接続され、画像形成装置200に印刷を行わせるための画像データの供給源となる装置であり、種々の印刷ジョブを発行する。ホスト装置215は、汎用のパーソナルコンピュータ(PC)でもよいし、他のタイプのデータ供給装置でもよい。他のタイプのデータ供給装置としては、例えば、画像をキャプチャーして画像データを生成する画像キャプチャー装置が挙げられる。画像キャプチャー装置は、原稿上の画像を読取って画像データを生成するリーダ(スキャナ)、ネガフィルムやポジフィルムを読取って画像データを生成するフィルムスキャナなどである。また、画像キャプチャー装置の他の例としては、静止画を撮影してデジタル画像データを生成するデジタルカメラ、動画を撮影して動画像データを生成するデジタルビデオが挙げられる。その他、ホスト装置215は、ネットワーク上にフォトストレージを設置したり、着脱可能な可搬性メモリを挿入するソケットを設けたりし、フォトストレージや可搬性メモリに格納された画像ファイルを読み出して画像データを生成して印刷するものとしてもよい。
また、汎用的なPCに代えて、画像形成装置専用の端末とするなど、種々のデータ供給装置としてもよい。これらのデータ供給装置は、画像形成装置の構成要素としてもよいし、画像形成装置の外部に接続した別の装置としてもよい。また、ホスト装置215をPCとした場合、PCの記憶装置に、OS、記録対象のデータを生成するアプリケーションソフトウェア、画像形成装置200用のプリンタドライバがインストールされる。プリンタドライバは、画像形成装置200を制御したり、アプリケーションソフトウェアから供給された記録対象のデータを画像形成装置200が処理可能なデータ形式に変換して画像データを生成したりする。また、記録対象のデータから画像データへの変換をホスト装置215側で行ってから画像形成装置200に供給するようにしてもよいし、その変換処理を画像形成装置200で行うようにしても良い。なお、以上の処理の全てをソフトウェアで実現することは必須ではなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。ホスト装置215から供給される記録対象のデータや画像データ、その他のコマンド、更にステータス信号等は、外部I/F205を介して画像形成装置200と送受信可能である。
なお、以上の例では、各機能ブロックがそれぞれCPUを備えるものとしたが、これには限らない。各機能ブロックのいくつかがCPUを備えず、メイン制御部201から、またはメイン制御部201及びエンジン制御部209からの制御で動作するものなどとしてもよい。また、各機能ブロックは図2に示した構成以外の分担のさせ方により個別の処理部または制御部として適宜分割したり、いくつかを統合したりするなど、種々の形態を採用可能である。また、メモリからのデータの読み出しにはDMAC(Direct Memory Access Controller)を用いても良い。
図3は、連続シートが搬送されながら印刷され、読取処理が行われるまでの処理を説明する図である。図3に示すように、連続シートが矢印aで示す方向に搬送されながら、記録ヘッド105によって画像データに基づく画像を連続シートに印刷し、その画像を搬送方向下流側に搭載されているスキャナユニット107で読み取る。このとき、ホスト装置215から受信した画像データに基づく印刷対象の画像とは別に、記録ヘッド105の不吐を検出するための不吐検出パターンを印刷画像と印刷画像の間に一定間隔で挿入する(印刷する)。不吐検出パターンは、記録ヘッドのノズル詰まりなどに基づく吐出不良を検出することができるものであればよく、本実施形態では、記録ヘッド105の各色各列ごとの「べたパターン」で構成する。不吐検出パターンは、スキャナユニット107で読み取られ、読み取った読取データを解析することで記録ヘッド105の不吐ノズルを特定する。
本実施形態では、不吐検出パターンの解析結果に基づいて、印刷画像が問題ないかを判断する。具体的には、不吐画発生していない、すなわち、問題なし(以下、OKと記載する)の不吐検出パターンと、OKの不吐検出パターンとに挟まれた印刷画像は、印刷画像のスキャンデータを解析することなく、問題のない画像(以下、OK画像とも記載する)であると判定する。一方、不吐検出パターンに問題あり(以下、NGと記載する)とされた場合は、印刷画像のスキャンデータを解析する。例えば、不吐検出パターンがOKで且つ次の不吐検出パターンがNGである場合、不吐検出パターンに挟まれた印刷画像のどこから不吐が発生したかを検出することができない。そのため、スキャナユニット107で読み取られた読取データを保存しておき、予め保存しておいた印刷前の画像データと比較することで、不吐検出パターンに挟まれた印刷画像のどこから不吐が発生したかを特定する。以下、図4及び図5を参照しながら、不吐検出処理の手順を説明する。
図4は、本実施形態における不吐検出処理の手順を示すフローチャートである。図4に示す処理は、例えば、CPU202がROM203に格納されたプログラムをRAM204に読み出して実行することにより実現される。S401において、記録ヘッド105により連続シートに印刷された画像データに基づく画像(印刷画像)を印刷された順にスキャナユニット107で読み取る。
次に、S402において読み取ったスキャンデータが不吐検出パターンであるか否かを判定する。ここで、不吐検出パターンでないと判定された場合には、S403において、読取データであるスキャンデータをメイン制御部201内のRAM204またはHDD206の記憶領域に格納する。一方、不吐検出パターンであると判定された場合には、S404において、不吐検出処理を行う。S404の処理の詳細については後述する。
次に、S405において、読取処理を継続するか否かを判定する。本実施形態では、連続シートに読み取るべき印刷画像が無くなったか否かにより、読取処理を終了するか否かを判定する。ここで、読取処理を継続すると判定された場合にはS401に戻って処理を繰り返す。一方、読取処理を終了すると判定された場合には、図4の処理を終了する。
図5は、図4のS404の処理の手順を示すフローチャートである。S501において、S401で読み取った不吐検出パターンを解析する。そして、S502において、不吐検出パターンに基づいて、記録ヘッド105に不吐が発生しているか否かを判定する。判定結果が、不吐が発生している(NG)と判定された場合にはS503に進み、不吐が発生していない(OK)と判定された場合にはS508に進む。
S508において、S501の処理対象の不吐検出パターンに先行する前回の不吐検出パターンの解析結果について不吐が発生しているか否かを判定する。前回の不吐検出パターンとは、S402の対象とする今回の不吐検出パターンが図3の中央の不吐検出パターンであるとした場合、図3の左側(搬送方向下流側)の不吐検出パターンをいう。S508で前回の不吐検出パターンの解析結果により不吐が発生していると判定された場合はS503に進み、不吐が発生していないと判定された場合はS509に進む。
S503において、今回の不吐検出パターンの解析結果から、不吐が発生している不吐ノズルを特定し、その特定情報をRAM204等の記憶領域に格納する。また、S503では、S403で記憶領域に格納しておいた、前回の不吐検出パターンに後続する印刷画像から今回の不吐検出パターンの手前までの印刷画像のスキャンデータを解析する。具体的には、S403で記憶領域に格納しておいた、前回の不吐検出パターンに後続する印刷画像から今回の不吐検出パターンの手前までの印刷画像のスキャンデータと、そのスキャンデータに対応する印刷前の画像データと、を比較する。
本実施形態では、今回の不吐検出パターンで不吐が発生していると判定された場合と、今回の不吐検出パターンで不吐が発生していないと判定されたが前回の不吐検出パターンで不吐が発生していると判定された場合との両方についてS503の処理を行う。これらの場合には、前回の不吐検出パターンと今回の不吐検出パターンとの間に印刷された画像には不吐が発生している可能性が高いためである。また、このとき、印刷画像の全体を解析してもよいし、印刷画像の一部を解析するようにしてもよい。印刷画像の一部を解析する場合は、S503で記憶した不吐ノズルの特定情報に基づいて、印刷画像のスキャンデータの解析範囲を、例えば、不吐ノズル周辺の領域に限定する。これにより、解析にかかる時間を短縮することができる。
S504において、S503でのスキャンデータの解析の結果、印刷画像に画像不良があるか否かを判定する。この判定は、例えば、印刷画像のスキャンデータと、そのスキャンデータに対応する印刷前の画像データとの不一致の検出に基づいて行う。このとき、印刷画像のスキャンデータと、そのスキャンデータに対応する印刷前の画像データとの差異が予め設定した閾値以上である場合に、不一致と判定するようにしてもよい。ここで、画像不良がある(NG)と判定された場合にはS505に進み、画像不良がない(OK)と判定された場合にはS506に進む。S505では、S503の解析対象のスキャンデータと、そのスキャンデータに対応する印刷前の画像データとをNG画像として、予めRAM等の記憶領域に記憶されたNG画像リストに登録する。一方、S506では、S403で記憶領域に格納しておいた前回の不吐検出パターンの次の印刷画像から今回の不吐検出パターンの手前までの全ての印刷画像のスキャンデータを削除する。
S507において、S403で記憶領域に格納しておいた、前回の不吐検出パターンの次の印刷画像から今回の不吐検出パターンの手前までの全ての印刷画像のスキャンデータについて解析が完了したか否かを判定する。ここで、完了していないと判定された場合には、S503からの処理を繰り返す。一方、完了していると判定された場合には、S510に進む。
S509においては、S403で記憶領域に格納しておいた、前回の不吐検出パターンの次の印刷画像から今回の不吐検出パターンの手前までの全ての印刷画像のスキャンデータを削除する。このように、本実施形態においては、前回と今回の2回の不吐検出パターンについて不吐が発生していないと判定された場合には、その2回の不吐検出パターンの間に印刷された画像は不吐が発生していない正常な印刷画像であると判断する。そして、その判断がされた後、記憶領域に記憶していたスキャンデータの解析を行わずに、そのスキャンデータを削除する。その結果、スキャンデータの解析処理の負荷を軽減し、スキャンデータの記憶領域を低減することができる。
S510では、NG画像リストにNG画像が登録されているか否かを判定する。ここで、1つでもNG画像が登録されていると判定された場合にはS511に進み、NG画像が登録されていないと判定された場合には、図5の処理を終了する。
S511において、S505でNG画像リストに登録されたNG画像を操作ユニット115の表示部に表示する。その結果、ユーザは、仕分けユニット114の各トレイに排出された印刷物の中でどの画像がNG画像であるかを容易に確認することができる。本実施形態では、印刷、スキャン後に、カッターユニット110によって画像ごとにカットされてからトレイに排出されるものとしたため、カットされたNG画像を確認しやすい。しかしながら、カットせずに印刷物を連続シートのままロール状に巻き取るような構成の場合には、ユーザによるNG画像の確認が困難である。そのような場合にも、操作ユニット115の表示部でNG画像を表示することで、ユーザは、再印刷などのリカバリー処理を容易かつ確実に実行できる。
S512において、前回の不吐検出パターンの解析結果に基づいて、前回の不吐検出パターンにおいて不吐が発生しているか否かを判定する。ここで、不吐が発生していないと判定された場合には、図5に示す処理を終了する。一方、不吐が発生していると判定された場合にはS513に進む。
S513において、S505においてNG画像リストに登録されたNG画像に対応するスキャンデータの印刷情報を連続シートの未印刷領域に印刷する。ここでの印刷情報とは、例えば、前回と今回の2回連続で不吐検出がされたことを警告する情報である。それらの構成によって、印刷タイミングなどを変更でき、利便性を向上させることができる。S514において、印刷を停止し、エラー情報を操作ユニット115の表示部に表示する等のエラー終了処理を行い、図5に示す処理を終了する。
連続シートに印刷後、画像ごとにカットされて仕分けユニット114の各トレイに排出する構成の場合、画像不良と判定された印刷画像のシートを特定のトレイに振り分ける制御を行う場合がある。そのような場合、S503で解析した結果に応じて、シートをどのトレイに振り分けるか判定する前のタイミングでソーター制御部212に解析結果を通知するようにしてもよい。しかしながら、この場合、CPU202の解析負荷によっては、解析結果の通知がその判定に間に合わない可能性がある。そのような場合、解析負荷に応じて、スキャナユニット107よりも搬送方向下流側の搬送速度を減速するか、一時的に搬送を停止するように制御することでタイミングを調整するようにしても良い。
また、本体装置の形態が印刷物をカットせずに連続シートのままロール状に巻き取るような構成の場合には、上記のような解析負荷によるS503での解析結果の通知タイミングが多少遅延したとしても排紙制御には影響しない。しかしながら、複数ロール分のジョブを連続して印刷するような状況で本実施形態の制御を適用せずに全ての印刷画像に対して解析処理を行った場合には、解析処理の遅延が累積することによって印刷処理が完了しても解析処理が大量に残る可能性がある。そのような場合に、本実施形態の制御を適用し、不吐検出パターンの解析結果が連続してOKである場合以外にのみ印刷物のスキャン画像の解析を行う。その結果、スキャンデータの解析処理の実行頻度を抑制することができ、その結果、解析処理の遅延を防ぐことができる。
本実施形態では、入力された画像データに基づく印刷画像と印刷画像の間に一定の間隔で不吐検知パターンを印刷して読取解析を行う。そして、不吐検知パターンがNGの場合、すなわち、記録ヘッドに問題があると判定した場合のみ、入力された画像データと、印刷した後のスキャンデータを比較して画像不良を判定する。これにより、不良画像の検出制度を維持しつつ、全ての印刷画像を解析して画像不良が生じているか否かを判定する場合と比較して、解析負荷やスキャンデータの保存量などを抑制することができる。また、不吐検出パターンのみで印刷画像に画像不良が生じているか否かを判定する場合と比較して、画像不良の判定精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、不吐検出パターンは、印刷画像毎に挿入せずに、所定間隔で(2以上記録される複数の印刷画像毎に)挿入するようにし、不吐検出パターンがNGとなった場合のみ、印刷画像のスキャンデータの解析を行うものとした。これにより、不吐検出パターンの印刷の頻度を少なくすることに伴う不吐の検出精度の低下を防ぎつつ、不吐検出パターンの印刷による紙ごみの発生を低減させることができる。なお、不吐検出パターンは、挿入間隔が広いほど、紙ごみの発生を抑制することが可能となるが、不吐検出パターンがNGの場合に確認する印刷画像の数が増える。したがって、不吐検出パターンの挿入位置は、この点を考慮して適宜設定するようにすればよい。
(他の実施形態)
上述した実施形態で用いる装置の各構成要素の相対配置、装置形状等は、あくまで例示であり、それらのみに限定するものではない。上述した実施形態では、今回の不吐検出パターンがNGである場合、保存していたスキャンデータを解析するものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、不吐検出パターンがNGで且つ次の不吐検出パターンがNGである場合、不吐検出パターンに挟まれた印刷画像は、印刷画像のスキャンデータを解析することなく、不良画像(以下、NG画像とも記載する)と判定して、NG画像リストに登録するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、今回の不吐検出パターンがNGである場合、前回の不吐検出パターンの次の印刷画像から今回の不吐検出パターンの手前までの全ての印刷画像の解析を行ったが、これに限定されるものではない。例えば、NGとなった今回の不吐検出パターン側(すなわち、搬送方向下流側)の印刷画像から画像の解析及び画像不良の判定を行い、OKであると判定された印刷画像よりも搬送方向上流側に印刷された印刷画像は、OK画像であるとしてもよい。すなわち、OKであると判定された印刷画像よりも搬送方向上流側に印刷された印刷画像のスキャンデータは削除するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、NG画像について表示処理を行ったが、表示をする/しないの設定に従って表示処理を行うようにしても良い。または、表示を指示する操作ボタンの押下に従って、表示処理を行うようにしても良い。または、印刷物の排出形態がカット状か又はロール状かによって表示制御を行うようにしても良い。それらの構成によって、表示タイミングを変更でき、利便性を向上させることができる。
また、NGと判定された印刷画像が印刷されたシートが、ゴミ箱やNG画像を排出するトレイに排出されるように、CPU等がシート排出を制御するようにしてもよい。また、NGと判定された印刷画像は、再び連続シートに印刷させるように制御してもよい。
上述した実施形態では、S513において、NG画像リストの印刷情報を印刷したが、NG画像リストを印刷する/しないの設定に従って印刷処理を行うようにしても良い。または、印刷を指示する操作ボタンの押下に従って、印刷処理を行うようにしてもよい。または、印刷物の排出形態がカット状か又はロール状かによって印刷制御を行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、記録部がインクジェット式記録ヘッドを例に挙げて、不吐パターンに基づいて記録ヘッドに不吐があるか否かを判定したが、本発明はこれに限定されるものではない。記録ヘッドの記録剤の不吐を検出するためのパターンの代わりに、記録手段の不良を検出するための他のパターンを記録するようにすればよい。例えば、電子写真方式の記録手段を用いる場合、感光ドラムの傷等に基づく画像の不良を検出することができるパターンを記録させるようにすればよい。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又はコンピュータ読取可能な各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウエアで実現する必要はなく、処理の一部または全部をASIC等のハードウェアで実現するようにしてもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。

Claims (12)

  1. 画像データに基づく画像と、記録手段の不良を検出するためのパターンと、を連続シートに前記記録手段により記録させる記録制御手段と、
    前記記録手段により記録された前記画像を読み取った読取データを記憶部に格納する格納手段と、
    前記連続シートに記録された前記パターンに不良があるかを判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段により前記パターンに不良があると判定された場合、前記格納手段により前記記憶部に格納された前記読取データを用いて、前記画像データに基づく画像に不良が発生したかを判定する第2判定手段と、を備え、
    前記格納手段は、前記連続シートに記録された第1パターンと、前記第1パターンに先行して前記連続シートに記録された第2パターンと、の間に記録された前記画像データに基づく画像の前記読取データを、前記第1判定手段による前記第1パターンの判定が行われる前に、前記記憶部に格納し、
    前記第1判定手段により前記第1パターンに不良があると判定された場合、前記第2判定手段は、前記第1パターンと前記第2パターンとの間に記録された前記画像データに基づく画像について、前記格納手段により前記記憶部に格納された当該画像の前記読取データを用いて、不良が発生したかを判定する
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記第2判定手段は、前記第1の判定手段により不良がないと判定された前記パターンと、パターンに先行して前記連続シートに記録され不良がないと判定された前記パターンと、の間に記録された前記画像データに基づく画像については、不良が発生したかを判定しないことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第2判定手段は、前記画像データに基づく画像を解析することにより画像に不良が発生したかを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記記録制御手段は、前記記録手段に前記画像データに基づく画像を2以上記録させた後に前記パターンを記録させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記画像データに基づく画像及び前記パターンを読み取る読取手段、をさらに備え、
    前記第2の判定手段は、前記読取手段により読み取られた前記画像データに基づく画像の前記読取データと、前記記録手段により記録するための画像データとを比較することにより、不良が発生したかを判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記第2の判定手段により前記画像データに基づく画像に不良が発生していないと判定された場合、前記読取手段により読み取られた前記画像データに基づく画像の前記読取データを削除する削除手段、をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記第2の判定手段により前記画像データに基づく画像に不良が発生したと判定された場合、当該判定された画像を表示部に表示する表示手段、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記第2の判定手段により前記画像データに基づく画像に不良が発生したと判定された場合、前記記録制御手段は、当該判定された旨を印刷情報として前記連続シートに記録するよう前記記録手段を制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 前記記録手段を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 前記記録手段は、記録剤をノズルから吐出することにより記録を行い、
    前記パターンは、不吐を検出するパターンであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 画像データに基づく画像と、記録手段の不良を検出するためのパターンと、を連続シートに前記記録手段により記録させる記録工程と、
    前記記録手段により記録された前記画像を読み取った読取データを記憶部に格納する格納工程と、
    前記連続シートに記録された前記パターンに不良があるかを判定する第1判定工程と、
    前記第1判定工程において前記パターンに不良があると判定された場合、前記格納工程において前記記憶部に格納された前記読取データを用いて、前記画像データに基づく画像に不良が発生したかを判定する第2判定工程と、を有し、
    前記格納工程は、前記連続シートに記録された第1パターンと、前記第1パターンに先行して前記連続シートに記録された第2パターンと、の間に記録された前記画像データに基づく画像の前記読取データを、前記第1判定工程における前記第1パターンの判定が行われる前に、前記記憶部に格納し、
    前記第1判定工程において前記第1パターンに不良があると判定された場合、前記第2判定工程は、前記第1パターンと前記第2パターンとの間に記録された前記画像データに基づく画像について、前記格納工程において前記記憶部に格納された当該画像の前記読取データを用いて、不良が発生したかを判定する
    ことを特徴とする制御方法。
  12. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の制御装置の各手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
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