JP6276527B2 - ポータブルトイレ - Google Patents

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Description

本発明は、ポータブルトイレに関する。
例えば、特許文献1には、ポータブルトイレが開示されている。このポータブルトイレは、汚物受け(特許文献1では、便槽と称する。)を備えた便器本体と、汚物受けの上部に設けられた便座と、便器本体の上面後方に着脱可能に設けられた背もたれとを備えている。また、便器本体の底面には、独立した4本の脚部が取り付けられ、当該独立した4本の脚部によって地面に接している。ここでは、便器本体と4本の脚部とは別部材として樹脂成形されている。4本の脚部は、便器本体の底面の前後左右の隅部にそれぞれ取り付けられている。
特開2010−240165号公報
特許文献1に記載されたポータブルトイレでは、便器本体の底面に独立した4本の脚部によって地面に接している。このため、ポータブルトイレの使用者が便座に座って前屈みになったとき、前側の2本の脚部に集中して荷重が掛かってしまう。また、使用者が便座に座って背もたれにもたれ掛かったとき、後側の2本の脚部に集中して荷重が掛かってしまう。このようなとき、特許文献1に記載されたポータブルトイレの脚部は、樹脂製であるため、大きな荷重が掛かると撓みやすく、使用者が不安定に感じやすい。
ここで提案されるポータブルトイレは、便器本体と、便器本体の下部において右側および左側にそれぞれ設けられた脚と、を備えている。便器本体および脚は、樹脂成形品である。脚は、便器本体の前後にそれぞれ配置された少なくとも一対の脚部と、一対の脚部の下端部を繋ぐように連続し、一対の脚部のうち前側の脚部よりも前方に延びたベースと、を備えている。かかるポータブルトイレによれば、便器本体100が前側に倒れにくく、安定したポータブルトイレ10を提供することができる。
この場合、ベースは補強構造を備えていてもよい。例えば、ベースは、一対の脚部に設けられた上側部材に、下側部材が上下に組み合わされていてもよい。さらに、この場合、上側部材および下側部材の少なくとも一方には、リブが設けられていてもよい。
また、上側部材と下側部材との間には、板状の中間部材が組み込まれていてもよい。この場合、中間部材には、リブが設けられていてもよい。
また、便器本体の上面の右側または左側の少なくとも一方には、肘掛が設けられていてもよい。この場合、肘掛の前端は、ベースの前端と便器本体に配置された脚部のうち最も前に配置された脚部との間に配置されていてもよい。また、例えば、ベースは、一対の脚部のうち後側の脚部よりも後方に延びていてもよい。この場合、便器本体の上部における後部には、背もたれが設けられていてもよい。
ポータブルトイレの斜視図である。 ポータブルトイレの斜視図である。 ポータブルトイレの斜視図である。 ポータブルトイレの斜視図である。 便器本体の平面図である。 下側部材の平面図である。 左側の肘掛を示す斜視図である。 ポータブルトイレの左側を示す側面図である。 左側の脚の分解斜視図である。 左側の脚を前後方向に縦断した断面図である。 上側部材の底面図である。 中間部材の第1の面を示す図である。 中間部材の第2の面を示す図である。 中間部材を反転して組み付けた状態における、左側の脚を前後方向に縦断した断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るポータブルトイレを図面に基づいて説明する。以下の説明において、前、後、左および右は、それぞれ便座に腰掛けた使用者から見た方向を意味しており、図面には、それぞれ符号F、Bk、L、Rが付されている。また、各図において同じ作用を奏する部材や部位には、同じ符号を付し、適宜に重複する説明を省略している。ここでは、まず、ポータブルトイレ10の概要を説明し、その後、ここで提案される脚500、600について説明する。
《ポータブルトイレ10》
図1から図4はそれぞれポータブルトイレ10の斜視図である。ここで、図1は、蓋20を上げた状態(蓋20が開いた状態)を示している。図2は、図1の状態から便座30を上げ、バケツ40の蓋42(バケツ蓋)と、左側の肘掛300とを取り外した状態を示している。図3は、図2の状態からバケツ40を取り外した状態を示している。さらに、図4は、図3の状態からトレイ50(受け板)を取り出した状態を示している。
本実施形態に係るポータブルトイレ10は、主に高齢者および身障者等のいわゆる要介護者に使用されるものであり、介護用に好適に使用されるトイレである。また、ポータブルトイレ10は、床に固定されるトイレではなく、移動可能なトイレである。ポータブルトイレ10は、図1から図4に示すように蓋20と、便座30と、バケツ40と、トレイ50と、便器本体100と、背もたれ250と、肘掛300、400と、脚500、600と、脱臭装置750(図5参照)と、を備えている。ここでは、ポータブルトイレ10は、樹脂製(樹脂成形品)である。ここでは、ポータブルトイレ10の主な構造部材、例えば、便器本体100や脚500、600などは樹脂成形品である。
《蓋20》
蓋20は、ポータブルトイレ10の便座30に被せられる部材である。本実施形態では、蓋20は、図1に示すように、矩形の部材であり、後ろ側の縁にヒンジ21が取り付けられている。蓋20は、ヒンジ21を軸にして回動し、背もたれ250の前で便座30の上に配置された姿勢(蓋を閉じた姿勢(図示省略))から上方に引き上げられる。本実施形態では、蓋20は、前後方向の中間部に蝶番22が取り付けられている。蓋20は、蝶番22によって前後方向の中間部で折り曲げることができる。折り曲げられた蓋20は、背もたれ250に設けられた開口251を通すことができる。背もたれ250に設けられた開口251に蓋20を通すことによって、蓋20の姿勢は、背もたれ250の前で便座30の上に配置された姿勢(図示省略)と、背もたれ250の後ろに引き上げた姿勢(図1に示す状態)とで適宜に変えられる。なお、この蓋20は、人が座れるように所要の強度を持たせ、かつ、上部にクッションを備えていてもよい。この場合、ポータブルトイレ10は、便器として使用しない場合には便座30に蓋20を被せるとよい。これにより、臭いが拡散するのを防止でき、また、適宜に腰掛けとして利用できるようになる。
《便座30》
便座30は、図1に示すように、便器本体100の上面の中央部分に配置されている。本実施形態では、便座30は、後部の縁に設けられたヒンジ31を介して便器本体100に取り付けられている。そして、便座30の姿勢は、図1に示すように、便器本体100の上面に配置された姿勢と、図2に示すように、便器本体100の上面から引き上げられた姿勢とで適宜に変えられる。本実施形態では、便座30は、使用者がお尻を受ける座面を有する。便座30の中央には開口32が形成されている。
《バケツ40》
バケツ40は、使用者の排便を収容するバケツであり、「汚物受け」と称されうる。本実施形態では、バケツ40は、上部が開口した底が深い有底の容器である。図3および図4に示すように、便器本体100は、当該バケツ40を収容する窪んだ収容部101を有している。収容部101は、「汚水受け」とも称されうる。バケツ40と収容部101は、異形形状であり、バケツ40は予め定められた向きで収容部101に収められる。図2に示すように、バケツ40の上縁には取っ手41が取り付けられている。バケツ40が収容部101に収容された状態では、取っ手41はバケツ40の後方へ廻される。また、図1に示すように、バケツ40の開口には蓋42(バケツ蓋)が装着される。蓋42は、使用者が排便をするとき、バケツ40から外されるものである。ポータブルトイレ10を便器として使用しない場合には、バケツ40に蓋42を被せるとよい。これにより、臭いが拡散するのを防止できる。
《トレイ50》
本実施形態では、図3に示すように、便器本体100の収容部101を囲むように便器本体100の上部にトレイ50が置かれている。トレイ50は、便器本体100の上面に置かれている。トレイ50の上には便座30が配置される。トレイ50の中央部には、収容部101の上部開口に合わせた形状の開口51が形成されている。また、トレイ50には、便座30のヒンジ31を取り付ける基部が設けられている。
《便器本体100》
次に、便器本体100を説明する。ここで、図5は、便器本体100の平面図である。便器本体100は、図4および図5に示すように、収容部101と、上面部102と、外郭部103と、底部104とを有している。収容部101は、バケツ40が収められる窪んだ部位である。本実施形態では、図5に示すように、便器本体100の後部には、脱臭装置750を取り付ける脱臭装置取付部215が設けられている。収容部101の後部には、脱臭装置750へ臭気を導く脱臭ダクト700が取り付けられる。また、本実施形態では、収容部101の後部には、脱臭ダクト700からの排水を受ける受け部216および受け部216で受けた排水を収容部101へ導く溝状の排出路216aが設けられている。
上面部102は、図3および図4に示すように、収容部101の上部周辺に設けられている。上面部102の上には、図1に示すように、便座30が配置される。なお、本実施形態では、図2に示すように、上面部102の上には、トレイ50が配置され、図1に示すように、その上に便座30が配置されている。上面部102には、図5に示すように、肘掛取付部211、212と、背もたれ取付部213、214とが設けられている。肘掛取付部211、212と、背もたれ取付部213、214とについては、後で述べる。
外郭部103は、収容部101の少なくとも外側面を囲う部位である。底部104は、外郭部103の下端から連続し、便器本体100の底を形成する部位である。ポータブルトイレ10は、図3に示すように、便器本体100の少なくとも前面において、上面部102の周縁を形成する面112(図3では、上面部102の周縁の周側面)と、外郭部103を形成する面113(図3では、外郭部103の側面)とが連続している。さらに、外郭部103を形成する面113と、底部104を形成する面114とが連続している。そして、ポータブルトイレ10の脚500、600は、便器本体100の底部104の左右にそれぞれ独立して取り付けられている。
なお、ここで、面が連続しているとは、外観上、面が一連に連なっていることをいう。例えば、ここでは、便器本体100の少なくとも前面において、ポータブルトイレ10の外郭部103を構成する上面部102の周縁を形成する面112と、外郭部103を形成する面113とは、一連に連なっている。また、本実施形態では、便器本体100は、後述するように上側部材210と下側部材220とで構成されている。ここで、上側部材210と下側部材220とは、外側面が一連に連なるように組み合わされている。かかる箇所では、「面が連続している」とする。また、意匠上の多少の凹凸や段差などは、問題としない。
《上側部材210と下側部材220》
本実施形態では、便器本体100は、上側部材210と下側部材220とで構成されており、上側部材210と下側部材220とを上下に組み付けた構造を備えている。上側部材210の周縁は全周にわたって下方に屈曲している。上側部材210には、図5に示すように、バケツ40が収容される収容部101と、上面部102とが含まれている。また、上側部材210の周縁には、上側部材210と下側部材220とを組み付けるための複数のねじ穴210cが形成されている。
図6は、下側部材220の平面図である。本実施形態では、下側部材220は、全体として有底の略矩形の箱形状である。下側部材220は、一体的な成形品である。下側部材220には、図1に示すように、外郭部103と、底部104とが含まれている。底部104には、上側部材210の収容部101の底(図示せず)に対向する部位に開口(図示せず)が形成されている。また、便器本体100の底部104には、脚500、600の脚部501、502、601、602の上端が装着されるボス121〜124が設けられている。本実施形態では、ボス121〜124は、下側部材220の底部104の前後左右の隅部に設けられている。ボス121〜124は、略円筒形状である。ボス121〜124の周囲にはリブ121a〜124aが放射状に設けられおり、所要の強度が確保されている。また、下側部材220の周縁には、上側部材210に形成されたねじ穴210cに対応する位置にねじ穴220cが形成されている。本実施形態では、上側部材210の下縁と下側部材220の上縁とを互いに内外に嵌め合うことで、上側部材210と下側部材220とを取り付けている。
次に、便器本体100の肘掛取付部211、212に取り付けられる肘掛300、400を説明し、その後、肘掛取付部211、212を説明する。
《肘掛け300、400》
図7は、左側の肘掛300を示す斜視図である。肘掛300、400は、凡そ同様の構造を有している。以下の説明において、括弧内の符号は、右側の肘掛400の符号を示している。ここでは、左側の肘掛300には300番台の符号を付し、右側の肘掛400の各部位には、左側の肘掛300の各部位に対応させて400番台の符号を付している。
肘掛300(400)は、図7に示すように、肘掛ベース301(401)と、肘掛本体302(402)と、を備えている。
《肘掛ベース301(401)》
肘掛ベース301(401)は、基部311(411)と、2本の中空の支柱312、313(412、413)と、中空軸314(414)とを備えている。基部311(411)は、便器本体100の肘掛取付部211(212)の前後方向に沿って配置される長手のプレートである。2本の支柱312、313(412、413)は、基部311(411)の前後両端部に配置されている。基部311(411)は、2本の支柱312、313(412、413)の中間部の下端よりの位置に架け渡されている。
基部311(411)には、係合突起321(421)と、差込穴322(422)とがある。係合突起321(421)は、基部311(411)の下面から、基部311(411)の長手方向に沿って下方に突出した突起である。差込穴322(422)は、基部311(411)の中間部前よりに形成されており、肘掛300(400)を上側部材210に固定する固定ピン350(450)(図1参照)を挿し込む貫通した穴である。また、後側の支柱313(413)の外周面には、上下に連続して後方に突出した係合片323(423)が設けられている。肘掛ベース301(401)の中空軸314(414)は、基部311(411)よりも高い位置において、前後一対の支柱312、313(412、413)に架設されている。図1に示す例では、右側の肘掛ベース401の前側の支柱412に、トイレットペーパーホルダ60が取り付けられている。
《肘掛本体302(402)》
肘掛本体302(402)は、図1および図7に示すように、肘掛部341(441)と、可動軸342、343(442、443)とを備えている。肘掛部341(441)は、ポータブルトイレ10の使用者が肘を掛ける部位である。本実施形態では、肘掛部341(441)は、長手の形状を有しており、ポータブルトイレ10の左右において前後方向に延びた状態で設けられる。可動軸342、343(442、443)は、肘掛部341(441)の下部の前後に離れた位置において下方に延びている。肘掛本体302(402)の2本の可動軸342、343(442、443)は、肘掛ベース301(401)の2本の中空の支柱312、313(412、413)に挿入されている。
なお、本実施形態では、肘掛300(400)は、高さ調節機構303(403)によって、高さを調節することができる。高さ調節機構303(403)は、中空軸314(414)に内装されている。ここでは、かかる高さ調節機構303(403)によって、肘掛ベース301(401)の2本の支柱312、313(412、413)に対し、肘掛本体302(402)の可動軸342、343(442、443)が挿入された長さが変化する。これによって、便器本体100に対する肘掛部341(441)の高さが調整される。
《肘掛取付部211、212》
上側部材210には、かかる肘掛300、400が取り付けられる肘掛取付部211、212が設けられている。肘掛取付部211、212は、上側部材210の上面部102の左右において、それぞれ肘掛300、400を取り付ける位置に設けられている。肘掛取付部211、212は、それぞれ左右の肘掛300、400の下部に対応した形状を有している。
肘掛取付部211、212は、図5に示すように、それぞれ肘掛300、400の基部311、411が嵌る前後に延びた長手の窪み221、222を有している。当該窪み221、222には、縦穴223、224、225、226と、係合溝227、228と、鍵穴231、232が形成されている。上側部材210の裏面には、特に肘掛取付部211、212の裏面にリブが多く配置されている。かかるリブによって肘掛300、400のぐらつきが小さく抑えられるとともに所要の耐荷重を確保することができる。
ここで、左側の窪み221には、左側の肘掛300の基部311(図7参照)が嵌る。また、左側の窪み221に形成された縦穴223、225には、基部311から下方に突出した支柱312、313(図7参照)の下側部312a、313aがそれぞれ嵌る。左側の窪み221に形成された係合溝227には、左側の肘掛300の基部311の下面から下方に突出した係合突起321(図7参照)が嵌る。さらに、左側の窪み221に形成された鍵穴231は、左側の肘掛300の基部311に形成された差込穴322に対応する位置に形成されている。当該左側の肘掛300は、支柱312、313(図7参照)の下側部312a、313aを、便器本体100の肘掛取付部211の縦穴223、225に挿入し、基部311を窪み221に嵌める。そして、差込穴322および鍵穴231に固定ピン350(図1参照)を装着する。これによって、左側の肘掛300を便器本体100に固定することができる。
また、右側の窪み222には、右側の肘掛400の基部411が嵌る。また、右側の窪み222に形成された縦穴224、226には、基部411から下方に突出した支柱412、413(図7参照)の下側部412a、413aがそれぞれ嵌る。右側の窪み222に形成された係合溝228には、右側の肘掛400の基部411の下面から下方に突出した係合突起421(図7参照)が嵌る。さらに、右側の窪み222に形成された鍵穴232は、右側の肘掛400の基部411に形成された差込穴422に対応する位置に形成されている。そして、当該右側の窪み222に右側の肘掛400の基部411を嵌めて、差込穴422および鍵穴232に固定ピン450(図1参照)を装着することによって、右側の肘掛400を便器本体100に固定することができる。
本実施形態では、左右の肘掛300、400は、使用者や介護者のニーズに応じて適宜に取り外すことができる。また、ポータブルトイレ10は、便器本体100から肘掛300、400を取り外した際に、便器本体100の肘掛取付部211、212に被せることができるカバーを付属しているとよい。かかるカバーは、肘掛取付部211、212に取り付けられた際に、便器本体100の上面を平坦にする形状であるとよい。
また、肘掛ベース301(401)の後側の支柱313(413)の外周面に、上下に連続して後方に突出した係合片323(423)は、背もたれ250に形成された係合溝256、257(図2〜図4参照)にそれぞれ係合している。
《背もたれ250》
次に、ポータブルトイレ10の背もたれ250を説明する。便器本体10の背もたれ取付部213、214は、図5に示すように、便器本体100の上面において、後部の左右両側にそれぞれ設けられている。背もたれ250は、図1に示すように、便器本体100の後部に設けられている。背もたれ250は、便器本体100の上面において、蓋20を折り曲げた状態で後方に通すことができる開口251を有している。この背もたれ250は、左右の柱部252、253と、背もたれ部254と、クッション255とを備えている。柱部252、253は、ポータブルトイレ10の背部において、便器本体100の左右両側に設けられた背もたれ取付部213、214に取り付けられる。柱部252、253は、便器本体100の背もたれ取付部213、214から上方に立ち上がっている。背もたれ部254は、柱部252、253の上端に架け渡されている。クッション255は、背もたれ部254の前面に取り付けられている。
《脚500、600》
次に、脚500、600について説明する。本実施形態では、左側の脚500と右側の脚600とは凡そ同様な構成をしている。ここでは、左側の脚500には、500番台の符号を付し、右側の脚600には、左側の脚500の各部材および部位に対応させて600番台の符号を付している。以下において、左側の脚500について詳細に説明し、対応する右側の脚600の説明は左側の脚500の説明を参照することとし、重複した説明は適宜省略する。なお、括弧内の符号は、右側の脚600に対応した符号である。
図8は、ポータブルトイレ10の左側を示す側面図である。図9は、左側の脚500の分解斜視図である。図10は、左側の脚500を前後方向に縦断した断面図である。脚500、600は、図1に示すように、便器本体100の下部において右側および左側にそれぞれ設けられている。脚500(600)は、図8から図10に示すように、前後一対の脚部501、502(601、602)と、ベース503(603)と、を備えている。一対の脚部501、502、601、602は、便器本体100の前後にそれぞれ配置されている。ベース503(603)は、一対の脚部501、502(601、602)の下端部を繋ぐように連続している。
《一対の脚部501、502(601、602)》
本実施形態では、一対の脚部501、502(601、602)は、図9に示すように、それぞれ円筒形状である。脚部501、502(601、602)は、上述した便器本体100の底部104に設けられたボス121〜124(図6参照)に取り付けられる。具体的には、脚部501、502(601、602)の上部は、便器本体100の底部104に設けられたボス121〜124に挿通され、適当な位置でボス部に固定されている。ここでは、図8に示された略リング状の連結部材501a、502a(601a、602a)によって、脚部501、502(601、602)が、ボス121、123(122、124)に固定されている。また、ボス121〜124および脚部501、502、601、602は、ボス121〜124に脚部501、502、601、602を固定する位置を調節する構造を備えている。かかる構造によって、ボス121,123(122、124)から延びる脚部501、502(601、602)の長さが調節される。ボス121,123(122、124)から延びる脚部501、502(601、602)の長さを調節することによって、ポータブルトイレ10は便座30の高さを調節することができる。
なお、本実施形態では、図8に示すように、一対の脚部501、502(601、602)のうち、前側の脚部501(601)は、肘掛300(400)の肘掛部341(441)の前端よりも後方に配置されている。言い換えると、肘掛300(400)の肘掛部341(441)の前端は、前側の脚部501(601)よりも前方に配置されている。
《ベース503(603)》
ベース503(603)は、脚部501、502(601、602)を支持するものである。本実施形態では、図8に示すように、ベース503(603)は、脚部501、502(601、602)の下端部を繋ぐように前後方向に延びている。ベース503(603)は、一対の脚部501、502(601、602)のうち、前側の脚部501(601)よりも前方に延びている。ここでは、ベース503(603)の前端は、肘掛300(400)の肘掛部341(441)の前端よりも前方に配置されている。また、ベース503(603)は、後側の脚部502(602)よりも後方に延びている。以下の説明において、ベース503(603)のうち、前側の脚部501(601)よりも前方に延びた部位をフロントベース部511(611)、後側の脚部502(602)よりも後方に延びた部位をリヤベース部512(612)、脚部501、502(601、602)を繋ぐ部位を連結ベース部513(613)とそれぞれ称する。
ここでは、ベース503(603)のフロントベース部511(611)は、図9に示すように、平面視において、先端に向かうにつれて徐々に細くなっている。ベース503(603)のリヤベース部512(612)および連結ベース部513(613)は、平面視において、幅方向の長さが略同じである。また、ベース503(603)は、先端から後端に向かうに連れて徐々に厚く(高く)なっている。
ベース503(603)は、補強構造を備えている。本実施形態では、ベース503(603)は、上側部材521(621)と、下側部材522(622)と、中間部材523(623)と、滑り止め板524、525(624、625)と、ベース固定ピン526(626)とを備えている。なお、上側部材521(621)は、便器本体100の上側部材210と区別するために、ベース上側部材521(621)と称され得る。同様に、下側部材522(622)は、便器本体100の下側部材220と区別するため、ベース下側部材522(622)と称され得る。ここでは、ベース503(603)は、上側部材521(621)と、下側部材522(622)と、中間部材523(623)とを組み付けることで所要の剛性が確保されている。
《上側部材521(621)(ベース上側部材)》
上側部材521(621)は、ベース503(603)の上側の外郭を形成しており、上側に膨らみを有するものである。換言すると、上側部材521(621)は、ベース503(603)の上側を構成する半割型の形状である。本実施形態では、上側部材521(621)は、一対の脚部501、502(601、602)に設けられている。ここでは、上側部材521(621)と脚部501、502(601、602)の下端部とが連続するように、上側部材521(621)と一対の脚部501、502(601、602)とが一体的に成形されている。
図11は、左側の上側部材521の底面図である。図11に示すように、上側部材521(621)の内面には、複数のリブ532(632)が形成されている。複数のリブ532(632)は、上側部材521(621)の内面から下方に向かって延びている。リブ532(632)は、上側部材521(621)の左右方向および前後方向に沿った格子状に設けられている。換言すれば、リブ532(632)は、上側部材521(621)の長手方向および幅方向に沿った格子状に設けられている。このように、上側部材521(621)にリブ532(632)が設けられていることによって、上側部材521(621)は撓みにくくなっている。
本実施形態では、上側部材521(621)には、固定板533(633)と、挿通孔534(634)と、折り返し部535(635)とがある。固定板533(633)は、図10に示すように、上側部材521(621)に連続した後側の脚部502(602)の下部に設けられている。この固定板533(633)は、後側の脚部502(602)の内周面に脚部502(602)の径方向に沿って延びている。挿通孔534(634)は、図11に示すように、かかる固定板533(633)に形成されている。挿通孔534(634)は、ベース固定ピン526(626)が挿通される孔である。当該挿通孔534(634)は、挿入されるベース固定ピン526(626)の挿入部の軸方向の投影形状に対応した形状である。ここでは、挿通孔534(634)は、上側部材521(621)の前後方向に延びた略長方形状である。挿通孔534(634)の長手方向の中央部分は、ベース固定ピン521(621)の軸が挿入されるため、若干外側に広がっている。
また、折り返し部535(635)は、上側部材521(621)の先端部が下側部材522(622)の先端部に対してずれるのを防止するための部位である。ここで、折り返し部535(635)は、上側部材521(621)の先端部に設けられている。本実施形態では、折り返し部535(635)は、上側部材521(621)の先端部の内側面において後方に突出した突出片である。
《下側部材522(622)(ベース下側部材)》
下側部材522(622)は、図9に示すように、ベース503(603)の底となる部材である。下側部材522(622)は、上側部材521(621)に上下に組み合わされるものである。本実施形態では、下側部材522(622)は、上側部材521(621)の下面に嵌り得る部材であり、略板状の部材である。下側部材522(622)のうち、先端部を除く外縁には、当該外縁に沿って上方に立ち上がった壁541(641)が設けられている。この壁541(641)は、下側部材522(622)の先端から後端に向かうにつれて高くなっている。
本実施形態では、下側部材522(622)には、挿通孔542(642)と、ずれ防止軸543(643)と、リブ544(644)と、係止部545(645)と、突起549(649)とがある。挿通孔542(642)は、ベース固定ピン526(626)が挿通される孔である。ここでは、挿通孔542(642)は、下側部材522(622)の中央部分の後よりに形成されている。挿通孔542(642)は、上側部材521(621)と下側部材522(622)とを上下に組み付ける状態において、下側部材522(622)における上側部材521(621)の挿通孔534(634)に対応した位置に形成されている。詳しくは、図9に示すように、下側部材522(622)の中央部分の後よりの部位は、上方に盛り上がっている。かかる盛り上がった部位の上部は、平坦になっている。挿通孔542(642)は、当該盛り上がった部位の平坦な上面に形成されている。ここで、挿通孔542(642)は、上側部材521(621)の挿通孔534(634)と略同じ形状をしており、ベース固定ピン526(626)の挿入部の軸方向の投影形状に対応した形状である。つまり、挿通孔542(642)は、下側部材522(622)の前後方向に延びた略長方形状であり、挿通孔542(642)の長手方向の中央部分は若干外側に広がっている。
ずれ防止軸543(643)は、中間部材523(623)が下側部材522(622)に対してずれることを防止するための部位である。このずれ防止軸543(643)は、下側部材522(622)の中央部分の前よりに設けられている。ずれ防止軸543(643)は、下側部材522(622)の上面から上方に立ち上がっている。ずれ防止軸543(643)は、略円筒形状である。
リブ544(644)は、下側部材522(622)の上面に形成されている。リブ544(644)は、下側部材522(622)の上面から上方に延びている。ここでは、リブ544(644)は、下側部材522(622)の左右方向および前後方向に沿った格子状となっている。換言すると、リブ544(644)は、下側部材522(622)の長手方向および幅方向に沿った格子状となっている。このリブ544(644)は、下側部材522(622)の先端から後端に向かうにつれて高くなっている。
係止部545(645)は、図10に示すように、中間部材523(623)が下側部材522(622)に対してずれることを防止するための部位である。係止部545(645)は、下側部材522(622)の先端の上面に設けられている。この係止部545(645)は、下側部材522(622)の上面から上方に盛り上がっている。係止部545(645)の後側の側面には、凹部545aが設けられている。
突起549(649)は、上側部材521(621)の先端部が下側部材522(622)の先端部に対してずれるのを防止するための部位である。ここで、上側部材521(621)の先端部に設けられた折り返し部535(635)は、上側部材521(621)の先端部の内側面において後方に突出した突出片である。これに対して、下側部材522(622)の先端部に前方に突出した突起549(649)が設けられている。
また、本実施形態では、下側部材522(622)の後端には、キャスター546(646)が取り付けられている。また、下側部材522(622)の裏面において、先端部および後端部には、それぞれ滑り止め板524、525(624、625)が取り付けられる滑り止め板取付部547、548(647、648)が設けられている。
《滑り止め板524、525(624、625)》
滑り止め板524、525(624、625)は、図9に示すように、脚500(600)が地面に対して滑ることを防止する部材である。滑り止め板524、525(624、625)は、下側部材522(622)の裏面の前後に設けられる。前側の滑り止め板524(624)は、下側部材522(622)の滑り止め取付部547(647)に取り付けられる。後側の滑り止め板525(625)は、下側部材522(622)の滑り止め取付部548(648)に取り付けられる。本実施形態では、滑り止め板524、525(624、625)は、ゴム製である。ただし、脚500(600)が地面に対して滑ることを防止するものであれば、滑り止め板524、525(624、625)の材料は特に限定されない。また、滑り止め板524、525(624、625)は、下側部材522(622)と一体ものであってもよく、下側部材522(622)の下面の全体にわたっているものであってもよい。なお、この滑り止め板524、525(624、625)は、省略することが可能である。
《中間部材523(623)》
次に、中間部材523(623)について説明する。中間部材523(623)は、上側部材521(621)と下側部材522(622)との間に組み込まれた板状の部材である。ここでは、中間部材523(623)は、ベース503(603)のフロントベース部511(611)からリヤベース部512(612)まで延びた長手の部材である。この中間部材523(623)は、先端から後端に向かうに連れて徐々に厚くなっている。
中間部材523(623)は、上下反転可能な部材である。つまり、中間部材523(623)は、上下反転した何れの状態においても、上側部材521(621)と下側部材522(622)との間に組み込むことができる。以下の説明において、中間部材523(623)の上下の面のうち、一方の面を第1の面551(651)と称し、他方の面を第2の面552(652)と称する。ここで、図10は、中間部材523の第1の面551を下にして、上側部材521と下側部材522と中間部材523とを組み付けた状態を示している。図12は、中間部材523(623)の第1の面551(651)を示す図である。図13は、中間部材523(623)の第2の面552(652)を示す図である。図12および図13に示すように、中間部材523(623)は、凹部555(655)と当接面556(656)とを備えている。
凹部555(655)は、図12に示すように、中間部材523(623)の第1の面551(651)側に設けられている。凹部555(655)は、下側部材522(622)のリブ544(644)が嵌る部位である。本実施形態では、下側部材522(622)のリブ544(644)は、下側部材522(622)の前後方向および左右方向に沿った格子状である。これに対し、凹部555(655)は、下側部材522(622)のリブ544(644)に対応するように、中間部材523(623)の前後方向および左右方向に延びた格子状の溝である。本実施形態では、図10に示すように、第1の面551(651)を下にして中間部材523(623)が下側部材522(622)の上に組み付けられる。この状態では、中間部材523(623)の第1の面551(651)側に設けられた凹部555(655)に、下側部材522(622)のリブ544(644)が嵌る。そして、中間部材523(623)の凹部555(655)の底に、下側部材522(622)のリブ544(644)の上端が当接している。
次に、当接面556(656)は、図13に示すように、中間部材523(623)の第2の面552(652)側に設けられている。当接面556(656)は、下側部材522(622)のリブ544(644)の上端面(突出端面)が当接可能な部位である。本実施形態では、当接面556(656)は、第1の面551(651)側に設けられた凹部555(655)の底の裏面によって構成されている。図14は、中間部材523の第2の面552を下にして、上側部材521と下側部材522と中間部材523とを組み付けた状態における、左側の脚500を前後方向に縦断した断面図である。本実施形態では、図14に示すように、第2の面552(652)を下にして中間部材523(623)が下側部材522(622)の上に組み付けられる。この状態では、中間部材523(623)の第2の面552(652)側に設けられた当接面556(656)に、下側部材522(622)のリブ544(644)の上端が当接している。
本実施形態では、図10に示すように、中間部材523(623)は、凹部555(655)および当接面556(656)が格子状に設けられている。このため、中間部材523(623)は、長手方向および幅の断面において凸凹を有する形状である。かかる凸凹形状は、中間部材523(623)におけるリブ557(657)として機能しうる。
本実施形態では、図9に示すように、中間部材523(623)には、挿通孔558(658)と、ずれ防止孔559(659)と、突起561(661)とがある。挿通孔558(658)は、ベース固定ピン526(626)が挿通される孔である。ここでは、挿通孔558(658)は、中間部材523(623)の中央部分の後よりに形成されている。挿通孔558(658)は、上側部材521(621)の挿通孔534(634)および下側部材522(622)の挿通孔542(642)と、略同じ形状をしている。ここでは、挿通孔558(658)は、ベース固定ピン526(626)の挿入部の軸方向の投影形状に対応した形状である。つまり、挿通孔542(642)は、下側部材522(622)の前後方向に延びた略長方形状であり、挿通孔542(642)の長手方向の中央部分は若干外側に広がっている。また、中間部材523(623)の挿通孔558(658)の縁には、上下にそれぞれ延びた壁558a(658a)が設けられている。
ずれ防止孔559(659)は、下側部材522(622)のずれ防止軸543(643)が挿入される孔である。ずれ防止孔559(659)は、中間部材523(623)の中央部分の前よりに形成されている。詳しくは、ずれ防止孔559(659)は、中間部材523(623)と下側部材522(622)とを組み付ける状態において、中間部材523(623)における下側部材522(622)のずれ防止軸543(643)に対応した位置に形成されている。ずれ防止孔559(659)は、略円形状である。突起561(661)は、下側部材522(622)の先端に設けられた係止部545(645)の凹部545a(645a)に嵌る部位である。ここでは、下側部材522(622)の係止部545(645)は、後側の側面に凹部545a(645a)が設けられている。これに対し、突起561(651)は、中間部材523(623)の先端から前方に突出している。
《ベース固定ピン526(626)》
ベース固定ピン526(626)は、上側部材521(621)と、下側部材522(622)と、中間部材523(623)とを固定するための部材である。本実施形態では、ベース固定ピン526(626)は、挿通軸571(671)と、つまみ573(673)と、第1固定片574、575(674、675)と、第2固定片576、577(676、677)と、を備えている。
挿通軸571(671)は、円筒棒状である。つまみ573(673)は、挿通軸571(671)の一端に設けられている。第1固定片574、575(674、675)は、挿通軸571(671)の他端側の外周面から径方向の外方に延びており、互いが対向している。第1固定片574、575(674、675)は、互いが同じ形状であり、挿通軸571(671)の他端に向かうに連れて挿通軸571(671)に向かって外縁が曲がっている。第2固定片576、577(676、677)は、挿通軸571(671)の軸方向の中心部分の他端側よりに設けられ、挿通軸571(671)から径方向の外方に延びている。第2固定片576、577(676、677)は、互いが対向しており、平面視において、第1固定片574、575(674、675)と重なっている。第2固定片576、577(676、677)と第1固定片574、575(674、675)との間には、それぞれ隙間がある。ここでは、第2固定片576、577(676、677)は、四角形状である。
次に、脚500(600)のベース503(603)の上側部材521(621)と、下側部材522(622)と、中間部材523(623)との組み付けについて説明する。ここでは、まず、図10に示すように、第1の面551(651)を下にして中間部材523(623)を、上側部材521(621)と下側部材522(622)との間に組み付けた態様について説明する。
この場合、中間部材523(623)は、第1の面551(651)を下にし、中間部材523(623)の先端に設けられた突起561(661)を、下側部材522(622)の先端に設けられた係止部545(645)の凹部545a(645a)に嵌める。そして、この状態において、中間部材523(623)が下側部材522(622)の上に組み付けられる。このとき、中間部材523(623)の先端は下側部材522(622)の係止部545(645)によって位置決めされる。このように先端が位置決めされた状態では、中間部材523(623)のずれ防止孔559(659)は、下側部材522(622)のずれ防止軸543(643)にスムーズに挿入される。また、中間部材523(623)の第1の面551(651)に設けられた凹部555(655)は、下側部材522(622)のリブ544(644)に嵌る。このように、中間部材523(623)は、各部位が係合することによって、下側部材522(622)の所定の位置に配置されるとともに、下側部材522(622)に対してずれることが防止される。
次に、中間部材523(623)が配置された下側部材522(622)に上側部材521(621)を被せる。この場合、まず、上側部材521(621)の先端に設けられた折り返し部535(635)を、下側部材522(622)の先端部に設けられた突起549(649)に引っ掛ける。次に、下側部材522(622)の縁に設けられた壁541(641)に上側部材521(621)の内側面が沿うように、上側部材521(621)を下側部材522(622)に被せる。このとき、上側部材521(621)のリブ532(632)が、中間部材523(623)の上面(第2の面552(652)側の面)に当接する。また、上側部材521(621)の挿通孔534(634)は、下側部材522(622)の挿通孔542(642)と中間部材523(623)の挿通孔558(658)とに、平面視において重なる。脚500(600)のベース503(603)を構成する上側部材521(621)と、下側部材522(622)と、中間部材523(623)とは、このように組み付けられる。
そして、上側部材521(621)と、下側部材522(622)と、中間部材523(623)とは、ベース固定ピン526(626)によって一体的に固定される。ここで、ベース固定ピン526(626)は、下側部材522(622)の底側から下側部材522(622)の挿通孔542(642)に挿入される。この際、ベース固定ピン526(626)の第1固定片574、575(674、675)および第2固定片576、577(676、677)が下側部材522(622)の挿通孔542(642)に挿入される。そして、つまみ573(673)が下側部材522(622)の底面に当接したところで、ベース固定ピン526(626)を90度回転させる。このとき、図10に示すように、ベース固定ピン526(626)の第2固定片576、577(676、677)は、下側部材522(622)の挿通孔542(642)、中間部材523(623)の挿通孔558(658)および上側部材521(621)の挿通孔534(634)を貫通している。そして、ベース固定ピン526(626)を90度回転させることによって、ベース固定ピン526(626)の第2固定片576、577(676、677)の端面が上側部材521(621)の固定板533(633)に当接する。このように、中間部材523(623)は、第1の面551(651)を下にして組み付けられた場合には、ベース固定ピン526(626)の第2固定片576、577(676、677)によって、上側部材521(621)が下側部材522(622)および中間部材523(623)に固定されている。
次に、図14に示すように、第2の面552(652)を下にして中間部材523(623)を、上側部材521(621)と下側部材522(622)との間に組み付けた態様について説明する。
この場合、中間部材523(623)は、第2の面552(652)を下にし、中間部材523(623)の先端に設けられた突起561(661)を、下側部材522(622)の先端に設けられた係止部545(645)の凹部545a(645a)に嵌める。そして、この状態において、中間部材523(623)が下側部材522(622)の上に組み付けられる。このとき、中間部材523(623)の先端は下側部材522(622)の係止部545(645)に位置決めされる。そして、中間部材523(623)のずれ防止孔559(659)は、下側部材522(622)のずれ防止軸543(643)にスムーズに挿入される。また、中間部材523(623)の第2の面552(652)に設けられた当接面556(656)は、下側部材522(622)のリブ544(644)の上端面に当り、中間部材523(623)が下側部材522(622)のリブ544(644)の上端面に乗った状態になる。このように、中間部材523(623)は、各部位が係合することによって、下側部材522(622)の所定の位置に配置されるとともに、下側部材522(622)に対してずれることが防止される。
次に、中間部材523(623)が配置された下側部材522(622)に上側部材521(621)を被せる。下側部材522(622)に対する上側部材521(621)の組み付けは、中間部材523(623)の第1の面551(651)を下にする場合と、中間部材523(623)の第2の面552(652)を下にする場合とで、基本的な工程は同じである。ただし、中間部材523(623)が第2の面552(652)を下にして組み付けられた場合には、中間部材523(623)が下側部材522(622)のリブ544(644)の上端面に乗った状態になる。このため、下側部材220に対して中間部材523(623)が高くなり、それに応じて、上側部材210が高くなる。
次に、組み付けられた上側部材521(621)と下側部材522(622)と中間部材523(623)とは、ベース固定ピン526(626)によって一体的に固定される。ここで、ベース固定ピン526(626)は、下側部材522(622)の底側から下側部材522(622)の挿通孔542(642)に挿入される。この際、ベース固定ピン526(626)の先端側に設けられた第1固定片574、575(674、675)は、上側部材210の挿通孔534(634)を貫通する。しかし、上側部材210が高くなっているので、ベース固定ピン526(626)の基端側に設けられた第2固定片576、577(676、677)は、上側部材210の挿通孔534(634)に達しない。
ベース固定ピン526(626)は、つまみ573(673)が下側部材522(622)の底面に当接したところで90度回転させる。このとき、図14に示すように、ベース固定ピン526(626)の先端側に設けられた第1固定片574、575(674、675)の端面が上側部材521(621)の固定板533(633)に当接する。このように、第2の面552(652)を下にして中間部材523(623)を組み付けた場合でも、ベース固定ピン526(626)によって、上側部材521(621)、下側部材522(622)および中間部材523(623)が固定される。
上述したように、中間部材523(623)は、第1の面551(651)および第2の面552(652)をそれぞれ下にして、上側部材521(621)と下側部材522(622)との間に組み付けることができる。さらに、何れの場合にも、上側部材521(621)のリブ532(632)が中間部材523(623)の上面に当たる位置で上側部材521(621)の位置が定まる。
第1の面551(651)を下にして中間部材523(623)を組み付けた場合、図10に示すように、中間部材523(623)の凹部555(655)が下側部材522(622)のリブ544(644)に嵌る。これに対して、第2の面552(652)を下にして中間部材523(623)を組み付けた場合には、図14に示すように、中間部材523(623)の当接面556(656)が下側部材522(622)のリブ544(644)の上端面の上に乗る。
このため、第2の面552(652)を下にして中間部材523(623)を組み付けた場合に比べて、第1の面551(651)を下にして中間部材523(623)を組み付けた場合には、下側部材522(622)のリブ544(644)が凹部555(655)に嵌る分、上側部材521(621)が低くなる。また、本実施形態では、中間部材523(623)は、先端から後端に向かうにつれて厚くなっている。このため、第1の面551(651)を下にして中間部材523(623)を組み付けた場合に比べて、第2の面552(652)を下にして中間部材523(623)を組み付けた場合には、特に、上側部材521(621)の後部が高くなる。
つまり、中間部材523(623)を上下反転させて、上側部材521(621)と下側部材522(622)との間に組み付けることで、上側部材521(621)の後部の高さが変わる。このため、第2の面552(652)を下にして中間部材523(623)を組み付けた場合には、第1の面551(651)を下にして中間部材523(623)を組み付けた場合に比べて、便器本体の便座の前に傾いた状態になる。このように、本実施形態では、左右のベース503、603に組み込まれた中間部材523、623の上下の向きをそれぞれ変えることによって、便器本体の前傾角度を変更することができる。
また、本実施形態では、脚500、600は樹脂成形品である。ここでは、上側部材521(621)、下側部材522(622)および中間部材523(623)は、それぞれ樹脂成形品である。ベース503(603)は、所要の強度が確保されていることが好ましい。そのため、ベース503(603)を構成している上側部材521(621)、下側部材522(622)および中間部材523(623)は、剛性が高い樹脂が用いられるとよい。本実施形態では、上側部材521(621)と下側部材522(622)と中間部材523(623)とは、比較的剛性が高いABS樹脂が用いられている。中間部材523(623)は、樹脂製以外、例えば金属製であってもよい。
ただし、上側部材521(621)、下側部材522(622)および中間部材523(623)にABS樹脂を用いると、コストが高くなり、かつ、ポータブルトイレ10が重くなってしまう。そこで、ベース503(603)に所要の強度が確保されるならば、上側部材521(621)、下側部材522(622)および中間部材523(623)のうち少なくとも一つにABS樹脂が用いられていてもよい。例えば、上側部材521(621)にABS樹脂が用いられ、下側部材522および中間部材523(623)に、ABS樹脂よりも剛性が低いポリプロピレン等が用いられていてもよい。また、下側部材522(622)のみにABS樹脂が用いられていてもよい。中間部材523(623)のみにABS樹脂が用いられていてもよい。また、上側部材521(621)および下側部材522(622)にABS樹脂が用いられ、中間部材523(623)にポリプロピレン等が用いられていてもよい。また、上側部材521(621)および中間部材523(623)、もしくは、下側部材522(622)および中間部材523(623)のみにABS樹脂が用いられていてもよい。
以上のように、本実施形態では、図1に示すように、ポータブルトイレ10は、便器本体100と、便器本体100の上面の右側および左側に設けられた肘掛300、400と、便器本体100の下部において右側および左側にそれぞれ設けられた脚500、600と、を備えている。便器本体100、肘掛300、400および脚500、600は、樹脂成形品である。脚500(600)は、図8に示すように、便器本体100の前後にそれぞれ配置された少なくとも一対の脚部501、502(601、602)と、一対の脚部501、502(601、602)の下端部を繋ぐように連続し、一対の脚部501、502(601、602)のうち前側の脚部501(601)よりも前方に延びたベース503(603)と、を備えている。
特許文献1に開示されているような、独立した4本の脚部が地面に接したポータブルトイレでは、例えば、使用者が便器本体の前部に腰かけた場合や、使用者が肘掛の前部を持って肘掛の前部に体重を掛けて立ち上がろうとする場合、便器本体100が前側に倒れるおそれがあり、不安定であった。また、大きな荷重が掛かる場合には、前後の脚部501、502(601、602)において下端部の間隔が広がったり、狭くなったりするように撓むことがあった。
これに対して、本実施形態に係るポータブルトイレ10では、ベース503(603)が前側の脚部501(601)よりも前方に延びており、便器本体100が前側に倒れにくい。さらに、脚部501、502(601、602)の下端部は、ベース503(603)によって繋がっている。このため、前後の脚部501、502(601、602)の下端部の間隔が広がったり、狭くなったりすることがない。このため、ポータブルトイレ10の脚部501、502(601、602)の姿勢が安定し、便器本体100も安定する。また、本実施形態に係るポータブルトイレ10では、ポータブルトイレ10の脚部501、502(601、602)の姿勢が安定するので、便器本体100の底面から延びた脚部501、502(601、602)をより長くできる。便器本体100の底面から延びた脚部501、502(601、602)を長くすることによって、便器本体100の底面を高くすることができる。このため、便器本体100の底面と地面との隙間を広くできる。これにより、便器本体100の下に、介護者が足を入れるスペースができる。例えば、ポータブルトイレ10とベッドとの間で使用者を移動させるような場合に、便器本体100の下に、介護者が足を踏み込むことができる。このようなことから、このポータブルトイレ10によれば、介護者が使用者を介護し易くなる。
本実施形態では、ベース503(603)は、補強構造を備えている。例えば、図9に示すように、ベース503(603)は、一対の脚部501、502(601、602)に設けられた上側部材521(621)に、下側部材522(622)が上下に組み合わされている。このように、上側部材521(621)と下側部材522(622)とを上下に組み付けることによって、ベース503(603)の剛性が高められている。また、ベース503(603)は、上側部材521(621)と下側部材522(622)との間に、板状の中間部材523(623)が組み込まれている。本実施形態では、上側部材521(621)と下側部材522(622)との間に、板状の中間部材523(623)を組み込むことによって、ベース503(603)の剛性がさらに高められている。
さらに、本実施形態では、中間部材523(623)は、上側部材521(621)に比べて剛性が高い樹脂が用いられている。かかる中間部材523(623)によって、ベース503(603)の剛性が高められており、ベース503(603)がさらに撓みにくくなっている。
また、中間部材523(623)には、リブ557(657)が設けられている。また、図11に示すように、上側部材521(621)にも、リブ532(632)が設けられている。さらに、図9に示すように、下側部材522(622)にも、リブ544(644)が設けられている。これらのリブによって、ベース503(603)を構成する各部材の剛性が高められており、ベース503(603)が撓みにくくなっている。
また、このポータブルトイレ10では、図1に示すように、便器本体100に肘掛300、400が設けられている。便器本体100に肘掛300、400が設けられている場合には、例えば、ポータブルトイレ10の使用者が肘掛300、400の前部に手を置いて立ち上がろうとする場合に、ポータブルトイレ10を前側に傾かせるように大きな荷重が掛かる。このポータブルトイレ10は、ベース503(603)が前側の脚部501(601)よりも前方に延びている。このため、ポータブルトイレ10を前側に傾かせるような荷重に対しても、ポータブルトイレ10が前方へ転倒するのを防止できる。
また、本実施形態では、図8に示すように、肘掛300(400)(典型的には、肘掛部341(441))の前端は、ベース503(603)の前端と便器本体100に配置された脚部501、502(601、602)のうち最も前に配置された脚部501(601)との間に配置されている。
本実施形態では、ポータブルトイレ10の前面は、底面へ向かうにつれて後方に傾斜している。このため、ポータブルトイレ10に座った使用者が体の近くに足を引き寄せる空間が、ポータブルトイレ10の前面下部、使用者の足元に形成されている。ポータブルトイレ10の前面下部にこのような空間があると、使用者は、ポータブルトイレ10に座った状態で、自らの重心の近くに足を引き寄せることができ、ポータブルトイレ10から立ち上がりやすくなる。また、介護者にとっても、ポータブルトイレ10の前面に足を踏み入れる空間があるので、ベッドとポータブルトイレ10との間で使用者が乗り移るのを介護するのが容易になる。
本実施形態では、ポータブルトイレ10の前面は、底面に向かうに連れて後方に傾斜しているため、前側の脚部501(601)は、便器本体100の前部よりも後に配置されている。そして、肘掛300(400)の肘掛部341(441)の前端は、前側の脚部501(601)よりも前方に配置されている。この状態において、使用者が肘掛300、400の前端に手を置いて立ち上がろうとする場合、ポータブルトイレ10を前側に傾かせるように大きな荷重が掛かる。そこで、本実施形態では、ベース503(603)の前端は、肘掛300(400)の前端よりも前方に配置されている。このため、使用者が肘掛300、400の前端に手を置いて立ち上がる際のポータブルトイレ10を前側に傾かせるような荷重に対しても、ポータブルトイレ10が前方に転倒するのを防止できる。
また、このポータブルトイレ10では、図1に示すように、便器本体100の後部に背もたれ250が設けられている。ポータブルトイレ10の使用者が背もたれ250にもたれたり、背もたれを持ってポータブルトイレ10の後側に体重を掛けたりする場合には、ポータブルトイレ10が後側に傾くように荷重が掛かる。このポータブルトイレ10は、ベース503(603)が後側の脚部502(602)よりも後方に延びているため、かかる荷重に対して、ポータブルトイレ10が後方へ転倒するのを防止できる。
以上、ここで提案されるポータブルトイレの一実施形態を例示したが、本発明は、特に言及されない限りにおいて、上述した実施形態に限定されるものではない。
上述した実施形態では、ベース503(603)は、上側部材521(621)と、下側部材522(622)と、中間部材523(623)とを備えている。ただし、中間部材523(623)は省略することが可能である。例えば、ベース503(603)は、一対の脚部501、502(601、602)に設けられた上側部材521(621)に、下側部材522(622)を上下に組み合わした構造としてもよい。この場合でも、ベース503(603)を、上側部材521(621)のみで構成する場合に比べて、ベース503(603)の剛性を高めることができる。また、この場合、上側部材521(621)または下側部材522(622)の少なくとも一方が、剛性が高い樹脂(例えば、ABS樹脂)が用いられているとよい。
上述した実施形態では、ベース503(603)の中間部材523(623)は、フロントベース部511(611)からリヤベース部512(612)まで延びた部材であった。しかし、上側部材521(621)および下側部材522(622)に対する、中間部材523(623)の配置は、これに限定されない。例えば、中間部材523(623)は、ベース503(603)のフロントベース部511(611)の剛性を高めるとの観点では、例えば、中間部材523(623)は、フロントベース部511(611)の先端から前側の脚部501(601)の後端まで延びているとよい。また、中間部材523(623)は、フロントベース部511(611)の先端から連結ベース部513(613)の後端付近まで、延びていてもよい。
また、上述した実施形態では、上側部材521(621)、中間部材523(623)、下側部材522(622)は、それぞれリブが設けられている。ここでは、リブは、長さ方向および幅方向に格子状に配されている。これに対して、リブは、これらの部材の剛性を高めるために設けられており、リブの配置は、これに限定されない。リブは、長さ方向および幅方向に対して斜めに沿った格子状に配してもよい。また、リブは、例えば、各部材の長さ方向に沿って、いわゆるフィッシュボーン状に配されていてもよい。また、上述した実施形態では、上側部材521(621)、中間部材523(623)、下側部材522(622)の各部材には、リブが設けられている。しかし、これらの部材に所要の剛性を確保するという観点において、リブが設けられていなくても、これらの部材が所要の剛性を備えている場合には、各部材にリブが設けられていなくてもよい。
上述した実施形態では、脚部501、502(601、602)は、ベース503(603)に対して前後に2本設けられている。しかし、ベース503(603)に対して設けられる脚部の数は2本に限定されない。例えば、ベース503(603)に対して設けられる、前後に3本以上、脚部が設けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、脚500(600)の脚部501、502(601、602)と上側部材521(621)とは、一体成形されている。脚部501、502(601、602)と上側部材521(621)とは、例えば、別体で成形されていてもよい。また、上述した実施形態では、肘掛300、400は、便器本体100の上面の右側および左側に設けられていた。しかし、肘掛は、便器本体の上面の右側または左側のうちの一方に設けられていてもよい。
10 ポータブルトイレ
20 蓋
21 ヒンジ
22 蝶番
30 便座
31 ヒンジ
32 便座の開口
40 バケツ
41 取っ手
42 バケツ蓋
50 トレイ
51 トレイの開口
54 基部
60 トイレットペーパーホルダ
100 便器本体
101 収容部
102 上面部
103 外郭部
104 底部
121〜124 ボス
211、212 肘掛取付部
213、214 背もたれ取付部
215 脱臭装置取付部
216 受け部
216a 排出路
221、222 窪み
223〜226 縦穴
227、228 係合溝
231、232 鍵穴
250 背もたれ
251 開口
252、253 柱部
254 背もたれ部
255 クッション
256、257 係合溝
300、400 肘掛
301、401 肘掛ベース
302、402 肘掛本体
311、411 基部
312、412 支柱
312a、412a 下側部
313、413 支柱
313a、413a 下側部
314、414 中空軸
321、421 係合突起
322、422 差込穴
323、423 係合片
341、441 肘掛部
342、343(442、443) 可動軸
350、450 固定ピン
500、600 脚
501、601 脚部
502、602 脚部
503、603 ベース
511、611 フロントベース部
512、612 リヤベース部
513、613 連結ベース部
521、621 上側部材(ベース上側部材)
522、622 下側部材(ベース下側部材)
523、623 中間部材
524、624 滑り止め板
525、625 滑り止め板
526、626 ベース固定ピン
532、632 リブ
533、633 固定板
534、634 挿通孔
541、641 ガイド板
542、642 挿通孔
543、643 ずれ防止軸
544、644 リブ
545、645 係止部
546、646 キャスター
551、651 第1の面
552、652 第2の面
555、655 凹部
556、656 当接面
557、657 リブ
558、658 挿通孔
559、659 ずれ防止孔
561、661 突起
571、671 挿通軸
573、673 つまみ
574、575、674、675 第1固定片
576、577、676、677 第2固定片
700 脱臭ダクト
750 脱臭装置

Claims (9)

  1. 便器本体と、
    前記便器本体の下部において右側および左側にそれぞれ設けられた脚と、
    前記便器本体の上面の右側または左側の少なくとも一方に設けられた肘掛と、
    を備え、
    前記便器本体および前記脚は、樹脂成形品であり、
    前記脚は、
    前記便器本体の前後にそれぞれ配置された少なくとも一対の脚部と、
    前記一対の脚部の下端部を繋ぐように連続し、前記一対の脚部のうち前側の前記脚部よりも前方に延びたベースと、
    を備え、
    前記一対の脚部のうち前側の前記脚部の前端は、前記便器本体の前端よりも後方に配置され、
    前記肘掛の前端は、前記ベースの前端と前記便器本体に配置された前記脚部のうち最も前に配置された前記脚部との間に配置されている、ポータブルトイレ。
  2. 便器本体と、
    前記便器本体の下部において右側および左側にそれぞれ設けられた脚と、
    を備え、
    前記便器本体および前記脚は、樹脂成形品であり、
    前記脚は、
    前記便器本体の前後にそれぞれ配置された少なくとも一対の脚部と、
    前記一対の脚部の下端部を繋ぐように連続し、前記一対の脚部のうち前側の前記脚部よりも前方に延びたベースと、
    を備え、
    前記一対の脚部のうち前側の前記脚部の前端は、前記便器本体の前端よりも後方に配置され、
    前記ベースは、前記一対の脚部のうち後側の前記脚部よりも後方に延びており、
    前記ベースにおいて、前記一対の脚部のうち前側の前記脚部よりも前方に延びた部位の高さは、前記一対の脚部のうち後側の前記脚部よりも後方に延びた部位の高さよりも低い、ポータブルトイレ。
  3. 前記ベースは補強構造を備えた、請求項1または2に記載されたポータブルトイレ。
  4. 便器本体と、
    前記便器本体の下部において右側および左側にそれぞれ設けられた脚と、
    を備え、
    前記便器本体および前記脚は、樹脂成形品であり、
    前記脚は、
    前記便器本体の前後にそれぞれ配置された少なくとも一対の脚部と、
    前記一対の脚部の下端部を繋ぐように連続し、前記一対の脚部のうち前側の前記脚部よりも前方に延びたベースと、
    を備え、
    前記ベースは、
    前記一対の脚部に設けられた上側部材と、
    前記上側部材に上下に組み合わされる下側部材と、
    を備えた、ポータブルトイレ。
  5. 前記上側部材および前記下側部材の少なくとも一方には、リブが設けられている、請求項に記載されたポータブルトイレ。
  6. 前記上側部材と前記下側部材との間に組み込まれた板状の中間部材を備えた、請求項またはに記載されたポータブルトイレ。
  7. 前記中間部材には、リブが設けられている、請求項に記載されたポータブルトイレ。
  8. 前記ベースは、前記一対の脚部のうち後側の前記脚部よりも後方に延びており、
    前記便器本体の後部には、背もたれが設けられた、請求項1からまでの何れか一つに記載されたポータブルトイレ。
  9. 前記一対の脚部は、それぞれ円筒形状である、請求項1からまでの何れか一つに記載されたポータブルトイレ。
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