JP6275549B2 - 圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネル - Google Patents

圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネル Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネルに関する。
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いた圧力センサには、例えば、圧電型、ピエゾ抵抗型、静電容量型などがある。一方、これらの型の圧力センサとは検出原理が異なる、スピン技術を用いた圧力センサが提案されている。スピン技術を用いた圧力センサにおいては、スピンバルブ歪み素子(磁気抵抗素子、MR素子などとも呼ばれる)により、外部圧力によって生じる異方性の歪みに応じた抵抗変化が検出される。スピン技術を用いた圧力センサにおいて、感度の向上が望まれている。
Patrick R. Scheeper et al., "The Design, Fabrication, and Testing of Corrugated Silicon Nitride Diaphragms", Journal of Microelectromechanical Systems, Vol.3, No.1, March 1994, p.36-42
本発明が解決しようとする課題は、高感度の圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネルを提供することである。
一実施形態に係る圧力センサは、支持部、膜部及び磁気抵抗素子を備える。膜部は、前記支持部によって支持され、可撓性を有するものであって、第1領域と、前記第1領域の剛性より低い剛性を有する第2領域と、を含む。磁気抵抗素子は、前記膜部に設けられ、第1磁性層、第2磁性層、及び前記第1磁性層と前記第2磁性層との間に配置されたスペーサ層を含む。
第1の実施形態に係る圧力センサを示す斜視図。 第1の実施形態に係る圧力センサを示す上面図。 第1の実施形態に係る圧力センサの断面図。 図2に示したダイヤフラムの第1構造例を示す部分断面図。 図2に示したダイヤフラムの第2構造例を示す部分断面図。 図2に示したダイヤフラムの第3構造例を示す部分断面図。 図1に示した磁気抵抗素子を示す斜視図。 第2の実施形態の第1例に係る圧力センサを示す上面図。 第2の実施形態の第2例に係る圧力センサを示す上面図。 第3の実施形態に係る圧力センサを示す上面図。 図3に示したダイヤフラムの第1構造例を示す部分断面図。 図3に示したダイヤフラムの第2構造例を示す部分断面図。 図3に示したダイヤフラムの第3構造例を示す部分断面図。 第4の実施形態に係る圧力センサを示す上面図。 第5の実施形態に係る圧力センサを示す上面図。 第6の実施形態に係る圧力センサを示す上面図。 第7の実施形態に係る圧力センサを示す上面図。 第8の実施形態に係るマイクロフォンを示す断面図。 図14に示したマイクロフォンが組み込まれた携帯情報端末を示す正面図。 第9の実施形態に係る血圧センサを示す断面図。 第10の実施形態に係るタッチパネルを示すブロック図。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。実施形態は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いた圧力センサ、並びに、その圧力センサを用いたマイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネルに関する。なお、図面は模式的又は概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。以下の実施形態では、同一の構成要素に同一の参照符号を付して、重ねての説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1及び図2は、第1の実施形態に係る圧力センサを概略的に示す斜視図及び上面図である。図3は、図2に示したIII-III'線に沿って得られる圧力センサの断面を概略的に示している。図1、2及び3において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図1に示される圧力センサは、樹脂基板11と、樹脂基板11上に取り付けられたMEMSチップ20と、を備える。MEMSチップ20は、熱硬化樹脂などの接着剤(ダイボンド材)を使用して樹脂基板11に接着固定される。
MEMSチップ20は、樹脂基板11上に設けられた支持部21と、支持部21によって支持された、可撓性のある膜部としてのダイヤフラム22と、ダイヤフラム22上に設けられた磁気抵抗素子23と、を含む。ダイヤフラム22は、外部圧力が印加されたときに撓み、その上に設けられた磁気抵抗素子23に歪みを生じさせる。外部圧力は、例えば、押圧、音波、超音波などによる圧力であり得る。磁気抵抗素子23の電気抵抗は、磁気抵抗素子23に生じた歪みの大きさに応じて変化する。本実施形態に係る圧力センサは、電気抵抗の変化を検出することで外部圧力をセンシングすることができる。
なお、図1には6つの磁気抵抗素子23が設けられている例が示されているが、磁気抵抗素子23の数は、6に限らず、1であってもよく、2〜5又は7以上であってもよい。
支持部21は、例えば、シリコン(Si)基板である。支持部21は、例えば、図3に示される空洞部26を有する四角筒形状に形成されている。空洞部26は、互いに対向する2つの面において開口されている。これら2つの面のうちの一方の面は樹脂基板11との接着面であり、他方の面側の端部にダイヤフラム22が固定されている。空洞部26は、樹脂基板11及びダイヤフラム22によって密閉されている。空洞部26には、空気又は不活性ガスなどの気体が充填されていてもよく、逆に減圧されて真空になっていてもよく、液体が充填されていてもよい。なお、支持部21の形状は、上述した形状に限らず、ダイヤフラム22が外部圧力によって撓むことができるようにダイヤフラム22を支持することができれば、任意の他の形状であってもよい。
ダイヤフラム22は、アモルファスシリコン(a−Si)膜、シリコン酸化物(SiOx)膜、アルミニウム酸化物(AlOx)膜、窒化シリコン(SiN)膜などの薄膜によって形成される。ダイヤフラム22を形成する薄膜は、外部圧力によって撓む部分よりも外側に連続して形成されている場合もある。ここでは、薄膜における外部圧力によって撓む部分をダイヤフラム(膜部)と呼ぶ。膜部は、薄く加工された薄膜領域である。
磁気抵抗素子23の電気抵抗の変化は、磁気抵抗素子23に生じる歪み(より詳細には、最大主歪みと最小主歪みとの差分である異方性歪み)が大きいほど大きくなる。このため、圧力センサの感度を高めるには、外部圧力に対してより大きな歪みが発生するようにダイヤフラム22を形成すればよい。すなわち、圧力センサの高感度化の観点からは、ダイヤフラム22の曲げ剛性としては低い方が好ましい。例えば、円形ダイヤフラムのばね定数kは、下記式(1)で表される。
Figure 0006275549
ここで、Eはダイヤフラムのヤング率であり、hはダイヤフラムの厚さであり、aはダイヤフラムの直径であり、νはポアソン比である。また、σは、膜応力を表し、膜応力が引張応力である場合に正の値をとり、膜応力が圧縮応力である場合に負の値をとる。式(1)によれば、ダイヤフラムの曲げ剛性は、ダイヤフラムの膜応力が引張であると増加し、圧縮であると低下する。従って、圧力センサの感度を高めるためには、膜応力を低減する必要がある。ただし、ダイヤフラムの膜応力として過度の圧縮応力が生じた場合、座屈による皺がダイヤフラムに形成される。この場合、ダイヤフラム上に設けられた磁気抵抗素子に適切な歪みが加えられなくなる。
本実施形態及び後述する他の実施形態に係る圧力センサでは、ダイヤフラム22の一部に低剛性化領域が設けられる。具体的には、ダイヤフラム22は、図2に示されるように、第1領域22Aと、第1領域22Aの剛性より低い剛性を有する第2領域22Bと、を含む。第2領域22Bが低剛性化領域に対応する。本実施形態及び後述する他の実施形態では、ダイヤフラム22の一部に低剛性化領域を設けることにより、ダイヤフラム22に生じる圧縮応力が部分的に緩和される。それにより、ダイヤフラム22に皺が発生することを抑制することができる。その結果、圧力センサを高感度化するためにダイヤフラム22の膜応力をより低減することができる。
本実施形態では、ダイヤフラム22は、長方形状に形成され、第2領域22Bは、短辺側の両端部に位置し、第1領域22Aは、第2領域22B間に挟まれた領域である。第1領域22Aは、ダイヤフラム22の長辺側の両端部及び中央部を含む。磁気抵抗素子23は、第1領域22Aの一部の上に配置される。すなわち、磁気抵抗素子23の位置は、低剛性化領域である第2領域22Bの位置と異なる。図2に示される例では、磁気抵抗素子23は、長辺側の両端部に3つずつ配置されている。ダイヤフラム22は、その周縁(2つの長辺及び2つの短辺)において支持部21に固定されている。長方形のダイヤフラム22では、長辺側の端部には、短辺側の端部や中央部よりも大きい異方性歪みが生じる。このことから、ダイヤフラム22の長辺側の端部に磁気抵抗素子23を配置する方が好ましい。
図4A、図4B及び図4Cを参照して、本実施形態に係るダイヤフラム22の構造例を説明する。
図4Aは、図2に示したIV-IV'線に沿う圧力センサの部分断面図であって、ダイヤフラム22の第1構造例を概略的に示している。図4Aに示される第1構造例では、第2領域22Bの厚さは、第1領域22Aの厚さより薄い。すなわち、ダイヤフラム22は、第1領域22Aよりも第2領域22Bにおいて薄くなるように形成されている。図4Bは、図2に示したIV-IV'線に沿う圧力センサの部分断面図であって、ダイヤフラム22の第2構造例を概略的に示している。図4Bに示される第2構造例では、第1領域22Aにおけるダイヤフラム22は、平坦に形成され、第2領域22Bにおけるダイヤフラム22は、コルゲート形状に形成されている。図4Cは、図2に示したIV-IV'線に沿う圧力センサの部分断面図であって、ダイヤフラム22の第3構造例を概略的に示している。図4Cに示される第3構造例では、第2領域22Bのヤング率は、第1領域22Aのヤング率よりも低い。具体的には、第2領域22Bは、第1領域22Aの材料よりもヤング率の低い材料で形成されている。
なお、ダイヤフラム22に低剛性化領域を設ける方法は、上述した3つの構造例に限らず、これら3つの構造例のうちの2つ以上を組み合わせて用いてもよく、他の構造を用いてもよい。
図5は、図1に示される6つの磁気抵抗素子23のうちの1つを概略的に示している。図1に示される磁気抵抗素子23のうちの残り5つは、図5に示される磁気抵抗素子23と同様の構造を有し得る。図5では、磁気抵抗素子23の一部が示されている。磁気抵抗素子23は、図5に示されるように、第1磁性層51、第2磁性層53、及び第1磁性層51と第2磁性層53との間に配置された中間層(スペーサ層とも称する)52を含む。第1磁性層51及び第2磁性層53の少なくとも一方は、磁化方向が可変である磁化自由層である。本実施形態では、第1磁性層51は、磁化自由層であり、第2磁性層53は、磁化方向が固定された磁化固定層である。中間層52は、非磁性層である。
磁気抵抗素子23が歪みセンサとして機能する動作は、「逆磁歪効果」と「磁気抵抗(MR;magnetoresistance)効果」との応用に基づいている。逆磁歪効果は、磁化自由層に用いられる強磁性層において得られる。MR効果は、磁化自由層と中間層と参照層(例えば磁化固定層)とが積層された積層膜において発現する。
逆磁歪効果は、強磁性体の磁化方向が強磁性体に生じた歪みによって変化する現象である。すなわち、磁気抵抗素子23の積層膜に外部歪みが印加されると、磁化自由層の磁化方向が変化する。その結果、磁化自由層の磁化方向と参照層の磁化方向との間の相対角度が変化する。この際にMR効果により、電気抵抗の変化が引き起こされる。MR効果は、例えば、GMR(Giant magnetoresistance)効果又はTMR(Tunneling magnetoresistance)効果などを含む。MR効果は、積層膜に電流を流すことで発現する。積層膜に電流を流すことで、磁化方向の相対角度の変化を電気抵抗変化として読み取ることができる。例えば、積層膜(磁気抵抗素子23)に歪みが生じ、この歪みによって磁化自由層の磁化方向が変化し、磁化自由層の磁化方向と参照層の磁化方向との間の相対角度が変化する。すなわち、逆磁歪効果によりMR効果が発現する。
磁化固定層に用いられる磁性層は、MR効果に直接的に寄与する。磁化固定層である第2磁性層53には、例えば、Co−Fe−B合金が用いられる。具体的には、第2磁性層53には、(CoFe100−x100−y合金(xは、0at.%以上100at.%以下であり、yは0at.%以上30at.%以下である。)を用いることができる。第2磁性層53には、例えば、Fe−Co合金などの他の材料を用いてもよい。
中間層52は、例えば、第1磁性層51と第2磁性層53との磁気的な結合を分断する。中間層52には、例えば、金属又は絶縁体又は半導体が用いられる。金属としては、例えば、Cu、Au又はAgなどを用いることができる。絶縁体又は半導体としては、例えば、マグネシウム酸化物(MgOなど)、アルミニウム酸化物(Alなど)、チタン酸化物(TiOなど)、亜鉛酸化物(ZnOなど)、又はガリウム酸化物(Ga−O)などを用いることができる。中間層52として、例えば、CCP(Current−Confined−Path)スペーサ層を用いてもよい。中間層52としてCCPスペーサ層を用いる場合には、例えば、酸化アルミニウム(Al)の絶縁層中に銅(Cu)メタルパスが形成された構造が用いられる。
磁化自由層である第1磁性層51には、強磁性体材料が用いられる。具体的には、第1磁性層51の材料として、例えば、FeCo合金、NiFe合金など、Fe及びCoの少なくとも一方を含む合金を用いることができる。或いは、第1磁性層51には、Co−Fe−B合金、Fe−Co−Si−B合金、磁歪定数λsが大きいFe−Ga合金、Fe−Co−Ga合金、Tb−M−Fe合金、Tb−M1−Fe−M2合金、Fe−M3−M−B合金、Ni、Fe−Al、又はフェライトなどを用いてもよい。
本実施形態に係る圧力センサでは、ダイヤフラム22に外部圧力が印加されると、ダイヤフラム22が変形する。これに伴い、磁気抵抗素子23に歪みが発生する。特に、磁気抵抗素子23が設けられた長方形ダイヤフラム22の長辺側の端部には、大きな異方性歪み、すなわち、長手方向の歪みと短手方向の歪みとの差分(最大主歪みと最小主歪みとの差分)が大きい歪みが生じる。さらに、低剛性化領域と異なる第1領域22Aに磁気抵抗素子23を配置することにより、より大きな異方性歪みを磁気抵抗素子23に生じさせることが可能である。その結果、外部圧力をセンシングする感度を向上することができる。
以上のように、第1の実施形態に係る圧力センサでは、ダイヤフラムの短辺側の両端部に低剛性化領域が設けられている。これにより、ダイヤフラムに皺が発生することなく、ダイヤフラムの膜応力を低減することができる。その結果、圧力をセンシングする感度を向上することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、ダイヤフラム上における低剛性化領域の配置が第1の実施形態と異なっている。具体的には、第2の実施形態では、長方形状に形成されたダイヤフラムの3辺に沿う端部に低剛性化領域が設けられている。第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と同様の部分についての説明は適宜省略する。
図6は、第2の実施形態の第1例に係る圧力センサを概略的に示している。図6において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図6に示される圧力センサは、樹脂基板11、樹脂基板11上に設けられた支持部21、支持部21によって支持された可撓性のあるダイヤフラム22、及びダイヤフラム22上に設けられた少なくとも1つの(この例では3つの)磁気抵抗素子23を備える。
ダイヤフラム22は、第1領域22Aと、第1領域22Aの剛性より低い剛性を有する第2領域22Bと、を含む。図6に示される圧力センサでは、ダイヤフラム22は、長方形状に形成され、第2領域22Bは、ダイヤフラム22の短辺側の両端部と長辺側の一端部とにわたって位置する。磁気抵抗素子23は、第1領域22Aである長辺側の他端部に配置されている。
図7は、第2の実施形態の第2例に係る圧力センサを概略的に示している。図7において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図7に示される圧力センサでは、第2領域22Bは、ダイヤフラム22の長辺側の両端部と短辺側の一端部とにわたって位置する。磁気抵抗素子23は、第1領域22Aである短辺側の他端部に配置されている。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、圧力センサの感度を向上することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、ダイヤフラム上における低剛性化領域の配置が第1の実施形態と異なっている。具体的には、第3の実施形態では、長方形状に形成されたダイヤフラムの中心部に低剛性化領域が設けられている。第3の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と同様の部分についての説明は適宜省略する。
図8は、第3の実施形態に係る圧力センサを概略的に示している。図8において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図8に示される圧力センサは、樹脂基板11、樹脂基板11上に設けられた支持部21、支持部21によって支持された可撓性のあるダイヤフラム22、及びダイヤフラム22上に設けられた少なくとも1つの(この例では6つの)磁気抵抗素子23を備える。
ダイヤフラム22は、第1領域22Aと、第1領域22Aの剛性より低い剛性を有する第2領域22Bと、を含む。本実施形態では、第2領域22Bは、ダイヤフラム22の中心部に位置し、円形状である。磁気抵抗素子23は、第1領域22Aである長辺側の両端部に3つずつ配置されている。
図9Aは、図8に示したIX-IX'線に沿う圧力センサの部分断面図であって、ダイヤフラム22の第1構造例を概略的に示している。図9Aに示される第1構造例では、第2領域22Bの厚さは、第1領域22Aの厚さより薄い。図9Bは、図8に示したIX-IX'線に沿う圧力センサの部分断面図であって、ダイヤフラム22の第2構造例を概略的に示している。図9Bに示される第2構造例は、第2領域22Bにおけるダイヤフラム22は、コルゲート形状に形成されている。図9Cは、図8に示したIX-IX'線に沿う圧力センサの部分断面図であって、ダイヤフラム22の第3構造例を概略的に示している。図9Cに示される第3構造例では、第2領域22Bのヤング率は、第1領域22Aのヤング率よりも低い。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、圧力センサの感度を向上することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、ダイヤフラム上における低剛性化領域の配置が第1の実施形態と異なっている。具体的には、第4の実施形態は、第1の実施形態と第3の実施形態の組み合わせに対応し、すなわち、長方形に形成されたダイヤフラムの短辺側の両端部と中心部とに低剛性化領域が設けられている。第4の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と同様の部分についての説明は適宜省略する。
図10は、第4の実施形態に係る圧力センサを概略的に示している。図10において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図10に示される圧力センサは、樹脂基板11、樹脂基板11上に設けられた支持部21、支持部21によって支持された可撓性のあるダイヤフラム22、及びダイヤフラム22上に設けられた少なくとも1つの(この例では6つの)磁気抵抗素子23を備える。
ダイヤフラム22は、第1領域22Aと、第1領域22Aの剛性より低い剛性を有する第2領域22Bと、を含む。本実施形態では、第2領域22Bは、ダイヤフラム22の短辺側の両端部と中心部とに位置する。磁気抵抗素子23は、第1領域22Aである長辺側の両端部に3つずつ配置されている。
第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、圧力センサの感度を向上することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、ダイヤフラムの形状及び磁気抵抗素子の配置が第1の実施形態と異なっている。具体的には、第5の実施形態では、ダイヤフラムは円形状に形成されている。第5の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と同様の部分についての説明は適宜省略する。
図11は、第5の実施形態に係る圧力センサを概略的に示している。図11において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図11に示される圧力センサは、樹脂基板11、樹脂基板11上に設けられた支持部21、支持部21によって支持された可撓性のあるダイヤフラム22、及びダイヤフラム22上に設けられた少なくとも1つの(この例では6つの)磁気抵抗素子23を備える。
ダイヤフラム22は、第1領域22Aと、第1領域22Aの剛性より低い剛性を有する第2領域22Bと、を含む。本実施形態では、第2領域22Bは、円形の領域であり、ダイヤフラム22の中心部に位置する。磁気抵抗素子23は、ダイヤフラム22の周縁に沿って配置されている。具体的には、第2領域22Bを介して対向する2つの端部に3つずつ配置されている。
第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、圧力センサの感度を向上することができる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、ダイヤフラムの形状が第1の実施形態と異なっている。第6の実施形態は、第5の実施形態と同様にダイヤフラムが円形状に形成されているが、ダイヤフラム上における低剛性化領域の配置が第5の実施形態と異なっている。具体的には、第6の実施形態では、円形状に形成されたダイヤフラムの周縁部の少なくとも一部分に低剛性化領域が設けられている。第5の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と同様の部分についての説明は適宜省略する。
図12は、第6の実施形態に係る圧力センサを概略的に示している。図12において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図12に示される圧力センサは、樹脂基板11、樹脂基板11上に設けられた支持部21、支持部21によって支持された可撓性のあるダイヤフラム22、及びダイヤフラム22上に設けられた少なくとも1つの(この例では6つの)磁気抵抗素子23を備える。
ダイヤフラム22は、第1領域22Aと、第1領域22Aの剛性より低い剛性を有する第2領域22Bと、を含む。本実施形態では、第2領域22Bは、ダイヤフラム22の周縁部における2つの部分に位置する。これら2つの部分は、ダイヤフラム22の中心を介して互いに対向している。磁気抵抗素子23は、第1領域22A上においてダイヤフラム22の周縁に沿って配置されている。具体的には、磁気抵抗素子23は、ダイヤフラム22の周縁部のうち、第2領域22Bと異なる2つの部分に3つずつ配置されている。ダイヤフラム22の周縁部は、第2領域22Bの2つの部分と、これら2つの部分の間に位置する第1領域22Aの2つ部分と、を含む。
第6の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、圧力センサの感度を向上することができる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態は、ダイヤフラムの形状が第1の実施形態と異なっている。第7の実施形態は、第5の実施形態と第6の実施形態の組み合わせに対応し、円形状に形成されたダイヤフラムの中心部と周縁部の少なくとも一部とに低剛性化領域が設けられている。第7の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と同様の部分についての説明は適宜省略する。
図13は、第7の実施形態に係る圧力センサを概略的に示している。図13において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図13に示される圧力センサは、樹脂基板11、樹脂基板11上に設けられた支持部21、支持部21によって支持された可撓性のあるダイヤフラム22、及びダイヤフラム22上に設けられた少なくとも1つの(この例では6つの)磁気抵抗素子23を備える。
ダイヤフラム22は、第1領域22Aと、第1領域22Aの剛性より低い剛性を有する第2領域22Bと、を含む。本実施形態では、第2領域22Bは、ダイヤフラム22の中心部と周縁部における2つの部分とに位置する。これら2つの部分は、ダイヤフラム22の中心部を介して互いに対向している。磁気抵抗素子23は、ダイヤフラム22の周縁部のうち、第2領域22Bと異なる2つの部分に3つずつ配置されている。
第7の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、圧力センサの感度を向上することができる。
なお、ダイヤフラム22の平面形状は、第1から第7の実施形態において例示した形状(長方形、円形)に限らず、他の形状、例えば、楕円形であってもよい。さらに、ダイヤフラム22上における第2領域(低剛性化領域)22Bの位置及び磁気抵抗素子23の配置は、第1から第7の実施形態において説明した例に限らず、適宜変更することができる。ダイヤフラム22上における第2領域(低剛性化領域)22Bの形状についても、例示した円形に限らず、他の形状、例えば、正方形、長方形、楕円形であってもよい。また、MEMSチップ20が実装される基板は、樹脂基板に限らず、セラミック基板などであってもよい。
(第8の実施形態)
図14は、第8の実施形態に係るマイクロフォン140を概略的に示している。マイクロフォン140は、圧力センサ141を備える。圧力センサ141は、第1から第7の実施形態において説明した圧力センサのいずれか又はその変形であり得る。本実施形態の圧力センサ141は、第1の実施形態に係る圧力センサである。
圧力センサ141は、樹脂基板11及びこの樹脂基板11に実装されたMEMSチップ20を含む。樹脂基板11は、例えば、アンプなどの回路を含む。樹脂基板11には、MEMSチップ20を覆うように、カバー143が設けられている。カバー143には、開口142が形成されている。音波144は、開口142を通ってカバー143の内部に進入する。
マイクロフォン140は、音波144の音圧に対して感応する。高感度の圧力センサを用いることにより、広域の周波数に対して感度の高いマイクロフォン140が得られる。ダイヤフラムに生じる圧縮応力を緩和させる方法として、ダイヤフラムにスリット又は貫通孔を設ける手法が考えられる。しかしながら、圧力センサをマイクロフォンに利用する場合、スリット又は貫通孔は、低周波領域において音波の周り込みによる感度低下(Roll−off)を招く。本実施形態の圧力センサ141では、音波の周り込みによる感度低下(Roll−off)が生じることがなく、低周波領域においても感度が高い。
なお、音波144は、可聴域の信号に限らず、超音波であってもよい。ダイヤフラム22の共振周波数が超音波の周波数帯になるようにダイヤフラム22を設計することで、マイクロフォン140は超音波センサとして機能することができる。さらに好ましくは、超音波では音波144の直進性が増すため、開口142の位置を圧力センサ141のダイヤフラム(図14には示されていない)の直上に配置する、或いはダイヤフラム直下の樹脂基板11に開口142を設ける。さらに、開口142には、防塵用のメッシュを設けることが望ましい。
図15は、マイクロフォン140を携帯情報端末150に適用した例を概略的に示している。図15に示されるように、マイクロフォン140は、携帯情報端末150の端部に組み込まれている。例えば、マイクロフォン140は、圧力センサ141に含まれるダイヤフラム22が携帯情報端末150の表示部151が設けられた面に対して実質的に平行になるように配置される。なお、ダイヤフラム22の配置は、図14に示される配置例に限らず、適宜変更することができる。
なお、マイクロフォン140は、図15に示されるような携帯情報端末150に適用される例に限らず、ICレコーダやピンマイクロフォンなどに適用されてもよい。
(第9の実施形態)
図16は、第9の実施形態に係る血圧センサ160を概略的に示している。図16に示される血圧センサ160は、人間の血圧を測定するものであって、圧力センサ161を備える。圧力センサ161は、第1から第7の実施形態において説明した圧力センサのいずれか又はその変形であり得る。本実施形態の圧力センサ161は、第1の実施形態に係る圧力センサであり、小型で高感度な圧力センシングが可能である。
血圧センサ160は、圧力センサ161を動脈血管162の上の皮膚163に押し当てることで、連続的に血圧測定を行うことができる。本実施形態によれば、高感度の血圧センサ160が提供される。
(第10の実施形態)
図17は、第10の実施形態に係るタッチパネル170を概略的に示している。タッチパネル170は、図17に示されるように、複数の第1配線174、複数の第2配線175、複数の圧力センサ171、及び制御部176を備える。圧力センサ171の各々は、第1から第7の実施形態に係る圧力センサのいずれか又はその変形であり得る。圧力センサ171は、ディスプレイの内部及びディスプレイの外部の少なくともいずれかに搭載される。
複数の第1配線174は、第1方向に沿って並ぶ。複数の第1配線174のそれぞれは、第1方向と交差する第2方向に沿って延びる。複数の第2配線175は、第2方向に沿って並ぶ。複数の第2配線175のそれぞれは、第1方向に沿って延びる。
複数の圧力センサ171のそれぞれは、複数の第1配線174と複数の第2配線175とのそれぞれの交差部に設けられる。圧力センサ171の各々は、検出のための検出要素171eの1つとなる。ここで、交差部は、第1配線174と第2配線175とが交差する位置及びその周辺の領域を含む。
複数の圧力センサ171のそれぞれの一端172は、複数の第1配線174のそれぞれと接続される。複数の圧力センサ171のそれぞれの他端173は、複数の第2配線175のそれぞれと接続される。
制御部176は、複数の第1配線174と複数の第2配線175とに接続される。制御部176は、複数の第1配線174に接続された第1配線用回路176aと、複数の第2配線175に接続された第2配線用回路176bと、第1配線用回路176aと第2配線用回路176bとに接続された制御回路177と、を含む。
圧力センサ171は、小型で高感度な圧力センシングが可能である。そのため、高精細なタッチパネルを実現することが可能である。
第1から第7の実施形態に係る圧力センサについては、上記の応用の他に、気圧センサやタイヤの空気圧センサなど、様々な圧力センサデバイスに用いることができる。
実施形態によれば、高感度の圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネルを提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…樹脂基板、20…MEMSチップ、21…支持部、22…ダイヤフラム、22A…領域、22B…領域(低剛性化領域)、23…磁気抵抗素子、26…空洞部、51…第1磁性層、52…中間層、53…第2磁性層、140…マイクロフォン、141…圧力センサ、142…開口、143…カバー、144…音波、150…携帯情報端末、151…表示部、160…血圧センサ、161…圧力センサ、170…タッチパネル、171…圧力センサ、171e…検出要素、174,175…配線、176…制御部、176a…配線用回路、176b…配線用回路、177…制御回路。

Claims (10)

  1. 第1の辺及び前記第1の辺と交差し前記第1の辺より短い第2の辺を含む膜部と、
    1磁性層、第2磁性層、及び前記第1磁性層と前記第2磁性層との間に配置された第1スペーサ層を含む第1の磁気抵抗素子と、
    第3磁性層、第4磁性層、及び前記第3磁性層と前記第4磁性層との間に配置された第2スペーサ層を含む第2の磁気抵抗素子と、
    前記膜部を支持する支持部と、
    備え、
    前記膜部は、第1領域と、前記第2の辺側の端部に設けられ前記第1領域の剛性より剛性が低い部分を含む第2領域とを含み、前記第1の磁気抵抗素子及び前記第2の磁気抵抗素子は、前記第1領域であって前記第1の辺側の端部に、前記第1の辺に沿って並んで設けられた、圧力センサ。
  2. 第1の辺及び前記第1の辺と交差する第2の辺を含む膜部と、
    1磁性層、第2磁性層、及び前記第1磁性層と前記第2磁性層との間に配置された第1スペーサ層を含む第1の磁気抵抗素子と、
    第3磁性層、第4磁性層、及び前記第3磁性層と前記第4磁性層との間に配置された第2スペーサ層を含む第2の磁気抵抗素子と、
    前記膜部を支持する支持部と、
    備え、
    前記膜部は、第1領域と、前記第2の辺側の端部に設けられ前記第1領域の剛性より剛性が低い部分を含む第2領域とを含み、前記第1の磁気抵抗素子及び前記第2の磁気抵抗素子は、前記第1領域であって前記第1の辺側の端部に、前記第1の辺に沿って並んで設けられた、圧力センサ。
  3. 前記膜部は、前記第1の辺に対向する第3の辺を含み、
    前記第1の磁気抵抗素子と前記第1の辺との間の距離は、前記第1の磁気抵抗素子と前記第3の辺との間の距離より短い、請求項1又は2に記載の圧力センサ。
  4. 前記膜部は、前記第1の辺に対向する第3の辺及び前記第2の辺に対向する第4の辺を含み、前記第4の辺側の端部に設けられ前記第1領域の剛性より剛性が低い部分を含む第3領域を含む、請求項1又は2に記載の圧力センサ。
  5. 第5磁性層、第6磁性層、及び前記第5磁性層と前記第6磁性層との間に配置された第3スペーサ層を含む第3の磁気抵抗素子をさらに備え、
    前記膜部は、前記第1の辺に対向する第3の辺を含み、
    前記第3の磁気抵抗素子は、前記第3の辺側の端部に設けられる、請求項1又は2に記載の圧力センサ。
  6. 前記第2領域の厚さは、前記第1領域の厚さよりも薄い請求項1乃至5のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  7. 前記第2領域は、コルゲート形状に形成されている部分を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  8. 前記第2領域は、前記第1領域よりヤング率が低い部分を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  9. 前記膜部は、長方形状に形成されている、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  10. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の圧力センサを具備するマイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ又はタッチパネル。
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