JP2015224902A - 圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネル - Google Patents

圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネル Download PDF

Info

Publication number
JP2015224902A
JP2015224902A JP2014108501A JP2014108501A JP2015224902A JP 2015224902 A JP2015224902 A JP 2015224902A JP 2014108501 A JP2014108501 A JP 2014108501A JP 2014108501 A JP2014108501 A JP 2014108501A JP 2015224902 A JP2015224902 A JP 2015224902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure sensor
region
diaphragm
sensor according
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014108501A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6275549B2 (ja
Inventor
桂 増西
Katsura Masunishi
桂 増西
福澤 英明
Hideaki Fukuzawa
英明 福澤
慶彦 藤
Yoshihiko Fuji
慶彦 藤
亜希子 湯澤
Akiko Yuzawa
亜希子 湯澤
和晃 岡本
Kazuaki Okamoto
和晃 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2014108501A priority Critical patent/JP6275549B2/ja
Priority to TW104116488A priority patent/TW201608220A/zh
Priority to US14/721,523 priority patent/US9952112B2/en
Publication of JP2015224902A publication Critical patent/JP2015224902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6275549B2 publication Critical patent/JP6275549B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L9/00Measuring steady of quasi-steady pressure of fluid or fluent solid material by electric or magnetic pressure-sensitive elements; Transmitting or indicating the displacement of mechanical pressure-sensitive elements, used to measure the steady or quasi-steady pressure of a fluid or fluent solid material, by electric or magnetic means
    • G01L9/16Measuring steady of quasi-steady pressure of fluid or fluent solid material by electric or magnetic pressure-sensitive elements; Transmitting or indicating the displacement of mechanical pressure-sensitive elements, used to measure the steady or quasi-steady pressure of a fluid or fluent solid material, by electric or magnetic means by making use of variations in the magnetic properties of material resulting from the application of stress
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/02Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
    • A61B5/021Measuring pressure in heart or blood vessels
    • A61B5/02141Details of apparatus construction, e.g. pump units or housings therefor, cuff pressurising systems, arrangements of fluid conduits or circuits
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2562/00Details of sensors; Constructional details of sensor housings or probes; Accessories for sensors
    • A61B2562/02Details of sensors specially adapted for in-vivo measurements
    • A61B2562/0247Pressure sensors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2562/00Details of sensors; Constructional details of sensor housings or probes; Accessories for sensors
    • A61B2562/02Details of sensors specially adapted for in-vivo measurements
    • A61B2562/028Microscale sensors, e.g. electromechanical sensors [MEMS]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2562/00Details of sensors; Constructional details of sensor housings or probes; Accessories for sensors
    • A61B2562/12Manufacturing methods specially adapted for producing sensors for in-vivo measurements

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Abstract

【課題】 高感度の圧力センサを提供する。【解決手段】 一実施形態に係る圧力センサは、支持部、膜部及び磁気抵抗素子を備える。膜部は、前記支持部によって支持され、可撓性を有するものであって、第1領域と、前記第1領域の剛性より低い剛性を有する第2領域と、を含む。磁気抵抗素子は、前記膜部に設けられ、第1磁性層、第2磁性層、及び前記第1磁性層と前記第2磁性層との間に配置されたスペーサ層を含む。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネルに関する。
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いた圧力センサには、例えば、圧電型、ピエゾ抵抗型、静電容量型などがある。一方、これらの型の圧力センサとは検出原理が異なる、スピン技術を用いた圧力センサが提案されている。スピン技術を用いた圧力センサにおいては、スピンバルブ歪み素子(磁気抵抗素子、MR素子などとも呼ばれる)により、外部圧力によって生じる異方性の歪みに応じた抵抗変化が検出される。スピン技術を用いた圧力センサにおいて、感度の向上が望まれている。
Patrick R. Scheeper et al., "The Design, Fabrication, and Testing of Corrugated Silicon Nitride Diaphragms", Journal of Microelectromechanical Systems, Vol.3, No.1, March 1994, p.36-42
本発明が解決しようとする課題は、高感度の圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネルを提供することである。
一実施形態に係る圧力センサは、支持部、膜部及び磁気抵抗素子を備える。膜部は、前記支持部によって支持され、可撓性を有するものであって、第1領域と、前記第1領域の剛性より低い剛性を有する第2領域と、を含む。磁気抵抗素子は、前記膜部に設けられ、第1磁性層、第2磁性層、及び前記第1磁性層と前記第2磁性層との間に配置されたスペーサ層を含む。
第1の実施形態に係る圧力センサを示す斜視図。 第1の実施形態に係る圧力センサを示す上面図。 第1の実施形態に係る圧力センサの断面図。 図2に示したダイヤフラムの第1構造例を示す部分断面図。 図2に示したダイヤフラムの第2構造例を示す部分断面図。 図2に示したダイヤフラムの第3構造例を示す部分断面図。 図1に示した磁気抵抗素子を示す斜視図。 第2の実施形態の第1例に係る圧力センサを示す上面図。 第2の実施形態の第2例に係る圧力センサを示す上面図。 第3の実施形態に係る圧力センサを示す上面図。 図3に示したダイヤフラムの第1構造例を示す部分断面図。 図3に示したダイヤフラムの第2構造例を示す部分断面図。 図3に示したダイヤフラムの第3構造例を示す部分断面図。 第4の実施形態に係る圧力センサを示す上面図。 第5の実施形態に係る圧力センサを示す上面図。 第6の実施形態に係る圧力センサを示す上面図。 第7の実施形態に係る圧力センサを示す上面図。 第8の実施形態に係るマイクロフォンを示す断面図。 図14に示したマイクロフォンが組み込まれた携帯情報端末を示す正面図。 第9の実施形態に係る血圧センサを示す断面図。 第10の実施形態に係るタッチパネルを示すブロック図。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。実施形態は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いた圧力センサ、並びに、その圧力センサを用いたマイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネルに関する。なお、図面は模式的又は概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。以下の実施形態では、同一の構成要素に同一の参照符号を付して、重ねての説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1及び図2は、第1の実施形態に係る圧力センサを概略的に示す斜視図及び上面図である。図3は、図2に示したIII-III'線に沿って得られる圧力センサの断面を概略的に示している。図1、2及び3において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図1に示される圧力センサは、樹脂基板11と、樹脂基板11上に取り付けられたMEMSチップ20と、を備える。MEMSチップ20は、熱硬化樹脂などの接着剤(ダイボンド材)を使用して樹脂基板11に接着固定される。
MEMSチップ20は、樹脂基板11上に設けられた支持部21と、支持部21によって支持された、可撓性のある膜部としてのダイヤフラム22と、ダイヤフラム22上に設けられた磁気抵抗素子23と、を含む。ダイヤフラム22は、外部圧力が印加されたときに撓み、その上に設けられた磁気抵抗素子23に歪みを生じさせる。外部圧力は、例えば、押圧、音波、超音波などによる圧力であり得る。磁気抵抗素子23の電気抵抗は、磁気抵抗素子23に生じた歪みの大きさに応じて変化する。本実施形態に係る圧力センサは、電気抵抗の変化を検出することで外部圧力をセンシングすることができる。
なお、図1には6つの磁気抵抗素子23が設けられている例が示されているが、磁気抵抗素子23の数は、6に限らず、1であってもよく、2〜5又は7以上であってもよい。
支持部21は、例えば、シリコン(Si)基板である。支持部21は、例えば、図3に示される空洞部26を有する四角筒形状に形成されている。空洞部26は、互いに対向する2つの面において開口されている。これら2つの面のうちの一方の面は樹脂基板11との接着面であり、他方の面側の端部にダイヤフラム22が固定されている。空洞部26は、樹脂基板11及びダイヤフラム22によって密閉されている。空洞部26には、空気又は不活性ガスなどの気体が充填されていてもよく、逆に減圧されて真空になっていてもよく、液体が充填されていてもよい。なお、支持部21の形状は、上述した形状に限らず、ダイヤフラム22が外部圧力によって撓むことができるようにダイヤフラム22を支持することができれば、任意の他の形状であってもよい。
ダイヤフラム22は、アモルファスシリコン(a−Si)膜、シリコン酸化物(SiOx)膜、アルミニウム酸化物(AlOx)膜、窒化シリコン(SiN)膜などの薄膜によって形成される。ダイヤフラム22を形成する薄膜は、外部圧力によって撓む部分よりも外側に連続して形成されている場合もある。ここでは、薄膜における外部圧力によって撓む部分をダイヤフラム(膜部)と呼ぶ。膜部は、薄く加工された薄膜領域である。
磁気抵抗素子23の電気抵抗の変化は、磁気抵抗素子23に生じる歪み(より詳細には、最大主歪みと最小主歪みとの差分である異方性歪み)が大きいほど大きくなる。このため、圧力センサの感度を高めるには、外部圧力に対してより大きな歪みが発生するようにダイヤフラム22を形成すればよい。すなわち、圧力センサの高感度化の観点からは、ダイヤフラム22の曲げ剛性としては低い方が好ましい。例えば、円形ダイヤフラムのばね定数kは、下記式(1)で表される。
Figure 2015224902
ここで、Eはダイヤフラムのヤング率であり、hはダイヤフラムの厚さであり、aはダイヤフラムの直径であり、νはポアソン比である。また、σは、膜応力を表し、膜応力が引張応力である場合に正の値をとり、膜応力が圧縮応力である場合に負の値をとる。式(1)によれば、ダイヤフラムの曲げ剛性は、ダイヤフラムの膜応力が引張であると増加し、圧縮であると低下する。従って、圧力センサの感度を高めるためには、膜応力を低減する必要がある。ただし、ダイヤフラムの膜応力として過度の圧縮応力が生じた場合、座屈による皺がダイヤフラムに形成される。この場合、ダイヤフラム上に設けられた磁気抵抗素子に適切な歪みが加えられなくなる。
本実施形態及び後述する他の実施形態に係る圧力センサでは、ダイヤフラム22の一部に低剛性化領域が設けられる。具体的には、ダイヤフラム22は、図2に示されるように、第1領域22Aと、第1領域22Aの剛性より低い剛性を有する第2領域22Bと、を含む。第2領域22Bが低剛性化領域に対応する。本実施形態及び後述する他の実施形態では、ダイヤフラム22の一部に低剛性化領域を設けることにより、ダイヤフラム22に生じる圧縮応力が部分的に緩和される。それにより、ダイヤフラム22に皺が発生することを抑制することができる。その結果、圧力センサを高感度化するためにダイヤフラム22の膜応力をより低減することができる。
本実施形態では、ダイヤフラム22は、長方形状に形成され、第2領域22Bは、短辺側の両端部に位置し、第1領域22Aは、第2領域22B間に挟まれた領域である。第1領域22Aは、ダイヤフラム22の長辺側の両端部及び中央部を含む。磁気抵抗素子23は、第1領域22Aの一部の上に配置される。すなわち、磁気抵抗素子23の位置は、低剛性化領域である第2領域22Bの位置と異なる。図2に示される例では、磁気抵抗素子23は、長辺側の両端部に3つずつ配置されている。ダイヤフラム22は、その周縁(2つの長辺及び2つの短辺)において支持部21に固定されている。長方形のダイヤフラム22では、長辺側の端部には、短辺側の端部や中央部よりも大きい異方性歪みが生じる。このことから、ダイヤフラム22の長辺側の端部に磁気抵抗素子23を配置する方が好ましい。
図4A、図4B及び図4Cを参照して、本実施形態に係るダイヤフラム22の構造例を説明する。
図4Aは、図2に示したIV-IV'線に沿う圧力センサの部分断面図であって、ダイヤフラム22の第1構造例を概略的に示している。図4Aに示される第1構造例では、第2領域22Bの厚さは、第1領域22Aの厚さより薄い。すなわち、ダイヤフラム22は、第1領域22Aよりも第2領域22Bにおいて薄くなるように形成されている。図4Bは、図2に示したIV-IV'線に沿う圧力センサの部分断面図であって、ダイヤフラム22の第2構造例を概略的に示している。図4Bに示される第2構造例では、第1領域22Aにおけるダイヤフラム22は、平坦に形成され、第2領域22Bにおけるダイヤフラム22は、コルゲート形状に形成されている。図4Cは、図2に示したIV-IV'線に沿う圧力センサの部分断面図であって、ダイヤフラム22の第3構造例を概略的に示している。図4Cに示される第3構造例では、第2領域22Bのヤング率は、第1領域22Aのヤング率よりも低い。具体的には、第2領域22Bは、第1領域22Aの材料よりもヤング率の低い材料で形成されている。
なお、ダイヤフラム22に低剛性化領域を設ける方法は、上述した3つの構造例に限らず、これら3つの構造例のうちの2つ以上を組み合わせて用いてもよく、他の構造を用いてもよい。
図5は、図1に示される6つの磁気抵抗素子23のうちの1つを概略的に示している。図1に示される磁気抵抗素子23のうちの残り5つは、図5に示される磁気抵抗素子23と同様の構造を有し得る。図5では、磁気抵抗素子23の一部が示されている。磁気抵抗素子23は、図5に示されるように、第1磁性層51、第2磁性層53、及び第1磁性層51と第2磁性層53との間に配置された中間層(スペーサ層とも称する)52を含む。第1磁性層51及び第2磁性層53の少なくとも一方は、磁化方向が可変である磁化自由層である。本実施形態では、第1磁性層51は、磁化自由層であり、第2磁性層53は、磁化方向が固定された磁化固定層である。中間層52は、非磁性層である。
磁気抵抗素子23が歪みセンサとして機能する動作は、「逆磁歪効果」と「磁気抵抗(MR;magnetoresistance)効果」との応用に基づいている。逆磁歪効果は、磁化自由層に用いられる強磁性層において得られる。MR効果は、磁化自由層と中間層と参照層(例えば磁化固定層)とが積層された積層膜において発現する。
逆磁歪効果は、強磁性体の磁化方向が強磁性体に生じた歪みによって変化する現象である。すなわち、磁気抵抗素子23の積層膜に外部歪みが印加されると、磁化自由層の磁化方向が変化する。その結果、磁化自由層の磁化方向と参照層の磁化方向との間の相対角度が変化する。この際にMR効果により、電気抵抗の変化が引き起こされる。MR効果は、例えば、GMR(Giant magnetoresistance)効果又はTMR(Tunneling magnetoresistance)効果などを含む。MR効果は、積層膜に電流を流すことで発現する。積層膜に電流を流すことで、磁化方向の相対角度の変化を電気抵抗変化として読み取ることができる。例えば、積層膜(磁気抵抗素子23)に歪みが生じ、この歪みによって磁化自由層の磁化方向が変化し、磁化自由層の磁化方向と参照層の磁化方向との間の相対角度が変化する。すなわち、逆磁歪効果によりMR効果が発現する。
磁化固定層に用いられる磁性層は、MR効果に直接的に寄与する。磁化固定層である第2磁性層53には、例えば、Co−Fe−B合金が用いられる。具体的には、第2磁性層53には、(CoFe100−x100−y合金(xは、0at.%以上100at.%以下であり、yは0at.%以上30at.%以下である。)を用いることができる。第2磁性層53には、例えば、Fe−Co合金などの他の材料を用いてもよい。
中間層52は、例えば、第1磁性層51と第2磁性層53との磁気的な結合を分断する。中間層52には、例えば、金属又は絶縁体又は半導体が用いられる。金属としては、例えば、Cu、Au又はAgなどを用いることができる。絶縁体又は半導体としては、例えば、マグネシウム酸化物(MgOなど)、アルミニウム酸化物(Alなど)、チタン酸化物(TiOなど)、亜鉛酸化物(ZnOなど)、又はガリウム酸化物(Ga−O)などを用いることができる。中間層52として、例えば、CCP(Current−Confined−Path)スペーサ層を用いてもよい。中間層52としてCCPスペーサ層を用いる場合には、例えば、酸化アルミニウム(Al)の絶縁層中に銅(Cu)メタルパスが形成された構造が用いられる。
磁化自由層である第1磁性層51には、強磁性体材料が用いられる。具体的には、第1磁性層51の材料として、例えば、FeCo合金、NiFe合金など、Fe及びCoの少なくとも一方を含む合金を用いることができる。或いは、第1磁性層51には、Co−Fe−B合金、Fe−Co−Si−B合金、磁歪定数λsが大きいFe−Ga合金、Fe−Co−Ga合金、Tb−M−Fe合金、Tb−M1−Fe−M2合金、Fe−M3−M−B合金、Ni、Fe−Al、又はフェライトなどを用いてもよい。
本実施形態に係る圧力センサでは、ダイヤフラム22に外部圧力が印加されると、ダイヤフラム22が変形する。これに伴い、磁気抵抗素子23に歪みが発生する。特に、磁気抵抗素子23が設けられた長方形ダイヤフラム22の長辺側の端部には、大きな異方性歪み、すなわち、長手方向の歪みと短手方向の歪みとの差分(最大主歪みと最小主歪みとの差分)が大きい歪みが生じる。さらに、低剛性化領域と異なる第1領域22Aに磁気抵抗素子23を配置することにより、より大きな異方性歪みを磁気抵抗素子23に生じさせることが可能である。その結果、外部圧力をセンシングする感度を向上することができる。
以上のように、第1の実施形態に係る圧力センサでは、ダイヤフラムの短辺側の両端部に低剛性化領域が設けられている。これにより、ダイヤフラムに皺が発生することなく、ダイヤフラムの膜応力を低減することができる。その結果、圧力をセンシングする感度を向上することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、ダイヤフラム上における低剛性化領域の配置が第1の実施形態と異なっている。具体的には、第2の実施形態では、長方形状に形成されたダイヤフラムの3辺に沿う端部に低剛性化領域が設けられている。第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と同様の部分についての説明は適宜省略する。
図6は、第2の実施形態の第1例に係る圧力センサを概略的に示している。図6において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図6に示される圧力センサは、樹脂基板11、樹脂基板11上に設けられた支持部21、支持部21によって支持された可撓性のあるダイヤフラム22、及びダイヤフラム22上に設けられた少なくとも1つの(この例では3つの)磁気抵抗素子23を備える。
ダイヤフラム22は、第1領域22Aと、第1領域22Aの剛性より低い剛性を有する第2領域22Bと、を含む。図6に示される圧力センサでは、ダイヤフラム22は、長方形状に形成され、第2領域22Bは、ダイヤフラム22の短辺側の両端部と長辺側の一端部とにわたって位置する。磁気抵抗素子23は、第1領域22Aである長辺側の他端部に配置されている。
図7は、第2の実施形態の第2例に係る圧力センサを概略的に示している。図7において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図7に示される圧力センサでは、第2領域22Bは、ダイヤフラム22の長辺側の両端部と短辺側の一端部とにわたって位置する。磁気抵抗素子23は、第1領域22Aである短辺側の他端部に配置されている。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、圧力センサの感度を向上することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、ダイヤフラム上における低剛性化領域の配置が第1の実施形態と異なっている。具体的には、第3の実施形態では、長方形状に形成されたダイヤフラムの中心部に低剛性化領域が設けられている。第3の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と同様の部分についての説明は適宜省略する。
図8は、第3の実施形態に係る圧力センサを概略的に示している。図8において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図8に示される圧力センサは、樹脂基板11、樹脂基板11上に設けられた支持部21、支持部21によって支持された可撓性のあるダイヤフラム22、及びダイヤフラム22上に設けられた少なくとも1つの(この例では6つの)磁気抵抗素子23を備える。
ダイヤフラム22は、第1領域22Aと、第1領域22Aの剛性より低い剛性を有する第2領域22Bと、を含む。本実施形態では、第2領域22Bは、ダイヤフラム22の中心部に位置し、円形状である。磁気抵抗素子23は、第1領域22Aである長辺側の両端部に3つずつ配置されている。
図9Aは、図8に示したIX-IX'線に沿う圧力センサの部分断面図であって、ダイヤフラム22の第1構造例を概略的に示している。図9Aに示される第1構造例では、第2領域22Bの厚さは、第1領域22Aの厚さより薄い。図9Bは、図8に示したIX-IX'線に沿う圧力センサの部分断面図であって、ダイヤフラム22の第2構造例を概略的に示している。図9Bに示される第2構造例は、第2領域22Bにおけるダイヤフラム22は、コルゲート形状に形成されている。図9Cは、図8に示したIX-IX'線に沿う圧力センサの部分断面図であって、ダイヤフラム22の第3構造例を概略的に示している。図9Cに示される第3構造例では、第2領域22Bのヤング率は、第1領域22Aのヤング率よりも低い。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、圧力センサの感度を向上することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、ダイヤフラム上における低剛性化領域の配置が第1の実施形態と異なっている。具体的には、第4の実施形態は、第1の実施形態と第3の実施形態の組み合わせに対応し、すなわち、長方形に形成されたダイヤフラムの短辺側の両端部と中心部とに低剛性化領域が設けられている。第4の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と同様の部分についての説明は適宜省略する。
図10は、第4の実施形態に係る圧力センサを概略的に示している。図10において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図10に示される圧力センサは、樹脂基板11、樹脂基板11上に設けられた支持部21、支持部21によって支持された可撓性のあるダイヤフラム22、及びダイヤフラム22上に設けられた少なくとも1つの(この例では6つの)磁気抵抗素子23を備える。
ダイヤフラム22は、第1領域22Aと、第1領域22Aの剛性より低い剛性を有する第2領域22Bと、を含む。本実施形態では、第2領域22Bは、ダイヤフラム22の短辺側の両端部と中心部とに位置する。磁気抵抗素子23は、第1領域22Aである長辺側の両端部に3つずつ配置されている。
第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、圧力センサの感度を向上することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、ダイヤフラムの形状及び磁気抵抗素子の配置が第1の実施形態と異なっている。具体的には、第5の実施形態では、ダイヤフラムは円形状に形成されている。第5の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と同様の部分についての説明は適宜省略する。
図11は、第5の実施形態に係る圧力センサを概略的に示している。図11において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図11に示される圧力センサは、樹脂基板11、樹脂基板11上に設けられた支持部21、支持部21によって支持された可撓性のあるダイヤフラム22、及びダイヤフラム22上に設けられた少なくとも1つの(この例では6つの)磁気抵抗素子23を備える。
ダイヤフラム22は、第1領域22Aと、第1領域22Aの剛性より低い剛性を有する第2領域22Bと、を含む。本実施形態では、第2領域22Bは、円形の領域であり、ダイヤフラム22の中心部に位置する。磁気抵抗素子23は、ダイヤフラム22の周縁に沿って配置されている。具体的には、第2領域22Bを介して対向する2つの端部に3つずつ配置されている。
第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、圧力センサの感度を向上することができる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、ダイヤフラムの形状が第1の実施形態と異なっている。第6の実施形態は、第5の実施形態と同様にダイヤフラムが円形状に形成されているが、ダイヤフラム上における低剛性化領域の配置が第5の実施形態と異なっている。具体的には、第6の実施形態では、円形状に形成されたダイヤフラムの周縁部の少なくとも一部分に低剛性化領域が設けられている。第5の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と同様の部分についての説明は適宜省略する。
図12は、第6の実施形態に係る圧力センサを概略的に示している。図12において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図12に示される圧力センサは、樹脂基板11、樹脂基板11上に設けられた支持部21、支持部21によって支持された可撓性のあるダイヤフラム22、及びダイヤフラム22上に設けられた少なくとも1つの(この例では6つの)磁気抵抗素子23を備える。
ダイヤフラム22は、第1領域22Aと、第1領域22Aの剛性より低い剛性を有する第2領域22Bと、を含む。本実施形態では、第2領域22Bは、ダイヤフラム22の周縁部における2つの部分に位置する。これら2つの部分は、ダイヤフラム22の中心を介して互いに対向している。磁気抵抗素子23は、第1領域22A上においてダイヤフラム22の周縁に沿って配置されている。具体的には、磁気抵抗素子23は、ダイヤフラム22の周縁部のうち、第2領域22Bと異なる2つの部分に3つずつ配置されている。ダイヤフラム22の周縁部は、第2領域22Bの2つの部分と、これら2つの部分の間に位置する第1領域22Aの2つ部分と、を含む。
第6の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、圧力センサの感度を向上することができる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態は、ダイヤフラムの形状が第1の実施形態と異なっている。第7の実施形態は、第5の実施形態と第6の実施形態の組み合わせに対応し、円形状に形成されたダイヤフラムの中心部と周縁部の少なくとも一部とに低剛性化領域が設けられている。第7の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と同様の部分についての説明は適宜省略する。
図13は、第7の実施形態に係る圧力センサを概略的に示している。図13において、図を見やすくするために、絶縁部分及び導電部分などを省略している。図13に示される圧力センサは、樹脂基板11、樹脂基板11上に設けられた支持部21、支持部21によって支持された可撓性のあるダイヤフラム22、及びダイヤフラム22上に設けられた少なくとも1つの(この例では6つの)磁気抵抗素子23を備える。
ダイヤフラム22は、第1領域22Aと、第1領域22Aの剛性より低い剛性を有する第2領域22Bと、を含む。本実施形態では、第2領域22Bは、ダイヤフラム22の中心部と周縁部における2つの部分とに位置する。これら2つの部分は、ダイヤフラム22の中心部を介して互いに対向している。磁気抵抗素子23は、ダイヤフラム22の周縁部のうち、第2領域22Bと異なる2つの部分に3つずつ配置されている。
第7の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、圧力センサの感度を向上することができる。
なお、ダイヤフラム22の平面形状は、第1から第7の実施形態において例示した形状(長方形、円形)に限らず、他の形状、例えば、楕円形であってもよい。さらに、ダイヤフラム22上における第2領域(低剛性化領域)22Bの位置及び磁気抵抗素子23の配置は、第1から第7の実施形態において説明した例に限らず、適宜変更することができる。ダイヤフラム22上における第2領域(低剛性化領域)22Bの形状についても、例示した円形に限らず、他の形状、例えば、正方形、長方形、楕円形であってもよい。また、MEMSチップ20が実装される基板は、樹脂基板に限らず、セラミック基板などであってもよい。
(第8の実施形態)
図14は、第8の実施形態に係るマイクロフォン140を概略的に示している。マイクロフォン140は、圧力センサ141を備える。圧力センサ141は、第1から第7の実施形態において説明した圧力センサのいずれか又はその変形であり得る。本実施形態の圧力センサ141は、第1の実施形態に係る圧力センサである。
圧力センサ141は、樹脂基板11及びこの樹脂基板11に実装されたMEMSチップ20を含む。樹脂基板11は、例えば、アンプなどの回路を含む。樹脂基板11には、MEMSチップ20を覆うように、カバー143が設けられている。カバー143には、開口142が形成されている。音波144は、開口142を通ってカバー143の内部に進入する。
マイクロフォン140は、音波144の音圧に対して感応する。高感度の圧力センサを用いることにより、広域の周波数に対して感度の高いマイクロフォン140が得られる。ダイヤフラムに生じる圧縮応力を緩和させる方法として、ダイヤフラムにスリット又は貫通孔を設ける手法が考えられる。しかしながら、圧力センサをマイクロフォンに利用する場合、スリット又は貫通孔は、低周波領域において音波の周り込みによる感度低下(Roll−off)を招く。本実施形態の圧力センサ141では、音波の周り込みによる感度低下(Roll−off)が生じることがなく、低周波領域においても感度が高い。
なお、音波144は、可聴域の信号に限らず、超音波であってもよい。ダイヤフラム22の共振周波数が超音波の周波数帯になるようにダイヤフラム22を設計することで、マイクロフォン140は超音波センサとして機能することができる。さらに好ましくは、超音波では音波144の直進性が増すため、開口142の位置を圧力センサ141のダイヤフラム(図14には示されていない)の直上に配置する、或いはダイヤフラム直下の樹脂基板11に開口142を設ける。さらに、開口142には、防塵用のメッシュを設けることが望ましい。
図15は、マイクロフォン140を携帯情報端末150に適用した例を概略的に示している。図15に示されるように、マイクロフォン140は、携帯情報端末150の端部に組み込まれている。例えば、マイクロフォン140は、圧力センサ141に含まれるダイヤフラム22が携帯情報端末150の表示部151が設けられた面に対して実質的に平行になるように配置される。なお、ダイヤフラム22の配置は、図14に示される配置例に限らず、適宜変更することができる。
なお、マイクロフォン140は、図15に示されるような携帯情報端末150に適用される例に限らず、ICレコーダやピンマイクロフォンなどに適用されてもよい。
(第9の実施形態)
図16は、第9の実施形態に係る血圧センサ160を概略的に示している。図16に示される血圧センサ160は、人間の血圧を測定するものであって、圧力センサ161を備える。圧力センサ161は、第1から第7の実施形態において説明した圧力センサのいずれか又はその変形であり得る。本実施形態の圧力センサ161は、第1の実施形態に係る圧力センサであり、小型で高感度な圧力センシングが可能である。
血圧センサ160は、圧力センサ161を動脈血管162の上の皮膚163に押し当てることで、連続的に血圧測定を行うことができる。本実施形態によれば、高感度の血圧センサ160が提供される。
(第10の実施形態)
図17は、第10の実施形態に係るタッチパネル170を概略的に示している。タッチパネル170は、図17に示されるように、複数の第1配線174、複数の第2配線175、複数の圧力センサ171、及び制御部176を備える。圧力センサ171の各々は、第1から第7の実施形態に係る圧力センサのいずれか又はその変形であり得る。圧力センサ171は、ディスプレイの内部及びディスプレイの外部の少なくともいずれかに搭載される。
複数の第1配線174は、第1方向に沿って並ぶ。複数の第1配線174のそれぞれは、第1方向と交差する第2方向に沿って延びる。複数の第2配線175は、第2方向に沿って並ぶ。複数の第2配線175のそれぞれは、第1方向に沿って延びる。
複数の圧力センサ171のそれぞれは、複数の第1配線174と複数の第2配線175とのそれぞれの交差部に設けられる。圧力センサ171の各々は、検出のための検出要素171eの1つとなる。ここで、交差部は、第1配線174と第2配線175とが交差する位置及びその周辺の領域を含む。
複数の圧力センサ171のそれぞれの一端172は、複数の第1配線174のそれぞれと接続される。複数の圧力センサ171のそれぞれの他端173は、複数の第2配線175のそれぞれと接続される。
制御部176は、複数の第1配線174と複数の第2配線175とに接続される。制御部176は、複数の第1配線174に接続された第1配線用回路176aと、複数の第2配線175に接続された第2配線用回路176bと、第1配線用回路176aと第2配線用回路176bとに接続された制御回路177と、を含む。
圧力センサ171は、小型で高感度な圧力センシングが可能である。そのため、高精細なタッチパネルを実現することが可能である。
第1から第7の実施形態に係る圧力センサについては、上記の応用の他に、気圧センサやタイヤの空気圧センサなど、様々な圧力センサデバイスに用いることができる。
実施形態によれば、高感度の圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネルを提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…樹脂基板、20…MEMSチップ、21…支持部、22…ダイヤフラム、22A…領域、22B…領域(低剛性化領域)、23…磁気抵抗素子、26…空洞部、51…第1磁性層、52…中間層、53…第2磁性層、140…マイクロフォン、141…圧力センサ、142…開口、143…カバー、144…音波、150…携帯情報端末、151…表示部、160…血圧センサ、161…圧力センサ、170…タッチパネル、171…圧力センサ、171e…検出要素、174,175…配線、176…制御部、176a…配線用回路、176b…配線用回路、177…制御回路。

Claims (12)

  1. 支持部と、
    前記支持部によって支持された可撓性のある膜部であって、第1領域と、前記第1領域の剛性より低い剛性を有する第2領域と、を含む膜部と、
    前記膜部に設けられ、第1磁性層、第2磁性層、及び前記第1磁性層と前記第2磁性層との間に配置されたスペーサ層を含む磁気抵抗素子と、
    を具備することを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記第2領域の厚さは、前記第1領域の厚さよりも薄いことを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記第2領域の前記膜部は、コルゲート形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  4. 前記第2領域のヤング率は、前記第1領域のヤング率より低いことを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  5. 前記磁気抵抗素子は、前記膜部の前記第1領域に設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の圧力センサ。
  6. 前記膜部は、長方形状に形成されており、前記第2領域は、前記膜部の短辺側の両端部に位置し、前記磁気抵抗素子は、前記膜部の長辺側の端部に設けられることを特徴とする請求項5に記載の圧力センサ。
  7. 前記膜部は、長方形状に形成されており、前記第2領域は、前記膜部の3辺に沿う端部に位置し、前記磁気抵抗素子は、前記膜部の他の辺に沿う端部に設けられることを特徴とする請求項5に記載の圧力センサ。
  8. 前記第2領域は、前記膜部の中心部に位置する請求項5に記載の圧力センサ。
  9. 前記膜部は、長方形状に形成されており、前記第2領域は、前記膜部の短辺側の両端部及び中心部に位置し、前記磁気抵抗素子は、前記膜部の長辺側の端部に設けられることを特徴とする請求項5に記載の圧力センサ。
  10. 前記膜部は、円形状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の圧力センサ。
  11. 前記磁気抵抗素子を複数具備すること特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の圧力センサ。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の圧力センサを具備するマイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ又はタッチパネル。
JP2014108501A 2014-05-26 2014-05-26 圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネル Expired - Fee Related JP6275549B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014108501A JP6275549B2 (ja) 2014-05-26 2014-05-26 圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネル
TW104116488A TW201608220A (zh) 2014-05-26 2015-05-22 壓力感測器,麥克風,超音波感測器,血壓感測器,及觸控面板
US14/721,523 US9952112B2 (en) 2014-05-26 2015-05-26 Pressure sensor, microphone, ultrasonic sensor, blood pressure sensor, and touch panel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014108501A JP6275549B2 (ja) 2014-05-26 2014-05-26 圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネル

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018000134A Division JP6517954B2 (ja) 2018-01-04 2018-01-04 圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015224902A true JP2015224902A (ja) 2015-12-14
JP6275549B2 JP6275549B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=54555838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014108501A Expired - Fee Related JP6275549B2 (ja) 2014-05-26 2014-05-26 圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネル

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9952112B2 (ja)
JP (1) JP6275549B2 (ja)
TW (1) TW201608220A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018033007A (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 株式会社東芝 センサ及び電子機器
JP2020150476A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 セイコーエプソン株式会社 超音波デバイス、超音波装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6373239B2 (ja) * 2015-09-09 2018-08-15 株式会社東芝 圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネル
TWI676462B (zh) 2017-11-07 2019-11-11 研能科技股份有限公司 穿戴式血壓測量裝置
CN108108058A (zh) * 2018-01-05 2018-06-01 业成科技(成都)有限公司 触控感测装置
WO2021079669A1 (ja) 2019-10-21 2021-04-29 株式会社村田製作所 センサ、歪検知センサ、圧力センサ、およびマイクロフォン、ならびに、センサの製造方法、および歪検知センサの製造方法
JP7396913B2 (ja) * 2020-01-30 2023-12-12 アズビル株式会社 圧力測定装置
JP7396912B2 (ja) * 2020-01-30 2023-12-12 アズビル株式会社 圧力センサ

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08114408A (ja) * 1994-10-18 1996-05-07 Omron Corp 電気信号変位変換装置、当該変換装置を用いた機器、および当該変換装置を用いた流体搬送装置の駆動方法
US20030079549A1 (en) * 2001-06-28 2003-05-01 Lokhorst David M. Pressure sensitive surfaces
US20070186666A1 (en) * 2004-07-05 2007-08-16 Manfred Ruehrig Sensor And Method For Producing A Sensor
JP2008107302A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Mitsumi Electric Co Ltd 半導体圧力センサ及び半導体圧力センサ装置
JP2009198337A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Panasonic Electric Works Co Ltd センサ装置
JP2014052360A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Toshiba Corp 圧力検知素子及びその製造方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56114378A (en) 1980-02-15 1981-09-08 Hitachi Ltd Semiconductor pressure sensor
JPH08247874A (ja) 1995-03-15 1996-09-27 Matsushita Electric Works Ltd 半導体圧力センサ及びその製造方法
US6694822B1 (en) * 1999-07-20 2004-02-24 Fidelica Microsystems, Inc. Use of multi-layer thin films as stress sensor
US7750627B2 (en) 2006-10-24 2010-07-06 Headway Technologies, Inc. Magnetic film sensor having a magnetic film for generating a magnetostriction and a depressed insulating layer
US20080160659A1 (en) 2006-12-29 2008-07-03 Russell William Craddock Pressure transducer diaphragm and method of making same
JP2009041951A (ja) 2007-08-06 2009-02-26 Alps Electric Co Ltd 磁気式圧力センサ
US8479585B2 (en) * 2010-09-08 2013-07-09 Micropen Technologies Corporation Pressure sensing or force generating device
EP2520917A1 (en) * 2011-05-04 2012-11-07 Nxp B.V. MEMS Capacitive Pressure Sensor, Operating Method and Manufacturing Method
TWI444605B (zh) 2011-12-12 2014-07-11 Metrodyne Microsystem Corp 微機電系統壓力感測元件及其製作方法
JP6113581B2 (ja) 2013-06-12 2017-04-12 株式会社東芝 圧力センサ、音響マイク、血圧センサ及びタッチパネル

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08114408A (ja) * 1994-10-18 1996-05-07 Omron Corp 電気信号変位変換装置、当該変換装置を用いた機器、および当該変換装置を用いた流体搬送装置の駆動方法
US20030079549A1 (en) * 2001-06-28 2003-05-01 Lokhorst David M. Pressure sensitive surfaces
US20070186666A1 (en) * 2004-07-05 2007-08-16 Manfred Ruehrig Sensor And Method For Producing A Sensor
JP2008107302A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Mitsumi Electric Co Ltd 半導体圧力センサ及び半導体圧力センサ装置
JP2009198337A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Panasonic Electric Works Co Ltd センサ装置
JP2014052360A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Toshiba Corp 圧力検知素子及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018033007A (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 株式会社東芝 センサ及び電子機器
JP2020150476A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 セイコーエプソン株式会社 超音波デバイス、超音波装置
JP7298212B2 (ja) 2019-03-15 2023-06-27 セイコーエプソン株式会社 超音波デバイス、超音波装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9952112B2 (en) 2018-04-24
TW201608220A (zh) 2016-03-01
JP6275549B2 (ja) 2018-02-07
US20150338300A1 (en) 2015-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6275549B2 (ja) 圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネル
JP2015224903A (ja) 圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネル
JP5711705B2 (ja) 圧力検知素子及びその製造方法
US9176014B2 (en) Pressure sensor, audio microphone, blood pressure sensor, and touch panel
US10444085B2 (en) Strain sensing element, pressure sensor, microphone, blood pressure sensor, and touch panel
JP6113581B2 (ja) 圧力センサ、音響マイク、血圧センサ及びタッチパネル
US9383268B2 (en) Strain sensor, pressure sensor, microphone, blood pressure sensor, personal digital assistant, and hearing aid
JP6074344B2 (ja) 圧力センサ、マイクロフォン、血圧センサ及びタッチパネル
JP6304989B2 (ja) 圧力センサ、マイクロフォン、血圧センサ、タッチパネル、圧力センサの製造方法、および圧力センサの製造装置
JP6200565B2 (ja) 圧力センサ、音響マイク、血圧センサ及びタッチパネル
US10206654B2 (en) Pressure sensor, microphone, ultrasonic sensor, blood pressure sensor, and touch panel
JP6517954B2 (ja) 圧力センサ、マイクロフォン、超音波センサ、血圧センサ及びタッチパネル
JP6577632B2 (ja) センサ
JP6363271B2 (ja) センサ
JP2018087827A (ja) 圧力センサ、マイクロフォン、血圧センサ、タッチパネル
JP6568492B2 (ja) センサ及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180110

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6275549

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees