JP6274916B2 - 偏光情報取得ユニットを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、偏光情報を取得する偏光情報取得ユニットを有する撮像装置に関する。
偏光は、物体からの反射や透過によって振動方向が変化するため、偏光情報は物体の評価や検査に有益である。特許文献1は、画素上に周期構造を設け、その上に誘電体多層膜を積層することで周期構造の方向に応じた偏光を透過する偏光子として機能させ、入射光の偏光情報を2次元的に取得する偏光イメージング装置を開示している。特許文献2は、λ/2板とλ/4板を直列に配置し、それぞれを所望の偏光状態が再現できるように回転させることによって、入射する偏光の状態を任意の状態に変える偏光変換デバイスを開示している。非特許文献1は、位相板アレイと一様な偏光子を画素上に配置して、干渉縞や光弾性縞の位相解析を一度の撮影により得られた画像から行う方法を提案している。
特許第4974543号公報 特開2005−221620号公報
米山聡 他「マイクロ波長板アレイを有するCCDカメラを用いた位相シフト縞画像の同時撮影」実験力学、日本実験力学会、2006年9月、第6号、p.275−281
しかしながら、特許文献1は、偏光子が直線偏光しか透過しないため、円偏光などの検出ができないという課題がある。また、特許文献2は、円偏光の取得はできるが、時分割取得で回転駆動が必要となるため、偏光情報を取得するのに時間がかかるという課題がある。更に、非特許文献1は、直線偏光の検出精度や位相情報の検出精度が低いという課題がある。
本発明は、直線偏光と円偏光を含む偏光情報(位相と強度)を短時間で静的に(即ち、偏光子の駆動など無しに)高精度に取得することが可能な撮像装置を提供することを例示的な目的とする。
本発明の撮像装置は、物体の像を形成する光学系と、入射光の偏光情報を取得する偏光情報取得ユニットと、を有する撮像装置であって、前記入射光のうち互いに垂直な方向に振動する二つの直線偏光の位相を調整する位相調整部と、該位相調整部からの光のうち第1の方向に振動する偏光を透過させ、前記第1の方向に垂直な方向に振動する偏光を透過させない領域を含む検光部と、該検光部を透過した偏光を光電変換する光電変換部と、を備え、前記位相調整部は、三つ以上の領域を有し、該三つ以上の領域は、位相調整量が互いに異なる領域の組み合わせと、互いの位相調整量が同一であって遅相軸の方向の成す角度が20度以上90度以下である領域の組み合わせと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、直線偏光と円偏光を含む偏光情報を短時間で静的に高精度に取得することが可能な偏光情報取得ユニット、撮像装置、偏光情報取得方法およびプログラムを提供することができる。
本実施形態のセンサー(偏光情報取得ユニット)の概略斜視図である。(実施例1、2) 直線偏光の伝搬、直線偏光の振動、左回り円偏光の伝搬、左回り円偏光の振動を示す図である。 図1に示す位相調整部の構成例を示す平面図である。(実施例1) 図3に示す位相調整部の入射偏光と射出偏光との関係を示す図である。(実施例1) 図1の変形例としてのセンサーの概略斜視図である。 図5に示すセンサーにおける検光部に入射する偏光と検光方向、および出力を示す図である。 図1に示す位相調整部の構造異方性を説明する斜視図と、TiOの充填率fに対する有効屈折率を示すグラフである。 図1に示す位相調整部の別の構成例を示す平面図である。(実施例2) 図8に示す位相調整部の入射偏光と射出偏光との関係を示す図である。(実施例2) 図1に示すセンサーを有するデジタルカメラ(撮像装置)の斜視図である。(実施例3)
図1は、本実施形態のセンサー(偏光情報取得ユニット)100の概略斜視図である。本実施形態は、入射光ILの使用波長λを可視光ないし近赤外光に設定しているが、使用波長λはこれらに限定されるものではない。
図1において、センサー100は、入射光ILが入射する側から順に、位相調整部110、検光部120、光電変換部130を有する。また、センサー100は、制御手段140、表示手段150、メモリ160を更に有してもよい。
図1では、光電変換部130の撮像面にX軸とY軸を設定し、これと垂直な方向にZ軸を設定している。入射光ILは、Z軸に進み、様々な偏光方向を持つ光であり、センサー100はその偏光情報を取得するように構成されている。Z方向は光軸方向である。
位相調整部110は、入射光ILを構成する互いに垂直な方向に振動する2つの直線偏光(図1では、x偏光とy偏光)の位相を調整する機能を有する板状部材である。
仮に、位相調整部110をλ/4板として構成すると、図2(a)〜(d)に示すように、直線偏光としての入射光ILは位相調整部110を透過後に円偏光に変換される。図2(a)、(b)は入射光を、図2(c)、(d)は出射する円偏光を示している。図2(a)、(c)はx方向とy方向に振動する光の時間tに対するズレ量を示す斜視図であり、図2(b)は図2(a)の偏光の振動方向を示す図であり、図2(d)は図2(c)の偏光の振動方向を示す図である。ここで、XPL1、XPL2はx方向に振動するx偏光、YPL1、YPL2はy方向に振動するy偏光を示している。LPL1はXY軸に振動する偏光を合成した光である直線偏光、CPL1は円偏光である。直線偏光LPL1はx軸に対して45度方向に振動している。
検光部120は、入射光のうち一方向に振動する偏光を透過させ、前記一方向に垂直な方向に振動する偏光を透過させない偏光板から構成されているが、前記一方向から多少ずれた方向に振動する偏光を透過してもよい。検光部120が透過する偏光の振動方向は、いくらかの尤度があり、それは素子構成に依存する。検光部120は、透過する偏光に直交して振動する偏光を透過せずに反射もしくは吸収する。
光電変換部130は、それぞれが独立して光電変換作用を奏する複数の光電変換領域(以下、「画素」と呼ぶ場合もある)を有し、位相調整部110と検光部120に設けられた最小の領域に対して少なくとも一つの光電変換領域が割り当てられている。本実施形態では、光電変換部130は、複数のPD(フォトダイオード)から構成されている。本実施形態では、PDは、位相調整部110と検光部120のそれぞれに設定された領域のうち最小の領域に一つずつ割り当てられている。もちろん、各最小領域に対して2個以上のPDが割り当てられてもよい。
検光部120を透過した偏光は、光電変換部130によって電気信号に変換され、電子的に処理される。センサー100は領域内で1次元ないし2次元的に画素として分割されており、その画素毎に取得した情報を元に入射光ILの偏光情報を算出する。
制御手段140は、例えば、マイクロコンピュータなどから構成され、センサー100の各部を制御する。光電変換部130の出力(アナログ電気信号)は、不図示のA/D変換器によってデジタル信号に変換される。不図示のA/D変換器は光電変換部130と一体であってもよい。
制御手段140は、このデジタル信号に基づいて、入射光ILの偏光情報を推定することができる。この場合、メモリ(記憶手段)160は、例えば、後述する図4の情報など、入射光の偏光状態と光電変換部130の出力との関係を記憶している。制御手段140は、光電変換部130の実際の出力とメモリ160の格納している情報に基づいて入射光ILの偏光状態(強度と位相)を同定する。また、制御手段140は、後述するように、光電変換部130からの出力強度に基づいて振幅強度を補正してもよい。
表示手段150は、例えば、液晶ディスプレイから構成され、センサー100の各種の設定情報、状態情報、制御情報の他、制御手段140が同定した入射光ILの偏光情報(位相情報と強度情報)を表示することができる。あるいは、表示手段150は、光電変換部の出力(後述する図4に示す出力の欄)の情報を表示してもよい。
なお、制御手段140、表示手段150、メモリ160は、センサー100の外部に設けられてもよい。
ここで、位相調整部110を透過した光が直線偏光LPL1とである場合と、左(回りの)円偏光CPL1である場合と、を考える。また、検光部120がy方向に振動する光のみを透過する場合を考える。すると、直線偏光LPL1と左円偏光CPL1は両方とも同じ振幅のy軸方向に振動する光となる。それぞれの偏光の位相はπ/2だけずれているが、光電変換部130では位相情報は取得できずに入射光量・強度のみが記録されるため、入射光ILが円偏光なのか直線偏光なのかは分からない。
図3は、位相調整部110の構成例を示す平面図である。位相調整部110は、3つ以上の領域を有し、本実施形態では4つの領域111〜114を有する。111a〜114aの矢印は遅相軸の方向を示している。
位相調整部110が2つ以下の領域しか有しない場合は、入射光ILの偏光状態を同定ができなくなる。3つの領域となる構成例としては、領域1が第1の位相調整量A1、第1の遅相軸の方向D1、領域2が第1の位相調整量A1、第2の遅相軸の方向D2、領域3が第2の位相調整量A2、第3の遅相軸の方向D3(D3はD1、D2と同一でもよい)である。
位相調整部110の3つ以上の領域は、位相調整量が互いに異なる少なくとも2つの位相調整量を含む。これにより、静的に入射光ILの偏光状態を同定することができる。図3では、領域111、112は、一点鎖線で示すように、λ/4板として機能し、領域113、114は、点線で示すように、λ/2板として機能する。λ/4板は直交する2つの偏光の間に90°の位相差を生じさせる複屈折素子であり、λ/2板は直交する2つの偏光の間に180°の位相差を生じさせる複屈折素子である。なお、本実施形態では、領域111〜114に2種類の波長板(λ/4板とλ/2板)を使用しているが、本発明はこれに限定されず、他の波長板(3λ/2板、λ/8板等)が使用されてもよい。
領域111は、X軸に対して135度方向に遅相軸を持つλ/4板、領域112はX軸に対して45度方向に遅相軸を持つλ/4板として機能する。また、領域113はX軸に対して45度方向に遅相軸を持つλ/2板、領域114はX軸に対して135度方向に遅相軸を持つλ/2板として機能する。
位相調整部110の3つ以上の領域は、位相調整量が同一で遅相軸の方向が20度以上160度以下だけ異なる少なくとも2つの領域を含む。図3では、領域111と112は位相調整量が同一で遅相軸の方向111aと112aが90度異なり、領域113と114は位相調整量が同一で遅相軸の方向113aと114aが90度異なる。
図3では、遅相軸の方向111aと遅相軸の方向112aは90度異なる。同様に、遅相軸の方向113aと遅相軸の方向114aは90度異なる。遅相軸の方向の角度差の下限は、偏光検出に有用な最小角度差が45/2度=22.5度と、偏光状態を同定可能な製造誤差を考慮して設定されている。上限は、2つの遅相軸のなす角度は一般に鋭角または直角の絶対値で表されるため、90度に設定されている。
位相調整部110は複数の領域111〜114に分割されているため、各領域111〜114に同じ偏光が入射しても出射する光の偏光状態は変化する。例えば、位相調整部110にY方向に振動する光が入射した場合、領域111を出射する光は左円偏光、領域112では右(回りの)円偏光、領域113・114ではX方向に振動する直線偏光となる。なお、光電変換部130を構成する複数の光電変換領域は、図3に示す位相調整部110の各領域に1つずつ割り当てられている。
図4は、位相調整部110に偏光が入射した場合の位相調整部110の各領域からの出射偏光の形(「位相調整後」の欄)、また検光部120でY方向の偏光を検出したときの振幅強度(「出力」の欄)を示す図である。ここで入射偏光は位相調整部110に入射する光であり、縦、横、左円偏光、右円偏光である。また、ここで記載している強度は振幅強度のため、実際に光電変換部130で取得するエネルギー強度とする場合は、この振幅強度を2乗する必要がある。
領域111、112はλ/4板で構成されているため、入射した直線偏光は円偏光に、入射した円偏光は直線偏光に変換される。それに対し、領域113、114はλ/2板で構成されているため、入射した直線偏光は直線偏光のまま振動方向が変わり、入射した円偏光は回転方向が変わる。位相調整部110を透過した偏光のうち、検光部120でY偏光方向を切り取ることで、入射した光の振動方向を推定できる。例えば、領域113、114の検光部120の値が0となれば、入射した偏光は縦偏光であることが分かる。制御手段140は、図4に示す出力の情報を取得して入射光ILの偏光情報を表示手段150に表示してもよい。表示方法は、文字、図形、記号などを問わない。
本実施形態は、偏光の検出精度を向上させるために、複数の画素で取得した強度の相関値より、偏光の強度と位相を算出している。例えば、領域111のみで偏光を検出しようとすると、左円偏光の出力のみが0となるため左円偏光は検出できるが、縦横偏光や右円偏光は偏光しているのかを特定することができない。領域111〜114の出力の相関値を用いると、少なくともこの4偏光状態を推測することができる。
これに対して、非特許文献1は、位相調整部110の各領域が全てλ/4板で構成された場合に相当する。この場合、図4の情報が半分になるので、本実施形態よりも直線偏光の検出精度や位相情報の検出精度が低くなる。
また、領域111〜114の出力の相関から同定した偏光状態に合わせて電子的に強度を推定してもよい。図4に示すように、例えば、縦偏光と右円偏光は同じ振幅強度を持つ光なのに、出力が7〜14と変化している。このようにセンサー100では、入射した偏光の振幅強度が必ずしも出力の強度に比例しない。
そこで、制御手段140が、光電変換部130の出力(強度)に基づいて入射光ILの2つの直線偏光の振幅強度の情報を取得する。まず、制御手段140は、入射光ILの2つの直線偏光の位相情報を取得する。例えば、図4の左上の例であれば、制御手段140は、光電変換部130の出力の「7、7、0、0」の情報を取得して入射光ILがY偏光である情報を取得する。次に、制御手段140は、Y偏光の情報と光電変換部130の出力の「7、7、0、0」に基づいて入射光ILの2つの直線偏光の振幅強度(x:y=0:10)の情報を取得する。この際、制御手段140は、メモリ160に予め格納された図4の情報を使用して、出力7に基づいて振幅強度10を取得する。制御手段140は、この結果を表示手段150に表示させてもよい。
図5は、検光部が複数の領域を有し、位相調整部110の一領域に対して検光部の2つ以上の領域が割り当てられている例を示すセンサー100Aの概略斜視図である。図5では、制御手段140等は省略されている。
図5では、検光部120Aは複数の領域を有し、各領域は、入射光のうち一方向に振動する偏光を透過する偏光板から構成され、透過する偏光に直交して振動する偏光については透過せずに反射もしくは吸収する。但し、位相調整部110の一領域に割り当てられた検光部120Aの2つ以上の領域は異なる方向に振動する偏光を透過する。これにより、入射光ILの偏光状態の検出精度を向上することができる。
図5は、位相調整部110の平面図の一部と検光部120Aの平面図の一部も示している。本実施形態では、位相調整部110の一領域に、検光部120Aの4つの領域が割り当てられている。図5では、検光部120Aの領域が位相調整部110の領域よりも小さいので、検光部120Aの各領域に対して光電変換部130の複数の光電変換領域の一つが割り当てられる。
図6は、この時の入射偏光に対する検光部120Aの検光例を示す図である。このときの入射偏光は検光部120Aに入射する光である。検光部120Aの検光方向に対し、直線偏光が入射すると出力に違いが生まれる。例えば、入射偏光が直線偏光の場合、Y偏光を検光する領域とX偏光を検光する領域の強度からX軸、Y軸に対する直線偏光の角度を導出することができる。このような出力の相関によって、制御手段140は、入射光ILの偏光状態を高精度に取得することができる。
一方、円偏光に対しては検光部120Aの方向を変えても出力は変化しない。これは振動方向に対して振幅が変化しないためである。検光部120Aに、例えば、無偏光が入射すると、全ての検光方向に対して出力が同じになってしまうため、位相調整部110を利用して無偏光と円偏光を切り分ける。これにより、偏光強度だけでなく、偏光毎の位相差情報も取得することが可能となる。
図1では、検光部120の偏光の透過方向と位相調整部110の進相軸または遅相軸は異なる方向である。図3では、位相調整部110の領域111〜114の進相軸と遅相軸の方向は、検光部120の透過方向であるY軸に対して45度の角度を成す。
Y軸方向に進相軸ないしは遅相軸が重なると、その方向に振動する偏光の位相が変化するだけとなる。一方、検光部120や光電変換部130は位相情報を取得することはできないため、検光部120の透過方向に位相調整部110の進相軸ないしは遅相軸を配置しても検光部120を透過する偏光に強度変化は無い。そこで、検光部120の偏光の透過方向を位相調整部110の進相軸または遅相軸の方向と異なるように設定している。
検光部120の偏光の透過方向と位相調整部110の進相軸または遅相軸の成す角度αは10度以上80度以下、さらには15度以上75度以下が好ましい。この角度αがこの範囲を満たさないと、X、Y偏光の強度差が入射光ILの強度の1/10以下になって偏光状態の検出精度が低下する。
なお、検光部120の偏光の透過方向と位相調整部110の進相軸または遅相軸は異なる方向であるという条件は、図6に示すように、必須ではない。
位相調整部110のλ/2板として機能する2つの領域のそれぞれの遅相軸と検光部120の偏光の透過方向との成す角をα、α、位相調整部110のλ/4板として機能する領域の遅相軸と検光部120の偏光の透過方向との成す角をβとする。ここで、αとα、βは0〜90度の範囲の値とすると、以下の式(1)を満足することが好ましい。
(1)式は、sin(α+α)とsin2βが共に1に近い値であることを意味する。αとαから、入射光ILの2つの直交する直線偏光の振幅強度(図4に示す位相調整部110のX方向とY方向に振動する振幅強度)の比を計算することができる。
検光部120の透過軸に方向性はないため、αとαは両者とも鋭角である。そのため、sin(α+α)が1に近いということは、αとαを足して90度に近いことを意味する。ここで仮にα+α=90度とする。
λ/2板は、直線偏光を直線偏光のまま回転させる機能を持つ。入射偏光の振動方向と検光部120の偏光の透過方向との成す角をAとしたとき、遅相軸の角度αを満たすλ/2板を透過した場合は2α−Aの角度に振動する直線偏光として射出する。また、同様に遅相軸の角度αを満たすλ/2を透過した場合は2α−Aの角度に振動する直線偏光として射出する。この各々の直線偏光が検光部120を通過した場合、その振幅強度は各々の直線偏光の振動方向の角度のcosで与えられる。つまり、遅相軸との角度αを満たすλ/2板を透過した直線偏光の振幅強度はcos(2α−A)、遅相軸との角度αを満たすλ/2板を透過した直線偏光の振幅強度はcos(2α−A)である。ここで、α=90度−αのため、変換すると、cos(180度−2α−A)=−cos(2α+A)となる。強度に符号は無いので、遅相軸との角度αを満たすλ/2板を透過した直線偏光の振幅強度はcos(2α−A)、遅相軸との角度αを満たすλ/2板を透過した直線偏光の振幅強度はcos(2α+A)で求められる。cosの加法定理より、前者はcos(2α−A)=cos2α×cosA+sin2α×sinA、後者はcos(2α+A)=cos2α×cosA−sin2α×sinAとなる。αは既知のため、この2つの方程式よりcosA、sinAが導出できる。角度A方向に振動する直線偏光のcosAとsinAはそれぞれX方向とY方向に振動する振幅強度に対応する。このように、α+α=90度に近いαとαを選択することで、入射する直線偏光のX方向とY方向に振動する振幅強度を導出することが可能となる。
一方、(1)式を満たさないα、αを選択した場合、入射偏光のX方向、乃至はY方向のいずれか一方の振幅強度は分かったとしても、もう一方の振幅強度を算出することが難しくなる。
λ/4板は、入射した円偏光を遅相軸から45度方向に振動する直線偏光とする機能を持つ。(1)式を満たすλ/4板は、遅相軸の角度が45度に近いことを意味する。このようなλ/4板を選択することで、入射する円偏光を検光部120の透過軸に対して平行および直交する直線偏光に変換することができる。そのため、効率的に円偏光を検出することができる。
また、λ/4板のβが数式1を満たすと、入射光ILの位相の回転方向によって、検光部120の方向かそれに垂直方向の偏光に変換されるため、位相情報を取得するのに検光部120の透過・遮光の幅を大きくすることができる。
このように、数式1を満たすと入射偏光ILのうち円偏光、直線偏光を精度よく検知することができ、またSN比を大きくすることが可能となるため、好ましい。
位相調整部110には光学異方性を示す様々な材料を利用することができる。例えば、水晶や方解石などの結晶材料、延伸フィルムなどの異方性樹脂などが使える。一方、入射光ILの波長、即ち、使用波長よりも細かい構造を用いた異方性材料も知られている。入射光ILの波長よりも細かい構造では、光はその構造そのものを認識できずに均質な媒質のような振る舞いを示すことが知られている。このような現象は構造異方性と呼ばれ、構造の間隔や材料の充填率、材料の屈折率に準じた振る舞いを示す。
構造異方性の例を図7(a)に示す。波長550nmの光に対する屈折率n1,n2の媒質がa:bの比で繰り返す{充填率f=a/(a+b)}矩形格子において,格子と平行な方向の屈折率をn//,格子と直交する方向の屈折率をnとすると,n//とnは数式2、3で表される。
図7(a)では、位相調整部110は、高さと長さが共通で幅がaである第1の媒質と幅がbである第2の媒質が交互に配列された矩形格子構造を有し、aおよびbはいずれも使用波長よりも小さい。
このように方向によって構造を変化させることで、見かけ上の屈折率を変化させることができる。例えば、屈折率n1の媒質を誘電体であるTiO(n=2.335)、屈折率n2の媒質を空気としたときの充填率f(横軸)に対する有効屈折率n//、n(縦軸)を図7(b)に示す。実線がn//、破線がnである。
充填率f=0.17とすると、n//=1.34、n=1.08となり、充填率f=0.52とすると、n//=1.85、n=1.34となる。aとbを使用波長よりも小さくすることによって、非常に大きな異方性を得ることができる。
このような構造異方性を利用すると、通常の異方性材料を利用するよりも異方性量を大きくすることができる。例えば、物理厚みを515nmとすると、TiOのf=0.17の構造異方性は波長550nmでλ/4板に、f=0.52の構造異方性は波長550nmでλ/2板として機能する。このように、非常に薄い厚みで異方性板を作成することができるため好ましい。
また、同じ厚みでも充填率fを変えることで位相調整量を変えることができる。本実施形態では、位相調整部110の各領域111〜114の光軸方向の厚みは一定であり、厚みの段差が無くなるため反射での余剰な回折の発生を防ぐことができる。また、センサー100の表面が平坦になるため、カバーガラスやローパスフィルターなどを組み合わせる場合も貼りつけが容易になる。
充填率fは0.1以上0.7以下であることが望ましい。図7(b)に示すように、例えば、物理厚み515nmとした場合、λ/4板を得るにはf=0.17の場合とf=0.92の場合がある。しかし、fが0.7以上になると、充填率fに対するnの変化が非常に大きくなり、位相調整部110の敏感度が高くなり過ぎる。また、fが0.7以下の構造を用いると、格子を形成する材質の屈折率を小さくすることができる。センサー100は位相調整部110が最も入射光IL側に配置されており、入射光の反射を防ぐため、できるだけ最表面の材料の屈折率は低い方が好ましい。そのため、充填率fは0.7以下が好ましい。下限値を下回ると誘電体の量が少なくなり、構造が安定しないので、好ましくない。
構造異方性の素子は、二光束干渉を利用したマスクパターンの形成・転写、ナノインプリントを利用した射出成形などの方法によって作成することができるが、これらに限定されるものではない。
実施例1は、入射光ILの使用波長λを550nmとして、位相調整部110に水晶を利用し、図3に示す構成とした。即ち、領域111〜114は、少なくとも2種類の位相調整量を含む。また、領域111〜114では、位相調整量が同一で遅相軸の方向が異なる少なくとも2つの領域を含む。更に、領域111〜114では、遅相軸の方向の成す角度が20度以上90度以下だけ異なる少なくとも2つの領域を含む。領域111、112は、一点鎖線で示すように、λ/4板として機能し、領域113、114は、点線で示すように、λ/2板として機能する。
波長550nmの光に対する水晶の屈折率はn=1.5462、n=1.5553である。領域111、112はnの軸方向を605、606とし、厚みを15μmとした。また、領域113、114はnの軸方向を607、608とし、厚みを30μmとした。このとき、α、α、βは45度となるため、位相調整部110の数式1の右辺は1となり、数式1を満たしている。位相調整部110に入射した偏光ILの出力の様子は図4に示す通りである。この4種類の出力より、制御手段140は、入射光ILの偏光情報を取得して出力することができる。
実施例2は、入射光ILの使用波長λを550nmとして、領域の配置を図8とした位相調整部110Aを使用した。位相調整部110Aは、4つの領域111A〜114Aを有する。111Aa〜114Aaの矢印は遅相軸の方向を示している。
領域111A〜114Aは、少なくとも2種類の位相調整量を含む。また、領域111A〜114Aは、位相調整量が同一で遅相軸の方向が異なる少なくとも2つの領域を含む。更に、領域111A〜114Aは、遅相軸の方向が20度以上90度以下だけ異なる少なくとも2つの領域を含む。領域111A、112Aは、一点鎖線で示すように、λ/4板として機能し、領域113A、114Aは、点線で示すように、λ/2板として機能する。
領域111AはX軸に対して120度方向に遅相軸を持つλ/4板、領域112AはX軸に対して30度方向に遅相軸を持つλ/4板として機能する。また、領域113AはX軸に対して30度方向に遅相軸を持つλ/2板、領域114AはX軸に対してIL度方向に遅相軸を持つλ/2板として機能する。
領域111A〜114Aは、TiOを利用した構造異方性により作成した。λ/4板として機能する領域111A、112Aは充填率fを0.17に、λ/2板として機能する1103、1104は充填率fを0.52とした。また、物理膜厚は515nmとした。αは15度、αは60度、βは30度であり、数式1の右辺の値が0.84となり、数式1を満たしている。
図9は、位相調整部110Aに偏光が入射した場合の位相調整部110Aの各領域からの出射偏光の形、また検光部120でY方向の偏光を検出したときの振幅強度を示す図である。ここで入射偏光は6偏光状態としている。それぞれの振幅強度の出力を見ると、領域111Aと112Aの振幅強度の比較で、強度に差がある場合は円偏光だということが分かる。また、領域113Aと114Aの振幅強度差を視ると、直線偏光のX方向、Y方向に対する振幅強度野比を導出することができる。また、領域113Aと114Aの強度が等しい場合、X方向とY方向に振動する偏光の振幅が同一であることが分かる。一方、λ/4板の出力とλ/2板の出力の違いにより、位相量が計算できるため、斜め偏光の振動方向も分かる。
本実施例では、出力の強度の相関性より入射する光の偏光方向を計算することができる。また、位相調整部110Aの出力は4値だが、その4値の組み合わせにより少なくとも6偏光状態が推測でき、出力値の数よりも推測できる偏光状態が多いという利点がある。
図10は、センサー100を利用したデジタルカメラ(撮像装置)200の斜視図である。カメラ本体201には、撮影光学系202が設けられ、カメラ本体201の内部にはセンサー100が設けられている。図10では、センサー100は制御手段140、表示手段150、メモリ160を有さない。
カメラ本体201に備わっている不図示の制御手段が制御手段140として機能する。光電変換部130は撮像素子としても機能し、撮影光学系202が形成した物体の光学像を光電変換する。203は撮像素子によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリ(記憶手段)であり、メモリ160として機能する。204は液晶パネルなどの表示部であり、表示手段150として機能する。センサー100を利用することにより、撮影光学系202によって形成された被写体像の偏光状態を検出することが可能となる。
センサー100の制御手段140、表示手段150、メモリ160の機能をパーソナルコンピュータ(PC)に持たせてもよい。この場合、デジタルカメラ200をUSBケーブルなどでPCに接続して、撮像素子が撮像した画像情報をPCのHDDなどの記憶手段に保存する。PCのCPUが制御手段140として機能し、ディスプレイが表示手段150として機能する。HDDには、図4に示す情報とCPUに偏光情報取得方法を実行させるソフトウェア(プログラム)が格納されている。これにより、PCのCPUは入射光ILの偏光情報(位相と強度)の情報を取得することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
偏光情報取得ユニットは、偏光情報を取得する用途に適用することができる。
100、100A…センサー(偏光情報取得ユニット)、110…位相調整部、111〜114…位相調整部の領域、111a〜114a…遅相軸の方向、120…検光部、130…光電変換部、IL…入射光

Claims (12)

  1. 物体の像を形成する光学系と、
    入射光の偏光情報を取得する偏光情報取得ユニットと、を有する撮像装置であって、
    前記入射光のうち互いに垂直な方向に振動する二つの直線偏光の位相を調整する位相調整部と、
    該位相調整部からの光のうち第1の方向に振動する偏光を透過させ、前記第1の方向に垂直な方向に振動する偏光を透過させない領域を含む検光部と、
    該検光部を透過した偏光を光電変換する光電変換部と、を備え、
    前記位相調整部は、三つ以上の領域を有し、
    該三つ以上の領域は、位相調整量が互いに異なる領域の組み合わせと、互いの位相調整量が同一であって遅相軸の方向の成す角度が20度以上90度以下である領域の組み合わせと、を含むことを特徴とする撮像装置
  2. 前記光電変換部は、前記三つ以上の領域のそれぞれに対応する三つ以上の画素を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置
  3. 前記光電変換部の出力に基づいて前記二つの直線偏光の位相情報を取得する制御手段を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置
  4. 前記制御手段は、前記光電変換部の出力及び前記二つの直線偏光の位相情報に基づいて、前記二つの直線偏光の振幅強度の情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置
  5. 前記検光部は、単一の領域で構成されることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の撮像装置
  6. 前記検光部は、前記位相調整部の一つの領域に対応し、かつ互いに異なる方向に振動する偏光を透過させる複数の領域を含むことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の撮像装置
  7. 前記第1の方向は、前記位相調整部の進相軸および遅相軸の方向とは異なることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の撮像装置
  8. 前記三つ以上の領域は、λ/2板として機能する領域およびλ/4板として機能する領域を含むことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の撮像装置
  9. 前記三つ以上の領域のうち、二つの領域のそれぞれの遅相軸と前記第1の方向との成す角をαおよびα、前記二つの領域以外の一つの領域の遅相軸と前記第1の方向との成す角をβ、とし、α、αおよびβを0度以上90度以下の範囲の角度であるとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の撮像装置
  10. 前記位相調整部は、幅が互いに異なる第1及び第2の媒質が交互に配列された矩形格子構造を有し、前記第1及び第2の媒質の幅は前記入射光の波長よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の撮像装置
  11. 前記第1の媒質は誘電体であり、前記第2の媒質は空気であり、前記矩形格子構造における前記誘電体の充填率は0.1以上0.7以下であることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置
  12. 前記三つ以上の領域の光軸方向における厚みは、互いに同じであることを特徴とする請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の撮像装置
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