JP6274124B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP6274124B2
JP6274124B2 JP2015026399A JP2015026399A JP6274124B2 JP 6274124 B2 JP6274124 B2 JP 6274124B2 JP 2015026399 A JP2015026399 A JP 2015026399A JP 2015026399 A JP2015026399 A JP 2015026399A JP 6274124 B2 JP6274124 B2 JP 6274124B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
black
ratio
remaining amount
level
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015026399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016147462A (ja
Inventor
司 杉山
司 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2015026399A priority Critical patent/JP6274124B2/ja
Publication of JP2016147462A publication Critical patent/JP2016147462A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6274124B2 publication Critical patent/JP6274124B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、画像を形成して用紙に印刷する画像形成装置に関する。
従来、モノクロ印刷およびカラー印刷の各印刷の実行が可能な画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、黒色材とカラー色材(たとえば、シアン、マゼンタ、イエローの各色材)とを収容する。そして、モノクロ印刷時には、黒色材を用いて用紙に画像を印刷し、カラー印刷時には、3色のカラー色材を用いて用紙に画像を印刷する。なお、画像形成装置がカラーインクジェットプリンターである場合には、色材としてインクが使用され、画像形成装置がカラーレーザープリンターである場合には、色材としてトナーが使用される。
ここで、特許文献1には、3色のカラー色材を混ぜることによって得られるコンポジットブラックの生成が可能な画像形成装置が開示されている。この特許文献1の画像形成装置では、黒色材が無くなるまでの時間を延ばすため、黒色材の残量がニアエンド状態になると、黒色材とコンポジットブラックとを予め定められた比率で使用するよう構成されている。
特開2001−38929号公報
黒色材の減り方は、印刷すべきページの黒色印字率(1ページ中の全画素数に対する黒色画素数の割合)によって変化する。すなわち、印刷すべきページの黒色印字率が高ければ、その分、黒色材の消費量が多くなるので、黒色材が早く減少する。
ここで、特許文献1の画像形成装置では、黒色材の残量がニアエンド状態になると、黒色の印字に際して、黒色材とコンポジットブラックとが併用される。しかし、黒色材の残量がニアエンド状態になって以降、黒色印字率の高いページの印刷が続いた場合には、黒色材とコンポジットブラックとを併用しても、黒色材の消費量は多くなる。結果として、この場合には、黒色材が早く無くなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、黒色印字率の高いページの印刷が続いた場合であっても、黒色材が早く無くなってしまうのを抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、黒色材および黒色材以外のカラー色材の供給を受けるとともに、黒色材およびカラー色材を用いて、印刷すべきページの画像データに基づく画像を形成して用紙に印刷する印刷部と、印刷部に供給される黒色材およびカラー色材をそれぞれ収容する収容部と、印刷部の印刷動作を制御するとともに、収容部内の色材の残量の検知を行う制御部と、入力を受け付ける受付部と、情報を記憶する記憶部と、を備える。受付部は、複数色分のカラー色材を混ぜることにより生成されるコンポジットブラックと黒色材とを重ねることによって黒画素を表現するコンポジットブラック使用モードで印刷を実行するか否かを受け付ける。記憶部は、黒色材の残量が少ないときほど、1画素にのせる黒色材の量が少なくなるように、1画素にのせる色材の総量に対する黒色材の量の比率である黒色材比率を求めるための比率情報を記憶する。そして、制御部は、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、比率情報に基づき、現時点の黒色材の残量に応じた黒色材比率を対象比率として求め、印刷すべきページの画像データに基づき、1ページ中の黒画素数を全画素数で除した値である黒色印字率を求めるとともに、1から黒色印字率を減算した値を対象比率(百分率)に乗じることによって得られる値を最終比率として求め、黒色材とコンポジットブラックとを重ねて黒画素を表現するときに、1画素にのせる色材の総量に対する黒色材の量の実際の比率が最終比率となるように、印刷部に画像を形成させる。
本発明では、制御部は、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する旨を受付部が受け付けた場合、記憶部に記憶される比率情報に基づき、現時点の黒色材の残量に応じた黒色材比率(対象比率)を求める。これにより、現時点の黒色材の残量が少ないほど、1画素にのせる黒色材の量が少なくなる。
さらに、本発明では、制御部は、1ページ中の黒画素数を全画素数で除した値である黒色印字率を求めるとともに、1から黒色印字率を減算した値を対象比率(百分率)に乗じることによって得られる値を最終比率として求める。たとえば、対象比率が70%で黒色印字率が0.05であれば、最終比率は66.5%(=70%×0.95)となり、対象比率が70%で黒色印字率が0.2であれば、最終比率は56%(=70%×0.80)となる。これにより、黒色印字率が高いほど、1画素にのせる黒色材の量がより少なくなる。したがって、黒色印字率の高いページの印刷が続いた場合であっても、黒色材が早く無くなってしまうのを抑制することができる。
以上のように、本発明によれば、黒色印字率の高いページの印刷が続いた場合であっても、黒色材が早く無くなってしまうのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による画像形成装置の概略図 本発明の一実施形態による画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図 本発明の一実施形態による画像形成装置においてトナー補給に関する部分(コンテナ、中間ホッパーおよび現像装置)の構造の一例を示す断面図 本発明の一実施形態による画像形成装置においてトナー補給に関する部分のハードウェア構成の一例を示すブロック図 本発明の一実施形態による画像形成装置の操作パネルに表示される設定画面(コンポジットブラック使用モードで印刷を実行するか否かの設定を受け付けるための画面)の一例を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置の記憶部に記憶される比率情報の一例を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置の操作パネルに表示される詳細設定画面(黒画像およびカラー画像のうちどちらの画質を優先するかの設定を受け付けるための画面)の一例を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置の操作パネルに表示される詳細設定画面(1画素にのせる黒トナーの量を少なめにするか多めにするかの設定を受け付けるための画面)の一例を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置においてコンポジットブラック使用モードで印刷を実行するときの制御の流れの一例を説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による画像形成装置においてコンポジットブラック使用モードで印刷を実行するときの制御の流れの一例を説明するためのフローチャート
<画像形成装置>
(全体構成)
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、給紙部101、用紙搬送部102、画像形成部103、中間転写部104および定着部105を含む印刷部106を備える。印刷部106は、用紙搬送路PPに沿って用紙Pを搬送する。また、印刷部106は、シアン、マゼンタ、イエローの3色のカラートナー(「カラー色材」に相当)および黒トナー(「黒色材」に相当)の供給を受け、印刷すべきページの画像データに基づきトナー像(「画像」に相当)を形成する。そして、印刷部106は、搬送中の用紙Pにトナー像を印刷(転写)する。なお、トナー像の基となる画像データは、後述する画像読取部107による原稿の読み取りによって得られた画像データや、後述するユーザー端末200から画像形成装置100へ送信された画像データである。
給紙部101は、用紙搬送路PPの用紙供給口に配置されたピックアップローラー11および給紙ローラー対12を含み、用紙カセット13に収容された用紙Pを用紙搬送路PPに供給する。用紙搬送部102は、用紙搬送路PPに沿って配置された搬送ローラー対21を複数含み、用紙搬送路PPに供給された用紙Pを転写ニップおよび定着ニップの順番で搬送して排出トレイ22に排出する。
画像形成部103は、感光体ドラム31、帯電装置32、現像装置33、ドラム清掃装置34および露光装置35を含む。ここで、画像形成部103は、黒(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)およびマゼンタ(M)の各色にそれぞれ対応する機構部30Bk、30Y、30Cおよび30Mに分類される。これら機構部30Bk、30Y、30Cおよび30Mは、それぞれ、感光体ドラム31、帯電装置32、現像装置33およびドラム清掃装置34を1つずつ有し、対応する色のトナー像を形成する。なお、機構部30Bk、30Y、30Cおよび30Mは、それぞれ、後述する中間転写ベルト41に感光体ドラム31の外周面が接するように中間転写ベルト41の外側に配置される。露光装置35は、各色共通で使用され、感光体ドラム31の外周面に静電潜像を形成する。
ここで、現像装置33は、現像用トナーを収容する。また、現像装置33は、トナーの薄層を担持する現像ローラー33aやトナーを攪拌する攪拌ローラー33bを有する。そして、現像装置33は、感光体ドラム31の外周面に形成された静電潜像にトナーを供給することによって静電潜像をトナー像に現像する。この構成では、印刷ジョブを実行することによって現像装置33内の現像用トナーが減少していくので、現像装置33へのトナー補給が必要となる。したがって、画像形成装置100には、黒(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)およびマゼンタ(M)の各色の補給用トナーをそれぞれ収容する4色分のコンテナ60(「収容部」に相当)が装着される。そして、現像装置33へのトナー補給が必要なときには、コンテナ60内のトナーが現像装置33に補給される(詳細は後述する)。
中間転写部104は、中間転写ベルト41、1次転写ローラー42および2次転写ローラー43を含む。中間転写ベルト41は、駆動ローラー44および従動ローラー45によって張架される。1次転写ローラー42は、中間転写ベルト41の内側に配置され、感光体ドラム31との間で中間転写ベルト41を挟み込む。2次転写ローラー43は、中間転写ベルト41を挟んで駆動ローラー44と対向するように配置され、中間転写ベルト41との間で転写ニップを形成する。そして、画像形成部103により形成された各色のトナー像(感光体ドラム31の外周面のトナー像)は、まず、順次ずれなく重畳して中間転写ベルト41に1次転写され、その後、転写ニップに進入した用紙Pに2次転写される。
定着部105は、加熱ローラー51および加圧ローラー52を含む。加熱ローラー51は、発熱源を内蔵する。加圧ローラー52は、加熱ローラー51に圧接し、加熱ローラー51との間で定着ニップを形成する。これにより、トナー像の転写を受けた用紙Pが定着ニップに進入すると、その用紙Pが加熱および加圧されるので、用紙Pにトナー像が定着する。
また、画像形成装置100は、画像読取部107を備える。画像読取部107は、原稿を読み取って画像データを生成する。たとえば、印刷部106は、画像読取部107による原稿の読み取りによって得られた画像データに基づき印刷を行う。
画像形成装置100には、操作パネル108(「受付部」に相当)も設けられる。操作パネル108は、タッチパネル付きの液晶表示パネル81を含む。また、操作パネル108は、ジョブスタートキーやテンキーなどのハードキー82も含む。そして、操作パネル108は、設定値の設定など各種入力をユーザーから受け付ける。
たとえば、操作パネル108は、予め定められた複数の画質種のうちからユーザー所望の画質種の選択を受け付ける。画質種としては、「文字」、「写真」、「地図」、「ノーマル」、「光沢」および「エコノミー印刷」などがある。画質種として「文字」を選択した場合には、文字をはっきりと再現する(たとえば、輪郭部分の濃度変化を強調する)ための処理が行われる。画質種として「写真」を選択した場合には、中間調が最大限に再現される(淡い色味が最大限に再現される)。画質種として「地図」を選択した場合には、線画を強調するための処理が行われる。画質種として「ノーマル」を選択した場合には、デフォルトの設定内容で印刷が行われる。画質種として「光沢」を選択した場合には、印刷物の表面に光沢感を出すための処理(定着の線速を通常よりも1段階落とす処理)が行われる。「エコノミー印刷」を選択した場合には、トナー消費量を抑えるため、濃度(=ドット数)を30%程度落とす処理が行われる。なお、これら複数の画質種のうち、「文字」、「ノーマル」および「光沢」は、黒色の再現性が重要な画質種である。以下の説明では、黒色の再現性が重要な画質種以外の画質種を所定画質種と称する場合がある。
(ハードウェア構成)
図2に示すように、画像形成装置100は、制御部110を備える。制御部110は、CPU111、画像処理部112および記憶部113を含む。画像処理部112は、画像処理専用のASICなどからなり、画像データに対して各種画像処理(拡大/縮小、濃度変換およびデータ形式変換など)を施す。記憶部113は、ROMおよびRAMなどからなる。この記憶部113には、制御用のプログラムおよびデータが記憶される。そして、制御部110は、記憶部113に記憶された制御用のプログラムおよびデータに基づき、画像形成装置100の各部の動作を制御する。
具体的には、制御部110は、印刷部106(給紙部101、用紙搬送部102、画像形成部103、中間転写部104および定着部105)に接続され、印刷部106の印刷動作を制御する。また、制御部110は、画像読取部107に接続され、画像読取部107の読取動作を制御する。さらに、制御部110は、操作パネル108に接続され、操作パネル108の表示動作を制御したり、操作パネル108に対して行われた操作を検知したりする。
また、制御部110には、I/F部120が接続される。このI/F部120は、たとえば、ユーザー端末200(デスクトップ型やノート型のパーソナルコンピューター)と通信可能に接続される。これにより、ユーザー端末200から画像形成装置100へ送信された画像データに基づき印刷を行うことができる。
<トナー補給機構>
(概略)
図3および図4に示すように、画像形成装置100には、コンテナ60から現像装置33へのトナーの補給を行うための中間ホッパー109が設けられる。中間ホッパー109は、コンテナ60から補給されるトナーを一旦収容し、現像装置33にトナーを補給する。
なお、コンテナ60は、装置本体に対して交換可能である。たとえば、装置カバーの一部が開閉可能に支持された開閉カバー(図示せず)となっており、この開閉カバーが開けられると、コンテナ60を装着するためのスペースが露出される。これにより、コンテナ60内のトナーが無くなれば、空のコンテナ60を新品のコンテナ60に交換することができる。
(コンテナから中間ホッパーへのトナー補給)
コンテナ60から中間ホッパー109へのトナー補給は、投入部90が行う。投入部90は、コンテナスクリュー91および補給管92を含む。
コンテナスクリュー91は、たとえば、回転軸に羽根を螺旋状に巻き付けた構造とされており、コンテナモーターM1(図4参照)から駆動力が伝達されて回転する。補給管92は、コンテナ60が装置内に設置された状態において、コンテナ60と中間ホッパー109とを接続する。そして、制御部110は、コンテナ60から中間ホッパー109へのトナー補給時に、コンテナモーターM1を回転駆動させることにより、コンテナスクリュー91を回転させる。これにより、補給管92を介して、コンテナ60内のトナーが中間ホッパー109に補給される。また、コンテナ60内には、コンテナモーターM1から駆動力が伝達されて回転する複数の攪拌部材61が設けられる。このため、コンテナ60内のトナーは、中間ホッパー109への補給時に攪拌される。
中間ホッパー109には、中間ホッパー109内のトナー残量を検知するための残量検知センサーTS1(図4参照)が設けられる。残量検知センサーTS1は、特に限定されないが、たとえば、発光部および受光部を有する透過型の光センサーである。そして、制御部110は、残量検知センサーTS1の出力値に基づき中間ホッパー109内のトナー残量を検知し、コンテナ60から中間ホッパー109へのトナー補給が必要か否かを判断する。
制御部110は、中間ホッパー109内のトナー残量が予め定められた基準量を下回ると、コンテナ60から中間ホッパー109へのトナー補給が必要と判断する。そして、制御部110は、コンテナスクリュー91を回転させ、コンテナ60から中間ホッパー109へのトナー補給を開始させる。その後、制御部110は、中間ホッパー109内のトナー残量が基準量以上になれば、コンテナスクリュー91の回転を停止させる(コンテナ60から中間ホッパー109へのトナー補給を停止させる)。
(中間ホッパーから現像装置へのトナー補給)
中間ホッパー109には、ホッパースクリュー93および補給管94が設けられる。ホッパースクリュー93は、たとえば、回転軸に羽根を螺旋状に巻き付けた構造とされ、ホッパーモーターM2(図4参照)から駆動力が伝達されて回転する。補給管94は、中間ホッパー109と現像装置33とを接続する。そして、制御部110は、現像装置33へのトナー補給が必要であれば、ホッパーモーターM2を回転駆動させることにより、ホッパースクリュー93を回転させる。これにより、補給管94を介して、中間ホッパー109内のトナーが現像装置33に補給される。また、中間ホッパー109内には、ホッパーモーターM2から駆動力が伝達されて回転する複数の攪拌部材95が設けられる。このため、中間ホッパー109内のトナーは、現像装置33への補給時に攪拌される。
現像装置33には、現像装置33内のトナー残量を検知するための残量検知センサーTS2(図4参照)が設けられる。残量検知センサーTS2は、特に限定されないが、たとえば、発光部および受光部を有する透過型の光センサーである。そして、制御部110は、残量検知センサーTS2の出力値に基づき現像装置33内のトナー残量を検知し、中間ホッパー109から現像装置33へのトナー補給が必要か否かを判断する。また、制御部110は、現像装置33内のトナー残量が予め定められた下限量を下回っているか否かの検知を行う。
(コンテナ内のトナー残量の検知)
コンテナ60には、ICチップなどを含むICタグ62が設けられる。また、画像形成装置100の内部には、ICタグ62へのデータの書き込みおよびICタグ62からのデータの読み出しを行うためのリーダーライター130が設けられる。
リーダーライター130は、制御部110からの指示に基づき、随時、画像形成装置100にコンテナ60が装着されてからのトナー補給量の累積値である補給量データをICタグ62に書き込む(更新する)。なお、コンテナスクリュー91は、一回転につき略一定量のトナーを中間ホッパー109に送り込む。したがって、コンテナ60から中間ホッパー109へのトナー補給量は、コンテナスクリュー91の回転回数に基づき求められる。
制御部110は、4色分のコンテナ60のそれぞれについて、対応する補給量データに基づき、コンテナ60内のトナー残量を検知する。さらに、制御部110は、3色のカラートナーのうち残量が最も少ないカラートナーの検知も行う。
また、制御部110は、コンテナ60内のトナー残量状態を示す残量レベルを複数段階のレベルに分類する。たとえば、残量レベルは、第1レベル(最多量レベル)、第2レベル(中間レベル)および第3レベル(最少量レベル)の3段階に分類される。第1レベルというのは、満杯時のトナー量(新品のコンテナ60に収容されるトナー量)に対して50%以上のトナーが残っている状態である。第2レベルというのは、第1レベルよりもトナー残量が少ない状態(50%未満)であって、満杯時のトナー量に対して数%〜数十%程度のトナーが残っている状態である。第3レベルというのは、第2レベルよりもトナー残量が少ない状態であって、空ではない状態である。
<コンポジットブラック使用モード>
(概要)
画像形成装置100は、3色(シアン、マゼンタ、イエロー)のカラートナーを収容する。これら3色のカラートナーを混ぜると、黒(以下、コンポジットブラックと称する)を生成することができる。たとえば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の混合比がC:M:Y=1:0.85:0.75となるよう混ぜることによって、黒トナーと略同じ色が再現される。
このようなコンポジットブラックを使用すると、黒トナーの消費量を抑えることができる。そこで、画像形成装置100には、黒トナーの消費量を抑えるため、コンポジットブラックを使用するモード(以下、コンポジットブラック使用モードと称する)が搭載される。
画像形成装置100は、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行するとき、コンポジットブラックと黒トナーとを重ねることによって黒画素を表現する。すなわち、印刷部106は、中間転写ベルト41の黒画素に対応する位置にコンポジットブラックをのせる(マゼンタ、シアン、イエローの各カラートナーを順番にのせる)。その後、印刷部106は、コンポジットブラックの上に黒トナーをのせる。これにより、黒画素を表現するのに黒トナーだけを使用する場合に比べて、黒トナーの消費量は抑えられる(ただし、画質は若干低下する)。
コンポジットブラック使用モードで印刷を実行するか否かは、操作パネル108が受け付ける。たとえば、制御部110は、図5に示すような設定画面SS1を操作パネル108に表示させる。
設定画面SS1には、「する」というテキストが付されたキーK11および「しない」というテキストが付されたキー12が配される。この設定画面SS1において、キーK11に対するタッチ操作を検知すると、制御部110は、黒トナーとコンポジットブラックとを併用して印刷を実行する(すなわち、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する)。一方で、キーK12に対するタッチ操作を検知すると、制御部110は、印刷実行時にコンポジットブラックを使用せず、画質を優先させる。以下、コンポジットブラックを使用せずに印刷を実行するモードを画質優先モードと称する場合がる。
ここで、制御部110は、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、黒トナーの現時点の残量を検知し、第1〜第3レベルのうちから黒トナーの現時点の残量に対応する残量レベルを判別する。また、制御部110は、3色のカラートナーのうちから現時点で残量が最も少ないカラートナー(「所定色材」に相当し、以下の説明では、所定トナーと称する場合がる)を特定するとともに、所定トナーの現時点の残量を検知し、第1〜第3レベルのうちから所定トナーの現時点の残量に対応する残量レベルを判別する。
そして、制御部110は、黒トナーの残量が少なく所定トナーの残量が多いときほど、黒画素を表現するときに消費される黒トナーの量が少なくなるように、1画素にのせるトナーの総量に対する黒トナーの量の比率を設定する。この比率を設定するための比率情報10が記憶部113に記憶される(図2参照)。
比率情報10では、図6に示すように、黒トナーおよび所定トナー(残量が最も少ないカラートナー)の各残量レベルが第1〜第3レベルに分類されている。なお、残量レベルを何段階に分類するかは特に限定されず、4段階以上に分類してもよい。
第1レベルは、トナー残量が最も多い状態であり、第2レベルは、トナー残量が第1レベルよりも少ない状態であり、第3レベルは、トナー残量が最も少ない状態である。そして、黒トナーの残量が少なく所定トナーの残量が多いときほど、1画素にのせる黒トナーの量が少なくなるように、黒トナーの各残量レベルにそれぞれ対応する黒トナーの量の比率(「黒色材比率」に相当し、以下の説明では、比率情報10で定められた黒トナーの量の比率を黒トナー比率と称する場合がる)が所定トナーの残量レベルごとに定められている。また、比率情報10で定められた黒トナー比率は、画質種ごとにさらに分類されている。
なお、トナー種の欄に記載の「BK」は、黒トナーだけで黒画素を表現するという意味である。また、「C+BK」は、コンポジットブラックと黒トナーとで黒画素を表現するという意味である。また、「C」は、コンポジットブラックだけで黒画素を表現するという意味である。
(黒トナーの最終的な比率の設定)
制御部110は、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、比率情報10(図6参照)で定められた黒トナー比率のうち、現時点の黒トナーの残量レベルと現時点の所定トナーの残量レベルとの両方に対応し、かつ、ユーザー指定の画質種に対応する黒トナー比率を対象比率として選択する。
たとえば、黒トナーの残量レベルが第2レベルであり、所定トナーの残量レベルが第1レベルであり、ユーザー指定の画質種が「文字」であったとする。この場合、制御部110により対象比率として選択される黒トナー比率は70%となる。別の例として、黒トナーの残量レベルが第3レベルであり、所定トナーの残量レベルが第2レベルであり、ユーザー指定の画質種が「光沢」であったとする。この場合、制御部110により対象比率として選択される黒トナー比率は50%となる。
また、制御部110は、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、印刷すべきページの画像データに基づき、1ページ中の黒画素数を全画素数で除した算出値である黒色印字率を求める。なお、印刷すべきページが複数ページである場合には、各ページについて1ページ中の黒画素数を全画素数で除した算出値を求め、各ページの算出値を平均した値を黒色印字率とする。
さらに、制御部110は、1から黒色印字率を減算した値を対象比率(百分率)に乗じることで得られる値を最終比率として求める。たとえば、対象比率が70%であり、黒色印字率が0.05であったとする。この場合、制御部110により求められる最終比率は66.5%(=70%×0.95)となる。別の例として、対象比率が70%であり、黒色印字率が0.2であったとする。この場合、制御部110により求められる最終比率は56%(=70%×0.80)となる。
そして、制御部110は、黒トナーとコンポジットブラックとを重ねて黒画素を表現するときに、1画素にのせるトナーの総量に対する黒トナーの量の実際の比率が最終比率となるように、印刷部106にトナー像を形成させる。たとえば、最終比率が66.5%であれば、1画素にのせるトナーの総量に対する黒トナーの量の実際の比率は66.5%となり、コンポジットブラックの量の実際の比率は33.5%となる。
ここで、比率情報10(図6参照)で定められた黒トナー比率のうち、黒トナーおよび所定トナーの残量レベルが共に第2レベル(最少量レベルと最多量レベルとの間の中間レベル)である場合の黒トナー比率は、第1比率と、第1比率よりも小さい第2比率とを含む。たとえば、第1比率は70%であり、第2比率は50%である。このため、制御部110は、黒トナーおよび所定トナーの各残量レベルが共に第2レベルであった場合、第1比率および第2比率のうちから対象比率とする黒トナー比率を選択する。
具体的には、制御部110は、黒トナーおよび所定トナーの各残量レベルが共に第2レベルであった場合、黒トナーおよび所定トナーの各残量の実際値(ICタグ62に記憶された補給量データに基づき求められる残量値)を比較する。そして、制御部110は、黒トナーの残量が所定トナーの残量以上のときには、第1比率(70%)を対象比率として選択する。一方で、制御部110は、黒トナーの残量が所定トナーの残量よりも少ないときには、第2比率(50%)を対象比率として選択する。
また、別の例として、制御部110は、予め定められた期間に実行された各印刷の黒色印字率の累積値または平均値を示す所定値を判別する。なお、所定値は記憶部113に記憶される。そして、制御部110は、所定値が大きいほど、1画素にのせる黒トナーの量が少なくなるように、対象比率として第1比率を選択するか第2比率を選択するかを決定する。
たとえば、所定値が大きいか小さいかの判断基準となる閾値は、予め定められ、記憶部113に記憶される。この閾値は変更可能であり、ユーザーが設定することもできる。そして、制御部110は、所定値が閾値以上であれば、所定値が大きいと判断し、対象比率として第2比率を選択する。一方で、制御部110は、所定値が閾値を下回っていれば、所定値が小さいと判断し、対象比率として第1比率を選択する。なお、所定値が閾値以上のときに、黒画像の画質を優先するため、第1比率を対象比率として選択してもよい。この場合には、所定値が閾値を下回っているときに、第2比率を対象比率として選択すればよい。
また、別の例として、制御部110は、予め定められた期間に実行された各印刷のうち黒色印字率が所定印字率以上(たとえば、百分率に換算して50%以上)となった印刷の実行回数である所定回数を判別する。なお、所定回数は記憶部113に記憶される。そして、制御部110は、所定回数が多いほど、1画素にのせる黒トナーの量が少なくなるように、対象比率として第1比率を選択するか第2比率を選択するかを決定する。
たとえば、所定回数が多いか少ないかの判断基準となる閾値回数は、予め定められ、記憶部113に記憶される。この閾値回数は変更可能であり、ユーザーが設定することもできる。そして、制御部110は、所定回数が閾値回数以上であれば、所定回数が多いと判断し、対象比率として第2比率を選択する。一方で、制御部110は、所定回数が閾値回数を下回っていれば、所定回数が少ないと判断し、対象比率として第1比率を選択する。なお、所定回数が閾値回数以上のときに、黒画像の画質を優先するため、第1比率を対象比率として選択してもよい。この場合には、所定回数が閾値回数を下回っているときに、第2比率を対象比率として選択すればよい。
また、別の例として、制御部110は、予め定められた期間におけるモノクロ印刷およびカラー印刷の各実行回数を比較する。なお、モノクロ印刷およびカラー印刷の各実行回数は記憶部113に記憶される。そして、制御部110は、モノクロ印刷の実行回数がカラー印刷の実行回数に対して多いか少ないかに基づいて、対象比率として第1比率を選択するか第2比率を選択するかを決定する。
たとえば、制御部110は、モノクロ印刷の実行回数がカラー印刷の実行回数以上のときには、第2比率を対象比率として選択する(黒トナーの消費を抑制する)。一方で、制御部110は、モノクロ印刷の実行回数がカラー印刷の実行回数よりも少ないときには、第1比率を対象比率として選択する。なお、モノクロ印刷の実行回数がカラー印刷の実行回数以上のときに、黒画像の画質を優先するため、第1比率を対象比率として選択してもよい。この場合には、モノクロ印刷の実行回数がカラー印刷の実行回数より少ないときに、第2比率を対象比率として選択すればよい。
また、比率情報10では、黒色の再現性が重要な画質種以外の所定画質種(写真、地図およびエコノミー印刷(図6では「エコ」とする))に着目すると、黒トナーの残量が第1レベルより少なく、かつ、所定トナーの残量が第3レベルより多くなっているときの黒トナー比率が0%となっている。すなわち、コンポジットブラックだけで黒画素を表現するよう定められている(1画素にのせるトナーの総量に対するコンポジットブラックの量の比率を100%とする)。
したがって、制御部110は、ユーザー指定の画質種が所定画質種である場合、黒トナーの残量が第1レベルより少なく、かつ、所定トナーの残量が第3レベルより多くなっていれば、3色のカラートナーだけで印刷部106にトナー像を形成させる。たとえば、黒トナーの残量レベルが第2レベルであり、所定トナーの残量レベルが第1レベルであり、ユーザー指定の画質種が「写真」であった場合には、3色のカラートナーだけで印刷が実行される。
また、制御部110は、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、現像装置33内の黒トナーの残量が下限量を下回っていても、所定トナーの残量が複数段階のレベルのうちトナー残量が最も少ない最少量レベル(すなわち、第3レベル)よりも多ければ、3色のカラートナーだけで印刷部106にトナー像を形成させる。これにより、黒トナーが無くなったとき、黒トナーを収容する新品のコンテナ60を直ぐに準備できなくても、印刷を行うことができるので、ユーザーの利便性が向上する。なお、制御部110は、黒トナーの残量レベルがエンプティレベルになっており、所定トナーの残量が最少量レベルになっていれば、印刷を実行しない。
ところで、画質優先モードで印刷を実行する場合(コンポジットブラックを使用せずに印刷を実行する場合)には、黒画素は黒トナーだけで表現される(1画素にのせるトナーの総量に対する黒トナーの量の比率が100%となる)。
(コンポジットブラック使用モードの詳細設定)
印刷実行時のモードをコンポジットブラック使用モードとする場合には、実行条件をさらに詳細に設定することができる。たとえば、制御部110は、設定画面SS1(図5参照)においてコンポジットブラック使用モードで印刷を実行する旨を受け付けると、図7に示すような詳細設定画面SS2を操作パネル108に表示させる。詳細設定画面SS2は、黒画像の画質を優先するか否かの設定を受け付けるための画面である。
詳細設定画面SS2には、キーK21、K22およびK23が配される。この詳細設定画面SS2において、キーK21に対するタッチ操作を検知すると、制御部110は、黒画像の画質を優先する旨の設定を操作パネル108が受け付けたと判断する。キーK22に対するタッチ操作を検知すると、制御部110は、黒画像の画質を優先しない旨の設定を操作パネル108が受け付けたと判断する。ここで、黒画像の画質を優先しないということは、黒画像の画質が若干低下してもよいということであり、黒画素を表現するときのコンポジットブラックの使用量を増やしてもよいということである。また、制御部110は、キーK23に対するタッチ操作を検知すると、詳細設定を行わない旨を操作パネル108が受け付けたと判断する。
そして、制御部110は、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、詳細設定画面SS2にて詳細設定がなされていれば、以下のようにして、比率情報10(図6参照)から対象比率とする黒トナー比率を選択する。
具体的には、制御部110は、黒画像の画質を優先する旨の設定を受け付けていれば、現時点の黒トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階多い残量レベルを判別する。そして、制御部110は、現時点の黒トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階多い残量レベルと現時点の所定トナーの残量レベルとの両方に対応する黒トナー比率を対象比率として選択する。たとえば、現時点の黒トナーの残量レベルが第3レベルであり、現時点の所定トナーの残量レベルが第1レベルであり、ユーザー指定の画質種が「ノーマル」であったとする。この場合、現時点の黒トナーの残量レベル(第3レベル)よりもトナー残量が1段階多い残量レベルは第2レベルであるので、制御部110により対象比率として選択される黒トナー比率は70%となる。仮に、基準とする残量レベルを変更しなければ(現時点の残量レベルをそのまま基準にしていれば)、対象比率として選択される黒トナー比率は30%となる。すなわち、このような制御を行うことにより、黒画素を表現するときの1画素あたりの黒トナーの量が増えるので、黒画像の画質の低下が抑制される。
なお、現時点の黒トナーの残量レベルが第1レベル(最多量レベル)であれば、現時点の黒トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階多い残量レベルは存在しない。この場合、制御部110は、現時点の黒トナーの残量レベルと現時点の所定トナーの残量レベルとに応じた黒トナー比率を対象比率として選択する。
一方で、制御部110は、黒画像の画質を優先しない旨の設定を受け付けていれば、現時点の所定トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階多い残量レベルを判別する。そして、制御部110は、現時点の所定トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階多い残量レベルと現時点の黒トナーの残量レベルとの両方に対応する黒トナー比率を対象比率として選択する。たとえば、現時点の黒トナーの残量レベルが第3レベルであり、現時点の所定トナーの残量レベルが第2レベルであり、ユーザー指定の画質種が「ノーマル」であったとする。この場合、現時点の所定トナーの残量レベル(第2レベル)よりもトナー残量が1段階多い残量レベルは第1レベルであるので、制御部110により対象比率として選択される黒トナー比率は30%となる。
なお、現時点の所定トナーの残量レベルが第1レベル(最多量レベル)であれば、現時点の所定トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階多い残量レベルは存在しない。この場合、制御部110は、現時点の所定トナーの残量レベルと現時点の黒トナーの残量レベルとに応じた黒トナー比率を対象比率として選択する。
また、制御部110は、詳細設定画面SS2(図7参照)において詳細設定を行わない旨を受け付けると、図8に示すような詳細設定画面SS3を操作パネル108に表示させる。詳細設定画面SS3は、黒トナーの消費を抑制するかカラートナーの消費を抑制するかの設定を受け付けるための画面である。
詳細設定画面SS3には、キーK31、K32およびK33が配される。この詳細設定画面SS3において、キーK31に対するタッチ操作を検知すると、制御部110は、黒トナーの消費を抑制する旨の設定を操作パネル108が受け付けたと判断する。キーK32に対するタッチ操作を検知すると、制御部110は、カラートナーの消費を抑制する旨の設定を操作パネル108が受け付けたと判断する。ここで、カラートナーの消費を抑制するということは、黒トナーの消費を抑制する効果が低下してもよいということである。また、制御部110は、キーK33に対するタッチ操作を検知すると、詳細設定を行わない旨を操作パネル108が受け付けたと判断する。
なお、設定画面SS1(図5参照)においてコンポジットブラック使用モードで印刷を実行する旨を受け付けたときに、詳細設定画面SS3を先に表示し、その詳細設定画面SS3において詳細設定を行わない旨を受け付けたとき、詳細設定画面SS2(図7参照)を表示してもよい。
そして、制御部110は、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、詳細設定画面SS3にて詳細設定がなされていれば、以下のようにして、比率情報10(図6参照)から対象比率とする黒トナー比率を選択する。
具体的に、制御部110は、黒トナーの消費を抑制する旨の設定を受け付けていれば、現時点の黒トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階少ない残量レベルを判別する。そして、制御部110は、現時点の黒トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階少ない残量レベルと現時点の所定トナーの残量レベルとの両方に対応する黒トナー比率を対象比率として選択する。たとえば、現時点の黒トナーの残量レベルが第1レベルであり、現時点の所定トナーの残量レベルが第1レベルであり、ユーザー指定の画質種が「ノーマル」であったとする。この場合、現時点の黒トナーの残量レベル(第1レベル)よりもトナー残量が1段階少ない残量レベルは第2レベルであるので、制御部110により対象比率として選択される黒トナー比率は70%となる。仮に、基準とする残量レベルを変更しなければ(現時点の残量レベルをそのまま基準にしていれば)、対象比率として選択される黒トナー比率は100%となる。すなわち、このような制御を行うことにより、黒画素を表現するときの1画素あたりの黒トナーの量が減るので、黒トナーの消費が抑制される。
なお、現時点の黒トナーの残量レベルが第3レベル(最少量レベル)であれば、現時点の黒トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階少ない残量レベルは存在しない。この場合、制御部110は、現時点の黒トナーの残量レベルと現時点の所定トナーの残量レベルとに応じた黒トナー比率を対象比率として選択する。
その一方、制御部110は、カラートナーの消費を抑制する旨の設定を受け付けていれば、現時点の所定トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階少ない残量レベルを判別する。そして、制御部110は、現時点の所定トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階少ない残量レベルと現時点の黒トナーの残量レベルとの両方に対応する黒トナー比率を対象比率として選択する。たとえば、現時点の黒トナーの残量レベルが第3レベルであり、現時点の所定トナーの残量レベルが第1レベルであり、ユーザー指定の画質種が「ノーマル」であったとする。この場合、現時点の所定トナーの残量レベル(第1レベル)よりもトナー残量が1段階少ない残量レベルは第2レベルであるので、制御部110により対象比率として選択される黒トナー比率は50%となる。
なお、現時点の所定トナーの残量レベルが第3レベル(最少量レベル)であれば、現時点の所定トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階少ない残量レベルは存在しない。この場合、制御部110は、現時点の所定トナーの残量レベルと現時点の黒トナーの残量レベルとに応じた黒トナー比率を対象比率として選択する。
(コンポジットブラック使用モードで印刷を実行するときの制御の流れ)
以下、図9および図10に示すフローチャートを参照し、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行するときの制御の流れについて説明する。なお、図9および図10に示すフローチャートのスタートは、コンポジットブラック使用モードでの印刷実行の開始指示を受け付けたときであり、たとえば、操作パネル108のスタートキーが押下されたときや、I/F部120がユーザー端末200から印刷データ(印刷すべきページの画像データを含むデータ)を受信したときである。
ステップS1において、制御部110は、黒色印字率(1ページ中の黒画素数を全画素数で除した算)を算出する。そして、ステップS2において、制御部110は、詳細設定がなされているか否かを判断する。すなわち、制御部110は、詳細設定画面SS2にて詳細設定がなされているか否かを判断するとともに、詳細設定画面SS3にて詳細設定がなされているか否かを判断する。この判断の結果、詳細設定がなされていなければ、ステップS3に移行する。
ステップS3に移行すると、制御部110は、黒トナーおよび所定トナーの各残量レベルが共に第2レベルであるか否かを判断する。この判断の結果、黒トナーおよび所定トナーの各残量レベルのうち少なくとも一方が第2レベルでなければ、ステップS4に移行する。そして、ステップS4に移行すると、制御部110は、現時点の黒トナーの残量レベルと現時点の所定トナーの残量レベルとの両方に対応する黒トナー比率を対象比率として選択する。
また、ステップS3において、黒トナーおよび所定トナーの各残量レベルが共に第2レベルであると制御部110が判断した場合には、ステップS5に移行する。ステップS5に移行すると、制御部110は、黒トナーの残量が所定トナーの残量以上であるか否かを判断する。この判断の結果、黒トナーの残量が所定トナーの残量以上である場合にはステップS6に移行し、黒トナーの残量が所定トナーの残量よりも少ない場合にはステップS7に移行する。ステップS6に移行した場合、制御部110は、対象比率として第1比率(70%)を選択し、ステップS7に移行した場合、制御部110は、対象比率として第2比率(50%)を選択する。そして、ステップS8に移行する。なお、ステップS4で黒トナー比率を選択した後もステップS8に移行する。
ステップS8に移行すると、制御部110は、1から黒色印字率を減算した値を対象比率(百分率)に乗じることによって得られる値を最終比率として算出する。この後、ステップS9において、制御部110は、印刷部106による印刷を開始させる。なお、印刷部106は、黒トナーとコンポジットブラックとを重ねて黒画素を表現するとき、1画素にのせるトナーの総量に対する黒トナーの量の実際の比率が最終比率となるようトナー像を形成する。
ここで、ステップS2において、詳細設定がなされていると制御部110が判断した場合には、ステップS10に移行する。ステップS10に移行すると、制御部110は、詳細設定画面SS2(図7参照)での詳細設定の受付時に黒画像の画質を優先する旨の設定を受け付けたか否かを判断する。この判断の結果、黒画像の画質を優先する旨の設定を受け付けていれば、ステップS11に移行する。ステップS11に移行すると、制御部110は、現時点の黒トナーの残量レベルを1段階上げて黒トナー比率を選択する。すなわち、制御部110は、現時点の黒トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階多い残量レベルと現時点の所定トナーの残量レベルとに応じた黒トナー比率を対象比率として選択する。そして、ステップS8に移行する。
また、ステップS10において、黒画像の画質を優先する旨の設定を受け付けていないと制御部110が判断した場合には、ステップS12に移行する。ステップS12に移行すると、制御部110は、詳細設定画面SS2(図7参照)での詳細設定の受付時に黒画像の画質を優先しない旨の設定(黒画像非優先の設定)を受け付けたか否かを判断する。この判断の結果、黒画像非優先の設定を受け付けていれば、ステップS13に移行する。ステップS13に移行すると、制御部110は、現時点の所定トナーの残量レベルを1段階上げて黒トナー比率を選択する。すなわち、制御部110は、現時点の所定トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階多い残量レベルと現時点の黒トナーの残量レベルとに応じた黒トナー比率を対象比率として選択する。そして、ステップS8に移行する。
また、ステップS12において、黒画像非優先の設定を受け付けていないと制御部110が判断した場合には、ステップS14に移行する。ステップS14に移行すると、制御部110は、詳細設定画面SS3(図8参照)での詳細設定の受付時に黒トナーの消費を抑制する旨の設定を受け付けたか否かを判断する。この判断の結果、黒トナーの消費を抑制する旨の設定を受け付けていれば、ステップS15に移行する。ステップS15に移行すると、制御部110は、現時点の黒トナーの残量レベルを1段階下げて黒トナー比率を選択する。すなわち、制御部110は、現時点の黒トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階少ない残量レベルと現時点の所定トナーの残量レベルとに応じた黒トナー比率を対象比率として選択する。そして、ステップS8に移行する。
また、ステップS14において、黒トナーの消費を抑制する旨の設定を受け付けていないと制御部110が判断した場合には、ステップS16に移行する。なお、黒トナーの消費を抑制する旨の設定を受け付けていないということは、カラートナーの消費を抑制する旨の設定を受け付けたということである。ステップS16に移行すると、制御部110は、現時点の所定トナーの残量レベルを1段階下げて黒トナー比率を選択する。すなわち、制御部110は、現時点の所定トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階少ない残量レベルと現時点の黒トナーの残量レベルとに応じた黒トナー比率を対象比率として選択する。そして、ステップS8に移行する。
本実施形態の画像形成装置100では、上記のように、制御部110は、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する旨を操作パネル108が受け付けた場合、記憶部113に記憶される比率情報10で定められた黒トナー比率のうちから、現時点の黒トナーの残量レベルと現時点の所定トナーの残量レベルとの両方に対応する黒トナー比率を対象比率として選択する。ここで、比率情報では、黒トナーの残量が少なく所定トナーの残量が多いときほど、1画素にのせる黒トナーの量が少なくなるように、黒トナーの各残量レベルにそれぞれ対応する黒トナー比率が所定トナーの残量レベルごとに定められている。したがって、現時点の黒トナーの残量が少なく現時点の所定トナーの残量が多いほど、1画素にのせる黒トナーの量が少なくなる。
さらに、本実施形態では、制御部110は、1ページ中の黒画素数を全画素数で除した値である黒色印字率を求めるとともに、1から黒色印字率を減算した値を対象比率(百分率)に乗じることによって得られる値を最終比率として求める。これにより、黒色印字率が高いほど、1画素にのせる黒トナーの量がより少なくなる。したがって、黒色印字率の高いページの印刷が続いた場合であっても、黒トナーが早く無くなってしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、黒トナーおよび所定トナーの各残量レベルが共に第2レベル(最多量レベルと最少量レベルとの間の中間レベル)であれば、黒トナーおよび所定トナーの各残量を比較する。そして、制御部110は、黒トナーの残量が所定トナーの残量以上のときには第1比率(70%)を対象比率として選択する一方、黒トナーの残量が所定トナーの残量よりも少ないときには第2比率(50%)を対象比率として選択する。これにより、黒トナーおよび所定トナーの各残量レベルが共に第2レベルであっても、黒トナーの残量が少なく所定トナーの残量が多いときほど、1画素にのせる黒トナーの量を少なくすることができる。
なお、過去に実行された各印刷の黒色印字率の累積値または平均値を示す所定値が大きい場合には、以降に実行される印刷では黒色印字率が高くなると予想される。すなわち、黒トナーの消費量が多くなるので、黒トナーの消費はできるだけ抑えた方がよい。このため、所定値が閾値に対して多いか少ないかに基づいて、対象比率として第1比率を選択するか第2比率を選択するかを決定してもよい。
また、過去に実行された各印刷のうち黒色印字率が所定印字率以上となった印刷の実行回数(所定回数)が多い場合には、以降も黒色印字率が所定印字率以上となる印刷の実行頻度が高くなると予想される。すなわち、黒トナーの消費量が多くなるので、黒トナーの消費はできるだけ抑えた方がよい。したがって、所定回数が閾値回数に対して多いか少ないかに基づいて、対象比率として第1比率を選択するか第2比率を選択するかを決定してもよい。
また、過去にモノクロ印刷が頻繁に実行されていた場合には、以降もモノクロ印刷の実行頻度が高くなると予想される。すなわち、黒トナーの消費量が多くなるので、黒トナーの消費はできるだけ抑えた方がよい。このため、モノクロ印刷およびカラー印刷の各実行回数を比較し、モノクロ印刷の実行回数がカラー印刷の実行回数に対して多いか少ないかに基づいて、対象比率として第1比率を選択するか第2比率を選択するかを決定してもよい。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、操作パネル108が黒画像の画質を優先する旨の設定を受け付けていれば、現時点の黒トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階多い残量レベルと現時点の所定トナーの残量レベルとに応じた黒トナー比率を対象比率として選択する。一方で、制御部110は、操作パネル108が黒画像の画質を優先しない旨の設定を受け付けていれば、現時点の所定トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階多い残量レベルと現時点の黒トナーの残量レベルとに応じた黒トナー比率を対象比率として選択する。これにより、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合であっても、黒画像の画質を優先する旨の指示(詳細設定画面SS2での詳細設定)を行えば、黒画像の画質の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部110は、コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、操作パネル108が黒トナーの消費を抑制する旨の設定を受け付けていれば、現時点の黒トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階少ない残量レベルと現時点の所定トナーの残量レベルとに応じた黒トナー比率を対象比率として選択する。一方で、制御部110は、操作パネル108がカラートナーの消費を抑制する旨の設定を受け付けていれば、現時点の所定トナーの残量レベルよりもトナー残量が1段階少ない残量レベルと現時点の黒トナーの残量レベルとに応じた黒トナー比率を対象比率として選択する。これにより、黒トナーの消費を抑制する旨の指示(詳細設定画面SS3での詳細設定)を行えば、より一層、黒トナーの消費を抑制することができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、レーザー方式の画像形成装置に本発明を適用する例について説明したが、レーザー方式の画像形成装置以外の画像形成装置(たとえば、インクジェット方式の画像形成装置など)にも適用可能である。
10 比率情報
60 コンテナ(収容部)
100 画像形成装置
106 印刷部
108 操作パネル(受付部)
110 制御部
113 記憶部

Claims (11)

  1. 黒色材および前記黒色材以外のカラー色材の供給を受けるとともに、前記黒色材および前記カラー色材を用いて、印刷すべきページの画像データに基づく画像を形成して用紙に印刷する印刷部と、
    前記印刷部に供給される前記黒色材および前記カラー色材をそれぞれ収容する収容部と、
    前記印刷部の印刷動作を制御するとともに、前記収容部内の色材の残量の検知を行う制御部と、
    入力を受け付ける受付部と、
    情報を記憶する記憶部と、を備え、
    前記受付部は、複数色分の前記カラー色材を混ぜることにより生成されるコンポジットブラックと前記黒色材とを重ねることによって黒画素を表現するコンポジットブラック使用モードで印刷を実行するか否かを受け付け、
    前記記憶部は、前記黒色材の残量が少ないときほど、1画素にのせる前記黒色材の量が少なくなるように、1画素にのせる色材の総量に対する前記黒色材の量の比率である黒色材比率を求めるための比率情報を記憶し、
    前記制御部は、前記コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、前記比率情報に基づき、現時点の前記黒色材の残量に応じた前記黒色材比率を対象比率として求め、印刷すべきページの画像データに基づき、1ページ中の黒画素数を全画素数で除した値である黒色印字率を求めるとともに、1から前記黒色印字率を減算した値を前記対象比率(百分率)に乗じることによって得られる値を最終比率として求め、前記黒色材と前記コンポジットブラックとを重ねて前記黒画素を表現するときに、1画素にのせる色材の総量に対する前記黒色材の量の実際の比率が前記最終比率となるように、前記印刷部に画像を形成させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記憶部は、前記比率情報として、前記黒色材の残量状態を示す残量レベルを複数段階のレベルに分類し、前記黒色材の残量が少ないときほど、1画素にのせる前記黒色材の量が少なくなるように、前記黒色材の各残量レベルにそれぞれ対応する前記黒色材比率を定めた情報を記憶し、
    前記制御部は、前記コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、前記比率情報に基づき、現時点の前記黒色材の残量レベルに対応する前記黒色材比率を前記対象比率として選択し、選択した前記対象比率に基づき前記最終比率を求めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記複数色分のカラー色材のうち残量が最も少ない前記カラー色材である所定色材の検知も行うよう構成されており、
    前記比率情報は、前記黒色材および前記所定色材の各残量状態を示す残量レベルを前記複数段階のレベルに分類し、前記黒色材の残量が少なく前記所定色材の残量が多いときほど、1画素にのせる前記黒色材の量が少なくなるように、前記黒色材の各残量レベルにそれぞれ対応する前記黒色材比率を前記所定色材の残量レベルごとに定めた情報であり、
    前記制御部は、前記比率情報で定められた前記黒色材比率のうち、現時点の前記黒色材の残量レベルと現時点の前記所定色材の残量レベルとの両方に対応する前記黒色材比率を前記対象比率として選択することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記比率情報で定められた前記黒色材比率のうち、前記黒色材および前記所定色材の各残量レベルが共に最少量レベルと最多量レベルとの間の予め定められた中間レベルである場合の前記黒色材比率は、第1比率と、前記第1比率よりも小さい第2比率とを含み、
    前記制御部は、前記コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、前記黒色材および前記所定色材の各残量レベルが共に前記中間レベルであれば、前記黒色材および前記所定色材の各残量を比較し、前記黒色材の残量が前記所定色材の残量以上のときには前記第1比率を前記対象比率として選択する一方、前記黒色材の残量が前記所定色材の残量よりも少ないときには前記第2比率を前記対象比率として選択することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記比率情報で定められた前記黒色材比率のうち、前記黒色材および前記所定色材の各残量レベルが共に最少量レベルと最多量レベルとの間の予め定められた中間レベルである場合の前記黒色材比率は、第1比率と、前記第1比率よりも小さい第2比率とを含み、
    前記記憶部は、予め定められた期間に実行された各印刷の前記黒色印字率の累積値または平均値を示す所定値を記憶しており、
    前記制御部は、前記コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、前記黒色材および前記所定色材の各残量レベルが共に前記中間レベルであれば、前記所定値が予め定められた閾値に対して大きいか小さいかに基づいて、前記対象比率として前記第1比率を選択するか前記第2比率を選択するかを決定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記比率情報で定められた前記黒色材比率のうち、前記黒色材および前記所定色材の各残量レベルが共に最少量レベルと最多量レベルとの間の予め定められた中間レベルである場合の前記黒色材比率は、第1比率と、前記第1比率よりも小さい第2比率とを含み、
    前記記憶部は、予め定められた期間に実行された各印刷のうち前記黒色印字率が所定印字率以上となった印刷の実行回数である所定回数を記憶しており、
    前記制御部は、前記コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、前記黒色材および前記所定色材の各残量レベルが共に前記中間レベルであれば、前記所定回数が予め定められた閾値回数に対して多いか少ないかに基づいて、前記対象比率として前記第1比率を選択するか前記第2比率を選択するかを決定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記比率情報で定められた前記黒色材比率のうち、前記黒色材および前記所定色材の各残量レベルが共に最少量レベルと最多量レベルとの間の予め定められた中間レベルである場合の前記黒色材比率は、第1比率と、前記第1比率よりも小さい第2比率とを含み、
    前記記憶部は、予め定められた期間におけるモノクロ印刷およびカラー印刷の各実行回数を記憶しており、
    前記制御部は、前記コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、前記黒色材および前記所定色材の各残量レベルが共に前記中間レベルであれば、前記モノクロ印刷および前記カラー印刷の各実行回数を比較し、前記モノクロ印刷の実行回数が前記カラー印刷の実行回数に対して多いか少ないかに基づいて、前記対象比率として前記第1比率を選択するか前記第2比率を選択するかを決定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  8. 前記受付部は、前記コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する旨を受け付けた場合、黒画像の画質を優先するか否かの設定を受け付け、
    前記制御部は、前記コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、前記受付部が前記黒画像の画質を優先する旨の設定を受け付けていれば、現時点の前記黒色材の残量レベルよりも残量が1段階多い残量レベルと現時点の前記所定色材の残量レベルとに応じた前記黒色材比率を前記対象比率として選択する一方、前記受付部が前記黒画像の画質を優先しない旨の設定を受け付けていれば、現時点の前記所定色材の残量レベルよりも残量が1段階多い残量レベルと現時点の前記黒色材の残量レベルとに応じた前記黒色材比率を前記対象比率として選択することを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記受付部は、前記コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する旨を受け付けた場合、前記黒色材の消費を抑制するか前記カラー色材の消費を抑制するかの設定を受け付け、
    前記制御部は、前記コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、前記受付部が前記黒色材の消費を抑制する旨の設定を受け付けていれば、現時点の前記黒色材の残量レベルよりも残量が1段階少ない残量レベルと現時点の前記所定色材の残量レベルとに応じた前記黒色材比率を前記対象比率として選択する一方、前記受付部が前記カラー色材の消費を抑制する旨の設定を受け付けていれば、現時点の前記所定色材の残量レベルよりも残量が1段階少ない残量レベルと現時点の前記黒色材の残量レベルとに応じた前記黒色材比率を前記対象比率として選択することを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記印刷部内の色材の残量が予め定められた下限量を下回っているか否かの検知を行い、
    前記制御部は、前記コンポジットブラック使用モードで印刷を実行する場合、前記印刷部内の前記黒色材の残量が前記下限量を下回っていても、前記所定色材の残量レベルが前記複数段階のレベルのうち残量が最も少ないレベルよりも多ければ、前記カラー色材だけで前記印刷部に画像を形成させることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記黒色材は、黒トナーであり、
    前記カラー色材は、シアン、マゼンタ、イエローの3色のカラートナーであり、
    前記コンポジットブラックは、前記3色のカラートナーを混ぜることにより生成されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2015026399A 2015-02-13 2015-02-13 画像形成装置 Expired - Fee Related JP6274124B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015026399A JP6274124B2 (ja) 2015-02-13 2015-02-13 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015026399A JP6274124B2 (ja) 2015-02-13 2015-02-13 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016147462A JP2016147462A (ja) 2016-08-18
JP6274124B2 true JP6274124B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=56691506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015026399A Expired - Fee Related JP6274124B2 (ja) 2015-02-13 2015-02-13 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6274124B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022037782A (ja) 2020-08-25 2022-03-09 株式会社リコー 画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0566647A (ja) * 1991-09-09 1993-03-19 Ricoh Co Ltd 多色画像形成装置
JPH08192541A (ja) * 1995-01-18 1996-07-30 Brother Ind Ltd 多色印刷装置
JP2000225720A (ja) * 1999-02-08 2000-08-15 Casio Comput Co Ltd インクジェット印字装置
JP2001038929A (ja) * 1999-07-28 2001-02-13 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置及びプリンタドライバ
JP2007083547A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Seiko Epson Corp 印刷装置、画像処理装置、印刷方法、および画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016147462A (ja) 2016-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010052250A (ja) 印刷装置
JP2008076550A (ja) 画像形成装置、出力可能枚数算出方法、および出力可能枚数算出プログラム
US9001379B2 (en) Image forming apparatus and image forming method thereof
JP6274124B2 (ja) 画像形成装置
EP2259148B1 (en) Image forming apparatus, image forming system, and program
EP3709618A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP6648717B2 (ja) 画像形成装置
US8538281B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
US8755702B2 (en) Image forming apparatus and toner replenishing method
JP6707411B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
EP2259149B1 (en) Image forming apparatus, image forming system, and program
JP6477573B2 (ja) 画像形成装置
JP7452049B2 (ja) 画像形成装置
JP2012003181A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP7435291B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、駆動速度設定方法及びプログラム
US20220321706A1 (en) Image forming apparatus
JP2005031328A (ja) 画像形成装置
US10486428B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP7297469B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2019184672A (ja) 画像形成装置
JP6798197B2 (ja) 画像形成装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2005266435A (ja) 画像形成装置
JP6586869B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2019101354A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2022130077A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6274124

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees