JP6273933B2 - ソレノイド電流制御装置及びソレノイド電流制御方法 - Google Patents

ソレノイド電流制御装置及びソレノイド電流制御方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、ソレノイド電流制御装置及びソレノイド電流制御方法に関する。
例えば、自動車における電磁弁の開閉やアクチュエータの駆動に、ソレノイドが用いられる。このようなソレノイドに流される電流は、パルス幅変調(PWM)制御によって制御される。当該PWM制御によって、例えば、ソレノイドアクチュエータの出力が制御される。
ソレノイドは、例えば温度変化によって抵抗値が変動する。このため、ソレノイドに印加される電圧が一定であったとしても、ソレノイドに流れる電流が変化することがある。ソレノイドに流れる電流が変化すると、例えばソレノイドアクチュエータの出力も変化する。このため、例えばソレノイドに流れる駆動電流を検出して、当該駆動電流の値を目標値に近づけるフィードバック制御が行われる。
特開平5−222993号公報
ソレノイドの駆動電流のフィードバック制御には、ソレノイドに流れる駆動電流の平均値が用いられる。当該平均値は、駆動電流の検出値から算出される。算出される平均値の精度が向上することで、一般的に、フィードバック制御の精度も向上する。
ソレノイドに流れる駆動電流は、実際の負荷及び駆動回路による遅れから、一次遅れ特性で上昇及び低下する。このため、例えば駆動電流のオン及びオフの時点における検出値から平均値を算出する場合、平均値の精度が低くなるおそれがある。
駆動電流の1周期当たりの検出回数を多くすることで、算出される平均値の精度は高くなる。しかし、高頻度の電流検出を行うことによる高い演算負荷は、用いられるコントローラの高性能化を招き、ソレノイド駆動回路の製造コストを増大させるおそれがある。
本発明の実施形態に係るソレノイド電流制御装置は、例えば、検出部と、平均電流値推定部とを備える。前記検出部は、パルス幅変調制御されるソレノイドに流れる駆動電流を検出するものであって、前記駆動電流が低下するときの当該駆動電流の検出値である第1のサンプリング電流値及び第2のサンプリング電流値を検出する。前記平均電流値推定部は、前記第1のサンプリング電流値及び前記第2のサンプリング電流値から時定数を算出し、前記時定数と前記駆動電流のデューティとからゲインを算出し、前記ゲインと前記第2のサンプリング電流値よりも先に検出された前記第1のサンプリング電流値とから前記駆動電流の平均電流値を推定する。これにより、例えば、温度変化や製造ばらつきの影響による駆動回路−負荷の特性ばらつきが発生しても、精度良く平均電流値を推定することができる。さらに、1周期あたり二点のサンプリング電流値を検出すれば平均電流値を算出できるため、ソレノイド電流制御装置の演算負荷を低減することができ、安価なソレノイド電流制御装置で平均電流値を求めることができる。
上記ソレノイド電流制御装置において、例えば、前記平均電流値推定部は、前記ゲインと前記デューティとの関係を示す一次式を用いて、前記時定数と前記デューティとから前記ゲインを算出する。よって、例えば、ゲインが簡易な計算によって算出される。したがって、ソレノイド電流制御装置の演算負荷を低減することができ、安価なソレノイド電流制御装置で平均電流値を求めることができる。
上記ソレノイド電流制御装置において、例えば、前記平均電流値推定部は、前記ゲイン及び前記デューティの一次式の特性値と、前記時定数と、の関係を示す一次式を用いて、前記時定数と前記デューティとから前記ゲインを算出する。よって、例えば、ゲインが簡易な計算によって算出される。したがって、ソレノイド電流制御装置の演算負荷を低減することができ、安価なソレノイド電流制御装置で平均電流値を求めることができる。
上記ソレノイド電流制御装置は、例えば、複数の前記ソレノイドを制御する。前記検出部は、それぞれの前記ソレノイドに流れる前記駆動電流から第1のサンプリング電流値及び第2のサンプリング電流値を、タイミングをずらして検出する。よって、例えば、単一の検出部によって、複数のソレノイドの駆動電流から第1及び第2のサンプリング電流値をそれぞれ検出することができる。したがって、ソレノイド電流制御装置を簡易な構成にすることができる。
上記ソレノイド電流制御装置において、例えば、前記検出部は、前記第1のサンプリング電流値を、前記駆動電流が最大になった時点で検出する。よって、例えば、さらに簡易な計算によってゲインを算出できる。これにより、ソレノイド電流制御装置の演算負荷を低減することができ、安価なソレノイド電流制御装置で平均電流値を求めることができる。
上記ソレノイド電流制御装置は、例えば、前記平均電流値と、前記駆動電流の目標値である目標電流値と、の差に基づいて、前記駆動電流を制御する駆動部をさらに備える。よって、例えば、駆動電流の制御の精度が向上し、ソレノイドの出力を制御しやすくなる。
本発明の実施形態に係るソレノイド電流制御方法は、例えば、パルス幅変調制御されるソレノイドに流れる駆動電流が低下するときの、当該駆動電流の検出値である第1のサンプリング電流値及び第2のサンプリング電流値を検出し、前記第1のサンプリング電流値と前記第2のサンプリング電流値とから、時定数を算出し、前記時定数と、前記駆動電流のデューティと、からゲインを算出し、前記ゲインと、前記第2のサンプリング電流値よりも先に検出された前記第1のサンプリング電流値と、から平均電流値を推定する。これにより、例えば、温度変化や製造ばらつきの影響による駆動回路−負荷の特性ばらつきが発生しても、精度良く平均電流値を推定することができる。さらに、1周期あたり二点のサンプリング電流値を検出すれば平均電流値を算出できるため、ソレノイド電流制御装置の演算負荷を低減することができ、安価なソレノイド電流制御装置で平均電流値を求めることができる。
図1は、第1の実施形態のアクチュエータ駆動システムの回路構成を示す図である。 図2は、マイコンの機能ブロック図である。 図3は、リニアソレノイドに流れる駆動電流の電流値と電圧値とを示すグラフである。 図4は、リニアソレノイドに流れる駆動電流の波形を示すグラフである。 図5は、平均電流値演算処理の手順を示すフローチャートである。 図6は、電流特性項Kxと時定数パラメータとの関係を示すグラフである。 図7は、電流特性項Kyと時定数パラメータとの関係を示すグラフである。 図8は、ゲインとデューティとの関係を示すグラフである。 図9は、第2の実施形態のアクチュエータ駆動システムの回路構成を示す図である。 図10は、リニアソレノイドに流れる駆動電流の波形を示すグラフである。
以下に、第1の実施の形態について、図1乃至図8を参照して説明する。なお、実施形態に係る構成要素や、当該要素の説明について、複数の表現を併記することがある。当該構成要素及び説明について、記載されていない他の表現がされることは妨げられない。さらに、複数の表現が記載されない構成要素及び説明について、他の表現がされることは妨げられない。
図1は、アクチュエータ駆動システム10の回路構成を概略的に示す図である。アクチュエータ駆動システム10は、ソレノイド電流制御装置の一例である。図1に示すように、アクチュエータ駆動システム10は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと称する)11と、アクチュエータ駆動部12と、ソレノイドアクチュエータ(以下、アクチュエータと称する)13と、バッテリ14と、を有する。マイコン11は、平均電流値推定部の一例である。アクチュエータ駆動部12は、駆動部の一例である。
マイコン11は、例えば、サスペンションを制御するために設けられる。なお、マイコン11は、例えばエンジンコントロールユニット(ECU)のような、種々の制御を行う装置又は部分であっても良い。マイコン11は、アクチュエータ駆動部12に指令信号を出力することで、アクチュエータ13の制御を行う。
マイコン11は、例えば、CPUのような制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)のような記憶装置とを有する。マイコン11は、例えば、前記CPUが前記ROMに記憶された各種プログラムを読み出して実行することで、以下に説明するアクチュエータ駆動部12の制御のような種々の動作を実行する。なお、当該プログラムは、HDDのような記憶装置やCDのような情報記録媒体に記憶されても良い。
アクチュエータ駆動部12は、駆動IC21と、電流検出抵抗器22と、電流フィードバック回路23と、トランジスタ24と、ゲート駆動回路25と、を有する。アクチュエータ13は、リニアソレノイド27を有する。電流フィードバック回路23は、検出部の一例である。リニアソレノイド27は、ソレノイドの一例である。
駆動IC21は、バッテリ14からリニアソレノイド27の一方の端子への電流を通電および遮断可能なスイッチを有する。駆動IC21は、例えば、マイコン11から入力される指令信号に基づき、当該スイッチをオン/オフする。
電流検出抵抗器22は、駆動IC21とリニアソレノイド27の前記一方の端子との間に位置する。言い換えると、電流検出抵抗器22は、リニアソレノイド27の上流側に設けられる。なお、電流検出抵抗器22は、リニアソレノイド27の下流側に設けられても良い。リニアソレノイド27と電流検出抵抗器22とは、直列に接続される。
電流フィードバック回路23は、電流検出抵抗器22の両端に生じる電位差を検出し、電位差の検出値をアナログ−デジタル変換して当該電位差の検出値を得る。なお、上述のように電流検出抵抗器22がリニアソレノイド27の下流側に設けられた場合も同様に、電流フィードバック回路23は、電流検出抵抗器22の両端に生じる電位差を検出する。電流フィードバック回路23は、当該電位差の検出値と、電流検出抵抗器22の抵抗値とに基づき、リニアソレノイド27に流れる駆動電流の電流値を算出する。すなわち、電流フィードバック回路23は、リニアソレノイド27に流れる駆動電流を検出する。電流フィードバック回路23は、当該駆動電流の検出値に係る信号を、マイコン11に出力する。
トランジスタ24は、ドレイン端子がリニアソレノイド27の他方の端部に接続され、ソース端子が接地(グラウンド)されたスイッチング素子である。当該ドレイン端子が接続されるリニアソレノイド27の下流側の端子は、ダイオード29を介してリニアソレノイド27の上流側の端子に接続される。
ゲート駆動回路25は、トランジスタ24のゲート端子に接続される。ゲート駆動回路25は、アクチュエータ13が目標の出力を得るように、マイコン11から入力されるパルス幅変調(PWM)信号に基づいてトランジスタ24を駆動し、リニアソレノイド27に流れる駆動電流を制御する。すなわち、リニアソレノイド27は、PWM制御される。
図2は、マイコン11の機能ブロック図である。なお、図2は、説明の都合上、マイコン11の他、電流フィードバック回路23及びゲート駆動回路25も示す。図2に示すマイコン11内の各構成は、マイコン11内の前記CPU(不図示)が、前記ROM(不図示)内に格納されたアクチュエータ制御プログラムを実行することで実現される。
図2に示されるように、マイコン11は、上記アクチュエータ制御プログラムを実行することで、時定数算出部31と、電流特性項算出部32と、ゲイン算出部33と、平均電流値算出部34と、目標電流算出部35と、減算部36と、デューティ算出部37と、を実現する。
マイコン11は、前記アクチュエータ制御プログラムを用いて、電流フィードバック回路23が検出した駆動電流の電流値から平均電流値Iaveを算出し、当該平均電流値Iaveに基づいてアクチュエータ駆動部12を制御する。マイコン11は、まず、電流フィードバック回路23が検出する駆動電流から、駆動電流の検出値である第1のサンプリング電流値Smp1と第2のサンプリング電流値Smp2とを取得する。
以下に、第1のサンプリング電流値Smp1及び第2のサンプリング電流値Smp2について説明する。図3は、リニアソレノイド27に流れる駆動電流の電流値と、リニアソレノイド27に印加される電圧値を概略的に示すグラフである。図3の上方のグラフは、リニアソレノイド27に流れる駆動電流の電流値を示す。当該グラフにおける縦軸は電流値[A]であり、横軸は時間[秒]である。図3の下方のグラフは、リニアソレノイド27に印加される電圧を示す。当該グラフにおける縦軸は電圧[V]であり、横軸は時間[秒]である。上方のグラフの横軸(時間)と下方のグラフの横軸(時間)とは、対応関係にある。
図3に示すように、リニアソレノイド27に流れる駆動電流の電流値は、1周期において、指数関数的に電圧及び抵抗によって導き出される値(電源電圧V/回路抵抗R)に向かって上昇し、スイッチオフ時に1周期における最大値Imaxへ到達した後、指数関数的に0Aに向かって低下する、一次遅れ特性を示す。当該一次遅れ特性は、アクチュエータ13における実際の負荷や、アクチュエータ駆動システム10に設けられた電流検出抵抗器22及びリニアソレノイド27のような種々の要因によって生じる。
図4は、リニアソレノイド27に流れる駆動電流の電流値の1周期分の波形を示すグラフである。図4における縦軸は電流値[A]であり、横軸は時間[秒]である。図4は、後述する時定数パラメータPt(時定数)が異なる二つの駆動電流の波形を示す。図4は、一方の駆動電流の波形(時定数小)を実線で示し、他方の駆動電流の波形(時定数大)を破線で示す。
電流フィードバック回路23は、リニアソレノイド27に流れる駆動電流の電流値を、マイコン11に出力する。マイコン11は、1周期毎に、駆動電流の電流値が低下するときに、当該駆動電流のサンプリング(電流値の検出)を二回行う。マイコン11は、当該サンプリングによって得られた電流値を、第1のサンプリング電流値Smp1及び第2のサンプリング電流値Smp2とする。以上の説明を言い換えると、電流フィードバック回路23は、第1及び第2のサンプリング電流値Smp1,Smp2を含む駆動電流の電流値を検出し、マイコン11は当該電流値から第1及び第2のサンプリング電流値Smp1,Smp2を取得する。なお、電流フィードバック回路23が上記サンプリングを行っても良い。
マイコン11は、第1のサンプリング電流値Smp1を検出してから一定時間(例えば数マイクロ秒)経過後に、第2のサンプリング電流値Smp2を検出する。このため、第1のサンプリング電流値Smp1は、第2のサンプリング電流値Smp2よりも高い。
第1のサンプリング電流値Smp1は、スイッチオフ時に検出されても良い。この場合、第1のサンプリング電流値Smp1は駆動電流の最大値Imaxとなる。また、第2のサンプリング電流値Smp2は、次の周期のスイッチオン時よりも前に検出される。すなわち、第2のサンプリング電流値Smp2は、0よりも大きい。
図2のように、時定数算出部31は、電流フィードバック回路23がマイコン11に入力する電流値から、第1及び第2のサンプリング電流値Smp1,Smp2を取得する。さらに、平均電流値算出部34は、電流フィードバック回路23がマイコン11に入力する電流値から、第1のサンプリング電流値Smp1を取得する。
時定数算出部31は、第1のサンプリング電流値Smp1と第2のサンプリング電流値Smp2とを用いて、駆動電流の電流値波形の時定数パラメータPtを算出する。時定数パラメータPtは、駆動電流が最大値Imaxから低下する際の、一次遅れ特性に係る時定数である。図4のように、時定数パラメータPtが大きいほど、駆動電流の波形は三角波に近い形状を呈する。一方、時定数パラメータPtが小さいほど、駆動電流の変化は急激になる。
図2のように、電流特性項算出部32とゲイン算出部33とは、後述する演算を行い、上記時定数パラメータPtを用いて平均電流ゲイン(以下、ゲインと称する)Gを算出する。ゲインGは、第1のサンプリング電流値Smp1と平均電流値Iaveとの比である。
平均電流値算出部34は、当該ゲインGを取得し、第1のサンプリング電流値Smp1とゲインGとから、平均電流値Iaveを算出する。平均電流値算出部34は、当該平均電流値Iaveを減算部36に出力する。
目標電流算出部35は、アクチュエータ13の目標出力に基づいて、駆動電流の目標電流値Irを算出する。アクチュエータ13の目標出力は、予め設定されても良く、例えばフィードバック制御によって変化しても良い。目標電流算出部35は、目標電流値Irを、減算部36に出力する。
減算部36は、目標電流算出部35から取得した目標電流値Irから、平均電流値算出部34から取得した平均電流値Iaveを減算し、減算結果としての差分Ieを算出する。減算部36は、差分Ieをデューティ算出部37に出力する。
デューティ算出部37は、差分Ieに基づきフィードバック制御を行い、リニアソレノイド27に流れる駆動電流の平均値が目標電流値Irに一致するような、PWM信号のデューティ比(デューティD)を算出する。デューティ算出部37は、算出されたデューティDに係るPWM信号を、ゲート駆動回路25に出力する。
上述のように、ゲート駆動回路25は、マイコン11のデューティ算出部37から入力されたPWM信号に基づき、トランジスタ24を駆動させる。トランジスタ24により、リニアソレノイド27に流れる駆動電流のデューティ比が制御され、当該駆動電流の平均電流値Iaveが目標電流値Irに近づく。すなわち、マイコン11が算出した平均電流値Iaveに基づいて、アクチュエータ駆動システム10は駆動電流のフィードバック制御を行う。
次に、以上のように構成された本実施形態のマイコン11による平均電流値演算処理について説明する。なお、マイコン11の平均電流値演算処理は、以下に説明するものに限らない。図5は、平均電流値演算処理の手順の一例を示すフローチャートである。
まず、上述のように、時定数算出部31は、電流フィードバック回路23が検出した電流値から第1及び第2のサンプリング電流値Smp1,Smp2を取得する(ステップS11)。時定数算出部31は、以下の式(1)を用いて、第1及び第2のサンプリング電流値Smp1,Smp2から、時定数パラメータPtを算出する(ステップS12)。
Pt=Smp2/Smp1 ……(1)
電流特性項算出部32は、時定数算出部31から時定数パラメータPtを取得する。電流特性項算出部32は、一次式である以下の式(2)及び式(3)を用いて、時定数パラメータPtから、電流特性項Kx,Kyを算出する(ステップS13)。
Kx=a×Pt+b ……(2)
Ky=c×Pt+d ……(3)
平均電流値Iaveの算出に用いられる上述のゲインGと、マイコン11が出力するPWM信号のデューティDとの関係は、一次式である以下の式(4)に近似される。電流特性項Kxは、式(4)における傾きである。電流特性項Kyは、式(4)におけるオフセット(切片)である。
G=Kx×D+Ky ……(4)
式(2)及び式(3)におけるa,b,c,dは、実際のアクチュエータ駆動システム10を用いた計測結果から、予め定められる定数である。すなわち、予めアクチュエータ駆動システム10によって、リニアソレノイド27に駆動電流を流す実験が行われる。この際に出力されたデューティ比と、第1及び第2のサンプリング値Smp1,Smp2と、計測された平均電流値との関係から、時定数パラメータPtと電流特性項Kx,Kyとの関係が一次式に近似される。
図6は、電流特性項Kxと時定数パラメータPtとの関係を示すグラフである。図7は、電流特性項Kyと時定数パラメータPtとの関係を示すグラフである。なお、図6及び図7に示される電流特性項Kx,Kyと時定数パラメータPtとの値は、あくまで一例である。図6において、縦軸は電流特性項Kx(ゲインGの一次関数における傾き)を示す。図7において、縦軸は電流特性項Ky(ゲインGの一次関数におけるオフセット)を示す。図6及び図7において、横軸は時定数パラメータPtを示す。
図6に示されるように、時定数パラメータPtと電流特性項Kxとの関係は、式(2)のような一次式に近似される。図6に示すグラフの傾きが定数aであり、当該グラフのオフセットが定数bである。
図7に示されるように、時定数パラメータPtと電流特性項Kyとの関係は、式(3)のような一次式に近似される。図7に示すグラフの傾きが定数cであり、当該グラフのオフセットが定数dである。
なお、時定数パラメータPtと電流特性項Kx,Kyとの関係は、一次式に近似されなくても良い。例えば、時定数パラメータPtに対する電流特性項Kx,Kyが、それぞれマップとして算出されても良い。
次に、図2のように、ゲイン算出部33は、電流特性項算出部32から電流特性項Kx,Kyを取得する。さらに、ゲイン算出部33は、デューティ算出部37から、当該電流特性項Kx,Kyが算出された駆動電流のデューティDを取得する。上述のように、デューティ算出部37は、デューティDに係るPWM信号をゲート駆動回路25に出力する。このため、電流特性項Kx,Kyが算出された駆動電流のデューティDは既知である。
図5のように、ゲイン算出部33は、上述の式(4)を用いて、電流特性項Kx,KyとデューティDとから、ゲインGを算出する(ステップS14)。
図8は、ゲインGとデューティDとの関係を示すグラフである。図8において、縦軸はゲインGを示し、横軸はデューティ算出部37から出力されたPWM信号のデューティD[%]を示す。図8は、時定数パラメータPtが異なる三つのグラフを示す。図8は、時定数パラメータPtがノミナルである場合のグラフを実線で示し、時定数パラメータPtが最小である場合のグラフを破線で示し、時定数パラメータPtが最大である場合のグラフを二点鎖線で示す。
式(4)に示すように、ゲインGは、時定数パラメータPtが一定である場合、デューティDによって決まる。すなわち、図8に示すように、ゲインGとデューティDとの関係は、一次式に近似される。図8に示すグラフの傾きが電流特性項Kxであり、当該グラフのオフセットが電流特性項Kyである。
図8に示すように、時定数パラメータPtが大きいほど、電流特性項Kx(傾き)が小さくなるとともに電流特性項Ky(オフセット)が大きくなる。一方、時定数パラメータPtが小さいほど、電流特性項Kx(傾き)が大きくなるとともに電流特性項Ky(オフセット)が小さくなる。
次に、図2へ戻り、平均電流値算出部34は、ゲイン算出部33からゲインGを取得する。さらに、上述のように、平均電流値算出部34は、電流フィードバック回路23が検出した電流値から第1のサンプリング電流値Smp1を取得する。
図5のように、平均電流値算出部34は、以下の式(5)を用いて、ゲインGと第1のサンプリング電流値Smp1とから、駆動電流の平均電流値Iaveを算出(推定)する(ステップS15)。
Iave=Smp1×G ……(5)
図2のように、平均電流値算出部34は、算出した平均電流値Iaveを、減算部36に出力する。マイコン11は、上述の演算を繰り返し、リニアソレノイド27に流れる駆動電流の平均電流値Iaveを算出する。
第1の実施の形態に係るアクチュエータ駆動システム10において、駆動電流の電流値が低下するときの当該駆動電流の検出値である第1及び第2のサンプリング電流値Smp1,Smp2から、平均電流値Iaveが推定される。このため、例えば温度変化や製造ばらつきの影響による駆動回路−負荷の特性ばらつきが発生しても、精度良く平均電流値Iaveを推定することができる。さらに、1周期あたり二点のサンプリング電流値Smp1,Smp2を検出すれば平均電流値Iaveを算出できるため、マイコン11の演算負荷を低減することができ、安価なマイコン11で平均電流値Iaveを求めることができる。
ゲイン算出部33は、ゲインGとデューティDとの関係を示す一次式を用いて、ゲインGを算出する。このため、ゲインGが簡易な計算によって算出される。したがって、マイコン11の演算負荷を低減することができ、安価なマイコン11で平均電流値Iaveを求めることができる。
さらに、電流特性項算出部32は、ゲインGとデューティDとの一次式の特性値(電流特性項Kx,Ky)と、時定数パラメータPtと、の関係を示す一次式を用いて、ゲインGを算出する。このため、ゲインGが簡易な計算によって算出される。したがって、マイコン11の演算負荷を低減することができ、安価なマイコン11で平均電流値Iaveを求めることができる。
アクチュエータ駆動システム10は、マイコン11が算出した精度の良い平均電流値Iaveを用いて、駆動電流をフィードバック制御する。これにより、フィードバック制御の精度が向上し、アクチュエータ13の出力を制御しやすくなる。
なお、本実施形態において、第1のサンプリング電流値Smp1がスイッチオフ時に検出される場合、さらに簡易な計算によって電流特性項及びゲインが算出されても良い。第1のサンプリング電流値Smp1がスイッチオフ時(駆動電流の電流値が最大値Imaxのとき)に検出される場合、電流特性項K及びゲインG´は、以下の式(6)及び式(7)を用いてそれぞれ算出される。
K=e×Pt+f ……(6)
G´=K×(D−100)+1 ……(7)
式(6)におけるe,fは、式(2)及び式(3)におけるa,b,c,dと同様に、アクチュエータ駆動システム10を用いた計測結果から、予め定められる定数である。すなわち、予めアクチュエータ駆動システム10によって、リニアソレノイド27に駆動電流を流す実験が行われる。この際の出力されたデューティと、第1及び第2のサンプリング値Smp1,Smp2と、計測された平均電流値との関係から、時定数パラメータPtと電流特性項Kとの関係が一次式に近似される。
このように、第1のサンプリング電流値Smp1が、駆動電流の電流値が最大値Imaxのときに検出されることで、さらに簡易な計算によって電流特性項K及びゲインGを算出できる。これにより、マイコン11の演算負荷を低減することができ、安価なマイコン11で平均電流値Iaveを求めることができる。
以下に、第2の実施の形態について、図9及び図10を参照して説明する。なお、以下の実施形態の説明において、既に説明された構成要素と同様の機能を持つ構成要素は、当該既述の構成要素と同じ符号が付され、さらに説明が省略される場合がある。また、同じ符号が付された複数の構成要素は、全ての機能及び性質が共通するとは限らず、各実施形態に応じた異なる機能及び性質を有していても良い。
図9は、第2の実施の形態に係るアクチュエータ駆動システム10の回路構成を概略的に示す図である。図9に示すように、第2の実施形態のアクチュエータ駆動システム10は、二つのアクチュエータ13A,13Bを有する。なお、アクチュエータ駆動システム10は、三つ以上のアクチュエータ13を有しても良い。
第2の実施形態のアクチュエータ駆動部12は、二つの電流検出抵抗器22A,22Bと、二つのトランジスタ24A,24Bと、二つのゲート駆動回路25A,25Bと、を有する。アクチュエータ13A,13Bは、リニアソレノイド27A,27Bをそれぞれ有する。
電流フィードバック回路23は、二つのリニアソレノイド27A,27Bに流れる駆動電流をそれぞれ検出する。電流フィードバック回路23は、リニアソレノイド27A,27Bにそれぞれ流れる駆動電流の電流値を、マイコン11に出力する。マイコン11は、ゲート駆動回路25A,25Bにそれぞれ指令信号を出力することで、アクチュエータ13A,13Bの制御を行う。
図10は、リニアソレノイド27A,27Bにそれぞれ流れる駆動電流の1周期分の波形を示すグラフである。図10の上方のグラフEAは、リニアソレノイド27Aに流れる駆動電流の電流値を示す。図10の下方のグラフEBは、リニアソレノイド27Bに流れる駆動電流の電流値を示す。図10における縦軸は電流値[A]であり、横軸は時間[秒]である。
図10に示すように、マイコン11は、電流フィードバック回路23が検出したリニアソレノイド27Aに流れる駆動電流EAから、二つのサンプリング電流値Smp1,Smp2を検出する。さらに、マイコン11は、電流フィードバック回路23が検出したリニアソレノイド27Bに流れる駆動電流EBから、二つのサンプリング電流値Smp3,Smp4を検出する。
本実施形態において、マイコン11は、駆動電流EAの電流値が最大値であるときに、駆動電流EAから第1のサンプリング電流値Smp1を検出する。マイコン11は、第1のサンプリング電流値Smp1の検出時からΔt[マイクロ秒]経過後に、駆動電流EAから第2のサンプリング電流値Smp2を検出する。
マイコン11は、第1及び第2のサンプリング電流値Smp1,Smp2とタイミングをずらして、駆動電流EBから第3及び第4のサンプリング電流値Smp3,Smp4を検出する。例えば、マイコン11は、第1のサンプリング電流値Smp1が検出された後で、且つ第2のサンプリング電流値Smp2が検出される前に、第3のサンプリング電流値Smp3を検出する。マイコン11は、第2のサンプリング電流値Smp2が検出された後に、第4のサンプリング電流値Smp4を検出する。マイコン11は、第3のサンプリング電流値Smp3からΔt[マイクロ秒]経過後に、第4のサンプリング電流値Smp4を検出する。
マイコン11は、第1乃至第4のサンプリング電流値Smp1〜Smp4を用いて、第1の実施形態で説明されたアクチュエータ制御プログラムによりゲート駆動回路25A,25Bにそれぞれ出力するデューティDを算出する。
マイコン11の時定数算出部31は、ゲート駆動回路25Aに出力するデューティDを算出するための計算において、第1及び第2のサンプリング電流値Smp1,Smp2から時定数パラメータPtを算出する。一方、時定数算出部31は、ゲート駆動回路25Bに出力するデューティを算出するための計算において、第3及び第4のサンプリング電流値Smp3,Smp4から、以下の式(8)を用いて、時定数パラメータPtを算出する。
Pt=Smp4/Smp3 ……(8)
マイコン11は、算出したデューティDに係るPWM信号を、対応するゲート駆動回路25A,25Bにそれぞれ出力する。ゲート駆動回路25A,25Bは、当該PWM信号に基づいて対応するトランジスタ24A,24Bを駆動し、リニアソレノイド27A,27Bに流れる駆動電流を制御する。
第2の実施形態のアクチュエータ駆動システム10によれば、マイコン11は、電流フィードバック回路23が検出した複数のリニアソレノイド27A,27Bの駆動電流から第1乃至第4のサンプリング電流値Smp1〜Smp4を、タイミングをずらして検出する。これにより、単一の電流フィードバック回路23を用いて、複数のリニアソレノイド27A,27Bの駆動電流から第1乃至第4のサンプリング電流値Smp1〜Smp4を検出することができる。したがって、アクチュエータ駆動システム10を簡易な構成にすることができる。
上述の本発明の実施形態は、発明の範囲を限定するものではなく、発明の範囲に含まれる一例に過ぎない。本発明のある実施形態は、上述の実施形態に対して、例えば、具体的な用途、構造、形状、作用、及び効果の少なくとも一部について、発明の要旨を逸脱しない範囲において変更、省略、及び追加がされたものであっても良い。
例えば、上述の実施形態において、マイコン11は、電流フィードバック回路23が検出した電流値から1周期毎に二つのサンプリング電流値Smp1,2を取得したが、三つ以上のサンプリング電流値を取得しても良い。
10…アクチュエータ駆動システム、11…マイコン、23…電流フィードバック回路、27,27A,27B…リニアソレノイド。

Claims (7)

  1. パルス幅変調制御されるソレノイドに流れる駆動電流を検出するものであって、前記駆動電流が低下するときの当該駆動電流の検出値である第1のサンプリング電流値及び第2のサンプリング電流値を検出する検出部と、
    前記第1のサンプリング電流値及び前記第2のサンプリング電流値から時定数を算出し、前記時定数と前記駆動電流のデューティとからゲインを算出し、前記ゲインと前記第2のサンプリング電流値よりも先に検出された前記第1のサンプリング電流値とから前記駆動電流の平均電流値を推定する、平均電流値推定部と、
    を具備するソレノイド電流制御装置。
  2. 前記平均電流値推定部は、前記ゲインと前記デューティとの関係を示す一次式を用いて、前記時定数と前記デューティとから前記ゲインを算出する、請求項1のソレノイド電流制御装置。
  3. 前記平均電流値推定部は、前記ゲイン及び前記デューティの一次式の特性値と、前記時定数と、の関係を示す一次式を用いて、前記時定数と前記デューティとから前記ゲインを算出する、
    請求項2のソレノイド電流制御装置。
  4. 前記ソレノイド電流制御装置は、複数の前記ソレノイドを制御し、
    前記検出部は、それぞれの前記ソレノイドに流れる前記駆動電流から第1のサンプリング電流値及び第2のサンプリング電流値を、タイミングをずらして検出する、請求項1乃至請求項3のいずれか一つのソレノイド電流制御装置。
  5. 前記検出部は、前記第1のサンプリング電流値を、前記駆動電流が最大になった時点で検出する、請求項1乃至請求項3のいずれか一つのソレノイド電流制御装置。
  6. 前記平均電流値と、前記駆動電流の目標値である目標電流値と、の差に基づいて、前記駆動電流を制御する駆動部、
    をさらに具備する、請求項1乃至請求項5のいずれか一つのソレノイド電流制御装置。
  7. パルス幅変調制御されるソレノイドに流れる駆動電流が低下するときの、当該駆動電流の検出値である第1のサンプリング電流値及び第2のサンプリング電流値を検出し、
    前記第1のサンプリング電流値と前記第2のサンプリング電流値とから、時定数を算出し、
    前記時定数と、前記駆動電流のデューティと、からゲインを算出し、
    前記ゲインと、前記第2のサンプリング電流値よりも先に検出された前記第1のサンプリング電流値と、から平均電流値を推定する、
    ソレノイド電流制御方法。
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