JP6344070B2 - ソレノイド制御装置 - Google Patents
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上記課題を解決するソレノイド制御装置は、ソレノイドに流れる電流に基づいて監視される該ソレノイドに生じた温度変化に対応するゲインによってデューティ制御にかかるデューティ比を補正して前記ソレノイドに流れる電流を制御するソレノイド制御装置であって、前記測定した電流と目標とする電流との差が閾値よりも小さい状態が所定期間続いた場合に定常状態と判断し、定常状態と判断された場合には、前記目標とする電流に対応するデューティ比と前記測定した電流に対応するデューティ比との割合に基づいて前記目標とする電流に対応するデューティ比を補正し、定常状態と判断されてない場合には過渡状態であるとし、前記測定した電流の通電量に対応して予め定められている推定係数に基づいて前記目標とする電流に対応するデューティ比を補正することを要旨とする。
このような構成によれば、通電量を定常状態から過渡状態に変化したとき以降に増加した電流量の累積とすることで、定常状態から過渡状態へ変化する場合であれ、流れる電流に基づく温度補正が連続して行われるようにすることができる。
このような構成によれば、過渡状態であることの判断が遅れないため、過渡状態への対応が迅速に行えるようになる。
図1を参照し、本実施形態の概要について説明する。
本実施形態のソレノイド制御装置は、例えば制御部(ECU)一体型アクチュエータ構造体からなるブレーキ制御装置にあって、電磁弁に設けられたソレノイドの駆動を制御する装置として構成されている。ソレノイド制御装置は、アクチュエータ部100とこのアクチュエータ部100の駆動を制御する制御部(ECU)200とを備えるとともに、給電を行うバッテリ300が接続されている。本実施形態においては、このブレーキ制御装置を構成する電磁弁のソレノイド101をその制御の対象としている。
一方、アクチュエータ部100を構成するソレノイド101は周知のように、コイル内に可動鉄心が設置けられ、コイルに電流を流すことによって発生する電磁力によってこの可動鉄心を直線運動させるアクチュエータである。そして、こうしたソレノイド101によって駆動される上記電磁弁は、その起動時に起動電流として大きな電流を必要とするものの、一旦起動された後は、この起動電流よりも小さい電流である保持電流を供給することでその駆動状態を維持することができる。このため、上記電磁弁の駆動状態に応じてソレノイド101に供給する電流を起動電流から保持電流に切り換える。なお本実施形態において、ソレノイド101に対するこうした供給電流の制御は、以下に説明する制御部(ECU)200によるPWM(パルス幅変調)を利用したデューティ(Duty)制御を通じて行われる。
温度補正処理が開始されると、温度変化監視部223aは、定常状態であるか否かを判断する(図2のステップS10)。図3に示すように、時刻t1から時刻t2までの間は、目標電流Irとモニタ電流Iyとの差の絶対値が追従判定閾値以上であることから過渡状態と判断される。一方、時刻t3から時刻t4までの間は、目標電流Irとモニタ電流Iyとの差の絶対値が追従判定閾値よりも小さいことから定常状態と判断される。
図5及び図6を参照して、本実施形態の作用について説明する。
(1)ソレノイド101は温度が高くなると電流が流れにくくなる傾向にあることが知られているが、定常状態であれば、そのとき測定したモニタ電流Iyに基づいてそのときの温度に対応する補正(温度補正)を行うことが可能である。その一方、過渡状態では、変動の大きいそのとき測定したモニタ電流Iyに基づいて定常状態と同様に温度補正を適切に行うことは困難である。この点、本実施形態のような構成によれば、過渡状態にあるときには、測定したモニタ電流Iyの電流量に対応して予め定められている推定係数、より詳しくは、それら測定したモニタ電流Iyの電流量に対して温度補正すべく経験的に求められている推定係数が求められ、この求められた推定係数に基づいてデューティ比が補正される。これにより、ソレノイド制御装置は、過渡状態であれ、ソレノイド101に供給される電流を高い信頼性のもとに制御することができるようになる。
なお上記実施形態は、以下の態様で実施することもできる。
・上記実施形態では、ソレノイド101が1つの場合について例示したが、これに限らず、ソレノイドは複数であってもよい。これにより複数のソレノイドに流れる電流を好適に制御することができる。
・上記実施形態では目標電流Irが変化するとき過渡状態が開始される場合について例示したが、目標電流とモニタ電流との差が状態判定閾値以上であることに基づいて判断してもよい。これにより、定常状態及び過渡状態のいずれであるかの判断条件の自由度が高められるようになる。
Claims (5)
- ソレノイドに流れる電流に基づいて監視される該ソレノイドに生じた温度変化に対応するゲインによってデューティ制御にかかるデューティ比を補正して前記ソレノイドに流れる電流を制御するソレノイド制御装置であって、
前記測定した電流と目標とする電流との差が閾値よりも小さい状態が所定期間続いた場合に定常状態と判断し、
定常状態と判断された場合には、前記目標とする電流に対応するデューティ比と前記測定した電流に対応するデューティ比との割合に基づいて前記目標とする電流に対応するデューティ比を補正し、
定常状態と判断されてない場合には過渡状態であるとし、前記測定した電流の通電量に対応して予め定められている推定係数に基づいて前記目標とする電流に対応するデューティ比を補正する
ことを特徴とするソレノイド制御装置。 - 前記過渡状態にあるときには、当該過渡状態になる直前の定常状態において前記目標とする電流に対するデューティ比を補正した割合を前記推定係数に基づいてさらに補正する
請求項1に記載のソレノイド制御装置。 - 定常状態から過渡状態に変化したとき以降に増加した電流量の累積を前記通電量とする
請求項1又は2に記載のソレノイド制御装置。 - 前記定常状態は、目標とする電流と測定した電流との差の絶対値が追従態様を判定する所定の閾値よりも小さい状態が所定の期間だけ継続することに基づいて判断される
請求項1〜3のいずれか一項に記載のソレノイド制御装置。 - 前記目標とする電流が変化したことに基づいて前記過渡状態が開始されたと判断する
請求項1〜4のいずれか一項に記載のソレノイド制御装置。
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