JP6273862B2 - 作業機械の機器固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、作業機械に設けられた、4つの側面のうちの1つが開口する空間内に、この空間に対して出し入れ可能に、作業機械用の機器を固定する作業機械の機器固定構造に関する。
従来、特許文献1に開示されているように、可動式のキャブを備えた作業機械がある。この作業機械では、上部旋回体に立設された支持ブラケットにキャブが昇降可能に取り付けられており、支持ブラケットの基部の内側には発電機が搭載されている。
図4および図5に従来技術の一例を示す。図4は、従来の作業機械を後方から見た、支持ブラケットの基部の内部の透過斜視図である。図5は、図4に示す支持ブラケットの基部をC方向から見た、基部の内部の側面図である。X方向は、上部旋回体の左右方向であり、Y方向は、上部旋回体の前後方向である。
支持ブラケット117の基部117bの内部は、作業機械の外部に面したX方向の左側の側面のみが開口する直方体状の空間118である。発電機121は、カップリング125を介して駆動モータ122に連結された状態で、支持台123に支持されている。この支持台123は、空間118の開口118a側と背面118r側とにそれぞれ設けられた防振マウント124を介して空間118の下面118dに着脱可能に固定されている。防振マウント124は、空間118の下面118dにボルト126で固定されている。
このような作業機械において、発電機121のメンテナンスを行う場合、作業者は、開口118aから空間118内に手を入れて、防振マウント124を空間118の下面118dに固定しているボルト126を外す。そして、開口118aを通る出し入れ方向Dに沿って、開口118aから支持台123ごと発電機121を空間118の外部に搬出する。メンテナンスが終わると、出し入れ方向Dに沿って、開口118aから支持台123ごと発電機121を空間118の内部に搬入する。そして、作業者は、開口118aから空間118内に手を入れて、防振マウント124をボルト126で空間118の下面118dに固定する。
特開2006−321649号公報
ところで、支持ブラケットの基部が作業機械の前後方向(図4のY方向)に長いと、支持ブラケットの前方に設けられたキャブの位置が前方寄りになる。その結果、上部旋回体を旋回させたときに下部走行体からはみ出す部分が多くなり、上部旋回体の小回り性が悪い。そこで、支持ブラケットの基部の前後方向の長さを短くすることで、キャブの位置ができるだけ後方になるようにしている。
しかし、支持ブラケットの基部の前後方向の長さを短くすると、基部の内部に設けられた空間の開口が狭くなる。その結果、空間の奥側で防振マウントを固定しているボルトまで手を伸ばすのが困難になり、基部の内部に対して発電機を出し入れする作業が困難になる。
また、上部旋回体の小回り性を高めるために、作業機械をコンパクトにすると、支持ブラケットの基部の内部だけでなく、作業機械の様々な箇所に設けられた、4つの側面のうちの1つが開口する同様の空間においても、開口が狭くなる。その結果、これら空間内に搭載された種々の作業機械用の機器を出し入れする作業が困難になる。
本発明の目的は、4つの側面のうちの1つが開口する空間内に着脱可能に固定される作業機械用の機器を空間に対して容易に出し入れすることが可能な作業機械の機器固定構造を提供することである。
本発明は、作業機械に設けられた、4つの側面のうちの1つが開口する直方体状の空間内に、この空間に対して前記開口を通って出し入れ可能に、作業機械用の機器を固定する作業機械の機器固定構造であって、一方の面に前記作業機械用の機器が取り付けられて前記空間に対して出し入れされ、前記空間内に配置された際に、他方の面が前記空間の前記開口および前記開口に対向する背面以外の内面に当接されるプレートを有し、前記プレートの出し入れ方向において、前記プレートの前記開口側および前記背面側には、貫通穴がそれぞれ設けられており、前記空間内に配置された前記プレートの前記他方の面が当接する前記空間の内面には、前記貫通穴に連通可能な穴が設けられており、少なくとも前記背面側の前記貫通穴に連通可能な前記穴は、前記空間の内面を貫通して前記空間の外部に設けられた作業スペースに連通しており、前記プレートは、前記空間内に配置された際に、連通する前記貫通穴と前記穴とに挿し通された締結部材によって、前記空間の内面に着脱可能に固定されるとともに、少なくとも前記背面側の前記貫通穴と前記穴とに挿し通される前記締結部材は、前記作業スペース側から前記穴に挿入されることを特徴とする。
本発明によると、作業機械用の機器が取り付けられたプレートを空間内に配置した際に、連通する貫通穴と穴とに挿し通した締結部材で、空間の内面にプレートを着脱可能に固定する。このとき、少なくとも背面側の貫通穴と穴とに挿し通す締結部材を、空間の外部に設けられた作業スペース側から穴に挿入する。よって、開口が狭くて開口から締結箇所である空間の奥などにアクセスするのが困難であっても、少なくとも背面側の締結箇所においては、空間の外部から締結部材に容易にアクセスすることができる。そして、締結部材による締結をそれぞれ解除することで、空間に対してプレートごと作業機械用の機器を出し入れすることができる。よって、4つの側面のうちの1つが開口する空間内に固定される作業機械用の機器を空間に対して容易に出し入れすることができる。
作業機械を横から見た図である。 作業機械を後方から見た、キャブ支持ブラケットの基部の内部の透過斜視図である。 図2に示すキャブ支持ブラケットの基部をA方向から見た、基部の内部の側面図である。 従来の作業機械を後方から見た、支持ブラケットの基部の内部の透過斜視図である。 図4に示す支持ブラケットの基部をC方向から見た、基部の内部の側面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(作業機械の構成)
作業機械10は、例えば油圧ショベルなどである。作業機械10は、横から見た図である図1に示すように、下部走行体11と、上部旋回体13と、可動式キャブ15と、キャブ支持ブラケット17と、を備える。
下部走行体11は、作業機械10を走行させる部分であり、例えばクローラ式である。上部旋回体13は、下部走行体11に旋回機構12を介して搭載され、下部走行体11に対して旋回可能である。上部旋回体13は、旋回フレーム13aと、上部旋回体13の前部に設けられる作業装置13bと、上部旋回体13の後部に設けられるカウンタウエイト13cと、を備える。
旋回フレーム13aは、旋回機構12に取り付けられる構造物である。作業装置13b(アタッチメント)は、旋回フレーム13aの前部に取り付けられる。本実施形態において、作業機械10は油圧ショベルであり、作業装置13bは、ブーム14a、アーム14b、及び、リフティングマグネット14cである。カウンタウエイト13cは、旋回フレーム13aの後部に取り付けられる、おもりである。ここで、上部旋回体13の左右方向を、上部旋回体左右方向Xとする。また、上部旋回体13の前後方向を、上部旋回体前後方向Yとする。
可動式キャブ15は、作業機械10の運転室である。可動式キャブ15は、上部旋回体13に対して移動可能に、上部旋回体13に取り付けられる。
キャブ支持ブラケット17は、上部旋回体13に対して可動式キャブ15を移動可能に支持する。このキャブ支持ブラケット17は、旋回フレーム13aから上に延びるように配置される(旋回フレーム13aに立てて設けられる)。また、キャブ支持ブラケット17は、旋回フレーム13aの左または右の端部に配置される。本実施形態において、キャブ支持ブラケット17は、旋回フレーム13aの左端部(図中紙面手前側の端部)に配置されている。
キャブ支持ブラケット17は、可動式キャブ15が取り付けられる本体部17aと、本体部17aが固定される基部17bと、を備える。キャブ支持ブラケット17の基部17bは、上部旋回体13に固定される。
キャブ支持ブラケット17は、エレベータ式、リンク式、前後スライド式、又はチルト式などである(図1ではエレベータ式を示している)。エレベータ式では、上部旋回体13に対し可動式キャブ15が上下方向にのみ移動可能である。リンク式では、上部旋回体13に対し可動式キャブ15が上下方向(及び前後方向)に移動可能である。前後スライド式では、可動式キャブ15が上部旋回体前後方向Yに移動可能である。チルト式では、上部旋回体13(の旋回フレーム13a)に対する可動式キャブ15(の底面)の角度が可変である。チルト式では、可動式キャブ15の前端部が上下に移動可能である。
基部17bは、キャブ支持ブラケット17の土台部分(ベース)である。基部17bは、キャブ支持ブラケット17の下端部(根もと)である。本実施形態において、基部17bの図中紙面手前側は作業機械10の外部であり、基部17bの図中紙面奥側には、ブーム14aが配置されている。そして、基部17bとブーム14aとの間には、作業者が作業を行うことが可能な作業スペースが設けられている。
作業機械10を後方から見た、キャブ支持ブラケット17の基部17bの内部の透過斜視図である図2に示すように、基部17bの内部は、上部旋回体左右方向Xを長手方向とする直方体状の空間18となっている。この空間18は、水平方向に面した4つの側面のうち、作業機械10の外部に面した図中左側の側面のみが開口可能な開口面となっている。なお、図2においては、開口面を図示せず、開口面が開口したときの開口18aを図示している。
基部17bに設けられた空間18内には、リフティングマグネット14c用の発電機21が搭載されている。この発電機21は、図示しないカップリングを介して駆動モータ22に連結された状態で、支持台23に支持されている。
(機器固定構造の構成)
作業機械の機器固定構造(機器固定構造)1は、基部17bに設けられた直方体状の空間18内に、この空間18に対して開口18aを通って出し入れ可能に、発電機21を固定するものである。なお、直方体状の空間18は、開口18aを通って発電機21を出し入れ可能な形状であれば、すべての内面が平面でなくてもよく、例えば、側面に段差が設けられることで、開口18a側が広く、開口18aに対向する背面18r側が狭くされた形状であってもよい。
図2に示すように、機器固定構造1は、長方形状のプレート2を有している。このプレート2は、上部旋回体左右方向Xが長辺となっている。図2に示すキャブ支持ブラケット17の基部17bをA方向から見た、基部17bの内部の側面図である図3に示すように、プレート2の上面には、防振マウント(防振部材)24を介して支持台23が固定されている。防振マウント24は、支持台23を防振状態で支持するものであり、プレート2の上面にボルトで固定されている。このプレート2は、出し入れ方向Bに沿って、開口18aを通って空間18に対して出し入れされる。そして、プレート2が空間18内に配置された際に、プレート2の下面は空間18の下面18dに当接される。
また、プレート2は、出し入れ方向Bにおいて、開口18aに対向する空間18の背面18r側に、発電機21の方に折り曲げられた折り曲げ部2aを有している。この折り曲げ部2aは、プレート2の端部がほぼ直角に折り曲げられることで形成されている。折り曲げ部2aは、プレート2が空間18内に配置された際に、空間18の背面18rに当接される。
また、出し入れ方向Bにおいて、プレート2の開口18a側には、貫通穴3aが設けられている。また、プレート2の背面18r側の折り曲げ部2aには、貫通穴3bが設けられている。これら貫通穴3a,3bは、上部旋回体前後方向Yに2つずつ設けられている。また、折り曲げ部2aの開口18a側の面には、貫通穴3bに連通するナット4が固定されている。
また、空間18内に配置されたプレート2の下面が当接する空間18の下面18dには、プレート2の貫通穴3aに連通可能なボルト穴19aが設けられている。ボルト穴19aは、貫通穴3aと同じ間隔で、上部旋回体前後方向Yに2つ設けられており、内周面にはねじが切られている。
また、空間18内に配置されたプレート2の折り曲げ部2aが当接される空間18の背面18rには、折り曲げ部2aの貫通穴3bに連通可能な貫通穴19bが設けられている。この貫通穴19bは、貫通穴3bと同じ間隔で、上部旋回体前後方向Yに2つ設けられており、背面18rを貫通して空間18の外部に設けられた作業スペース31に連通している。また、貫通穴19bの大きさは、貫通穴3bの穴径よりも大きくされている。
プレート2は、空間18内に配置された際に、連通する貫通穴3aとボルト穴19aとに挿し通されたボルト(締結部材)5a、および、連通する貫通穴3bと貫通穴19bとに挿し通されたボルト(締結部材)5bによって、空間18の下面18dおよび背面18rに着脱可能に固定される。
ここで、開口18a側の貫通穴3aとボルト穴19aとに挿し通されるボルト5aは、空間18の内部から貫通穴3aに挿入され、ボルト穴19aと螺合される。一方、背面18r側の貫通穴3bと貫通穴19bとに挿し通されるボルト5bは、空間18の外部に設けられた作業スペース31側から貫通穴19bに挿入され、貫通穴3bを通ってナット4と螺合される。
また、機器固定構造1は、プレート2の上面に取り付けられ、開口18aから挿入された治具41で持ち上げられる2つの吊り上げ用バー(吊り上げ用部材)6を有している。これらの吊り上げ用バー6は、開口18a側と背面18r側とにそれぞれ設けられている。吊り上げ用バー6は、図2に示すように、発電機21の上面との間に所定の間隔をあけて発電機21の上方に水平に配置された水平部6aと、水平部6aの両端部とプレート2の上面とをそれぞれ接続する一対の垂直部6bと、を有している。図3に示すように、治具41は、開口18aを通って水平部6aと発電機21の上面との間に挿入される。なお、吊り上げ用バー6を背面18r側にのみ設けて、開口18a側は駆動モータ22の周りに掛けたワイヤなどを治具41で持ち上げる構成にしてもよい。
また、空間18の下面18dには、作業機械10の外部に連通する連通穴20が設けられている。プレート2には、空間18内に配置された際に、連通穴20に連通する開口7が設けられている。発電機21には、図示しないベアリングなどを潤滑したグリスを発電機21の外部に排出するホース21aが接続されている。そして、このホース21aの先端は、開口7内に位置している。空間18内に発電機21が固定された状態において、ホース21aから排出されたグリスは、連通穴20を通って作業機械10の外部に排出される。
このような構成において、発電機21のメンテナンスを行う場合、図2に示すように、作業者は、開口18aから空間18内に手を入れて、開口18a側に位置するボルト5aとボルト穴19aとの螺合を解除する。ボルト5aは、空間18の内部から貫通穴3aに挿入されており、開口18aから容易にアクセスすることができる。
また、図3に示すように、作業者は、作業スペース31側からボルト5bとナット4との螺合を解除する。開口18aからナット4の位置まで手を伸ばすのは困難であるが、ボルト5bは、作業スペース31側から貫通穴19bに挿入されているので、空間18の外部から容易にアクセスすることができる。
その後、開口18aから治具41を挿入し、水平部6aと発電機21の上面との間に位置させる。そして、治具41を上昇させて、水平部6aの下方から吊り上げ用バー6を持ち上げることで、支持台23を吊り上げる。そして、治具41で支持台23を吊り下げた状態で、治具41を空間18内から引き出すことで、発電機21が基部17bの外部に搬出される。
メンテナンス後、治具41で支持台23を吊り下げて空間18内に搬入し、プレート2を空間18の下面18d上に載置する。このとき、折り曲げ部2aを背面18rに当接させることで、上部旋回体左右方向Xにおいてプレート2が位置決めされる。その後、作業者は開口18aから手を入れて、開口18a側の貫通穴3aにボルト5aを挿入し、ボルト穴19aに螺合させる。また、作業者は作業スペース31側から、ボルト5bを貫通穴19bに挿入して、ナット4に螺合させる。このとき、貫通穴19bの穴径が貫通穴3bの穴径よりも大きいため、折り曲げ部2aの位置が多少ずれていても好適に締結を行うことができる。これにより、プレート2を介して発電機21が空間18の下面18dに固定される。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態の機器固定構造1によると、発電機21が取り付けられたプレート2を空間18内に配置した際に、連通する貫通穴3aとボルト穴19aに挿し通したボルト5a、および、連通する貫通穴3bと貫通穴19bに挿し通したボルト5bで、空間18の下面18dおよび背面18rにプレート2を着脱可能に固定する。このとき、背面18r側の貫通穴3bと貫通穴19bとに挿し通すボルト5bを、空間18の外部に設けられた作業スペース31側から貫通穴19bに挿入する。よって、開口18aが狭くて開口18aから締結箇所である空間18の奥(背面18r側)にアクセスするのが困難であっても、背面18r側の締結箇所においては、空間18の外部からボルト5bに容易にアクセスすることができる。そして、ボルト5a,5bによる締結をそれぞれ解除することで、空間18に対してプレート2ごと発電機21を出し入れすることができる。よって、4つの側面のうちの1つが開口する空間18内に固定される発電機21を空間18に対して容易に出し入れすることができる。
また、開口18a側の貫通穴3aと、これに連通するボルト穴19aとに挿し通すボルト5aを、空間18の内部から貫通穴3aに挿入する。これにより、開口18a側の締結箇所に対しては、開口18aからボルト5aに容易にアクセスすることができるので、発電機21の出し入れをさらに容易に行うことができる。
また、空間18内に配置したプレート2の折り曲げ部2aを空間18の背面18rに当接させることで、出し入れ方向Bにおけるプレート2の位置決めを容易に行うことができる。
また、折り曲げ部2aに設けた貫通穴3bと、空間18の背面18rに設けた貫通穴19bとに挿し通したボルト5bで、空間18の背面18rに折り曲げ部2aを固定する。これにより、空間18の背面18r側の外部に作業スペース31を有する作業機械10において、発電機21の出し入れを好適に行うことができる。
また、吊り上げ用バー6の水平部6aと発電機21の上面との間に治具41を挿入し、治具41を上昇させて吊り上げ用バー6を持ち上げることで、プレート2ごと発電機21を吊り上げることができる。そして、治具41で発電機21を吊り下げた状態で、治具41を空間18に対して出し入れすることで、空間18に対する発電機21の出し入れをさらに容易に行うことができる。
また、防振マウント24を介して支持台23をプレート2に取り付けることで、プレート2を介して支持台23を空間18の下面18dおよび背面18rに固定した際に、発電機21を防振状態で支持することができる。
また、キャブ支持ブラケット17の基部17bに設けられた空間18内に、この空間18に対して出し入れ可能に、発電機21を固定することで、上部旋回体前後方向Yにおける基部17bの長さを短くすることができる。これにより、上部旋回体13の小回り性を高めることができる。
また、空間18内に、この空間18に対して出し入れ可能に、発電機21を固定することで、発電機21のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、発電機21に接続されたホース21aの先端が、プレート2に設けられた開口7内に位置しているので、発電機21を空間18に対して出し入れする際に、ホース21aが邪魔にならない。よって、空間18に対して発電機21を好適に出し入れすることができる。
(本実施形態の変形例)
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、4つの側面のうちの1つが開口する直方体状の空間は、基部17bに設けられた空間18に限定されず、上部旋回体13に設けられた他の空間や、下部走行体11に設けられた空間であってもよい。また、作業機械用の機器は、発電機21に限定されず、バッテリなどであってもよい。また、空間18の内面のうち、プレート2が固定される面は、下面18dに限定されず、上面や側面であってもよい。例えば、インバータなどの作業機械用の機器が下面に取り付けられたプレートを、上部旋回体13に設けられた空間の上面に着脱可能に固定する構成であってもよい。
また、開口18a側の貫通穴3aと、これに連通するボルト穴19aとに、空間18の内部からボルト5aが挿し通される構成にされているが、開口18a側の貫通穴3aに連通する穴が外部に貫通する貫通穴であって、空間18の外部に設けられた作業スペース側からこの貫通穴に挿入されたボルト5aが、開口18a側の貫通穴3aを挿し通される構成にされていてもよい。例えば、プレート2上に取り付けられた作業機械用の機器が開口18aの近傍にまで位置しており、開口18aから手を入れて開口18a側のボルト5aを締結できないような場合でも、外部から容易に締結作業を行うことができる。
また、図2において、プレート2は、開口18aおよび背面18r以外の側面に当接される折り曲げ部を上部旋回体前後方向Yの端部に有していてもよい。この折り曲げ部を側面に当接させることで、上部旋回体前後方向Yにおけるプレート2の位置決めを容易に行うことができる。また、この折り曲げ部に貫通穴を設けて、空間18の内部または外部から挿し通したボルトで締結する構成にしてもよい。
1 機器固定構造
2 プレート
2a 折り曲げ部
3a,3b 貫通穴
4 ナット
5a,5b ボルト(締結部材)
6 吊り上げ用バー(吊り上げ用部材)
6a 水平部
6b 垂直部
7 開口
10 作業機械
11 下部走行体
12 旋回機構
13 上部旋回体
13a 旋回フレーム
13b 作業装置
13c カウンタウエイト
14a ブーム
14b アーム
14c リフティングマグネット
15 可動式キャブ
17 キャブ支持ブラケット
17a 本体部
17b 基部
18 空間
18a 開口
18d 下面
18r 背面
19a ボルト穴
19b 貫通穴
20 連通穴
21 発電機(作業機械用の機器)
21a ホース
22 駆動モータ
23 支持台
24 防振マウント
31 作業スペース
41 治具

Claims (9)

  1. 作業機械に設けられた、4つの側面のうちの1つが開口する直方体状の空間内に、この空間に対して前記開口を通って出し入れ可能に、作業機械用の機器を固定する作業機械の機器固定構造であって、
    一方の面に前記作業機械用の機器が取り付けられて前記空間に対して出し入れされ、前記空間内に配置された際に、他方の面が前記空間の前記開口および前記開口に対向する背面以外の内面に当接されるプレートを有し、
    前記プレートの出し入れ方向において、前記プレートの前記開口側および前記背面側には、貫通穴がそれぞれ設けられており、
    前記空間内に配置された前記プレートの前記他方の面が当接する前記空間の内面には、前記貫通穴に連通可能な穴が設けられており、
    少なくとも前記背面側の前記貫通穴に連通可能な前記穴は、前記空間の内面を貫通して前記空間の外部に設けられた作業スペースに連通しており、
    前記プレートは、前記空間内に配置された際に、連通する前記貫通穴と前記穴とに挿し通された締結部材によって、前記空間の内面に着脱可能に固定されるとともに、
    少なくとも前記背面側の前記貫通穴と前記穴とに挿し通される前記締結部材は、前記作業スペース側から前記穴に挿入されることを特徴とする作業機械の機器固定構造。
  2. 前記開口側の前記貫通穴と前記穴とに挿し通される前記締結部材は、前記空間の内部から前記貫通穴に挿入されることを特徴とする請求項1に記載の作業機械の機器固定構造。
  3. 前記プレートは、前記出し入れ方向の前記背面側に、前記作業機械用の機器の方に折り曲げられた折り曲げ部を有し、
    前記プレートが前記空間内に配置された際に、前記折り曲げ部は前記背面に当接されることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機械の機器固定構造。
  4. 前記背面側の前記貫通穴は、前記折り曲げ部に設けられており、
    前記背面側の前記貫通穴に連通可能な前記穴は、前記空間の前記背面に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の作業機械の機器固定構造。
  5. 前記プレートは前記空間の下面に着脱可能に固定されており、
    前記プレートの上面に取り付けられ、前記開口から挿入された治具で持ち上げられる吊り上げ用部材をさらに有し、
    前記吊り上げ用部材は、
    前記作業機械用の機器の上面との間に所定の間隔をあけて前記作業機械用の機器の上方に水平に配置された水平部と、
    前記水平部と前記プレートの上面とを接続する垂直部と、
    を有し、
    前記水平部と前記作業機械用の機器の上面との間に前記治具が挿入されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業機械の機器固定構造。
  6. 前記作業機械用の機器は、防振部材を介して前記プレートに取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業機械の機器固定構造。
  7. 前記作業機械は、上部旋回体を有し、
    可動式キャブが前記上部旋回体に対して移動可能に取り付けられており、
    前記可動式キャブは、基部が前記上部旋回体に固定されたキャブ支持ブラケットにより、前記上部旋回体に対して移動可能に支持されており、
    前記空間が、前記基部に設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の作業機械の機器固定構造。
  8. 前記作業機械用の機器が発電機であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の作業機械の機器固定構造。
  9. 前記プレートは前記空間の下面に着脱可能に固定されており、
    前記空間の下面には、前記作業機械の外部に連通する連通穴が設けられており、
    前記プレートには、前記空間内に配置された際に前記連通穴に連通する開口が設けられており、
    前記発電機には、先端が前記開口内に位置するホースが接続されていることを特徴とする請求項8に記載の作業機械の機器固定構造。


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