JP6271082B2 - スチームアイロン - Google Patents

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Description

本発明はスチームアイロン(蒸気アイロン)に関し、具体的には、改良された熱移転特性及び温度制御特性を備えるスチームアイロンに関する。
スチーム生成器と、スチーム生成器に連結されるアイロン掛けプレートとを含む、スチームアイロンは知られており、アイロン掛けプレートは、アイロン掛けされる衣類と接触する。スチーム生成器において生成されるスチーム(蒸気)が、アイロン掛けプレートにある孔を通じて衣類の上に放出される。そのようなアイロンは、スチーム生成器の動作を最適な温度範囲内に制御する制御電子機器を含む。アイロン掛けプレートは、スチーム生成器とアイロン掛けプレートとの間の接触の領域で蒸気生成器からの熱の伝導によって受動的に加熱される。制御電子機器は、最適な温度範囲内で、スチーム生成器及び熱的に連結されるアイロン掛けプレートの動作を維持する。
そのような既知のスチームアイロンにおけるスチーム生成器は、スチーム生成器内で比較的大きな温度オーバーシュート(temperature overshoot)を引き起こし得る、高出力加熱要素を含む。温度オーバーシュートが起こり、アイロンがある時間期間に亘って使用されないままにされる、特定の状況において、スチーム生成器内の熱エネルギは、アイロン掛けプレートを、最適な温度範囲の上限に向かう温度まで或いはそれを越える温度にさえも加熱させ得る。そのような過熱は、スチーム生成器がアイロン掛けプレートに連結される領域に近接するアイロン掛けプレート内にホットスポット(hot spots)も創り出し得る。
欧州出願公開第0651086号明細書は、熱絶縁剛化構造によってソールプレート(底面)から分離されるスチーム生成器を有するスチームアイロンを開示している。
上述の問題を実質的に軽減し或いは克服するスチームアイロンを提供することが本発明の目的である。
本発明によれば、本体部分と、本体部分と一体的に形成され且つ本体部分から離間させられるフランジとを含むスチーム生成器であって、本体部分はスチーム生成器を加熱する電気加熱要素を含む、スチーム生成器と、熱結合を介してスチーム生成器に連結され、且つ、熱結合を介したスチーム生成器からの熱の伝導によって受動的に加熱されるように構成される、アイロン掛けプレートとを含み、フランジは、スチーム生成器の本体を、フランジを通じる間接的な熱経路を介して、アイロン掛けプレート的に結合させるために、アイロン掛けプレートと一体的に形成される熱分散領域と接触し、熱分散領域は、アイロン掛けプレートのアイロン掛け面に亘って均一に熱を消散させるように構成され、フランジ及び熱分散領域は、スチーム生成器の本体部分とアイロン掛けプレートとの間に空気間隙を形成するために、並びに、スチーム生成器の本体部分からアイロン掛けプレートへの熱の伝導を制限するために、スチーム生成器の本体部分をアイロン掛けプレートから離間させるように構成される、スチームアイロンが提供される。
これはスチーム生成器の過剰な加熱がアイロン掛けプレート上で対応する熱スパイクを引き起こすのを有利に回避する。その構成は、スチーム生成器の本体からの熱が、アイロン掛けプレートに達するために、回旋経路(convoluted path)を通じて伝導されなければならないことも意味する。
フランジは、スチーム生成器の本体部分から第1の方向に延びる第1の部分と、スチーム生成器の本体部分とフランジの第2の部分との間に間隙が定められるよう、第1の部分から延びる第2の部分とを含んでよい。
この構成のフランジは、熱経路の制限(restriction)を助け、スチーム生成器の本体をフランジ/熱経路及びアイロン掛けプレートから分離するのにも役立つ。フランジは、1〜3mmの厚さであってよい。これは好適な熱制限性能をもたらす。
フランジとアイロン掛けプレートとの間の接触地点でのフランジの幅は、接触領域の少なくとも50%に亘って、1〜3mmの間であってよい。フランジの正確な幅は、スチーム生成器の周りの異なる地点で異なってよく、フランジの平均的な幅は、1〜3mmの間であってよい。具体的には、アイロン掛けプレートでの接触地点でのフランジの平均的な幅は、1〜3mmの間であってよい。
スチーム生成器は、フランジによってアイロン掛けプレートに排他的に連結されてよく、スチーム生成器の残部は、アイロン掛けプレートから離間させられてよい。代替的に、スチーム生成器は、フランジによってアイロン掛けプレートに主に連結され、スチーム生成器の残部は、スチーム生成器の隣接する表面の少なくとも75%に亘って、アイロン掛けプレートから離間させられてよい。これは、スチーム生成器とアイロン掛けプレートとの間の一次的な熱移転経路がフランジを介してあり、いずれかの他の経路を介してアイロン掛けプレートに殆ど移転し得ない。
アイロン掛けプレートの質量に対する前記スチーム生成器の質量の比率は、1:1〜1.5:1の間であってよい。これはスチーム生成器とアイロン掛けプレートとの間の熱慣性のための好適な最適な比率であり、スチーム生成器のより素早い加熱及びアイロン掛けプレートのより少ない温度変動を保証する。
アイロン掛けプレートの熱分散領域は、アイロン掛けプレートを通じてフランジから伝導される熱の熱分散を強化するために、フランジがアイロン掛けプレートと接触する領域において増大される厚さの領域を含んでよい。これはスチーム生成器との接触地点に隣接するアイロン掛けプレート上のホットスポットを有利に回避する。
スチームアイロンは、スチームアイロンの動作を制御するコントローラを更に含んでよく、コントローラは、スチームアイロンの初期的な加熱後に第1の加熱動作を行い且つスチームアイロンの引き続きの動作中に第2の加熱動作を行うように、構成され、第1の加熱動作は、スチーム生成器を、第2の加熱動作でよりも高い温度範囲まで加熱することを含む。これは、スチーム生成器とアイロン掛けプレートとの間の制約された熱経路にも拘わらず、アイロン掛けプレートがより素早く動作温度に達するのを可能にする。
第1の加熱動作は、第1の最小の所定の温度より上に維持するようスチーム生成器を加熱することを含んでよく、第2の加熱動作は、第2の最小の所定の温度より上に維持するようスチーム生成器を加熱することを含み、第1の最小の温度は、第2の最小の温度よりも高い。
第2の加熱動作の間、スチーム生成器は、摂氏140〜200度の間に維持されてよい。温度は、摂氏165度又は摂氏約165度に維持されるのが好ましい。
コントローラは、アイロン掛けプレートが所定の最小の動作温度に達するまで、第1の加熱動作を行うように構成されてよい。最小の動作温度は、摂氏100度であってよい。この最小の温度は、生成されるスチームの凝結から生じる性能問題を回避するのに役立つ。
コントローラは、アイロン掛けプレートの温度が摂氏100度〜摂氏145度の間に維持されるよう、スチーム生成器の温度を制御するように構成されてよい。
スチームアイロンは、コントローラに接続される運動センサ及び向きセンサの少なくとも1つを更に含んでよく、コントローラは、少なくとも1つのセンサによって検出されるような、アイロン掛け方向、速度、及びアイロン向きのうちの少なくとも1つのパラメータに依存して、スチーム生成器の加熱を制御するように構成される。これは、不使用時の過熱及び/又は長期間続く使用中の不十分な加熱(under-heating)を避けるために、スチームアイロンがアイロンの使用に従って適切に制御されるのを可能にする。
コントローラは、スチーム生成器の温度が、第1の所定の値よりも下に落ちるならば、コントローラが、スチームアイロンの初期的な加熱サイクルに亘るスチーム生成器ヒータスイッチオフ値を、第2の所定の値に設定するように、スチーム生成器の動作を制御するように構成されてよいのに対し、引き続きのアイロン掛け動作中、スチーム生成器は、第3の所定の温度値で作動させられ、第3の所定の温度値は、第1の所定の温度値よりも高く、第2の所定の温度値よりも低い。これは、スチーム生成器が最小の温度閾値より下に落ちる事態において、例えば、アイロンがオフにされ、その直ぐ後に再始動させられるならば、アイロン掛けプレートが急速に動作温度に戻されるのを有利に可能にする。スチーム生成器の温度は、スチーム生成器の本体部分の温度として測定されてよい。
様々な実施態様において、スチーム生成器のフランジは、例えば、1つの鋳造の場合において、一体成形品を形成するよう、スチーム生成器及びアイロン掛けプレートの両方と一体的であってよい。
フランジは、スチーム生成器の代わりに、アイロン掛けプレートの部分であることが予期されてよい。換言すれば、フランジは、アイロン掛けプレートから延びる。スチーム生成器とアイロン掛けプレートとの間の熱結合は、アイロン掛けプレートのフランジによって形成される間接的な熱経路を含んでよく、フランジはスチーム生成器と接触し、スチーム生成器の本体部分から離間させられ、フランジは、スチーム生成器の本体部分からアイロン掛けプレートへの熱の伝導を制約するよう、スチーム生成器の本体部分をアイロン掛けプレートから離間させるように構成される。
本発明のこれらの及び他の特徴は、以下に記載する実施態様を参照して明らかであり且つ解明されるであろう。
添付の図面を参照して、ほんの一例として、本発明の実施態様を今や記載する。
本発明の第1の実施態様のスチームアイロンの概略図を示している。 図1に示すスチームアイロンの線X−Xに沿う断面図を示している。 図2に示すスチームアイロンの部分の拡大図を示している。 既知のスチームアイロン構成の、図2の断面図に類似する断面図を示している。 図4に示す既知のスチームアイロン構成の部分の拡大断面図を示している。 従来的なスチームアイロン制御プロセスについての時間に対する温度のグラフを示している。 本発明のスチームアイロン制御プロセスについての時間に対する温度のグラフを示している。 本発明の第1の実施態様のスチームアイロンのための制御システムを概略的に示している。
図1乃至3を参照すると、本発明の第1の実施態様に従ったスチームアイロン10(蒸気アイロン)が示されており、ハンドル12を含むハウジング11と、加熱アイロン掛けプレート13とを含み、加熱されるアイロン掛けプレート13は、使用中、アイロン掛けされる衣類と接触する。アイロン掛けプレート13は、アイロン掛けされる衣類の上にスチーム(蒸気)を放出し得る複数の孔14を含む。
スチームアイロン10は、ハウジング11内にスチーム生成器15を含み、スチーム生成器15は、スチーム生成器15の本体を加熱する内部電気加熱要素16を有する。スチームアイロン10は、スチームに変換されるべき水をスチーム生成器15に提供するように構成される水供給パイプ(図示せず)を備える水貯槽(図示せず)も含む。スチームアイロン10は、スチーム生成器15によって生成されるスチームをアイロン掛けプレート13のスチーム孔14を通じて放出し得るように構成される。
スチームアイロン10は、貯槽からスチーム生成器に水を供給する水移動機構を含む。例示的な実施態様において、水移動機構は、使用者によって制御される電気ポンプ(図示せず)を含む。しかしながら、これは、代替的に、電気ポンプを備えない手動操作ポンピング機構を含んでよい。
図8に図式的に示すように、コントローラ18が、加熱要素16に接続され且つスチームアイロン10にある多数のセンサに接続されて、コントローラがスチームアイロンの動作を制御するのを可能にする。スチームアイロン10は、コントローラ18に接続される、ボールセンサ又は加速度計を含んでよい、運動/向きセンサ19を含む。これを用いて、スチームアイロン10が動いているか或いは静止しているかを検出することによって、且つ/或いは、スチームアイロン10が直立休止位置にあるか或いは水平動作位置にあるかを決定するスチームアイロン10の傾斜角を検出することによって、スチームアイロン10が使用中であるか否かを決定し得る。次に、(複数の)センサからの信号を用いて、スチーム生成器15の加熱要素16の動作を制御し得る。例えば、スチームアイロン10が使用中であるか或いは動作位置にあるならば、加熱要素16はスチーム生成器の設定温度に制御されてよく、スチームアイロン10が使用中でないこと又は直立休止位置にあることが検出されるときに、或いは、スチームアイロン10が使用中でないこと又は直立休止位置にあることが検出された所定の時間期間の後に、加熱要素16はスチーム生成器の異なる設定温度に制御されてよく或いオフにさせられてよい。
スチーム生成器15は、コントローラ18に接続され且つスチーム生成器15の温度を検出して検出する温度に依存する信号をコントローラ18に提供するように構成される、サーミスタ20も含む。任意的に、アイロン掛けプレート13は、アイロン掛けプレート13の温度を検出してアイロン掛けプレート13の温度に依存する信号をコントローラ18に提供するよう、コントローラ18に接続される追加的なサーミスタ21を含んでよい。
アイロン掛けプレート13は、スチーム生成器15からの熱移転によって受動的に加熱される。スチーム生成器15は、本体部分15aと、本体部分15aの周縁から延びる接触フランジ22とを含む。加熱要素16は、本体部分15a内に設けられる。スチーム生成器15は、アイロン掛けプレート13の上に配置され、スチーム生成器15の本体15aの周囲の周りの接触フランジ22を用いてアイロン掛けプレート13と接触し、接触フランジ22は、アイロン掛けプレート13の周りに形成される凹部23内に位置する。スチーム漏れを防止するよう、封止手段(図示せず)が凹部23内に又は凹部23の周りに設けられてよい。スチーム生成器15の本体は、接触フランジ22を除く殆ど全ての地点で、アイロン掛けプレート13から分離され、それにより、実質的に懸架された熱質量構成(thermal mass configuration)である。具体的には、スチーム生成器15の本体部分15aの中央部分に亘って、スチーム生成器15とアイロン掛けプレート13との間に空気間隙24が設けられる。スチーム生成器15の本体部分15aからの熱は、接触フランジ22を通じた伝導によってアイロン掛けプレート13に主として移転され、小さい割合のみが、接触フランジ22以外の領域内の空気間隙24に亘る放射又は伝導/対流によって、アイロン掛けプレート13に移転される。即ち、スチーム生成器15とアイロン掛けプレート13との間の主要な熱結合は、接触フランジ22である。アイロン掛けプレート13のスチーム孔14は、空気間隙24と流体連通し、使用中、スチーム生成器15は、空気間隙24内にスチームをもたらし、次に、スチームは、スチーム孔14を通じてスチームアイロン10から放出される。
図2の断面図から、特に図3の断面図から、スチーム生成器15の縁の周りの接触フランジ22は狭く、狭い接触脚25を備え、スチーム生成器15は、接触脚25で、寸法「d」によって示されるように、アイロン掛けプレート13と接触するのを見ることができる。接触フランジ22は、スチーム生成器15の本体部分15aとアイロン掛けプレート13との間に比較的長く狭い熱経路も提供する。この熱経路は、スチーム生成器15の本体部分15aから水平に延びる第1のフィン26と、第1のフィン26から垂直に延びる第2のフィン27と、第2のフィン27の遠隔端に位置する接触脚25とを含む。この構成は、スチーム生成器15の主要熱質量体(main thermal mass)、即ち、本体部分15aと、接触脚25との間に、空気空間28をもたらす。接触フランジ22は、スチーム生成器15の本体部分15aの水平に隣接する部分から離間する、垂直部分、即ち、第2のフィン27を含む。それにより、第1及び第2のフィン26,27は、スチーム生成器15の主要熱質量体、即ち、加熱要素16とスチーム生成器15の材料質量(material mass)の大部分とを含む、本体部分15aと、アイロン掛けプレート13との間に、制限された熱経路をもたらす。この構成は、接触フランジ22を介したスチーム生成器15の本体部分15aとアイロン掛けプレート13との間の熱経路が間接的であるような構成、即ち、熱経路は非線形であり、移転される熱が「グーズネック」型(“goose-neck” type)の形状における接触フランジ22を通じる角度付けられた経路に従うことを必要とするような構成である。非線形の熱経路は180°以外の角度で第2の熱経路コンポーネントに接合される第1の熱経路コンポーネントを含む熱経路を指すことがある。第1の熱経路コンポーネント及び/又は第2の熱経路コンポーネントは、例えば、直線であってよく、湾曲してよく、或いは角度付けられてよい。この制約された熱経路構造は、スチーム生成器15の本体部分15aの温度におけるあらゆる大きな変動がアイロン掛けプレート13の温度における大きな変動を引き起こすのを防止するように作用し、それにより、熱「ダンパ」(thermal “damper”)として作用し、アイロン掛けプレート13の温度がより一定なままであるのを可能にする。
図2及び図3は、接触フランジ22がその上に位置するアイロン掛けプレート13の凹部23が、接触フランジ22よりも広いことも例示しており、寸法「d」よりも広い図2に示す寸法「r」によって指し示している。また、アイロン掛けプレート13は、凹部23とアイロン掛けプレート13のベース面30との間に比較的大きな材料質量を有する、大きな熱分散領域29を含む。アイロン掛けプレート13は、アイロン掛けプレート13の幅の残部に亘るよりも、熱分散領域29の領域内でより厚い。よって、スチーム生成器15がアイロン掛けプレート13と接触する地点は、アイロン掛けプレート13の反対側の残部の大部分がアイロン掛けプレート13から離間するよりも、アイロン掛けプレート13のアイロン掛け面30から更に離間する。大きな熱分散領域29は、スチーム生成器15からの熱が、図3に矢印「a」で示すように、接触フランジ22を介してアイロン掛けプレート13の表面領域に亘って均一に消散し、且つスチーム生成器15の接触フランジ22の接触脚25に近接するアイロン掛けプレート13の表面に局所化される「ホットスポット」を回避するのを可能にするように、作用する。また、接触フランジ22がその上に位置する凹部23の幅「r」が接触脚25/接触フランジ22の幅「d」よりも大きいことは、スチーム生成器15から移転される熱が、接触フランジ22/接触脚25から素早く且つ直ちに奪われ、アイロン掛けプレート13に亘る均一な熱分散を強化することを意味する。
比較のために、既知のスチームアイロン100の構成が図4及び図5に示されており、アイロン掛けプレート113に連結されたスチーム生成器115を含む。スチーム生成器15のベースは、アイロン掛けプレート13の上に直接的に位置する接触脚125を含む。接触脚125は、スチーム生成器115の主要熱質量体と接触脚125との間に実質的に制約されない直接的な熱経路があるよう、スチーム生成器15の主要温度質量体と緊密に形成されることを、見ることができる。更に、接触脚125は、図5に幅「D」によって示すように、比較的広い。加えて、接触脚125がアイロン掛けプレート113と接触する地点は、アイロン掛けプレート113の幅の大部分と実質的に同じ厚さを有する。従って、接触脚125の周りには、本発明のスチームアイロン10におけるように熱分散領域として作用する、増大した材料の厚み又は質量の領域がない。よって、熱はスチーム生成器115からアイロン掛けプレート113に直ちに移転され、局所化されたホットスポット101が、スチーム生成器115の接触脚125の位置に対応するアイロン掛けプレート113の表面130に創り出される。また、スチーム生成器115からアイロン掛けプレート113への実質的に制約されない熱経路は、スチーム生成器115の大きな温度変動がアイロン掛けプレート113に素早く且つ有意に影響を及ぼし、アイロン掛けプレート113において対応する大きな温度変動を引き起こすことを意味する。
スチーム生成器温度変動及び局所的ホットスポットの影響の既知のスチームアイロン100構成と本発明のスチームアイロン10との間の上述の相違は、スチーム生成器15,115及びアイロン掛けプレート13,113の相対的な熱質量によっても影響を及ぼされる。ここで、「熱質量」(“thermal mass”)とは、スチームアイロンの動作中に温度変化に晒されるコンポーネントを形成する材料の質量を意味する。即ち、既知のスチームアイロン100は、アイロン掛けプレート113の熱質量よりも有意に大きな熱質量を備えるスチーム生成器115を含む。アイロン掛けプレートの熱質量に対するスチーム生成器の熱質量の比率は、典型的には、約2.5:1〜3:1である。これはスチーム生成器における温度変化がアイロン掛けプレート113の温度に素早く且つ有意に影響を及ぼすことを意味する。しかしながら、本発明のスチームアイロン10において、スチーム生成器15及びアイロン掛けプレート13は、アイロン掛けプレートの熱質量に対するスチーム生成器の熱質量の比率が、約1:1〜1.5:1であるように構成される。これはアイロン掛けプレート13(受動的な熱質量)の温度に影響を及ぼすスチーム生成器15(能動的な熱質量)の温度変動の間の熱「減衰」(thermal “damping”)を更に助け、アイロン掛けプレート13の温度が使用中により安定的なままであることを意味する。また、スチーム生成器15のより低い熱質量は、より少ない熱エネルギがスチーム生成器15内に蓄積されることを意味し、よって、スチームアイロン10が静止的なままにされるとき、アイロン掛けプレート133は、既知のスチームアイロン100における程に加熱させられず、最適な温度範囲に向かう又は最適な温度範囲より上の過剰なアイロン掛けプレートの温度を回避する。
既知のスチームアイロンに対する本発明のスチームアイロン10の構成の利点は、スチーム生成器13から直接的に受け取られる熱からのアイロン掛けプレート13を通じた改良された熱分散が、中間プレートがスチーム生成器(即ち、能動的な熱源)とアイロン掛けプレート(即ち、アイロン掛けされる衣類と接触するようになる部分)との間に提供されるべき必要を回避することである。幾つかの既知のアイロンでは、ホットスポットを回避するために、スチーム生成器とアイロン掛けプレートとの間の熱分散を一様にするのに助けるよう、中間プレートが必要とされる。そのような構成において、熱は、初めに、スチーム生成器の別個の接触地点から、中間プレートを横断して拡散させられ、次に、より均一に分散させられる熱が、アイロン掛けプレートに移転される。中間プレートの必要を回避することは、本発明のスチームアイロンの構成をより単純にし、構成プロセスをより短くし、それにより、製造コスト及び部品コストを減少させる。
本発明のスチームアイロン10では、使用者は、アイロン掛けされる異なる種類の織物の衣類を可能にするために、アイロンの温度を調節する必要がない。アイロンによって生成され且つ放出されるスチームは、衣類皺取り機能の大部分を遂行する。よって、アイロン掛けプレート13を、摂氏145度より下のような比較的一定な温度に維持し得る。それにより、本発明のスチームアイロン10の上述の構成は、スチームアイロン10の使用に拘わらず、比較的一定な温度のアイロン掛けプレート13を可能にするように作用する。それは、以下に説明する理由のために、スチーム生成器15及びアイロン掛けプレート13の温度を調節してアイロン掛けプレート13を最適な温度限界内に維持するために、既知のスチームアイロンにおいて必要とされる複雑な制御アルゴリズムの代わりに、より堅牢な(robust)温度制御システムが用いられるのも可能にする。
本発明の例示的なスチームアイロン10において、スチーム生成器温度は、最適に機能するために、摂氏約165度に設定されてよい。また、アイロン掛けプレート13は、摂氏100〜145度の間の最適な温度に維持されてよいが、アイロン掛けプレート13は、摂氏100度より上に加熱される必要がある。何故ならば、この温度より下では、生成されるスチームの凝結は、スチームアイロン性能にとって有害であり得るからである。従って、スチームアイロンの制御スキームは、摂氏100度のアイロン掛けプレート温度より上で、スチームアクティブ化が可能にされるのを許容するに過ぎない。
「アイロン準備完了時間」(“iron ready time”)は、スチームアイロン10が最初にオンにされるときに、アイロン掛けプレート13及びスチーム生成器15が動作温度に達するのに要する時間である。通常、これはアイロン掛けプレート13及びスチーム生成器15が室温から開始して動作温度に達する時間である。しかしながら、上述のような本発明のスチームアイロン10の構成の故に、従来的な制御スキーム又はアルゴリズムが用いられるとするならば、アイロン準備完了時間は既知のスチームアイロン100よりも長いであろう。従来的なスチームアイロンにおいて、スチーム生成器115は、それがサーミスタによって検出されるような最大温度に達するまで熱くなるよう概ね制御され、次に、その時点で、電力が切断されるので、スチーム生成器115は、それが最小の閾温度に達するまで冷たくなる。通常、冷たいところから開始するとき、温度遅延は特に加熱電力が高いときにより著しいので、初期的な温度オーバーシュートは高く、それは通常の動作におけるよりもずっと高い温度に上昇させられるスチーム生成器をもたらす。最大温度閾値に達するとき、電力は再びオンにされて、スチーム生成器115をより低い最大温度まで加熱し、その時点で、電力は再び切断され、スチーム生成器115は、それが更に減少させられた最大閾温度に達するまで加熱される。電力が再び切断され、スチーム生成器115は、それが最小閾温度に達するまで冷え、その時点で、電力が再び供給される。スチーム生成器115が同じ最小閾温度に達する毎に、スチーム生成器115は再びオンにされて、このサイクルは繰り返され、最大閾温度を減少させることは、スチーム生成器115を最適な動作温度の周りに落ち着かせることを目標とする。
図6は、既知のスチームアイロン100からの従来的な制御アルゴリズムを用いて作動させられた、本発明のスチームアイロンに従って構成されたスチームアイロン10上の地点で取られた、初期加熱プロセス中の様々な温度読取りのグラフを示している。線(i)は、スチーム生成器15の温度を表すサーミスタ20の読取りを表している。線(ii)は、温度ヒューズでの温度である。線(iii)乃至(xii)は、アイロン掛けプレート13がスチーム生成器15によって受動的に加熱されるときの、アイロン掛けプレート13の表面に亘る様々な地点での温度読取りを表している。そのようなアイロン掛けプレート温度読取りは、任意的に、アイロン掛けプレート内の又は上のサーミスタ21によって検出されてよい。スチームアイロン10がオンにされるとき、スチーム生成器15は、摂氏約30度から、摂氏約225度として示される第1の最大の温度閾値まで熱くなる。次に、電力が切断され、スチーム生成器15は、それがその最小の温度閾値に達するまで冷え、最小の温度閾値が摂氏約165度であることを図6から見ることができる。次に、スチーム生成器15は、再び給電され、より低い閾温度まで冷える前に、摂氏約190度のより低い最大の閾温度まで熱くなる。このサイクル中、アイロン掛けプレート13の温度は、それが摂氏100度のその最小の動作温度に達するまで、着実に増大する。図6に示すプロセスにおいて、これは、全てのアイロン掛けプレート温度プロット線がグラフの摂氏100度線より上を通る地点で、x軸と交差する垂直破線によって示されるような、ほぼ140秒の、2分を優に上回る、アイロン準備完了時間を要する。
従来的な制御アルゴリズムを用いるときよりも有意に素早いアイロン準備完了時間を成すために、実施態様は、本発明のスチームアイロン10を作動させるための制御スキーム又はアルゴリズムを含んでよい。図7は、図6に示すグラフと類似するグラフを示しており、本発明のスチームアイロンに従って構成されたスチームアイロン10上の地点で取られた、初期的な加熱プロセス中の様々な温度読取りを示している。しかしながら、図7のグラフは、本発明の制御アルゴリズムを用いて作動させられたスチームアイロン10を示している。線(i)は、スチーム生成器15の温度を表すサーミスタ20の読取りを表している。線(ii)は、温度ヒューズでの温度である。線(iii)乃至(xv)は、アイロン掛けプレート13がスチーム生成器15によって受動的に加熱されるときの、アイロン掛けプレート13の表面に亘る様々な地点での温度の読取りを表している。
様々な実施態様に従った制御アルゴリズムは、スチーム生成器15が制御されて減少させられた温度レベルの辺りに留まる前に、スチームアイロン10の初期的なスイッチオンの後に、第1の1つ又はそれよりも多くのサイクルに亘って、スチーム生成器15をより高い温度まで加熱することを含んでよい。これは、制御アルゴリズムのもっと後の動作サイクルの間よりも、スチーム生成器15の初期的な加熱サイクルの間に、より高い最小の温度閾値を有することによって、達成される。図7を参照すると、スチーム生成器15は、初期的に、摂氏約220度の最大の温度閾値まで加熱され、その時点で、加熱は停止させられ、スチーム生成器15は冷え始める。しかしながら、初期的な最小の温度閾値は、比較的高い摂氏約190度に設定されており、その時点で、スチーム生成器15は再び給電される。図7のグラフによって表される例示的な制御アルゴリズムにおいて、最大の温度閾値は、第2のサイクルに亘って同じままであり、よって、スチーム生成器15は、スチーム生成器15への電力が再び停止される前に、摂氏約220度まで再び熱くなる。スチーム生成器15が初期的な最小の温度閾値まで冷えるときまでに、アイロン掛けプレート13は、摂氏100度の最小の動作温度に既に達している。図7に示すプロセスでは、全てのアイロン掛けプレート温度プロット線がグラフの摂氏100度線より上を通る地点で、x軸と交差する垂直破線によって示すように、これは、従来的な制御アルゴリズムが用いられる場合よりも約30秒素早い、約100秒を要する。従って、スチーム生成器15を始動中に初期的な1つ又はそれよりも多くの加熱サイクルに亘って高温に維持することは、アイロン掛けプレート13へのより素早い熱移転を保証し、よって、より素早いアイロン準備完了時間を保証する。アイロン掛けプレート13がひとたび最小の動作温度に達すると、制御アルゴリズムは、減少させられた最小の温度閾値を用い、最大の温度閾値も、スチーム生成器15が次に最適な動作温度の周りに維持されるように、相応して減少させられてよい。そのような最適な動作温度は、摂氏約165度であってよい。
上述の例示的な制御スキームは、スチーム生成器15が、スチームアイロン10の初期的な加熱後の第1の2つの加熱サイクルに亘って、高められた最大の温度閾値まで熱くなるのを可能にする。しかしながら、様々な実施態様に従った制御スキームは、この数の初期的な加熱サイクルに限定されることを意図せず、高められる最大の温度閾値は、本発明の範囲内で1つの又は2つよりも多くのサイクルであってよい。同様に、スチームアイロン10の初期的な加熱中の初期的に高められる最小の温度閾値は、本発明の範囲内で1つよりも多くの加熱サイクル8に亘って存在してよい。更に、アイロン掛けプレート13の温度が、摂氏100度であってよい或いは本発明の範囲内の他の温度値であってよい所定の最小の動作温度にひとたび達すると、スチームアイロン10の制御ユニット18は、初期的な加熱サイクルの初期的な最大及び/又は最小の温度閾値を減少させるように構成されるだけでよい。
様々な実施態様に従った制御スキームは、上述の例示的な実施態様に与えられる特定の温度値に限定されることを意図せず、他の動作温度範囲及び閾値が本発明の範囲内に包含されることを意図する。1つの例示的な実施態様において、初期的な(複数の)加熱サイクル中、スチーム生成器15は、摂氏約200度に、例えば、摂氏200度の両側の3〜10度内に留まるように、制御されてよい。
様々な実施態様に従った制御スキームは、スチーム生成器15の温度がより低い閾値より下に落ちることが検出されるならば、スチーム生成器15のためのより低い動作温度設定に戻る前に、1つ又はそれよりも多くのサイクルに亘って、スチーム生成器15の増大された加熱サイクルを、高められた加熱温度にもたらす、更なる機能を任意的に含んでよい。例えば、スチームアイロン10がオフにされて、引き続き、再始動され、そして、オフ期間において、スチーム生成器15が(第1の)所定の温度より下に落ちるならば、制御アルゴリズムをアクティブ化させて、スチーム生成器15が加熱サイクル中にオフにされる温度を、高められた(第2の)所定の温度に設定してよい。スチーム生成器15は、所定の数のサイクルに亘って、或いはアイロン掛けプレートが閾温度に達するまで、或いは設定される時間期間に亘って、この高められた(第2の)所定の温度まで、加熱され続けてよい。引き続き、制御アルゴリズムは、スチーム生成器15が加熱サイクル中にオフにされて、スチームアイロン10の引き続きの動作に亘って減少させられた(第3の)所定の温度になる、温度を設定してよい。そのようなアルゴリズムにおいて、第3の所定の温度は、第2の所定の温度よりも低いが、第1の所定の温度よりも高い。一例として、第1の所定の温度は、摂氏80度であってよい。一層更には、第2の所定の温度は、摂氏約200度であってよく、且つ/或いは、第3の所定の温度は、摂氏約165度であってよい。
本発明のスチームアイロン10の例示的な実施態様において、接触脚寸法「d」は、約1〜2mmであってよい。また、接触フランジ22の第1の及び/又は第2のフィン26,27の厚さは、約1〜2mmであってよい。しかしながら、本発明はこれらの寸法に限定されることを意図せず、他の寸法が本発明の範囲内に入ることを意図する。
本発明のスチームアイロン10の全体的な制御システムが、図8に概略的に示されている。コントローラ18は、プロセッサ31と、メモリユニット32とを含む。メモリユニット32は、スチーム生成器15についての様々な閾値並びにアイロン掛けプレート13及び/又はスチーム生成器15についての最適な動作温度のような、スチームアイロン10の動作を制御するための、多数の制御パラメータを格納してよい。コントローラ18は、スチーム生成器15の温度に関する信号を受信するよう、スチーム生成器15のサーミスタ20に接続される。任意的に、コントローラ18は、アイロン掛けプレート13の温度に関する信号を受信してよい。コントローラは、スチームアイロン10の位置又は状態(即ち、使用中であるか否か)に依存する信号を受信するよう、スチームアイロン10の本体内の運動/位置センサ19にも接続される。コントローラ18は、上述の制御スキームに従って加熱要素16の動作を制御し得るために、スチーム生成器15の加熱要素16に接続される。
スチーム生成器15の熱変動と受動的に加熱されるアイロン掛けプレート13との間に「減衰」(“damping”)を伴う、本発明のスチームアイロン10は、水貯槽からスチーム生成器15への安定性のより少ない水投与速度により耐える。即ち、多量の水がスチーム生成器15に供給されるならば、多量のスチームが生成され、スチーム生成器15の本体は有意に冷える。しかしながら、スチーム生成器15の主要熱質量は、既知のスチームアイロン100におけるよりも低く、よって、スチーム生成器15は、設定される動作温度に従って、より素早く加熱され得る。また、スチーム生成器15とアイロン掛けプレート13との間の制約された熱経路は、スチーム生成器15の一時的に下げられた温度が、アイロン掛けプレート13においてそのような温度降下を引き起こさないことを意味する。スチーム生成器の質量を減少させることによって、スチーム生成器15の加熱要素16の電源オン時間は、所定の温度に達するよう、減少させられる。また、より少ない熱がスチーム生成器15内に貯蔵される。アイロン掛けプレート13の相対質量を増大させることによっても、アイロン掛けプレート13に移転される熱エネルギは、アイロン掛けプレート13のより低い温度増大をもたらす。
本発明のスチームアイロン10は、スチームアイロン10の本体11内に一体的な水貯槽を有するものとして記載されているが、本発明は、そのような構成に限定されることを意図せず、遠隔的な水貯槽を有するスチームアイロンの実施態様も包含することを意図する。そのようなスチームアイロン(図示せず)は、静止的なベース部分に含められる別個の貯槽から水ホースを介して水を供給される、アイロンの本体内のスチーム生成器を含んでよい。水移転機構は、スチームアイロンの本体内の或いはベース部分内の電気ポンプを含んでよい。使用中、ベースは固定されたままであり、スチームアイロン部分のみが使用者によって衣類に亘って移動させられる。そのような代替的な実施態様はより複雑な構造を有し、より多くの空間を占めるが、それはスチームアイロンの使用者移動可能な部分がより軽く且つ操作がより容易であるという利点を有する。何故ならば、それは水貯槽の重量を含まないからである。
本発明のスチームアイロン10は、アイロン掛けプレート13に1つのサーミスタ21を有するものとして記載されているが、本発明はこの数に限定されず、アイロン掛けプレート13は、アイロン掛けプレート13上の異なる地点で温度を検出するよう、コントローラ18に接続される複数のサーミスタ21を含んでよい。
本発明の例示的なスチームアイロン10は、実質的に水平な第1のフィン26と実質的に垂直な第2のフィン27とを含む接触フランジ22を含むが、本発明はこの構成に限定されることを意図しない。具体的には、第2のフィン27は、垂直に対してある角度で第1のフィン26から下向きに延びてよい。一層更には、本発明は、図示し且つ記載するフィン26,27のような2つの別個のフランジ部分の間の角度付き構成を含む接触フランジ22に限定されることを意図しない。本発明の範囲内の代替的な実施態様において、接触フランジは、連続的な湾曲形状又は湾曲形状に移行する直線区画を含んでよいが、スチーム生成器15とアイロン掛けプレート13との間の熱制約を依然としてもたらす。
図示するスチームアイロン10の例示的な実施態様において、スチーム生成器15の本体部分15aは、スチーム生成器15の質量の大部分を含み、スチーム生成器15の総質量のより一層小さい割合を占めるスチーム生成器15の周辺フランジ22を備える。例示的な実施態様において、スチーム生成器の本体部分15aの質量は、スチーム生成器15の総質量の75%〜95%の間を含んでよく、スチーム生成器15の総質量の85%よりも大きくてよく、一層更には、スチーム生成器15の総質量の90%よりも大きくてよい。
図示し且つ記載する本発明のスチームアイロン10のアイロン掛けプレート13は、アイロン掛けプレート13の幅の残部に亘ってよりも、熱分散領域29の領域においてより厚い。この形状はアイロン掛けプレート13に亘る接触フランジ22からの最適な熱移転をもたらす。また、接触フランジ22がその上に位置するアイロン掛けプレート13の凹部23は、寸法「d」よりも広い図2に示される寸法「r」によって指し示される、接触フランジ22よりも広いものとして、図示され且つ記載されている。有利には、寸法「r」は、寸法「d」よりも少なくとも1mm大きい。具体的には、正確な幅「r」及び「d」はスチームアイロン10の長さ及び断面に亘って異なることがあるので、アイロン掛けプレート13の全体に対する凹部23の平均的な幅「r」は、好ましくは、スチーム生成器接触フランジ22の全体に亘る平均的な幅「d」よりも1mm大きい。
「含む」という用語は他の要素又はステップを排除せず、単数形は複数形を排除しないことが理解されるであろう。単一のプロセッサが、請求項中で引用される幾つかの品目の機能を充足してよい。特定の手段が相互に異なる従属項において引用されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを有利に用い得ないことを示さない。請求項中の如何なる参照符号も、請求項の範囲を限定するものとして解釈されてならない。
請求項はこの出願において構成の特定の組み合わせにおいて表されているが、本発明の開示の範囲は、それがいずれかの請求項において現在請求されている同じ発明に関係しようがしまいが並びにそれが親発明と同じ技術的課題の一部又は全部を軽減しようがしまいが、明示的であれ黙示的であれ本明細書中に開示されるあらゆる新規な構成若しくは構成のあらゆる新規な組み合わせ又はそれらのあらゆる一般化を含むことも理解されなければならない。これによって、本出願人は、本出願の又は本出願に由来するいずれかの更なる出願の審査中に、新しい請求項がそのような構成及び/又は構成の組み合わせに対して定められることがあることを予告する。

Claims (14)

  1. 本体部分と、該本体部分と一体的に形成され且つ該本体部分から離間させられるフランジとを含む、スチーム生成器であって、前記本体部分は、スチーム生成器を加熱する電気加熱要素を含む、スチーム生成器と、
    熱結合を介して前記スチーム生成器に連結され、且つ、前記熱結合を介した前記スチーム生成器からの熱の伝導によって受動的に加熱されるように構成される、アイロン掛けプレートとを含み、
    前記フランジは、前記スチーム生成器の前記本体部分を、前記フランジを通じる間接的な熱経路を介して、前記アイロン掛けプレートに熱的に結合させるために、前記アイロン掛けプレートと一体的に形成される熱分散領域と接触し、該熱分散領域は、前記アイロン掛けプレートのアイロン掛け面に亘って均一に熱を消散させるように構成され、前記フランジ及び前記熱分散領域は、前記スチーム生成器の前記本体部分を前記アイロン掛けプレートから離間させて、前記スチーム生成器の前記本体部分と前記アイロン掛けプレートとの間に空気間隙を形成するように、並びに、前記スチーム生成器の前記本体部分から前記アイロン掛けプレートへの前記熱の伝導を制限するように構成され
    前記アイロン掛けプレートの前記熱分散領域は、前記アイロン掛けプレートを通じて前記フランジから伝導される熱の熱分散を強化するために、前記フランジが前記アイロン掛けプレートと接触する領域において増大される厚さの領域を含む
    スチームアイロン。
  2. 前記フランジは、前記スチーム生成器の前記本体部分から第1の方向に延びる第1の部分と、前記スチーム生成器の前記本体部分と前記フランジの第2の部分との間に間隙が定められるよう、前記第1の部分から延びる前記第2の部分とを含む、請求項1に記載のスチームアイロン。
  3. 前記フランジは、1〜3mmの厚さである、請求項1又は2に記載のスチームアイロン。
  4. 前記フランジと前記アイロン掛けプレートとの間の接触地点での前記フランジの幅は、接触領域の少なくとも50%に亘って、1〜3mmの間である、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のスチームアイロン。
  5. 前記スチーム生成器は、前記フランジによって前記アイロン掛けプレートに主に連結され、前記スチーム生成器の残部は、前記スチーム生成器の隣接する表面の少なくとも75%に亘って、前記アイロン掛けプレートから離間させられる、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のスチームアイロン。
  6. 前記アイロン掛けプレートの質量に対する前記スチーム生成器の質量の比率は、1:1〜1.5:1の間である、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載のスチームアイロン。
  7. 当該スチームアイロンの動作を制御するコントローラを更に含み、該コントローラは、当該スチームアイロンの初期的な加熱後に第1の加熱動作を行い且つ当該スチームアイロンの引き続きの動作中に第2の加熱動作を行うように、構成され、前記第1の加熱動作は、前記スチーム生成器を、前記第2の加熱動作でよりも高い温度範囲まで加熱することを含む、請求項1乃至のうちのいずれか1項に記載のスチームアイロン。
  8. 前記第1の加熱動作は、第1の最小の所定の温度より上に留まるよう、前記スチーム生成器を加熱することを含み、前記第2の加熱動作は、第2の最小の所定の温度より上に留まるよう、前記スチーム生成器を加熱することを含み、前記第1の最小の温度は、前記第2の最小の温度よりも高い、請求項に記載のスチームアイロン。
  9. 前記第2の加熱動作の間、前記スチーム生成器は、摂氏140〜200度の間に維持される、請求項又はに記載のスチームアイロン。
  10. 前記コントローラは、前記アイロン掛けプレートが所定の最小の動作温度に達するまで、前記第1の加熱動作を行うように構成される、請求項乃至のうちのいずれか1項に記載のスチームアイロン。
  11. 前記最小の動作温度は、摂氏100度である、請求項10に記載のスチームアイロン。
  12. 前記コントローラは、前記アイロン掛けプレートの温度が摂氏100度〜摂氏145度の間に維持されるよう、前記スチーム生成器の温度を制御するように構成される、請求項乃至11のうちのいずれか1項に記載のスチームアイロン。
  13. 前記コントローラに接続される運動センサ及び向きセンサの少なくとも1つを更に含み、前記コントローラは、前記少なくとも1つのセンサによって検出されるような、アイロン掛け方向、速度、及びアイロン向きのうちの少なくとも1つのパラメータに依存して、前記スチーム生成器の加熱を制御するように構成される、請求項乃至12のうちのいずれか1項に記載のスチームアイロン。
  14. 前記コントローラは、前記スチーム生成器の温度が、第1の所定の値よりも下に落ちるならば、前記コントローラが、当該スチームアイロンの初期的な加熱サイクルに亘るスチーム生成器ヒータスイッチオフ値を、第2の所定の値に設定するように、前記スチーム生成器の動作を制御するように構成されるのに対し、引き続きのアイロン掛け動作中、前記スチーム生成器は、第3の所定の温度値で作動させられ、該第3の所定の温度値は、前記第1の所定の温度値よりも高く、前記第2の所定の温度値よりも低い、請求項乃至13のうちのいずれか1項に記載のスチームアイロン。
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