JP6269248B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器に関する。
過去に「食材切断機能のみならず加熱機能をも有する調理器」が提案されている(例えば、特開平4−040910号公報等参照)。
特開平4−040910号公報
ところで、このような調理器では、通常、金属製の調理容器が採用されており、使用者がその調理容器を素手でテーブル等に運べるようにその調理容器に樹脂製の取っ手が取り付けられている。しかし、かかる場合であっても、金属製の調理容器の大部分がむき出しになっており、使用者が火傷をするおそれがある。
本発明の課題は、使用者が火傷をするおそれを低減させる加熱調理器を提供することである。
本発明の一局面に係る加熱調理器は、本体、調理容器、加熱部および容器カバーを備える。調理容器は、側壁部およびリブ部を有する。リブ部は、側壁部の外周面から外側に向かって突起すると共に側壁部の周方向に沿って設けられる。加熱部は、本体に収容されている。そして、この加熱部は、調理容器を加熱する。なお、ここで、加熱部は、抵抗加熱部であってもよいし誘導加熱部であってもよい。容器カバーは、樹脂製であって、調理容器の少なくとも側壁部の側面を覆う。また、この容器カバーは、リブ部を有する。リブ部は、側壁部の内周面から内側に向かって突起する。さらに、容器カバーのリブ部は、調理容器に容器カバーが装着された状態で、調理容器のリブ部よりも上側に位置するように設計されている。そして、この容器カバーは、調理容器に着脱自在に装着されると共に、本体に着脱自在に装着される。なお、容器カバーの上側から容器カバーの内孔に調理容器を調理容器の底側から挿入していった際において、調理容器のリブ部が容器カバーのリブ部を乗り越えて容器カバーのリブ部の下側に位置したときに調理容器に対して容器カバーが装着される。なお、調理容器のリブおよび容器カバーのリブ部は一つのみ設けられてもよいし、複数設けられてもよい。
この加熱調理器では、樹脂製の容器カバー調理容器の少なくとも側面を覆う。このため、この加熱調理器では、使用者が火傷をするおそれを低減させることができる。また、加熱調理器では、容器カバーが調理容器に着脱自在に装着されると共に本体に着脱自在に装着される。このため、この加熱調理器では、調理容器および容器カバーが洗浄しやすくなる。
上述の加熱調理器において、調理容器はフランジ部を有するのが好ましい。そして、フランジ部が容器カバーの上端側部分で当接したときに容器カバーが調理容器に装着されるのが好ましい。加熱調理器をこのように構成することにより、加熱部が調理容器の底壁から調理容器を加熱する場合、調理容器から容器カバーへの熱の伝達を遅らすことができ、容器カバーの加熱を抑制することができるからである。
上述の加熱調理器において、容器カバーが調理容器に装着されたとき、調理容器の外側面と容器カバーの内側面との間に第1隙間が形成されるのが好ましい。加熱調理器をこのように構成することにより、第1隙間が保温空間として機能し、調理容器内の調理物を良好に保温することができるからである。加熱調理器をこのように構成することにより、保温を実現することができるからである。
上述の加熱調理器において、本体は加熱テーブルを有するのが好ましい。また、加熱部は、誘導加熱部であることが好ましい。この誘導加熱部は、加熱テーブルに収容されるのが好ましい。そして、容器カバーは、調理容器および本体に装着された状態において加熱テーブルと調理容器の底壁との間に第2隙間が生じるように形成されるのが好ましい。このようにすれば、調理容器の加熱よって加熱テーブルや誘導加熱部が劣化するのを抑制することができるからである。また、この加熱調理器が回転刃式加熱調理である場合、この第2隙間によって本体の振動が吸収されて調理容器に伝達するのを抑制することができる。
上述の加熱調理器において、加熱テーブルは、側壁に切欠部を有するのが好ましい。また、容器カバーは、調理容器の底壁の下面よりも低い位置まで延びているのが好ましい。さらに、この容器カバーは、爪部を有するのが好ましい。爪部は、容器カバーの下端部の内周面から内側に向かって突起する。そして、容器カバーは、爪部が切欠部に嵌め込まれることによって本体に取り付けられる。加熱調理器をこのように構成することにより、本体から容器カバー付き調理容器を取り外して、その容器カバー付き調理容器をそのまま食卓テーブル等に置いても、調理容器が食卓テーブルに直接接触せず、食卓テーブルを傷めにくくすることができるからである。
上述の加熱調理器は、シャフトおよび回転動力源をさらに備えるのが好ましい。回転動力源は、シャフトを軸回りに回転駆動させる。また、加熱テーブルの側壁に形成される切欠部は、上面開口部分および横溝部分から形成されるのが好ましい。上面開口部分は、加熱テーブルの上面に開口する。横溝部分は、上面開口部分に連通すると共に片側が閉塞されている。そして、容器カバーは、爪部が上面開口部分に差し込まれた後、横溝部分に沿って閉塞側に回転されることによって本体に取り付けられる。なお、この際、横溝部分の閉塞側に向かう方向は、シャフトの回転方向と一致する。
本発明の実施の形態に係るフードプロセッサの外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係るフードプロセッサの分解斜視図である。なお、本図において、調理羽根は省略されている。 本発明の実施の形態に係るフードプロセッサの平面図である。 図3のA−A縦断面図である。
<本発明の実施の形態に係るフードプロセッサの構成>
本発明の実施の形態に係るフードプロセッサ100は、図1から図4に示されるように、主に、本体110、調理羽根150(図4参照)、ワークボウル160、蓋体170、電源コード181(図3参照)および電源プラグ182から構成されている。以下、これらの構成部品についてそれぞれ詳述する。
1.本体
本体110は、図3から図5に示されるように、主に、外装体111、操作パネル131、モータ132、回転シャフト133、軸受機構135(142)、ベルト伝達機構134、ワークコイル137および電装品ユニット136から構成される。以下、これらの構成部品について詳述する。
(1)外装体
外装体111は、樹脂成形体であって、図1〜図4に示されるように、主に、第1筐体部112、第2筐体部113および加熱テーブル114から構成されている。以下、これらの構成について詳述する。
第1筐体部112は、樹脂成形体であって、図1〜図4に示されるように、平面視において略三日月形状を呈する有底の筒状体であり、内部に収容空間SP1を有する。この収容空間SP1には、図4に示されるように、主に、モータ132およびモータ側プーリ134b等が収容されている。
第2筐体部113は、樹脂成形体であって、図1〜図4に示されるように、平面視において略円形状を呈する有底の形状であり、内部に収容空間SP2を有する。この第2筐体部113は、図1〜図4に示されるように、第1筐体部112の下部と接合されている。なお、本実施の形態において、収容空間SP2は、第1筐体部112の収容空間SP1と連通しており、一つの収容空間を形成している。また、この収容空間SP2には、図4に示されるように、主に、電装品ユニット136、下側ボールベアリング142、シャフト側プーリ134a等が収容されている。
加熱テーブル114は、樹脂成形体であって、図2および図4に示されるように、主に、大径円筒部114A、小径円筒部114B、開口部114Cから構成されている。大径円筒部114Aは、有蓋の円筒体であって、図2に示されるように、第2筐体部113の上側の開口を覆うように配設されている。そして、この大径円筒部114Aには、図4に示されるようにワークコイル137が収容されている。なお、この大径円筒部114Aには、図2および図4に示されるように、平面視において略中央付近にD字状の浅い窪みを有する。また、この大径円筒部114Aの側壁には、図2に示されるように、後述する容器カバー166を取り付けるための切欠部114bが3つ形成されている。なお、この切欠部114bは、大径円筒部114Aの上面に開口する部分(以下「上面開口部分」という)と横溝部分から形成されている。横溝部分の片側は上面開口部分に連通しており、横溝部分のもう片側は閉塞されている。なお、容器カバー166をこの加熱テーブル114に装着する場合、容器カバー166の下端部内周面に形成されている爪部166c(図4参照)を、上面開口部分に差し込んだ後、容器カバー166を横溝部分の閉塞側に向かう方向に回転させる。なお、上面開口部分から横溝部分の閉塞側に向かう方向は、回転シャフト133の回転方向と一致している。このため、容器カバー166は常に横溝部分の閉塞側でその動きが規制されることになり、回転シャフト133の回転につられて容器カバー166が回転し出すようなことはない。小径円筒部114Bは、大径円筒部114Aよりも小径の円筒体であって、図2および図4に示されるように、大径円筒部114Aの中央部から上方および下方に向かって延びている。そして、この小径円筒部114Bには、図4に示されるように軸受機構135および回転シャフト133の一部が収容されている。なお、本実施の形態において、小径円筒部114Bの中心軸は、大径円筒部114Aの中心軸と一致している。そして、この小径円筒部114Bは、加熱テーブル114に対するワークボウル160の位置決めの役目を担っているのみならず、ワークボウル160から含水料理物等が漏れ出した場合に、その含水料理物を内部に侵入させない役割を担っている。開口部114Cは、温度センサ114aを挿通するための開口を有しており、大径円筒部114AのD字状の窪みの縁付近に配設されている。なお、この温度センサ114aは、出没可能なように、バネ等によって上方に向かって付勢されている。
(2)操作パネル
操作パネル131は、図1〜図4に示されるように、第2筐体部113の正面部に配設されている。この操作パネル131には、運転/停止ボタンや、メニューボタン、時間調節ボタン、温度調節ボタン等、種々の操作ボタンが配置されている。なお、この操作パネル131は、図4に示されるように、電装品ユニット136に組み込まれている。このため、使用者によって操作パネル131の各種操作ボタンが押圧されると、電装品ユニット136は、モータ132やワークコイル137等に対し、その操作ボタンに対応する制御を実行する。
(3)モータ
モータ132は、通常の電動機であって、図4に示されるように、外装体111の第1筐体部112の収容空間SP1の上部に配設されている。このモータ132は、図4に示されるように、回転シャフト132aが下方に向かって延びるように設置されている。
(4)回転シャフト
回転シャフト133は、図4に示されるように、主に、芯部133aおよび調理羽根取付部133bから形成される。芯部133aは、図4に示されるように、第2筐体部113の収容空間SP2から加熱テーブル114の小径円筒部114Bを貫通して上方に延びている。なお、この芯部133aは、図4に示されるように、上側ボールベアリング141および下側ボールベアリング142によって回転自在に軸支されている。調理羽根取付部133bは、芯部133aの上端部の外周を覆うようにして芯部133aの上端部に固定されている。調理羽根取付部133bは、芯部133aの上方に延びている。また、この調理羽根取付部133bには、図2に示されるように、切欠部133cが形成されている。この切欠部133cには、調理羽根150の内側突起部151cが嵌め込まれる。このような嵌込構造によって、調理羽根150が回転シャフト133と共に回転する。
(5)軸受機構
軸受機構135は、図4に示されるように、主に、上側ボールベアリング141、下側ボールベアリング142およびベアリング支持部材143から構成されている。図4に示されるように、上側ボールベアリング141は加熱テーブル114の小径円筒部114Bの上端部に配設され、下側ボールベアリング142は加熱テーブル114の小径円筒部114Bの下端部に配設されている。ベアリング支持部材143は、フェライト製の筒状体であって、上側ボールベアリング141と下側ボールベアリング142の間に配設されており、上側ボールベアリング141および下側ボールベアリング142に結合されている。
(6)ベルト伝達機構
ベルト伝達機構134は、図4に示されるように、主に、シャフト側プーリ134a、モータ側プーリ134bおよびベルト134cから構成されている。シャフト側プーリ134aは、図4に示されるように、回転シャフト133の芯部133aの下端部に取り付けられている。モータ側プーリ134bは、図4に示されるように、モータ132の回転シャフト132aの先端部、すなわち下端部に取り付けられている。ベルト134cは、シャフト側プーリ134aとモータ側プーリ134bとに架け渡されている。このため、モータ132が駆動されると、その回転駆動力は、モータ側プーリ134b、ベルト134cおよびシャフト側プーリ134aを介して回転シャフト133に伝達される。そして、モータ132の回転駆動力が回転シャフト133に伝達されると、回転シャフト133の上部に嵌め込まれる調理羽根150が回転する。
(7)ワークコイル
ワークコイル137は、図4に示されるように、加熱テーブル114の大径円筒部114Aに収容されている。そして、このワークコイル137は、通電されることによって磁束を発生させ、その磁束によって調理容器161(後述)を自己発熱させる。
(8)電装品ユニット
電装品ユニット136は、電源コード181や、温度センサ114a、モータ132、ワークコイル137、操作パネル131の各種操作ボタン等に接続されており、電源制御を行ったり、温度センサ114aから取得される温度情報などに基づいてワークコイル137やモータ132の出力制御を行ったりする。
2.調理羽根
調理羽根150は、図4に示されるように、主に、本体部151および一対の回転刃152から構成される。本体部151は、図4に示されるように、二重筒構造体であって、主に、内筒151aおよび外筒151bから形成されている。内筒151aは、図4に示されるように、内径が回転シャフト133の調理羽根取付部133bの外径とほぼ等しく、回転シャフト133の上部に嵌め込まれる。なお、この内筒151aの外径は、調理容器161(後述)の略中央に設けられる回転シャフト挿通筒161dの内径よりも小さい。すなわち、内筒151aは、ワークボウル160が加熱テーブル114に設置された後に調理羽根150が回転シャフト133に嵌め込まれるとき、回転シャフト挿通筒161dの内側に入り込む(図4参照)。また、この内筒151aには、内周面から内側に向かって突起する内側突起部151cが形成されている。この内側突起部151cは、上述の通り、回転シャフト133の切欠部133cに嵌め込まれる。外筒151bは、図4に示されるように、ワークボウル160が加熱テーブル114に設置され且つ調理羽根150の内筒151aが回転シャフト133の上部に嵌め込まれた状態において、回転シャフト挿通筒161dの外側を覆う。すなわち、外筒151bの内径は、図4に示されるように、回転シャフト挿通筒161dの外径よりも大きい。回転刃152は、図4に示されるように、本体部151の外筒151bの上下方向の下側と、上下方向の中央よりやや下側とにおいて外方に延びるように取り付けられている。なお、この一対の回転刃152は、平面視において、調理羽根150の回転軸を挟んで対向している。
3.ワークボウル
ワークボウル160は、図2および図4に示されるように、主に、調理容器161および容器カバー166から構成されている。なお、本実施の形態において、容器カバー166は、調理容器161に対して着脱自在な構造とされている。以下、調理容器161および容器カバー166ならびに調理容器161に対する容器カバー166の着脱方法について詳述する。
(1)調理容器
調理容器161は、ステンレス等の電磁誘導加熱可能な金属製容器であって、図2および図4に示されるように、主に、側壁部161a、底壁部161b、フランジ部161c、回転シャフト挿通筒161dおよびリブ部161eから形成されている。側壁部161aは、円筒形状を呈している。底壁部161bは、円環板形状を呈している。すなわち、この底壁部161bの中央部には、開口が形成されている。この底壁部161bは、外縁で側壁部161aと接合されている。フランジ部161cは、図2および図4に示されるように、側壁部161aの上端から略水平方向外側に向かって延びている。回転シャフト挿通筒161dは、円筒形状を呈する部材であって、底壁部161bの開口の縁部分に接合されている。調理容器161が本体110の加熱テーブル114に設置されたとき、この回転シャフト挿通筒161dには、回転シャフト133が挿通される。リブ部161eは、図2および図4に示されるように、側壁部161aの外周面から外側に向かって突起している。このリブ部161eは、図2に示されるように、側壁部161aの高さ方向中央よりもやや下側の位置において周方向に沿って一定間隔で複数設けられている。
(2)容器カバー
容器カバー166は、熱伝導性が低い樹脂成形品であって、図2および図4に示されるように、主に、側壁部166a、取っ手166bおよびリブ部166eから形成されている。側壁部166aは、円筒形状を呈している。なお、この側壁部166aの直径は調理容器161の側壁部161aの直径よりも大きくされており、調理容器161に容器カバー166が装着された状態において、調理容器161の側壁部161aの外周面と、容器カバー166の側壁部166aの内周面との間に略円筒状の隙間(以下「円筒隙間」という)Cr1が生じる。また、本実施の形態において、この円筒隙間Cr1は、調理容器161のリブ部161eおよび容器カバー166のリブ部166eによって一定に保たれている。また、この側壁部166aは、図4に示されるように、調理容器161に容器カバー166が装着された状態において調理容器161の底壁部161bの下面よりも更に下方に延びている。また、上述した通り、この容器カバー166の下端部の内周面には内側に突起する爪部166cが形成されている。そして、この爪部166cが加熱テーブル114の切欠部114bに嵌め込まれた状態において、調理容器161の底壁部161bの下面と、加熱テーブル114の上面との間には略円環状の隙間(以下「円環隙間」という)Cr2が生じる。取っ手166bは、図4に示されるように、略「コ」の字状の部材であって、側壁部166aに取り付けられている。リブ部166eは、図4に示されるように、側壁部166aの内周面から内側に向かって突起している。このリブ部166eは、図4に示されるように、側壁部166aの高さ方向中央よりもやや下側の位置において周方向に沿って一定間隔で複数設けられている。また、このリブ部166eは、図4に示されるように、調理容器161に容器カバー166が装着された状態で、調理容器161のリブ部161eよりも僅かに上側に位置するように設計されている。
(3)調理容器に対する容器カバーの着脱方法
先ず、調理容器161に容器カバー166を装着する方法について説明する。
最初に、容器カバー166を蓋装着側が上側を向くようにして台の上に置く。次に、容器カバー166の側壁部166aの内孔に、底壁部側から調理容器161を挿入する。すると、調理容器161のリブ部161eが容器カバー166のリブ部166eの上側部分に当接する。そして、そのまま調理容器161に上から外力をかけていくと、容器カバー166が僅かに変形し、調理容器161のリブ部161eが容器カバー166のリブ部166eを乗り越えて容器カバー166のリブ部166eの下側に位置する。これと同時に、調理容器161のフランジ部161cが容器カバー166の上端側部分に当接する。このようにして、調理容器161に対して容器カバー166が装着される。なお、最初に、調理容器161を底壁部側が上側を向くようにして台の上に置き、容器カバー166を蓋装着側が下側を向くようにして調理容器161に嵌め込んでもかまわない。
次に、調理容器161から容器カバー166を取り外す方法について説明する。
容器カバー付調理容器を開口側が下側を向くようにして台の上に置き、調理容器161の底壁部161bを押圧しがら、容器カバー166を上方に引き上げる。このようにして調理容器161から容器カバー166が取り外される。片手で容器カバー166を固定した状態で、調理容器161を下に押し下げて、調理容器161から容器カバー166を取り外してもよい。
4.蓋体
蓋体170は、図1〜図3に示されるように、主に、蓋部171、取っ手172および蒸気孔173から構成されている。蓋部171は、図1〜図3に示されるように、円盤状の部材である。なお、この蓋部171には、周囲を覆うように円環状のパッキン174が取り付けられている。取っ手172は、図1〜図3に示されるように、平面視において楕円形の突起物であって、蓋部171の中央に取り付けられている。蒸気孔173は、蓋部171を貫通する孔であって、図1〜4に示されるように、蓋部171の外周部分に形成されている。
5.電源コードおよび電源プラグ
電源コード181は、図3に示されるように、第1筐体部112の側面から外方に向かって延びている。電源プラグ182は、図3に示されるように、電源コード181の先端に取り付けられている。
<本発明の実施の形態に係るフードプロセッサの使用方法>
先ず、上述の調理容器に対する容器カバーの装着方法に従って調理容器161に容器カバー166を装着してワークボウル160を形成する。次に、上述の通りにしてワークボウル160を本体110の加熱テーブル114に装着する。なお、このとき、調理容器161の底壁部161bに温度センサ114aが当接し、温度センサ114aを僅かに押し下げる。次いで、ワークボウル160の回転シャフト挿通筒161dに調理羽根150を嵌め込む。続いて、ワークボウル160内に調理素材を投入する。そして、ワークボウル160に蓋体170を装着する。最後に操作パネル131において所望の操作ボタンを押圧して、調理を開始する。調理が開始されると調理羽根150が回転して調理物を切断したり、ワークコイル137による電磁誘導加熱によって調理物を加熱したりする。
<本発明の実施の形態に係るフードプロセッサの特徴>
(1)
本発明の実施の形態に係るフードプロセッサ100では、金属製の調理容器161に樹脂製の容器カバー166が装着される。このため、使用者が、加熱された調理容器161に接触して火傷をするおそれを低減させることができる。
(2)
本発明の実施の形態に係るフードプロセッサ100では、容器カバー166は、調理容器161に対して着脱自在とされている。このため、使用者は、調理容器、容器カバーを洗浄しやすい。
(3)
本発明の実施の形態に係るフードプロセッサ100では、容器カバー166の側壁部166aは、調理容器161に容器カバー166が装着された状態において調理容器161の底壁部161bの下面よりも更に下方に延びている。このため、本体110からワークボウル160すなわち容器カバー付き調理容器を取り外して、その容器カバー付き調理容器をそのまま食卓テーブル等に置いても、調理容器161が食卓テーブルに直接接触せず、食卓テーブルを傷めにくい。
(4)
本発明の実施の形態に係るフードプロセッサ100では、調理容器161のフランジ部161cが容器カバー166の上端側部分で当接することによって容器カバー166が調理容器161に装着される。このため、このフードプロセッサ100では、調理容器161から容器カバー166への熱の伝達を遅らすことができ、容器カバー166の加熱を抑制することができる。
(5)
本発明の実施の形態に係るフードプロセッサ100では、調理容器161に容器カバー166が装着された状態において、調理容器161の側壁部161aの外周面と、容器カバー166の側壁部166aの内周面との間に円筒隙間Cr1が生じる。このため、このフードプロセッサ100では、円筒隙間Cr1が保温空間として機能し、調理容器161内の調理物を良好に保温することができる。
(6)
本発明の実施の形態に係るフードプロセッサ100では、調理容器161および容器カバー166の両方にリブ部161e,166eが設けられ、これらのリブ部161e,166eが、円筒隙間Cr1を一定に保ち均一な保温を実現することができると共に、調理容器161に対して容器カバー166を安定的に装着することができる。
(7)
本発明の実施の形態に係るフードプロセッサ100では、容器カバー166の爪部166cが加熱テーブル114の切欠部114bに嵌め込まれた状態すなわちワークボウル160が加熱テーブル114に装着された状態において、調理容器161の底壁部161bの下面と、加熱テーブル114の上面との間に円環隙間Cr2が生じる。このため、このフードプロセッサ100では、ワークコイル137による調理容器の加熱よって加熱テーブル114やワークコイル137が劣化するのを抑制することができる。また、フードプロセッサ100では、運転中に生じる本体110の振動が円環隙間Cr2によって吸収されて調理容器161に伝達するのを抑制することができる。このため、このフードプロセッサ100は、安定した運転を行うことができる。
(8)
本発明の実施の形態に係るフードプロセッサ100では、半密閉空間である円環隙間Cr2に温度センサ114aが配設されている。このため、このフードプロセッサ100では、温度センサ114aに対する外気の影響が軽減され、温度センサ114aによる温度計測を安定して行うことができる。
<変形例>
(A)
先の実施の形態に係るフードプロセッサ100では加熱方法として誘導加熱方法が採用されたが、電気ヒータ等を利用する抵抗加熱方法が採用されてもよい。ただし、かかる場合、熱効率の観点から、調理容器161の底壁部161bの下面と、加熱テーブル114の上面とを互いに接触させることが好ましい。すなわち、かかる場合、円環隙間Cr2は形成されない。また、かかる場合、容器カバー166は、加熱テーブル114ではなく本体110の他の箇所に嵌め込まれるのが好ましい。また、かかる場合、調理容器161は陶器であってもかまわない。
(B)
先の実施の形態に係るフードプロセッサ100では調理容器161および容器カバー166の両方にリブ部161e,166eが設けられたが、調理容器161および容器カバー166のいずれかにのみリブ部が設けられてもかまわない。
(C)
先の実施の形態に係るフードプロセッサ100では容器カバー166が調理容器161に対して着脱自在とされていたが、調理容器161と容器カバー166が一体化されてもかまわない。
100 フードプロセッサ(加熱調理器)
110 本体
114 加熱テーブル
137 ワークコイル(加熱部,誘導加熱部)
161 調理容器
161b 底壁部(調理容器の底壁)
161c フランジ部
161e リブ
166 容器カバー
166e リブ
Cr1 円筒隙間(第1隙間)
Cr2 円環隙間(第2隙間)

Claims (6)

  1. 本体と、
    側壁部と、前記側壁部の外周面から外側に向かって突起すると共に前記側壁部の周方向に沿って設けられるリブ部とを有する調理容器と、
    前記本体に収容され、前記調理容器を加熱する加熱部と、
    前記調理容器の少なくとも前記側壁部の側面を覆うための筒状の容器カバーであって前記側壁部の内周面から内側に向かって突起するリブ部を有し、前記調理容器に着脱自在に装着されると共に前記本体に着脱自在に装着される樹脂製の容器カバーと
    を備え、
    前記容器カバーの前記リブ部は、前記調理容器に前記容器カバーが装着された状態で、前記調理容器の前記リブ部よりも上側に位置するように設計されており、
    前記容器カバーの上側から前記容器カバーの内孔に前記調理容器を前記調理容器の底側から挿入していった際において、前記調理容器の前記リブ部が前記容器カバーの前記リブ部を乗り越えて前記容器カバーの前記リブ部の下側に位置したときに前記調理容器に対して前記容器カバーが装着される
    加熱調理器。
  2. 前記調理容器は、フランジ部を有し、
    前記フランジ部が前記容器カバーの上端側部分で当接したときに前記容器カバーが前記調理容器に装着される
    請求項に記載の加熱調理器。
  3. 前記容器カバーが前記調理容器に装着されたとき、前記調理容器の外側面と前記容器カバーの内側面との間に第1隙間が形成される
    請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記本体は、加熱テーブルを有し、
    前記加熱部は、誘導加熱部であって、前記加熱テーブルに収容されており、
    前記容器カバーは、前記調理容器および前記本体に装着された状態において前記加熱テーブルと前記調理容器の底壁との間に第2隙間が生じるように形成されている
    請求項1からのいずれかに記載の加熱調理器。
  5. 前記加熱テーブルは、側壁に切欠部を有し、
    前記容器カバーは、前記調理容器の底壁の下面よりも低い位置まで延びており、下端部の内周面から内側に向かって突起する爪部を有し、前記爪部が前記切欠部に嵌め込まれることによって前記本体に取り付けられる
    請求項1から4のいずれかに記載の加熱調理器。
  6. シャフトと、
    前記シャフトを軸回りに回転駆動させる回転動力源と
    をさらに備え、
    前記切欠部は、前記加熱テーブルの上面に開口する上面開口部分と、前記上面開口部分に連通すると共に片側が閉塞された横溝部分とから形成されており、
    前記容器カバーは、前記爪部が前記上面開口部分に差し込まれた後、前記横溝部分に沿って閉塞側に回転されることによって前記本体に取り付けられ、
    前記横溝部分の閉塞側に向かう方向は、前記シャフトの回転方向と一致する
    請求項5に記載の加熱調理器。
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