JP3514987B2 - 穀類用粉取り器とそのアタッチメント及びフードプロセッサ - Google Patents
穀類用粉取り器とそのアタッチメント及びフードプロセッサInfo
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- JP3514987B2 JP3514987B2 JP32799398A JP32799398A JP3514987B2 JP 3514987 B2 JP3514987 B2 JP 3514987B2 JP 32799398 A JP32799398 A JP 32799398A JP 32799398 A JP32799398 A JP 32799398A JP 3514987 B2 JP3514987 B2 JP 3514987B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玄米、白米、麦、
蕎麦等の穀類から糠(胚芽や糠層及びでん粉層のうち米
から剥離したもの、又は、種皮等の混ざった微紛物であ
って、以下同じく「糠」と略称する。)を乾式構造によ
って取り去ることができる家庭用小形精米機等の穀類用
粉取り器とそのアタットメント及びフードプロセッサに
関する。
蕎麦等の穀類から糠(胚芽や糠層及びでん粉層のうち米
から剥離したもの、又は、種皮等の混ざった微紛物であ
って、以下同じく「糠」と略称する。)を乾式構造によ
って取り去ることができる家庭用小形精米機等の穀類用
粉取り器とそのアタットメント及びフードプロセッサに
関する。
【0002】
【従来の技術】精米された白米は、その表面に付着した
糠が時間の経過とともに酸化して、食味を損なうことは
広く知られている。
糠が時間の経過とともに酸化して、食味を損なうことは
広く知られている。
【0003】白米の食味の低下を防止するためには、米
を炊飯して食する直前に玄米を精米して得た白米を用い
て炊飯すればよく、こうした要請に応じることができる
家庭用精米機が実公昭63−13793号公報で知られ
ている。
を炊飯して食する直前に玄米を精米して得た白米を用い
て炊飯すればよく、こうした要請に応じることができる
家庭用精米機が実公昭63−13793号公報で知られ
ている。
【0004】この公報には、盤台の一側に蓋付きの外筒
を載設するとともに、この外筒内に目抜円筒を収容し
て、更に、この目抜円筒内に円錐台型の搗精ロールを収
容し、このロールに盤台の他側に収容したモータの動力
を伝動させ、それによって、搗精ロールと目抜円筒との
間に形成された精白室内の玄米を上下方向に流動させな
がらかき回して、目抜円筒の周壁にのみ設けられた孔で
糠を分離して、この糠を外筒の周壁と目抜円筒との周壁
の間にのみ形成された糠室に収容する家庭用精米機が記
載されている。
を載設するとともに、この外筒内に目抜円筒を収容し
て、更に、この目抜円筒内に円錐台型の搗精ロールを収
容し、このロールに盤台の他側に収容したモータの動力
を伝動させ、それによって、搗精ロールと目抜円筒との
間に形成された精白室内の玄米を上下方向に流動させな
がらかき回して、目抜円筒の周壁にのみ設けられた孔で
糠を分離して、この糠を外筒の周壁と目抜円筒との周壁
の間にのみ形成された糠室に収容する家庭用精米機が記
載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の精米機
は、目抜円筒の周壁の孔を通って分離された糠を収容す
る糠室が、外筒の周壁と目抜円筒との周壁との間で形成
されているため、分離された糠は糠室の下部側に溜めら
れ、やがては目抜円筒との周壁の下部に開けられた孔を
糠室側から塞ぐようになる。そのため、目抜円筒の下部
側での糠の分離ができなくなり易く、しかも、糠室の下
部に溜められた糠がその上側に積もる糠の重量によって
再び目抜円筒の下部の孔を通って精白室内に戻されるこ
ともあるので、糠を十分に取除くのに長時間を要すると
いう問題がある。そして、糠取りが不十分のままで水を
用いて米研ぎを行なうと、その際に水に溶け込む糠の量
が多く、その水を米研ぎ作業中に米が吸って米が糠臭く
なり易い。
は、目抜円筒の周壁の孔を通って分離された糠を収容す
る糠室が、外筒の周壁と目抜円筒との周壁との間で形成
されているため、分離された糠は糠室の下部側に溜めら
れ、やがては目抜円筒との周壁の下部に開けられた孔を
糠室側から塞ぐようになる。そのため、目抜円筒の下部
側での糠の分離ができなくなり易く、しかも、糠室の下
部に溜められた糠がその上側に積もる糠の重量によって
再び目抜円筒の下部の孔を通って精白室内に戻されるこ
ともあるので、糠を十分に取除くのに長時間を要すると
いう問題がある。そして、糠取りが不十分のままで水を
用いて米研ぎを行なうと、その際に水に溶け込む糠の量
が多く、その水を米研ぎ作業中に米が吸って米が糠臭く
なり易い。
【0006】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、穀類から糠を素早く取り去る確実性が高
く、食味の低下を防止する上で有用であって、家庭用と
して好適な穀類用粉取り器及びフードプロセッサを提供
することにある。
1の課題は、穀類から糠を素早く取り去る確実性が高
く、食味の低下を防止する上で有用であって、家庭用と
して好適な穀類用粉取り器及びフードプロセッサを提供
することにある。
【0007】又、本発明が解決しようとする第2の課題
は、既存のフードプロセッサに用いて前記第1の課題を
解決するための穀類の粉取り用アタッチメントを提供す
ることにある。
は、既存のフードプロセッサに用いて前記第1の課題を
解決するための穀類の粉取り用アタッチメントを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
るために、請求項1の発明に係る穀類用粉取り器は、回
転軸を回転させる駆動機構が内蔵された粉取り器本体
と、この粉取り器本体に取付けられかつ上面が開口され
たボトルと、上面開口端側ほど次第に径が大きくなるよ
うに傾斜された円筒形状の容器周壁、及び内部に収容さ
れる穀類の通過を妨げる多数の分離孔を有して前記容器
周壁の下端に設けられた容器底壁を備え、かつ、前記ボ
トル内に出し入れ可能であって前記ボトルのボトル底壁
との間に隙間を設けて前記ボトル内に回り止めして収容
されるふるい容器と、前記ボトル内の中央部に配設され
る回転軸に取付けられてこの回転軸と一緒に前記ふるい
容器内で回転されるかき回し具と、を具備したものであ
る。
るために、請求項1の発明に係る穀類用粉取り器は、回
転軸を回転させる駆動機構が内蔵された粉取り器本体
と、この粉取り器本体に取付けられかつ上面が開口され
たボトルと、上面開口端側ほど次第に径が大きくなるよ
うに傾斜された円筒形状の容器周壁、及び内部に収容さ
れる穀類の通過を妨げる多数の分離孔を有して前記容器
周壁の下端に設けられた容器底壁を備え、かつ、前記ボ
トル内に出し入れ可能であって前記ボトルのボトル底壁
との間に隙間を設けて前記ボトル内に回り止めして収容
されるふるい容器と、前記ボトル内の中央部に配設され
る回転軸に取付けられてこの回転軸と一緒に前記ふるい
容器内で回転されるかき回し具と、を具備したものであ
る。
【0009】この請求項1の発明において、ふるい容器
の中央部に配設される回転軸及びこの軸に取付けられる
かき回し具は、粉取り器本体の駆動機構を動作させるこ
とにより静止状態のふるい容器内で回転される。そのた
め、ボトル内のふるい容器に玄米等の穀類を適当量投入
して駆動機構を動作させるに伴い、かき回し具は回転し
てふるい容器内の穀類をかき回す。このように穀類が静
止状態のふるい容器内でかき回されて擦れ合うに伴い、
穀類の糠が、容器の容器底壁に開けられていて穀類が通
過不能な多数の分離孔を通過してボトル底壁と容器底壁
との間の隙間に溜められるとともに、ふるい容器内には
糠が取り去られた穀類が残される。
の中央部に配設される回転軸及びこの軸に取付けられる
かき回し具は、粉取り器本体の駆動機構を動作させるこ
とにより静止状態のふるい容器内で回転される。そのた
め、ボトル内のふるい容器に玄米等の穀類を適当量投入
して駆動機構を動作させるに伴い、かき回し具は回転し
てふるい容器内の穀類をかき回す。このように穀類が静
止状態のふるい容器内でかき回されて擦れ合うに伴い、
穀類の糠が、容器の容器底壁に開けられていて穀類が通
過不能な多数の分離孔を通過してボトル底壁と容器底壁
との間の隙間に溜められるとともに、ふるい容器内には
糠が取り去られた穀類が残される。
【0010】このように糠を乾式構造により取除く請求
項1の発明においては、分離した糠をふるい容器の容器
周壁の外側ではなくふるい容器の下方の隙間に溜めるか
ら、この隙間に溜められた糠が容器周壁の下部外周部分
に止まってふるい容器の下部の分離孔を塞ぐことがな
く、各分離孔での分離性能を持続的に維持できる。そし
て、ふるい容器の下方の隙間に溜められた糠は分離孔を
通って再びふるい容器内に侵入してふるい容器内の穀類
に再付着する恐れがないから、糠を分離する確実性が高
く、短時間で糠を分離できる。しかも、粉取り器本体内
の駆動機構によってボトル内に収容したふるい容器内で
かき回し具を回転させて糠を既述のようにふるい容器の
下方に取除くので、小形で構造が簡単とでき、持ち運び
に便利であって、家庭用としての実施に適する。その
上、穀類から分離された糠はボトル内に溜められて周囲
に拡散することがないので、ボトルからふるい容器を取
出した後に、ボトル内に溜められた糠を一括して処理で
きる。
項1の発明においては、分離した糠をふるい容器の容器
周壁の外側ではなくふるい容器の下方の隙間に溜めるか
ら、この隙間に溜められた糠が容器周壁の下部外周部分
に止まってふるい容器の下部の分離孔を塞ぐことがな
く、各分離孔での分離性能を持続的に維持できる。そし
て、ふるい容器の下方の隙間に溜められた糠は分離孔を
通って再びふるい容器内に侵入してふるい容器内の穀類
に再付着する恐れがないから、糠を分離する確実性が高
く、短時間で糠を分離できる。しかも、粉取り器本体内
の駆動機構によってボトル内に収容したふるい容器内で
かき回し具を回転させて糠を既述のようにふるい容器の
下方に取除くので、小形で構造が簡単とでき、持ち運び
に便利であって、家庭用としての実施に適する。その
上、穀類から分離された糠はボトル内に溜められて周囲
に拡散することがないので、ボトルからふるい容器を取
出した後に、ボトル内に溜められた糠を一括して処理で
きる。
【0011】同様に、前記第1の課題を解決するため
に、請求項2の発明に係る穀類用粉取り器は、回転軸を
回転させる駆動機構が内蔵された粉取り器本体と、この
粉取り器本体に取付けられかつ上面が開口されたボトル
と、上面開口端側ほど次第に径が大きくなるように傾斜
されるとともに内部に収容される穀類の通過を妨げる多
数の分離孔を有した円筒形状の容器周壁、及びこの容器
周壁の下端に設けられた容器底壁を備え、かつ、前記ボ
トル内に出し入れ可能であって前記ボトルのボトル底壁
及びボトル周壁との間に夫々隙間を設けて前記ボトル内
に回り止めして収容されるふるい容器と、前記ボトル内
の中央部に配設される回転軸に取付けられてこの回転軸
と一緒に前記ふるい容器内で回転されるかき回し具と、
を具備したものである。
に、請求項2の発明に係る穀類用粉取り器は、回転軸を
回転させる駆動機構が内蔵された粉取り器本体と、この
粉取り器本体に取付けられかつ上面が開口されたボトル
と、上面開口端側ほど次第に径が大きくなるように傾斜
されるとともに内部に収容される穀類の通過を妨げる多
数の分離孔を有した円筒形状の容器周壁、及びこの容器
周壁の下端に設けられた容器底壁を備え、かつ、前記ボ
トル内に出し入れ可能であって前記ボトルのボトル底壁
及びボトル周壁との間に夫々隙間を設けて前記ボトル内
に回り止めして収容されるふるい容器と、前記ボトル内
の中央部に配設される回転軸に取付けられてこの回転軸
と一緒に前記ふるい容器内で回転されるかき回し具と、
を具備したものである。
【0012】この請求項2の発明においても、ふるい容
器の中央部に配設される回転軸及びこの軸に取付けられ
るかき回し具は、粉取り器本体の駆動機構を動作させる
ことにより静止状態のふるい容器内で回転される。その
ため、ボトル内のふるい容器に玄米等の穀類を適当量投
入して駆動機構を動作させるに伴い、かき回し具は回転
し、ふるい容器内の穀類をかき回すから、穀類はそれ自
体の回転に伴う遠心力によって、自らが通過不能な多数
の分離孔が開けられているふるい容器の容器周壁の内周
面に押付けられながら回転する。このように穀類が静止
状態のふるい容器内でかき回されて擦れ合うに伴い、穀
類の糠が、遠心分離作用によって分離孔を通過しボトル
周壁と容器周壁との間の隙間に至り、更にそこからボト
ル底壁と容器底壁との間の隙間に溜められるとともに、
ふるい容器内には糠が取り去られた穀類が残される。
器の中央部に配設される回転軸及びこの軸に取付けられ
るかき回し具は、粉取り器本体の駆動機構を動作させる
ことにより静止状態のふるい容器内で回転される。その
ため、ボトル内のふるい容器に玄米等の穀類を適当量投
入して駆動機構を動作させるに伴い、かき回し具は回転
し、ふるい容器内の穀類をかき回すから、穀類はそれ自
体の回転に伴う遠心力によって、自らが通過不能な多数
の分離孔が開けられているふるい容器の容器周壁の内周
面に押付けられながら回転する。このように穀類が静止
状態のふるい容器内でかき回されて擦れ合うに伴い、穀
類の糠が、遠心分離作用によって分離孔を通過しボトル
周壁と容器周壁との間の隙間に至り、更にそこからボト
ル底壁と容器底壁との間の隙間に溜められるとともに、
ふるい容器内には糠が取り去られた穀類が残される。
【0013】このように糠を乾式構造により取除く請求
項2の発明においても、ふるい容器の周壁の分離孔によ
り分離した糠を、ふるい容器の容器周壁の外側ではな
く、ボトル周壁と容器周壁との間の隙間からボトル底壁
と容器底壁との間の隙間に導いて、ふるい容器の下方の
隙間に溜めるから、溜められた糠が容器周壁の下部外周
部分に止まってふるい容器の下部の分離孔を塞ぐことが
なく、各分離孔での分離性能を持続的に維持できる。そ
して、ふるい容器の下方の隙間に溜められた糠は分離孔
を通って再びふるい容器内に侵入してふるい容器内の穀
類に再付着する恐れがないから、糠を分離する確実性が
高く、短時間で糠を分離できる。しかも、粉取り器本体
内の駆動機構によってボトル内に収容したふるい容器内
でかき回し具を回転させて糠を既述のようにふるい容器
の下方に取除くので、小形で構造が簡単とでき、持ち運
びに便利であって、家庭用としての実施に適する。その
上、穀類から分離された糠はボトル内に溜められて周囲
に拡散することがないので、ボトルからふるい容器を取
出した後に、ボトル内に溜められた糠を一括して処理で
きる。
項2の発明においても、ふるい容器の周壁の分離孔によ
り分離した糠を、ふるい容器の容器周壁の外側ではな
く、ボトル周壁と容器周壁との間の隙間からボトル底壁
と容器底壁との間の隙間に導いて、ふるい容器の下方の
隙間に溜めるから、溜められた糠が容器周壁の下部外周
部分に止まってふるい容器の下部の分離孔を塞ぐことが
なく、各分離孔での分離性能を持続的に維持できる。そ
して、ふるい容器の下方の隙間に溜められた糠は分離孔
を通って再びふるい容器内に侵入してふるい容器内の穀
類に再付着する恐れがないから、糠を分離する確実性が
高く、短時間で糠を分離できる。しかも、粉取り器本体
内の駆動機構によってボトル内に収容したふるい容器内
でかき回し具を回転させて糠を既述のようにふるい容器
の下方に取除くので、小形で構造が簡単とでき、持ち運
びに便利であって、家庭用としての実施に適する。その
上、穀類から分離された糠はボトル内に溜められて周囲
に拡散することがないので、ボトルからふるい容器を取
出した後に、ボトル内に溜められた糠を一括して処理で
きる。
【0014】この請求項2の発明を実施するにあたり、
この発明に従属する請求項3の発明のように、前記容器
底壁に前記ふるい容器内に収容される穀類の通過を妨げ
る多数の分離孔を設けるとよい。このようにすると、ふ
るい容器の容器底壁の分離孔を通しても糠を分離できる
ので、糠を取り去るために要する時間を短縮できる。
この発明に従属する請求項3の発明のように、前記容器
底壁に前記ふるい容器内に収容される穀類の通過を妨げ
る多数の分離孔を設けるとよい。このようにすると、ふ
るい容器の容器底壁の分離孔を通しても糠を分離できる
ので、糠を取り去るために要する時間を短縮できる。
【0015】前記請求項1〜3の発明では、容器周壁を
その上面開口端側ほど次第に径が大きくなるように傾斜
させているので、かき回し具の回転に伴い与えられる遠
心力でふるい容器の容器周壁の内周面に押付けられなが
ら回転する穀類を、ふるい容器の上側に容易に導いて、
ふるい容器内での穀類のかき回し性能を向上できる。
その上面開口端側ほど次第に径が大きくなるように傾斜
させているので、かき回し具の回転に伴い与えられる遠
心力でふるい容器の容器周壁の内周面に押付けられなが
ら回転する穀類を、ふるい容器の上側に容易に導いて、
ふるい容器内での穀類のかき回し性能を向上できる。
【0016】前記請求項1〜3のうちのいずれか1項の
発明を実施するにあたり、その発明に従属する請求項4
の発明のように、前記容器周壁の内周面に上下方向に延
びるリブを突設し、このリブに前記回転軸の回転方向の
上流側から下流側に次第に高くなる斜面を設けるとよ
い。このようにすると、ふるい容器の容器周壁の内周面
に押付けられながら動かされる穀類を、リブによりふる
い容器の中央部側に弾いてもどすことができるので、ふ
るい容器内での穀類のかき回し性能を向上できる。しか
も、リブはその斜面で穀類を弾くので、弾く際に穀類に
与える衝撃が和らげられ穀類の破損を少なくできる。
発明を実施するにあたり、その発明に従属する請求項4
の発明のように、前記容器周壁の内周面に上下方向に延
びるリブを突設し、このリブに前記回転軸の回転方向の
上流側から下流側に次第に高くなる斜面を設けるとよ
い。このようにすると、ふるい容器の容器周壁の内周面
に押付けられながら動かされる穀類を、リブによりふる
い容器の中央部側に弾いてもどすことができるので、ふ
るい容器内での穀類のかき回し性能を向上できる。しか
も、リブはその斜面で穀類を弾くので、弾く際に穀類に
与える衝撃が和らげられ穀類の破損を少なくできる。
【0017】前記請求項1〜4のうちのいずれか1項の
発明を実施するにあたり、その発明に従属する請求項5
の発明のように、前記かき回し具が前記容器周壁の内周
面側に突出するブレードを有し、このブレードを枠状と
するとよい。このようにすると、ブレードが穀類を押し
動かす際にこのブレードを穀類が乗り越えることができ
るので、穀類に上下方向の動きを与えて穀類のかき回し
性能を向上できるとともに、かき回し具が軽量となるに
伴い前記駆動機構への負荷を軽減できる。
発明を実施するにあたり、その発明に従属する請求項5
の発明のように、前記かき回し具が前記容器周壁の内周
面側に突出するブレードを有し、このブレードを枠状と
するとよい。このようにすると、ブレードが穀類を押し
動かす際にこのブレードを穀類が乗り越えることができ
るので、穀類に上下方向の動きを与えて穀類のかき回し
性能を向上できるとともに、かき回し具が軽量となるに
伴い前記駆動機構への負荷を軽減できる。
【0018】請求項5の発明を実施するにあたり、この
発明に従属する請求項6の発明のように、前記回転軸の
回転方向の下流側に位置される前記ブレードの第1枠部
分を、前記かき回し具の中央部から外周部に行くほど前
記容器周壁の内周面に次第に近づくように回転方向に対
して後退させるとよい。このようにすると、かき回し具
の回転に伴い、その第1枠部分の外側面に沿って容易に
穀類が逃げ動くことを実現できるので、この穀類を第1
枠部分によってふるい容器の容器周壁の内周面に向けて
円滑に押出すことができるとともに、第1枠部分に穀類
が当接する際の衝撃力を和らげて穀類の破損を少なくで
きる。
発明に従属する請求項6の発明のように、前記回転軸の
回転方向の下流側に位置される前記ブレードの第1枠部
分を、前記かき回し具の中央部から外周部に行くほど前
記容器周壁の内周面に次第に近づくように回転方向に対
して後退させるとよい。このようにすると、かき回し具
の回転に伴い、その第1枠部分の外側面に沿って容易に
穀類が逃げ動くことを実現できるので、この穀類を第1
枠部分によってふるい容器の容器周壁の内周面に向けて
円滑に押出すことができるとともに、第1枠部分に穀類
が当接する際の衝撃力を和らげて穀類の破損を少なくで
きる。
【0019】前記請求項6の発明を実施するにあたり、
これに従属する請求項7の発明のように、前記容器底壁
に接近する前記かき回し具のブレードが補強リブを有し
ており、このリブよりも前記回転方向上流側に位置され
る前記ブレードの第2枠部分及び補強リブの各下面を、
前記第1枠部分の下面よりも高くするとよい。このよう
にすると、枠状のブレード内に入り込んだ穀類を、第1
枠部分と補強リブとの間、及び補強リブと第2枠部分と
の間にこれらによって拘束することがなくなり、前記ブ
レード内の穀類がブレードに対して相対的に静止してま
わり続けることを防止して、前記ブレード内の穀類を補
強リブ及び第2枠部分の下側に通過させて、かき回しの
機会に供することができる。
これに従属する請求項7の発明のように、前記容器底壁
に接近する前記かき回し具のブレードが補強リブを有し
ており、このリブよりも前記回転方向上流側に位置され
る前記ブレードの第2枠部分及び補強リブの各下面を、
前記第1枠部分の下面よりも高くするとよい。このよう
にすると、枠状のブレード内に入り込んだ穀類を、第1
枠部分と補強リブとの間、及び補強リブと第2枠部分と
の間にこれらによって拘束することがなくなり、前記ブ
レード内の穀類がブレードに対して相対的に静止してま
わり続けることを防止して、前記ブレード内の穀類を補
強リブ及び第2枠部分の下側に通過させて、かき回しの
機会に供することができる。
【0020】前記請求項1〜7のうちのいずれか1項の
発明を実施するにあたり、その発明に従属する請求項8
の発明のように、前記ボトルが有するボトル周壁の内周
面に設けられた回り止め凸部に引っ掛る引掛け凸部を、
前記容器周壁の外周面に設けるとよい。このようにする
と、回り止め凸部と引掛け凸部との引っ掛りによりふる
い容器がボトルに対して回り止めされるので、穀類のか
き回しに伴いボトル内のふるい容器が連れ回ることを防
止して、良好な分離性能を発揮させることができる。な
お、フードプロセッサの本体及びボトルを利用して穀類
用粉取り器を実現する場合、そのボトルの内周面には材
料攪拌用凸部が既に設けられているので、この凸部を回
り止め凸部として利用できる。
発明を実施するにあたり、その発明に従属する請求項8
の発明のように、前記ボトルが有するボトル周壁の内周
面に設けられた回り止め凸部に引っ掛る引掛け凸部を、
前記容器周壁の外周面に設けるとよい。このようにする
と、回り止め凸部と引掛け凸部との引っ掛りによりふる
い容器がボトルに対して回り止めされるので、穀類のか
き回しに伴いボトル内のふるい容器が連れ回ることを防
止して、良好な分離性能を発揮させることができる。な
お、フードプロセッサの本体及びボトルを利用して穀類
用粉取り器を実現する場合、そのボトルの内周面には材
料攪拌用凸部が既に設けられているので、この凸部を回
り止め凸部として利用できる。
【0021】前記請求項1〜8のうちのいずれか1項の
発明を実施するにあたり、その発明に従属する請求項9
の発明のように、前記回転軸を支持して前記ボトル底壁
の中央部に設置された軸受ホルダに前記回転軸と同心の
ホルダ嵌合部を設け、このホルダ嵌合部に着脱可能に嵌
合される容器嵌合部を前記容器底壁に設けるとよい。こ
のようにすると、ふるい容器はその容器底壁の容器嵌合
部をボトル側のホルダ嵌合部に嵌合させてボトル内に設
置されるから、通常ガラス製である故に寸法精度をだし
ずらいボトルを基準とするのではなく、回転軸に対して
径方向に芯出ししてボトル内にふるい容器を設置でき
る。こうした回転軸基準のふるい容器の設置ができるの
で、回転軸に取り付けられるかき回し具とふるい容器の
容器周壁とが干渉するおそれをなくすことができる。
発明を実施するにあたり、その発明に従属する請求項9
の発明のように、前記回転軸を支持して前記ボトル底壁
の中央部に設置された軸受ホルダに前記回転軸と同心の
ホルダ嵌合部を設け、このホルダ嵌合部に着脱可能に嵌
合される容器嵌合部を前記容器底壁に設けるとよい。こ
のようにすると、ふるい容器はその容器底壁の容器嵌合
部をボトル側のホルダ嵌合部に嵌合させてボトル内に設
置されるから、通常ガラス製である故に寸法精度をだし
ずらいボトルを基準とするのではなく、回転軸に対して
径方向に芯出ししてボトル内にふるい容器を設置でき
る。こうした回転軸基準のふるい容器の設置ができるの
で、回転軸に取り付けられるかき回し具とふるい容器の
容器周壁とが干渉するおそれをなくすことができる。
【0022】前記請求項2〜9のうちのいずれか1項の
発明を実施するにあたり、その発明に従属する請求項1
0の発明のように、前記容器周壁を前記容器底壁側が小
径な段付き円筒状とし、その段部より上側周壁部分に上
下方向に延びて設けられた前記分離孔をこの分離孔の下
端が前記段部において開放されるスリットで形成すると
ともに、前記段部より下側周壁部分に上下方向に延びて
設けられた前記分離孔をこの分離孔の下端が前記容器底
壁の周部において開放されるスリットで形成するとよ
い。このようにすると、前記段部より下側部分において
ボトル周壁と容器周壁との間の隙間が広くなり、分離さ
れる糠を溜める容積を大きく確保できる。しかも、段部
の上下に設けられたスリットからなる分離孔の夫々の下
端が開放されているので、ふるい容器を合成樹脂で成形
するに際して、この容器の内面を成形型の合い面とで
き、ふるい容器の容器周壁が分離孔を有しているにも拘
らず、この容器を2分割型の成形型によって安価に成形
できる。
発明を実施するにあたり、その発明に従属する請求項1
0の発明のように、前記容器周壁を前記容器底壁側が小
径な段付き円筒状とし、その段部より上側周壁部分に上
下方向に延びて設けられた前記分離孔をこの分離孔の下
端が前記段部において開放されるスリットで形成すると
ともに、前記段部より下側周壁部分に上下方向に延びて
設けられた前記分離孔をこの分離孔の下端が前記容器底
壁の周部において開放されるスリットで形成するとよ
い。このようにすると、前記段部より下側部分において
ボトル周壁と容器周壁との間の隙間が広くなり、分離さ
れる糠を溜める容積を大きく確保できる。しかも、段部
の上下に設けられたスリットからなる分離孔の夫々の下
端が開放されているので、ふるい容器を合成樹脂で成形
するに際して、この容器の内面を成形型の合い面とで
き、ふるい容器の容器周壁が分離孔を有しているにも拘
らず、この容器を2分割型の成形型によって安価に成形
できる。
【0023】又、前記第1の課題を解決するために、請
求項11の発明に係るフードプロセッサは、ボトル載置
部を有し、かつ、駆動機構が内蔵されたフードプロセッ
サ本体と、前記ボトル載置部に載置されるとともに前記
駆動機構により回転される上向きの回転軸を中央部に有
しかつ上面が開口されたボトルと、前記回転軸が通る軸
通孔を容器底壁に有し、前記ボトルのボトル底壁及びボ
トル周壁との間に夫々隙間を設けて前記ボトル内に出し
入れ可能であって前記ボトル内に回り止めして収容され
るとともに、内部に収容される穀類の通過を妨げる多数
の分離孔を前記容器底壁及び容器周壁のうちの少なくと
も容器周壁に有し、かつ、上面が開口されたふるい容器
と、前記軸通孔を通った前記回転軸に取付けられてこの
回転軸と一緒に前記ふるい容器内で回転されるかき回し
具と、を具備したものである。
求項11の発明に係るフードプロセッサは、ボトル載置
部を有し、かつ、駆動機構が内蔵されたフードプロセッ
サ本体と、前記ボトル載置部に載置されるとともに前記
駆動機構により回転される上向きの回転軸を中央部に有
しかつ上面が開口されたボトルと、前記回転軸が通る軸
通孔を容器底壁に有し、前記ボトルのボトル底壁及びボ
トル周壁との間に夫々隙間を設けて前記ボトル内に出し
入れ可能であって前記ボトル内に回り止めして収容され
るとともに、内部に収容される穀類の通過を妨げる多数
の分離孔を前記容器底壁及び容器周壁のうちの少なくと
も容器周壁に有し、かつ、上面が開口されたふるい容器
と、前記軸通孔を通った前記回転軸に取付けられてこの
回転軸と一緒に前記ふるい容器内で回転されるかき回し
具と、を具備したものである。
【0024】この請求項11の発明において、フードプ
ロセッサ本体のボトル台部には、前記本体内の駆動機構
により回転される回転軸を中央部に有したボトルが載置
され、このボトル内にはふるい容器がその容器底壁及び
容器周壁をボトルのボトル底壁及びボトル周壁との間に
夫々隙間を設けて収容される。ふるい容器はその容器底
壁に軸通孔を有しているため、ボトル内にセットされた
ふるい容器の中央部には軸通孔を通った前記回転軸が位
置され、この回転軸にはふるい容器内においてかき回し
具が取付けられる。そのため、フードプロセッサ本体の
駆動機構を動作させることにより、ふるい容器内で回転
軸及びこの軸に取付けられたかき回し具が回転される。
ロセッサ本体のボトル台部には、前記本体内の駆動機構
により回転される回転軸を中央部に有したボトルが載置
され、このボトル内にはふるい容器がその容器底壁及び
容器周壁をボトルのボトル底壁及びボトル周壁との間に
夫々隙間を設けて収容される。ふるい容器はその容器底
壁に軸通孔を有しているため、ボトル内にセットされた
ふるい容器の中央部には軸通孔を通った前記回転軸が位
置され、この回転軸にはふるい容器内においてかき回し
具が取付けられる。そのため、フードプロセッサ本体の
駆動機構を動作させることにより、ふるい容器内で回転
軸及びこの軸に取付けられたかき回し具が回転される。
【0025】したがって、ふるい容器に玄米等の穀類を
適当量投入して駆動機構を動作させかき回し具を回転さ
せることにより、このかき回し具によって穀類をかき回
し、この穀類に遠心力を与えて、穀類が通過不能な多数
の分離孔が開けられている静止状態のふるい容器の容器
周壁の内周面に穀類を押付けながら回転させることがで
きる。そのため、かき回されている穀類の糠が、遠心分
離作用によって分離孔を通過してボトルの底部に溜めら
れるとともに、静止状態のふるい容器内には糠が取り去
られた穀類が残される。
適当量投入して駆動機構を動作させかき回し具を回転さ
せることにより、このかき回し具によって穀類をかき回
し、この穀類に遠心力を与えて、穀類が通過不能な多数
の分離孔が開けられている静止状態のふるい容器の容器
周壁の内周面に穀類を押付けながら回転させることがで
きる。そのため、かき回されている穀類の糠が、遠心分
離作用によって分離孔を通過してボトルの底部に溜めら
れるとともに、静止状態のふるい容器内には糠が取り去
られた穀類が残される。
【0026】このように請求項11の発明に係るフード
プロセッサにおいては、それが予め備えるボトル内にふ
るい容器を回り止めして収容するとともに、ボトルの回
転軸に通常用いられている調理用カッターに代えてかき
回し具を付け替えて使用することにより、糠を乾式構造
により穀類から分離して取除くことができる。この場合
に、ふるい容器の容器周壁の分離孔により分離した糠
を、ふるい容器の容器周壁の外側ではなく、ボトル周壁
と容器周壁との間の隙間からボトル底壁と容器底壁との
間の隙間に導いて、ふるい容器の下方の隙間に溜めるか
ら、溜められた糠が容器周壁の下部外周部分に止まって
ふるい容器の下部の分離孔を塞ぐことがなく、各分離孔
での分離性能を持続的に維持できる。そして、ふるい容
器の下方の隙間に溜められた糠は分離孔を通って再びふ
るい容器内に侵入してふるい容器内の穀類に再付着する
恐れがないから、糠を分離する確実性が高く、短時間で
糠を分離できる。しかも、粉取り器本体内の駆動機構に
よってボトル内に収容したふるい容器内でかき回し具を
回転させて糠を既述のようにふるい容器の下方に取除く
ので、小形で構造が簡単とでき、持ち運びに便利であっ
て、家庭用としての実施に適する。その上、穀類から分
離された糠はボトル内に溜められて周囲に拡散すること
がないので、ボトルからふるい容器を取出した後に、ボ
トル内に溜められた糠を一括して処理できる。
プロセッサにおいては、それが予め備えるボトル内にふ
るい容器を回り止めして収容するとともに、ボトルの回
転軸に通常用いられている調理用カッターに代えてかき
回し具を付け替えて使用することにより、糠を乾式構造
により穀類から分離して取除くことができる。この場合
に、ふるい容器の容器周壁の分離孔により分離した糠
を、ふるい容器の容器周壁の外側ではなく、ボトル周壁
と容器周壁との間の隙間からボトル底壁と容器底壁との
間の隙間に導いて、ふるい容器の下方の隙間に溜めるか
ら、溜められた糠が容器周壁の下部外周部分に止まって
ふるい容器の下部の分離孔を塞ぐことがなく、各分離孔
での分離性能を持続的に維持できる。そして、ふるい容
器の下方の隙間に溜められた糠は分離孔を通って再びふ
るい容器内に侵入してふるい容器内の穀類に再付着する
恐れがないから、糠を分離する確実性が高く、短時間で
糠を分離できる。しかも、粉取り器本体内の駆動機構に
よってボトル内に収容したふるい容器内でかき回し具を
回転させて糠を既述のようにふるい容器の下方に取除く
ので、小形で構造が簡単とでき、持ち運びに便利であっ
て、家庭用としての実施に適する。その上、穀類から分
離された糠はボトル内に溜められて周囲に拡散すること
がないので、ボトルからふるい容器を取出した後に、ボ
トル内に溜められた糠を一括して処理できる。
【0027】又、前記第2の課題を解決するために、請
求項12の発明に係る穀類の粉取り用アタッチメント
は、内部に収容される穀類の通過を妨げる多数の分離孔
を、軸通孔が設けられた容器底壁及び上面が開口された
容器周壁のうち少なくとも容器周壁に有して、ボトル内
にこのボトルのボトル底壁及びボトル周壁との間に夫々
隙間を設けて出し入れ可能に収容されるふるい容器と、
前記軸通孔を通って前記ふるい容器内に挿入される回転
軸に取付けられてこの回転軸と一緒に前記ふるい容器内
で回転されるかき回し具とからなり、前記回転軸を回転
させる駆動機構を有したフードプロセッサに取付けて使
用される穀類の粉取り用アタッチメントである。
求項12の発明に係る穀類の粉取り用アタッチメント
は、内部に収容される穀類の通過を妨げる多数の分離孔
を、軸通孔が設けられた容器底壁及び上面が開口された
容器周壁のうち少なくとも容器周壁に有して、ボトル内
にこのボトルのボトル底壁及びボトル周壁との間に夫々
隙間を設けて出し入れ可能に収容されるふるい容器と、
前記軸通孔を通って前記ふるい容器内に挿入される回転
軸に取付けられてこの回転軸と一緒に前記ふるい容器内
で回転されるかき回し具とからなり、前記回転軸を回転
させる駆動機構を有したフードプロセッサに取付けて使
用される穀類の粉取り用アタッチメントである。
【0028】この請求項12の発明に係るアタッチメン
トは、フードプロセッサを用いて穀類の糠を取除く場合
に使用される。すなわち、ふるい容器は、フードプロセ
ッサの回転軸を中央部に有したボトル内に、このボトル
のボトル底壁及びボトル周壁との間に夫々隙間を形成し
静止状態に収容して使用される。この収容状態ではボト
ルの回転軸はふるい容器の軸通孔を通ってふるい容器の
中央部に配置される。かき回し具はふるい容器内に位置
された回転軸に取付けて、通常の調理用カッターに代え
て使用される。そのため、この発明のアタッチメントを
用いることにより、フードプロセッサを用いて前記請求
項11で既に説明したように乾式構造により穀類の糠を
取り去ることができる。
トは、フードプロセッサを用いて穀類の糠を取除く場合
に使用される。すなわち、ふるい容器は、フードプロセ
ッサの回転軸を中央部に有したボトル内に、このボトル
のボトル底壁及びボトル周壁との間に夫々隙間を形成し
静止状態に収容して使用される。この収容状態ではボト
ルの回転軸はふるい容器の軸通孔を通ってふるい容器の
中央部に配置される。かき回し具はふるい容器内に位置
された回転軸に取付けて、通常の調理用カッターに代え
て使用される。そのため、この発明のアタッチメントを
用いることにより、フードプロセッサを用いて前記請求
項11で既に説明したように乾式構造により穀類の糠を
取り去ることができる。
【0029】この請求項12の発明を実施するにあた
り、それに従属する請求項13の発明のように、前記容
器周壁を前記容器底壁側が小径な段付き円筒状とし、そ
の段部より上側周壁部分に上下方向に延びて設けられた
前記分離孔をこの分離孔の下端が前記段部において開放
されるスリットで形成するとともに、前記段部より下側
周壁部分に上下方向に延びて設けられた前記分離孔をこ
の分離孔の下端が前記容器底壁の周部において開放され
るスリットで形成するとよい。
り、それに従属する請求項13の発明のように、前記容
器周壁を前記容器底壁側が小径な段付き円筒状とし、そ
の段部より上側周壁部分に上下方向に延びて設けられた
前記分離孔をこの分離孔の下端が前記段部において開放
されるスリットで形成するとともに、前記段部より下側
周壁部分に上下方向に延びて設けられた前記分離孔をこ
の分離孔の下端が前記容器底壁の周部において開放され
るスリットで形成するとよい。
【0030】このようにすると、請求項10の発明と同
様に前記段部より下側部分においてボトル周壁と容器周
壁との間の隙間が広くなり、分離される糠を溜める容積
を大きく確保できる。しかも、段部の上下に設けられた
スリットからなる分離孔の夫々の下端が開放されている
ので、ふるい容器を合成樹脂等で成形するに際して、こ
の容器の内面を成形型の合い面とでき、ふるい容器の容
器周壁が分離孔を有しているにも拘らず、この容器を2
分割型の成形型によって安価に成形できる。
様に前記段部より下側部分においてボトル周壁と容器周
壁との間の隙間が広くなり、分離される糠を溜める容積
を大きく確保できる。しかも、段部の上下に設けられた
スリットからなる分離孔の夫々の下端が開放されている
ので、ふるい容器を合成樹脂等で成形するに際して、こ
の容器の内面を成形型の合い面とでき、ふるい容器の容
器周壁が分離孔を有しているにも拘らず、この容器を2
分割型の成形型によって安価に成形できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図12を参照して本
発明の第1の実施の形態を説明する。
発明の第1の実施の形態を説明する。
【0032】図1中1はフードプロセッサが備える粉取
り器本体としての合成樹脂製のフードプロセッサ本体
(以下本体と略称する。)で、これはボディケース1a
と、ボトムケース1bと、トップカバー1cとを連結し
て組立てられている。この本体1内には金属製の支持板
2が水平な姿勢で配置されている。本体1は台状をなす
ボトル載置部3を有し、この載置部3から外れた位置に
はトップカバー1cで上方から覆われる駆動モータ4が
内蔵され、このモータ4は支持板2に取付けられてい
る。
り器本体としての合成樹脂製のフードプロセッサ本体
(以下本体と略称する。)で、これはボディケース1a
と、ボトムケース1bと、トップカバー1cとを連結し
て組立てられている。この本体1内には金属製の支持板
2が水平な姿勢で配置されている。本体1は台状をなす
ボトル載置部3を有し、この載置部3から外れた位置に
はトップカバー1cで上方から覆われる駆動モータ4が
内蔵され、このモータ4は支持板2に取付けられてい
る。
【0033】支持板2にはこれに連結された軸受ホルダ
6を介して軸受7が取付けられ、この軸受7にはこれを
貫通する出力軸8が垂直な姿勢で回転自在に支持されて
いる。出力軸8の上端部はボトル載置部3が有した上面
開口の凹部3a内の中央部に突出され、この上端部には
駆動側カップリング9が取付けられている。
6を介して軸受7が取付けられ、この軸受7にはこれを
貫通する出力軸8が垂直な姿勢で回転自在に支持されて
いる。出力軸8の上端部はボトル載置部3が有した上面
開口の凹部3a内の中央部に突出され、この上端部には
駆動側カップリング9が取付けられている。
【0034】支持板2を下方に貫通したモータ4の下向
きのモータ軸4aと出力軸8とは伝動手段を介して連結
されている。本体1に内蔵されたモータ4、出力軸8、
及び伝動手段は駆動機構10をなしている。前記伝動手
段は、例えばモータ軸4aに固定された駆動プーリ11
と、出力軸8の下端部に固定された減速用従動プーリ1
2と、これら両プーリ11、12にわたって巻き掛けら
れたベルト13とから形成されている。前記駆動機構1
0により出力軸8は例えば3500rpmで回転され、
この回転は図示しないチョッピングカッターを回転させ
て肉類等を細かく切って調理するのに適する範囲に含ま
れている。
きのモータ軸4aと出力軸8とは伝動手段を介して連結
されている。本体1に内蔵されたモータ4、出力軸8、
及び伝動手段は駆動機構10をなしている。前記伝動手
段は、例えばモータ軸4aに固定された駆動プーリ11
と、出力軸8の下端部に固定された減速用従動プーリ1
2と、これら両プーリ11、12にわたって巻き掛けら
れたベルト13とから形成されている。前記駆動機構1
0により出力軸8は例えば3500rpmで回転され、
この回転は図示しないチョッピングカッターを回転させ
て肉類等を細かく切って調理するのに適する範囲に含ま
れている。
【0035】ボトル載置部3上には、上面が開口された
例えば透明ガラス製の調理用ボトル14が、その下面に
連結された容器台15を前記凹部3aに着脱可能に嵌合
して取付けられている。ボトル14のボトル周壁14b
の内周面には1以上の回り止め凸部としての縦リブ16
(図1に一つのみ図示)が一体に突設されている。これ
らのリブ16はボトル14の底面から上方向に延びてお
り、ボトル14内に収容される食品の動きを抑制して切
断効率を高めるために、後述の回転軸の回転方向の上流
側のリブ面を、ボトル周壁14bの内周面に対して略直
角に連ねて形成されている。
例えば透明ガラス製の調理用ボトル14が、その下面に
連結された容器台15を前記凹部3aに着脱可能に嵌合
して取付けられている。ボトル14のボトル周壁14b
の内周面には1以上の回り止め凸部としての縦リブ16
(図1に一つのみ図示)が一体に突設されている。これ
らのリブ16はボトル14の底面から上方向に延びてお
り、ボトル14内に収容される食品の動きを抑制して切
断効率を高めるために、後述の回転軸の回転方向の上流
側のリブ面を、ボトル周壁14bの内周面に対して略直
角に連ねて形成されている。
【0036】ボトル14の上端開口にはこれを塞ぐ合成
樹脂製の蓋17が着脱可能に嵌合されており、この蓋1
7の嵌合筒部の外周にはボトル14の内周面に密接され
る環状のゴムパッキング18が取付けられている。又、
図1に示されたフードプロセッサは、ボトル14に蓋1
7を被せた状態で、この蓋17ごとボトル14を下方に
押し続けている間は、それに連動して図示しない電源ス
イッチが閉じられて前記モータ4への通電がされるよう
になっている。
樹脂製の蓋17が着脱可能に嵌合されており、この蓋1
7の嵌合筒部の外周にはボトル14の内周面に密接され
る環状のゴムパッキング18が取付けられている。又、
図1に示されたフードプロセッサは、ボトル14に蓋1
7を被せた状態で、この蓋17ごとボトル14を下方に
押し続けている間は、それに連動して図示しない電源ス
イッチが閉じられて前記モータ4への通電がされるよう
になっている。
【0037】ボトル14のボトル底壁14aの中央部に
は、これを貫通して軸受ホルダ19が取付けられ、この
ホルダ19の下端部には前記容器台15が連結されてい
る。軸受ホルダ19に内蔵された軸受20には、これを
上下方向に貫通して回転軸21が垂直な姿勢で支持され
ている。回転軸21はボトル14の中央部に配置されて
おり、その下端部には、ボトル載置部3へのボトル14
の着脱に伴って前記カップリング9に着脱自在に噛み合
い係合する被動側カップリング22が取付けられてい
る。
は、これを貫通して軸受ホルダ19が取付けられ、この
ホルダ19の下端部には前記容器台15が連結されてい
る。軸受ホルダ19に内蔵された軸受20には、これを
上下方向に貫通して回転軸21が垂直な姿勢で支持され
ている。回転軸21はボトル14の中央部に配置されて
おり、その下端部には、ボトル載置部3へのボトル14
の着脱に伴って前記カップリング9に着脱自在に噛み合
い係合する被動側カップリング22が取付けられてい
る。
【0038】ボトル14内において回転軸21には、こ
れに上方から着脱自在に嵌合される図示しないチョッピ
ングカッターやおろしカッター等の調理用カッター及び
後述するかき回し具が選択的に付け替えられるようにな
っている。したがって、選択されたカッター等は出力軸
8の回転にしたがってボトル14内で回転することがで
きる。
れに上方から着脱自在に嵌合される図示しないチョッピ
ングカッターやおろしカッター等の調理用カッター及び
後述するかき回し具が選択的に付け替えられるようにな
っている。したがって、選択されたカッター等は出力軸
8の回転にしたがってボトル14内で回転することがで
きる。
【0039】前記構成のフードプロセッサは穀類の粉取
り用アタッチメント31を備えている。このアタッチメ
ント31は、前記構成のフードプロセッサを穀類の粉取
り器として使用する場合にボトル14内に収容して使用
されるものであって、図1〜図4に示されるように合成
樹脂等で成形されたふるい容器32と、この容器32内
で回転されるかき回し具33とからなる。
り用アタッチメント31を備えている。このアタッチメ
ント31は、前記構成のフードプロセッサを穀類の粉取
り器として使用する場合にボトル14内に収容して使用
されるものであって、図1〜図4に示されるように合成
樹脂等で成形されたふるい容器32と、この容器32内
で回転されるかき回し具33とからなる。
【0040】ふるい容器32は、円筒形状の容器周壁3
2aの下端に容器底壁32bを一体に設け、かつ、上面
が開口された容器である。
2aの下端に容器底壁32bを一体に設け、かつ、上面
が開口された容器である。
【0041】図6及び図7等に示されるように容器周壁
32aはその上端開口側ほど次第に径が大きくなるよう
に傾斜されている。この周壁32aの上下両端部を除く
全域には、ふるい容器32内に収容される穀類例えば玄
米や精白された米の通過を妨げる大きさの分離孔34が
多数開けられている。これら分離孔34は、以下に制約
されるものではないが、本実施形態では図6及び図7等
に示されるように上下方向に延びる短いスリットで形成
してあるので、容器周壁32aの内周面を米が上方に向
けて移動する際の抵抗となる分離孔34の数を少なくし
て、米を上方に動き易くできる点で優れている。
32aはその上端開口側ほど次第に径が大きくなるよう
に傾斜されている。この周壁32aの上下両端部を除く
全域には、ふるい容器32内に収容される穀類例えば玄
米や精白された米の通過を妨げる大きさの分離孔34が
多数開けられている。これら分離孔34は、以下に制約
されるものではないが、本実施形態では図6及び図7等
に示されるように上下方向に延びる短いスリットで形成
してあるので、容器周壁32aの内周面を米が上方に向
けて移動する際の抵抗となる分離孔34の数を少なくし
て、米を上方に動き易くできる点で優れている。
【0042】容器周壁32aの内周面には上下方向に延
びる1以上例えば四つのかき混ぜ促進用リブ35が一体
に形成されている。これらのリブ35の下端は容器底壁
32bに達し、上端は分離孔34の配設領域よりも少し
上側に達している。そして、各リブ35は前記回転軸2
1ひいてはかき回し具33の回転方向(図4及び図5中
矢印Eで示す。)の上流側から下流側に次第に高くなる
斜面35aを有して形成されている。
びる1以上例えば四つのかき混ぜ促進用リブ35が一体
に形成されている。これらのリブ35の下端は容器底壁
32bに達し、上端は分離孔34の配設領域よりも少し
上側に達している。そして、各リブ35は前記回転軸2
1ひいてはかき回し具33の回転方向(図4及び図5中
矢印Eで示す。)の上流側から下流側に次第に高くなる
斜面35aを有して形成されている。
【0043】容器周壁32bの外周面には前記縦リブ1
6に対応して1以上の回り止め用の引掛け凸部として縦
リブ39(図4、図7、及び図8参照)が上下方向に延
びて一体に形成されている。これらのリブ39は、ふる
い容器32をボトル14に収容した状態で、縦リブ16
に側方から引っ掛かってふるい容器32を回り止めして
ボトル14内で静止させるために設けられている。
6に対応して1以上の回り止め用の引掛け凸部として縦
リブ39(図4、図7、及び図8参照)が上下方向に延
びて一体に形成されている。これらのリブ39は、ふる
い容器32をボトル14に収容した状態で、縦リブ16
に側方から引っ掛かってふるい容器32を回り止めして
ボトル14内で静止させるために設けられている。
【0044】図2、図3、図5〜図8に示されるように
ふるい容器32の容器底壁32bの中央部には軸通孔3
6が設けられている。この通孔36は容器底壁32bか
ら上向きに一体に突出する筒部で形成されていて、分離
された糠が軸通孔36の内側に至ることを妨げるように
なっている。
ふるい容器32の容器底壁32bの中央部には軸通孔3
6が設けられている。この通孔36は容器底壁32bか
ら上向きに一体に突出する筒部で形成されていて、分離
された糠が軸通孔36の内側に至ることを妨げるように
なっている。
【0045】容器底壁32bの下面には隙間形成手段と
して例えば複数のスペーサ凸部37が一体に突設されて
いる。これら凸部37は、ふるい容器32をボトル14
内に収めたときに、これら両者の底壁14a、32b間
に糠を溜める隙間G1を形成するために設けられてい
る。この底側隙間G1は一度の精米で分離される糠の最
大予想量を十分に収容できる容積に定められる。なお、
スペーサ凸部37はふるい容器32に代えてボトル14
のボトル底壁14aに一体に突設してもよく、又、隙間
形成手段としては、前記スペーサ凸部に代えて、ボトル
14の上部に例えば内側に突出する複数の支え凸部等の
支え部を設けて、そこにふるい容器32の上端部を上側
から引っ掛けることによって前記隙間G1を形成する構
成としてもよい。しかし、本実施形態のようにスペーサ
凸部37を容器底壁32bの下面に複数突設すること
は、これら凸部37をふるい容器32の脚として使用で
きるので、ふるい容器32を単独で置いたときに、ふる
い容器32内の糠が取り去られた米に載置面の塵埃が付
着する恐れがない点で優れている。
して例えば複数のスペーサ凸部37が一体に突設されて
いる。これら凸部37は、ふるい容器32をボトル14
内に収めたときに、これら両者の底壁14a、32b間
に糠を溜める隙間G1を形成するために設けられてい
る。この底側隙間G1は一度の精米で分離される糠の最
大予想量を十分に収容できる容積に定められる。なお、
スペーサ凸部37はふるい容器32に代えてボトル14
のボトル底壁14aに一体に突設してもよく、又、隙間
形成手段としては、前記スペーサ凸部に代えて、ボトル
14の上部に例えば内側に突出する複数の支え凸部等の
支え部を設けて、そこにふるい容器32の上端部を上側
から引っ掛けることによって前記隙間G1を形成する構
成としてもよい。しかし、本実施形態のようにスペーサ
凸部37を容器底壁32bの下面に複数突設すること
は、これら凸部37をふるい容器32の脚として使用で
きるので、ふるい容器32を単独で置いたときに、ふる
い容器32内の糠が取り去られた米に載置面の塵埃が付
着する恐れがない点で優れている。
【0046】容器底壁32bの全域には、ふるい容器3
2内に収容される穀類例えば玄米の通過を妨げる大きさ
の分離孔38が多数開けられている。これら分離孔38
は、以下に制約されるものではないが、本実施形態では
図5及び図8等に示されるように例えば90°の領域ご
とに径方向に延びる短いスリットで形成してあるので、
容器底壁32bの上面を米が容器周壁32a方向に向け
て移動する際の抵抗となる分離孔38の数を少なくし
て、米を径方向外側に動き易くできる点で優れている。
2内に収容される穀類例えば玄米の通過を妨げる大きさ
の分離孔38が多数開けられている。これら分離孔38
は、以下に制約されるものではないが、本実施形態では
図5及び図8等に示されるように例えば90°の領域ご
とに径方向に延びる短いスリットで形成してあるので、
容器底壁32bの上面を米が容器周壁32a方向に向け
て移動する際の抵抗となる分離孔38の数を少なくし
て、米を径方向外側に動き易くできる点で優れている。
【0047】又、前記かき回し具33は、図9〜図12
等に示されるように合成樹脂の一体成形品からなるかき
回し具本体41と、この本体41に内蔵された合成樹脂
製又は軽金属製の軸係合部材42とを備えている。軸係
合部材42は、前記回転軸21の軸方向に対しては着脱
自在に嵌合されるとともに、周方向に対して相対回転す
ることがないように係合する(言い換えれば回転軸21
と一緒に回転するように引っ掛る)ものである。なお、
こうした係合を実現するために、回転軸21にはスリー
ブ状の係合部材21aが嵌着されている。したがって、
かき回し具33はふるい容器32の中央部に配置される
回転軸21に取付けた際には3500rpmの速度で回
転されるようになっている。
等に示されるように合成樹脂の一体成形品からなるかき
回し具本体41と、この本体41に内蔵された合成樹脂
製又は軽金属製の軸係合部材42とを備えている。軸係
合部材42は、前記回転軸21の軸方向に対しては着脱
自在に嵌合されるとともに、周方向に対して相対回転す
ることがないように係合する(言い換えれば回転軸21
と一緒に回転するように引っ掛る)ものである。なお、
こうした係合を実現するために、回転軸21にはスリー
ブ状の係合部材21aが嵌着されている。したがって、
かき回し具33はふるい容器32の中央部に配置される
回転軸21に取付けた際には3500rpmの速度で回
転されるようになっている。
【0048】かき回し具本体41は、ふるい容器32の
容器周壁32aに向けて張り出す1以上例えば一対のブ
レード43を有している。これらブレード43は、図9
及び図12等に示されるように回転軸33の回転方向の
下流側に位置される第1枠部分43a及びこれに連続し
て回転軸33の回転方向の上流側に位置される第2枠部
分43bを有して枠状をなしているとともに、その内部
に補強リブ43cを有している。補強リブ43cはかき
回し具本体41の中央部から外周部に向けて延びて設け
られ、その先端は第1枠部分43aに一体に接続されて
いる。ブレード43をなす各部分43a、43b、43
cのうち少なくとも第1枠部分43aは、その厚みより
も上下方向の幅が広く形成されていて、それにより米と
の当り面積を多く確保できるようにしてある。
容器周壁32aに向けて張り出す1以上例えば一対のブ
レード43を有している。これらブレード43は、図9
及び図12等に示されるように回転軸33の回転方向の
下流側に位置される第1枠部分43a及びこれに連続し
て回転軸33の回転方向の上流側に位置される第2枠部
分43bを有して枠状をなしているとともに、その内部
に補強リブ43cを有している。補強リブ43cはかき
回し具本体41の中央部から外周部に向けて延びて設け
られ、その先端は第1枠部分43aに一体に接続されて
いる。ブレード43をなす各部分43a、43b、43
cのうち少なくとも第1枠部分43aは、その厚みより
も上下方向の幅が広く形成されていて、それにより米と
の当り面積を多く確保できるようにしてある。
【0049】図4に示されるように第1枠部分43a
は、かき回し具41の中央部から外周部に行くほどふる
い容器32の容器周壁32aの内周面に次第に近付くよ
うに後退する大きな円弧状をなして形成されている。こ
の第1枠部分43aに対して第2枠部分43bは鋭角に
折れ曲がって連なり直線状をなして形成されている。前
記一対のブレード43は図10及び図11に示されるよ
うに高さを異ならせて設けられている。そのうちふるい
容器32の容器底壁32bに接近して配置される下部の
ブレード43については、その第2枠部分43bおよび
補強リブ43cの下面は、図10に示されるように第1
枠部分43aの下面よりも高い位置にあり、これらの間
の高さ寸法gは玄米が通過できる大きさに定められてい
る。したがって、ふるい容器32内にかき回し具33を
配置した状態においては、ふるい容器32の容器底壁3
2bと第1枠部分43aの下端面との間の間隔よりも、
横壁32bと第2枠部分43b及び補強リブ43cの下
端面との間の間隔の方が大きくなっている。
は、かき回し具41の中央部から外周部に行くほどふる
い容器32の容器周壁32aの内周面に次第に近付くよ
うに後退する大きな円弧状をなして形成されている。こ
の第1枠部分43aに対して第2枠部分43bは鋭角に
折れ曲がって連なり直線状をなして形成されている。前
記一対のブレード43は図10及び図11に示されるよ
うに高さを異ならせて設けられている。そのうちふるい
容器32の容器底壁32bに接近して配置される下部の
ブレード43については、その第2枠部分43bおよび
補強リブ43cの下面は、図10に示されるように第1
枠部分43aの下面よりも高い位置にあり、これらの間
の高さ寸法gは玄米が通過できる大きさに定められてい
る。したがって、ふるい容器32内にかき回し具33を
配置した状態においては、ふるい容器32の容器底壁3
2bと第1枠部分43aの下端面との間の間隔よりも、
横壁32bと第2枠部分43b及び補強リブ43cの下
端面との間の間隔の方が大きくなっている。
【0050】次に、前記アタッチメント31を用いて玄
米の糠取り(精米)を行なう場合を説明する。まず、フ
ードプロセッサ本体1に載置されたボトル14内に、そ
の上面の開口を通してふるい容器32を収容する。この
収容により、ふるい容器32の軸通孔36にボトル14
の回転軸21が通されて、この回転軸21がふるい容器
32の中心部に位置されるとともに、ふるい容器32の
スペーサ凸部37がボトル14のボトル底壁14aに当
接して、この底壁14aとふるい容器32の容器底壁3
2bとの間には隙間G1が形成される。同時に、ボトル
周壁14bとふるい容器32の容器周壁32aとの間に
前記隙間G1の周部に上方から連通する側方の隙間G2
が形成される。この収納の際にふるい容器32を回転軸
21の回転方向に回動させて、その縦リブ39をボトル
14の縦リブ16に当てて静止状態に回り止めするとよ
い。次に、ボトル14及びふるい容器32の上面の開口
を通してかき回し具33を回転軸21に嵌合して取付け
る。この後、適量の玄米をふるい容器32内に収容して
から、ボトル14の上面開口に蓋17を被せて、この蓋
17を下方に押圧保持して電源スイッチを閉じ状態に保
持すればよい。
米の糠取り(精米)を行なう場合を説明する。まず、フ
ードプロセッサ本体1に載置されたボトル14内に、そ
の上面の開口を通してふるい容器32を収容する。この
収容により、ふるい容器32の軸通孔36にボトル14
の回転軸21が通されて、この回転軸21がふるい容器
32の中心部に位置されるとともに、ふるい容器32の
スペーサ凸部37がボトル14のボトル底壁14aに当
接して、この底壁14aとふるい容器32の容器底壁3
2bとの間には隙間G1が形成される。同時に、ボトル
周壁14bとふるい容器32の容器周壁32aとの間に
前記隙間G1の周部に上方から連通する側方の隙間G2
が形成される。この収納の際にふるい容器32を回転軸
21の回転方向に回動させて、その縦リブ39をボトル
14の縦リブ16に当てて静止状態に回り止めするとよ
い。次に、ボトル14及びふるい容器32の上面の開口
を通してかき回し具33を回転軸21に嵌合して取付け
る。この後、適量の玄米をふるい容器32内に収容して
から、ボトル14の上面開口に蓋17を被せて、この蓋
17を下方に押圧保持して電源スイッチを閉じ状態に保
持すればよい。
【0051】そうすると、フードプロセッサ本体1内の
駆動機構10が動作され、その出力軸8の回転がカップ
リング9、22を介して回転軸21に伝達されて、この
軸21とともにかき回し具33がふるい容器32内を3
500rpmで回転されるため、このかき回し具33の
上部及び下部のブレード43の第1枠部分43aによっ
て、ふるい容器32内の米が回転力を受けながら容器周
壁32aに向けて押出される。
駆動機構10が動作され、その出力軸8の回転がカップ
リング9、22を介して回転軸21に伝達されて、この
軸21とともにかき回し具33がふるい容器32内を3
500rpmで回転されるため、このかき回し具33の
上部及び下部のブレード43の第1枠部分43aによっ
て、ふるい容器32内の米が回転力を受けながら容器周
壁32aに向けて押出される。
【0052】すなわち、ふるい容器32内でのかき回し
具33の高速回転によって、ふるい容器32内の米をか
き回すから、この米の回転運動による遠心力の働きに伴
い、ふるい容器32内の米はそれが通過不能な多数の分
離孔34が開けられている容器周壁32aの内周面に押
付けられながら回転する。
具33の高速回転によって、ふるい容器32内の米をか
き回すから、この米の回転運動による遠心力の働きに伴
い、ふるい容器32内の米はそれが通過不能な多数の分
離孔34が開けられている容器周壁32aの内周面に押
付けられながら回転する。
【0053】この場合、ブレード43の第1枠部分43
aが、かき回し具33の中央部から外周部に行くほどふ
るい容器32の容器周壁32aの内周面に次第に近づく
ように回転方向に対して後退しているから、第1枠部分
43aの外側面に沿って容易に米が逃げ動くことを許す
ことができる。そのため、この円弧状の第1枠部分43
aによって米をふるい容器32の容器周壁32aの内周
面に向けて円滑に押出すことができるとともに、第1枠
部分34aに米が当接する際の衝撃力を和らげて米の破
損を少なくできる。
aが、かき回し具33の中央部から外周部に行くほどふ
るい容器32の容器周壁32aの内周面に次第に近づく
ように回転方向に対して後退しているから、第1枠部分
43aの外側面に沿って容易に米が逃げ動くことを許す
ことができる。そのため、この円弧状の第1枠部分43
aによって米をふるい容器32の容器周壁32aの内周
面に向けて円滑に押出すことができるとともに、第1枠
部分34aに米が当接する際の衝撃力を和らげて米の破
損を少なくできる。
【0054】そして、ブレード43は枠状であるから、
このブレード43が米を外周方向に押し動かす際、米が
ブレード43を乗り越えることができるので、その動き
によってふるい容器32内の米に上下方向の動きを与え
て、かき回し具33による米のかき回し性能を向上でき
る。又、ブレード43を枠状としたことによりかき回し
具33が軽量となって、前記駆動機構10の負荷を軽減
できるとともに、かき回し具33の振動を低く抑制でき
る。
このブレード43が米を外周方向に押し動かす際、米が
ブレード43を乗り越えることができるので、その動き
によってふるい容器32内の米に上下方向の動きを与え
て、かき回し具33による米のかき回し性能を向上でき
る。又、ブレード43を枠状としたことによりかき回し
具33が軽量となって、前記駆動機構10の負荷を軽減
できるとともに、かき回し具33の振動を低く抑制でき
る。
【0055】更に、ふるい容器32の容器底壁32bに
接近する下部のブレード43が有した補強リブ43cと
第2枠部分43bの下面を、第1枠部分43aの下面よ
りも高くしたから、前記のように枠状のブレード43内
に入り込んだ米を、第1枠部分43aと補強リブ43c
との間、及び補強リブ43cと第2枠部分43bとの間
に、これらによって拘束することがなくなる。そのた
め、ブレード43内の米がブレード43とともに回転さ
れ続けることが防止されて、かき回し具33の回転に伴
い相対的にはブレード43内の米が補強リブ43c及び
第2枠部分43bの下側を通過できるので、これらの米
に対してもかき回しの機会を提供できる。
接近する下部のブレード43が有した補強リブ43cと
第2枠部分43bの下面を、第1枠部分43aの下面よ
りも高くしたから、前記のように枠状のブレード43内
に入り込んだ米を、第1枠部分43aと補強リブ43c
との間、及び補強リブ43cと第2枠部分43bとの間
に、これらによって拘束することがなくなる。そのた
め、ブレード43内の米がブレード43とともに回転さ
れ続けることが防止されて、かき回し具33の回転に伴
い相対的にはブレード43内の米が補強リブ43c及び
第2枠部分43bの下側を通過できるので、これらの米
に対してもかき回しの機会を提供できる。
【0056】しかも、前記のように米がその回転運動に
よる遠心力で内周面に押付けられるふるい容器32の容
器周壁32aは、その上面開口端側ほど次第に径が大き
くなるように傾斜しているから、容器周壁32aの内周
面に押付けられる米を、前記傾斜に沿って容器周壁32
aの上部側に容易に導くことができ、それにより、容器
周壁32aの内周面に押付けられた米のふるい容器32
内での流動性を高めて、米のかき回し性能を向上でき
る。
よる遠心力で内周面に押付けられるふるい容器32の容
器周壁32aは、その上面開口端側ほど次第に径が大き
くなるように傾斜しているから、容器周壁32aの内周
面に押付けられる米を、前記傾斜に沿って容器周壁32
aの上部側に容易に導くことができ、それにより、容器
周壁32aの内周面に押付けられた米のふるい容器32
内での流動性を高めて、米のかき回し性能を向上でき
る。
【0057】それに加えて、前記回転軸21の回転方向
の上流側から下流側に次第に高くなる斜面35aを有し
たリブ35を容器周壁32aの内周面に突設したから、
前記のように容器周壁32aの内周面に押付けられなが
ら動かされる米を、リブ35によってふるい容器32の
中央部側に弾いてもどすことができ、したがって、この
点でもふるい容器32内での米のかき回し性能を向上で
きる。しかも、リブ35はその斜面35aで米を弾くの
で、弾く際に米に与える衝撃を和らげて米が割れること
を少なくできる。
の上流側から下流側に次第に高くなる斜面35aを有し
たリブ35を容器周壁32aの内周面に突設したから、
前記のように容器周壁32aの内周面に押付けられなが
ら動かされる米を、リブ35によってふるい容器32の
中央部側に弾いてもどすことができ、したがって、この
点でもふるい容器32内での米のかき回し性能を向上で
きる。しかも、リブ35はその斜面35aで米を弾くの
で、弾く際に米に与える衝撃を和らげて米が割れること
を少なくできる。
【0058】前記のようにかき回し具33の回転に伴っ
て高速で回転される米は、遠心力の作用によって静止状
態のふるい容器32の容器周壁32aの内周面に押付け
られながら回転しつつ、容器周壁32aの内周面の上部
側に向けて移動されるとともに、リブ35によってふる
い容器32の中央部側に弾き返され、重力によってふる
い容器32の中央部側において容器底壁32b方向に移
動されるから、ふるい容器32内の米は上下方向に対流
するようにまんべんなくかき回される。
て高速で回転される米は、遠心力の作用によって静止状
態のふるい容器32の容器周壁32aの内周面に押付け
られながら回転しつつ、容器周壁32aの内周面の上部
側に向けて移動されるとともに、リブ35によってふる
い容器32の中央部側に弾き返され、重力によってふる
い容器32の中央部側において容器底壁32b方向に移
動されるから、ふるい容器32内の米は上下方向に対流
するようにまんべんなくかき回される。
【0059】したがって、前記のような米のかき回しに
伴って、米相互がこすり合わされて精米が行われるとと
もに、それに伴って生じる糠に対する遠心分離作用が、
容器周壁32aに設けられた各分離孔34において働
き、糠は分離孔34を通過してボトル周壁14bと容器
周壁32aとの間の隙間G2に至り、この隙間G2から
ボトル14の底部の隙間G1に溜められる。同様に、前
記第1枠部分43aで容器底壁32bに沿って押し動か
される米についても、容器底壁32bに設けられた米の
通過を妨げる多数の分離孔38において糠を米から分離
でき、これら分離孔38を通って分離された糠はボトル
14の底部の隙間G1に溜められる。そして、このよう
な米糠の分離に伴って、ふるい容器32内には糠が取り
去られた米が残される。
伴って、米相互がこすり合わされて精米が行われるとと
もに、それに伴って生じる糠に対する遠心分離作用が、
容器周壁32aに設けられた各分離孔34において働
き、糠は分離孔34を通過してボトル周壁14bと容器
周壁32aとの間の隙間G2に至り、この隙間G2から
ボトル14の底部の隙間G1に溜められる。同様に、前
記第1枠部分43aで容器底壁32bに沿って押し動か
される米についても、容器底壁32bに設けられた米の
通過を妨げる多数の分離孔38において糠を米から分離
でき、これら分離孔38を通って分離された糠はボトル
14の底部の隙間G1に溜められる。そして、このよう
な米糠の分離に伴って、ふるい容器32内には糠が取り
去られた米が残される。
【0060】なお、前記のような米のかき回しに拘ら
ず、ふるい容器32は縦リブ39をボトル14の縦リブ
16に当てて静止状態に回り止めされているから、かき
回される米とともにボトル14内に収められたふるい容
器32が連れ回ることを防止できる。したがって、良好
な分離性能を発揮させることができる。しかも、本実施
形態のようにフードプロセッサを利用して穀類用粉取り
器として用いる構成においては、フードプロセッサが備
えているボトル14の内周面には材料攪拌用凸部として
の縦リブ16が既に設けられているので、このリブ16
をボトル14の回り止め凸部として利用できる点で優れ
ている。
ず、ふるい容器32は縦リブ39をボトル14の縦リブ
16に当てて静止状態に回り止めされているから、かき
回される米とともにボトル14内に収められたふるい容
器32が連れ回ることを防止できる。したがって、良好
な分離性能を発揮させることができる。しかも、本実施
形態のようにフードプロセッサを利用して穀類用粉取り
器として用いる構成においては、フードプロセッサが備
えているボトル14の内周面には材料攪拌用凸部として
の縦リブ16が既に設けられているので、このリブ16
をボトル14の回り止め凸部として利用できる点で優れ
ている。
【0061】以上のような粉取り用アタッチメント31
をフードプロセッサに用いる米の糠取りによれば、水を
用いることなく玄米の糠を乾式構造により取り去ること
ができる。この場合、既述のようにふるい容器32の容
器周壁32aの分離孔34により分離した糠を、ふるい
容器32の容器周壁32aの外側ではなく、ボトル周壁
14bと容器周壁32aとの間の隙間G2からボトル底
壁14aと容器底壁32bとの間の隙間G1に導いて、
ふるい容器32の下方の隙間G1に溜めるから、溜めら
れた糠がふるい容器32の下部外周部に止まってふるい
容器32の下部の分離孔38を塞ぐことがなくなり、各
分離孔38での分離性能を持続的に維持できる。しか
も、このこととあいまって、ふるい容器32外に一旦出
された糠が分離孔34、38を通って再びふるい容器3
2内に侵入してふるい容器32内の米に再付着する恐れ
がない。したがって、糠を分離する確実性が高く、容易
かつ短時間に穀類表面の糠を取り去ることができる。ち
なみに、本実施形態のものは2合の玄米の精米を3分程
度で実施できた。
をフードプロセッサに用いる米の糠取りによれば、水を
用いることなく玄米の糠を乾式構造により取り去ること
ができる。この場合、既述のようにふるい容器32の容
器周壁32aの分離孔34により分離した糠を、ふるい
容器32の容器周壁32aの外側ではなく、ボトル周壁
14bと容器周壁32aとの間の隙間G2からボトル底
壁14aと容器底壁32bとの間の隙間G1に導いて、
ふるい容器32の下方の隙間G1に溜めるから、溜めら
れた糠がふるい容器32の下部外周部に止まってふるい
容器32の下部の分離孔38を塞ぐことがなくなり、各
分離孔38での分離性能を持続的に維持できる。しか
も、このこととあいまって、ふるい容器32外に一旦出
された糠が分離孔34、38を通って再びふるい容器3
2内に侵入してふるい容器32内の米に再付着する恐れ
がない。したがって、糠を分離する確実性が高く、容易
かつ短時間に穀類表面の糠を取り去ることができる。ち
なみに、本実施形態のものは2合の玄米の精米を3分程
度で実施できた。
【0062】そして、炊飯直前に用いて既述のように糠
の除去を乾式構造で効率よく確実に行なうので、この後
の米研ぎにおいても水への糠の溶け込みが少なくなり、
米が糠臭くなることを抑制できる。したがって、この後
における炊飯により米をおいしく炊くことができる。
の除去を乾式構造で効率よく確実に行なうので、この後
の米研ぎにおいても水への糠の溶け込みが少なくなり、
米が糠臭くなることを抑制できる。したがって、この後
における炊飯により米をおいしく炊くことができる。
【0063】又、以上説明したアタッチメント31を単
独で提供することで、それを既存又は新たなフードプロ
セッサに取付けて使用することで米の糠取りができるの
で、既存のフードプロセッサの汎用性を高めることがで
きる。しかし、本発明は、この実施形態に制約されるも
のではなく、糠取り専用器として提供することができ
る。
独で提供することで、それを既存又は新たなフードプロ
セッサに取付けて使用することで米の糠取りができるの
で、既存のフードプロセッサの汎用性を高めることがで
きる。しかし、本発明は、この実施形態に制約されるも
のではなく、糠取り専用器として提供することができ
る。
【0064】又、既述のようにして米から取り去った糠
はボトル14内に溜められるから、周囲に拡散すること
がないとともに、ふるい容器32を取り去ったボトル1
4から糠を一括して出して捨てたり利用したりする等の
処理ができる。
はボトル14内に溜められるから、周囲に拡散すること
がないとともに、ふるい容器32を取り去ったボトル1
4から糠を一括して出して捨てたり利用したりする等の
処理ができる。
【0065】なお、ボトル14からのふるい容器32の
取出しは、図2に示されるようにふるい容器32内にか
き回し具33が収容された状態で行われ、したがって、
このかき回し具33によりふるい容器32の軸通孔36
が覆われているので、この軸通孔36を通ってふるい容
器32内の米が漏れ出すことがない。
取出しは、図2に示されるようにふるい容器32内にか
き回し具33が収容された状態で行われ、したがって、
このかき回し具33によりふるい容器32の軸通孔36
が覆われているので、この軸通孔36を通ってふるい容
器32内の米が漏れ出すことがない。
【0066】図13〜図19は本発明の第2の実施の形
態を示している。この第2の実施の形態は基本的には前
記第1の実施の形態と同様であるので、同様構成部分に
は第1実施形態との該当部分と同一符号を付してその説
明を省略し、以下、第1実施の形態とは異なる部分につ
いてのみ説明する。この第2の実施の形態が第1実施形
態と異なる構成は、ボトルの構成、蓋の構成、ふるい容
器の構成、及びかき回し具の構成である。
態を示している。この第2の実施の形態は基本的には前
記第1の実施の形態と同様であるので、同様構成部分に
は第1実施形態との該当部分と同一符号を付してその説
明を省略し、以下、第1実施の形態とは異なる部分につ
いてのみ説明する。この第2の実施の形態が第1実施形
態と異なる構成は、ボトルの構成、蓋の構成、ふるい容
器の構成、及びかき回し具の構成である。
【0067】すなわち、図13〜図15及び図19に示
されるようにボトル114は、そのボトル周壁14bの
外周面に把手114cを一体に有しているとともに、こ
の把手114cから180°離れた開口縁に径方向外側
に突出する注ぎ口114dを有している。さらに、ボト
ル114のボトル底壁114aの中央部に設置された軸
受ホルダ19はホルダ嵌合部19aを有している。この
嵌合部19aは回転軸21と同心の円板部からなり、本
実施形態ではボトル底壁14aと軸受ホルダ19との間
に防水用のゴムパッキング19bを挟み込んだ円形のフ
ランジ部で兼ねているが、このフランジ部の上側にこれ
とは別に設けてもよい。この場合、フランジ部より小径
の円形溝又は段部で形成することができる。
されるようにボトル114は、そのボトル周壁14bの
外周面に把手114cを一体に有しているとともに、こ
の把手114cから180°離れた開口縁に径方向外側
に突出する注ぎ口114dを有している。さらに、ボト
ル114のボトル底壁114aの中央部に設置された軸
受ホルダ19はホルダ嵌合部19aを有している。この
嵌合部19aは回転軸21と同心の円板部からなり、本
実施形態ではボトル底壁14aと軸受ホルダ19との間
に防水用のゴムパッキング19bを挟み込んだ円形のフ
ランジ部で兼ねているが、このフランジ部の上側にこれ
とは別に設けてもよい。この場合、フランジ部より小径
の円形溝又は段部で形成することができる。
【0068】合成樹脂製の蓋117は、ボトル114の
上端開口縁の外側に嵌合するものであって、その外周部
には把手引掛け部117aと注ぎ口引掛け部117bと
が設けられている。これら引掛け部117a、117b
は180°離れて形成されている。この蓋117は、両
引掛け部117a、117bが把手114c及び注ぎ口
114dから外れた位置でボトル114の上端部に嵌合
された後、周方向に回動させて、図13に示されるよう
に把手引掛け部117aを把手114cに引っ掛けると
ともに、注ぎ口引掛け部117bを注ぎ口114dに引
っ掛けることにより、ボトル114の上端開口を蓋して
取付けられ、又、これと逆の手順でボトル114から取
外される。
上端開口縁の外側に嵌合するものであって、その外周部
には把手引掛け部117aと注ぎ口引掛け部117bと
が設けられている。これら引掛け部117a、117b
は180°離れて形成されている。この蓋117は、両
引掛け部117a、117bが把手114c及び注ぎ口
114dから外れた位置でボトル114の上端部に嵌合
された後、周方向に回動させて、図13に示されるよう
に把手引掛け部117aを把手114cに引っ掛けると
ともに、注ぎ口引掛け部117bを注ぎ口114dに引
っ掛けることにより、ボトル114の上端開口を蓋して
取付けられ、又、これと逆の手順でボトル114から取
外される。
【0069】ふるい容器132は、その下部に設けた段
部132cを境にこれより下側(容器底壁32b側)が
小径となった段付き円筒状をなしているとともに、その
上端開口縁には外側に張り出すフランジ132dが一体
に形成されている。ボトル114への蓋117の取付け
に伴ってフランジ132dは、ボトル114の上端面と
蓋117の内面との間に挟まれるようになっている。段
部132cの段の大きさは容器周壁32aの厚み寸法以
上であり、本実施形態では容器周壁32aの厚みに等し
くしてある。それによって、段部132cより上側に位
置された開口側周壁部分の内周面と段部132cより下
側に位置された底壁側周壁部分の外周面とは互いの延長
線上に設けられている。
部132cを境にこれより下側(容器底壁32b側)が
小径となった段付き円筒状をなしているとともに、その
上端開口縁には外側に張り出すフランジ132dが一体
に形成されている。ボトル114への蓋117の取付け
に伴ってフランジ132dは、ボトル114の上端面と
蓋117の内面との間に挟まれるようになっている。段
部132cの段の大きさは容器周壁32aの厚み寸法以
上であり、本実施形態では容器周壁32aの厚みに等し
くしてある。それによって、段部132cより上側に位
置された開口側周壁部分の内周面と段部132cより下
側に位置された底壁側周壁部分の外周面とは互いの延長
線上に設けられている。
【0070】このふるい容器132の容器周壁32aの
前記開口側周壁部分には上部の分離孔134eが設けら
れているとともに、前記底壁側周壁部分には下部の分離
孔134fが設けられている。これら上下の分離孔13
4e、134fはいずれも上下方向に延びるスリットか
らなり、上部の分離孔134eの下端は段部132cに
おいて下方に開放され、同様に下部の分離孔134fの
下端は容器底壁32bにおいて下方に開放されている。
前記開口側周壁部分には上部の分離孔134eが設けら
れているとともに、前記底壁側周壁部分には下部の分離
孔134fが設けられている。これら上下の分離孔13
4e、134fはいずれも上下方向に延びるスリットか
らなり、上部の分離孔134eの下端は段部132cに
おいて下方に開放され、同様に下部の分離孔134fの
下端は容器底壁32bにおいて下方に開放されている。
【0071】更に、図16に示されるようにふるい容器
132の容器底壁32bの中央部には、前記ホルダ嵌合
部19aに着脱可能に嵌合される容器嵌合部132gが
設けられている。この嵌合部132gは例えば円形をな
して下方に一体に突出するリブで形成されているが、単
なる円形の凹みで形成してもよい。ホルダ嵌合部19a
の径Jと容器嵌合部132gの内径KとはJ≒Kの関係
にある。
132の容器底壁32bの中央部には、前記ホルダ嵌合
部19aに着脱可能に嵌合される容器嵌合部132gが
設けられている。この嵌合部132gは例えば円形をな
して下方に一体に突出するリブで形成されているが、単
なる円形の凹みで形成してもよい。ホルダ嵌合部19a
の径Jと容器嵌合部132gの内径KとはJ≒Kの関係
にある。
【0072】又、図18に示されるようにかき回し具1
33が備える一対のブレード143は、かき回し具本体
41の下部から一体に張り出した一対の凸部143dの
夫々にリベット144を介して連結されている。断面コ
の字形に折り曲げられた金属板からなるブレード143
は、ふるい容器132の中央部から容器周壁32a側に
行くほど容器周壁32aの内周面に次第に近付くように
後退する大きな円弧状をなして形成されている。これら
一対のブレード143は同じ高さ位置に設けられてい
る。
33が備える一対のブレード143は、かき回し具本体
41の下部から一体に張り出した一対の凸部143dの
夫々にリベット144を介して連結されている。断面コ
の字形に折り曲げられた金属板からなるブレード143
は、ふるい容器132の中央部から容器周壁32a側に
行くほど容器周壁32aの内周面に次第に近付くように
後退する大きな円弧状をなして形成されている。これら
一対のブレード143は同じ高さ位置に設けられてい
る。
【0073】図19はフードプロセッサーを本来の用途
に使用する場合の断面図であって、この図中151は前
記回転軸21に着脱可能に嵌合して取付けられるチョッ
ピングカッター、152は前記ボトル114にその上端
開口を塞いで着脱可能に取付けられる蓋であって、その
嵌め込み部外周面には環状ゴムパッキング153が取付
けられている。又、この蓋152は調味料等をボトル1
14内に適宜供給するための供給口152aを有してい
る。なお、以上説明した点以外の構成は、前記第1実施
形態と同様である。
に使用する場合の断面図であって、この図中151は前
記回転軸21に着脱可能に嵌合して取付けられるチョッ
ピングカッター、152は前記ボトル114にその上端
開口を塞いで着脱可能に取付けられる蓋であって、その
嵌め込み部外周面には環状ゴムパッキング153が取付
けられている。又、この蓋152は調味料等をボトル1
14内に適宜供給するための供給口152aを有してい
る。なお、以上説明した点以外の構成は、前記第1実施
形態と同様である。
【0074】次に、前記アタッチメント31を用いて玄
米の糠取りを行なう場合を説明する。まず、フードプロ
セッサ本体1に載置されたボトル114内に、その上面
の開口を通してふるい容器132を収容する。この収容
により、ふるい容器132の軸通孔36にボトル114
の回転軸21が通されて、この回転軸21がふるい容器
132の中央部に位置されるとともに、ふるい容器13
2のスペーサ凸部37がボトル114のボトル底壁14
aに当接して、この底壁14aとふるい容器132の容
器底壁32bとの間には隙間G1が形成される。同時
に、ボトル周壁14bとふるい容器132の容器周壁3
2aとの間に前記隙間G1に連通する隙間G2が形成さ
れる。又、この収納の際にふるい容器132を回転軸2
1の回転方向に回動させて、その縦リブ39をボトル1
4の縦リブ16に当てて静止状態に回り止めするとよ
い。
米の糠取りを行なう場合を説明する。まず、フードプロ
セッサ本体1に載置されたボトル114内に、その上面
の開口を通してふるい容器132を収容する。この収容
により、ふるい容器132の軸通孔36にボトル114
の回転軸21が通されて、この回転軸21がふるい容器
132の中央部に位置されるとともに、ふるい容器13
2のスペーサ凸部37がボトル114のボトル底壁14
aに当接して、この底壁14aとふるい容器132の容
器底壁32bとの間には隙間G1が形成される。同時
に、ボトル周壁14bとふるい容器132の容器周壁3
2aとの間に前記隙間G1に連通する隙間G2が形成さ
れる。又、この収納の際にふるい容器132を回転軸2
1の回転方向に回動させて、その縦リブ39をボトル1
4の縦リブ16に当てて静止状態に回り止めするとよ
い。
【0075】なお、前記ふるい容器132のボトル11
4への収容に際して、ふるい容器132はその容器底壁
32bの容器嵌合部132gをボトル114側のホルダ
嵌合部19aに嵌合させてボトル114内に設置される
から、ホルダ嵌合部19aを有した軸受ホルダ19の中
心部を貫通した回転軸21に対して径方向に芯出しして
ボトル114内にふるい容器132を設置できる。この
ようにガラス製である故に寸法精度をだしずらいボトル
114を基準とするのではなく、回転軸21側を基準と
してふるい容器132をボトル114内に位置決めして
設置できるので、後述のように回転軸21に取り付けら
れるかき回し具133のブレード143とふるい容器1
32の容器周壁32aとが干渉するおそれをなくすこと
ができる。なお、ボトル114を基準にふるい容器13
2を設置すると、この容器132と回転軸21との中心
がずれ易いので、かき回し具133のブレード143が
容器周壁32aに接触する恐れが考えられるが、こうし
た不具合は本実施形態によれば生じないものである。
又、前記位置決め構造においてホルダ嵌合部19aは、
既存の構成を利用しているから、ボトル114側には特
別な工夫を何ら要することなく実現できる。
4への収容に際して、ふるい容器132はその容器底壁
32bの容器嵌合部132gをボトル114側のホルダ
嵌合部19aに嵌合させてボトル114内に設置される
から、ホルダ嵌合部19aを有した軸受ホルダ19の中
心部を貫通した回転軸21に対して径方向に芯出しして
ボトル114内にふるい容器132を設置できる。この
ようにガラス製である故に寸法精度をだしずらいボトル
114を基準とするのではなく、回転軸21側を基準と
してふるい容器132をボトル114内に位置決めして
設置できるので、後述のように回転軸21に取り付けら
れるかき回し具133のブレード143とふるい容器1
32の容器周壁32aとが干渉するおそれをなくすこと
ができる。なお、ボトル114を基準にふるい容器13
2を設置すると、この容器132と回転軸21との中心
がずれ易いので、かき回し具133のブレード143が
容器周壁32aに接触する恐れが考えられるが、こうし
た不具合は本実施形態によれば生じないものである。
又、前記位置決め構造においてホルダ嵌合部19aは、
既存の構成を利用しているから、ボトル114側には特
別な工夫を何ら要することなく実現できる。
【0076】次に、ボトル114及びふるい容器132
の上面の開口を通してかき回し具133を回転軸21に
嵌合して取付ける。この後、適量の玄米をふるい容器1
32内に収容してから、ボトル114の上面開口に蓋1
17を被せて、この蓋117を下方に押圧保持して電源
スイッチを閉じ状態に保持すればよい。
の上面の開口を通してかき回し具133を回転軸21に
嵌合して取付ける。この後、適量の玄米をふるい容器1
32内に収容してから、ボトル114の上面開口に蓋1
17を被せて、この蓋117を下方に押圧保持して電源
スイッチを閉じ状態に保持すればよい。
【0077】そうすると、フードプロセッサ本体1内の
駆動機構10が動作され、その出力軸8の回転がカップ
リング9、22を介して回転軸21に伝達されて、この
軸21とともにかき回し具133がふるい容器132内
を3500rpmで回転されるため、このかき回し具1
33の一対のブレード143によって、ふるい容器13
2内の米が回転力を受けながら容器周壁32aに向けて
押出される。
駆動機構10が動作され、その出力軸8の回転がカップ
リング9、22を介して回転軸21に伝達されて、この
軸21とともにかき回し具133がふるい容器132内
を3500rpmで回転されるため、このかき回し具1
33の一対のブレード143によって、ふるい容器13
2内の米が回転力を受けながら容器周壁32aに向けて
押出される。
【0078】すなわち、ふるい容器132内でのかき回
し具133の高速回転によって、ふるい容器132内の
米をかき回すから、この米の回転運動による遠心力の働
きに伴い、ふるい容器132内の米はそれが通過不能な
多数の分離孔134e、134fが開けられている容器
周壁32aの内周面に押付けながら回転する。
し具133の高速回転によって、ふるい容器132内の
米をかき回すから、この米の回転運動による遠心力の働
きに伴い、ふるい容器132内の米はそれが通過不能な
多数の分離孔134e、134fが開けられている容器
周壁32aの内周面に押付けながら回転する。
【0079】この場合、ブレード143が、かき回し具
133の中央部から外周部に行くほどふるい容器132
の容器周壁32aの内周面に次第に近づくように回転方
向に対して後退しているから、ブレード143の円弧状
外側面に沿って容易に米が逃げ動くことを許すことがで
きる。そのため、ブレード143によって米をふるい容
器132の容器周壁32aの内周面に向けて円滑に押出
すことができるとともに、ブレード143に米が当接す
る際の衝撃力を和らげて米の破損を少なくできる。そし
て、ブレード143を断面コ字状としたことによりかき
回し具133が軽量となって、前記駆動機構10の負荷
を軽減できるとともに、かき回し具133の振動を低く
抑制できる。
133の中央部から外周部に行くほどふるい容器132
の容器周壁32aの内周面に次第に近づくように回転方
向に対して後退しているから、ブレード143の円弧状
外側面に沿って容易に米が逃げ動くことを許すことがで
きる。そのため、ブレード143によって米をふるい容
器132の容器周壁32aの内周面に向けて円滑に押出
すことができるとともに、ブレード143に米が当接す
る際の衝撃力を和らげて米の破損を少なくできる。そし
て、ブレード143を断面コ字状としたことによりかき
回し具133が軽量となって、前記駆動機構10の負荷
を軽減できるとともに、かき回し具133の振動を低く
抑制できる。
【0080】しかも、前記のように米がその回転運動に
よる遠心力で内周面に押付けられるふるい容器132の
容器周壁32aは、その上面開口端側ほど次第に径が大
きくなるように傾斜しているから、容器周壁32aの内
周面に押付けられる米を、前記傾斜に沿って容器周壁3
2aの上部側に容易に導くことができ、それにより、容
器周壁32aの内周面に押付けられた米のふるい容器1
32内での流動性を高めて、米のかき回し性能を向上で
きる。それに加えて、前記回転軸21の回転方向の上流
側から下流側に次第に高くなる斜面35aを有したリブ
35を容器周壁32aの内周面に突設したから、前記の
ように容器周壁32aの内周面に押付けられながら動か
される米を、リブ35によってふるい容器132の中央
部側に弾いてもどすことができ、したがって、この点で
もふるい容器132内での米のかき回し性能を向上でき
る。しかも、リブ35はその斜面35aで米を弾くの
で、弾く際に米に与える衝撃を和らげて米が割れること
を少なくできる。
よる遠心力で内周面に押付けられるふるい容器132の
容器周壁32aは、その上面開口端側ほど次第に径が大
きくなるように傾斜しているから、容器周壁32aの内
周面に押付けられる米を、前記傾斜に沿って容器周壁3
2aの上部側に容易に導くことができ、それにより、容
器周壁32aの内周面に押付けられた米のふるい容器1
32内での流動性を高めて、米のかき回し性能を向上で
きる。それに加えて、前記回転軸21の回転方向の上流
側から下流側に次第に高くなる斜面35aを有したリブ
35を容器周壁32aの内周面に突設したから、前記の
ように容器周壁32aの内周面に押付けられながら動か
される米を、リブ35によってふるい容器132の中央
部側に弾いてもどすことができ、したがって、この点で
もふるい容器132内での米のかき回し性能を向上でき
る。しかも、リブ35はその斜面35aで米を弾くの
で、弾く際に米に与える衝撃を和らげて米が割れること
を少なくできる。
【0081】前記のようにかき回し具133の回転に伴
って高速で回転される米は、遠心力の作用によって静止
状態のふるい容器132の容器周壁32aの内周面に押
付けられながら回転しつつ、容器周壁32aの内周面の
上部側に向けて移動されるとともに、リブ35によって
ふるい容器132の中央部側に弾き返され、重力によっ
てふるい容器132の中央部側において容器底壁32b
方向に移動されるから、ふるい容器132内の米は上下
方向に対流するようにまんべんなくかき回される。
って高速で回転される米は、遠心力の作用によって静止
状態のふるい容器132の容器周壁32aの内周面に押
付けられながら回転しつつ、容器周壁32aの内周面の
上部側に向けて移動されるとともに、リブ35によって
ふるい容器132の中央部側に弾き返され、重力によっ
てふるい容器132の中央部側において容器底壁32b
方向に移動されるから、ふるい容器132内の米は上下
方向に対流するようにまんべんなくかき回される。
【0082】したがって、前記のような米のかき回しに
伴って、米相互がこすり合わされて精米が行なわれると
ともに、それに伴って生じる糠に対する遠心分離作用
が、容器周壁32aに設けられた各分離孔134e、1
34fにおいて働き、糠は分離孔134e、134fを
通過してボトル周壁14bと容器周壁32aとの間の隙
間G2に至り、この隙間G2からボトル114の底部の
隙間G1に溜められる。同様に、ブレード143で容器
底壁32bに沿って押し動かされる米についても、容器
底壁32bに設けられた米の通過を妨げる多数の分離孔
38において糠を米から分離でき、これら分離孔38を
通って分離された糠はボトル114の底部の隙間G1に
溜められる。そして、このような米糠の分離に伴って、
ふるい容器132内には糠が取り去られた米が残され
る。
伴って、米相互がこすり合わされて精米が行なわれると
ともに、それに伴って生じる糠に対する遠心分離作用
が、容器周壁32aに設けられた各分離孔134e、1
34fにおいて働き、糠は分離孔134e、134fを
通過してボトル周壁14bと容器周壁32aとの間の隙
間G2に至り、この隙間G2からボトル114の底部の
隙間G1に溜められる。同様に、ブレード143で容器
底壁32bに沿って押し動かされる米についても、容器
底壁32bに設けられた米の通過を妨げる多数の分離孔
38において糠を米から分離でき、これら分離孔38を
通って分離された糠はボトル114の底部の隙間G1に
溜められる。そして、このような米糠の分離に伴って、
ふるい容器132内には糠が取り去られた米が残され
る。
【0083】以上のような粉取り用アタッチメント31
をフードプロセッサに用いる米の糠取りによれば、玄米
の糠を乾式構造により取り去ることができる。
をフードプロセッサに用いる米の糠取りによれば、玄米
の糠を乾式構造により取り去ることができる。
【0084】以上のような粉取り用アタッチメント31
をフードプロセッサに用いる米の糠取りによれば、水を
用いることなく玄米の糠を乾式構造により取り去ること
ができる。この場合、既述のようにふるい容器132の
容器周壁32aの分離孔134e、134fにより分離
した糠を、ふるい容器132の容器周壁32aの外側で
はなく、ボトル周壁14bと容器周壁32aとの間の隙
間G2からボトル底壁14aと容器底壁32bとの間の
隙間G1に導いて、ふるい容器132の下方の隙間G1
に溜めるから、溜められた糠がふるい容器132の下部
外周部に止まってふるい容器32の下部の分離孔38を
塞ぐことがなくなり、各分離孔38での分離性能を持続
的に維持できる。しかも、このこととあいまって、ふる
い容器132外に一旦出された糠が分離孔134e、1
34f、38を通って再びふるい容器132内に侵入し
てふるい容器132内の米に再付着する恐れがない。し
たがって、糠を分離する確実性が高く、容易かつ短時間
に穀類表面の糠を取り去ることができる。
をフードプロセッサに用いる米の糠取りによれば、水を
用いることなく玄米の糠を乾式構造により取り去ること
ができる。この場合、既述のようにふるい容器132の
容器周壁32aの分離孔134e、134fにより分離
した糠を、ふるい容器132の容器周壁32aの外側で
はなく、ボトル周壁14bと容器周壁32aとの間の隙
間G2からボトル底壁14aと容器底壁32bとの間の
隙間G1に導いて、ふるい容器132の下方の隙間G1
に溜めるから、溜められた糠がふるい容器132の下部
外周部に止まってふるい容器32の下部の分離孔38を
塞ぐことがなくなり、各分離孔38での分離性能を持続
的に維持できる。しかも、このこととあいまって、ふる
い容器132外に一旦出された糠が分離孔134e、1
34f、38を通って再びふるい容器132内に侵入し
てふるい容器132内の米に再付着する恐れがない。し
たがって、糠を分離する確実性が高く、容易かつ短時間
に穀類表面の糠を取り去ることができる。
【0085】そして、炊飯直前に用いて既述のように糠
の除去を乾式構造で効率よく確実に行なうので、この後
の米研ぎにおいても水への糠の溶け込みが少なくなり、
米が糠臭くなることを抑制できる。したがって、この後
における炊飯により米をおいしく炊くことができる。
の除去を乾式構造で効率よく確実に行なうので、この後
の米研ぎにおいても水への糠の溶け込みが少なくなり、
米が糠臭くなることを抑制できる。したがって、この後
における炊飯により米をおいしく炊くことができる。
【0086】又、以上説明したアタッチメント31を単
独で提供することで、それを既存又は新たなフードプロ
セッサに取付けて使用することで米の糠取りができるの
で、既存のフードプロセッサの汎用性を高めることがで
きる。しかし、本発明は、この実施形態に制約されるも
のではなく、糠取り専用器として提供することができ
る。
独で提供することで、それを既存又は新たなフードプロ
セッサに取付けて使用することで米の糠取りができるの
で、既存のフードプロセッサの汎用性を高めることがで
きる。しかし、本発明は、この実施形態に制約されるも
のではなく、糠取り専用器として提供することができ
る。
【0087】又、既述のようにして米から取り去った糠
はボトル114内に溜められるから、周囲に拡散するこ
とがないとともに、ふるい容器132を取り去ったボト
ル114から糠を一括して出して捨てたり利用したりす
る等の処理ができる。
はボトル114内に溜められるから、周囲に拡散するこ
とがないとともに、ふるい容器132を取り去ったボト
ル114から糠を一括して出して捨てたり利用したりす
る等の処理ができる。
【0088】なお、ボトル114からのふるい容器13
2の取出しは、ふるい容器132内にかき回し具133
が収容された状態で行われ、したがって、このかき回し
具133によりふるい容器132の軸通孔36が覆われ
ているので、この軸通孔36を通ってふるい容器132
内の米が漏れ出すことがない。
2の取出しは、ふるい容器132内にかき回し具133
が収容された状態で行われ、したがって、このかき回し
具133によりふるい容器132の軸通孔36が覆われ
ているので、この軸通孔36を通ってふるい容器132
内の米が漏れ出すことがない。
【0089】又、本実施形態においては、既述のように
容器底壁32b側が小径な段付き円筒状のふるい容器1
32を使用したから、容器周壁32aの段部132cよ
り下側部分においてボトル114のボトル周壁14bと
容器周壁32aとの間の隙間G2を広くできる。したが
って、特に隙間G2にも分離される糠を溜める場合に、
ボトル114の底部での糠溜め容積を大きく確保できる
ものである。
容器底壁32b側が小径な段付き円筒状のふるい容器1
32を使用したから、容器周壁32aの段部132cよ
り下側部分においてボトル114のボトル周壁14bと
容器周壁32aとの間の隙間G2を広くできる。したが
って、特に隙間G2にも分離される糠を溜める場合に、
ボトル114の底部での糠溜め容積を大きく確保できる
ものである。
【0090】しかも、容器周壁32aに前記段部132
cを設けたことにより、この段部132cを境にその上
側に設けられたスリットからなる分離孔134eの下端
を段部132cにおいて開放させることができる。一
方、段部132cの下側に設けられたスリットからなる
分離孔134fの下端は容器底壁32bの周部において
開放させることができる。したがって、ふるい容器13
2を成形するに際して、この容器132の内面を成形型
の合い面とできる。この場合、ふるい容器132の外側
に位置される一方の成形型には、分離孔134e、13
4fに相当する分離孔成形用の凸部が設けられ、ふるい
容器132の内側に位置される他方の成形型又は前記一
方の成形型には、分離孔38に相当する分離孔成形用の
凸部が設けられ、これら一対の成形型を用いてふるい容
器132を成形できる。このようにふるい容器132が
その容器周壁32aに分離孔134e、134fを有し
ているにも拘らず、この容器132を2分割型の成形型
によって成形できるので、ふるい容器132を安価に成
形できる。
cを設けたことにより、この段部132cを境にその上
側に設けられたスリットからなる分離孔134eの下端
を段部132cにおいて開放させることができる。一
方、段部132cの下側に設けられたスリットからなる
分離孔134fの下端は容器底壁32bの周部において
開放させることができる。したがって、ふるい容器13
2を成形するに際して、この容器132の内面を成形型
の合い面とできる。この場合、ふるい容器132の外側
に位置される一方の成形型には、分離孔134e、13
4fに相当する分離孔成形用の凸部が設けられ、ふるい
容器132の内側に位置される他方の成形型又は前記一
方の成形型には、分離孔38に相当する分離孔成形用の
凸部が設けられ、これら一対の成形型を用いてふるい容
器132を成形できる。このようにふるい容器132が
その容器周壁32aに分離孔134e、134fを有し
ているにも拘らず、この容器132を2分割型の成形型
によって成形できるので、ふるい容器132を安価に成
形できる。
【0091】なお、本実施形態において上下の分離孔1
34e、134f間に設けられる段部132cを上下方
向に離間して複数設けて、容器周壁32aの径を容器底
壁32b側ほど段階的に小さくなるようにふるい容器1
32を形成してもよい。
34e、134f間に設けられる段部132cを上下方
向に離間して複数設けて、容器周壁32aの径を容器底
壁32b側ほど段階的に小さくなるようにふるい容器1
32を形成してもよい。
【0092】なお、前記各実施の形態ではフードプロセ
ッサを利用する関係で、ボトル14、114に回転軸2
1を取付けるとともに、ふるい容器32、132の底壁
32bに軸通孔36を設けたが、これに本発明は制約さ
れない。すなわち、ボトルの上側に駆動機構が内蔵され
た粉取り器本体を着脱可能に設けて、この本体に接続さ
れた回転軸を下向きに突出させて、この軸にかき回し具
を連結し、ボトル内に出し入れ自在に収容されたふるい
容器に、その上方から回転軸及びかき回し具を挿入する
とともに、ボトルと粉取り器本体を連結し、この状態で
駆動機構を動作させることにより、玄米から糠を取り去
る穀類用粉取り器として構成することができ、この場合
には、ボトル14、114には回転軸を設ける必要がな
いとともに、ふるい容器の底壁にも回転軸が通る軸通孔
を要しないものである。
ッサを利用する関係で、ボトル14、114に回転軸2
1を取付けるとともに、ふるい容器32、132の底壁
32bに軸通孔36を設けたが、これに本発明は制約さ
れない。すなわち、ボトルの上側に駆動機構が内蔵され
た粉取り器本体を着脱可能に設けて、この本体に接続さ
れた回転軸を下向きに突出させて、この軸にかき回し具
を連結し、ボトル内に出し入れ自在に収容されたふるい
容器に、その上方から回転軸及びかき回し具を挿入する
とともに、ボトルと粉取り器本体を連結し、この状態で
駆動機構を動作させることにより、玄米から糠を取り去
る穀類用粉取り器として構成することができ、この場合
には、ボトル14、114には回転軸を設ける必要がな
いとともに、ふるい容器の底壁にも回転軸が通る軸通孔
を要しないものである。
【0093】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0094】請求項1〜10に記載の発明に係る穀類用
粉取り器、及び請求項11に記載の発明に係るフードプ
ロセッサによれば、分離した糠がふるい容器の下部の分
離孔を塞ぐことがなく、各分離孔での分離性能を持続的
に維持できるとともに、分離された糠がふるい容器内の
穀類に再付着する恐れがないから、穀類から糠を素早く
取り去る確実性が高く、これらの使用は食味の低下を防
止する上で有用であり、しかも、小形で構造が簡単とで
き、持ち運びに便利であるので家庭用として好適であ
る。
粉取り器、及び請求項11に記載の発明に係るフードプ
ロセッサによれば、分離した糠がふるい容器の下部の分
離孔を塞ぐことがなく、各分離孔での分離性能を持続的
に維持できるとともに、分離された糠がふるい容器内の
穀類に再付着する恐れがないから、穀類から糠を素早く
取り去る確実性が高く、これらの使用は食味の低下を防
止する上で有用であり、しかも、小形で構造が簡単とで
き、持ち運びに便利であるので家庭用として好適であ
る。
【0095】請求項12、13に記載の発明によれば、
フードプロセッサに用いて、前記第1の課題を解決でき
る穀類の粉取り用アタッチメントを提供できる。
フードプロセッサに用いて、前記第1の課題を解決でき
る穀類の粉取り用アタッチメントを提供できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るフードプロセ
ッサを穀類用粉取り器としての使用状態で示す断面図。
ッサを穀類用粉取り器としての使用状態で示す断面図。
【図2】図1に示されたフードプロセッサに使用される
アタッチメント全体とボトルとを互いに分離した状態で
示す断面図。
アタッチメント全体とボトルとを互いに分離した状態で
示す断面図。
【図3】図1に示されたフードプロセッサに使用される
アタッチメントとボトルと蓋とを互いに分離した状態で
示す断面図。
アタッチメントとボトルと蓋とを互いに分離した状態で
示す断面図。
【図4】図1に示されたフードプロセッサに使用される
アタッチメント全体を示す平面図。
アタッチメント全体を示す平面図。
【図5】図4に示されたアタッチメントのふるい容器を
示す平面図。
示す平面図。
【図6】図5中A−A線に沿って示すふるい容器の断面
図。
図。
【図7】図5中B−B線に沿って示すふるい容器の断面
図。
図。
【図8】図5に示されたふるい容器を示す下面図。
【図9】図4に示されたアタッチメントのかき回し具を
示す平面図。
示す平面図。
【図10】図9中C−C線に沿って示すかき回し具の断
面図。
面図。
【図11】図9中矢印D−D線方向から見て示すかき回
し具の側面図。
し具の側面図。
【図12】図9に示されたかき回し具を示す下面図。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係るフードプロ
セッサの構成を穀類用粉取り器としての使用状態で示す
断面図。
セッサの構成を穀類用粉取り器としての使用状態で示す
断面図。
【図14】図13に示されたフードプロセッサに使用さ
れるアタッチメントとボトルと蓋とを互いに分離した状
態で示す断面図。
れるアタッチメントとボトルと蓋とを互いに分離した状
態で示す断面図。
【図15】(A)は図13に示されたフードプロセッサ
に使用されるボトルを示す平面図。(B)は図15
(A)中F−F線に沿って示す断面図。
に使用されるボトルを示す平面図。(B)は図15
(A)中F−F線に沿って示す断面図。
【図16】(A)は図13に示されたフードプロセッサ
に使用されるふるい容器の下面図。(B)は図16
(A)中G−G線に沿って示す断面図。
に使用されるふるい容器の下面図。(B)は図16
(A)中G−G線に沿って示す断面図。
【図17】図13に示されたフードプロセッサに使用さ
れるボトルにふるい容器を収容した状態の平面図。
れるボトルにふるい容器を収容した状態の平面図。
【図18】(A)は図13に示されたフードプロセッサ
に使用されるかき回し具の平面図。(B)は図18
(A)中H−H線に沿って示す断面図。
に使用されるかき回し具の平面図。(B)は図18
(A)中H−H線に沿って示す断面図。
【図19】第2の実施の形態に係るフードプロセッサに
チョッピングカッターを取付けた状態を示す断面図。
チョッピングカッターを取付けた状態を示す断面図。
1…フードプロセッサ本体(粉取り器本体)、
3…ボトル載置部、
10…駆動機構、
14、114…ボトル、
14a…ボトル底壁、
14b…ボトル周壁、
16…縦リブ(回り止め凸部)、
19…軸受ホルダ、
19a…ホルダ嵌合部、
21…回転軸、
31…アタッチメント、
32、132…ふるい容器、
32a…容器周壁、
32b…容器底壁、
33、133…かき回し具、
34、134e、134f…容器周壁の分離孔、
35…リブ、
35a…リブの斜面、
36…軸通孔、
37…スペーサ凸部、
38…容器底壁の分離孔、
39…縦リブ(引掛け凸部)、
G1、G2…隙間、
43、143…ブレード、
43a…第1枠部分、
43b…第2枠部分、
43c…補強リブ、
132c…段部、
132g…容器嵌合部。
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47J 43/00
B02B 3/08
B02B 7/00
Claims (13)
- 【請求項1】回転軸を回転させる駆動機構が内蔵された
粉取り器本体と、 この粉取り器本体に取付けられかつ上面が開口されたボ
トルと、上面開口端側ほど次第に径が大きくなるように傾斜され
た円筒形状の容器周壁、及び内部に収容される穀類の通
過を妨げる多数の分離孔を有して前記容器周壁の下端に
設けられた容器底壁を備え、かつ、前記ボトル内に出し
入れ可能であって前記ボトルのボトル底壁との間に隙間
を設けて前記ボトル内に回り止めして収容される ふるい
容器と、 前記ボトル内の中央部に配設される回転軸に取付けられ
てこの回転軸と一緒に前記ふるい容器内で回転されるか
き回し具と、 を具備した穀類用粉取り器。 - 【請求項2】回転軸を回転させる駆動機構が内蔵された
粉取り器本体と、 この粉取り器本体に取付けられかつ上面が開口されたボ
トルと、上面開口端側ほど次第に径が大きくなるように傾斜され
るとともに内部に収容される穀類の通過を妨げる多数の
分離孔を有した円筒形状の容器周壁、及びこの容器周壁
の下端に設けられた容器底壁を備え、かつ、前記ボトル
内に出し入れ可能であって前記ボトルのボトル底壁及び
ボトル周壁との間に夫々隙間を設けて前記ボトル内に回
り止めして収容される ふるい容器と、 前記ボトル内の中央部に配設される回転軸に取付けられ
てこの回転軸と一緒に前記ふるい容器内で回転されるか
き回し具と、 を具備した穀類用粉取り器。 - 【請求項3】前記容器底壁に前記ふるい容器内に収容さ
れる穀類の通過を妨げる多数の分離孔を設けたことを特
徴とする請求項2に記載の穀類用粉取り器。 - 【請求項4】前記容器周壁の内周面に上下方向に延びる
リブを突設し、このリブに前記回転軸の回転方向の上流
側から下流側に次第に高くなる斜面を設けたことを特徴
とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の穀類
用粉取り器。 - 【請求項5】前記かき回し具が前記容器周壁の内周面側
に突出するブレードを有し、このブレードを枠状とした
ことを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1項に
記載の穀類用粉取り器。 - 【請求項6】前記回転軸の回転方向の下流側に位置され
る前記ブレードの第1枠部分を、前記かき回し具の中央
部から外周部に行くほど前記容器周壁の内周面に次第に
近づくように回転方向に対して後退させたことを特徴と
する請求項5に記載の穀類用粉取り器。 - 【請求項7】前記容器底壁に接近する前記かき回し具の
ブレードが補強リブを有しており、このリブよりも前記
回転方向上流側に位置される前記ブレードの第2枠部分
及び前記リブの各下面を、前記第1枠部分の下面よりも
高くしたことを特徴とする請求項6に記載の穀類用粉取
り器。 - 【請求項8】前記ボトルが有するボトル周壁の内周面に
設けられた回り止め凸部に引っ掛る引掛け凸部を、前記
容器周壁の外周面に設けたことを特徴とする請求項1〜
7のうちのいずれか1項に記載の穀類用粉取り器。 - 【請求項9】前記回転軸を支持して前記ボトル底壁の中
央部に設置された軸受ホルダに前記回転軸と同心のホル
ダ嵌合部を設け、このホルダ嵌合部に着脱可能に嵌合さ
れる容器嵌合部を前記容器底壁に設けたことを特徴とす
る請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の穀類用粉
取り器。 - 【請求項10】前記容器周壁を前記容器底壁側が小径な
段付き円筒状とし、その段部より上側周壁部分に上下方
向に延びて設けられた前記分離孔をこの分離孔の下端が
前記段部において開放されるスリットで形成するととも
に、前記段部より下側周壁部分に上下方向に延びて設け
られた前記分離孔をこの分離孔の下端が前記容器底壁の
周部において開放されるスリットで形成したことを特徴
とする請求項2〜9のうちのいずれか1項に記載の穀類
用粉取り器。 - 【請求項11】ボトル載置部を有し、かつ、駆動機構が
内蔵されたフードプロセッサ本体と、 前記ボトル載置部に載置されるとともに前記駆動機構に
より回転される上向きの回転軸を中央部に有しかつ上面
が開口されたボトルと、 前記回転軸が通る軸通孔を容器底壁に有し、前記ボトル
のボトル底壁及びボトル周壁との間に夫々隙間を設けて
前記ボトル内に出し入れ可能であって前記ボトル内に回
り止めして収容されるとともに、内部に収容される穀類
の通過を妨げる多数の分離孔を前記容器底壁及び容器周
壁のうちの少なくとも容器周壁に有し、かつ、上面が開
口されたふるい容器と、 前記軸通孔を通った前記回転軸に取付けられてこの回転
軸と一緒に前記ふるい容器内で回転されるかき回し具
と、 を具備したフードプロセッサ。 - 【請求項12】内部に収容される穀類の通過を妨げる多
数の分離孔を、軸通孔が設けられた容器底壁及び上面が
開口された容器周壁のうち少なくとも容器周壁に有し
て、ボトル内にこのボトルのボトル底壁及びボトル周壁
との間に夫々隙間を設けて出し入れ可能で回り止めして
収容されるふるい容器と、前記軸通孔を通って前記ふる
い容器内に挿入される回転軸に取付けられてこの回転軸
と一緒に前記ふるい容器内で回転されるかき回し具とか
らなり、前記回転軸を回転させる駆動機構を有したフー
ドプロセッサに取付けて使用される穀類の粉取り用アタ
ッチメント。 - 【請求項13】前記容器周壁を前記容器底壁側が小径な
段付き円筒状とし、その段部より上側周壁部分に上下方
向に延びて設けられた前記分離孔をこの分離孔の下端が
前記段部において開放されるスリットで形成するととも
に、前記段部より下側周壁部分に上下方向に延びて設け
られた前記分離孔をこの分離孔の下端が前記容器底壁の
周部において開放されるスリットで形成したことを特徴
とする請求項12に記載の穀類の粉取り用アタッチメン
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32799398A JP3514987B2 (ja) | 1998-09-11 | 1998-11-18 | 穀類用粉取り器とそのアタッチメント及びフードプロセッサ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25784698 | 1998-09-11 | ||
JP10-257846 | 1998-09-11 | ||
JP32799398A JP3514987B2 (ja) | 1998-09-11 | 1998-11-18 | 穀類用粉取り器とそのアタッチメント及びフードプロセッサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000139732A JP2000139732A (ja) | 2000-05-23 |
JP3514987B2 true JP3514987B2 (ja) | 2004-04-05 |
Family
ID=26543427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32799398A Expired - Fee Related JP3514987B2 (ja) | 1998-09-11 | 1998-11-18 | 穀類用粉取り器とそのアタッチメント及びフードプロセッサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3514987B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107348869A (zh) * | 2017-09-12 | 2017-11-17 | 洪杰 | 一种智能豆浆机 |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
JP6269248B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2018-01-31 | タイガー魔法瓶株式会社 | 加熱調理器 |
CN105728089A (zh) * | 2016-01-23 | 2016-07-06 | 哈尔滨浩迈农业科技发展有限公司 | 一种适用于磨米机米与糠过滤分离的分离装置 |
-
1998
- 1998-11-18 JP JP32799398A patent/JP3514987B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107348869A (zh) * | 2017-09-12 | 2017-11-17 | 洪杰 | 一种智能豆浆机 |
CN107348869B (zh) * | 2017-09-12 | 2018-05-22 | 桂林万卓电子科技有限公司 | 一种智能豆浆机 |
Also Published As
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---|---|
JP2000139732A (ja) | 2000-05-23 |
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