JP6268185B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用内燃機関に用いられる燃料噴射弁に関する。
自動車等の内燃機関においては、エンジン制御ユニットからの電気信号により駆動する電磁式の燃料噴射弁が広く用いられている。
この種の燃料噴射弁は、吸気配管に取り付けられ燃焼室内部に間接的に燃料を噴射するポート噴射と呼ばれるものと、直接的に燃料を燃焼室内部へ噴射する直接噴射タイプと呼ばれるものとが存在する。
後者の直接噴射タイプにおいては、噴射した燃料が形成する噴霧形状が燃焼性能を決定することになる。そこで、所望の燃焼性能を得るために噴霧形状の最適化が必要となる。ここで、噴霧形状の最適化とは、噴霧方向及び噴霧長さと言い換えることもできる。
燃料噴射弁として、移動可能に設けられた弁体と、弁体を駆動するための駆動手段と、弁体が離接する弁座と、弁座の下流に設けられた複数のオリフィスとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2009−30572号公報
燃料噴射弁から噴出される噴霧は、ほぼ噴孔が加工される軸方向へ噴出されることが知られている。特許文献1に記載された燃料噴射弁のように、噴孔(オリフィス)が複数あるタイプの燃料噴射弁では、噴孔方向の加工精度をあげることが求められる。また、燃焼室内の大きさ、ピストン表面の形状、空気制御用のバルブ(吸入バルブや排気バルブ)との干渉をなるべく避け、排気ガス成分(特に未燃焼ガス成分であるすすなど)の発生を低減するために、各噴孔から噴出される噴霧の長さを短く制御することが求められている。
特許文献1に記載の燃料噴射弁では、複数の噴孔の噴霧長さについては配慮されていない。各噴孔の噴霧長さを制御する方法として、複数の噴孔の穴径を変えることが考えられる。一般には、噴霧長さを長くする噴孔では穴径の寸法を大きく設定し、噴霧長さを短くする噴孔では穴径の寸法を小さく設定することで、各噴孔の噴霧長さを制御することが可能である。
しかし、複数の噴孔の穴径を変える場合には各噴孔に応じた穴径を加工ツールを複数用意して、噴孔毎に異なるツールを使って加工を行う必要があり燃料噴射弁の製造コストも高くなる。
また、複数の噴孔を加工する際に異なるツールを使用するためには、ツールを交換するか、噴孔を形成する素材を他の加工装置に移す必要がある。このため、ツールと素材との間に相対的な位置ずれが生じる可能性があり、噴孔の加工精度が低下する可能性がある。
本発明の目的は、噴孔から噴出される噴霧長さを制御することで燃焼室内およびピストンへの燃料付着を抑制でき、排気性能(特に未燃焼成分の抑制)の向上が可能な燃料噴射弁を提供することである。
本発明の目的は、その一例として、複数の噴孔の内、コネクタ部の中心を軸として、中心軸上に設定された第1の噴孔から噴出される噴霧長さを短くするとともに、それ以外の噴孔から噴出される噴霧長さを制御することで達成できる。
本発明によれば、噴孔から噴出される噴霧長さを制御することで燃焼室内およびピストンへの燃料付着を抑制でき、排気性能(特に未燃焼成分の抑制)の向上が可能な燃料噴射弁の提供が可能となる。
本発明の一実施例に係る燃料噴射弁の全体構成を示す縦断面図。 ガイド部材を示す上面図と側面図。 オリフィスカップ近傍と従来のガイド部材を示す縦断面図 図3のA−A断面で、シート部を上流より示す図。 図4のシート部近傍の拡大図と噴孔への流入・流出への状態を示す図。 図5の噴孔71の横断面図。 図5の噴孔71の出口部81のコンター図。 図5の噴孔72の横断面図。 図5の噴孔72の出口部82のコンター図。 本発明の実施例に係るねじれ角をもつシート部近傍の拡大図と噴孔への流入・流出への状態を示す図。 本発明の実施形態を表すガイド部材を示す上面図と側面図。
本実施例では、噴孔の入口は上流側の径が下流側よりも大きな略円錐状面に開口するように各噴孔が形成されている。略円錐状面には弁体が接触するシート部が構成されており、シート部の下流に噴孔の入口が形成されている。
シート部上流には弁体をガイドする部材が噴孔を形成するカップ形状の部材に固定されて、ガイド部材の外周面もしくは内部に溝が形成されている。ガイド部材に構成された溝は燃料噴射弁の中心軸線に対して一定のねじれ角をもつ構成である。この燃料通路溝は複数構成されても良いが、各ねじれ角はほぼ同じ角度で設定され、燃料通路形状は上流流路面積よりも小さくシート部流路面積より大きく設定されれば任意の形状でよい。
このねじれた燃料通路により、弁体が開弁している間の燃料はねじれ、すなわち旋回成分を付与されることになる。この旋回成分を均一にするためにも、前記燃料通路溝のねじれ角はほぼ同じ角度で設定され、燃料通路形状は燃料噴射弁軸線に対して略対称に設定される。
燃料流れがほぼ均一な旋回成分をもつことにより、噴孔入口での流入方向がある角度をもって変化する。しかしながら噴孔出口の方向は予め決められていることから、流体はこの噴孔出口方向へと向かうことになる。そこで、噴孔入口での流入方向と噴孔出口の方向とが成す角度をα(0度〜90度)で定義すると、αが小さい角度の場合は燃料流れにねじれが生じず噴孔軸に沿った流れが支配的になる。そのため、噴孔出口から噴出される噴霧は軸方向に沿って噴出され噴孔出口方向へ長い噴霧ペネトレーションを形成する。
しかし角度αが大きい場合には、噴孔へ流入した流れはねじれをもった成分を強制的に与えられることから、噴孔軸に垂直な流れ成分(すなわち面内流速)が増加する傾向にある。この面内流速が増加すると噴孔出口から噴出される噴霧は、軸方向に沿った噴霧と軸に垂直な成分をもつベクトルをもつことになる。そのため、噴孔出口において軸に垂直な成分により、軸に垂直な方向へ拡がる方向へ噴霧が噴出され、噴霧が広がる傾向となる。さらに噴孔軸方向の噴霧速度は相対的に遅くなるため、噴孔軸方向への噴霧ペネトレーションは短くなることが期待できる。
このように、噴孔入口と噴孔出口方向の成す角度を大きく設定することにより、噴霧ペネトレーションを短くすることが可能である。
一方、コネクタ部の中心を軸として、中心軸上に設定された噴孔の場合、それ以外の噴孔より角度αを大きく出来ない場合が考えられ、この場合噴霧ペネトレーションが長くなってしまう。このため第1の噴孔に隣り合うように設定された第2の噴孔および前記噴孔以外に設定された第3の噴孔において、各孔間ピッチ角が不均一で、かつ、第2の噴孔への流体流入角を小さくすることで角度αを小さくし第2の噴孔へ流入する流れを強くすることでが第1の噴孔の噴霧ペネトレーションを短くすることが可能である。
以下、本実施例を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る燃料噴射弁の全体構成を示す縦断面図である。本実施例の燃料噴射弁は、ガソリン等の燃料をエンジンの気筒(燃焼室)に直接噴射する燃料噴射弁である。
燃料噴射弁本体1は、中空の固定コア2、ハウジングを兼ねるヨーク3、可動子4、ノズルボディ5を有する。可動子4は、可動コア40と可動弁体41からなる。固定コア2、ヨーク3、可動コア40は、磁気回路の構成要素となる。
ヨーク3とノズルボディ5と固定コア2とは、溶接により結合される。この結合態様は、種々のものがあるが、本実施例では、ノズルボディ5の一部内周が、固定コア2の一部外周に嵌合した状態でノズルボディ5と固定コア2とが溶接結合されている。さらに、このノズルボディ5の一部外周をヨーク3が囲むようにしてノズルボディ5とヨーク3とが溶接結合されている。ヨーク3の内側には電磁コイル6が組み込まれる。電磁コイル6は、ヨーク3と樹脂カバー23とノズルボディ5の一部によって、シール性を保って覆われている。
ノズルボディ5の内部には、可動子4が軸方向に移動可能に組み込まれている。ノズルボディ5の先端には、ノズルボディの一部となるオリフィスカップ7が溶接により固定されている。オリフィスカップ7は、後述する噴孔(オリフィス)71〜76と、シート部7Bを含む円錐面7Aを有する。
固定コア2の内部には、可動子4をシート部7Bに押し付けるばね8と、このばね8のばね力を調整するアジャスタ9とフィルタ10とが組み込まれている。
ノズルボディ5内部及びオリフィスカップ7内部には、可動子4の軸方向の移動を案内するガイド部材12が設けられている。ガイド部材12はオリフィスカップ7に固定されている。なお、可動子4の軸方向の移動を可動コア40の近くで案内するガイド部材11が設けられており、可動子4は上下配置のガイド部材11と12とにより、軸方向の移動を案内されている。
本実施例の弁体(バルブロッド)41は、先端が先細りのニードルタイプのものを示すが、先端に球体を設けたタイプのものであってもよい。
燃料噴射弁内の燃料通路は、固定コア2の内部と、可動コア40に設けた複数の孔13と、ガイド部材11に設けた複数の孔14と、ノズルボディ5の内部と、ガイド部材12に設けた複数の側溝15と、シート部7Bを含む円錐面7Aとで構成される。
樹脂カバー23には、電磁コイル6に励磁電流(パルス電流)を供給するコネクタ部23Aが設けられ、樹脂カバー23により絶縁されたリード端子18の一部がコネクタ部23Aに位置する。
このリード端子18を介して、外部駆動回路(図示せず)によりヨーク3に収納された電磁コイル6を励磁すると、固定コア2、ヨーク3及び可動コア40が磁気回路を形成し、可動子4は固定コア2側にばね8の力に抗して磁気吸引される。この時、弁体41はシート部7Bから離れ開弁状態になり、外部高圧ポンプ(図示せず)で予め昇圧(1MPa以上)されている燃料噴射弁本体1内の燃料が、噴孔71〜76から噴射される。
電磁コイル6の励磁をオフすると、ばね8の力で弁体41がシート部7B側に押し付けられ閉弁状態になる。
ここで、ガイド部材12からシート部7Bを通り噴孔71〜75へ流入する主燃料通路について説明する。ガイド部材12より下流へ流体が流れる際、ガイド部材12と可動弁体41とで形成される僅かな隙間AAと、ガイド部材12に設けた複数の側溝15とに流れが分断されるが、隙間AAの面積は側溝15により形成される面積より遥かに小さく、側溝15に流体の流れは集中する。そのため、側溝15を通り、シート部7Bを通り噴孔71〜75の流れを主燃料通路と呼ぶ。
図2に示すように、ガイド部材12の側溝15は、燃料噴射弁軸O1に平行方向になるよう燃料通路を形成している。その為、燃料が側溝15を通過した後の流体はシート部7Bに向かうにつれ流路面積の減少とともに縮流していくが、流れのベクトルはオリフィスカップ7の円錐面に沿う方向と燃料噴射弁軸O1とほぼ同じ方向で通過していく。
図4に図3のA−A断面を示す。オリフィスカップ7を上流側からみた状態で、シート部7Bを表すように弁体41を除いた状態をしめす。このシート部7B近傍の流体流れを図5に示す。前述のように流れは円錐面および燃料噴射弁軸O1とほぼ同じ方向で進むため、シート部7Bを通過する際にはほぼ放射状に円錐面外側から燃料噴射弁中心方向へ流体が流入する形態となる。噴孔71〜75への流入矢印101〜105はほぼ燃料噴射弁中心軸方向に向く。
ここで、図5に噴孔71〜75の入口を実線81〜85、出口を点線91〜95で示し、噴孔出口方向を矢印201〜205で表す。また、噴孔入口81と噴孔出口91の中心を通る軸線をO101とする。同様に各噴孔の中心軸線をO102、O103、O104、O105とする。軸線O103と燃料噴射弁軸線O1を通る面での噴孔71内部流れを図6、軸線O103に垂直で噴孔出口93を通る面での流れを図7に表す。
噴孔73 では、流入方向103・出口方向203がほぼ一致していることから、図6における軸線O103方向の速度成分が大きい。そのため、噴孔出口93からの流体は鉛直軸方向の速い速度成分を持ったまま噴出される。
一方噴孔71では、流入方向101・出口方向201にて形成する角度α(α;0度〜90度)が付与されている。この角度αにより噴孔内部の流体にねじれる効果が発生する。このねじれにより、軸線O101方向に垂直な面成分方向の速度(以下、面内流速と呼ぶ)が付与されることがわかる。この面内流速が付与されることで、噴孔出口81から流体が噴出される際に、軸線O101方向の速度が低減し、軸線O101に垂直な面方向すなわち広がり方向に流体が進むことになる。軸線O101と燃料噴射弁軸線O1を通る面での噴孔71内部流れを図8、軸線O101に垂直で噴孔出口91を通る面での流れを図9に表す。
噴孔73においてねじれ角αを積極的に与えることが出来ない場合、その他の噴孔の配置によって噴孔73に流入する流れを抑制する本発明の実施例を以下に示す。
図10に示すように、噴孔73の場合、それ以外の噴孔より角度αを大きく出来ない場合が考えられ、この場合噴霧ペネトレーションが長くなってしまう。このため73の噴孔に隣り合うように設定された72と74の噴孔およびそれ以外に設定された71と75の噴孔において、各噴孔間ピッチ角がβ1、β2と不均一で、かつ、73の噴孔と72および74の噴孔との間のピッチ角β1を小さくすることで角度αを小さくし72と74の噴孔へ流入する流れを強くすることで噴孔73の噴霧ペネトレーションを短くすることが可能である。
一方で図10に示す噴孔71,75のピッチ角β2は72と74の噴孔のピッチ角β1より大きくすることで角度αを大きくし噴霧ペネトレーションを短くすることが可能である。各噴孔の軸線に垂直で噴孔出口を通る面での流れを図11に表す。図11の左右の図を比較すると噴孔73では、軸線O103方向の速度成分が抑えられていることがわかる。これは72と74の噴孔へのピッチ角β1を小さくし、噴孔72と74へ流入する流れを強くすることができるためである。
1 燃料噴射弁本体
2 中空のコア
3 ヨーク
4 可動子
5 ノズルボディ
6 電磁コイル
7 オリフィスカップ
8 バネ
9 アジャスタ
10 フィルタ
11 ガイド
12 ガイド部材(PRガイド)
13 燃料通路(アンカー)
14 燃料通路(ロッドガイド)
15 側溝(PRガイド)
18 リード端子
23 樹脂カバー
23A コネクタ部
40 可動コア
41 可動弁体
71〜75 噴孔
7A 円錐面
7B 弁座部
81〜85 噴孔入口
91〜95 噴孔出口
101〜105 従来ガイド部材による噴孔流入方向
201〜205 噴孔出口方向
O1 燃料噴射弁中心軸
O101〜O105 噴孔中心軸

Claims (1)

  1. 複数の噴孔と、前記噴孔の上流側に設けられたシート部と、前記シート部と接触することにより閉弁状態となり、前記シート部から離れることによって開弁状態となる弁体と、を備え、前記複数の噴孔及び前記シート部は前記シート部に対して前記複数の噴孔が燃料噴射弁の中心軸側に位置するようにして円錐面上に設けられた、自動車の内燃機関に用いられる燃料噴射弁において、
    前記複数の噴孔は、噴孔の入口中心と出口中心とを通る噴孔軸線の方向と噴孔に流入する燃料の流入方向とが一致する第1の噴孔と、前記第1の噴孔に隣り合うように設定され噴孔の入口中心と出口中心とを通る噴孔軸線の方向と噴孔に流入する燃料の流入方向とが一致しないようにねじれ角度を設けた第2の噴孔と、前記第2の噴孔に隣り合うように設定され噴孔の入口中心と出口中心とを通る噴孔軸線の方向と噴孔に流入する燃料の流入方向とが一致しないようにねじれ角度を設けた第3の噴孔と、を含み、
    前記第1の噴孔と前記第2の噴孔との間のピッチ角は、前記第2の噴孔と前記第3の噴孔との間のピッチ角よりも小さく設定され
    前記第2の噴孔におけるねじれ角度は、前記第3の噴孔におけるねじれ角度よりも小さく設定されていることを特徴とする燃料噴射弁。
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