JP6267913B2 - フェイスマスク用不織布 - Google Patents

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本発明は、化学的および物理的刺激性が少なく、乾燥時の白度および湿潤時の透明性が高く、取扱い性および着用感に優れるフェイスマスク用不織布に関する。
従来、セルロース繊維不織布は美容向けのフェイスマスクとして広く使用されている。例えば、銅アンモニアレーヨン原液を流下緊張法によりウエブ化しウエブ化時に繊維が自己接着し、その後、高圧水流処理で3次元交絡を行って不織布化した再生セルロース連続長繊維不織布は、白色係数が高く清浄度に優れている(例えば下記特許文献1参照)。
また、薄い不織布において透明性が高く、装着についての抵抗感が少ないセルロース繊維不織布も開発されている(例えば下記特許文献2参照)。
しかしながら、近年需要が拡大してきた、美容向けのフェイスマスク用専用の不織布の開発は十分でなく、以下のような問題点があった。
(1)バインダー等の不純物が入っている不織布が多く、肌への刺激性を否定できない。
(2)乾燥時に白度の高い不織布が好まれるが、漂白している不織布が多く、漂白剤の肌への刺激が否定できない。
(3)湿潤時に透明度の高い不織布が求められるが、厚みに応じて透明度が下がってしまう。
(4)薄くして透明性を改善した不織布は形態安定性が悪く、取り扱えない。
特許第4471620号公報 特許第5339690号公報
本発明の課題は、上記問題点を解決し、化学的および物理的刺激性が少なく、乾燥時の白度および湿潤時の透明性並びに取扱い性に優れるフェイスマスク用不織布を提供することである。
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、繊維径が5μm以上12μm以下のセルロース繊維を用いて、目付が20g/m2以上60g/m2以下、厚みが0.20mm以上0.50mm以下になるようにセルロース不織布を調整し、水流交絡を施したのち乾燥し、さらに洗浄と乾燥を少なくとも1回行う事で、乾燥時の白色度が30%以上70%以下、湿潤時の透明度60%以上100%以下、蒸留水による抽出物量が1000mg/kg以下、形態安定性が88%以上98%以下のセルロース不織布が得られ、この不織布が上記課題を解決することを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、以下の構成を有している。
(1)繊維径が5.2μm以上12μm以下のセルロース繊維からなる、目付20g/m2以上60g/m2以下、厚み0.20mm以上0.50mm以下のフェイスマスク用セルロース不織布であって、乾燥時の白色度が30%以上70%以下であり、湿潤時の透明度が60%以上100%以下であり、蒸留水抽出物量が800mg/kg以下であり、そして下記式
形態安定性 =[1−{|G−200|+|H−200|}/400]×100
{式中、GおよびHはそれぞれ、4つ折状態の200mm×200mmの不織布を水中に浸漬して1分間放置した後、網の上に1分間置き水切りをした4つ折状態の不織布を開いたときのタテの長さ(mm)、およびヨコの長さ(mm)である。で表わされる形態安定性が88%以上98%以下であることを特徴とするフェイスマスク用セルロース不織布。
(2)前記セルロース繊維が再生セルロース連続長繊維である上記1に記載のフェイスマスク用セルロース不織布。
(3)漂白処理が施されていない上記1又は2に記載のフェイスマスク用セルロース不織布。
(4)上記1〜3のいずれかに記載のフェイスマスク用セルロース不織布からなるフェイスマスク。
(5)繊維径が5.2μm以上12μm以下のセルロース繊維を用いて、目付が20g/m2以上60g/m2以下、厚みが0.20mm以上0.50mm以下になるようにセルロース不織布を調製し、水流交絡を施したのち乾燥し、さらに洗浄と乾燥を少なくとも1回行う工程を含む、上記1に記載のフェイスマスク用セルロース不織布の製造方法。
本発明の不織布から得られるフェイスマスクは、化学的および物理的刺激性が少なく、乾燥時の白度および湿潤時の透明性が高く、取扱い性および着用感に優れるフェイスマスクである。
以下、本願発明について具体的に説明する。
本発明で用いられるセルロース繊維としては、銅アンモニアレーヨン、ビスコースレーヨン、テンセル(リヨセル)、ポリノジック等の再生セルロース繊維およびコットン、パルプ、麻等の天然セルロース繊維が挙げられる。好ましくは再生セルロース繊維である。この繊維は連続長繊維でも短繊維でも構わないが、連続長繊維は、短繊維のものよりもよりリントフリー性に優れ、吸液性にも優れている。
本発明で用いられるセルロース繊維の繊維径は、5μm以上12μm以下であることが好ましい。より好ましくは、6.5μm以上12μm以下であり、更に好ましくは7μm以上12μm以下である。何故ならセルロース不織布の繊維径が5μm未満の場合、乱反射による効果で白度は上昇するが、組織が緻密になり過ぎ、湿潤時の透明度が低下してしまう。一方で、12μmより大きい場合、乱反射の効果が少なく、乾燥時の白色度が低下してしまうからである。
本発明のセルロース不織布は、バインダーや界面活性剤を付与したセルロース不織布では吸水性の低下や、成分の溶出が懸念されるため、ノーバインダーのセルロース不織布を用いることが好ましい。セルロース不織布の目付としては、20g/m2以上60g/m2以下であることが好ましい。より好ましくは、25g/m2以上55g/m2以下であり、更に好ましくは30g/m2以上50g/m2以下である。セルロース不織布の目付が20g/m2未満の場合、薄すぎるために取扱い性が著しく低下し、実用的でない。一方で60g/m2より大きい場合、取扱い性は優れるが、厚さが肌の動きに追随せず、着用感が低下する。
本発明のセルロース不織布の厚みは、0.20mm以上0.50mm以下であることが好ましい。より好ましくは、0.25mm以上0.50mm以下であり、更に好ましくは0.30mm以上0.45mm以下である。セルロース不織布の厚みが0.20mm未満の場合、薄すぎるために乾燥時の白色度が低下する。0.50mmより大きい場合、湿潤時の透明度の低下やフェイスマスク着用感が低下する。
本発明のセルロース不織布の密度は、0.25g/m3以下であることが好ましい。より好ましくは0.20g/m3以下である。セルロース不織布の密度が0.25g/m3より大きい場合、湿潤時の透明度の低下やフェイスマスク着用感が低下する。また0.08g/m3以上であることが好ましい。0.08g/m3より小さいと取扱い性が低下し、フェイスマスクとしては好ましくない。
本発明のセルロース不織布の乾燥時の白色度は、30%以上70%以下であることが好ましい。より好ましくは35%以上70%以下である。セルロース不織布の乾燥時の白色度が30%未満の場合は、清潔度が低下する。70%より大きい場合、湿潤時の透明度が低下する。
本発明のセルロース不織布の湿潤時の透明度は、60%以上100%以下であることが好ましい。より好ましくは62%以上100%以下である。セルロース不織布の湿潤時の透明度が60%未満の場合、フェイスマスク着用感が低下する。
本発明のセルロース不織布の後述する方法で測定される蒸留水による抽出物量は、不織布1kg当たり1000mg以下であることが好ましい。より好ましくは900mg/kg以下であり、更に好ましくは800mg/kg以下である。セルロース不織布の蒸留水による抽出物量が1000mg/kgより大きい場合、フェイスマスク着用時に不純物の溶出が無視できず、化粧品用途では好ましくない。
本発明のセルロース不織布の後述する方法で測定される形態安定性は、88%以上98%以下であることが好ましい。より好ましくは90%以上98%以下である。セルロース不織布の形態安定性が88%未満の場合、フェイスマスク着用に時間を要するため好ましくない。98%より大きい場合、フェイスマスクの着用感が低下する。
本発明のフェイスマスク用不織布は漂白処理を施していないことが好ましい。漂白処理とは、通常、一般に行なわれている漂白処理を指し、以下のような薬剤を用いた処理を言う。次亜塩素酸塩、亜硫酸塩、クロロシアヌル酸塩、ジクロロイソヌル酸塩、トリクロロシアヌル酸塩などの塩素系漂白剤、過炭酸塩、過硼酸塩、モノ過硫酸塩、過酸化水素、過マンガン酸塩などの酸素系漂白剤、次亜硫酸塩、次亜硫酸水素塩、亜硫酸水素塩、無水亜硫酸塩、二酸化チオ尿素、チオ硫酸塩、シュウ酸、ロンガリット、チタンソルトナドなどの還元系漂白剤を用いた処理。漂白処理を施した場合、上記のような薬剤が付着し化学的刺激が大きいためにフェイスマスク不織布としては好ましくない。
本発明のセルロース不織布は、紡出した糸をネット上に振り落してシート状に積層した後、水流交絡を受ける。水流交絡の水圧は高圧、中圧、低圧いずれの方法で行っても良い。水流交絡を受けた不織布は乾燥工程を経た後に水洗を行い、再度乾燥させることを製法上の特徴としている。セルロースに含まれるヘミセルロース等の低分子量成分は一回目の乾燥により、繊維表面に移動してくる。このヘミセルロースを水洗により除く事で白度を上げることができる。
また、水流交絡および水洗等の湿潤と乾燥とを少なくとも2セット実施する事で形態安定性が改善されることが分かった。理由は明確ではないが、不織布の繊維が湿潤工程で膨潤した後、乾燥工程で収縮することでより緻密な不織布構造になったのではないかと思われる。なお、水洗と乾燥は、必要であればさらに数セット行ってもよい。
以下、本発明を実施例などにより更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに何ら限定されるものではない。本発明における測定方法を以下に示す。
(1)繊維径(μm)
セルロース不織布を、走査型電子顕微鏡、日本電子製JSM−6380を用いて10000倍の倍率で観察し、任意の50本を選び測定した平均値を繊維径とした。
(2)目付(g/m2
0.05m2以上の面積のセルロース不織布を、105℃で一定質量になるまで乾燥後、20℃、65%RHの恒温室に16時間以上放置してその質量を測定し、不織布のm2当たりの質量(g)を求めた。
(3)厚み(mm)
セルロース不織布を、JIS−L1096準拠の厚み試験にて荷重を1.96kPaとして測定した。
(4)密度(g/cm3
セルロース不織布の厚みと目付をそれぞれ10回測定し、その平均値となる厚みA(mm)と目付B(g/m2)を用いて次式により密度を算出した。
密度 = { B / A } / 1000
(5)乾燥時の白色度(%)
セルロース不織布を、スガ試験機株式会社製積分球方式SM−Tを用いて白色度(WL)を5回測定した平均値を乾燥時の白色度(%)とした。
(6)湿潤時の透明度(%)
5cm×5cmのセルロース不織布をメッシュ(10メッシュ、線径0.5mm)の上に載せ、これをバットに入れた水の中に入れて30秒間浸漬する。その後、メッシュを引き上げて10分間放置した後、過剰な水、水溶液を濾紙などで拭き取る。含水状態の不織布をガラス板に挟み、スガ試験機株式会社製積分球方式SM−Tを用いてL値を5回測定し、その平均値Cを用いて次式により湿潤時の透明度(%)を算出した。この時、ガラス板のみのL値も5回測定し、その平均値をDとしている。
湿潤時の透明度 = 100−(C−D)
(7)抽出物量(mg/kg)
セルロース不織布40gを入れたガラス瓶に蒸留水640gを加え、蓋をして16時間放置する。抽出液は、濾過することによって繊維くずを取り除き、質量E(g)を測定する。その後、濾過した抽出液は減圧蒸留を行い、抽出物(固体)の質量F(g)を測定し、次式により抽出物量を算出した。
抽出物量 = F/{(E/640)×40}×1000000
(8)形態安定性(%)
4つ折状態の200mm×200mmの不織布を水中に浸漬して1分間放置した後、網の上に1分間置き水切りをした4つ折状態の不織布を開いたときのタテの長さG(mm)、ヨコの長さH(mm)を測定し、下記式にて算出される。
形態安定性 =[1−{|G−200|+|H−200|}/400]×100
(9)肌触り性
被験者20人で肌触りの官能評価を行った。評価方法および判定水準は以下のとおりであり、20人の平均値をそのサンプルの肌触りの官能評価の値とした。
評価方法:左手上腕部内側を10cm×10cmの湿潤サンプルで軽くこすり、以下の判定基準に従って各サンプルを評価する。
<判定基準>
5:ソフトで肌への刺激が感じられない。
4:サラサラした刺激を感じる。
3:弱くざらざら感を感じる。
2:ざらざらした刺激を感じる。
1:ちくちくした刺激を感じる。
(10)化学的刺激性
純水150mLが入ったビーカーに、サンプル5gを浸漬させる。5分後、ビーカーを1分間振りながら撹拌する。100mLのメスシリンダーに60mLの抽出液を取り、蓋をして上下に20回振る。メスシリンダーを立てて1分間放置した時の泡立ちの状態を見て下記基準により化学的刺激性を評価した。
<判定基準>
○:泡が無い状態か、ほとんど泡が目立たず液面に薄い筋状の泡が残る程度で壁面には泡は付着しない。
×:液面上に明らかに泡と分かる層が形成されており、シリンダーの壁面にも泡が付着している。
(11)物理的刺激性
特開2003−52752号公報に記載された擦過刺激指数に準拠して評価した。
5cm×5cmの不織布をカトウテック株式会社製摩擦感テスター(KES−SE)の摩擦端子に装着する。不織布と初期圧縮応力98N・m/cm2の弾性体とを接圧4.9×103 Pa、接触面積1cm2 、摩擦距離2cmの条件で上記摩擦感テスターを用いて1回摩擦する。幅1cm、摩擦方向2cmの摩擦後の弾性体表面の中央部分に摩擦によって生じた摩擦方向に対して直交する方向の1cm幅の傷の最大深さを求める。不織布の機械軸方向と機械軸と垂直方向での摩擦試験をそれぞれ10回実施し、得られた弾性体の最大傷深さの平均値を物理的刺激性として評価した。
(12)着用感
フェイスマスクの付け心地がどのように感じるのか、被験者20人での官能評価を行った。評価方法および判定基準は以下のとおりであり、20人の平均値をそのサンプルの着用感官能評価の値とした。
評価方法:フェイスマスク型の不織布を蒸留水に浸漬させて10分後、液だれがしない程度に軽く絞り、顔に貼りつけて評価した。
<判定基準>
3:着用時の不快感がなく、鏡越しに見ても着用している感じがしない。
2:着用時の不快感はないが、鏡越しに見ると着用している感じがある。
1:着用時の不快感があり、鏡越しに見ても着用している感じがある。
[実施例1]
コットンリンター(重合度900〜100)を銅アンモニア溶液で溶解し(コットンリンター10wt%、アンモニア7wt%、銅3wt%)紡糸原液を準備した。原液吐出孔が直径0.6mm、45個/cm2である紡口を用い、1ホール当たりの吐出量が0.09cc/min.にて、流下緊張下で連続してネット上に4層重ねで紡糸してシートを形成させ、3MPaの高圧水流によってシートを交絡させた後、100℃の熱風で乾燥させた。なお、ネットスピードは26m/min.であった。得られた不織布を純水で水洗後、再度100℃の熱風乾燥工程に導入し、不織布を得た。得られた4層構造の不織布の繊維径は11.8μmであり、目付は38.1g/m2であった。得られた不織布の特性を表1に、着用感等の評価結果を表2に示す。
[実施例2]
ネットスピードを16m/min.であること以外は実施例1と同様の条件にて4層構造の不織布を得た。得られた不織布の繊維径は11.9μmであり、目付は59.5g/m2であった。得られた不織布の特性を表1に、着用感等の評価結果を表2に示す。
[実施例3]
原液吐出孔が直径0.3mm、180個/cm2である紡口を用い、1ホール当たりの吐出量が0.02cc/min.であること以外は実施例1と同様の条件にて4層構造の不織布を得た。得られた不織布の繊維径は5.2μmであり、目付は29.6g/m2であった。得られた不織布の特性を表1に、着用感等の評価結果を表2に示す。
[比較例1]
ネットスピード11m/min.にて5層重ねで紡糸してシートを形成させ、得られた不織布を水洗後、再度乾燥工程に導入しないこと以外は実施例1と同様の条件にて5層構造の不織布を得た。得られた不織布の繊維径は14.1μmであり、目付は114.6g/m2であった。得られた不織布の特性を表1に、着用感等の評価結果を表2に示す。
[比較例2]
市販の再生セルロース繊維不織布(リヨセル製不織布)の特性測定と評価を行なった。繊維径は11.9μm、目付は34.5g/m2であった。得られた特性を表1に、着用感等の評価結果を表2に示す。
Figure 0006267913
Figure 0006267913
表2に示したとおり、本発明のセルロース不織布は、肌触り性および着用感に優れ、肌への低刺激性にも優れている。
本発明のフェイスマスク用不織布は、化学的および物理的刺激性が少なく、乾燥時の白度および湿潤時の透明性が高く、かつ着用感に優れるフェイスマスク用不織布であり、産業上の利用価値は極めて大きい。

Claims (5)

  1. 繊維径が5.2μm以上12μm以下のセルロース繊維からなる、目付20g/m2以上60g/m2以下、厚み0.20mm以上0.50mm以下のフェイスマスク用セルロース不織布であって、乾燥時の白色度が30%以上70%以下であり、湿潤時の透明度が60%以上100%以下であり、蒸留水抽出物量が800mg/kg以下であり、そして下記式
    形態安定性 =[1−{|G−200|+|H−200|}/400]×100
    {式中、GおよびHはそれぞれ、4つ折状態の200mm×200mmの不織布を水中に浸漬して1分間放置した後、網の上に1分間置き水切りをした4つ折状態の不織布を開いたときのタテの長さ(mm)、およびヨコの長さ(mm)である。で表わされる形態安定性が88%以上98%以下であることを特徴とするフェイスマスク用セルロース不織布。
  2. 前記セルロース繊維が再生セルロース連続長繊維である請求項1に記載のフェイスマスク用セルロース不織布。
  3. 漂白処理が施されていない請求項1又は2に記載のフェイスマスク用セルロース不織布。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のフェイスマスク用セルロース不織布からなるフェイスマスク。
  5. 繊維径が5.2μm以上12μm以下のセルロース繊維を用いて、目付が20g/m2以上60g/m2以下、厚みが0.20mm以上0.50mm以下になるようにセルロース不織布を調製し、水流交絡を施したのち乾燥し、さらに洗浄と乾燥を少なくとも1回行う工程を含む、請求項1に記載のフェイスマスク用セルロース不織布の製造方法。
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