JP6267454B2 - 防食管継手 - Google Patents
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Description
そこで、このような分野では管材として、少なくとも内周面を樹脂層等でライニングした鋼管の端部におねじを形成したものを用い、管継手としては鋳鉄,青銅,黄銅等の金属製の継手本体のめねじ部の内側に樹脂製のコアを装着したものを用いることで、この継手本体とコア外周部との間に鋼管のおねじ部を螺合し、管端防食を図っている。
また、ねじ部のシール性を確保する必要があることから、シールテープを巻き付ける作業性の改善として、ねじ部に予めシール剤を塗布したプレコート継手も提案されている。
螺合の際に鋼管のおねじ部がテーパおねじ部に形成され、管継手のめねじ部もテーパめねじ部に形成され、締め代の管理をトルク管理で行われている場合もある。
しかし、トルク管理では締め代のバラツキが大きい。
特許文献1は、プレコート継手においてコアの継手本体への組み付け強度を改善する目的で、コアの外ねじ部と継手本体のめねじ部との間をシール剤が塗布されないようにして装着固定する発明を開示する。
しかし、コアは樹脂製であるために鋼管の締め代が大きいと、鋼管の先端部にてコアの取付部を破損する恐れがあった。
その状態を図5,6に模式的に示す。
図5は特許文献1のように、コア415の外ねじ部415aを継手本体111の奥側のめねじ部に取り付けるとともに継手本体111の内側の保護層113と接着部113aにて接着した例であり、図6はこの保護層とコアが樹脂で一体成形され、取付部116aにて継手本体111に固定したコア116の例である。
いずれの場合も鋼管の先端部におねじ部24を形成し、継手本体111のめねじ部112aに螺合する際に締め代が大きいと金属製である鋼管の先端部24aで樹脂製であるコアを変形,破損させてしまう恐れがあった。
図5の場合はコア415の外ねじ部415aが破損し、接着部113aが剥がれてしまった例を示し、図6の場合はコア116が変形してしまい、エルボの反対側に鋼管を差し込むこともできなくなった例を示す。
ここで、金属製の継手本体とは、例えば可鍛鋳鉄製であってコア以外の部分の内側を保護層で被覆したものの他に、腐食しにくい青銅製や黄銅製の継手本体であってもよい。
本発明で螺合規制手段を有すると表現したのは、防食管継手のめねじ部に被覆管材を螺合する際に締め付け過ぎて樹脂製のコアが破損してしまうのを防止するために何らかの締め付けトルク上昇手段を設けたことをいう。
例えば、継手本体のめねじ部の奥側にそれ以上、被覆管材が螺合進入しないようにストッパー手段を設ける例がある。
ストッパー手段は金属製の管材、例えば鋼管の先端部におねじ部を成形し、継手本体に螺合した際に締め付けすぎて鋼管の先端が樹脂製のコアに当たり、このコアを破損しないように螺合深さを規制したものをいう。
また、コアの破損を防止するための螺合規制手段には上記ストッパー機能に近い方法として、鋼管のおねじ部が乗り上げたり、カジリが発生することで急激に締め付けトルクが上昇する締め付けトルク上昇手段がある。
この場合には、通常の締め付け作業においてトルク変化が急に変わったことが分かる程度に急上昇することをいう。
また、継手本体のめねじ部にシール剤をプレコートしたプレコート継手の場合には、このシール剤に締め付けトルクが上昇するトルク調整機能を付与してもよい。
例えば、シール剤に金属粉やセラミック粉等の微粒子を混合したり、ガラス繊維や非潤滑成分を混合し、ねじ込み量が多くなると締め付けトルクが大きく上昇するようにすることが例として考えられる。
これまでに使用されているプレーコート剤にはフッ素樹脂を用いたものが多く、このような潤滑性の高いシール剤を用いた場合に、上記のようなトルク上昇成分を混合する効果が大きい。
さらに具体的にストッパー手段の例を挙げると継手本体のめねじ部奥のコア取付部の手前にストッパーリングを取り付けたり、このコア取付部より手前に鋼管の先端に当たる段差部を設けてもよく、またコアを継手本体の内側に取り付けた後にコア取付部手前側のめねじ部に金属系の接着剤を塗布乾燥、あるいは焼付けてストッパー部を形成してもよく、その手段に制限がない。
その場合に、継手本体の内側にコアを取り付けるためのコア装着手段とストッパー手段とを併用することもできる。
例えば、コアの外径部におねじ部を形成して継手本体のめねじ部に螺着取付する場合にあっては、この継手本体のコア取付用のめねじ部のねじ山ピッチ,ねじ山高さ等を鋼管螺合用ねじ部のそれらとに差を設けることで、鋼管の螺合進入を規制することができる。
また、鋼管のおねじ部が乗り上げたり、カジリが発生した場合にも作業者はそのトルク上昇を感知することができ、安心して配管作業ができる。
シール剤にトルク調整機能を付与した場合にあっては鋼管のおねじ部を所定の深さまでねじ込むと締め付けトルクが大きくなり、安心して締め付け作用ができる。
管材20は、鋼製の管本体21の内周面と外周面の両方を樹脂層からなる内周被覆部22と外周被覆部23を形成したライニング鋼管の先端部に外周被覆部を取り除き、おねじ部24を形成した例になっている。
管継手10は、開口部内側に管材を螺合するための、めねじ部12aと、その奥側にストッパー部12bと、コア装着部12cとを兼ね備えためねじ部(12b+12c)になっていて、管材20のおねじ部24を螺合するめねじ部12aのねじ目(ねじピッチ)より細目(ねじピッチが小さい)ねじ目に形成してある。
樹脂製のコア15は、外径部の奥側にコアねじ部15dを形成し、管継手10のめねじからなる上記コア装着部12cに螺着し、エルボ内側の保護層13と接着部13aにて接合されている。
また、必要に応じてコアねじ部15dとコア装着12cとを接着固定してもよい。
コア15の内側には、強度アップを目的に突条部15cを設けた例になっているとともに外周側にヒレ部15aを形成し、管材20を螺合すると管材20の内周面により倒れ込み、コア外径部の突部15bを押圧するように当接し、内周面のシール性を確保している。
継手本体11のめねじ部12aに対して、それより細目ねじ部からなるストッパー部12bになっているので、テーパねじ部24,12aとの螺合が深くなるにつれて締め付けトルクが上昇するものの、仮に締め付け過ぎると鋼管の先端部24aのねじ山が細目ねじ部のストッパー部12bには進入することができず、急激に締め付けトルクが上昇することになり、過締め付けを防止する。
また、めねじ部12aには、シール剤14をプレコートしてあってもよい。
このようにシール剤14をプレコートした継手の場合にあっては前述したように、シール剤にトルク調整機能を有するようにしてもよい。
なお、段付きソケット,チーズソケット等、タイプに制限はない。
図2は、ストッパー手段としてストッパー部112bのねじ山の谷深さを管材20のおねじ部24の山高さよりも浅くすることで、ストッパー機能を付与した管継手10aの例で、この場合にコア15は樹脂製であるためにストッパー部112bと連続して設けたコア装着部112cに外ねじ部115dで螺着固定できる。
図3(a)は、上記とは逆にストッパー部212bのねじ山の高さを管材20の螺合のねじ部12aよりも高くした管継手10bの例である。
これに合せてコアねじ部215dも締結されている。
図3(b)は、テーパねじ部12aにねじ目に差を設けずにコアねじ部315dでめねじ部12aの奥側に螺着した後にそれよりも開口部側(手前側)のめねじ部に金属ペーストからなる接着剤を塗布固化し、ストッパー部312bとした管継手10cの例である。
このように本発明におけるストッパー部は、管材20の過締めを防止するためのものであり、その形成手段に制限はない。
図4は、エルボの曲がり部内側の保護層とコア部を一体化したコア16の管継手10dに細目ねじからなるストッパ部12bを形成した管継手10dの例を示す。
コア16は、固定部16a等を介してエルボの内側に装着されているが、この種の管継手においてもストッパー部12bを形成することで管材20の過締めによるコアの破損を防止する。
また、本発明におけるストッパー部は、所定以上に締め付けると急激に締め付けトルクが上昇するものも含まれる。
11 継手本体
12a めねじ部
12b ストッパー部
12c コア装着部
13 保護層
14 シール剤
15 コア
15a コアねじ部
20 管材
21 管本体
22 内周被覆部
23 外周被覆部
24 おねじ部
24a 先端部
Claims (2)
- めねじ部を有する金属製の継手本体と、当該めねじ部の内側に樹脂製のコアとを備え、
前記めねじ部とコア外周部との間に被覆管材のおねじ部を螺合する防食管継手であって、
前記めねじ部の奥側に前記被覆管材が所定の深さ以上に螺合するのを規制した螺合規制手段を有し、
前記螺合規制手段は、前記めねじ部のうち螺合を規制する部分のねじピッチが前記被覆管材のおねじ部のねじピッチより小さく設定されている、ことを特徴とする防食管継手。 - 前記樹脂製のコアは外径部の奥側に前記継手本体の内側に当該コアを取り付けるためのコア装着手段としてコアねじ部を有し、前記コアねじ部は前記螺合を規制する部分以外の一般部のめねじ部のねじピッチと同じであり、
前記螺合規制手段と前記コア装着手段とを併用したことを特徴とする請求項1記載の防食管継手。
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