JP3176618U - ねじ無し継手アタッチメント - Google Patents
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Abstract
【課題】フレキ管と鋼管とを、異種金属の接触による電食を防止して接続する鉄製のねじ無し継手アタッチメントを提供する。
【解決手段】おねじ型ねじ無し継手アタッチメントは、ステンレス製の本体1、おねじ2−1、絶縁のための樹脂被膜3によりなる。また、めねじ型ねじ無し継手アタッチメントも同様に、ステンレス製の本体、めねじ、絶縁のための樹脂被膜よりなる。本体1は最初、ねじ切り前の形状の物をステンレス鋳物またはステンレス鋼管で製作する。形状はねじ部に削り代がついた形状になる。次に、この物に絶縁のための樹脂被膜3(エポキシ、ナイロン、ポリエチレンなど)をつける。最後に、おねじ2−1またはめねじを切削する。この工程でねじ部以外は樹脂被膜がついているねじ無し継手アタッチメントができる。
【選択図】図3
【解決手段】おねじ型ねじ無し継手アタッチメントは、ステンレス製の本体1、おねじ2−1、絶縁のための樹脂被膜3によりなる。また、めねじ型ねじ無し継手アタッチメントも同様に、ステンレス製の本体、めねじ、絶縁のための樹脂被膜よりなる。本体1は最初、ねじ切り前の形状の物をステンレス鋳物またはステンレス鋼管で製作する。形状はねじ部に削り代がついた形状になる。次に、この物に絶縁のための樹脂被膜3(エポキシ、ナイロン、ポリエチレンなど)をつける。最後に、おねじ2−1またはめねじを切削する。この工程でねじ部以外は樹脂被膜がついているねじ無し継手アタッチメントができる。
【選択図】図3
Description
本考案は、管継手に属す。
電線管のねじによる接続は、接続する2本の管の端部におねじを切って、これらをソケットのめねじにねじ込んで接続する。従って、管のおねじを切った部分のねじ底が最も薄い肉厚になり、ここが強度上の弱点になる。そのために配管に振動、引張、圧縮、曲げなどの荷重がかかるとおねじ部で折れやすかった。
電線管とソケットは溶融亜鉛めっき他の防食処理がしてあるが、ねじ部はねじ切りで表面処理が削られてしまう。そのために管のおねじでソケットのめねじにはまっていない部分は容易に腐食する。ねじ底の肉厚が薄いうえに腐食するので雨水の掛かる所、トンネルや地下などの湿気のおおい所では腐食で穴があくことがあった。腐食が進行すると管が切れることもある。
電線管のねじによる接続は、ねじ込むために管やソケットを回転しなければならないので管路の一方から順次接続して伸ばしていく必要があり、管路の長さの調節は困難であった。また、管路の両端から接続を開始し中間点でこれらを接続するようなことはできなかった。
上述の折れ、腐食、接続などの対策のために、最近はねじ無しカップリング(鉄製で溶融亜鉛めっきがしてある)を使うようになった。これは後で詳細な説明をするが、管にねじを切らずに接続するので、強度があり、ねじのように回転しなくてよいので何処からでも、同時に何か所かの接続を始めてもよく便利になった。しかし、配管後に地震などで管路に伸縮や曲げ荷重かかると追随できない場合があった。
そのためにフレキ管(薄いステンレス蛇腹管で外面は樹脂被膜で保護してある。その両端には配管に接続するためのめねじまたはおねじを切った接続部品が取付けられている)を併用するようになった。そうすると、今度はねじ無しカップリングとフレキ管をつなぐ部材:ねじ無し継手アタッチメントが必要になった。このとき接続部品、ねじ無し継手アタッチメント、ねじ無しカップリングの間で異種金属による電食が起こった。
フレキ管と鋼管とを鉄製のねじ無しカップリングを用いて接続する場合に、両者を接続するねじ無し継手アタッチメントを提供し、あわせて異種金属による電食も防ぐこと。
ねじ無し継手アタッチメントはフレキ管の接続部品の材料と電食を起こさない材料にし、表面処理はねじ無しカップリングと電気的絶縁をするか同じ表面処理をする。
フレキ管の接続部品がステンレス製の場合、ねじ無し継手アタッチメントの材料はステンレスにする。ねじ無し継手アタッチメントの一方の端部はおねじまたはめねじを設けてフレキ管のねじに接続できるようにし、もう一方の端部は樹脂被膜を形成してねじ無しカップリングと接続したときに電気的絶縁ができるようにする。
フレキ管の接続部品が亜鉛ダイキャスト製の場合、ねじ無し継手アタッチメントの材料は鉄に溶融亜鉛メッキを施したものにする。
フレキ管の接続部品がステンレス製の場合、ねじ無し継手アタッチメントの材料はステンレスにする。ねじ無し継手アタッチメントの一方の端部はおねじまたはめねじを設けてフレキ管のねじに接続できるようにし、もう一方の端部は樹脂被膜を形成してねじ無しカップリングと接続したときに電気的絶縁ができるようにする。
フレキ管の接続部品が亜鉛ダイキャスト製の場合、ねじ無し継手アタッチメントの材料は鉄に溶融亜鉛メッキを施したものにする。
ねじ無しカップリングとフレキ管の電食問題がなくなり、信頼性の高い配管ができる。電線管以外では、都市ガスや空気配管などにも利用できる。
ねじ無し継手アタッチメントのねじ無しカップリングに接続する端部は、絶縁のための樹脂被膜をつけるが、接続する電線管と同じ寸法形状にする。フレキ管に接続する端部は、フレキ管の接続部がめねじとおねじの2種あるので2種になる。そのために、ねじ無し継手アタッチメントはおねじ型とめねじ型の2種類になる。
本考案の実施例を図1および図2に示す。
図1はおねじ型ねじ無し継手アタッチメントで、1がステンレス製の本体、2−1がおねじ、3が絶縁のための樹脂被膜である。図2はめねじ型ねじ無し継手アタッチメントで、1がステンレス製の本体、2−2がめねじ、3が絶縁のための樹脂被膜である。
図1はおねじ型ねじ無し継手アタッチメントで、1がステンレス製の本体、2−1がおねじ、3が絶縁のための樹脂被膜である。図2はめねじ型ねじ無し継手アタッチメントで、1がステンレス製の本体、2−2がめねじ、3が絶縁のための樹脂被膜である。
これらのねじ無し継手アタッチメントは次の工程で製作する。
本体1は最初、ねじ切り前の形状の物をステンレス鋳物またはステンレス鋼管で製作する。形状は図1および図2のねじ部に削り代がついた形状になる。次に、この物に絶縁のための樹脂被膜3(エポキシ、ナイロン、ポリエチレンなど)をつける。最後に、おねじ2−1またはめねじ2−2を切削する。この工程でねじ部以外は樹脂被膜がついているねじ無し継手アタッチメントができる。
本体1は最初、ねじ切り前の形状の物をステンレス鋳物またはステンレス鋼管で製作する。形状は図1および図2のねじ部に削り代がついた形状になる。次に、この物に絶縁のための樹脂被膜3(エポキシ、ナイロン、ポリエチレンなど)をつける。最後に、おねじ2−1またはめねじ2−2を切削する。この工程でねじ部以外は樹脂被膜がついているねじ無し継手アタッチメントができる。
樹脂被膜3は絶縁のためなので、ねじ無しカップリングと接する部分だけつけてもよい。図1および図2の樹脂被膜3はこの例である。この場合、上述の製作順序を変えて、ねじ切削を先にして、その後でそのねじと樹脂被膜が必要ない部分をカバーする治具(ねじやといとマスキング)をねじ込んで樹脂被膜をつける。
なお樹脂被膜は熱収縮性樹脂チューブを用いてもよい。
なお樹脂被膜は熱収縮性樹脂チューブを用いてもよい。
絶縁継手の使い方を図3、図4および図5で説明する。
図3はおねじ型ねじ無し継手アタッチメント、図4はめねじ型ねじ無し継手アタッチメントである。4はねじ無しカップリング本体、5はシールリング、6はボルトである。7は電線管である。8はフレキ管、8−1はフレキ管のめねじ端部、9−1はめねじ、8−2はフレキ管のおねじ端部、9−2おねじである。
図3はおねじ型ねじ無し継手アタッチメント、図4はめねじ型ねじ無し継手アタッチメントである。4はねじ無しカップリング本体、5はシールリング、6はボルトである。7は電線管である。8はフレキ管、8−1はフレキ管のめねじ端部、9−1はめねじ、8−2はフレキ管のおねじ端部、9−2おねじである。
接続は先ずフレキ管8にねじ無し継手アタッチメント1を接続する。
最初にねじ接続部をシールするために、ねじ無し継手アタッチメント1のおねじ2−1およびフレキ管8のおねじ9−2に必要であればシール剤を塗布する。次にフレキ管8のめねじ端部8−1のめねじ9−1にねじ無し継手アタッチメント1のおねじ2−1、またはおねじ端部8−2のおねじ9−2にねじ無し継手アタッチメント1のめねじ2−2をねじ込み接続する。
最初にねじ接続部をシールするために、ねじ無し継手アタッチメント1のおねじ2−1およびフレキ管8のおねじ9−2に必要であればシール剤を塗布する。次にフレキ管8のめねじ端部8−1のめねじ9−1にねじ無し継手アタッチメント1のおねじ2−1、またはおねじ端部8−2のおねじ9−2にねじ無し継手アタッチメント1のめねじ2−2をねじ込み接続する。
次にねじ無し継手アタッチメント1と電線管7をねじ無しカップリング4で接続する。
ねじ無しカップリング4の左側からねじ無し継手アタッチメント1をシールリング5の図の位置まで差し込み、右側から電線管7を図のように差し込んで、ボルト6を締付けるとねじ無しカップリング4の本体がねじ無し継手アタッチメント1、シールリング5および電線管7に抱きつくようにたわみがっちりと固定すると同時にシールをする。ねじ無し継手アタッチメント1の差し込み部分は樹脂被膜3で覆われているので、ねじ無しカップリング4と電気的な導通はなく絶縁状態になっている。
ねじ無しカップリング4の左側からねじ無し継手アタッチメント1をシールリング5の図の位置まで差し込み、右側から電線管7を図のように差し込んで、ボルト6を締付けるとねじ無しカップリング4の本体がねじ無し継手アタッチメント1、シールリング5および電線管7に抱きつくようにたわみがっちりと固定すると同時にシールをする。ねじ無し継手アタッチメント1の差し込み部分は樹脂被膜3で覆われているので、ねじ無しカップリング4と電気的な導通はなく絶縁状態になっている。
ねじ無しカップリング4への差し込み深さはシール可能な範囲で調節できるので。管路の長さ方向の調節が容易である。また、接続はねじ無しカップリング4にねじ無し継手アタッチメント1と電線管7を差し込んでするので、管路の起点と終点から配管を始め、最後にこのねじ無しカップリング4でフレキ管8側と電線管7側を接続することもできる。
管路の異種金属の接触や電気的な絶縁が必要な場合に使われる。例えば、空気や都市ガスのステンレスフレキ管とガス管の接続部にも利用できる。
1:ねじ無し継手アタッチメントの本体
2−1:おねじ 2−2:めねじ 3:絶縁のための樹脂被膜
4:ねじ無しカップリングの本体 5:シールリング 6:ボルト 7:電線管
8:フレキ管 8−1:めねじ端部 8−2:おねじ端部 9−1:めねじ
9−2おねじ
2−1:おねじ 2−2:めねじ 3:絶縁のための樹脂被膜
4:ねじ無しカップリングの本体 5:シールリング 6:ボルト 7:電線管
8:フレキ管 8−1:めねじ端部 8−2:おねじ端部 9−1:めねじ
9−2おねじ
Claims (1)
- フレキ管の接続部品と電食を起こさない材料を用いて、一方の端部はおねじまたはめねじを設けてフレキ管のねじに接続できるようにし、もう一方の端部は樹脂被膜を形成するかまたは同じ表面処理をするかして、ねじ無しカップリングと電食が起きないようにしたことを特徴とするねじ無し継手アタッチメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012002371U JP3176618U (ja) | 2012-04-04 | 2012-04-04 | ねじ無し継手アタッチメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012002371U JP3176618U (ja) | 2012-04-04 | 2012-04-04 | ねじ無し継手アタッチメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3176618U true JP3176618U (ja) | 2012-06-28 |
Family
ID=48003542
Family Applications (1)
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JP2012002371U Expired - Fee Related JP3176618U (ja) | 2012-04-04 | 2012-04-04 | ねじ無し継手アタッチメント |
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JP (1) | JP3176618U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110296286A (zh) * | 2019-05-08 | 2019-10-01 | 宁远县百盈贸易有限公司 | 一种铜管隔电装置 |
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2012
- 2012-04-04 JP JP2012002371U patent/JP3176618U/ja not_active Expired - Fee Related
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