JP6267270B2 - メダル貸機 - Google Patents
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Description
本発明は、スロットル等の遊技場で使用されているメダルを貸出すメダル貸機であって、紙幣投入及び貸出ボタンの操作によってホッパーに貯えているメダルを所要枚数だけ貸機前面に設けたトレイに払い出し、又は使用したメダルを貸機の前面に設けたメダル投入口から投入するとそのメダルを回収するとともに投入されたメダル枚数を貸機内のメダルカウンターで電気情報として記憶保存して、貸機内コンピュータでメダル計算の情報として使用されるメダル貸機におけるメダルの取出し用のトレイと、メダル投入口の構造に関する。
従来のメダル貸機は、特許文献1の発明の如くメダルの払出しのトレイと、使用したメダルを投入してメダル回収できるようにする投入口とは、貸機の別の位置に独立して設けられている。
この特許文献1の発明では、貸機の上方にメダル払出口を設け、同払出口にスロットル機の受皿への腕状のメダルシュートを取り付け、貸機の下方に使用したメダルの回収用の受皿部及びメダルホッパーを設けている。そのため、貸機内ホッパーから払い出された貸出のメダルを下方のメダルホッパーから上方のメダル払出口まで上昇させる揚送機構が必要となり、貸機内の構造が複雑となる。又、貸機の払出メダルを手でスロットル機へ移動させるタイプの貸機では、払出口とメダル投入口を上下2個所設ける必要があり、遊技者のメダル移動操作性が悪くなる。又、このメダルシュートでメダルをスロットル機の受皿へ移動させるタイプは、貸機の貸出メダルをスロットル機の受皿へ移行させるので便利な一面、スロットル機の点検・補修の為に前面扉を開く場合、メダルシュートが逆にその開く時の障害となるという欠点もある。
更に、特許文献2には、遊技媒体貸出機の計数メダル受皿部が貸出機の前面から突出するように設けられ、同計数メダル受皿部が貸出して払い出されたメダルの受皿となるとともに、使用したメダルを投入して投入メダルを受け入れてそのメダル枚数をカウントして投入メダル情報としてメダル処理できる装置が開示されている。
しかし、この装置では計数メダル受皿でメダルの取り出し及びメダル投入を容易にし且つメダル零れがないように貸出機の前面の計数メダル受皿を長く突き出すことは遊技機の扉を点検・補修の為に開く際に扉がこの計数メダル受皿と当るので、長く突き出すことができにくいものであった。又、遊技機の交換作業時に貸出機の前面に突出した計数メダル受皿部が遊技機と接触して装置を破損させることとなる。そのため、計数メダル受皿部の長さが長くできず短くなって、その分計数メダル受皿部からメダルの遊技者の手による取り出しを難しく且つメダル零れしやすくしていた。
しかし、この装置では計数メダル受皿でメダルの取り出し及びメダル投入を容易にし且つメダル零れがないように貸出機の前面の計数メダル受皿を長く突き出すことは遊技機の扉を点検・補修の為に開く際に扉がこの計数メダル受皿と当るので、長く突き出すことができにくいものであった。又、遊技機の交換作業時に貸出機の前面に突出した計数メダル受皿部が遊技機と接触して装置を破損させることとなる。そのため、計数メダル受皿部の長さが長くできず短くなって、その分計数メダル受皿部からメダルの遊技者の手による取り出しを難しく且つメダル零れしやすくしていた。
本発明が解決しようとする課題は、従来の問題点を解消し、払い出したメダルの取出しのトレイが簡単な操作で投入口として使用できるようにして、しかも遊技者のメダルの取り出しと投入の操作を容易にするとともに、払い出し構造とメダルの投入口構造の設置空間を少なくし、又貸機内の動力を必要とする機構を増さないようにする。
及び、トレイが前方に長くできてメダルの取り出し及びメダルの投入が容易に出来、更に遊技機の前面扉の開閉の支障にならないようにトレイを後退させることができるようにする。
及び、トレイが前方に長くできてメダルの取り出し及びメダルの投入が容易に出来、更に遊技機の前面扉の開閉の支障にならないようにトレイを後退させることができるようにする。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) メダルを使用して遊技する店で使用され、紙幣を投入した場合及び貸機内に預けたメダルから貸出ボタン操作によって貸出す場合に、所要枚数のメダルを内部に設けたメダルホッパーから払出機で払い出して払出路を介して貸機前面に設けたトレイに払い出す機能を有し、又貸機前面に設けた投入口から遊技に使用したメダルを投入するとメダルを貸機内の回収路を経て回収するとともに、投入したメダル枚数をメダルカウンターにより計数して投入メダル情報として電気的に記憶されて、同投入メダル情報は貸機に備えたコンピュータでメダル計算処理に使用されるようにしたメダル貸機に於いて、
前記トレイは上面及び後面を開口した箱状であり且つ貸機前面に突出するように設けられ、前記トレイの中間の高さに形成されるトレイ底面は水平状態と貸機内部に向けて下方に傾斜する傾斜状態に変更できる可動底面と後方中間底面とから形成され、同可動底面をトレイにある回転操作レバーの操作によって水平状態と傾斜状態に変更できる状態切換機構を有し、トレイの後面で前記トレイ底面上方の開口は貸機のメダル払出路の払出口に臨んでいて、前記トレイ底面は前記払出口に設けたメダルシュートを介して接続され、又傾斜状態にある可動底面の上面のメダルはその傾斜によって滑ってトレイの前記後方中間底面下方にある開口部分を介して貸機内の回収路へ落下するように構成され、前記回転操作レバーの操作で可動底面を水平状態又は傾斜状態にでき、前記トレイの上方開口を払出しメダルの取出口又はメダルの投入口にもできるようにしたことを特徴とする、メダル貸機
2) 前記状態切換機構が、トレイの可動底面をトレイの前方で枢支して傾動可能とし、同可動底面を傾斜方向に付勢するスプリングをトレイ本体との間に設けるとともに、可動底面に規制片を垂設し、同規制片の先端をトレイ本体の水平面で回転する回転体に立設した螺旋壁面の外面と接触させるとともに、前記螺旋壁面の連続した外面に可動底面を水平状態に保持する上方係止の位置と可動底面を傾斜状態に保持する下方係止の位置とを有し、前記回転体を回転させる回転操作レバーを設けるとともに同回転操作レバーを回転操作することで、規制片を上方係止の位置に当接させて可動底面を水平に保持し、又規制片を下方係止の位置に当接させて可動底面を傾斜状態に保持させるようにした構造である、前記1)記載のメダル貸機
3) トレイの後部が貸機内へ収納されるように後退自在に貸機に取付けられた、前記1)又は2)記載のメダル貸機
にある。
1) メダルを使用して遊技する店で使用され、紙幣を投入した場合及び貸機内に預けたメダルから貸出ボタン操作によって貸出す場合に、所要枚数のメダルを内部に設けたメダルホッパーから払出機で払い出して払出路を介して貸機前面に設けたトレイに払い出す機能を有し、又貸機前面に設けた投入口から遊技に使用したメダルを投入するとメダルを貸機内の回収路を経て回収するとともに、投入したメダル枚数をメダルカウンターにより計数して投入メダル情報として電気的に記憶されて、同投入メダル情報は貸機に備えたコンピュータでメダル計算処理に使用されるようにしたメダル貸機に於いて、
前記トレイは上面及び後面を開口した箱状であり且つ貸機前面に突出するように設けられ、前記トレイの中間の高さに形成されるトレイ底面は水平状態と貸機内部に向けて下方に傾斜する傾斜状態に変更できる可動底面と後方中間底面とから形成され、同可動底面をトレイにある回転操作レバーの操作によって水平状態と傾斜状態に変更できる状態切換機構を有し、トレイの後面で前記トレイ底面上方の開口は貸機のメダル払出路の払出口に臨んでいて、前記トレイ底面は前記払出口に設けたメダルシュートを介して接続され、又傾斜状態にある可動底面の上面のメダルはその傾斜によって滑ってトレイの前記後方中間底面下方にある開口部分を介して貸機内の回収路へ落下するように構成され、前記回転操作レバーの操作で可動底面を水平状態又は傾斜状態にでき、前記トレイの上方開口を払出しメダルの取出口又はメダルの投入口にもできるようにしたことを特徴とする、メダル貸機
2) 前記状態切換機構が、トレイの可動底面をトレイの前方で枢支して傾動可能とし、同可動底面を傾斜方向に付勢するスプリングをトレイ本体との間に設けるとともに、可動底面に規制片を垂設し、同規制片の先端をトレイ本体の水平面で回転する回転体に立設した螺旋壁面の外面と接触させるとともに、前記螺旋壁面の連続した外面に可動底面を水平状態に保持する上方係止の位置と可動底面を傾斜状態に保持する下方係止の位置とを有し、前記回転体を回転させる回転操作レバーを設けるとともに同回転操作レバーを回転操作することで、規制片を上方係止の位置に当接させて可動底面を水平に保持し、又規制片を下方係止の位置に当接させて可動底面を傾斜状態に保持させるようにした構造である、前記1)記載のメダル貸機
3) トレイの後部が貸機内へ収納されるように後退自在に貸機に取付けられた、前記1)又は2)記載のメダル貸機
にある。
本発明では、トレイの中間位置に形成される底面が可動底面と後方中間底面とより構成し、しかも可動底面が水平状態と傾斜状態になっていて、水平状態では貸機内のメダル払出路の払出口がトレイ底面に絡がって払出されるメダルがトレイに貯えられメダルトレイとして機能し、又可動底面を傾斜すると可動底面に投入されるメダルを貸機の回収口を介してメダルの回収路に絡ぐことができ、しかもその状態の切換が回転操作レバーの左右回転で切換えられるようになっているので、トレイは取出トレイとして又は使用したメダルの投入口としても簡単に切換えて使用でき、使用が容易となる。尚、払い出したメダルを直ちに回収することも同様にできる。
しかも、トレイが取出トレイと投入口として兼用するので、貸機での取付空間平面積を少なくできる。メダルの投入口は払い出しトレイの位置になるが、投入のメダルは自重落下で下方へ移動するので、従来のメダルホッパー・払出機・メダルカウンター以外に特別の動力装置は不要となっている。
更に、トレイ後部が貸機へ収納できるものでは、トレイの貸機前面からの突出長さを短くして、隣の遊技機の前面扉の点検・補修等で開く際の支障にならなくできる。逆に、通常使用の場合トレイを前方に長く突出できるので、メダルの取り出し・メダル投入が容易にできる。
本発明の状態切換機構は実施例の構造に限ることなく、他の機構でも可能である。好ましくは、シンプルな機構でメダルの取出し及び投入が容易で且つメダル洩れがない形状・機構が好ましい。
以下、図1〜図12に示す実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例の状態切換機構は、請求項2を引用した請求項3記載の構造であり、しかもトレイの後方の一部が貸機内に収納され、回転操作レバーはトレイの前面の開口から突出して左又は右方向に回動することで、トレイを払い出されたメダルの取り出しトレイと、メダル投入口とに切換えられるようにした例である。
本実施例の状態切換機構は、請求項2を引用した請求項3記載の構造であり、しかもトレイの後方の一部が貸機内に収納され、回転操作レバーはトレイの前面の開口から突出して左又は右方向に回動することで、トレイを払い出されたメダルの取り出しトレイと、メダル投入口とに切換えられるようにした例である。
(実施例の符号の説明)
Gは実施例のメダル貸機、Sは遊技機のスロットル機、Cはメダル貸機Gの貸機ケーシング、CFは同貸機の前面壁、HMはメダルホッパー、HDはメダルホッパーHMの下部に取付けたメダル払出機、HRはメダルの払出路、HOは払出口、SHは紙幣判別装置、STは紙幣投入口、MRは回収路、MROは回収口、MCはメダルカウンター、MKはメダル供給コンベア、MSはメダル供給コンベアMKからメダルを貸機内のメダルホッパーHMへ送り込む補給路、UMKはメダル回収コンベア、UMHは回収路MRのメダルをメダル回収コンベアUMKへ送り出すメダル排出路、COMは貸機の機器を制御・情報を入力して記憶・計算・ソフト処理及び表示器LD・表示処理を行う貸機コンピュータ、BHは貸機に預けたメダルからの貸出ボタン、ICはメダル枚数を管理するメダルICカードのメダルICカード挿入口、LDは紙幣額又はメダル枚数等を表示する表示器である。
Gは実施例のメダル貸機、Sは遊技機のスロットル機、Cはメダル貸機Gの貸機ケーシング、CFは同貸機の前面壁、HMはメダルホッパー、HDはメダルホッパーHMの下部に取付けたメダル払出機、HRはメダルの払出路、HOは払出口、SHは紙幣判別装置、STは紙幣投入口、MRは回収路、MROは回収口、MCはメダルカウンター、MKはメダル供給コンベア、MSはメダル供給コンベアMKからメダルを貸機内のメダルホッパーHMへ送り込む補給路、UMKはメダル回収コンベア、UMHは回収路MRのメダルをメダル回収コンベアUMKへ送り出すメダル排出路、COMは貸機の機器を制御・情報を入力して記憶・計算・ソフト処理及び表示器LD・表示処理を行う貸機コンピュータ、BHは貸機に預けたメダルからの貸出ボタン、ICはメダル枚数を管理するメダルICカードのメダルICカード挿入口、LDは紙幣額又はメダル枚数等を表示する表示器である。
又、11は実施例のトレイ、11aはトレイ前面、11bはトレイ前面11a下方の開口、11cはトレイ11の左右両側にあるトレイ前方側面、11dは左右両側にあるトレイ後方側面、11eはトレイ後方側面11dの前端の円弧状端面、11fはトレイの後方開口、11gはトレイ11の固定前方底面、11hはトレイ前方側面11cとトレイ後方側面11dとの連接段部、12はトレイ11の上方開口、13はトレイ11の底面、131は底面13の前方にある可動底面、131aは可動底面131の円弧状の左側面ガイド板、131bは可動底面131の枢支軸、131cは可動底面131の後方段面、137はトレイ後方側面11dの後端上方に突出させたストッパ、138はトレイ底面13を形成するトレイ11の中間高さ位置の左右のトレイ後方側面11d間に架設した後方中間底面である。
14は状態切換機構、141は可動底面131の下面からJ状に垂設した規制片、142は可動底面131と固定前方底面11gとの間に取付けられた可動底面131を傾斜方向に引き寄せる付勢手段であるスプリング、143は固定前方底面11gの上面に取付けられた円盤状の回転体、143aは同回転体143の上面に立設された螺旋壁面、143bは同螺旋壁面の規制片141が可動底面131を水平にする水平維持の当接の位置、143cは規制片141が可動底面131を傾斜状態に維持する傾斜維持の当接の位置、143dは回転体143の回転中心ねじ、143eは回転体143の上面の前方に立設したC字状の回転リング、143fは同回転リング143eに取付けた回転操作レバー、15は払出口HOと回収口MROを設けトレイ11を前後に進退可能に保持する貸機ケーシングCに固着した取付フレーム、15aは取付フレーム15の上方に設けたメダルの払出口で払出口HOともなる。15bは同払出口に設けたメダルシュート、15cはトレイ支持ガイド板、15dは取付フレーム15に設けたメダルの回収口、15eは可動底面131の後端を水平と傾斜との間の状態への移動をガイドする登りスロープ状の左右あるガイド側板、15fは欠番、15gは取付フレーム15の前面カバー、15hは同前面カバー15gに設けられたトレイ11を貫通させてトレイ11を後退可能とするトレイ開口である。
(実施例の動作)
メダルはメダル供給コンベアMKからメダル補給路MSを経て、メダルホッパーHMへ送られ、メダルホッパーHMには多くのメダルが貯えられている。
メダルはメダル供給コンベアMKからメダル補給路MSを経て、メダルホッパーHMへ送られ、メダルホッパーHMには多くのメダルが貯えられている。
紙幣が紙幣投入口STへ投入されると、貸機コンピュータ(制御装置)COMは払出機HDへ所要枚数のメダルを払い出して払出路HRへ送り、メダルは払出口HO(取付フレーム15のメダル払出口15a)からメダルシュート15bを介してトレイ11のトレイ底面13へ落下する。
又、貸機前面壁CFに設けた貸出ボタンBHを操作しても、同様にメダルホッパーHMから所要枚数のメダルが払出口HO(取付フレーム15の払出口15a)からトレイ11に向けて落下させる。貸機コンピュータCOMによるメダルの計算・払出制御・表示器LD制御・貸出計算・メダルカウンターのメダル枚数情報は周知であるので省略している。又、本貸機ではメダルICカードにもメダル枚数情報を書き込み、変更できるようにしている。
又、貸機前面壁CFに設けた貸出ボタンBHを操作しても、同様にメダルホッパーHMから所要枚数のメダルが払出口HO(取付フレーム15の払出口15a)からトレイ11に向けて落下させる。貸機コンピュータCOMによるメダルの計算・払出制御・表示器LD制御・貸出計算・メダルカウンターのメダル枚数情報は周知であるので省略している。又、本貸機ではメダルICカードにもメダル枚数情報を書き込み、変更できるようにしている。
トレイ11のトレイ底面13は固定前方底面11gの上方の可動底面131と後方中間底面138とからトレイ11の中間の高さで構成される。可動底面131は前方上端の枢支軸131bで枢支され、スプリング142で下方へ付勢され、規制片141で水平か傾斜かの状態が決定されている。
又、可動底面131の回転は可動底面131の左右側方に固着した円弧状の左側面ガイド板131aがトレイ11の左側及び右側のトレイ後方側面11dの前端の円弧状端面11eと接触して可動底面131の枢支軸131bまわりの回動を円滑にしている。
又、可動底面131の後端は取付フレーム15の登りスロープ状ガイド側板15eの端面を滑って、水平から傾斜状態に又はその逆の傾斜から水平状態に滑らかに移行するようにガイドされている。
又、可動底面131の後端は取付フレーム15の登りスロープ状ガイド側板15eの端面を滑って、水平から傾斜状態に又はその逆の傾斜から水平状態に滑らかに移行するようにガイドされている。
そして、トレイ11全体は取付フレーム15の前方に突出したU字状の支持ガイド板15cで進退自在に保持され、トレイ11の所定以上の前方への飛び出しはトレイ11の左右の後方側面11dの後端上方のストッパ137が取付フレーム15の払出口15aの口縁(トレイ開口15hの口縁)と当って防がれている。
又、トレイ11全体の後退に対してはトレイ11の前方側面11cと後方側面11dとの間の連接段部11hが取付フレーム15のトレイ支持ガイド板15cの側面の前端面とに当ってトレイ11の後方移動が停止し、トレイ11の後部は取付フレーム15内に収納された状態となる。
又、トレイ11全体の後退に対してはトレイ11の前方側面11cと後方側面11dとの間の連接段部11hが取付フレーム15のトレイ支持ガイド板15cの側面の前端面とに当ってトレイ11の後方移動が停止し、トレイ11の後部は取付フレーム15内に収納された状態となる。
トレイ11は常時は図4,5,6(b),7の如く、前方へ引出されて使用される。この引出された状態で、トレイ11は可動底面131は図4,6(b),7(a)の如く水平状態となって後方中間底面138とともにトレイ底面13を形成し、メダルトレイとして機能する場合と、可動底面131が傾斜した図5,7(b)の傾斜状態となってメダル投入口として機能する場合とがある。
トレイ11が前に引出して可動底面131が水平状態のメダルトレイとして機能する場合について説明する。
この場合は、回転操作レバー143fを左側に回転させる(図4参照)。可動底面131はスプリング142で傾斜方向に付勢されているが、可動底面131の下面に取付けたJ字状の規制片141の下端は回転リング143eのその回転中心(回転中心ねじ143d)からの外面が中心から大きく離れている水平維持の位置143bで当接して、規制片141は直立に近ずき、可動底面131を水平に支持する(図11(a),図12(d)の状態とする)。これによって、貸機内の払出路HRから送られるメダルは取付フレーム15の払出口15a(HO)とメダルシュート15bを経てトレイ11の後方中間底面138と水平な可動底面131の上で受け止められる。メダルの取り出しは、トレイ11に指を差し込むように手を挿入して手前に寄せることで、手にメダルを握ることができる。トレイ11が前に引出されているので、メダル枚数多く受け止められる。
この場合は、回転操作レバー143fを左側に回転させる(図4参照)。可動底面131はスプリング142で傾斜方向に付勢されているが、可動底面131の下面に取付けたJ字状の規制片141の下端は回転リング143eのその回転中心(回転中心ねじ143d)からの外面が中心から大きく離れている水平維持の位置143bで当接して、規制片141は直立に近ずき、可動底面131を水平に支持する(図11(a),図12(d)の状態とする)。これによって、貸機内の払出路HRから送られるメダルは取付フレーム15の払出口15a(HO)とメダルシュート15bを経てトレイ11の後方中間底面138と水平な可動底面131の上で受け止められる。メダルの取り出しは、トレイ11に指を差し込むように手を挿入して手前に寄せることで、手にメダルを握ることができる。トレイ11が前に引出されているので、メダル枚数多く受け止められる。
次に、トレイ11をメダル投入口として使用する場合も、トレイ11は前方に引出した状態にし、回転操作レバー143fを右方向に回転させる。これによって、可動底面131の下面に垂設した規制片141が螺旋壁面143aの表面を滑って回転中心ねじ143dに近い位置143cで当接し、規制片141が傾いて可動底面131を傾斜状態に保持する(図5,図7(b),図11(c),図12(a)参照)。
ここで、可動底面131が水平から傾斜状態へ移行する際、可動底面131の左右両側の後端は取付フレーム15の登りスロープ状のガイド側板15eに沿って下降する。又、及び回転操作レバー143fを右側にしてトレイ11をメダル投入口として使用していた場合において、これをメダルトレイとして使用するには回転操作レバー143fを左側になるように回転操作すればよいが、これをせずに回転操作レバー143fを右側にしたままトレイを後方へ押し込む操作をしても、図8に示すように可動底面131を傾斜状態から水平状態にできる。このように、操作方法の間違いがあっても、水平状態としてメダルトレイとして使用可能にしている。但し、この操作ではトレイ11は後退しているので、トレイの突出長さが短いメダルトレイとして使用される。即ち、この場合でも傾斜状態から水平状態に移行する際も、可動底面131の左右両側の後端が前記ガイド側板15eに沿って下方から上方へ移動し、確実な水平状態移行を可能にしている。図8,図12にその移行を説明している。
このトレイ11の上方開口12を投入口として使用する場合、トレイ11に投入されたメダルはその傾斜した可動底面131を滑って、取付フレーム15のU字状の支持ガイド板15cの傾斜した下面の上に乗って滑って、その回収口15dへ通過して貸機内の回収路MRを通ってメダルカウンターMCとメダル排出路UMHへ経て、メダル回収コンベアUMKへ送られて回収搬送される。
図11に可動底面131を水平状態と傾斜状態とに切換える回転リング143eと、螺旋壁面143aと回転操作レバー143fと規制片141の当接位置との関係を示している。この回転操作レバー143fの90°程の左右の回転によって可動底面131を水平と傾斜の状態に切換えられる。
図12には、トレイ11の前後の引出しと、押し込みと、回転操作レバー143fの回転操作による実施例の状態切換機構14の状態を示す説明図である。
このように、トレイ11は遊技中は常時引出して使用され、回転操作レバー143fの左側への回転操作で、メダルトレイとして使用できる。メダルの投入として使い分けるように使用する。そのため、切換操作が容易で使い易いものとなっている。
トレイ11の後部を貸機内へ収納させるのは、メダル貸機の横に設置したスロットル機Sを点検・補修の為にスロットル機Sの扉を開ける場合に、メダル貸機Gの前方に長く突出したトレイ11が扉の開くときの障害にならないためである。
本発明は、スロットル機の横に置くメダル貸機として使用する他に、他の遊技機の横に隣接して使用するメダル貸機としても使用可能である。
G 実施例のメダル貸機
S スロットル機
C 貸機ケーシング
CF 貸機前面壁
HM メダルホッパー
HD メダル払出機
HR 払出路
HO 払出口
LD 表示器
SH 紙幣判別装置
ST 紙幣投入口
MR 回収路
MRO 回収口
MC メダルカウンター
MK メダル供給コンベア
MS メダル補給路
UMK メダル回収コンベア
UMH メダル排出路
COM 貸機コンピュータ(制御部)
BH 貸出ボタン
IC メダルICカード挿入口
11 トレイ
11a トレイ前面
11b トレイ前面の開口
11c 左右のトレイ前方側面
11d 左右のトレイ後方側面
11e 右トレイ後方側面の円弧状端面
11f トレイの後方開口
11g トレイの固定前方底面
11h 連接段部
12 上方開口
13 トレイ底面
131 可動底面
131a 可動底面の左側面ガイド板
131b 可動底面の枢支軸
131c 後方段面
137 ストッパ
138 後方中間底面
14 状態切換機構
141 規制片
142 スプリング
143 回転体
143a 螺旋壁面
143b 規制片141の当接の位置
143c 規制片141の当接の位置
143d 回転体143の回転中心ねじ
143e 回転リング
143f 回転操作レバー
15 取付フレーム
15a 取付フレームの払出口
15b メダルシュート
15c U字状のトレイ支持ガイド板
15d 回収口
15e ガイド側板
15f 欠番
15g 前面カバー
15h 前面カバーの開口
S スロットル機
C 貸機ケーシング
CF 貸機前面壁
HM メダルホッパー
HD メダル払出機
HR 払出路
HO 払出口
LD 表示器
SH 紙幣判別装置
ST 紙幣投入口
MR 回収路
MRO 回収口
MC メダルカウンター
MK メダル供給コンベア
MS メダル補給路
UMK メダル回収コンベア
UMH メダル排出路
COM 貸機コンピュータ(制御部)
BH 貸出ボタン
IC メダルICカード挿入口
11 トレイ
11a トレイ前面
11b トレイ前面の開口
11c 左右のトレイ前方側面
11d 左右のトレイ後方側面
11e 右トレイ後方側面の円弧状端面
11f トレイの後方開口
11g トレイの固定前方底面
11h 連接段部
12 上方開口
13 トレイ底面
131 可動底面
131a 可動底面の左側面ガイド板
131b 可動底面の枢支軸
131c 後方段面
137 ストッパ
138 後方中間底面
14 状態切換機構
141 規制片
142 スプリング
143 回転体
143a 螺旋壁面
143b 規制片141の当接の位置
143c 規制片141の当接の位置
143d 回転体143の回転中心ねじ
143e 回転リング
143f 回転操作レバー
15 取付フレーム
15a 取付フレームの払出口
15b メダルシュート
15c U字状のトレイ支持ガイド板
15d 回収口
15e ガイド側板
15f 欠番
15g 前面カバー
15h 前面カバーの開口
Claims (3)
- メダルを使用して遊技する店で使用され、紙幣を投入した場合及び貸機内に預けたメダルから貸出ボタン操作によって貸出す場合に、所要枚数のメダルを内部に設けたメダルホッパーから払出機で払い出して払出路を介して貸機前面に設けたトレイに払い出す機能を有し、又貸機前面に設けた投入口から遊技に使用したメダルを投入するとメダルを貸機内の回収路を経て回収するとともに、投入したメダル枚数をメダルカウンターにより計数して投入メダル情報として電気的に記憶されて、同投入メダル情報は貸機に備えたコンピュータでメダル計算処理に使用されるようにしたメダル貸機に於いて、
前記トレイは上面及び後面を開口した箱状であり且つ貸機前面に突出するように設けられ、前記トレイの中間の高さに形成されるトレイ底面は水平状態と貸機内部に向けて下方に傾斜する傾斜状態に変更できる可動底面と後方中間底面とから形成され、同可動底面をトレイにある回転操作レバーの操作によって水平状態と傾斜状態に変更できる状態切換機構を有し、トレイの後面で前記トレイ底面上方の開口は貸機のメダル払出路の払出口に臨んでいて、前記トレイ底面は前記払出口に設けたメダルシュートを介して接続され、又傾斜状態にある可動底面の上面のメダルはその傾斜によって滑ってトレイの前記後方中間底面下方にある開口部分を介して貸機内の回収路へ落下するように構成され、前記回転操作レバーの操作で可動底面を水平状態又は傾斜状態にでき、前記トレイの上方開口を払出しメダルの取出口又はメダルの投入口にもできるようにしたことを特徴とする、メダル貸機。 - 前記状態切換機構が、トレイの可動底面をトレイの前方で枢支して傾動可能とし、同可動底面を傾斜方向に付勢するスプリングをトレイ本体との間に設けるとともに、可動底面に規制片を垂設し、同規制片の先端をトレイ本体の水平面で回転する回転体に立設した螺旋壁面の外面と接触させるとともに、前記螺旋壁面の連続した外面に可動底面を水平状態に保持する上方係止の位置と可動底面を傾斜状態に保持する下方係止の位置とを有し、前記回転体を回転させる回転操作レバーを設けるとともに同回転操作レバーを回転操作することで、規制片を上方係止の位置に当接させて可動底面を水平に保持し、又規制片を下方係止の位置に当接させて可動底面を傾斜状態に保持させるようにした構造である、請求項1記載のメダル貸機。
- トレイの後部が貸機内へ収納されるように後退自在に貸機に取付けられた、請求項1又は2記載のメダル貸機。
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