JP6266216B2 - バーナー及びバーナーの制御方法 - Google Patents

バーナー及びバーナーの制御方法 Download PDF

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本開示の技術は、混合気をグロープラグで着火するバーナー及びバーナーの制御方法に関する。
ディーゼルエンジンの排気通路に取り付けられるディーゼルパティキュレートフィルター(DPF:Diesel Particulate Filter)では、微粒子の捕捉される機能を保つために、DPFに捕捉された微粒子を焼却する再生処理が行なわれる。例えば、特許文献1に記載の排気浄化装置では、排気通路におけるDPFの前段に配設されたバーナーが、排気通路を流れる排気に対して燃料を噴射し、排気に含まれる余剰酸素を利用して燃料を燃焼させている。バーナーには、通電によって発熱するグロープラグと、グロープラグの温度を検出する熱電対とが備えられ、排気と燃料との混合気が着火する温度までグロープラグの温度が高められてから燃料が噴射される。なお、混合気を生成する方式には、排気に与える単位時間あたりの熱量を高めることを目的として、空気と燃料との混合気を生成する方式も知られている。
特開昭59−158309号公報
ところで、グロープラグの着火部と熱電対との間には通常隙間が空けられるため、着火部における実際の温度と熱電対の検出する温度との間には少なからず誤差が生じる。そして、熱電対の検出する温度が着火部における実際の温度よりも高いときには、混合気が生成されるとしても、混合気の着火には至らないという問題を招く。あるいは、熱電対の検出する温度が着火部における実際の温度よりも低いときには、混合気が生成されることなく着火部の温度が不要に高められるという問題を招く。
本開示の技術は、混合気の着火に適したタイミングで混合気の生成が開始されるバーナー及びバーナーの制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するバーナーは、筒部と、前記筒部の内部空間を仕切る仕切壁であって、混合気を生成する予混合室と前記混合気が燃焼する燃焼室とに仕切る前記仕切壁と、前記混合気を構成する燃料を前記予混合室に供給する燃料供給部と、前記混合気を構成する空気を前記予混合室に供給する空気供給部と、前記燃焼室に配設されて前記混合気を着火するグロープラグと、前記燃料供給部による燃料の供給、前記空気供給部による空気の供給、および、前記グロープラグに電圧を印加する電源装置の出力を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記グロープラグの抵抗値が前記混合気を着火するための目標値に到達したときに前記燃料供給部に前記燃料の供給を開始させ、前記燃料供給部に前記燃料の供給を開始させる前に前記空気供給部に前記空気の供給を開始させる。
上記課題を解決するバーナーの制御方法は、筒部と、前記筒部の内部空間を仕切る仕切壁であって、混合気を生成する予混合室と前記混合気が燃焼する燃焼室とに仕切る前記仕切壁と、前記混合気を構成する燃料を前記予混合室に供給する燃料供給部と、前記混合気を構成する空気を前記予混合室に供給する空気供給部と、前記燃焼室に配設されて前記混合気を着火するグロープラグと、前記燃料供給部による燃料の供給、前記空気供給部による空気の供給、および、前記グロープラグに電圧を印加する電源装置の出力を制御する制御部と、を備えたバーナーの制御方法であって、前記制御部は、前記グロープラグの抵抗値が前記混合気を着火するための目標値に到達したときに前記燃料供給部に前記燃料の供給を開始させ、前記燃料供給部に前記燃料の供給を開始させる前に前記空気供給部に前記空気の供給を開始させる。
グロープラグの抵抗値は、グロープラグの温度の関数として一意的に定められる値である。そして、上記グロープラグや上記グロープラグの制御方法によれば、グロープラグの温度によって定められるグロープラグの抵抗値が目標値に到達するときに、混合気の生成が開始される。それゆえに、グロープラグの温度が熱電対などによって間接的に検出される場合と比べて、グロープラグの状態が混合気の着火に適した状態であるときに、混合気の生成が開始される。
この構成によれば、グロープラグの抵抗値が目標値に到達する前に、グロープラグには既に空気が供給されている。それゆえに、グロープラグの抵抗値が目標値に到達した後に空気の供給が開始される場合と比べて、燃料が供給された後のグロープラグの降温が抑えられる。結果として、混合気の着火の安定性が高められる。
上記バーナーにおいて、前記混合気が燃焼しているか否かを検出する検出部をさらに備え、前記制御部は、前記グロープラグの抵抗値が前記目標値に到達してから前記混合気が燃焼していることを前記検出部が検出するまで、前記電源装置の出力を制御して前記抵抗値を前記目標値に保つための電圧を前記グロープラグに印加することが好ましい。
この構成によれば、燃料が供給されてから混合気が燃焼し始めるまでの間は、抵抗値を目標値に保つための電圧がグロープラグに印加される。そのため、混合気の着火の安定性が高められるとともに、グロープラグの抵抗値の過大な上昇に起因したグロープラグの故障が抑えられる。
上記バーナーでは、前記制御部は、前記混合気が燃焼していることを前記検出部が検出したとき、前記電源装置の出力を制御して前記グロープラグに対する電圧の印加を停止することが好ましい。
この構成によれば、混合気が燃焼しているときにグロープラグに対する電圧の印加が停止されるため、グロープラグに対する電圧の印加が停止されるとしても、混合気を燃焼させ続けることが可能である。それゆえに、混合気を燃焼させ続ける際に、グロープラグの消費する電力が抑えられる。
上記バーナーにおいて、前記グロープラグに印加されている電圧を電圧検出値として検出する電圧検出部と、前記グロープラグに流れている電流を電流検出値として検出する電流検出部と、をさらに備え、前記制御部は、前記グロープラグでの断線を示す前記電流の閾値を設定し、前記電流検出値が前記閾値を超えるとき、前記電圧検出値と前記電流検出値とを用いて前記抵抗値を演算し、前記電流検出部の検出値が前記閾値以下であるとき、前記混合気の生成を禁止することが好ましい。
グロープラグに断線が生じている状態では、グロープラグに電圧が印加されるとしても、グロープラグの温度が混合気の着火する温度に到達することはない。この構成によれば、グロープラグに断線が生じていない状態で、抵抗値に基づく混合気の生成が開始されるため、混合気の生成される機会の対象からは、グロープラグの断線した状態が除外される。それゆえに、混合気の着火にさらに適したタイミングで混合気の生成が開始される。
本開示の技術におけるバーナーを具体化した一実施形態の構成を示す構成図である。 バーナーの電気的な構成を示す機能ブロック図である。 グロープラグの温度と抵抗値との関係の一例を示すグラフである。 再生処理の処理手順を示すフローチャートである。 昇温処理の処理手順を示すフローチャートである。 停止処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図1〜図6を参照して、本開示におけるバーナー及びバーナーの制御方法の一実施形態を説明する。
図1に示されるように、ディーゼルエンジン10の排気通路11には、排気中に含まれる微粒子を吸着するDPF12が搭載されている。DPF12は、例えば多孔質の炭化ケイ素からなるハニカム構造を有し、その内側に排気中の微粒子を捕捉する。排気通路11に接続されるタービン14には、タービン14と共に回転するコンプレッサー15が連結され、コンプレッサー15には、吸気通路13を通じてバーナー20が接続されている。バーナー20は、DPF12に対して排気が供給される側である前段に接続され、燃料と吸気通路13から供給される空気とを燃焼させて、DPF12に流入する排気を昇温させるDPF12の再生処理を実行する。
バーナー20は、円筒状の筒部21(第1の筒部)と、筒部21よりも内径が大きい筒部22(第2の筒部)とからなる2重筒構造をなしている。筒部21,22の基端側端部は、双方の基端側端部の開口を閉塞する基板23に固定されている。筒部21,22の先端側端部には、筒部21と筒部22との隙間を閉塞する環状の閉塞板24が固定されている。閉塞板24には、略円環状の噴出し板25が連結され、噴出し板25の中央には噴出し口26が形成されている。
筒部21の内部には、仕切壁29が取り付けられ、仕切壁29は、筒部21の内部空間を、混合気が生成される予混合室27と、混合気が燃焼する燃焼室28とに仕切る。仕切壁29は、円板状をなす多孔板であり、仕切壁29の外周縁が筒部21の内周面に接合されている。仕切壁29には、予混合室27と燃焼室28とを連通する複数の連通路30が厚み方向に貫通している。
筒部22の外周面には、仕切壁29よりも先端側に空気供給通路31の下流端が接続されている。空気供給通路31の上流端は、コンプレッサー15の下流に接続され、空気供給通路31には、生成部を構成する空気供給部としての空気弁32が取り付けられている。空気弁32が開弁状態であるとき、筒部21と筒部22との隙間である空気導入室33には、吸気通路13を流れる吸入空気の一部が燃焼用空気として供給される。空気弁32が閉弁状態であるとき、空気導入室33に対する燃焼用空気の供給は停止されている。
筒部21の周壁のうち仕切壁29よりも基端側には、空気導入室33と予混合室27とを連通する複数の第1導入孔34が、筒部21の周方向の全域にわたって形成されている。また、筒部21の周壁のうち仕切壁29よりも先端側には、空気導入室33と燃焼室28とを連通する複数の第2導入孔35が、筒部21の周方向の全域にわたって形成されている。空気導入室33内の燃焼用空気は、第1導入孔34を通じて予混合室27に導入され、また、第2導入孔35を通じて燃焼室28にも導入される。
基板23の中央部分には、生成部を構成する燃料供給部としての噴射ノズル39が固定されている。噴射ノズル39には、燃料タンク40内の燃料の一部が燃料供給通路41を通じて送り込まれる。燃料供給通路41には、燃料ポンプ42、燃料圧力センサー43、燃料温度センサー44、燃料弁45、および、電気ヒーター46が取り付けられている。燃料ポンプ42は、エンジン10を動力源とする機械式のポンプである。燃料圧力センサー43は燃料供給通路41を流れる燃料の圧力である燃料圧力Pfを検出し、燃料温度センサー44は燃料供給通路41を流れる燃料の温度である燃料温度Tfを検出する。燃料弁45は、デューティ制御によって燃料供給通路41を開閉する電磁弁である。電気ヒーター46は、電源装置47から供給される電力である供給電力Wに応じて発熱し、燃料供給通路41を流れる燃料を加熱して燃料を気化させる。噴射ノズル39は、電気ヒーター46から送り込まれる気化燃料を予混合室27に噴射する。
筒部22には、グロープラグ50と、検出部としての温度センサー55とが取り付けられている。グロープラグ50における着火部51は、燃焼室28内にて第2導入孔35と対向する位置よりも仕切壁29側に配置されている。着火部51には、電源装置52から印加される電圧に応じて発熱する抵抗体が内蔵されている。温度センサー55は、燃焼室28内にて着火部51よりも噴出し口26側に配置され、燃焼室28内の温度である燃焼室温Trを検出する。着火部51に内蔵された抵抗体の温度は、グロープラグ温度として設定される。
そして、予混合室27で生成された混合気は、仕切壁29の連通路30を通じて燃焼室28へ流入したのち、グロープラグ50の着火部51によって加熱されることで着火する。これにより、燃焼室28では、混合気が燃焼して、燃焼後の混合気である燃焼ガスが生成される。生成された燃焼ガスは、噴出し口26を通じて排気通路11に向けて流れ、排気通路11の合流部11aで排気通路11に流入する。混合気の燃焼の持続が燃焼室28にて確保されるときの燃焼室28内の温度は、燃焼開始温度Tr1として設定され、混合気の燃焼が持続されると、燃焼室28内の温度は、燃焼開始温度Tr1以上に高まる。
次に、図2〜図6を参照して、バーナー20の電気的な構成について説明する。
バーナー20では、燃料弁45の開閉、空気弁32の開閉、電気ヒーター46に出力される供給電力、および、着火部51の抵抗体に印加される印加電圧Va、これらがバーナー制御部70(以下、単に制御部70という。)によって制御される。
制御部70は、CPU、各種制御プログラムや各種データが格納されたROM、各種演算における演算結果や各種データが一時的に格納されるRAM等によって構成され、ROMに格納された各制御プログラムに基づいて各部を機能させて各種処理を実行する。なお、ここでは、バーナー20の作動態様について、DPF12に付着した微粒子を焼却する処理である再生処理を例にとって説明する。再生処理には、燃焼ガスを生成する処理の他に、グロープラグ50を昇温する昇温処理、着火部51の抵抗体への電圧の印加を停止する停止処理、グロープラグ50の断線を検出する断線検出処理が含まれる。
図2に示されるように、制御部70は、再生処理に必要とされる各種のデータを各種のセンサー61から所定の制御周期で取得する取得処理を実行する。
各種のセンサー61から取得されるデータには、タービン14と合流部11aとの間を流れる排気の流量である上流側排気流量Qe1、タービン14と合流部11aとの間を流れる排気の圧力である上流側排気圧力Pe1、タービン14と合流部11aとの間を流れる排気の温度である上流側排気温度Te1が含まれる。また、各種のセンサー61から取得されるデータには、DPF12の温度であるDPF温度Td、DPF12の下流側における排気の圧力である下流側排気圧力Pe2、コンプレッサー15に流入する空気の量である吸入空気量Qaが含まれる。また、各種のセンサー61から取得されるデータには、空気供給通路31を流れる空気の量である空気流通量Qad、空気の温度である空気温度Tadが含まれる。
また、制御部70は、所定の制御周期ごとに、燃料圧力センサー43から燃料圧力Pfを取得し、燃料温度センサー44から燃料温度Tfを取得する。また、制御部70は、所定の制御周期ごとに、着火部51の抵抗体に印可されている電圧の値を電圧検出部である電圧センサー62から電圧検出値Vとして取得する。また、制御部70は、着火部51の抵抗体に流れている電流の値を電流検出部である電流センサー63から電流検出値Iとして取得し、温度センサー55から燃焼室温Trを取得する。
制御部70は、上流側排気圧力Pe1と下流側排気圧力Pe2との差圧ΔPと、上流側排気流量Qe1とに基づいて、DPF12における微粒子の堆積量Mを算出する。制御部70は、その算出した堆積量Mが予め設定された閾値αよりも高くなるとき、DPF12の再生処理を開始する。一方、制御部70は、再生処理の実行中に算出される微粒子の堆積量Mが、予め設定された閾値であってDPF12に堆積していた微粒子が十分に焼却されたと判断可能な閾値β(<α)よりも低くなるとき、再生処理を終了する。
制御部70を構成する燃料弁制御部71は、再生処理において昇温処理が終了するとき、閉弁状態の燃料弁45をデューティ制御で開閉して燃料の供給を開始する。この際に、燃料弁制御部71は、上流側排気流量Qe1、上流側排気温度Te1、空気流通量Qad、空気温度Tad、DPF温度Td、DPF12の目標温度、これらに基づいて、予混合室27に供給する単位時間あたりの燃料の質量流量である燃料供給量Qfを算出する。燃料供給量Qfは、DPF12に流入する排気を昇温させることでDPF12を目標温度まで昇温させるために必要な燃料量であって、燃料供給通路41に供給される燃料の量である。そして、燃料弁制御部71は、燃料圧力Pfと燃料温度Tfとに基づいて、燃料供給量Qfの分だけの燃料が予混合室27に供給されるように燃料弁45の開閉を制御する。燃料弁制御部71は、再生処理の実行中に算出される微粒子の堆積量Mが閾値βよりも低くなるとき、燃料弁45を閉状態に制御して燃料弁45の開閉制御を終了する。
制御部70を構成する電力制御部72は、再生処理において昇温処理が終了するとき、電気ヒーター46への供給電力制御を開始する。この際に、電力制御部72は、燃料供給量Qfに基づいて、燃料供給量Qfの分の燃料が気化するために必要な供給電力Wを算出する。電力制御部72は、その算出した供給電力Wが電気ヒーター46に供給されるように電源装置47を制御する。電力制御部72は、再生処理の実行中に算出される微粒子の堆積量Mが閾値βよりも低くなるとき、電源装置47から電気ヒーター46への電力の供給を終了する。
制御部70を構成する空気弁制御部73は、再生処理が開始されるとき、空気弁32の開度制御を開始する。空気弁制御部73は、昇温処理が終了するまで、空気弁32を所定の開度に制御する。また、空気弁制御部73は、昇温処理が終了するとき、燃料供給量Qfに応じた空気量、すなわち、燃料供給量Qf分の燃料を燃焼させるのに必要な単位時間あたりの空気量である空気供給量Qsを算出する。空気弁制御部73は、吸入空気量Qa、空気流通量Qad、空気温度Tadに基づいて、空気供給量Qsの分だけバーナー20に空気が供給されるように空気弁32の開度を制御する。空気弁制御部73は、再生処理の実行中に算出される微粒子の堆積量Mが閾値βよりも低くなるとき、空気弁32を閉弁して空気弁32の開度制御を終了する。
制御部70を構成する電圧制御部74は、再生処理が開始されるとき、グロープラグ50の昇温処理と停止処理とを連続して行う。この際に、電圧制御部74は、グロープラグ50に印加する電圧の値である電圧指示値V1を演算し、電圧指示値V1に相当する印加電圧Vaを出力させるための制御信号を電源装置52に出力する。電源装置52は、電圧制御部74からの制御信号に応じ、電圧指示値V1に相当する印加電圧Vaをグロープラグ50に印加する。
制御部70を構成する記憶部75には、比較データ76が格納され、比較データ76は、電圧制御部74による電圧指示値V1の演算に用いられる。
次に、図3を参照して、電圧制御部74が演算する電圧指示値V1について説明する。図3は、混合気を着火することの可能なグロープラグ温度と、そのグロープラグ温度での抵抗体の抵抗値との関係を示すグラフである。
図3に示されるように、混合気を着火することの可能なグロープラグ温度のうち、最も低いグロープラグ温度は、最低着火温度Tminとして設定されている。最低着火温度Tminで混合気が着火される際のバーナー20の状態は、例えば、燃焼室28に供給される燃焼用空気が最も少ない状態であり、エンジン10の状態がアイドリング状態である場合である。着火部51に内蔵された抵抗体では、抵抗体の温度であるグロープラグ温度が高いほど抵抗体の抵抗値は大きく、グロープラグ温度が最低着火温度Tminであるときに、抵抗体の抵抗値は最も小さくなる。
ここで、電圧制御部74は、電圧検出値Vと電流検出値Iとから得られる抵抗値を演算値Rcとして演算し、演算値Rcが目標抵抗値Rtとなるように、抵抗体に印可する印加電圧Vaを制御する。目標抵抗値Rtに対応するグロープラグ温度である目標温度Ttは、最低着火温度Tminよりも高く、エンジン10の運転状態に関わらず非常に高い確率の下で混合気が着火する温度である。記憶部75に格納された比較データ76には、目標抵抗値Rtが目標値として含まれ、さらに、燃焼室28にて混合気が燃焼していることを示す燃焼室温Trとして燃焼開始温度Tr1が含まれている。また、記憶部75に格納された比較データ76には、グロープラグ50での断線を示す電流値が電流検出値Iの閾値として含まれている。
そして、昇温処理が開始されるとき、電圧制御部74は、予め定められた初期電圧値V0を電圧指示値V1とする制御信号を電源装置52に出力する。初期電圧値V0は、グロープラグ温度が所定時間で最低着火温度Tminに到達するための電圧値であり、例えば、冷間始動させたエンジン10のアイドリング状態において予め計測された値である。上記制御信号の出力後、電圧制御部74は、電圧センサー62から電圧検出値Vを取得し、電流センサー63から電流検出値Iを取得する。電圧制御部74は、電圧検出値Vと電流検出値Iとを用いて演算値Rcを演算し、演算値Rcと目標抵抗値Rtとを比較する。
演算値Rcが目標抵抗値Rtに到達していないとき、電圧制御部74は、演算値Rcを目標抵抗値Rtに近づける電圧指示値V1を演算する。例えば、電圧制御部74は、電流検出値Iと電圧検出値Vとを出力値として取り扱い、目標抵抗値Rtを目標値として取り扱うPID処理を実行して、電圧指示値V1を入力値として演算する。すなわち、電圧制御部74は、電圧検出値Vと目標抵抗値Rtとから得られる電流値を演算し、演算結果である電流値と目標抵抗値Rtとから得られる電圧値を演算し、演算結果である電圧値と電圧検出値Vとの偏差を用いるPID処理によって電圧指示値V1を演算する。そして、電圧制御部74は、電圧指示値V1に相当する印加電圧Vaを抵抗体に印加するための制御信号を生成して電源装置52に制御信号を出力する。なお、演算値Rcが目標抵抗値Rtに到達したとき、電圧制御部74は昇温処理を終了する。
電圧制御部74は、昇温処理に続けて停止処理を行う。停止処理において電圧制御部74は、温度センサー55から燃焼室温Trを取得する。電圧制御部74は、取得された燃焼室温Trと、比較データ76に含まれる燃焼開始温度Tr1とを比較する。燃焼室温Trが燃焼開始温度Tr1よりも低いとき、電圧制御部74は、混合気の燃焼の持続性が低いものと判断し、演算値Rcを目標抵抗値Rtに保つための電圧指示値V1を上記PID処理によって演算する。そして、電圧制御部74は、電圧指示値V1に相当する印加電圧Vaを抵抗体に印加するための制御信号を電源装置52に出力する。なお、燃焼室温Trが燃焼開始温度Tr1以上であるとき、電圧制御部74は、混合気の燃焼が十分に持続されるものと判断し、グロープラグ50に対する電圧の印加を停止するための制御信号を電源装置52に出力して、停止処理を終了する。
制御部70は、グロープラグ50の昇温処理と停止処理とを実行する際に、グロープラグ50の断線検出処理を並行して実行する。断線検出処理において制御部70は、電流センサー63から取得する電流検出値Iと比較データ76に含まれる閾値とを比較する。電流検出値Iが閾値以下であるとき、制御部70は、抵抗体が断線していると判断して、実行中の再生処理を強制的に終了する。そして、制御部70は、警報ランプ64を点灯して運転者に対してグロープラグ50が故障したことを通知する。
次に、図4を参照して、制御部70が実行する再生処理の手順について説明する。
図4に示されるように、再生処理が開始されると、制御部70は、まず、空気弁32を所定開度で開弁する(ステップS11)。これにより、燃焼室28には、燃焼用空気が供給される。続いて制御部70は、グロープラグ50の温度を目標温度Ttまで昇温させる昇温処理を実行する(ステップS12)。
昇温処理が終了すると、制御部70は、再生処理を実行するために必要なデータを各種センサーから取得し(ステップS13)、そのデータに基づいて燃料供給量Qf及び空気供給量Qsを算出する(ステップS14)。制御部70は、燃料供給量Qf及び空気供給量Qsに基づいて、空気弁32の開度制御、燃料弁45の開閉制御、電気ヒーター46への供給電力制御、これらを行うことにより、燃焼室28に対する燃料の供給及び燃焼用空気の供給を行う(ステップS15)。これにより、予混合室27では、混合気の生成が開始され、燃焼室28では、供給される混合気がグロープラグ50によって着火される。そして、燃焼後の混合気である燃焼ガスが噴出し口26を通じて排気通路11へと供給され、DPF12に流入する排気が昇温される。
制御部70は、ステップS16において、上流側排気圧力Pe1、上流側排気流量Qe1、及び下流側排気圧力Pe2を取得して堆積量Mを算出する。そして、制御部70は、ステップS17において、その算出した堆積量Mが閾値βよりも低いか否かを判断する。
堆積量Mが閾値β以上であると判断されたとき(ステップS17:NO)、制御部70は、ステップS13からステップS17までの処理を繰り返す。一方、堆積量Mが閾値βよりも低いとき(ステップS17:YES)、制御部70は、次のステップS18において、燃料弁45及び空気弁32を閉状態に制御するとともに電気ヒーター46への電力の供給を停止して、再生処理を終了する。
次に、図5を参照して、再生処理中に行われる昇温処理の処理手順について説明する。
図5に示されるように、まず、制御部70の電圧制御部74は、初期電圧値V0を印加するための制御信号を電源装置52に出力して、着火部51の抵抗体に初期印加電圧Va0を印加する(ステップS12−1)。
次のステップS12−2において、電圧制御部74は、電圧センサー62から電圧検出値Vを取得し、電流センサー63から電流検出値Iを取得する。そして、電圧制御部74は、電圧検出値Vと電流検出値Iとを用いて演算値Rcを演算する(ステップS12−3)。続いて、電圧制御部74は、演算値Rcと目標抵抗値Rtとを比較し、演算値Rcが目標抵抗値Rtに到達したか否かを判断する(ステップS12−4)。演算値Rcが目標抵抗値Rt未満であるとき(ステップS12−4:NO)、電圧制御部74は、演算値Rcを目標抵抗値Rtに近づける電圧指示値V1を演算し、その演算した電圧指示値V1に相当する印加電圧Vaを印加するための制御信号を電源装置52に出力する(ステップS12−5)。そして、電圧制御部74は、ステップS12−2の処理に再び移行する。
一方、演算値Rcが目標抵抗値Rtよりも高いとき(ステップS12−4:YES)、電圧制御部74は、グロープラグ温度が目標温度Ttに到達したと判断して昇温処理を終了する。すなわち、昇温処理において、電圧制御部74は、グロープラグ50の温度が目標温度Ttに到達するまで、グロープラグ50に印加する印加電圧Vaを制御する。そして、グロープラグ温度が目標温度Ttに到達したとき、燃料弁45の開閉制御によって混合気の生成が開始される。
次に、図6を参照して、昇温処理に連続して行われる停止処理の処理手順について説明する。なお、この停止処理は、昇温処理終了後における再生処理にて行われる。
図6に示されるように、制御部70の電圧制御部74は、温度センサー55からの信号に基づく燃焼室温Trを取得し(ステップS21)、その取得した燃焼室温Trと燃焼開始温度Tr1とを比較して燃焼室温Trが燃焼開始温度Tr1よりも低いか否かを判断する(ステップS22)。
燃焼室温Trが燃焼開始温度Tr1よりも低いとき(ステップS22:YES)、電圧制御部74は、電圧センサー62から電圧検出値Vを取得し、電流センサー63から電流検出値Iを取得する(ステップS23)。次に、電圧制御部74は、電圧検出値V及び電流検出値Iに基づく演算値Rcを演算し、演算値Rcを目標抵抗値Rtに保つための電圧指示値V1を演算する。そして、電圧制御部74は、その演算した電圧指示値V1に相当する印加電圧Vaを印加するための制御信号を電源装置52に出力することで、グロープラグ50に対する印加電圧Vaを制御する(ステップS25)。その後、電圧制御部74は、再びステップS21の処理に移行する。
一方、燃焼室温Trが燃焼開始温度Tr1以上であるとき(ステップS22:YES)、電圧制御部74は、グロープラグ50の温度が目標温度Ttに到達したものとして、電源装置52に電圧の印加を終了する制御信号を出力してグロープラグ50を停止させ(ステップS26)、停止処理を終了する。すなわち、停止処理において、電圧制御部74は、グロープラグ50の温度が目標温度Ttに維持されるようにグロープラグ50への印加電圧Vaを制御し、混合気が着火するとグロープラグ50への電圧の印加を終了する。
以上説明したように、上記実施形態のバーナー20及びバーナー20の制御方法によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)抵抗体の抵抗値である演算値Rcが目標抵抗値Rtに到達するとき、燃料の供給が開始されて混合気の生成が開始される。グロープラグ50の抵抗値である演算値Rcは、グロープラグ50の温度の関数として一意的に定められる値であるから、グロープラグ50の温度が熱電対などによって間接的に検出される場合と比べて、グロープラグ50の状態が混合気の着火に適した状態であるときに、混合気の生成が開始される。
(2)燃焼室28に燃焼用空気が供給された状態でグロープラグ50の昇温処理が行われる。それゆえに、グロープラグ50の抵抗値である演算値Rcが、目標抵抗値Rtに到達するとき、あるいは、目標抵抗値Rtに到達した後に、燃焼用空気の供給が開始される場合に比べて、燃料の供給が開始された後におけるグロープラグ50の温度低下が抑えられる。その結果、混合気の着火の安定性が高められる。
(3)昇温処理では、演算値Rcを目標抵抗値Rtに近づけるための電圧がグロープラグ50に印加され、停止処理では、演算値Rcを目標抵抗値Rtに保つための電圧がグロープラグ50に印加される。その結果、混合気の着火の安定性が高められるとともに、グロープラグ50における抵抗値の過度な上昇が抑えられる。
(4)燃焼室温Trが燃焼開始温度Tr1以上になるとき、グロープラグ50に対する電圧の印加が停止される。それゆえに、燃焼室温Trが燃焼開始温度Tr1以上になった後にも、グロープラグ50に対して電圧が印加される場合に比べて、混合気を燃焼させるうえでの消費電力が低減される。
(5)電気ヒーター46によって気化した燃料と空気とによって混合気が生成されるため、液化している燃料と空気とによって混合気が生成される場合と比べて、混合気の供給によるグロープラグ50の温度の低下が抑えられる。それゆえに、混合気の着火の安定性がさらに高められる。
(6)昇温処理及び停止処理において電流検出値が閾値以下であるとき、再生処理が強制的に終了されて警報ランプ64が点灯する。そのため、グロープラグ50の故障に起因した未燃燃料の増加が抑えられるとともに、警報ランプ64の点灯によって運転者に対してグロープラグ50の故障を通知することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・グロープラグ50の抵抗体の抵抗値である演算値Rcは、電圧指示値V1と電流検出値Iとから得られる抵抗値であってもよい。
・グロープラグ50における抵抗体の温度の制御は、抵抗体に印加する電圧の制御に限らず、抵抗体に流す電流の制御であってもよい。
・停止処理が終了される条件は、燃焼室温Trが燃焼開始温度Tr1以上であることに限らず、混合気が燃焼しているか否かを検出する検出部を設け、混合気が燃焼していることを検出部が検出する構成であればよい。混合気が燃焼しているか否かを検出する検出部は、例えば、燃焼室の圧力の上昇する度合いを検出するセンサーであってもよい。
・停止処理が終了される条件は、燃焼室温Trが燃焼開始温度Tr1以上であることに限らず、例えば、昇温処理の終了から経過した時間が、混合気の燃焼の持続を確保できる所定時間に到達することであってもよい。なお、グロープラグ50に対する電圧の印加は、混合気の生成の開始の直後に停止されてもよい。
・停止処理において印加される印加電圧Vaは、昇温処理が終了したときの電圧指示値V1に相当する電圧値であってもよく、あるいは、昇温処理が終了したときの電圧指示値V1に相当する電圧値よりも高い電圧値であってもよい。さらには、停止処理において印加される印加電圧Vaは、昇温処理が終了したときの電圧指示値V1に相当する電圧値よりも低い電圧値であってもよい。
・昇温処理では、空気弁32の閉弁状態が保たれて、空気が供給されていない雰囲気でグロープラグ50に電圧が印加されてもよい。また、昇温処理では、アクセル開度、エンジン10への燃焼噴射量、エンジン回転速度、吸入空気量Qa等に基づくエンジン10の運転状態に応じて、空気弁32の開度が変更されてもよい。
・混合気の生成の開始は、燃料の供給の開始に限らず、燃料の供給が開始される前に行われる燃焼用空気の供給の開始であってもよい。
例えば、燃焼用空気の供給の開始から所定時間が経過した後に燃料が供給される混合気の生成形態では、燃料用空気の供給の開始が混合気の生成の開始として設定され、グロープラグ50の抵抗体の抵抗値である演算値Rcが目標抵抗値Rtに到達するときに、燃焼用空気の供給が開始されてもよい。
例えば、燃焼用空気の供給と燃料の供給とが同時に行われる混合気の生成形態でも、燃料用空気の供給の開始が混合気の生成の開始として設定され、グロープラグ50の抵抗体の抵抗値である演算値Rcが目標抵抗値Rtに到達するときに、燃焼用空気の供給が開始されてもよい。
・混合気の生成は、燃焼用空気と燃料との混合に限らず、排気と燃料との混合であってもよい。この際に、混合気の生成の開始は、上述の変形例と同様である。
・制御部70を搭載するバーナーは、グロープラグ50によって混合気が着火されるバーナーであればよく、予混合室27にて混合気が生成される予混合式のバーナーに限らず、燃焼室28に燃料が直接供給される拡散方式のバーナーであってもよい。
・また、噴射ノズル39から噴射される燃料は、気化させた燃料に限らず、液状の燃料であってもよい。
・制御部70は、1つの電子制御ユニットであってもよいし、複数の電子制御ユニットで構成されていてもよい。例えば、2つの電子制御ユニットで制御部70が構成される場合には、一方の電子制御ユニットから他方の電子制御ユニットに対して、再生処理の開始を示す制御信号、及び再生処理の終了を示す制御信号を出力するようにしてもよい。
・バーナー20による排気の昇温は、DPF12の再生処理に限らず、例えば排気浄化装置に備えられる触媒を昇温させる触媒昇温処理に適用されてもよい。
・バーナー20が適用されるエンジンは、ガソリンエンジンであってもよい。また、バーナー20は、エンジンに限らず、例えば暖房器具に適用されてもよい。
10…ディーゼルエンジン、11…排気通路、11a…合流部、12…DPF、13…吸気通路、14…タービン、15…コンプレッサー、20…バーナー、21,22…筒部、23…基板、24…閉塞板、25…噴出し板、26…噴出し口、27…予混合室、28…燃焼室、29…仕切壁、30…連通路、31…空気供給通路、32…空気弁、33…空気導入室、34…第1導入孔、35…第2導入孔、39…噴射ノズル、40…燃料タンク、41…燃料供給通路、42…燃料ポンプ、43…燃料圧力センサー、44…燃料温度センサー、45…燃料弁、46…電気ヒーター、47…電源装置、50…グロープラグ、51…着火部、52…電源装置、55…温度センサー、61…センサー、62…電流センサー、63…電圧センサー、64…警報ランプ、70…バーナー制御部、71…燃料弁制御部、72…電力制御部、73…空気弁制御部、74…電圧制御部、75…記憶部、76…比較データ。

Claims (4)

  1. 筒部と、
    前記筒部の内部空間を仕切る仕切壁であって、混合気を生成する予混合室と前記混合気が燃焼する燃焼室とに仕切る前記仕切壁と、
    前記混合気を構成する燃料を前記予混合室に供給する燃料供給部と、
    前記混合気を構成する空気を前記予混合室に供給する空気供給部と、
    前記燃焼室に配設されて前記混合気を着火するグロープラグと、
    前記燃料供給部による燃料の供給、前記空気供給部による空気の供給、および、前記グロープラグに電圧を印加する電源装置の出力を制御する制御部と、
    前記グロープラグに印加されている電圧を電圧検出値として検出する電圧検出部と、
    前記グロープラグに流れている電流を電流検出値として検出する電流検出部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記グロープラグでの断線を示す前記電流の閾値を設定し、
    前記電流検出値が前記閾値を超えるときには、前記電圧検出値と前記電流検出値とを用いて抵抗値を演算するとともに前記抵抗値が前記混合気を着火するための目標値となるように前記電源装置に対する電圧指示値をPID処理によって演算し、記抵抗値が前記目標値に到達したときに前記燃料供給部に前記燃料の供給を開始させ、前記燃料供給部に前記燃料の供給を開始させる前に前記空気供給部に前記空気の供給を開始させ
    前記電流検出部の検出値が前記閾値以下であるときには、前記混合気の生成を禁止し、
    前記空気供給部は、
    前記筒部である第1の筒部の周壁を取り囲み前記第1の筒部との間に空気導入室を形成する第2の筒部のうちで前記仕切壁よりも前記燃焼室側にて前記空気導入室を形成する部分と、エンジンが吸入する吸入空気が流れる吸気通路のうちでターボチャージャーによって過給された吸入空気が流れる部分とを接続する空気供給通路に配設された空気弁であり、
    前記第1の筒部は、
    前記空気導入室と前記予混合室とを連通する第1導入孔を有し、
    前記予混合室には、
    前記吸気通路を流れる吸入空気の一部が前記空気供給通路、前記空気導入室、および、
    前記第1導入孔を通じて前記混合気を構成する空気として供給される
    バーナー。
  2. 前記混合気が燃焼しているか否かを検出する検出部をさらに備え、
    前記制御部は、
    記抵抗値が前記目標値に到達してから前記混合気が燃焼していることを前記検出部が検出するまで、前記電源装置の出力を制御して前記抵抗値を前記目標値に保つための電圧を前記グロープラグに印加する
    請求項1に記載のバーナー。
  3. 前記制御部は、
    前記混合気が燃焼していることを前記検出部が検出したとき、前記電源装置の出力を制御して前記グロープラグに対する電圧の印加を停止する
    請求項2に記載のバーナー。
  4. 筒部と、
    前記筒部の内部空間を仕切る仕切壁であって、混合気を生成する予混合室と前記混合気が燃焼する燃焼室とに仕切る前記仕切壁と、
    前記混合気を構成する燃料を前記予混合室に供給する燃料供給部と、
    前記混合気を構成する空気を前記予混合室に供給する空気供給部と、
    前記燃焼室に配設されて前記混合気を着火するグロープラグと、
    前記燃料供給部による燃料の供給、前記空気供給部による空気の供給、および、前記グロープラグに電圧を印加する電源装置の出力を制御する制御部と、を備えたバーナーの制御方法であって、
    前記制御部は、
    前記グロープラグに印加されている電圧を検出する電圧検出部が検出した電圧検出値と前記グロープラグに流れている電流を検出する電流検出部が検出した電流検出値とを取得するとともに前記グロープラグでの断線を示す前記電流の閾値を設定し、
    前記電流検出値が前記閾値を超えるときには、前記電圧検出値と前記電流検出値とを用いて抵抗値を演算するとともに前記抵抗値が前記混合気を着火するための目標値となるように前記電源装置に対する電圧指示値をPID処理によって演算し、記抵抗値が前記目標値に到達したときに前記燃料供給部に前記燃料の供給を開始させ、前記燃料供給部に前記燃料の供給を開始させる前に前記空気供給部に前記空気の供給を開始させ
    前記電流検出値が前記閾値以下であるときには、前記混合気の生成を禁止し、
    前記空気供給部は、
    前記筒部である第1の筒部の周壁を取り囲み前記第1の筒部との間に空気導入室を形成する第2の筒部のうちで前記仕切壁よりも前記燃焼室側にて前記空気導入室を形成する部分と、エンジンが吸入する吸入空気が流れる吸気通路のうちでターボチャージャーによって過給された吸入空気が流れる部分とを接続する空気供給通路に配設された空気弁であり、
    前記第1の筒部は、
    前記空気導入室と前記予混合室とを連通する第1導入孔を有し、
    前記予混合室には、
    前記吸気通路を流れる吸入空気の一部が前記空気供給通路、前記空気導入室、および、前記第1導入孔を通じて前記混合気を構成する空気として供給される
    バーナーの制御方法。
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