JP2010090853A - 液体燃料バーナの点火方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体の燃料を用いた液体燃料バーナに点火できるまでの時間が短縮される液体燃料バーナの点火方法を提供する。
【解決手段】電気発熱体を有するグロープラグを点火装置として用いるとともに、電気発熱体に接して設けられた燃料通路に液体の燃料及び空気を供給して火炎を放射する構成の液体燃料バーナに点火するための液体燃料バーナの点火方法において、燃料通路に空気を供給するとともに、空気の供給開始と同時に又は供給開始後に、定格電圧を超える電圧でグロープラグを作動させ、電気発熱体の温度が液体の燃料の着火温度に達した後に燃料通路に液体の燃料を供給して点火することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、グロープラグを点火装置として用いた液体燃料バーナの点火方法に関する。特に、液体の燃料を微粒化させて着火させる方式の液体燃料バーナの点火方法に関する。
従来のディーゼルエンジン等の内燃機関の排気系には、内燃機関から排出される排気ガス中に含まれる排気微粒子や窒素酸化物(以下、「NOX」と称する。)を除去するための排気浄化装置が備えられている。このような排気浄化装置には、例えば、排気微粒子を捕集するためのパティキュレートフィルタや、NOXの還元浄化に用いられるNOX触媒に代表される排気浄化部材が設けられる。
このうちパティキュレートフィルタにおいては、排気微粒子の堆積量が時間の経過とともに増加して所定量に達すると、目詰まり状態となって排気ガスの通過を阻害し、内燃機関の不具合等を生じさせるおそれがある。そのため、パティキュレートフィルタにおける排気微粒子の堆積量が所定量を超えた場合に、堆積した排気微粒子を燃焼させるパティキュレートフィルタの強制再生制御が行われる。
また、NOXの還元浄化に用いられるNOX触媒は、活性化温度以上のときにNOX浄化能力を発揮する性質を有しており、内燃機関の始動時等、排気ガスの温度が低くNOX触媒が活性化温度に満たないような状態においてはNOXの還元効率が低く、NOX触媒に流入したNOXの大部分が浄化されることなくNOX触媒を通過することになる。そのため、NOX触媒が活性化温度に満たないような状態において、NOX触媒を加熱して強制的に昇温させ、NOXの還元効率を向上させる制御が行われる。
このようなパティキュレートフィルタの強制再生やNOX触媒の昇温活性化を行う手段として、ディーゼルエンジンの燃料である軽油を利用した軽油バーナが開示されている。この軽油バーナは、燃料すなわち軽油を着火させて当該軽油を燃焼させ、火炎ガスを放射するものである。
例えば、図8は、燃料の加熱装置としてのグロープラグ306と、燃料に点火するための点火プラグ320とを備えた補助装置(軽油バーナ)300を示している。この補助装置300は、グロープラグ306のヒータ部(電気発熱体)306Bと噴霧ノズル307内の円筒状空間307Aとのわずかな隙間に空気と燃料との混合流体を送り、当該混合流体をグロープラグ306で昇温させた上で噴霧ノズル307の噴孔307Bからハウジング304内に燃料を噴霧して、ハウジング304内に備えられた点火プラグ320によって燃料に着火(点火)するように構成されている(例えば、特許文献1や特許文献2参照)。
特開2005−180371号公報 (全文、全図) 特開2006−57478号公報 (段落[0042]〜[0043]、図4)
しかしながら、軽油は、ガソリン等に比べて発火点が低いものの引火点が高いため、周囲の雰囲気温度を十分に上昇させないと軽油に点火することが困難であるという特性を有している。そのために、特許文献1及び2に開示された軽油バーナは、作動時において、点火プラグが備えられ燃料が噴霧されるハウジング内の雰囲気温度を上昇させるための予熱時間が必要であるため、燃料を噴霧して点火するまでに時間がかかるおそれがある。そうすると、パティキュレートフィルタの強制再生の開始時期が遅れたり、内燃機関の始動時等にNOX触媒を活性化させるまでに時間がかかったりするおそれがある。
このような問題は、燃料として軽油を用いた場合に限られず、例えば灯油を燃料として用いた場合においても同様の問題が生じ得る。
そこで、本発明の発明者は以上の問題について鋭意検討した結果、グロープラグを点火装置として用いるとともに、液体燃料バーナの作動開始時において、グロープラグの電気発熱体に接して設けられた燃料通路に空気を供給しながら定格電圧を超える電圧でグロープラグを作動させた後、液体燃料を供給することによりこのような問題を解決できることを見出し、本発明を完成させたものである。すなわち、本発明は、液体の燃料を用いた液体燃料バーナに点火できるまでの時間が短縮される液体燃料バーナの点火方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、電気発熱体を有するグロープラグを点火装置として用いるとともに、電気発熱体に接して設けられた燃料通路に液体の燃料及び空気を供給して火炎を放射する構成の液体燃料バーナに点火するための液体燃料バーナの点火方法において、燃料通路に空気を供給するとともに、空気の供給開始と同時に又は供給開始後に、グロープラグの定格電圧を超える電圧でグロープラグを作動させ、電気発熱体の温度が液体の燃料の着火温度に達した後に燃料通路に液体の燃料を供給して点火することを特徴とする液体燃料バーナの点火方法が提供され、上述した問題を解決することができる。
また、本発明の液体燃料バーナの点火方法を実施するにあたり、グロープラグの作動開始から電気発熱体の温度が液体の燃料の着火温度以上になるまでの時間が1〜10秒の範囲内となるように、空気の供給量及びグロープラグの電圧を調整することが好ましい。
また、本発明の液体燃料バーナの点火方法を実施するにあたり、点火時の液体の燃料の供給量を、点火後の液体の燃料の供給量よりも少なくすることが好ましい。
また、本発明の液体燃料バーナの点火方法を実施するにあたり、液体の燃料として軽油を用いることが好ましい。
また、本発明の別の態様は、先端に電気発熱体を有するグロープラグと、少なくとも電気発熱体の一部を内部に保持するノズルボディと、電気発熱体とノズルボディとの間に形成された燃料通路と、燃料通路に液体の燃料を供給するためのインジェクタと、燃料通路に空気を供給するための気体供給装置と、を備え、電気発熱体の先端部はノズルボディの外部に突出し、燃料通路は燃料及び空気あるいはいずれか一方を外部に突出した電気発熱体に導くようにされ、外部に突出した電気発熱体が点火装置とされてなる液体燃料バーナに点火する液体燃料バーナの点火方法において、気体供給装置を作動させて燃料通路に空気を供給するとともに、気体供給装置の作動と同時に又は作動後に、グロープラグの定格電圧を超える電圧でグロープラグを作動させ、電気発熱体の温度が液体の燃料の着火温度に達した後にインジェクタを作動させて燃料通路に燃料を供給して点火することを特徴とする液体燃料バーナの点火方法である。
本発明の液体燃料バーナの点火方法によれば、グロープラグが点火装置として用いられるとともに、液体燃料バーナの作動開始時に、燃料通路に空気を供給しながら定格電圧を超える電圧でグロープラグを作動させた後、液体燃料の供給が開始される。そのため、グロープラグの電気発熱体の温度が急激に上昇する一方、燃料通路に供給される空気によって電気発熱体の外周部が冷却される。したがって、グロープラグの焼損が防止されつつ、電気発熱体の温度が短時間で液体燃料の着火温度に到達するため、液体燃料バーナの作動開始から液体燃料に点火されるまでに要する時間が大幅に短縮される。
また、本発明の液体燃料バーナの点火方法において、空気の供給開始から電気発熱体の温度が液体燃料の着火温度以上になるまでの時間が1〜10秒の範囲内となるように、空気の供給量及びグロープラグの電圧を調整することにより、グロープラグの焼損が防止されつつ、液体燃料バーナの作動開始から液体燃料に点火されるまでに要する時間が大幅に短縮される。
また、本発明の液体燃料バーナの点火方法において、点火時の液体燃料の供給量が点火後の液体燃料の供給量よりも少ないことにより、点火時において、燃料通路に供給した液体燃料によって電気発熱体の熱が急激に奪われることが防止される。したがって、電気発熱体の急激な温度低下による失火の危険性が回避され、点火の安定性が確保される。
また、本発明の液体燃料バーナの点火方法において、液体の燃料として軽油が用いられることにより、内燃機関としてのディーゼルエンジンの燃料である軽油を利用して、液体燃料バーナを作動させることができる。したがって、液体燃料バーナが内燃機関の排気系に備えられる場合において、内燃機関の燃料タンクとは別のタンク等を新たに設置する必要がなくなり、コストの低下や省スペース化が図られる。
なお、本明細書において「定格電圧」とは、継続使用することを前提にして安全に使用し得る電圧の限界値を意味する。このような定格電圧は、通常、グロープラグごとに設定されているものである。
以下、本発明の液体燃料バーナの点火方法に関する実施の形態について、適宜図面を参照しながら具体的に説明する。ただし、この実施の形態は本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。
なお、それぞれの図中、同じ符号を付してあるものについては同一の部材を示しており、適宜説明が省略されている。
1.内燃機関の排気浄化装置
図1は、本実施形態の液体燃料バーナ20が備えられた内燃機関51の排気浄化装置50を示している。この排気浄化装置50は、内燃機関51としてのディーゼルエンジンに接続された排気通路53の途中に配設されたパティキュレートフィルタ55及びNOX触媒57を備えている。また、パティキュレートフィルタ55の上流側の排気通路53には接続管54が接続され、この接続管54には液体燃料バーナ20が固定されている。また、図示しないものの、排気浄化装置50には、液体燃料バーナ20の出力や作動を制御する制御装置が備えられている。
パティキュレートフィルタ55は、主に排気ガス中の排気微粒子を捕集するために用いられるフィルタである。パティキュレートフィルタ55は公知のもの、例えば、セラミック材料から構成されたハニカム構造のパティキュレートフィルタが用いられる。
このパティキュレートフィルタ55は、捕集された排気微粒子の堆積量が増加してパティキュレートフィルタ55の目詰まりが生じると、内燃機関51に圧力の負荷がかかるなど不具合の原因になるおそれがある。そのため、所定の時期にパティキュレートフィルタ55に捕集された排気微粒子を燃焼させるパティキュレートフィルタ55の強制再生制御が行われる。図1に示す排気浄化装置50では、パティキュレートフィルタ55における排気微粒子の堆積量が所定量を超えたときに、液体燃料バーナ20を作動して排気ガスを加熱し、この高温の排気ガスの持つ熱量によって堆積した排気微粒子が燃焼させられる。
NOX触媒57は、排気ガス中のNOXを還元浄化するために用いられる触媒である。NOX触媒57の代表的な例としては、NOX触媒57の上流側で尿素水溶液や未燃燃料等の還元剤を排気ガス中に混合し、触媒中でNOXを選択的に還元浄化する選択還元触媒や、排気ガスの空燃比がリーンの状態で排気ガス中のNOXを吸着し、排気ガスの空燃比がリッチになったときにNOXを放出して、排気ガス中の未燃燃料と反応させてNOXを還元浄化する吸蔵触媒等が挙げられる。これらのNOX触媒57は、活性化温度以上のときにNOX浄化能力を発揮する性質を有しているため、例えば、内燃機関51の始動時等の排気温度が低い状態において、NOX触媒57を昇温活性化させる制御が行われる。図1に示す排気浄化装置50では、内燃機関51の始動時やアイドリング状態時等、排気ガスの温度が低くNOX触媒57の温度が活性化温度未満となっている場合に、液体燃料バーナ20を作動して排気ガスを加熱し、この高温の排気ガスの持つ熱量によってNOX触媒57が加熱される。
2.液体燃料バーナ
内燃機関51の排気通路53に接続管54を介して取付けられた液体燃料バーナ20は、液体燃料に点火して液体燃料を燃焼させ、火炎ガスを放射するバーナである。
図2(a)〜(b)及び図3(a)〜(b)は、本実施形態の液体燃料バーナ20の構成の一例を示している。図2(a)はインジェクタ9の軸方向側から見た液体燃料バーナ20の側面図を示し、図2(b)は、図2(a)の液体燃料バーナ20のXX断面を矢印方向に見た断面図を示している。また、図3(a)は、図2(a)の液体燃料バーナ20をインジェクタ9を上方にして後方(矢印Yの方向)から眺めた後方側面図を示し、図3(b)は、図2(a)の液体燃料バーナ20のZZ断面をインジェクタ9を上方にして矢印方向に見た断面図を示している。
この液体燃料バーナ20は、大径部1aa及び小径部1abを有する開口部1aと、この開口部1aに臨む通路1b(図3(b)参照)とが形成されたノズルボディ1を備えている。この開口部1aの大径部1aa及び小径部1abそれぞれの内周面には螺旋溝が形成されている。このうち大径部1aaにはグロープラグ2が螺合されるとともに、小径部1ab内にはグロープラグ2の電気発熱体2aが配置されている。また、グロープラグ2の先端部2aaはノズルボディ1の開口部1aから突出した状態となっている(図2(b)参照)。このノズルボディ1の外部に突出した電気発熱体2aの先端部2aaが、点火部を構成する。
グロープラグ2の電気発熱体2aとノズルボディ1の小径部1abの内周面との間には間隙が設けられ、燃料通路Sが形成されている。また、通路1bを介してインジェクタ9によって供給されてくる液体燃料が、燃料通路Sを通過してグロープラグ2の先端部2aa側から噴射される。このとき、燃料通路Sを通過する液体燃料がグロープラグ2の電気発熱体2aによって加熱されるとともに、小径部1abの内周面に螺旋溝が形成されていることも相俟って、液体燃料の微粒化が促進され、また、液体燃料が噴射される際の噴霧の偏りが抑制される。
このグロープラグ2は、例えば電気発熱体2aをセラミック基盤で保持してなる所謂セラミックグロープラグが用いられる。セラミックグロープラグは、セラミック基盤が用いられているために耐熱性が高く、また、発熱すると抵抗値が増加し、出力が低下させられることで焼損が防止される自己温度飽和型のグロープラグである。また、本実施形態の液体燃料バーナ20で用いられるグロープラグ2は、低抵抗型で、かつ、定格電圧が低いセラミックグロープラグ(7V)が用いられている。
ただし、液体燃料バーナ20に用いられるグロープラグ2はセラミックグロープラグ2に制限されるものではない。
また、ノズルボディ1に形成された通路1bに連通するように連結パイプ3が溶接固定され、この連結パイプ3にはさらに連結ジョイント4が溶接固定されている(図3(b)参照)。この連結ジョイント4には、連結パイプ3側に開口する通路4aと、通路4aに臨むように形成された空気導入路4b及び燃料供給路4cとが設けられており、空気導入路4bには空気導入パイプ5が接続され、燃料供給路4cには燃料供給パイプ6(図3(a)参照)が接続されている。このうち、空気導入路4bはオリフィスとして構成され、空気導入パイプ5内の内圧が大きくなるように設定されることで、空気導入パイプ5内への液体燃料の逆流が防止される(図3(b)参照)。
空気導入パイプ5の上流側には、接続ジョイント7に接続された気体供給通路22を介して気体供給装置25としてのエアコンプレッサが接続されるとともに(図2(b)参照)、燃料供給パイプ6の上流側にはインジェクタ9が接続されている(図3(a)参照)。このインジェクタ9は、ノズルボディ1の外周部に溶接固定された固定フランジ部8及びインジェクタ固定クリップ10によって固定されている(図2(b)参照)。
インジェクタ9には燃料供給通路21が接続され、ポンプ24によって圧送される燃料タンク23内の液体燃料がレギュレータ(図示せず。)で一定圧力に調圧されてインジェクタ9に供給される(図2(b)参照)。本実施形態の液体燃料バーナ20の液体燃料は、内燃機関51としてのディーゼルエンジンの燃料である軽油が用いられる。したがって、燃料タンク23は、内燃機関51の気筒内に供給される液体燃料を収容する燃料タンクが兼用され、コストの増加が抑えられるとともに省スペース化が図られている。そして、インジェクタ9への通電制御によって、液体燃料が燃料供給パイプ6に供給される。供給される液体燃料の流量は、インジェクタ9の駆動電流のパルス幅や駆動周波数により任意に設定される。
また、ノズルボディ1の火炎放射方向側の端部にはワイヤーメッシュホルダ16が溶接固定されており、このワイヤーメッシュホルダ16の内部には、ノズルボディ1から突出したグロープラグ2の電気発熱体2aの先端部2aaの周囲を囲むようにワイヤーメッシュ15が配置されている(図3(b)参照)。このワイヤーメッシュ15は例えば耐熱ステンレスを用いて構成され、火炎が直接触れることで赤色化し、保炎効果を高めている。
ノズルボディ1の外周部には、上述の固定フランジ部8以外にも、液体燃料バーナ20を接続管等の取付対象に取り付けるための取付フランジ部11が溶接固定されている。この取付フランジ部11の火炎放射方向の反対側にはボス12が溶接固定されており、このボス12に対してシール部材13を介して熱電対14が取り付けられている(図2(a)参照)。この熱電対14の計測部はワイヤーメッシュ15の先端部に位置するように配置され、液体燃料バーナ20の燃焼状態によって熱電対14の抵抗値が変化することを利用して、着火状態の判定に用いられる。
なお、液体燃料バーナの着火状態の判定は、熱電対以外にもイオンプラグ等の他の検出手段を用いて行うこともできる。あるいは、液体燃料バーナが取付けられる排気浄化装置側に、温度センサ等の何らかの検出手段が備えられているのであれば、液体燃料バーナ側にそのような検出手段を備えることを省略することもできる。
取付フランジ部11の火炎放射方向側にはフレームガイド17が取り付けられている。このフレームガイド17はパンチングメタル等を用いて構成された円筒部17aと、先端側に取り付けられた半球状部材17bとを備えている(図2(a)及び(b)参照)。このうち、円筒部17aは、外部に気流が発生している場合であっても放射される火炎の方向性を維持するとともに、円筒部17aの外部から酸素が導入可能になっている。また、先端側の半球状部材17bは、放射される火炎の放射範囲を広げ、例えば排気ガスなどに積極的に火炎を混合させて、液体燃料バーナ20からの火炎の放射による黒煙の発生を低減する。
なお、ワイヤーメッシュ15やフレームガイド17等は必要に応じて備えられるものであって、省略されていても構わない。
このように構成された液体燃料バーナ20では、燃料タンク23内の液体燃料がポンプ24によって燃料供給通路21及びインジェクタ9を介して連結ジョイント4に送られるとともに、連結ジョイント4内で気体供給装置25から送られてくる空気と混合されて、ノズルボディ1の開口部1aのうちの小径部1abとグロープラグ2の電気発熱体2aとの間に形成された燃料通路Sに供給される。この空気と混合された液体燃料は、燃料通路Sを通過する間にグロープラグ2の電気発熱体2aによって加熱されるとともに、小径部1ab内周面に形成された螺旋溝の作用による流れの乱れの増加作用によってさらに微粒化が促進される。こうして微粒化された液体燃料が燃料通路Sから押し出され、着火されることにより火炎が放射される。
3.液体燃料バーナの点火方法
次に、内燃機関51の排気系に備えられた本実施形態の液体燃料バーナ20の点火方法について説明する。なお、以下の液体燃料バーナ20の点火方法は、図示しない制御装置によって実行される。
(1)タイムチャート等
図4は、本実施形態の液体燃料バーナ20の点火方法を実施した場合の、グロープラグ2への供給電圧、気体供給装置25の作動のオンオフ及び液体燃料バーナ20への燃料供給量の時間的変化を示している。また、図5(a)〜(d)は、液体燃料バーナ20への液体燃料及び圧縮空気の供給状態を本実施形態の液体燃料バーナ20の点火方法のプロセスに沿って表した図であり、ノズルボディ1内に配置されたグロープラグ2の電気発熱体2a及びその周辺の拡大断面図を示している。
パティキュレートフィルタ55の強制再生やNOX触媒57の昇温活性化を行う必要があるときには、まず、図4のt1の時点で気体供給装置25が作動する。その結果、図5(a)に示すように、燃料通路Sに対して圧縮空気Aが供給される。
次いで、図4のt2の時点で、定格電圧V0を超える電圧V1がグロープラグ2に供給され、グロープラグ2が作動する。その結果、図5(b)に示すように、電気発熱体2aの表面温度が上昇し、ノズルボディ1から突出している先端部2aaを含む電気発熱体2aが赤色化される。グロープラグ2に定格電圧V0を超える電圧V1が供給されることで、電気発熱体2aの温度が、短時間で液体燃料の着火温度まで昇温させられる。一方、グロープラグ2に定格電圧V0を超える電圧V1が供給されているものの、電気発熱体2aに接する燃料通路Sに圧縮空気Aが供給されているために、電気発熱体2aの表面の熱が圧縮空気Aに奪われ、過熱によって電気発熱体2aが焼損するおそれがない。
このときグロープラグ2に供給する電圧V1は、燃料通路Sに供給される圧縮空気Aの流量との関係において、グロープラグ2が焼損しない程度に最大限の電圧とされる。一例としては、点火前の状態において、グロープラグ2の電気発熱体2aの表面温度が600〜1000℃となるように電圧V1が供給される。
本実施形態の液体燃料バーナ20は、電圧の昇圧回路を有しない構成であることから、供給される電圧V1は少なくともバッテリー電圧以下であることが好ましい。換言すれば、電圧の昇圧回路を有する構成の液体燃料バーナが用いられるのであれば、供給される電圧V1をバッテリー電圧以上とすることは可能である。
本実施形態の液体燃料バーナ20の点火方法では、t1とt2との間に時間差Δt1を設けている。この時間差Δt1を設けることにより、例えば制御装置による気体供給装置25の制御の応答遅れ等によって、燃料通路Sに圧縮空気Aが到達する以前に電気発熱体2aの加熱が開始されることがなくなり、電気発熱体2aの焼損が確実に防止される。
ただし、気体供給装置25の作動開始から、圧縮空気Aが燃料通路Sに到達するまでの時間差が極めて短いような場合や、グロープラグ2への定格電圧V0を超える電圧V1の供給に時間がかかる場合等には、気体供給装置25の作動開始と同時にグロープラグ2への電圧V1の供給を開始するようにしてもよい。
次いで、図4のt3の時点で、インジェクタ9が作動する。その結果、図5(c)に示すように、液体の燃料Fは燃料通路Sに供給され、燃料通路Sに供給されている圧縮空気Aとともにノズルボディ1の外部に突出した先端部2aaに導かれる。この状態では、グロープラグ2の電気発熱体2aの持つ熱量が液体燃料Fによっても奪われる。
グロープラグ2が作動し始めたt2からインジェクタ9が作動開始するt3までの期間Δt2は、例えば、予め予備実験等により求められる、グロープラグ2が作動し始めてから電気発熱体2aの温度が液体燃料Fの着火温度以上になるまでの所要時間とされる。本実施形態の液体燃料バーナ20の点火方法では、グロープラグ2に定格電圧V0を超える電圧V1が供給されるために、電気発熱体2aの温度が速やかに液体燃料Fの着火温度まで到達し、期間Δt2は、例えば1〜10秒、より好ましくは2〜5秒に設定される。
ただし、本実施形態の液体燃料バーナ20で用いられるグロープラグ2は自己温度飽和型のセラミックグロープラグであるため、期間Δt2をあらかじめ設定せずに、グロープラグ2の抵抗値や供給電流値の変化等から推定される電気発熱体2aの温度が、軽油の着火温度である約600℃以上になったときに、インジェクタ9の作動を開始するようにしてもよい。
本実施形態の液体燃料バーナ20の点火方法では、点火時に供給する液体燃料Fの量Q1は、点火後の液体燃料バーナ20の定格出力での作動時の液体燃料の供給量Q0よりも少なくされている。したがって、点火時に燃料通路Sに供給した液体燃料Fによって電気発熱体2aの有する熱が急激に奪われ、点火が困難になったり、点火直後に失火したりすることが防止される。
図4のt3の時点では、電気発熱体2aの温度が液体燃料Fの着火温度に達しているために、燃料通路Sに液体燃料Fが供給されると、図5(d)に示すように、速やかに液体燃料Fが着火する。その後、図4のt4の時点で液体燃料バーナ20の出力調整が行われ、液体燃料Fの供給量Qが定格出力での作動時の供給量Q0に増量されるとともに、グロープラグ2への供給電圧Vが定格電圧V0まで低下される。この時点t4では、液体燃料Fの燃焼熱等によって燃料通路Sの周囲の雰囲気温度が十分に上昇しており、グロープラグ2に定格電圧V0を超える電圧を供給しなくても、容易に液体燃料Fが着火する。
(2)液体燃料バーナの点火方法のフロー
次に、図1に示す内燃機関51の排気系に備えられた本実施形態の液体燃料バーナ20の点火方法について、図6のフロー図に基づいて説明する。
まず、例えば、パティキュレートフィルタ55の強制再生制御やNOX触媒57の昇温制御を行うために、ステップS11で、液体燃料バーナ20の作動信号が制御装置に入力される。なお、パティキュレートフィルタ55の強制再生制御やNOX触媒57の昇温制御の実行開始の判別は、従来公知の方法で行うことができるが、ここでの説明は省略する。
液体燃料バーナ20の作動信号が入力されると、ステップS12で気体供給装置25を作動させ、次いで、ステップS13でグロープラグ2に定格電圧V0を超える電圧V1を供給した後、ステップS14でタイマカウントを開始する。このとき、グロープラグ2の電気発熱体2aの温度が急激に上昇する一方で、電気発熱体2aの外表面に接する燃料通路Sに圧縮空気Aが供給されているために、電気発熱体2aの持つ熱量が圧縮空気Aによって奪われるため、グロープラグ2の焼損が防止される。
その後、ステップS15で、タイマ値tがあらかじめ設定された所定時間Δt1を経過したか否かを判別し、タイマ値tが所定時間Δt1を経過した場合にはステップS16に進み、インジェクタ9を作動させ、燃料通路Sに液体燃料Fを供給する。このとき供給される液体燃料Fの流量Q1は、液体燃料バーナ20が定格出力で作動される場合での液体燃料Fの供給量Q0よりも少なくされる。次いで、ステップS17では、熱電対14の抵抗値Rを読み込み、ステップS18で、熱電対14の抵抗値Rの変化に基づいて、液体燃料バーナ20が点火されたか否かの判別を行う。本実施形態の液体燃料バーナ20の点火方法では、熱電対14の抵抗値変化を利用して着火状態の判定が行われるが、この方法に制限されるものではない。
ステップS18で、液体燃料バーナ20に点火されていないと判定されると、ステップS19に進み、液体燃料バーナ20の作動を一旦停止させた後、再びステップS14に戻り、所定時間Δt1の経過後に再びインジェクタ9を作動して着火を試みる。
一方、ステップS18で液体燃料バーナ20への点火が完了したと判定されると、ステップS20に進み、グロープラグ2への供給電圧Vを定格電圧V0に戻し、さらに、ステップS21で、液体燃料Fの供給量Qを、液体燃料バーナ20の定格出力での作動時の供給量Q0まで増量させる。以降は、液体燃料バーナ20が定格出力で作動する。
その後、パティキュレートフィルタ55の強制再生制御やNOX触媒57の昇温制御が終了すると、ステップS22において、液体燃料バーナ20の停止信号が制御装置に入力され、ステップS23でインジェクタ9の作動を停止して液体燃料Fの供給を停止する。その後、ステップS24でグロープラグ2の作動を停止した後、ステップS25で気体供給装置25を停止する。最後に気体供給装置25を停止することにより、グロープラグ2の周囲の過熱が防止される。
以上説明したように、本実施形態の液体燃料バーナの点火方法によれば、液体燃料バーナの作動開始時に、燃料通路に圧縮空気を供給しながら定格電圧を超える電圧でグロープラグを作動させた後、液体燃料の供給が開始されるため、グロープラグの電気発熱体の温度が急激に上昇する一方、燃料通路に供給される空気によって電気発熱体の外周部が冷却される。したがって、グロープラグの焼損が防止されつつ、電気発熱体の温度が短時間で液体燃料の着火温度に到達するため、液体燃料バーナの作動開始から液体燃料に点火されるまでに要する時間が大幅に短縮される。
以下、液体燃料バーナの点火方法の実施例及び比較例について説明する。
[実施例]
本発明の実施例では、定格電圧が7Vのセラミックグロープラグを用いて図2及び図3に示す構成の液体燃料バーナを作成した。そして、液体燃料バーナの点火時において、まず、気体供給装置を作動させて燃料通路に圧縮空気を供給した後、セラミックグロープラグに定格電圧を超える11Vの電圧を供給し、グロープラグの電気発熱体の温度が600℃を超えたときに軽油を燃料通路に供給して、液体燃料バーナに点火した。
[比較例1]
本発明の比較例1では、定格電圧が12Vの非セラミックグロープラグを用いて図2及び図3に示す構成の液体燃料バーナを作成した。そして、液体燃料バーナの点火時において、定格電圧未満の11Vの電圧を供給し、グロープラグの電気発熱体の温度が600℃を超えたときに軽油を燃料通路に供給して、液体燃料バーナに点火した。
[比較例2]
本発明の比較例2では、定格電圧が7Vのセラミックグロープラグを用いて図2及び図3に示す構成の液体燃料バーナを作成した。そして、液体燃料バーナの点火時において、定格電圧の7Vの電圧を供給し、グロープラグの電気発熱体の温度が600℃を超えたときに軽油を燃料通路に供給して、液体燃料バーナに点火した。
[比較例3]
本発明の比較例3では、定格電圧が7Vのセラミックグロープラグを用いて図2及び図3に示す構成の液体燃料バーナを作成した。そして、液体燃料バーナの点火時において、定格電圧を超える11Vの電圧を供給し、グロープラグの電気発熱体の温度が600℃を超えたときに軽油を燃料通路に供給して、液体燃料バーナに点火した。
図7は、上記実施例及び比較例それぞれにおける、ノズルボディから突出したグロープラグの先端部の温度の経時変化を示す。
この図7に示すように、比較例1の液体燃料バーナでは、グロープラグの先端温度が、軽油が着火可能な600℃に到達するまでに20秒以上を要し、液体燃料バーナが安定的に着火するまでには30秒程度必要になる。なお、グロープラグの先端温度は950℃程度で安定し、焼損することはない。
また、比較例2の液体燃料バーナでは、比較例1の液体燃料バーナのグロープラグの先端温度よりは上昇速度は速いが、軽油が着火可能な600℃に到達するまでに15秒程度必要になる。なお、グロープラグの先端温度は1250℃程度で安定し、焼損することはない。
また、比較例3の液体燃料バーナでは、グロープラグへの初期投入電流が増加するために、グロープラグの先端温度が2秒以内に1000℃に到達するが、その後もさらに温度上昇が続き、短時間でグロープラグが焼損する。
一方、本発明の実施例にかかる液体燃料バーナでは、グロープラグの先端温度が2秒以内に軽油が着火可能な600℃に到達するとともに、グロープラグの先端温度の最高温度が1000℃程度に抑制されるために、グロープラグを焼損させることなく使用することができるようになった。
本発明の液体燃料バーナの点火方法によれば、グロープラグの焼損を回避しつつ、液体燃料バーナの作動開始から液体燃料が着火されるまでに要する時間を従来よりも大幅に短縮することができる。したがって、例えば、内燃機関の排気系に液体燃料バーナを備え、パティキュレートフィルタの強制再生やNOX触媒の昇温制御に用いることで、パティキュレートフィルタの強制再生やNOX触媒の昇温活性化を迅速に行うことができる。
また、上述の実施の形態では、主として内燃機関の排気浄化装置に用いられる軽油バーナの点火方法を例にとって説明したが、本発明の液体燃料バーナの点火方法は、これ以外にも暖房装置や家庭用及び業務用ボイラー等、種々の分野で用いられる液体燃料バーナに適用することが可能である。
本発明に用いられる液体燃料バーナを備えた内燃機関の排気浄化装置の構成例を示す図である。 本発明に用いられる液体燃料バーナの構成を示す側面図及び断面図である。 本発明に用いられる液体燃料バーナの構成を示す後方側面図及び断面図である。 本発明の液体燃料バーナの点火方法を示すタイミングチャート図である。 本発明に用いられる液体燃料バーナの点火時の動作について説明するための図である。 本発明の液体燃料供給バーナの点火方法を実行した場合における、電気発熱体の表面温度の時間的変化を示す図である。 本発明の液体燃料バーナの点火方法を示すフローチャート図である。 従来の液体燃料バーナの構成を説明するための図である。
符号の説明
1:ノズルボディ、1a:開口部、1aa:大径部、1ab:小径部、1b:通路、2:グロープラグ、2a:電気発熱体、2aa:先端部(点火部)、3:連結パイプ、4:連結ジョイント、4a:通路、4b:空気導入路、4c:燃料供給路、5:空気供給パイプ、6:燃料供給パイプ、7:接続ジョイント、8:固定フランジ部、9:インジェクタ、10:固定クリップ、11:取付フランジ部、12:ボス、13:シール部材、14:熱電対、15:ワーヤーメッシュ、16:ワイヤーメッシュホルダ、17:フレームガイド部材、20:液体燃料バーナ、21:燃料供給通路、22:気体供給通路、23:燃料タンク、24:ポンプ、25:気体供給装置、50:排気浄化装置、51:内燃機関、53:排気通路、54:接続管、55:パティキュレートフィルタ、57:NOX触媒、A:圧縮空気、F:液体燃料、S:燃料通路

Claims (5)

  1. 電気発熱体を有するグロープラグを点火装置として用いるとともに、前記電気発熱体に接して設けられた燃料通路に液体の燃料及び空気を供給して火炎を放射する構成の液体燃料バーナに点火するための液体燃料バーナの点火方法において、
    前記燃料通路に前記空気を供給するとともに、前記空気の供給開始と同時に又は供給開始後に、前記グロープラグの定格電圧を超える電圧で前記グロープラグを作動させ、前記電気発熱体の温度が前記液体の燃料の着火温度に達した後に前記燃料通路に前記液体の燃料を供給して点火することを特徴とする液体燃料バーナの点火方法。
  2. 前記空気の供給開始から前記電気発熱体の温度が前記液体の燃料の着火温度以上になるまでの時間が1〜10秒の範囲内となるように、前記空気の供給量及び前記グロープラグの電圧を調整することを特徴とする請求項1に記載の液体燃料バーナの点火方法。
  3. 前記点火時の前記液体の燃料の供給量を、前記点火後の前記液体の燃料の供給量よりも少なくすることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体燃料バーナの点火方法。
  4. 前記液体の燃料として軽油を用いることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の液体燃料バーナの点火方法。
  5. 先端に電気発熱体を有するグロープラグと、少なくとも前記電気発熱体の一部を内部に保持するノズルボディと、前記電気発熱体と前記ノズルボディとの間に形成された燃料通路と、前記燃料通路に液体の燃料を供給するためのインジェクタと、前記燃料通路に空気を供給するための気体供給装置と、を備え、前記電気発熱体の先端部は前記ノズルボディの外部に突出し、前記燃料通路は前記燃料及び前記空気あるいはいずれか一方を前記外部に突出した前記電気発熱体に導くようにされ、前記外部に突出した前記電気発熱体が点火装置とされてなる液体燃料バーナに点火する液体燃料バーナの点火方法において、
    前記気体供給装置を作動させて前記燃料通路に前記空気を供給するとともに、前記気体供給装置の作動と同時に又は作動後に、前記グロープラグの定格電圧を超える電圧で前記グロープラグを作動させ、前記電気発熱体の温度が前記液体の燃料の着火温度に達した後に前記インジェクタを作動させて前記燃料通路に前記燃料を供給して点火することを特徴とする液体燃料バーナの点火方法。
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