JP2018112347A - バーナー - Google Patents

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俊 中川
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晃 原田
龍起 五十嵐
Tatsuoki Igarashi
龍起 五十嵐
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Ichiro Tsumagari
一郎 津曲
悠介 足立
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悠介 足立
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Abstract

【課題】燃焼ガスの未燃燃料を低減させることができるバーナーを提供する。
【解決手段】バーナー20は、内筒30と、内筒30の内部空間を予混合室70と燃焼室77とに区画するとともに連通路56を有する区画部45とを備える。区画部45は、燃焼ガスの燃焼熱と予混合室70に供給される燃料との間で熱交換を行う受熱管47を有している。バーナー20は、受熱管47に液体の燃料を供給する第2供給部82と、第2供給部82による燃料の供給量を制御する制御装置100とをさらに備える。制御装置100は、受熱管47から予混合室への燃料の供給状態が判定可能な液化判定量と気化判定量とが受熱管47の温度である一次側温度ごとに規定された状態マップをメモリ102に格納している。制御装置100は、燃料流量と一次側温度とを取得して、その取得した燃料流量と一側温度とを状態マップに適用することにより供給状態を特定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気を昇温させるバーナーであって、特に燃料と空気との混合気が燃焼室に供給される予混合式のバーナーに関する。
従来から、ディーゼルエンジンの排気通路には、排気に含まれる微粒子(PM:Particulate Matter)を捕捉するディーゼルパティキュレートフィルター(DPF:Diesel Particulate Filter)が配設されている。こうしたDPFにおいては、微粒子の捕捉機能を保持するために、DPFの捕捉した微粒子を排気を用いて焼却する再生処理が行なわれる。
例えば、特許文献1の排気浄化装置では、DPFの前段にバーナーが配設されており、このバーナーの燃焼室にて燃料と空気との混合気を燃焼させた燃焼ガスが生成される。そして、排気通路内の排気に燃焼ガスを供給することによって、DPFに流入させる排気を昇温させている。
こうしたバーナーには、混合気の着火性や燃焼性を向上させて燃焼ガスに含まれる未燃燃料を低減させるべく、燃焼室に対して燃料と空気とを個別に供給することなく、燃料と空気との混合気を燃焼室に供給する予混合方式のバーナーも知られている。
特開2011−185493号公報
ところで、上述した予混合方式のバーナーで生成される燃焼ガスにも少なからず未燃燃料が含まれてしまう。こうした燃料は、エンジンの動力として使用されているものではないため、エンジンを搭載した車両の燃料消費量を抑えるうえでは、排気の昇温に使用される燃料が少ない方が好ましい。そのため、所定の熱量を得るうえで必要とされる燃料が少なくなるように燃焼時における未燃燃料を低減させることが望まれている。
本発明は、燃焼ガスの未燃燃料を低減させることができるバーナーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するバーナーは、混合気を燃焼させた燃焼ガスが噴き出す噴出し口が形成された筒部と、前記筒部の内部空間を前記混合気が生成される予混合室と前記混合気が燃焼する燃焼室とに区画する区画部であって、前記燃焼ガスの燃焼熱と前記予混合室に供給される燃料との間で熱交換を行う熱交換部を有する前記区画部と、前記熱交換部に液体の燃料を供給する燃料供給部と、前記燃料供給部による燃料の供給量を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記熱交換部から前記予混合室に供給される燃料の供給状態が液体であると判定可能な供給量である液化判定量と前記供給状態が気体であると判定可能な供給量であって前記液化判定量よりも少ない気化判定量とが前記熱交換部の温度ごとに規定された状態マップを記憶する記憶部を備え、前記熱交換部の温度と前記燃料の供給量とを取得し、前記取得した温度と供給量とを前記状態マップに適用することにより、前記供給状態が液体であるか否かを判定する第1の判定と前記供給状態が気体であるか否かを判定する第2の判定とを行い、前記第1の判定の結果が液体であり、かつ、前記第2の判定の結果が気体でない場合に前記供給状態が液体であると特定し、前記第1の判定の結果が液体ではなく、かつ、前記第2の判定の結果が気体である場合に前記供給状態が気体であると特定する。
上記構成によれば、熱交換部から予混合室に供給される燃料の状態が特定可能である。そのため、特定された供給状態に応じて燃料供給部の駆動量を制御することが可能となる。その結果、供給状態に応じてバーナーを制御することが可能であるから、燃焼ガスの未燃燃料を低減することができる。また、第1の判定と第2の判定とを各別に行い、これらの判定の結果に基づいて供給状態が特定される。これにより、供給状態が切り替わる頻度を低減することができる。
上記バーナーにおいて、前記制御部は、前記第1の判定の結果が液体ではなく、かつ、前記第2の判定の結果が気体でない場合に前回の特定結果を保持することが好ましい。
上記構成によれば、燃料の供給量が液化判定量と気化判定量との間に生じている乖離の部分に該当する場合には前回の特定結果が保持される。これにより、例えば燃料の供給量が乖離の部分に該当する場合に供給状態が切り替わる場合に比べて供給状態が切り替わる頻度を低減することができる。また、特定結果に応じて制御マップを選択する構成においては、制御マップの切り替えの頻度をさらに低減することができる。
上記バーナーにおいて、前記燃料供給部は、前記熱交換部に燃料を供給する供給管と、前記供給管に配設されて前記熱交換部への燃料の供給量を調整する制御弁とを有し、前記制御部は、前記供給管において前記制御弁を通過した燃料の圧力である燃料圧力をさらに取得し、前記第1の判定について、前記取得した供給量が前記液化判定量よりも多く、かつ、前記燃料圧力が設定圧力以下の場合に前記供給状態が液体であると判定してもよい。
上記構成によれば、第1の判定の結果として液体が得られたときの信頼度が高まる。
上記バーナーにおいて、前記燃料供給部は、前記熱交換部に燃料を供給する供給管と、前記供給管に配設されて前記熱交換部への燃料の供給量を調整する制御弁とを有し、前記制御部は、前記供給管において前記制御弁を通過した燃料の圧力である燃料圧力をさらに取得し、前記第2の判定について、前記取得した供給量が前記気化判定量よりも少なく、かつ、前記燃料圧力が設定圧力よりも大きい場合に前記供給状態が気体であると判定してもよい。
上記構成によれば、第2の判定の結果として気体が得られたときの信頼度が高まる。
バーナーの一実施形態の概略構成を示す概略構成図。 熱交換部の一例の概略構成を示す斜視図。 状態マップの一例を測定点とともに模式的に示す図。 液化判定処理の一例を示すフローチャート。 気化判定処理の一例を示すフローチャート。 液化判定処理の結果および気化判定処理の結果に対する状態フラグの値の一例を示す図。 第1制御マップの一例と第2制御マップの一例を模式的に示すグラフ。
図1を参照してバーナーの一実施形態について説明する。
図1に示すように、ディーゼルエンジン10(以下、単にエンジン10という。)の排気通路11には、排気中に含まれる微粒子を吸着するディーゼルパティキュレートフィルター12(以下、DPF12という。)が搭載されている。
排気浄化装置を構成するDPF12は、例えば多孔質の炭化ケイ素で形成されたハニカム構造を有し、ハニカム構造を構成する柱体の内壁面に排気中の微粒子を捕捉する。そして、このDPF12の前段には、DPF12に流入する排気を昇温させることでDPF12の再生処理を実行するバーナー20が搭載されている。
バーナー20の基板21には、第1筒部の一例である円筒状を有した内筒30が固定されている。内筒30の基端である筒端は、基板21によって閉塞されている。内筒30の先端部には、環状の噴出し板31が固定され、噴出し板31の内側縁によって噴出し口32が区画されている。
内筒30の内側には、円筒状の筒部40が位置している。この筒部40は、筒部40と一体的に形成された環状の連結壁部41によって内筒30の内周面に連結されている。これにより、連結壁部41は、内筒30の内周面と筒部40の外周面との隙間を閉塞している。連結壁部41は、筒部40に近い部位ほど噴出し口32側に位置する形状を有している。筒部40は、連結壁部41と連結する部分から噴出し口32へ向けて延び、噴出し口32に近い筒端が開口している。
内筒30は、内筒30の中で連結壁部41と連結する部分から基板21に向かって延出する延出部33を有する。延出部33には、第1空気導入口34が周方向に沿って所定間隔ごとに形成されている。第1空気導入口34は、延出部33によって囲まれる空間である混合室71内に燃焼用空気を導入する。延出部33には、第1空気導入口34の開口縁から延出部33の周壁の一部を内側へ切り起こした切り起こし片35が形成されている。切り起こし片35により、混合室71には、第1空気導入口34を通過した燃焼用空気によって内筒30の軸線方向周りの旋回流が生成される。混合室71に導入された空気は、噴出し口32側に位置した筒部40内の空間によって構成された混合室72に流入する。
内筒30の内側には、内筒30の内部空間を、混合気を生成する予混合室70と予混合室70にて生成された混合気が燃焼する燃焼室77とに区画する区画部45が配設されている。区画部45は、支持筒46、複数の受熱管47、および、カバー48で構成された第2筒部50と、内筒30に対して第2筒部50を固定する環状のバーナーヘッド55とで構成されている。なお、内筒30には、後述する着火部62よりも噴出し口32側に、燃焼室77に燃焼用空気を導入するための複数の第2空気導入口36が形成されている。
図1および図2に示すように、第2筒部50を構成する支持筒46、受熱管47、および、カバー48は、バーナーとして機能し得るように耐熱性に優れ、さらに熱伝導性に優れたSUS310(JIS規格)といった金属材料で形成されている。
支持筒46は、内筒30の軸線方向に沿って延びる円筒形状を有する筒状部49と、筒状部49が有する2つの筒端のうち噴出し口32側に位置する筒端を閉塞する閉塞部51とを有している。筒状部49が有する2つの筒端のうち閉塞部51の反対側に位置する筒端は開放されており、支持筒46には、その開放端を通じて筒部40が内挿されている。
閉塞部51は、後述する第2供給部82の第2供給管86を通過した燃料を各受熱管47に分配する分配部52を有している。分配部52は、閉塞部51における他の部位よりも肉厚に形成されており、筒状部49の外径よりも小さな外径を有して噴出し口32に向かって突出する円柱形状の突出部分を有している。分配部52には、第2供給管86の端部が差し込まれるとともに第2供給管86の内部通路と連通する空間である分配室53と、分配室53から筒状部49の径方向に沿って放射状に延びる複数の分配通路54(本実施形態では13個)とが周方向において等間隔で形成されている。
受熱管47は、燃焼ガスの燃焼熱と予混合室70に供給される燃料との間で熱交換を行う熱交換部として機能する。受熱管47は、燃料の流れ方向における上流側に位置する端部である上流側端部47aと燃料の流れ方向における下流側の端部である下流側端部47bとを有しており、これら上流側端部47aと下流側端部47bとが支持筒46に支持されている。受熱管47の上流側端部47aは、分配部52の突出部分における分配通路54の開口部に差し込まれた状態で分配部52に連結されている。受熱管47は、分配通路54が延出するように上流側端部47aから筒状部49の径方向に沿って延びたのち、支持筒46の筒状部49の外周面に対して螺旋状に巻き回されている。受熱管47の下流側端部47bは、閉塞部51の反対側における筒状部49の端部に形成された供給口49bに差し込まれた状態で筒状部49に連結されている。供給口49bは、複数の受熱管47に対して各別に対応するように形成されており、筒状部49の周方向において等間隔に配置されている。各受熱管47は、同じ方向に巻き回されて互いに重なることなく供給口49bに到達している。
カバー48は、受熱管47が連結された状態の支持筒46が差し込み可能な大きさを有して支持筒46の軸線方向に沿って延びる円筒状の形状を有するカバー本体部58と、カバー本体部58における2つの筒端のうち噴出し口32側に位置する筒端を閉塞するカバー閉塞部59とを有している。このカバー48によって受熱管47が覆われていることにより、燃焼状態の変化にともなう受熱管47の温度変化が緩やかとなり、例えば受熱管47内を流れる燃料の突沸が抑えられる。
バーナーヘッド55の内周縁は、支持筒46の筒状部49に対して全周にわたって連結され、バーナーヘッド55の外周縁は、内筒30の内周面に対して全周にわたって連結されている。また、バーナーヘッド55には、内周縁寄りの位置にカバー本体部58の開放端が連結されている。バーナーヘッド55は、支持筒46の筒状部49とカバー48のカバー本体部58との隙間を閉塞しているとともに、カバー48の外周面よりも外側に位置する部位に予混合室70と燃焼室77とを連通する複数の連通路56を有している。
上述した区画部45は、例えば、支持筒46に対して各受熱管47を連結したのち、バーナーヘッド55の内周縁に対して支持筒46の筒状部49の開放端を連結する。そして、カバー48のカバー本体部58に支持筒46を差し入れたのち、カバー本体部58の開放端をバーナーヘッド55に連結することにより作製される。区画部45は、バーナーヘッド55の外周縁を内筒30の内周面に連結することにより内筒30に組み付けられる。
バーナーヘッド55に対する噴出し口32側には、点火プラグ61の着火部62が位置している。点火プラグ61は、円筒形状を有して内筒30が内挿される外筒60に固定されている。着火部62は、外筒60及び内筒30に形成された貫通孔を通じて内筒30内に位置している。
こうした構成のバーナー20は、予混合室70を構成する空間として、上記混合室71,72の他、筒部40よりも噴出し口32側において支持筒46及び閉塞部51に囲まれる空間であって混合室72に連通する混合室73を有する。また、バーナー20は、予混合室70を構成する空間として、筒部40と支持筒46との間の空間であって混合室73に連通する混合室74と、連結壁部41とバーナーヘッド55との間の空間であって混合室74に連通する混合室75を有する。また、バーナー20は、燃焼室77を構成する空間として、カバー48と内筒30との間の空間である第1燃焼室78と、カバー48よりも噴出し口32側において内筒30に囲まれる空間である第2燃焼室79とを有する。
バーナー20は、予混合室70に燃料を供給する燃料供給部80を有している。燃料供給部80は、予混合室70に対して気化燃料を供給する第1供給部81と、予混合室70に対して受熱管47を通じて燃料を供給する第2供給部82とを備える。
第1供給部81は、例えば電気ヒーターによる加熱によって燃料を気化させる気化燃料生成部83と、基板21の中央部分に固定されて気化燃料生成部83の生成した気化燃料を混合室71に供給する第1供給管84とで構成されている。第1供給部81によって混合室71に供給された気化燃料は、混合室71で燃焼用空気と混合して混合気を生成する。この混合気は、混合室72,73,74,75の順に各混合室を流通したのち、バーナーヘッド55の連通路56を通じて燃焼室77に流入する。そして、燃焼室77に流入した混合気が着火部62によって着火されることで、燃焼室77には、燃焼中の混合気である火炎、燃焼後の混合気である燃焼ガス、これらを含む燃焼反応ガスが生成される。燃焼反応ガスは、噴出し口32に向かって流れるとともに、カバー48、受熱管47、および、支持筒46で構成される第2筒部50を加熱する。なお、着火後における混合気の燃焼は、燃焼室77に対して混合気が連続して供給されることにより維持される。
第2供給部82は、燃料タンク85内の液体の燃料を熱交換部である受熱管47に供給する第2供給管86を有している。第2供給管86には、上流側から順に、エンジン10を動力源とする機械式の燃料ポンプ87、受熱管47に供給される燃料量を制御する制御弁88が配設されている。制御弁88は、例えば、デューティ制御により第2供給管86を開閉するノーマリークローズ型の電磁弁である。
燃料ポンプ87が圧送した燃料は、第2供給管86を通過すると分配室53で分配通路54の各々に分配されたのちに受熱管47に流入する。各受熱管47を流れる燃料は、燃焼室77で燃焼している燃焼ガスの燃焼熱との間で熱交換を行うことで加熱される。受熱管47から混合室74に供給された燃料は、該混合室74において燃焼用空気と混合して混合気を生成する。そして、その混合気は、混合室75に流入したのち、バーナーヘッド55の連通路56を通じて燃焼室77に流入する。
また、バーナー20は、内筒30が内挿される外筒60を有している。外筒60は、外筒60の2つの筒端のうち基端側の筒端は、基板21によって閉塞された状態で該基板21に固定されている。外筒60の先端側の筒端は、内筒30と外筒60との隙間が環状の閉塞板63によって閉塞されている。
外筒60には、噴出し口32側の端部に空気供給管64の下流端が接続されている。空気供給管64の上流端は、エンジン10の吸気通路13であって排気通路11に配設されるタービン14とともに回転するコンプレッサー15の下流に接続されている。空気供給管64には空気弁65が配設される。空気弁65が開状態にあるとき、内筒30と外筒60との隙間の空気流通室67には、空気供給管64を通じて吸気通路13を流れる吸気の一部が燃焼用空気として流入する。この燃焼用空気は、複数の第2空気導入口36を通じて燃焼室77に導入され、複数の第1空気導入口34を通じて混合室71に導入される。
バーナー20は、バーナー20の駆動に関する情報を検出する各種のセンサーを有している。流量センサー91は、第2供給管86における燃料ポンプ87と制御弁88との間に配設されており、第2供給管86を流れている燃料の質量流量である燃料流量Gfを検出する。圧力センサー92は、第2供給管86における制御弁88の下流に配設されており、制御弁88を通過した燃料の圧力である燃料圧力Pfを検出する。温度センサー93は、受熱管47における燃料の受熱量に関する温度として、第2供給管86の上流側端部47aの温度であって熱交換部における一次側(高温側)の温度である一次側温度T1を検出する。また、センサー群94は、燃料流量Gf、燃料圧力Pf、および、一次側温度T1以外の情報を検出する複数のセンサーによって構成されている。各センサーは、検出した検出値を示す信号をバーナー20の駆動を統括制御する制御装置100に出力する。
制御装置100は、プロセッサ101、メモリ102、入力インターフェース103、および、出力インターフェース104等がバス105を介して互いに接続されたマイクロコンピューターを中心に構成される。制御装置100は、入力インターフェース103を介して各種センサーの検出値を取得する。そして、制御装置100は、取得した各種センサーの検出値とメモリ102に格納しているプログラムや各種データとに基づいて各種の処理を実行し、出力インターフェース104を介して各種の制御対象を制御する。
制御装置100は、例えば、DPF12における微粒子の堆積量を所定の制御周期で演算し、その演算した堆積量が再生処理の必要な閾値を超えるとバーナー20を駆動してDPF12の再生処理を開始する。制御装置100は、微粒子が十分に焼却されたと判断可能な閾値よりも上記堆積量が低くなると再生処理を終了する。
再生処理において、制御装置100は、DPF12の温度やDPF12の目標温度、排気通路11における排気温度や排気流量に基づき、予混合室70に供給する燃料の目標値である目標燃料量Gftを演算する。また制御装置100は、目標燃料量Gftに基づいて燃焼用空気の目標量である目標空気量Gatを演算する。制御装置100は、目標燃料量Gftの燃料が予混合室70に供給されるように燃料供給部80の駆動を制御し、目標空気量Gatの空気が空気流通室67に供給されるように空気弁65の開閉を制御する。
制御装置100は、燃料供給部80の駆動状態として、予混合室70に対する燃料供給を第1供給部81のみで行う第1駆動状態と第1供給部81及び第2供給部82の双方で行う第2駆動状態とを有する。燃料供給部80は、再生処理が開始されると第1駆動状態で駆動され、その後、所定の条件が成立すると第2駆動状態で駆動される。
第1駆動状態において制御装置100は、気化燃料生成部83の駆動を制御して目標燃料量Gftの分の気化燃料を混合室71に供給する。そして、制御装置100は、例えば、一次側温度T1の温度が閾値T2に到達すると第2駆動状態に移行する。
第2駆動状態において制御装置100は、目標燃料量Gftのうちの一定量(例えば着火する際の燃料量)を第1目標量Gf1として、目標燃料量Gftの残りを第2目標量Gf2として演算する。制御装置100は、第1目標量Gf1の分の燃料が混合室71に供給されるように気化燃料生成部83の駆動を制御する。また、制御装置100は、第2目標量Gf2の分の燃料が混合室74に供給されるように制御弁88の開閉を制御する。
図3〜図7を参照して、制御装置100による第2供給部82の制御弁88の制御についてさらに詳しく説明する。制御弁88の制御において、制御装置100は、メモリ102に格納されている状態マップを用いて、受熱管47から混合室74に供給される燃料の状態である供給状態が液体であるか気体であるかを特定する特定処理を実行する。そして、制御装置100は、第2供給部82の駆動量である制御弁88の制御指示値Dが第2目標量Gf2ごとに規定された制御マップを上記特定処理の結果に応じて選択し、その選択した制御マップを用いて制御弁88の制御指示値Dを演算する。
図3を参照して状態マップについて説明する。本発明者らは、燃焼室77で燃焼している燃焼ガスの燃焼熱と受熱管47を流れる燃料との間で熱交換を行うバーナーについて鋭意研究していたところ、同じ制御指示値Dで制御弁88を制御したとしてもバーナー20から排出される未燃燃料に差が生じることを見出した。すなわち、制御弁88を同じ制御指示値Dで制御していたとしても燃料流量Gfが異なる場合があることを見出した。そのため、本発明者らは、供給状態ごとに、燃料流量Gf、燃料圧力Pf、一次側温度T1、制御弁88の制御指示値Dを調査する実験を行い、その実験の結果に基づいて状態マップを作成した。
図3に示すように、状態マップには、液化判定流量GfLと気化判定流量GfVとが規定されている。液化判定流量GfLは、一次側温度T1の各々において供給状態が液体であると判定可能な燃料流量Gfの境界であって、供給状態が液体であるときに測定された一次側温度T1と燃料流量Gfとを回帰分析することにより得られたものである。燃料流量Gfが液化判定流量GfLよりも多い領域は、供給状態が液体であることを示す液体領域110である。なお、図3では、液化判定流量GfLと気化判定流量GfVとを測定点とともに示している。
気化判定流量GfVは、一次側温度T1の各々で供給状態が気体であると判定可能な燃料流量Gfの境界であって、供給状態が気体であるときに測定された一次側温度T1と燃料流量Gfとを回帰分析することにより得られたものである。燃料流量Gfが気化判定流量GfVよりも少ない領域は、供給状態が気体であることを示す気体領域111である。
液化判定流量GfLは、各一次側温度T1において気化判定流量GfVよりも高い値である。液化判定流量GfLと気化判定流量GfVとの間の領域は、供給状態として液体と気体とが混じっている気液混相状態を示す気液混相領域112である。液化判定流量GfLと気化判定流量GfVとの乖離は、一次側温度T1が下限温度T3以下の範囲ではほぼ0で供給状態による供給量の差異がほとんど無く、一次側温度T1が下限温度T3よりも高い範囲においては一次側温度T1が高くなるほどが大きくなっている。
図4および図5を参照して、制御装置100が特定部として機能する際に実行する特定処理について説明する。特定処理は、供給状態が液体であるか否かである第1の判定をする液化判定処理と供給状態が気体であるか否かである第2の判定をする気化判定処理とを各別に行う。そして、それら2つの処理の結果に基づいて、第2供給部82による燃料の供給状態が液体であるか気体であるかを特定する処理である。
図4に示すように、液化判定処理において、制御装置100は、燃料流量Gf、一次側温度T1、および、メモリ102に格納されている状態マップに基づいて、燃料流量Gfが液化判定流量GfLよりも多いか否かを判断する(ステップS21)。燃料流量Gfが液化判定流量GfLよりも多い場合(ステップS21:YES)、制御装置100は、燃料圧力Pfが設定圧力Pfs以下であるか否かを判断する(ステップS22)。燃料圧力Pfが設定圧力Pfs以下である場合(ステップS22:YES)、制御装置100は、供給状態が液体であると判定して液化フラグFLの値を1に設定し(ステップS23)、一連の処理を一旦終了する。
一方、燃料流量Gfが液化判定流量GfL以下である場合(ステップS21:NO)、また、燃料圧力Pfが設定圧力Pfsよりも大きい場合(ステップS22:NO)、制御装置100は、液化フラグFLの値が1である状態の期間TLが第1設定期間TLs(例えば10秒)以上維持されているか否かを判断する(ステップS24)。第1設定期間TLsは液化判定処理の判定結果が切り替わる頻度を低減するための期間であって、予め設定された固定期間であってもよいし、例えば液化フラグFLの値が1であるときの燃料流量Gfの積算値が大きいほど短くなる可変期間であってもよい。期間TLが第1設定期間TLs以下である場合(ステップS24:NO)、制御装置100は、引き続き液化フラグFLの値に1を設定し(ステップS23)、一連の処理を一旦終了する。一方、第1設定期間TLsよりも大きい場合(ステップS24:YES)、制御装置100は、液化フラグFLの値に0を設定し(ステップS25)、一連の処理を一旦終了する。
図5に示すように、気化判定処理において、制御装置100は、燃料流量Gf、一次側温度T1、および、メモリ102に格納されている状態マップに基づいて、燃料流量Gfが気化判定流量GfVよりも少ないか否かを判断する(ステップS31)。燃料流量Gfが気化判定流量GfVよりも少ない場合(ステップS31:YES)、制御装置100は、燃料圧力Pfが設定圧力Pfsよりも大きいか否かを判断する(ステップS32)。燃料圧力Pfが設定圧力Pfsよりも大きい場合(ステップS32:YES)、制御装置100は、供給状態が気体であると判定して気化フラグFVの値を1に設定し(ステップS33)、一連の処理を一旦終了する。
一方、燃料流量Gfが気化判定流量GfV以上である場合(ステップS31:NO)、および、燃料圧力Pfが設定圧力Pfs以下である場合(ステップS32:NO)、制御装置100は、気化フラグFVの値が1である状態の期間TVが第2設定期間TVs以上維持されているか否かを判断する(ステップS34)。第2設定期間TVsは、第2設定期間TVsは液化判定処理の判定結果が切り替わる頻度を低減するための期間であって、予め設定された固定期間であってもよいし、例えば液化フラグFLの値が1であるときの燃料流量Gfの積算値が大きいほど短くなる可変期間であってもよい。気化判定処理の判定結果が切り替わる頻度を低減するための期間であり、期間TVが第2設定期間TVs以上維持されていない場合(ステップS34:NO)、制御装置100は、引き続き気化フラグFVの値に1を設定し(ステップS33)、一連の処理を一旦終了する。一方、第2設定期間TVs以上維持されている場合(ステップS34:YES)、制御装置100は、気化フラグFVの値に0を設定し(ステップS35)、一連の処理を一旦終了する。
図6に示すように、制御装置100は、上述した液化判定処理の結果と気化判定処理の結果とに基づき供給状態が液体であるか気体であるかを特定する。
液化フラグFLの値が0であり、かつ、気化フラグFVの値が1である場合、制御装置100は、供給状態が気体であると特定して状態フラグFの値に0を設定する。液化フラグFLの値が1であり、かつ、気化フラグFVの値が0である場合、制御装置100は、供給状態が液体であると特定して状態フラグFの値に1を設定する。液化フラグFLの値が0であり、かつ、気化フラグFVの値も0である場合、制御装置100は、供給状態が気液混相状態にあると特定して状態フラグFの値を前回の特定結果を示す値に保持する。液化フラグFLの値が1であり、かつ、気化フラグFVの値も1である場合、制御装置100は、状態フラグFの値に0を設定する。ここで、液化フラグFLおよび気化フラグFVの双方の値が1である状態は、一次側温度T1が下限温度T3以下の範囲にあり、かつ、燃料流量Gfが少量であるときにとる状態であることが判明している。そのため、状態フラグFの値に0を設定しても、すなわち制御マップとして第1制御マップを選択しても何ら問題が生じることはない。
図7を参照して、制御装置100が選択する制御マップについて説明する。制御装置100は、上述した特定処理の結果である状態フラグFの値に基づいて、メモリ102に格納されている第1制御マップあるいは第2制御マップを制御マップとして選択する。
図7に示すように、第1制御マップは、供給状態が液体である場合(F=1)に選択される制御マップであり、第1目標量Gf1ごとに制御指示値Dとして第1指示値D1が規定されている。第1指示値D1は、状態マップの作成の際に行った実験の結果に基づき、供給状態が液体であった場合の燃料流量Gfと制御指示値Dとを回帰分析することにより得られた値である。
第2制御マップは、供給状態が気体である場合(F=0)に選択される制御マップであり、第2目標量Gf2ごとに制御指示値Dとして第2指示値D2が規定されている。第2指示値D2は、状態マップの作成の際に行った実験の結果に基づき、供給状態が気体であった場合の燃料流量Gfと制御指示値Dとを回帰分析することにより得られた値である。第2指示値D2は、各目標量において、第1指示値D1よりも大きな値である。
制御装置100は、こうして演算した制御指示値Dに基づく信号を出力インターフェース104を介して制御弁88に出力することにより、制御弁88の開閉、すなわち第2供給部82の駆動を制御する。
上記実施形態のバーナー20によれば、以下に列挙する作用効果が得られる。
(1)本発明者らは、受熱管47から混合室74に供給される燃料の状態である供給状態について下記(a)〜(d)を見出した。
(a)同じ制御指示値Dで制御弁88を制御したとしても、供給状態が気体である場合よりも供給状態が液体である場合において燃料流量Gfが多くなること。
(b)一次側温度T1と燃料流量Gfとによって供給状態が特定可能であること。
(c)一次側温度T1が高くなるほど液化判定流量GfLと気化判定流量GfVとの乖離が大きくなること。
(d)供給状態が気体の場合は、供給状態が液体である場合よりも燃料圧力Pfが高くなること。
こうした結果に基づき、制御装置100には、一次側温度T1ごとに供給状態が液体であるか気体であるかを示す状態マップがメモリ102に格納されている。また、制御装置100には、第2目標量Gf2ごとに制御弁88の制御指示値Dが規定された制御マップとして、供給状態が液体である場合の制御マップである第1制御マップと供給状態が気体である場合の制御マップである第2制御マップとが格納されている。そして、制御装置100は、上述した状態マップに基づいて供給状態を特定し、その特定結果に基づく制御マップを用いて制御弁88を制御している。
こうした構成によれば、特定された供給状態に適した制御指示値Dで制御弁88の開閉が制御される。その結果、第2供給部82による燃料の供給量を高い精度のもとで制御することが可能となることから、燃焼ガスに含まれる未燃燃料を低減することができる。
これに関連して、制御装置100は、液化判定処理の結果が液体であり(FL=1)、かつ、気化判定処理の結果が気体でない場合(FV=0)に供給状態が液体であると特定する。また、制御装置100は、液化判定処理の結果が液体でなく(FL=0)、かつ、気化判定処理の結果が気体である場合(FV=1)に供給状態が気体であると特定する。このように液化判定処理と気化判定処理とを各別に行い、各々の処理の結果に基づき供給状態が特定されることにより、供給状態が切り替わる頻度、ひいては制御マップが切り替えられる頻度を低減することができる。
(2)液化判定処理の結果が液体でなく(FL=0)、かつ、気化判定処理の結果が気体でない場合(FV=0)、制御装置100は前回の特定結果を保持する。これにより、例えば、供給状態が液体から気体に変化する過程においては、特定結果として供給状態が液体である状態が維持される。そのため、同過程において第2供給部82は、特定結果が液体であったにもかかわらず実際の供給状態が気体であったとしても、第1制御マップにおいて各第1指示値D1に対応付けられている供給量よりも少ない燃料を供給する。その結果、燃焼用空気の不足が生じることがないことから、供給状態が液体から気体に変化する過程における燃焼ガスに含まれる未燃燃料をより確実に低減できる。
(3)燃料流量Gfが液化判定流量GfLよりも多いこと(ステップS21:YES)に加えて、燃料圧力Pfが設定圧力Pfs以下であること(ステップS22:YES)を条件として、制御装置100は、液化フラグFLの値を1に設定する。こうした構成によれば、液化判定処理の結果に対する信頼度が高まるとともに、液化フラグFLの値が変わる頻度を低減することができる。
(4)液化判定処理では、液化フラグFLの値の0に設定するための条件に、液化フラグFLの値が1である状態が第1設定期間TLs以上継続していることが設定されている(ステップS24)。これにより、液化判定処理の結果として液化フラグFLの値が0になる頻度が少なくなるから、状態フラグFの値が変わる頻度をより低減できる。
(5)燃料流量Gfが気化判定流量GfVよりも少ないこと(ステップS31:YES)に加えて、燃料圧力Pfが設定圧力Pfsよりも大きいこと(ステップS32:YES)を条件として、制御装置100は、気化フラグFVの値を1に設定する。こうした構成によれば、気化判定処理の結果に対する信頼度が高まるとともに、気化フラグFVの値が変わる頻度を低減することができる。
(6)気化判定処理では、気化フラグFVの値の0に設定するための条件として、気化フラグFVの値が1である状態が第2設定期間TVs継続以上していることが設定されている(ステップS34)。これにより、気化判定処理の結果として気化フラグFVの値が0になる頻度が少なくなるから、状態フラグFの値が変わる頻度をより低減できる。
なお、上記実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・液化判定処理において、第1設定期間TLsに関する判断(ステップS24)および燃料圧力Pfに関する判断(ステップS22)の少なくとも一方が割愛されてもよい。また、気化判定処理において、第2設定期間TVsに関する判断(ステップS34)および燃料圧力Pfに関する判断(ステップS32)の少なくとも一方が割愛されてもよい。
・制御装置100は、液化判定処理の結果が液体でなく(FL=0)、かつ、気化判定処理の結果が気体でない場合(FV=0)、供給状態が液体であると特定してもよい。こうした構成によれば、特定結果が液体である期間の割合が高くなる。これにより、第2供給部82は、実際の供給状態が気体であった場合には第1制御マップで各第1指示値D1に対応付けられている供給量よりも少ない燃料が供給されることとなる。その結果、燃焼用空気量が不足することがなく、燃焼ガスに含まれる未燃燃料を低減することができる。
・制御装置100は、液化判定処理の結果が液体であり(FL=1)、かつ、気化判定処理の結果が気体である場合(FV=1)、状態フラグFの値を前回の値に保持してもよい。
・区画部は、内筒30の内部空間を予混合室70と燃焼室77とに区画する構成であればよい。そのため、区画部は、内筒30の内部空間を内筒30の軸線方向で並ぶ予混合室と燃焼室とに区画する円板状のバーナーヘッドであってもよい。また、区画部は、区画部45においてカバー48が割愛され、支持筒46と受熱管47とで構成されていてもよい。こうした構成によれば、カバー48が割愛された分だけ、燃焼ガスの燃焼熱による受熱管47の昇温を早期に行うことができる。
・熱交換部は、支持筒46の外周面に巻き回されている受熱管47に限らず、燃焼ガスの燃焼熱と予混合室70に供給される燃料との間で熱交換が行われる構成であればよい。例えば、熱交換部は、第2筒部50における支持筒46および受熱管47の代りとして燃料が流れる溝部が外周面に形成された筒状の部材をカバー48で覆うことにより構成されてもよい。また例えば、熱交換部は、バーナーヘッドに接触する受熱管で構成されてもよいし、燃焼室内に配設された受熱管で構成されてもよい。また、熱交換部である受熱管47が燃料を供給する混合室も混合室74に限らず、他の混合室であってもよい。
・熱交換部における一次側の温度は、受熱管47の上流側端部47aの温度に限らず、例えば、支持筒46における供給口49b付近の温度であってもよい。
・制御装置100は、供給状態の特定結果を制御マップの選択に用いた。これに限らず、制御装置100は、例えば、第2目標量Gf2の上限値を設定する際に供給状態の特定結果を用いてもよい。
・制御装置100は、第1の判定の結果と第2の判定の結果とに基づいて供給状態を特定した。これに限らず、制御装置100は、上述した状態マップを用いた供給状態の特定方法として、燃料流量Gfが液化判定流量GfLよりも多い場合に供給状態が液体、燃料流量Gfが気化判定流量GfVよりも少ない場合に供給状態が気体であると特定することも可能である。これにより、上記(1)に準ずる効果を得ることができる。
こうした構成においては、燃料流量Gfが液化判定流量GfLよりも多く、かつ、燃料圧力Pfが設定圧力Pfs以下である場合に供給状態が液体であると特定することも可能である。また、燃料流量Gfが気化判定流量GfVよりも少なく、かつ、燃料圧力Pfが設定圧力Pfsよりも大きい場合に供給状態が気体であると特定することも可能である。これにより、特定結果に対する信頼度を高めることができる。
10…ディーゼルエンジン、20…バーナー、21…基板、30…内筒、31…噴出し板、32…噴出し口、33…延出部、34…第1空気導入口、35…切り起こし片、36…第2空気導入口、40…筒部、41…連結壁部、45…区画部、46…支持筒、47…受熱管、47a…上流側端部、47b…下流側端部、48…カバー、49…筒状部、49b…供給口、50…第2筒部、51…閉塞部、52…分配部、53…分配室、54…分配通路、55…バーナーヘッド、56…連通路、58…カバー本体部、59…カバー閉塞部、60…外筒、61…点火プラグ、62…着火部、63…閉塞板、64…空気供給管、65…空気弁、67…空気流通室、70…予混合室、71,72,73,74,75…混合室、77…燃焼室、78…第1燃焼室、79…第2燃焼室、80…燃料供給部、81…第1供給部、82…第2供給部、83…気化燃料生成部、84…第1供給管、85…燃料タンク、86…第2供給管、87…燃料ポンプ、88…制御弁、91…流量センサー、92…圧力センサー、93…温度センサー、94…センサー群、100…制御装置、101…プロセッサ、102…メモリ、103…入力インターフェース、104…出力インターフェース、105…バス、110…液体領域、111…気体領域、112…気液混相領域。

Claims (4)

  1. 混合気を燃焼させた燃焼ガスが噴き出す噴出し口が形成された筒部と、
    前記筒部の内部空間を前記混合気が生成される予混合室と前記混合気が燃焼する燃焼室とに区画する区画部であって、前記燃焼ガスの燃焼熱と前記予混合室に供給される燃料との間で熱交換を行う熱交換部を有する前記区画部と、
    前記熱交換部に液体の燃料を供給する燃料供給部と、
    前記燃料供給部による燃料の供給量を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記熱交換部から前記予混合室に供給される燃料の供給状態が液体であると判定可能な供給量である液化判定量と前記供給状態が気体であると判定可能な供給量であって前記液化判定量よりも少ない気化判定量とが前記熱交換部の温度ごとに規定された状態マップを記憶する記憶部を備え、
    前記熱交換部の温度と前記燃料の供給量とを取得し、前記取得した温度と供給量とを前記状態マップに適用することにより、前記供給状態が液体であるか否かを判定する第1の判定と前記供給状態が気体であるか否かを判定する第2の判定とを行い、
    前記第1の判定の結果が液体であり、かつ、前記第2の判定の結果が気体でない場合に前記供給状態が液体であると特定し、
    前記第1の判定の結果が液体ではなく、かつ、前記第2の判定の結果が気体である場合に前記供給状態が気体であると特定する
    バーナー。
  2. 前記制御部は、前記第1の判定の結果が液体ではなく、かつ、前記第2の判定の結果が気体でない場合に前回の特定結果を保持する
    請求項1に記載のバーナー。
  3. 前記燃料供給部は、前記熱交換部に燃料を供給する供給管と、前記供給管に配設されて前記熱交換部への燃料の供給量を調整する制御弁とを有し、
    前記制御部は、前記供給管において前記制御弁を通過した燃料の圧力である燃料圧力をさらに取得し、前記第1の判定について、前記取得した供給量が前記液化判定量よりも多く、かつ、前記燃料圧力が設定圧力以下の場合に前記供給状態が液体であると判定する
    請求項1または2に記載のバーナー。
  4. 前記燃料供給部は、前記熱交換部に燃料を供給する供給管と、前記供給管に配設されて前記熱交換部への燃料の供給量を調整する制御弁とを有し、
    前記制御部は、前記供給管において前記制御弁を通過した燃料の圧力である燃料圧力をさらに取得し、前記第2の判定について、前記取得した供給量が前記気化判定量よりも少なく、かつ、前記燃料圧力が設定圧力よりも大きい場合に前記供給状態が気体であると判定する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のバーナー。
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