JPH11257748A - 貯湯式給湯機 - Google Patents

貯湯式給湯機

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Publication number
JPH11257748A
JPH11257748A JP7356598A JP7356598A JPH11257748A JP H11257748 A JPH11257748 A JP H11257748A JP 7356598 A JP7356598 A JP 7356598A JP 7356598 A JP7356598 A JP 7356598A JP H11257748 A JPH11257748 A JP H11257748A
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JP
Japan
Prior art keywords
hot water
burner
temperature
water storage
combustion
Prior art date
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Pending
Application number
JP7356598A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Tanaka
祥雄 田中
Makoto Saotome
誠 早乙女
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
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Publication of JPH11257748A publication Critical patent/JPH11257748A/ja
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  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Control Of Combustion (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】貯湯式給湯機において、貯湯部の貯湯温度を設
定所望温度に保つためにバーナが燃焼を頻繁にオン・オ
フし、着火騒音を発生させるとともに燃焼時にも大きな
燃焼音を発生させるといった問題を解決する。 【解決手段】貯湯部20と、貯湯部20の内部に導かれ
た水を設定温度まで加熱し且つ保温するためのバーナ1
4と、バーナ14の燃焼を制御する制御部30とを備
え、予め貯湯部20に湯を貯えておいて使用時にその貯
湯を出湯口24から出湯する形式の貯湯式給湯機10に
おいて、バーナ14を燃焼量が連続的に可変の燃焼量可
変式バーナとなすとともに、制御部30を、貯湯部20
の貯湯の温度変化に応じてバーナ14の燃焼量を制御す
るものとなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は貯湯式給湯機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、給湯機として瞬間湯沸し式の給湯
機と貯湯式の給湯機とが用いられている。前者の瞬間湯
沸し式の給湯機は、水流を感知してバーナを着火し、水
路内を連続的に流通する水に対してバーナからの熱を加
えて瞬間式にこれを沸き上げつつ出湯口から出湯するも
ので、お湯が欲しいときにそこで初めてバーナの着火及
びバーナによる水流の加熱を行う形式のものである。
【0003】これに対して後者の貯湯式の給湯機は、所
定容量の貯湯部内に導かれた水を、湯の使用前にバーナ
にて予め設定温度まで加熱して貯えておき、そして使用
時にその貯湯部に貯えてある湯を出湯口から出湯させる
形式のものである。
【0004】後者の貯湯式給湯機の場合、従来にあって
は、貯湯部の貯湯温度が低下したときにバーナの燃焼を
オン・オフさせることで貯湯部の湯温を一定に保つよう
にしていた。即ちかかる貯湯式給湯機の場合、バーナと
して常に一定且つ最大燃焼量で燃焼する形式のものが主
として用いられていた。
【0005】具体的にはこの貯湯式給湯機は、貯湯部の
貯湯温度が設定下限温度まで低下したところでバーナを
着火及び最大燃焼させて湯温を設定所望温度まで上昇さ
せ、そして湯温が設定所望温度に到達したところでバー
ナの燃焼を停止させ、以下同様の動作を繰り返すことで
貯湯部の貯湯温度を一定に保つようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の貯湯式給
湯機の場合、貯湯部の貯湯を設定所望温度に保つために
バーナが頻繁にオン・オフを繰り返すことから、その際
に着火騒音が頻繁に発生し、また燃焼時には必要以上の
燃焼量で燃焼するため、即ち燃焼を行うときには常に最
大燃焼量で燃焼を行うために燃焼時の音も大きく、これ
も騒音になるといった問題があった。
【0007】貯湯式の給湯機の場合、予め貯湯部に設定
温度の湯を作って貯えておくことから、バーナの燃焼量
を特に変える必要がないとの考え方で一定燃焼量のバー
ナが従来用いられてきたが、実際には一定燃焼量のバー
ナを用いることで上記のような問題を生じていたのであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1の貯湯式給湯機は、所定容量の貯湯部と、該貯湯部
の内部に導かれた水を設定温度まで加熱し且つ保温する
ためのバーナと、該バーナの燃焼を制御する制御部とを
備え、予め該貯湯部に湯を貯えておいて使用時に該貯湯
を出湯口から出湯するようになした貯湯式給湯機におい
て、前記バーナを燃焼量が連続的に可変の燃焼量可変式
バーナとなすとともに、前記制御部を、前記貯湯部の貯
湯が温度低下する際の温度変化に応じた燃焼量で前記バ
ーナを燃焼させるように該バーナを燃焼制御するものと
なしたことを特徴とする。
【0009】請求項2の貯湯式給湯機は、請求項1にお
いて、前記制御部を、設定微小時間Δtにおける温度低
下値をΔTとして、ΔT/Δtで表される温度勾配Kの
大小に応じて前記バーナの燃焼量を制御するものとなし
たことを特徴とする。
【0010】請求項3の貯湯式給湯機は、請求項1にお
いて、前記制御部を、設定温度低下値Tだけ温度低下す
る間の経過時間tの大小に応じて前記バーナの燃焼量を
制御するものとなしたことを特徴とする。
【0011】請求項4の貯湯式給湯機は、請求項1にお
いて、前記制御部を、設定経過時間t後における温度低
下値Tの大小に応じて前記バーナの燃焼量を制御するも
のとなしたことを特徴とする。
【0012】請求項5の貯湯式給湯機は、請求項1〜4
の何れかにおいて、前記貯湯部と出湯管とのそれぞれに
温度検出器を設けるとともに、前記制御部を、それら各
温度検出器による温度検出値に基づいて前記バーナの燃
焼量を制御するものとなしたことを特徴とする。
【0013】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の貯湯式
給湯機は、バーナを燃焼量が連続的に可変の燃焼量可変
式バーナとなし、貯湯の温度変化に応じてバーナの燃焼
量を制御部にて制御するようになしたもので、この給湯
機においては、バーナの燃焼を断続的にオン・オフする
ことによって貯湯部の貯湯を設定所望温度に保つものの
ように頻繁に着火騒音が発生するといった問題はなく、
また燃焼に際して常に適正な燃焼量でバーナを燃焼させ
ることができるため、常に最大燃焼量で燃焼させる従来
の貯湯式給湯機に対して燃焼時の騒音を低減できる利点
が得られる。
【0014】本発明においては、設定微小時間Δtにお
ける温度低下値をΔTとして、ΔT/Δtで表される温
度勾配Kの大小に応じてバーナの燃焼量を制御するよう
になすことができ(請求項2)、或いはまた設定温度低
下値Tだけ温度低下する間の時間tの大小に応じてバー
ナの燃焼量を制御し(請求項3)、更には設定経過時間
t後における温度低下値Tの大小に応じてバーナの燃焼
量を制御するようになすことができる(請求項4)。何
れの場合においても貯湯部の貯湯温度を設定所望温度に
適正に保持することができる。
【0015】本発明においてはまた、貯湯部と出湯管と
のそれぞれに温度検出器を設けておき、それら各温度検
出器による温度検出値に基づいてバーナの燃焼量を制御
するようになすことができる(請求項5)。このように
すれば、更にきめ細かく貯湯部の貯湯を温度制御するこ
とが可能となる。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は石油給湯機であって、1
2はそのケーシング、14はケーシング12内部に設け
られたバーナ(ガンタイプバーナ)である。ここでバー
ナ14は燃焼量が連続的に可変の燃焼量可変式バーナと
されている。16は熱交換器であって、18は燃焼室で
ある。
【0017】20は貯湯部であって、22はその貯湯部
20に水を給水するための給水口であり、24は貯湯部
20で貯えられているお湯を出湯する出湯口である。
尚、26は排ガスを外部に排出するための排ガス通路で
ある。28は貯湯部20内部の貯湯温度を検知する貯湯
温度検出器であり、30はその温度検知に基づいてバー
ナ14の燃焼制御を行う制御部である。
【0018】本例の石油給湯機10は、所定容量の貯湯
部20内に導かれた水をバーナ14による加熱によって
予め設定所望温度まで加熱して保持しておき、湯の使用
時においてその貯湯部20の貯湯を出湯口24から出湯
する。
【0019】図2はバーナ14の具体的構成を示したも
のである。図に示しているようにバーナ14は、空気を
供給するための送風機32,石油燃料を送り出すための
燃料ポンプ(この例では電磁ポンプ)34,電磁弁3
6,噴霧ノズル38,電極棒40,それら噴霧ノズル3
8,電極棒40を保持する共通のホルダ42,イグナイ
タ44を備えており、燃料ポンプ34にて送り出した燃
料を、噴霧ノズル38から燃焼筒46内に噴霧し、電極
棒40からの放電によってこれを着火し燃焼させるよう
になっている。ここで燃料ポンプ34は吐出圧可変式、
即ち燃料の供給量を連続的に変化させることのできるも
のとされている。尚50は炎検出器(CdS)である。
【0020】本例において、制御部30は上記貯湯部2
0の貯湯が温度低下する際の温度変化に応じてバーナ1
4を燃焼制御するものとされている。具体的には、図3
に示しているように設定微小時間Δtにおける温度低下
値(温度検出器28による検出温度の低下値)をΔTと
して、ΔT/Δtで表される温度勾配Kの値を算出し、
その温度勾配Kの大小に応じてバーナ14の燃焼量を制
御するものとされている。
【0021】この場合、図4に示しているように温度勾
配Kの値に応じてバーナ14の燃焼量IをI1〜Inに多
段階に設定しておき、Kの値に対応した燃焼量Iでバー
ナ14を燃焼させるようにすることもできるし、或いは
このように燃焼量Iを多段階に分けて設定するのではな
く、図5に示しているようにKの値に比例した燃焼量I
でバーナ14を連続的に燃焼変化させるようになすこと
もできる。
【0022】本例の石油給湯機10は、バーナ14の燃
焼を断続的にオン・オフすることによって貯湯部20の
貯湯を設定所望温度に保つものと異なって、頻繁に着火
騒音を発生させるといった問題を生じず、また燃焼に際
して常に適正な燃焼量で、即ち貯湯部20の貯湯の温度
変化に応じた燃焼量で燃焼させることができるため、常
に最大燃焼量で燃焼させる従来の貯湯式給湯機に比べて
燃焼時の騒音を低減させ得る利点を有する。
【0023】以上は貯湯の温度勾配Kに基づいてバーナ
14の燃焼量を制御する場合の例であるが、温度低下値
Tを予め設定しておき、その設定温度低下値Tだけ降下
するまでの経過時間tの大小に応じて燃焼量を決定する
ようになすこともできるし、或いはまた逆に経過時間t
を予め一定の時間に設定しておき、その設定経過時間t
の間の降下温度値Tに応じてバーナ14の燃焼量を決定
するようになすこともできる。更には、予め定めた給湯
設定温度値と貯湯温度検出器28により検知される貯湯
部20の貯湯温度との差に応じてバーナ14の燃焼量を
決定するようになすこともできるし、また上記の各方法
を互いに組み合わせて燃焼量を決定するようになすこと
もできる。
【0024】上記実施例では貯湯部20にのみ貯湯温度
検出器28を設けて、その貯湯温度検出器28による貯
湯温度検知に基づいてバーナ14の燃焼を制御するよう
にしているが、図6に示しているように出湯管52に出
湯温度検出器54を設け、それら貯湯温度検出器28と
出湯温度検出器54との検知結果に基づいて必要燃焼量
を決定するようになすこともできる。尚このとき、各温
度検出器28,54のそれぞれの検知結果に基づいて上
記の処理を施し、その結果を燃焼量決定のパラメータと
して使用するようになすことができる。
【0025】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である貯湯式給湯機の構成を
示す図である。
【図2】図1におけるバーナの構成を示す図である。
【図3】図1及び図2の制御部によるバーナの制御の内
容を説明する説明図である。
【図4】図1及び図2の制御部によるバーナ燃焼量の決
定方法の一例を示す図である。
【図5】図4とは異なるバーナ燃焼量の決定方法の例を
示す図である。
【図6】本発明の他の実施例の貯湯式給湯機の構成を示
す図である。
【符号の説明】
10 石油給湯機 14 バーナ 20 貯湯部 24 出湯口 28 貯湯温度検出器 30 制御部 52 出湯管 54 出湯温度検出器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定容量の貯湯部と、該貯湯部の内部に
    導かれた水を設定温度まで加熱し且つ保温するためのバ
    ーナと、該バーナの燃焼を制御する制御部とを備え、予
    め該貯湯部に湯を貯えておいて使用時に該貯湯を出湯口
    から出湯するようになした貯湯式給湯機において前記バ
    ーナを燃焼量が連続的に可変の燃焼量可変式バーナとな
    すとともに、前記制御部を、前記貯湯部の貯湯が温度低
    下する際の温度変化に応じた燃焼量で前記バーナを燃焼
    させるように該バーナを燃焼制御するものとなしたこと
    を特徴とする貯湯式給湯機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記制御部を、設定
    微小時間Δtにおける温度低下値をΔTとして、ΔT/
    Δtで表される温度勾配Kの大小に応じて前記バーナの
    燃焼量を制御するものとなしたことを特徴とする貯湯式
    給湯機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記制御部を、設定
    温度低下値Tだけ温度低下する間の経過時間tの大小に
    応じて前記バーナの燃焼量を制御するものとなしたこと
    を特徴とする貯湯式給湯機。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記制御部を、設定
    経過時間t後における温度低下値Tの大小に応じて前記
    バーナの燃焼量を制御するものとなしたことを特徴とす
    る貯湯式給湯機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記貯
    湯部と出湯管とのそれぞれに温度検出器を設けるととも
    に、前記制御部を、それら各温度検出器による温度検出
    値に基づいて前記バーナの燃焼量を制御するものとなし
    たことを特徴とする貯湯式給湯機。
JP7356598A 1998-03-06 1998-03-06 貯湯式給湯機 Pending JPH11257748A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2573780A (en) * 2018-05-16 2019-11-20 Canetis Tech Limited A heating system for providing hot fluid, and a method of operating a heater

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2573780A (en) * 2018-05-16 2019-11-20 Canetis Tech Limited A heating system for providing hot fluid, and a method of operating a heater
WO2019220106A1 (en) * 2018-05-16 2019-11-21 Canetis Technologies Limited A heating system for providing hot fluid, and a method of operating a heater

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