JP6266192B1 - ワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工方法 - Google Patents

ワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工方法 Download PDF

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Abstract

被加工物とワイヤ電極との間に放電を発生させて被加工物を加工するワイヤ放電加工機であって、ワイヤ電極と被加工物との相対距離を制御する駆動制御装置(20)と、ワイヤ電極と被加工物との間の極間平均加工電圧を検出する極間平均加工電圧検出部(40)と、極間平均加工電圧と予め定めた目標電圧とに基づいて駆動制御装置を制御する加工速度制御部(43)と、加工中の加工情報と加工方向とに基づいて、加工方向によらずにワイヤ電極と被加工物との間の側面ギャップが一定になるように極間平均加工電圧または目標電圧のいずれかを補正する電圧補正部と、を備える。

Description

本発明は、ワイヤ放電により被加工物を加工するワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工方法に関する。
ワイヤ放電加工における加工精度の改善方法としては、特許文献1に開示されている技術のように、加工中の加工状態を検出して、加工状態に応じてワイヤ電極と被加工物との間の側面ギャップが一定となるように設定電圧または極間平均加工電圧の少なくとも何れか一方を補正することが提案されている。これにより、加工状態に基づいた加工精度の向上が図られている。
ところで、ワイヤ放電加工機においては、ワイヤ電極への給電を良好にするため加工電源と電気的に接続された給電子をワイヤ電極へ押し付けて加工している。ワイヤ放電加工においては、被加工物と対向したワイヤ電極側面で放電が発生するが、放電とともにワイヤ電極が消耗するため、給電子を押し付けている方向で放電加工を実行すると、電極中心の位置ずれが生じる。電極中心の位置ずれが生じた状態で仕上げ加工を実行すると、仕上がり寸法がばらつくので、加工方向により仕上がり寸法がばらつくことになる。
特許第5794401号公報
近年、ワイヤ放電加工機には高い加工精度が要求されており、上記に述べた加工方向により仕上がり寸法がばらつくことに対する対策が求められてきているが、特許文献1に開示されている技術においては、加工方向に依存した補正は行われていなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、加工方向に依存した加工寸法誤差のばらつきを抑制することができるワイヤ放電加工機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被加工物とワイヤ電極との間に放電を発生させて被加工物を加工するワイヤ放電加工機であって、ワイヤ電極と被加工物との相対距離を制御する駆動制御装置と、ワイヤ電極と被加工物との間の極間平均加工電圧を検出する極間平均加工電圧検出部と、を備える。本発明は、極間平均加工電圧と予め定めた目標電圧とに基づいて駆動制御装置を制御する加工速度制御部と、加工中の加工情報と加工方向とに基づいて、加工方向によらずにワイヤ電極と被加工物との間の側面ギャップが一定になるように極間平均加工電圧または目標電圧のいずれかを補正する電圧補正部と、をさらに備えることを特徴とする。
本発明にかかるワイヤ放電加工機は、加工方向に依存した加工寸法誤差のばらつきを抑制することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1から4にかかるワイヤ放電加工機の構成図 実施の形態1にかかる張架方向に対して垂直な平面におけるワイヤ電極の非加工時の形状を説明する図 実施の形態1にかかる張架方向に対して垂直な平面におけるワイヤ電極の仕上げ加工時の形状を説明する図 実施の形態1にかかる張架方向に対して垂直な平面におけるワイヤ電極の仕上げ加工時の別の形状を説明する図 実施の形態1にかかる仕上げ加工時のワイヤ電極と被加工物との関係を示す図 実施の形態1にかかる加工方向に依存した加工寸法誤差を示した図 実施の形態1にかかる加工制御装置の詳細な構成を示した図 実施の形態1にかかる加工制御装置のより詳細な構成を示すブロック図 実施の形態1にかかるコンピュータ数値制御装置のハードウェア構成を示す図 実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機における側面ギャップ補正値と加工寸法の変化量との関係を示す図 本発明の実施の形態2にかかる加工制御装置の詳細な構成を示した図 実施の形態2にかかる加工制御装置のより詳細な構成を示すブロック図
以下に、本発明の実施の形態にかかるワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機100の構成図である。ワイヤ放電加工機100は、ワイヤ電極30と、ワイヤ電極30に接触する上部給電子31および下部給電子32と、加工電源35と、被加工物13を搭載するテーブル9とを備える。上部給電子31および下部給電子32は、ワイヤ電極30への給電を良好に保つために、ワイヤ電極30を挟んで上部押し付けブロック33、下部押し付けブロック34へ押し付けられている。
また、ワイヤ放電加工機100は、X軸駆動装置7およびY軸駆動装置8から構成される駆動制御装置20と、それぞれがワイヤ電極30を貫通させる上部ダイス1および下部ダイス2とを備える。X軸駆動装置7はX軸方向にテーブル9を移動させ、Y軸駆動装置8はY軸方向にテーブル9を移動させる。ここで、X軸方向およびY軸方向は、図1の上下方向、すなわちワイヤ電極30の張架方向に垂直な面における互いに垂直な2つの方向である。なお、以下では、一例として加工方向がX軸方向およびY軸方向が含まれる面内の方向であるとして説明するが、加工方向はワイヤ電極30の張架方向に垂直な面内の方向に限定されるわけではない。
上部ダイス1は、ワイヤ電極30を案内する孔を有し、被加工物13の上方でワイヤ電極30を位置決めする。下部ダイス2は、ワイヤ電極30を案内する孔を有し、被加工物13の下方でワイヤ電極30を位置決めする。ワイヤ電極30を傾斜させた時に、上部ダイス1および下部ダイス2はワイヤ電極30の上下の支点となる。
駆動制御装置20は、被加工物13を搭載するテーブル9、上部ダイス1および下部ダイス2の何れかまたは全てを移動させる。駆動制御装置20は、ワイヤ電極30と被加工物13との相対距離を制御する駆動系であればよい。ここでは一例として、X軸駆動装置7およびY軸駆動装置8はテーブル9を移動させるとして説明する。X軸駆動装置7およびY軸駆動装置8がテーブル9を駆動すると、上部ダイス1および下部ダイス2の位置は被加工物13に対してXY平面を相対的に移動する。
また、ワイヤ放電加工機100は、ワイヤ電極30を供給するワイヤボビン3と、ワイヤ電極30の走行方向を変換するとともにワイヤ電極30を狭持する送給ローラ4と、ワイヤ電極30の走行方向を変換する下部ローラ5と、下部ローラ5によって方向変換されたワイヤ電極30を回収する回収ローラ6とを備える。
また、ワイヤ放電加工機100は、加工電源35と、駆動制御装置20を制御する加工制御装置111と、操作者の入出力手段となるデータ入出力装置120とを備える。上部給電子31および下部給電子32と、被加工物13とはそれぞれ加工電源35に接続されている。加工電源35は、上部給電子31および下部給電子32と被加工物13との間に電圧を印加する。ワイヤ放電加工機100は、テーブル9に搭載された被加工物13と、ワイヤ電極30との間で放電を発生させることにより、被加工物13を放電加工する。
操作者は、データ入出力装置120に加工条件、加工プログラムおよび制御パラメータを入力する。加工制御装置111は、操作者がデータ入出力装置120を介して入力した加工条件、加工プログラムおよび制御パラメータに基づいて、駆動制御装置20を制御する。すなわち、加工制御装置111およびデータ入出力装置120がコンピュータ数値制御(Computerized Numerical Control:CNC)装置を構成する。
上記のように構成されたワイヤ放電加工機100において、ワイヤ電極30は、ワイヤボビン3から送り出され、送給ローラ4によって方向変換される。その後、ワイヤ電極30は、上部ダイス1が有する孔および下部ダイス2が有する孔を通過し、上部ダイス1と下部ダイス2との間を通過する間に、被加工物13に対する放電加工を行う。ワイヤ電極30は、下部ダイス2を通過した後、下部ローラ5によって方向変換され、回収ローラ6によって図示しない回収箱に回収される。
図2は、実施の形態1にかかる張架方向に対して垂直な平面におけるワイヤ電極30の非加工時の形状を説明する図である。図3は、実施の形態1にかかる張架方向に対して垂直な平面におけるワイヤ電極30の仕上げ加工時の形状を説明する図である。図4は、実施の形態1にかかる張架方向に対して垂直な平面におけるワイヤ電極30の仕上げ加工時の別の形状を説明する図である。図5は、実施の形態1にかかる仕上げ加工時のワイヤ電極30と被加工物13との関係を示す図である。
図2から図4は、テーブル9からワイヤ電極30の張架方向に観たワイヤ電極30、下部ダイス2、下部給電子32および下部押し付けブロック34の配置関係を示した図である。図2は非加工時の様子を示し、図3は下部押し付けブロック34に接するワイヤ電極30の面で放電仕上げ加工したときの様子を示し、図4は下部給電子32に接するワイヤ電極30の面で放電仕上げ加工したときの様子を示す。図5は、ワイヤ電極30と被加工物13との間のフロントギャップおよび側面ギャップを示している。側面ギャップは、加工方向と垂直な方向におけるワイヤ電極30と被加工物13との間隔である。
図2に示されるように、ワイヤ電極30の非加工時の形状はほぼ円形であって、ワイヤ電極30の中心はワイヤ電極30の中心位置として加工制御装置111が制御する位置になっている。これに対して、図3および図4においては、仕上げ加工中のワイヤ電極30の消耗により、1つの形状加工中において、仕上げ加工を実行する加工方向によってワイヤ電極30の実際の中心がワイヤ電極30の中心位置として加工制御装置111が制御する位置からずれてしまう。この結果として、側面ギャップの制御にずれが生じるので、加工方向により形状寸法がばらつくという問題が生ずる。
図6は、実施の形態1にかかる加工方向に依存した加工寸法誤差を示した図である。X軸の正の方向を0度、Y軸の正の方向を90度としたときの、加工方向θに対する加工寸法誤差を示す点50の原点からの距離51が加工寸法誤差の値を示している。加工方向θ=45度の場合を例にして説明すると、距離51は、図5の加工方向が図6の45度の方向である場合に、加工方向と垂直な方向の加工寸法の設計値からの誤差である加工寸法誤差が距離51で示される。加工寸法誤差がゼロの場合を示す距離51の値を定めておけば、距離51の大きさが当該値より大きい程、被加工物13に対して設計値より加工残しが多いことを示し、距離51の大きさが当該値より小さい程、被加工物13に対して設計値より深く削っていることを示す。
したがって、図6に示されるように、加工寸法誤差は加工方向によらずに一定にはなっていないことが分かる。このように加工方向によって仕上げ加工における加工寸法誤差が変化してしまう原因の一つが、図3および図4を用いて説明した仕上げ加工中のワイヤ電極30の消耗によってワイヤ電極30の中心が加工方向により変化してしまうことであると考えられる。ここで、加工寸法誤差は、加工方向によらずに一定値であることが加工制御の観点からは望ましい。すなわち、図6の点50は同心円上に並んでいるのが理想である。
図7は、実施の形態1にかかる加工制御装置111の詳細な構成を示した図である。図7では、加工制御装置111の構成を詳細に説明するため、ワイヤ電極30、被加工物13および加工電源35といった他の構成は簡略化して示してある。
加工制御装置111は、加工プログラムと、ワイヤ電極30と被加工物13の間の極間平均加工電圧とに基づいて、駆動制御装置20を介して加工速度を制御する。加工速度とは、ワイヤ電極30と被加工物13との相対速度である。
加工制御装置111は、極間平均加工電圧を検出する極間平均加工電圧検出部40と、加工中の側面ギャップを推定して側面ギャップ推定値として出力する側面ギャップ推定器45と、加工方向に基づいて側面ギャップ指令値を出力する側面ギャップ指令器46と、側面ギャップ指令値に側面ギャップ推定値を追従させるように極間平均加工電圧の補正値を生成して出力する側面ギャップ制御器47と、を備える。
さらに、加工制御装置111は、極間平均加工電圧検出部40により検出された極間平均加工電圧を補正値により補正する極間平均加工電圧補正部41と、目標とする極間平均加工電圧で加工するために予め定めた目標電圧を記憶する目標電圧記憶部44と、補正後の極間平均加工電圧と、目標電圧との電圧差を演算する電圧演算部42と、電圧演算部42が求めた電圧差の絶対値が減少するように、駆動制御装置20を介して加工速度を制御する加工速度制御部43と、を備える。極間平均加工電圧補正部41、側面ギャップ推定器45、側面ギャップ指令器46および側面ギャップ制御器47が、極間平均加工電圧を補正する電圧補正部を構成する。
側面ギャップ推定器45は、仕上げ加工中における加工情報から加工中の側面ギャップを推定して側面ギャップ推定値として出力する。加工情報には、極間平均加工電圧、加工速度、板厚、オフセット量といった情報が含まれる。側面ギャップの推定方法は公知であり、特許文献1の図6などには、側面ギャップが極間平均加工電圧および加工速度に基づいて決定されることが説明されている。実施の形態1においては、側面ギャップ推定器45が、一例として、極間平均加工電圧検出部40により検出された極間平均加工電圧と、加工速度制御部43から得られた加工速度と、に基づいて側面ギャップ推定値を求めて出力する構成とする。
側面ギャップ指令器46は、加工方向に対応した側面ギャップ補正値を有している。加工方向に対応した側面ギャップ補正値は、図6に示した実験データにより得らえた加工寸法誤差が加工方向によらずに一定値となるように加工方向毎に決定された側面ギャップに対する補正値である。側面ギャップ補正値は、具体的には、側面ギャップが加工方向によらずに一定となるように求められた補正値である。加工方向に対応した側面ギャップ補正値は、予め計算しておいて操作者がデータ入出力装置120を介して側面ギャップ指令器46に与えてもよい。また、操作者がデータ入出力装置120を介して図6に示されるような加工方向に依存した加工寸法誤差のデータを側面ギャップ指令器46に与え、側面ギャップ指令器46が加工方向に依存した加工寸法誤差に基づいて加工方向に対応した側面ギャップ補正値を計算して保持してもよい。加工方向に対応した側面ギャップ補正値は、有限個の加工方向に対応した有限個のデータである。側面ギャップ指令器46は、さらに、加工方向に依存しない固定値である補正前の側面ギャップ指令値を有している。側面ギャップ指令器46は、駆動制御装置20から加工方向を取得し、当該加工方向に対応する側面ギャップ補正値を補正前の側面ギャップ指令値に加えて補正後の側面ギャップ指令値を求めて出力する。したがって、上記した有限個の加工方向において側面ギャップ指令値が補正されることになる。
側面ギャップ制御器47は、側面ギャップ指令器46が出力する側面ギャップ指令値に側面ギャップ推定値が追従するように極間平均加工電圧の補正値を求めて出力する。ここで、側面ギャップ制御器47は、側面ギャップ指令値と側面ギャップ推定値との偏差を入力とし、極間平均加工電圧の補正値を出力とした入出力特性として比例特性を有する制御器であってもよいし、一般的なサーボ系のように積分特性または微分特性を有してもよい。また、側面ギャップ制御器47は、非線形な入出力特性を有してもよい。側面ギャップ制御器47は、側面ギャップ推定値を側面ギャップ指令値へ追従させるように極間平均加工電圧の補正値を出力するものであれば、その構成は限定されない。
図8は、実施の形態1にかかる加工制御装置111のより詳細な構成を示すブロック図である。
図8において、側面ギャップ指令器46は、図8では記載を省いた駆動制御装置20から与えられた加工方向に基づいて、上述したように側面ギャップ補正値により補正された側面ギャップ指令値を求めて出力する。側面ギャップ推定器45は、図8では記載を省いた極間平均加工電圧検出部40により検出された極間平均加工電圧と、加工速度制御部43から得られた加工速度と、に基づいて側面ギャップ推定値を求めて出力する。図8では、図7の側面ギャップ制御器47の機能の一部を減算器49として側面ギャップ制御器47の外に示してある。減算器49は、側面ギャップ指令値と側面ギャップ推定値との偏差を求めて、側面ギャップ制御器47に入力する。側面ギャップ制御器47は、減算器49が求めた偏差に基づいて極間平均加工電圧の補正値を求めて出力する。なお、減算器49の機能は、図7のように側面ギャップ制御器47が備えていてもかまわない。極間平均加工電圧補正部41は加算器であり、極間平均加工電圧検出部40により検出された極間平均加工電圧に、側面ギャップ制御器47が出力した極間平均加工電圧の補正値を加算して補正後の極間平均加工電圧を出力する。電圧演算部42は減算器であり、図8では記載を省いた目標電圧記憶部44から得た目標電圧と補正後の極間平均加工電圧との電圧差を演算して加工速度制御部43に入力する。加工速度制御部43は入力された電圧差の絶対値が減少する加工速度を求めて、駆動制御装置20に与える。駆動制御装置20は当該加工速度となるようにワイヤ電極30と被加工物13との相対距離を制御する。したがって、極間平均加工電圧補正部41を含んだ電圧補正部は、加工方向によらずに側面ギャップが一定になるように極間平均加工電圧を補正することになる。すなわち、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機100によれば、ある直線方向に加工する場合の側面ギャップと、加工方向の角度が変化して別の直線方向に加工する場合の側面ギャップとが同じ値となるように制御することが可能となる。
図9は、実施の形態1にかかるコンピュータ数値制御装置のハードウェア構成を示す図である。加工制御装置111およびデータ入出力装置120の機能をコンピュータで実現する場合、加工制御装置111およびデータ入出力装置120の機能は、図9に示すようにCPU(Central Processing Unit)201、メモリ202、記憶装置203、表示装置204および入力装置205により実現される。
加工制御装置111の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせは、プログラムとして記述されて記憶装置203に格納される。CPU201は、記憶装置203に記憶された上記プログラムをメモリ202に読み出して実行することにより、加工制御装置111の機能を実現する。すなわち、コンピュータ数値制御装置は、加工制御装置111の機能がコンピュータにより実行されるときに、加工制御装置111の機能を実施するステップが結果的に実行されることになる上記プログラムを格納するための記憶装置203を備える。また、上記プログラムは、加工制御装置111の機能が実現するワイヤ放電加工方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。したがって、上記プログラムには上述した加工プログラムも含まれる。データ入出力装置120は、入力装置205および表示装置204により実現される。入力装置205の具体例は、キーボード、マウス、タッチパネルなどである。表示装置204の具体例は、モニタ、ディスプレイなどである。なお、目標電圧記憶部44は、メモリ202または記憶装置203により実現される。メモリ202の具体例は、RAM(Random Access Memory)といった揮発性の記憶領域が該当する。記憶装置203の具体例は、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスクが該当する。
図10は、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機100における側面ギャップ補正値と加工寸法の変化量との関係を示す図である。図10は、ワイヤ放電加工機100により厚さ60mmの鋼材を加工したときに、使用した側面ギャップ補正値に対する加工寸法の変化量を示している。加工寸法の変化量は、側面ギャップ補正値に対して直線的に推移している。したがって、ワイヤ放電加工機100によって、側面ギャップ補正値で補正した側面ギャップ指令値に側面ギャップを制御することによる有効性が示されている。
すなわち、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機100によれば、仕上げ加工における側面ギャップを加工方向に応じた側面ギャップ補正値を用いて変化させることで加工寸法を制御できる。これにより、被加工物13の加工形状および材質ごとに異なる加工方向に依存した加工寸法誤差のばらつきを抑制することができるという効果が得られる。その結果、加工条件の調整が容易になる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2にかかるワイヤ放電加工機100の構成図は、加工制御装置111が以下に説明する加工制御装置112に変更されている点以外は図1と同じである。実施の形態2にかかるワイヤ放電加工機100においては、極間平均加工電圧ではなく目標電圧を補正する。なお、加工制御装置112およびデータ入出力装置120が構成するコンピュータ数値制御装置のハードウェア構成も図9と同様である。
図11は、本発明の実施の形態2にかかる加工制御装置112の詳細な構成を示した図である。図11では、加工制御装置112の構成を詳細に説明するため、ワイヤ電極30、被加工物13および加工電源35といった他の構成は簡略化して示してある。以下では、実施の形態1にかかる加工制御装置111と同様な点の説明は省いて、異なる点の説明を行う。
側面ギャップ制御器47は、側面ギャップ指令器46が出力する側面ギャップ指令値に側面ギャップ推定値が追従するように目標電圧の補正値を求めて出力する。目標電圧の補正値の具体例は、実施の形態1における極間平均加工電圧の補正値の符号を反転した値である。ここで、側面ギャップ制御器47は、側面ギャップ指令値と側面ギャップ推定値との偏差を入力とし、目標電圧の補正値を出力とした入出力特性として比例特性を有する制御器であってもよいし、一般的なサーボ系のように積分特性または微分特性を有してもよい。また、側面ギャップ制御器47は、非線形な入出力特性を有してもよい。側面ギャップ制御器47は、側面ギャップ推定値を側面ギャップ指令値へ追従させるように目標電圧の補正値を出力するものであれば、その構成は限定されない。
目標電圧補正部48は、側面ギャップ制御器47から得た目標電圧の補正値を用いて、目標電圧記憶部44が出力する目標電圧を補正する。電圧演算部42は、極間平均加工電圧検出部40により検出された極間平均加工電圧と、目標電圧補正部48から得た補正後の目標電圧との電圧差を演算する。目標電圧補正部48、側面ギャップ推定器45、側面ギャップ指令器46および側面ギャップ制御器47が、目標電圧を補正する電圧補正部を構成する。
図12は、実施の形態2にかかる加工制御装置112のより詳細な構成を示すブロック図である。以下でも、実施の形態1にかかる加工制御装置111と同様な点の説明は省いて、異なる点の説明を行う。
図12においても、図11の側面ギャップ制御器47の機能の一部を減算器49として側面ギャップ制御器47の外に示してある。側面ギャップ制御器47は、減算器49が求めた偏差に基づいて目標電圧の補正値を求めて出力する。なお、減算器49の機能は、図11のように側面ギャップ制御器47が備えていてもかまわない。目標電圧補正部48は加算器であり、図12では記載を省いた目標電圧記憶部44から得た目標電圧に、側面ギャップ制御器47が出力した目標電圧の補正値を加算して補正後の目標電圧を出力する。電圧演算部42は減算器であり、補正後の目標電圧と図12では記載を省いた極間平均加工電圧検出部40により検出された極間平均加工電圧との電圧差を演算して加工速度制御部43に入力する。加工速度制御部43は入力された電圧差の絶対値が減少する加工速度を求めて、駆動制御装置20に与える。駆動制御装置20は当該加工速度となるようにワイヤ電極30と被加工物13との相対距離を制御する。したがって、目標電圧補正部48を含んだ電圧補正部は、加工方向によらずに側面ギャップが一定になるように目標電圧を補正することになる。すなわち、実施の形態2にかかるワイヤ放電加工機100においても、ある直線方向に加工する場合の側面ギャップと、加工方向の角度が変化して別の直線方向に加工する場合の側面ギャップとが同じ値となるように制御することが可能となる。
実施の形態2にかかるワイヤ放電加工機100によれば、極間平均加工電圧ではなく目標電圧を補正することによっても、実施の形態1と同様な効果を得ることが可能となる。
実施の形態3.
実施の形態1および2においては、図6に示したように有限個の加工方向に対応した加工寸法誤差のデータに基づいて、有限個の加工方向において側面ギャップ指令値を補正していたが、実際の加工方向が加工寸法誤差のデータが得られた加工方向とは異なる場合もあり得る。そのような場合に対応するために、本発明の実施の形態3にかかるワイヤ放電加工機100においては、任意の加工方向において側面ギャップ補正値を求めて、側面ギャップ指令値を補正する。
具体的には、操作者がデータ入出力装置120を介して、過去の加工結果から得られた図6に示されるような加工方向に依存した加工寸法誤差のデータを側面ギャップ指令器46に入力する。側面ギャップ指令器46は、与えられた加工方向に依存した加工寸法誤差のデータに基づいて、補間計算を実行して任意の加工方向の側面ギャップ補正値を求めることができる。
側面ギャップ指令器46が、補間計算を実行して任意の加工方向の側面ギャップ補正値を求める方法としては、以下のバリエーションが考えられる。まず、側面ギャップ指令器46は、与えられた有限個の加工方向に依存した加工寸法誤差のデータに基づいて、補間計算を実行して任意の加工方向の加工寸法誤差のデータを求めて、当該加工寸法誤差のデータから任意の加工方向の側面ギャップ補正値を計算してもよい。また、側面ギャップ指令器46は、与えられた有限個の加工方向に依存した加工寸法誤差のデータに基づいて有限個の加工方向の側面ギャップ補正値を求めて、有限個の加工方向の側面ギャップ補正値に補間計算を実行して任意の加工方向の側面ギャップ補正値を計算してもよい。なお、補間計算の方法は、データ間を直線補間しても曲線補間してもよく、連続的な加工方向に対して側面ギャップ補正値が得られるのであれば限定されない。
実施の形態3にかかるワイヤ放電加工機100によれば、加工寸法誤差のデータを取得した加工方向以外の任意の加工方向に対しても、加工方向に依存した加工寸法誤差のばらつきを抑制することができるという効果が得られる。
実施の形態4.
実施の形態1から3においては、加工制御装置111または112が有限個の加工方向に対応する加工寸法誤差または側面ギャップ補正値をメモリ202または記憶装置203に記憶する必要があった。そこで、本発明の実施の形態4にかかるワイヤ放電加工機100においては、有限個の加工方向に対応する加工寸法誤差のデータを複数のパラメータを使用した関数で近似することにより記憶することが必要なデータ量の削減を図る。一例として加工方向に対する誤差を楕円で近似する場合について以下に説明する。具体的には、4つのパラメータa(>0),b(>0),c(>0),α(−π<α≦π)を用いて加工方向θに対する加工寸法誤差の近似値e(θ)を、以下の数式(1),(2)のように定義する。
Figure 0006266192
Figure 0006266192
ここで、数式(1)のxおよびyは、上記の数式(2)を用いて求められる。
近似のための複数のパラメータは、有限個の加工方向にそれぞれ対応する加工寸法誤差のデータに対して最小二乗法を適用して算出してもよいし、操作者が決定してデータ入出力装置120を介して直接入力してもよい。有限個の加工方向に対応する加工寸法誤差のデータに最小二乗法といった手法を用いて複数のパラメータを使用した関数で近似するための計算は、加工制御装置111または112が実行してもよいし、ワイヤ放電加工機100の外部で実行されてもかまわない。具体的には、データ入出力装置120を介して加工寸法誤差のデータを受け取った側面ギャップ指令器46が最小二乗法といった手法を用いてパラメータフィッティングを実行して複数のパラメータを決定してもよいし、データ入出力装置120を介して外部のコンピュータが決定した複数のパラメータを側面ギャップ指令器46が受け取るようにしてもかまわない。
側面ギャップ指令器46は、決定された複数のパラメータおよび近似する関数により得られた上記e(θ)といった加工方向θに対する加工寸法誤差に基づいて、加工方向θに対応する側面ギャップ補正値を求めて、側面ギャップ指令値を補正する。側面ギャップ補正値は、複数のパラメータおよび近似する関数から求めた加工寸法誤差の近似値に基づいて、加工寸法誤差が加工方向によらずに一定値となるように計算すればよいので、e(θ)の符号を反転した値を用いて加工寸法誤差を0にするようにしてもかまわない。
実施の形態4にかかるワイヤ放電加工機100によれば、実施の形態3と同様な効果が得らえる上、近似のための複数のパラメータの数を加工方向に対応した加工寸法誤差のデータの数より少なくすれば、メモリ202または記憶装置203に記憶させるための記憶領域の節約という効果が得られる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 上部ダイス、2 下部ダイス、3 ワイヤボビン、4 送給ローラ、5 下部ローラ、6 回収ローラ、7 X軸駆動装置、8 Y軸駆動装置、9 テーブル、13 被加工物、20 駆動制御装置、30 ワイヤ電極、31 上部給電子、32 下部給電子、33 上部押し付けブロック、34 下部押し付けブロック、35 加工電源、40 極間平均加工電圧検出部、41 極間平均加工電圧補正部、42 電圧演算部、43 加工速度制御部、44 目標電圧記憶部、45 側面ギャップ推定器、46 側面ギャップ指令器、47 側面ギャップ制御器、48 目標電圧補正部、49 減算器、50 点、51 距離、100 ワイヤ放電加工機、111,112 加工制御装置、120 データ入出力装置、201 CPU、202 メモリ、203 記憶装置、204 表示装置、205 入力装置。

Claims (7)

  1. 被加工物とワイヤ電極との間に放電を発生させて前記被加工物を加工するワイヤ放電加工機であって、
    前記ワイヤ電極と前記被加工物との相対距離を制御する駆動制御装置と、
    前記ワイヤ電極と前記被加工物との間の極間平均加工電圧を検出する極間平均加工電圧検出部と、
    前記極間平均加工電圧と予め定めた目標電圧とに基づいて前記駆動制御装置を制御する加工速度制御部と、
    加工中の加工情報と加工方向とに基づいて、加工方向によらずに前記ワイヤ電極と前記被加工物との間の側面ギャップが一定になるように前記極間平均加工電圧または前記目標電圧のいずれかを補正する電圧補正部と、
    を備える
    ことを特徴とするワイヤ放電加工機。
  2. 前記電圧補正部は、
    前記加工情報に基づいて、前記側面ギャップの推定値を算出する側面ギャップ推定器と、
    加工方向に対応した側面ギャップ指令値を求める側面ギャップ指令器と、
    前記側面ギャップ指令値に前記推定値が追従するように補正値を求める側面ギャップ制御器と、
    を有し、
    前記加工速度制御部は、前記補正値で補正された前記極間平均加工電圧と予め定めた目標電圧との電圧差の絶対値が減少する加工速度となるように前記駆動制御装置を制御する、または前記補正値で補正された前記目標電圧と前記極間平均加工電圧との電圧差の絶対値が減少する加工速度となるように前記駆動制御装置を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤ放電加工機。
  3. 前記側面ギャップ指令器は、加工方向に依存した加工寸法誤差のデータに基づいた側面ギャップ補正値で補正前の側面ギャップ指令値を補正することにより、加工方向に対応した前記側面ギャップ指令値を求める
    ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤ放電加工機。
  4. 前記側面ギャップ指令器は、前記加工寸法誤差のデータに補間計算を実行して前記側面ギャップ補正値を求める
    ことを特徴とする請求項3に記載のワイヤ放電加工機。
  5. 前記側面ギャップ指令器は、前記加工寸法誤差のデータを複数のパラメータを使用した関数で近似し、前記複数のパラメータおよび前記関数から求めた前記加工寸法誤差の近似値に基づいて、前記側面ギャップ補正値を求める
    ことを特徴とする請求項3に記載のワイヤ放電加工機。
  6. 前記加工情報は、前記極間平均加工電圧および前記加工速度である
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機。
  7. ワイヤ電極と被加工物との相対距離を制御する駆動制御装置を有し前記被加工物と前記ワイヤ電極との間に放電を発生させて前記被加工物を加工するワイヤ放電加工機のワイヤ放電加工方法であって、
    前記ワイヤ電極と前記被加工物との間の極間平均加工電圧を検出するステップと、
    前記極間平均加工電圧と予め定めた目標電圧とに基づいて前記駆動制御装置を制御するステップと、
    加工中の加工情報と加工方向とに基づいて、加工方向によらずに前記ワイヤ電極と前記被加工物との間の側面ギャップが一定になるように前記極間平均加工電圧または前記目標電圧のいずれかを補正するステップと、
    を備える
    ことを特徴とするワイヤ放電加工方法。
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