JP6265868B2 - 加熱調理器、加熱調理システム、及び、加熱調理器の制御方法 - Google Patents

加熱調理器、加熱調理システム、及び、加熱調理器の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、加熱調理器と、加熱調理システムと、加熱調理器の制御方法と、に関する。
従来の加熱調理器として、例えば、被調理物を加熱する加熱手段と、被調理物の加熱条件を設定する加熱条件入力手段と、加熱条件に基づいて加熱手段を制御する制御手段と、を備え、撮影データに基づく被調理物の判別結果に応じて、加熱条件を設定するものがある。また、そのような加熱調理器では、撮影データに基づく被調理物の調理状態の判別結果に応じて、設定された加熱条件が修正される(例えば、特許文献1を参照。)。
登録実用新案第3036671号公報(段落[0008]〜段落[0015]、図1、図2)
従来の加熱調理器では、撮影データに基づく被調理物の判別結果に応じて、予め登録された加熱条件が設定されるため、使用者の好み等に応じた調理を行うことが困難であるという問題点があった。また、そのような加熱調理器では、撮影データに基づく被調理物の調理状態の判別結果に応じて、設定された加熱条件が修正されるものの、その修正が、使用者の操作及び調理作業等が反映された修正ではないため、使用者の好み等に応じた調理を行うことが困難であるという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、使用者の好み等に応じた調理を行うことが容易化された加熱調理器を得ることを目的とする。また、本発明は、そのような加熱調理器を備えた加熱調理システムを得ることを目的とする。また、本発明は、そのような加熱調理器の制御方法を得ることを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、被調理物を加熱する加熱手段と、前記被調理物の加熱条件を設定する加熱条件入力手段と、前記加熱条件に基づいて、前記加熱手段を制御する制御手段と、前記被調理物の調理時に、日時及び経過時間のうちの少なくとも一方である時間情報を取得する時間情報取得手段と、前記被調理物の調理の進行に伴って変化する物理量を検出する物理量検出手段と、を備え、前記物理量検出手段は、使用者調理動作に関するデータを前記物理量として検出する非接触画像センシング手段を含み、前記制御手段は、前記物理量を含む前記被調理物の調理状態を取得する調理状態取得手段と、関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態、又は、関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報を出力する出力手段と、を有するものである。
本発明に係る加熱調理器は、制御手段が、被調理物の調理状態を取得する調理状態取得手段と、関連付けられた時間情報及び調理状態、又は、関連付けられた時間情報及び調理状態に基づいて作成された被調理物の調理情報を出力する出力手段と、を有するものであるため、調理の進行に伴って変化する使用者の操作及び調理作業等が反映された被調理物の調理情報を出力することが可能である。そのため、調理の進行に伴って変化する使用者の操作及び調理作業等が反映された被調理物の調理情報を用いて、次回の被調理物の調理に際して、使用者の操作及び調理作業等をアシストすることが可能となって、使用者の好み等に応じた調理を行うことが容易化される。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器と外部情報端末との、斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の、筐体上部とそれに付帯するトッププレート及び吸排気口カバーとが取り外された状態での斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、ブロック図の一部である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の、調理容器データの取得に用いられるデータテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、調理情報管理ソフトに調理情報を登録するまでの一連の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、調理情報管理ソフトを用いた調理の一連の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、変形例の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器と外部情報端末との、斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の、筐体上部とそれに付帯するトッププレート及び吸排気口カバーとが取り外された状態での斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、ブロック図の一部である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、調理情報管理ソフトに調理情報を登録するまでの一連の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、調理情報管理ソフトを用いた調理の一連の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る加熱調理器について、図面を用いて説明する。
なお、以下では、本発明に係る加熱調理器が、トッププレート上の左右手前及び中央奥に調理鍋載置部を三口備えたビルトイン型(組込み型)IHクッキングヒータである場合を説明するが、本発明に係る加熱調理器は、そのような場合に限定されない。
また、以下では、理解を容易にするために、方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」等)を適宜用いているが、本発明に係る加熱調理器は、これらの用語によって限定されない。
また、以下で説明する構成、動作等は、一例であり、本発明に係る加熱調理器は、そのような構成、動作等に限定されない。
また、各図において、同一の又は類似する部材又は部分には、同一の符号を付すか、又は、符号を付すことを省略している。
また、細かい構造については、適宜図示を簡略化又は省略している。
また、重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
実施の形態1.
実施の形態1に係る加熱調理器について説明する。
<加熱調理システムの構成>
実施の形態1に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器と外部情報端末との、斜視図である。
図1に示されるように、加熱調理器1は、加熱調理システム100の一要素であり、また、外部情報端末51は、加熱調理システム100の一要素である。
加熱調理器1の筐体2の上面には、筐体上部3が着脱自在に配置される。筐体上部3の上面の中央部には、トッププレート4が配置され、筐体上部3の上面の後方部には、吸排気口カバー5が配置され、筐体上部3の上面の前方部には、操作部6が配置される。加熱調理器1の筐体2の前面の右方部には、操作部6が配置され、左方部には、筐体2内に形成された調理室11を開閉する調理室扉7が設けられる。加熱調理器1の筐体2の前面の左方部に、操作部6が配置され、右方部に調理室扉7が設けられてもよく、また、加熱調理器1の筐体2の前面の中央部に調理室扉7が設けられてもよい。
トッププレート4には、右加熱口8、左加熱口9、中央加熱口10の3つの加熱口が設けられる。トッププレート4の前方部には、表示操作部15が設けられており、報知手段として機能する。また、表示操作部15は、表示装置と静電スイッチ等の入力装置とを備えたタッチパネルであり、使用者の設定操作を受け付ける加熱条件入力手段としても機能し、使用者は、表示操作部15を操作することで、火力、加熱時間等の加熱条件を設定することができる。
吸排気口カバー5は、通気性を有し、筐体2内に吸入される冷却風の気流、筐体2内から排出される冷却風の気流、筐体2内に配置された調理室11から排出される排気風の気流等が、スムーズに通過する。
操作部6は、使用者の設定操作を受け付ける加熱条件入力手段として機能し、使用者は、操作部6を操作することで、火力、加熱時間等の加熱条件を設定することができる。
また、外部情報端末51は、スマートフォン、タブレット端末等の汎用的な情報機器である。外部情報端末51は、表示装置と入力装置とを備えたタッチパネル等で構成され、外部報知手段及び外部入力手段として機能する外部表示操作部52と、動画及び静止画の少なくとも一方を撮影する映像素子等で構成される外部撮影手段53と、アンテナ体等で構成される外部通信手段54と、を備える。外部表示操作部52が、表示装置と、キーボード、スイッチ等で構成された入力装置と、が別体化されたものであってもよい。外部通信手段54は、近距離無線通信、無線WAN(wireless−wide−area−network)等と通信する。
加熱口(例えば右加熱口8)には、調理容器13が載置される。調理容器13には、食材である被調理物14が収容されており、調理容器13が加熱調理器1の加熱動作によって加熱されると、調理容器13から被調理物14に熱が伝搬して、被調理物14が加熱調理される。使用者は、外部情報端末51の外部撮影手段53を用いて、調理容器13、被調理物14等を撮影する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の、筐体上部とそれに付帯するトッププレート及び吸排気口カバーとが取り外された状態での斜視図である。
図2に示されるように、トッププレート4の右加熱口8及び左加熱口9の下方には、後述される加熱コイル24等で構成される加熱手段20が配置される。また、トッププレート4の中央加熱口10の下方には、ラジエントヒーター等で構成される加熱手段20が配置される。ラジエントヒーターは、抵抗発熱体の発熱を利用して調理容器13を加熱する。加熱手段20は、後述される加熱コイル24等で構成される加熱手段20、及び、ラジエントヒーター等で構成される加熱手段20以外であってもよい。例えば、加熱手段20が、ガスバーナー等で構成され、ガスの燃焼の発熱を利用したものであってもよい。
加熱手段20の後述される加熱コイル24、ラジエントヒーター等の近くには、被調理物14の調理の進行に伴って変化する物理量である、温度データを検出する温度検出手段17が配置される。温度検出手段17は、素子温度に依存する抵抗値の変化を利用して温度を検出するサーミスタ等の接触式の温度検出手段であってもよく、トッププレート4を介する伝熱を利用して調理容器13の底面の温度を検出する。また、温度検出手段17は、赤外線の量から物体の温度を検出する赤外線センサ等の非接触式の温度検出手段であってもよく、調理容器13の底面から放射される赤外線を受光して調理容器13の底面の温度を検出する。
筐体2内には、複数の回路基板等で構成される制御手段12と、アンテナ体等で構成される通信手段30と、報知手段として機能するスピーカー体31と、が配置される。その複数の回路基板の一部は、トッププレート4の下方に配置され、後述されるインバータ回路19、後述されるコイル電流検出回路21、後述される入力電流検出回路22等が組み込まれる。通信手段30は、外部情報端末51、後述される冷蔵庫等の食材管理システム61、後述される宅内のHEMS71(家庭内のエネルギー監理システム)、後述される調理情報サーバー81等とデータの送受信を行う。通信手段30、スピーカー体31等が、回路基板に組み込まれていてもよい。
図3は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、ブロック図の一部である。
図3に示されるように、加熱コイル24等で構成される加熱手段20は、制御手段12のインバータ回路19によって駆動される。インバータ回路19によって、加熱コイル24に数百Vの電圧が数十kHzで印加されて、加熱コイル24に電流が流れる。電流が流れることによって、加熱コイル24から磁力線が発生し、加熱コイル24の上方のトッププレート4上に載置される調理容器13に渦電流が生じ、調理容器13自体が発熱することとなって、調理容器13内の被調理物14が加熱調理される。
コイル電流検出回路21及び入力電流検出回路22は、それぞれの電流値を検出する。コイル電流検出回路21及び入力電流検出回路22で検出された電流値は、制御手段12の処理手段25に送信され、処理手段25は、後述される方法によって、調理容器13の調理容器データを取得する。コイル電流検出回路21及び入力電流検出回路22で検出される電流値は、調理容器13の材質、底面の大きさ、板厚等に依存して変化するため、コイル電流検出回路21及び入力電流検出回路22で検出される電流値を用いて、調理容器13を識別することができる。また、コイル電流検出回路21及び入力電流検出回路22で検出される電流値は、インバータ回路19の制御に反映されて、加熱動作の信頼性が確保され、また、加熱効率が向上される。
通信手段30は、ネットワークである近距離無線通信によって、外部情報端末51、冷蔵庫等の食材管理システム61、及びHEMS71と接続され、データの送受信をおこなう。また、ネットワークであるモデム等を介在させたインターネット回線によって、外部の調理情報サーバー81と接続され、データの送受信をおこなう。なお、近距離無線通信は、IEEE802.11、IEEE802.15、ISO/IEC14443、ISO/IEC18092、TransferJet等の、汎用的な技術を用いて通信を行うものであり、いかなる無線通信であってもよい。また、必要に応じて、IEEE802.3等の有線通信が用いられてもよく、無線通信に限定されない。
加熱条件入力手段として機能する操作部6及び表示操作部15には、使用者によって、加熱条件である、右加熱口8、左加熱口9、中央加熱口10等の加熱手段20の火力又は調理容器13の加熱温度、加熱時間、調理室11の加熱手段20の火力又は調理室11内の温度、調理室11の加熱手段20の加熱時間等が入力される。また、使用者は、加熱条件入力手段として機能する操作部6及び表示操作部15の設定操作によって、表示操作部15に表示される調理メニューを選択して、加熱条件の設定、自動調理の設定等を行うことができる。なお、加熱調理器1がマイク等で構成される音声入力部を備え、制御手段12が音声認識手段を有し、使用者が音声入力部を用いて加熱条件を入力してもよく、そのような場合には、その音声入力部が加熱条件入力手段として機能する。また、使用者が外部情報端末51の外部表示操作部52を用いて加熱条件を入力し、外部出力手段57がその加熱条件を外部通信手段54に出力することで、加熱条件が設定されてもよく、そのような場合には、通信手段30が加熱条件入力手段として機能する。
報知手段として機能する表示操作部15及びスピーカー体31は、使用者に加熱調理器1の状態、調理に関する情報等を報知する。表示操作部15には、文字、記号、イラスト、動画等が表示される。スピーカー体31は、ブザー、音声等の音を発する。なお、出力手段28が、加熱調理器1の状態、調理に関する情報等を通信手段30に出力し、外部情報端末51の外部表示操作部52が、使用者に加熱調理器1の状態、調理に関する情報等を報知してもよい。
時間情報取得手段32は、被調理物14の調理時に、日時及び経過時間のうちの少なくとも一方である時間情報を取得する。時間情報取得手段32は、例えば、時計、タイマー等で構成され、時間情報として、被調理物14の調理を行った日時(調理開始の日時、火力変更の日時、調理終了の日時等)、右加熱口8、左加熱口9、中央加熱口10、調理室11等の加熱手段20の動作時間である経過時間、被調理物14の総調理時間等を取得する。時間情報取得手段32の動作が、外部情報端末51の外部時間情報取得手段58によって行われ、外部出力手段57がその時間情報を外部通信手段54に出力することで、時間情報が取得されてもよく、そのような場合には、通信手段30が時間情報取得手段にもなる。
制御手段12の処理手段25の調理状態取得手段26は、操作部6、表示操作部15、温度検出手段17、コイル電流検出回路21、入力電流検出回路22等から、被調理物14の調理状態の情報を取得する。被調理物14の調理状態の情報は、例えば、加熱動作した加熱口及び調理室11を識別する情報、加熱動作した加熱手段20を識別する情報、操作部6、表示操作部15等で使用者が入力した加熱条件の設定情報、温度検出手段17からの温度データ、コイル電流検出回路21及び入力電流検出回路22の検出値に基づく調理容器13の大きさ、材質等の情報、表示操作部15、スピーカー体31等での報知内容等である。
制御手段12の処理手段25の記憶手段36は、半導体メモリー等で構成され、時間情報取得手段32の時間情報、調理状態取得手段26の調理状態の情報等を記憶する。また、制御手段12の処理手段25の出力手段28は、記憶手段36に記憶された情報を、表示操作部15、スピーカー体31、通信手段30、調理情報入力手段27等に出力する。時間情報取得手段32の時間情報と調理状態取得手段26の調理状態の情報は、必要に応じて通信手段30を介して外部情報端末51に、ほぼリアルタイムで送信される。時間情報取得手段32の時間情報と調理状態取得手段26の調理状態の情報は、関連付けて記憶され、また、関連付けて送信される。
制御手段12の処理手段25の調理情報入力手段27には、時間情報取得手段32の時間情報と調理状態取得手段26の調理状態の情報に基づいて作成された被調理物14の調理情報が入力される。被調理物14の調理情報は、外部情報端末51で作成され、通信手段30を介して入力される。被調理物14の調理情報が、制御手段12の処理手段25で作成され、出力手段28が、作成された調理情報を、通信手段30を介して外部情報端末51に出力してもよく、また、調理情報入力手段27に出力してもよい。
また、外部情報端末51は、外部表示操作部52と、外部撮影手段53と、外部通信手段54と、に加えて、各種の処理、演算等を行って指令等を出力する外部処理手段55と、時計、タイマー等で構成される外部時間情報取得手段58と、を有する。外部処理手段55は、半導体メモリー等で構成され、時間情報取得手段32の時間情報、調理状態取得手段26の調理状態の情報、時間情報取得手段32の時間情報と調理状態取得手段26の調理状態の情報に基づいて作成された被調理物14の調理情報、外部撮影手段53で撮影された撮影データ(静止画データ、動画データ)等を記憶する外部記憶手段56と、外部記憶手段56に記憶された情報を、外部表示操作部52、外部通信手段54等に出力する外部出力手段57と、を有する。外部情報端末51が、スピーカー体を有し、外部出力手段57が外部記憶手段56に記憶された情報をそのスピーカー体に出力してもよく、そのような場合には、スピーカー体が外部報知手段として機能する。外部記憶手段56に記憶される撮影データが、その撮影データに基づいて作成された映像データ(静止画データ、動画データ)であってもよい。
時間情報取得手段32の時間情報、調理状態取得手段26の調理状態の情報、時間情報取得手段32の時間情報と調理状態取得手段26の調理状態の情報に基づいて作成された被調理物14の調理情報等と、外部撮影手段53で撮影された撮影データと、は、通信手段30を介して調理情報サーバー81等に送信される。時間情報取得手段32の時間情報、調理状態取得手段26の調理状態の情報、時間情報取得手段32の時間情報と調理状態取得手段26の調理状態の情報に基づいて作成された被調理物14の調理情報等と、外部撮影手段53で撮影された撮影データと、は、関連付けて記憶され、また、関連付けて送信される。
冷蔵庫等の食材管理システム61は、使用者宅の冷蔵庫等に保管される食材の種類、量等を管理するものである。冷蔵庫等の食材管理システム61は、冷蔵庫等に備えられたものであってもよく、また、外部情報端末51に組み込まれたソフトウェアによって、外部情報端末51の外部記憶手段56にデータとして蓄えられたものであってもよい。
HEMS(Home−Energy−Management−System)71は、家庭内でどれだけの電力が、いつ、どこで、どの電気製品で使用されているかを、電気製品、電力センサ等とデータ通信することで把握するとともに、機器をコントロールして、消費電力量を最適化する制御を行うものである。HEMS71は、家庭内の消費電力の合計が、予め設定された最大消費電力に応じて決定される設定量に近づいた場合に、電気製品、ブレーカー等との通信によって、消費電力を低下させる、優先順位の低い電気製品の電源を切る等の制御を行う。
制御手段12の処理手段25は、通信手段30を介して、HEMS71に、加熱調理器1の消費電力量、右加熱口8、左加熱口9、中央加熱口10、調理室11等の加熱手段20の動作状態等の情報を送信し、HEMS71から消費電力量を抑制する指令を受信すると、待機状態に移行して電源を切る、加熱手段20の火力を低下させる等の制御を行う。HEMS71への、加熱調理器1の消費電力量、右加熱口8、左加熱口9、中央加熱口10、調理室11等の加熱手段20の動作状態等の情報の送信が、外部情報端末51を介して行われてもよく、また、HEMS71からの消費電力量を抑制する指令の受信が、外部情報端末51を介して行われてもよい。
また、制御手段12の処理手段25は、通信手段30を介して、HEMS71に、現在の調理が完了するまでは、消費電力の電力制限量を0にする、消費電力の電力制限量を低くする等の、電力制限の緩和量の要求を送信する。また、制御手段12の処理手段25は、消費電力の電力制限量を0にする、消費電力の電力制限量を低くする等の場合に、通信手段30を介して、HEMS71に、電力制限の緩和時間の要求を送信する。電力制限の緩和量及び緩和時間の要求が、外部情報端末51を介して行われてもよい。
制御手段12の処理手段25は、被調理物14の調理に際して、今回の被調理物14の調理の現時点までの調理において、又は、前回の被調理物14の調理において、時間情報取得手段32の時間情報と調理状態取得手段26の調理状態の情報に基づいて作成された被調理物14の調理情報を、消費電力量、消費電力の推移等の推定に反映させる。
調理情報サーバー81は、外部情報端末51の外部通信手段54から送信された、被調理物14等の撮影データ(静止画データ、動画データ)、その撮影データに基づいて作成された映像データ(静止画データ、動画データ)等から、画像解析認識技術を用いて、特徴量の抽出を行い、その特徴量に応じて、調理データベースから被調理物14の調理名、料理名等の候補を抽出して、加熱調理器1、外部情報端末51等に解析結果の情報を送信する。加熱調理器1、外部情報端末51等は、表示操作部15、スピーカー体31、外部表示操作部52等の報知手段、外部報知手段等を用いて、その解析結果の情報を使用者に報知させる。その解析が、加熱調理器1、外部情報端末51等で行われてもよい。
また、調理情報サーバー81は、外部情報端末51の外部通信手段54から送信された、被調理物14等の撮影データ(静止画データ、動画データ)、その撮影データに基づいて作成された映像データ(静止画データ、動画データ)等から、画像解析認識技術を用いて、特徴量の抽出を行い、その特徴量に応じて、被調理物14の熱量、蛋白量、脂肪量、塩分量等の栄養価、栄養成分等の栄養情報の推定を行い、加熱調理器1、外部情報端末51等に解析結果の情報を送信する。加熱調理器1、外部情報端末51等は、表示操作部15、スピーカー体31、外部表示操作部52等の報知手段、外部報知手段等を用いて、その解析結果の情報を使用者に報知させる。その解析が、加熱調理器1、外部情報端末51等で行われてもよい。
また、調理情報サーバー81は、加熱調理器1で調理できる被調理物14の調理の種類、料理の種類等と、その調理、料理等の調理情報と、のデータベースを有する。その調理、料理等の調理情報は、その調理、料理等で必要となる食材の種類、量等、その調理、料理等の手順、その調理、料理等での加熱条件(火力、設定温度、加熱時間等)等である。調理情報サーバー81は、そのデータデースと、食材管理システム61から取得される食材管理データと、に基づいて、加熱調理器1で調理できる被調理物14の調理の種類、料理の種類等と、その調理、料理等の調理情報と、を選択して、加熱調理器1、外部情報端末51等に選択結果の情報を送信する。加熱調理器1、外部情報端末51等は、表示操作部15、スピーカー体31、外部表示操作部52等の報知手段、外部報知手段等を用いて、その選択結果の情報を使用者に報知させる。加熱調理器1、外部情報端末51等が、加熱調理器1で調理できる被調理物14の調理の種類、料理の種類等と、その調理、料理等の調理情報と、のデータベースを有していてもよい。また、加熱調理器1で調理できる被調理物14の調理の種類、料理の種類等と、その調理、料理等の調理情報と、の選択が、加熱調理器1、外部情報端末51等で行われてもよい。
調理情報サーバー81は、加熱調理器1で調理できる被調理物14の調理の種類、料理の種類等と、その調理、料理等の調理情報と、の選択に際して、前回の被調理物14の調理において、時間情報取得手段32の時間情報と調理状態取得手段26の調理状態の情報に基づいて作成された被調理物14の調理情報(特に、被調理物14の食材情報)を、食材管理システム61から取得される食材管理データに反映させる。また、時間情報取得手段32の時間情報と調理状態取得手段26の調理状態の情報に基づいて作成された被調理物14の調理情報を、加熱調理器1で調理できる被調理物14の調理の種類、料理の種類等と、その調理、料理等の調理情報と、のデータベースに反映させる。
<加熱調理システムの動作>
実施の形態1に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、動作について説明する。
まず、加熱調理器1の調理容器データの取得動作について説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の、調理容器データの取得に用いられるデータテーブルの一例を示す図である。
制御手段12の処理手段25は、コイル電流検出回路21及び入力電流検出回路22の電力値の情報から、調理容器13が載置されているか否か、調理容器13の大きさ、調理容器13の材質等を、図4に示されるようなデータテーブルを用いて取得する。
データテーブルは、入力電流検出回路22の検出値から算出されるインバータ回路19への入力電流を縦軸とし、コイル電流検出回路21の検出値から算出される加熱コイル24へ流れるコイル電流を横軸とする。インバータ回路19への入力電流と加熱コイル24へ流れるコイル電流とから定まるデータテーブル上のポジションによって、調理容器13に識別符号を与えることができる。
データテーブル上のポジションが加熱適正範囲内である場合には、操作部6、表示操作部15等の使用者の操作によって加熱手段20の加熱動作が開始して、被調理物14の調理が行われる。一方、データテーブル上のポジションが加熱適正範囲外である場合には、制御手段12の処理手段25は、調理容器13が加熱非対応であると判別して、報知手段として機能する表示操作部15、スピーカー体31に、非対応で調理できない旨のメッセージを表示、音声等で報知させる。
データテーブル上のポジションが加熱適正範囲内である場合には、制御手段12の処理手段25の調理状態取得手段26は、そのポジションから、調理容器13の材質(鉄、ステンレス、アルミニウム等)の違い、調理容器13の底面の大きさ、調理容器13の板厚等の調理容器データを取得し、制御手段12の処理手段25の記憶手段36が、それらの調理容器データを記憶する。制御手段12は、調理容器データに応じて、インバータ回路19の駆動条件の変更等を行って、加熱効率を向上させる等の適切な制御を行う。
本例では、調理容器13としてのアルミ鍋は、加熱適正範囲外にあり、加熱調理が行われない。加熱コイル24、インバータ回路19等がアルミ鍋の加熱に対応できるものである場合には、調理容器13がアルミ鍋である場合のデータテーブル上のポジションが加熱適正範囲内となるデータテーブルが用いられる。加熱手段20に応じて加熱調理できる調理容器13の種類は異なる。つまり、調理容器13の種類は何ら限定されない。
次に、加熱調理器1を備えた加熱調理システム100の、調理情報管理ソフトに調理情報を登録するまでの一連の動作の一例について説明する。
なお、以下では、被調理物14がハンバーグであり、そのハンバーグを右加熱口8で調理する場合を例として説明しているが、そのような場合に限定されない。例えば、他の被調理物14を、左加熱口9、ラジエントヒーター等で構成される加熱手段20を用いた中央加熱口10、調理室11等で調理してもよい。
図5は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、調理情報管理ソフトに調理情報を登録するまでの一連の動作の一例を示すフローチャートである。
図5に示されるように、使用者が右加熱口8に調理容器13を載置して、操作部6、表示操作部15等を操作すると、加熱調理システム100の一連の動作が開始され、制御手段12のインバータ回路19の制御によって加熱コイル24が駆動されることで、トッププレート4上の右加熱口8に載置された調理容器13が加熱され、被調理物14の加熱調理が行われる。
S111において、使用者は、操作部6、表示操作部15等を操作して、加熱手段20に、調理容器13の予熱動作を開始させる。つまり、使用者は、加熱手段20の火力設定を行う。火力は、小さい側から1〜9の範囲で設定でき、使用者は、火力を最大火力9に設定して、調理容器13の予熱を行う。
S111に連動して、制御手段12は、S121において、調理状態取得手段26で取得される、使用者が設定した火力を、加熱条件データとして記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S121において、調理状態取得手段26で取得される、調理容器13の調理容器データを、記憶手段36に記憶させる。調理状態取得手段26は、図4に示されるデータテーブルを用いて、入力電流検出回路22及びコイル電流検出回路21の検出値から調理容器13に調理容器識別コードを付与して、調理容器13の底面面積、板厚、材質等を推定する。また、制御手段12は、S121において、時間情報取得手段32で取得される、調理開始日時(つまり時間情報)を、記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S121において、調理状態取得手段26で取得される、温度検出手段17の温度データを、記憶手段36に記憶させる。
調理を開始して1分が経過すると、S112において、使用者は、ひき肉等からハンバーグのタネ1個を調理容器13に投入して、火力を7に変更する。
S112に連動して、制御手段12は、S122において、調理状態取得手段26で取得される、使用者が設定した火力を、加熱条件データとして記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S122において、時間情報取得手段32で取得される、調理開始からの経過時間(つまり時間情報)を、記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S122において、調理状態取得手段26で取得される、温度検出手段17の温度データを、記憶手段36に記憶させる。温度検出手段17の温度データは、ハンバーグのタネが調理容器13に投入されたことによって、一旦温度が低下する温度データとなる。低下する直前の温度が180℃である場合、調理状態取得手段26は、調理容器13の予熱温度が180℃であると推定して、その温度を予熱温度として記憶する。
調理を開始して2分が経過すると、S113において、使用者は、ハンバーグを裏返す。
S113に連動して、制御手段12は、S123において、時間情報取得手段32で取得される、調理開始からの経過時間(つまり時間情報)を、記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S123において、調理状態取得手段26で取得される、温度検出手段17の温度データを、記憶手段36に記憶させる。温度検出手段17の温度データは、ハンバーグが裏返されたことによって、一旦温度が低下し180℃に戻る温度データとなる。
調理を開始して3分が経過すると、S114において、使用者は、調理容器13に蓋をかぶせ、火力を7から4に変更する。
S114に連動して、制御手段12は、S124において、調理状態取得手段26で取得される、使用者が設定した火力を、加熱条件データとして記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S124において、時間情報取得手段32で取得される、調理開始からの経過時間(つまり時間情報)を、記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S124において、調理状態取得手段26で取得される、温度検出手段17の温度データを、記憶手段36に記憶させる。温度検出手段17の温度データが180℃になっていることが記憶される。
調理を開始して10分が経過すると、S115において、使用者は加熱を停止する。
S115に連動して、制御手段12は、S125において、調理状態取得手段26で取得される、使用者が加熱を停止したことを、加熱条件データとして記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S125において、時間情報取得手段32で取得される、調理開始からの経過時間(つまり時間情報)を、記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S125において、調理状態取得手段26で取得される、温度検出手段17の温度データを、記憶手段36に記憶させる。温度検出手段17の温度データが180℃になっていることが記憶される。
S131において、使用者は、外部情報端末51の外部撮影手段53で、調理したハンバーグを撮影して、外部記憶手段56にハンバーグの撮影データを記憶させ、調理情報管理ソフトに登録させる。
また、S126において、使用者は、出力手段28に、加熱調理器1の制御手段12の記憶手段36に記憶された、時間情報、つまり、時間情報取得手段32の時間情報と、加熱条件データ、調理容器データ、温度データ等の調理状態取得手段26で取得される調理状態の情報と、を、通信手段30に出力させて、外部情報端末51の外部通信手段54で受信させる操作を行う。
また、S132において、使用者は、外部記憶手段56に、時間情報取得手段32の時間情報と、調理状態取得手段26で取得される調理状態の情報と、を記憶させ、調理情報管理ソフトに、ハンバーグの撮影データと組み合わせて一つの調理情報を作成させて登録させる操作を行う。時間情報取得手段32の時間情報と、調理状態取得手段26で取得される調理状態の情報と、の送受信が、外部情報端末51の調理情報管理ソフトによって操作されてもよい。調理情報の調理名、料理名等は、使用者が、外部情報端末51の外部表示操作部52を操作して入力する。使用者が、外部情報端末51の外部表示操作部52を操作して、調理情報サーバー81に調理情報を送信させ、調理情報サーバー81の解析によって得られた結果を受信させて外部表示操作部52に表示させ、その結果を選択することによって入力してもよい。使用者は、必要に応じて、調理情報にコメントを入力することができる。
調理情報サーバー81から解析の結果を受信する際に、同時に、被調理物14の熱量、蛋白量、脂肪量、塩分量等の栄養価、栄養成分等の栄養情報の推定結果を受信させ、調理情報と組み合わせて記憶させて、管理することができる。そのような場合には、今回の被調理物14から摂取される熱量、蛋白量、脂肪量、塩分量等を使用者が知ることができ、使用者の食生活管理、健康管理等が容易化される。
また、調理情報サーバー81において、選択された調理名、料理名等のデータベースに記憶されている調理手順データと、外部情報端末51から送付された被調理物14の調理情報と、に基づいて、調理手順の解析が行われて、被調理物14の調理情報が反映された調理手順データが取得される。取得された調理手順データは、外部情報端末51の外部表示操作部52に表示され、使用者が確認、修正等を行い、外部記憶手段56に記憶される。その調理手順データは、次回の被調理物14の調理をアシストするデータとして用いられる。
次に、加熱調理器1を備えた加熱調理システム100の、調理情報管理ソフトを用いた調理の一連の動作の一例について説明する。
なお、以下では、被調理物14がハンバーグであり、そのハンバーグを右加熱口8で調理する場合を例として説明しているが、そのような場合に限定されない。例えば、他の被調理物14を、左加熱口9、ラジエントヒーター等で構成される加熱手段20を用いた中央加熱口10、調理室11等で調理してもよい。
図6は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、調理情報管理ソフトを用いた調理の一連の動作の一例を示すフローチャートである。
図6に示されるように、S231において、使用者は、外部情報端末51の外部表示操作部52に、調理名、料理名等の候補を表示させて選択する。被調理物14がハンバーグである調理名、料理名等が選択されると、その調理の加熱条件データ等の調理情報が表示される。外部表示操作部52に、全ての調理名、料理名等の候補が表示されてもよい。また、最近調理した順に調理名、料理名等の候補が表示されてもよく、また、選択回数の多い順に調理名、料理名等の候補が表示されてもよく、また、冷蔵庫等の食材管理システム61から取得される食材管理データに基づいて調理できる調理名、料理名等の候補のみが表示されてもよく、それらの場合には、選択が容易化される。
被調理物14が同一で加熱条件データが異なる複数の調理情報が登録されている場合には、使用者が、今回使用する調理容器13を右加熱口8に載置して、調理状態取得手段26で取得される、調理容器13の調理容器データが、外部情報端末51に送信されることによって、複数の調理情報のうちの、今回の調理と同一の調理容器13で調理が行われた調理の調理情報が、外部表示操作部52に優先的に表示される。また、調理に使用された回数の多い調理情報が、優先的に表示されてもよい。また、外部処理手段55で加熱条件を使用回数で重みづけした統計処理を行って、平均的な火力、温度データ、調理時間等が算出され、使用者の嗜好が加味された「お勧め」の加熱条件が表示されてもよい。
S232において、使用者は、調理回数、使用者が入力したコメント、火力又は温度設定、調理時間、被調理物14の撮影データ又はその撮影データに基づいて作成された映像データ、過去の調理の日時、調理の分量等の調理情報を、外部表示操作部52に表示させて参考にしながら、今回の加熱条件を選択して入力し、外部出力手段57に、加熱条件データを含む調理情報を外部通信手段54に出力させる。
制御手段12は、S221において、通信手段30が、外部通信手段54に出力された調理情報を受信して、調理情報入力手段27に入力されると、調理アシストを開始し、被調理物14の前回の調理と同じ右加熱口8の火力を9に設定して、加熱手段20の加熱動作の開始を待機させる。また、制御手段12は、表示操作部15、スピーカー体31に、調理容器13を載置する準備ができたことを報知させる。
制御手段12は、S222において、使用者が調理容器13を載置して操作部6、表示操作部15の設定操作を行って加熱開始を設定すると、調理容器13の調理容器データを取得し、コイル電流検出回路21及び入力電流検出回路22の電流値から、調理情報の調理容器データと同一の調理容器13であるかの判定を行う。
調理容器13が調理情報の調理容器13と同一と判定される場合には、加熱条件データを再現するように、S211において、被調理物14の調理が開始される。調理容器13が調理情報の調理容器13と異なると判定される場合には、新たな調理容器識別コードが付与されるとともに、調理容器13の底面面積、板厚、材質等の推定によって調理容器データが取得されて記憶手段36に記憶された後、設定された加熱条件が補正されて、S211において、被調理物14の調理が開始される。例えば、底面面積が大きければ、設定された火力を強くする。
被調理物14の調理が開始された後は、加熱条件が、温度データが再現されるように制御される。つまり、時間の経過に伴って、調理情報の温度と温度検出手段17の温度との差が生じる場合には、その温度差を小さくするように加熱手段20の火力が制御される。温度検出手段17の温度が調理情報の温度と比較して高い場合には、火力を弱くし、温度検出手段17の温度が調理情報の温度と比較して低い場合には、火力を強くする。
制御手段12は、S223において、調理開始後の経過時間が、調理情報の温度データが予熱温度180℃に近づく時間になると、表示操作部15、スピーカー体31に、表示、音声等で予熱の完了を報知させ、加熱手段20に予熱温度を維持させる。
調理を開始して2分が経過すると、S212において、使用者がハンバーグのタネ2個を調理容器13に投入することで、被調理物14の加熱が開始される。制御手段12は、温度検出手段17で検出される温度が180℃から低下することで、被調理物14が投入したことを認識して、その時点から調理完了までの調理時間を、調理情報を参照して9分に設定する。温度検出手段17で検出される温度は、調理情報のハンバーグのタネの個数が少ない分、被調理物14の投入に伴う温度低下が大きくなるが、それ以後は、調理情報の温度データに近づくように、加熱手段20の火力が制御される。
制御手段12は、S224において、調理開始後の経過時間が3分に近づくと、表示操作部15、スピーカー体31に、表示、音声等で被調理物14の裏返しを報知させ、使用者は、S213において、被調理物14を裏返す。
制御手段12は、S225において、調理開始後の経過時間が4分に近づくと、表示操作部15、スピーカー体31に、表示、音声等で調理容器13に蓋をかぶせることを報知させ、使用者は、S214において、調理容器13に蓋をかぶせる。また、制御手段12は、調理情報を参照して火力を弱める。
制御手段12は、S226において、調理開始後の経過時間が11分に近づくと、表示操作部15、スピーカー体31に、調理完了が近いことを報知させる。また、制御手段12は、使用者が加熱を延長する操作をしない場合、及び、使用者が加熱を停止しない場合には、調理開始後の経過時間が11分になると、加熱手段20の加熱を停止状態又は保温状態にする指令を出力し、加熱手段20は、S215において、停止状態又は保温状態となる。加熱手段20の加熱を停止状態とするか保温状態とするかは、予め使用者によって設定される。
使用者が調理の途中で火力を変更する指示を入力した場合、調理時間延長の指示を入力した場合等では、調理アシストが中止され、その中止が使用者に報知されるとともに、それらの指示の情報が新たな調理情報として記憶され、必要に応じて調理情報管理ソフトに登録され、新たな加熱条件データの作成に用いられる。
なお、上記のハンバーグ調理においては、加熱条件として、火力が設定されているが、加熱条件として調理容器13の温度が設定されてもよい。例えば、調理開始から終了までの加熱条件が180℃に設定される場合には、記憶手段36には、調理状態取得手段26で取得される、使用者が設定した加熱条件データとして、180℃が記憶される。そして、調理情報管理ソフトを用いた調理では、加熱条件データとして180℃が設定され、加熱調理開始後も180℃となるように加熱手段20の火力が制御される。
また、初めてハンバーグ調理を行う際においても、外部情報端末51の調理情報管理ソフトを用いて、調理情報サーバー81にアクセスし、被調理物14がハンバーグの調理手順データを受信することによって、加熱条件の自動設定、調理作業のタイミングの報知等の調理アシストを受けることが可能である。そして、焼き加減が嗜好にあわず、使用者が調理時間を変更する指示を入力した場合、火力を変更する指示を入力した場合等では、調理容器データ、加熱条件データ、温度データ等が調理情報として記憶されることとなって、使用者が外部情報端末51の調理情報管理ソフトにその調理情報を登録させることで、次回の調理時に使用者の嗜好にあった調理をアシストすることが可能である。
また、加熱調理器1は、動作中にデータ送受信によってHEMS71と通信しており、HEMS71に、加熱調理器1の識別情報、消費電力量の情報、右加熱口8、左加熱口9、中央加熱口10、調理室11等の動作状態の情報等を送信している。そして、調理時に、調理情報から推定される調理時間、消費電力の推移、消費電力量等の情報が送信されることで、エネルギーマネージメントの精度が向上されて、使用者宅の消費電力が電力会社と契約された電力を超えてブレーカーが切断されて使用者の生活に支障をきたすことが抑制される。
また、HEMS71から、消費電力量を低下させるために、加熱調理器1に電力制限の指令が出力された場合には、調理情報から推定される調理時間に基づいて、電力制限を抑えられない時間を的確に求めて、HEMS71に要求することができるため、調理の仕上がりを維持しつつ、HEMS71のエネルギーマネージメントを実行することが可能となる。
図7は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、変形例の斜視図である。
また、図7に示されるように、加熱調理システム100が、外部情報端末51を備えていなくてもよく、そのような場合には、加熱調理器1が、制御手段12に接続された撮影手段35を備え、調理情報管理ソフト等が、制御手段12に組み込まれているとよい。撮影手段35は、制御手段12に有線で接続されていてもよく、無線で接続されていてもよい。
<加熱調理システムの作用>
実施の形態1に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、作用について説明する。
加熱調理器1では、制御手段12が、被調理物14の調理状態を取得する調理状態取得手段26と、関連付けられた時間情報取得手段32の時間情報及び調理状態取得手段26の調理状態の情報、又は、関連付けられた時間情報取得手段32の時間情報と調理状態取得手段26の調理状態の情報に基づいて作成された被調理物14の調理情報を出力する出力手段28と、を有する。そのため、次回の被調理物14の調理に際して、調理の進行に伴って変化する使用者の操作及び調理作業等が反映された被調理物14の調理情報を用いて、使用者の操作及び調理作業等をアシストすることが可能となって、使用者の好み等に応じた調理を行うことが容易化される。
また、加熱調理器1では、調理状態取得手段26が、加熱条件を調理状態として取得する。そのため、使用者は、次回の被調理物14の調理に際して、それ以前に被調理物14の調理を行った際の火力、温度等の設定データ、調理時間等の時間情報等を確認することが可能となる。また、類似の調理を行う際に、火力、温度等の設定、加熱時間、調理の途中で火力、温度等を変更する設定の履歴等の加熱条件データを参考として、加熱調理器1の加熱条件の設定、調理時間等を管理することが可能となる。つまり、使用者の調理作業が支援されて調理の作業性が向上されるとともに、過去の調理情報に基づいて調理することが可能となって、使用者の嗜好にあった調理の仕上がりを得ることが可能となる。
また、加熱調理器1では、被調理物14の調理の進行に伴って変化する物理量である、温度データを検出する温度検出手段17を備え、温度検出手段17で検出される温度データに基づいて調理情報を作成し、また、温度検出手段17で検出される温度データを、報知手段として機能する表示操作部15、スピーカー体31に、表示、音声等で報知させる。そのため、使用者は過去に調理を行った際の温度データを用いて、温度変化を確認しつつ、火力の調整、温度設定の変更等を行うことが可能となって、使用者の調理作業が支援され、また、調理の作業性が向上される。また、過去の調理情報に基づいて調理することが可能となって、使用者の嗜好にあった調理の仕上がりを得ることが可能となる。
また、加熱調理器1では、物理量である入力電流検出回路22及びコイル電流検出回路21の電流値に基づいて、調理容器13の識別を行い、調理情報の調理容器13と使用者が調理で使用しようとしている調理容器13の材質、底面面積、板厚、加熱特性等の差異情報を、報知手段として機能する表示操作部15、スピーカー体31に、表示、音声等で報知させる。そのため、過去の調理情報に基づいて調理する際の、調理容器13の差異に起因する火力の調整、温度設定の変更等が容易化されて、使用者の調理作業が支援され、また、調理の作業性が向上される。また、過去の調理情報に基づいて調理することが可能となって、使用者の嗜好にあった調理の仕上がりを得ることが可能となる。
また、加熱調理器1では、通信手段30を備え、通信手段30によって調理情報の少なくとも一部が外部に送信される。そのため、使用者は、外部情報端末51等で調理情報を取得することができ、加熱調理器1から離れたところで献立を考えることが可能となって、調理の検討、計画の立案等がしやすくなって、使用者の利便性が向上される。また、調理情報の解析等の、加熱調理器1の制御手段12で処理することが困難な負荷の高い高度な処理の実現性が向上されて、調理情報に基づく「お勧め」の加熱条件等の推定が容易化されることとなって、使用者の嗜好にあった調理の仕上がりを得ることが可能となり、また、使用者の利便性が向上される。また、加熱調理器1が、処理能力が高い制御手段12を備える必要性が低減されて、低コスト化される。
また、外部情報端末51では、加熱調理器1の通信手段30が送信した調理情報を受信して、外部記憶手段56に記憶するとともに、調理情報に加熱調理器1の制御手段12では処理することが困難な負荷の高い高度な処理を施して、「お勧め」の加熱条件等を解析及び推定することができるため、使用者の嗜好にあった調理の仕上がりを得ることが可能となり、また、使用者の利便性が向上される。また、加熱調理器1が、処理能力が高い制御手段12を備える必要性が低減されて、低コスト化される。
また、外部情報端末51では、外部撮影手段53を備え、外部撮影手段53から取得した撮影データ又はその撮影データに基づいて作成された映像データと、それらのデータに基づいて特定される調理名、料理名等の調理情報と、を組み合わせて、外部情報端末51の外部記憶手段56に記憶することができる。そのため、使用者が、調理情報を検索及び参照する際に、希望する調理情報を探すことが容易化され、また、使用者の調理の計画のしやすさ、調理作業性等が向上される。
また、外部情報端末51では、入力手段として機能する外部表示操作部52を備え、使用者が、外部表示操作部52を操作して、調理名、料理名等のタイトル、調理情報に付随するコメント、ブックマーク、分類するための識別記号等を調理情報と組み合わせて記憶させることができる。そのため、使用者が、調理情報を検索及び参照する際に、希望する調理情報を探すことが容易化され、また、使用者の調理の計画のしやすさ、調理作業性等が向上される。
また、外部情報端末51では、外部通信手段54によって、インターネット回線等の通信網を介して調理情報サーバー81であるネットワークサーバーと通信することが可能であり、調理情報サーバー81に記憶された情報に基づいて、被調理物14の調理情報を取得することが可能である。そのため、加熱調理器1で過去に調理を行ったことのない、調理名、料理名等のタイトルの調理においても、調理情報を参照でき、加熱条件データを取得して調理アシストを行うことができ、使用者の調理の計画のしやすさ、調理作業性等が向上される。
また、加熱調理器1では、制御手段12が、調理情報に含まれる加熱条件データを用いて、加熱手段20の加熱条件の設定を行って、加熱手段20の加熱開始を待機させる。そのため、使用者が加熱手段20の加熱条件の設定のために表示操作部15、操作部6等を操作する頻度が少なくなる又はなくなって、使用者が加熱条件を考えることの必要性が低減されて、使用者の調理作業性が向上され、また、適切な加熱条件の自動設定が可能となって、良好な調理の仕上がりを得ることが可能となる。
また、加熱調理器1では、制御手段12が、調理情報に含まれる加熱条件データを用いて加熱手段20を制御するため、使用者が火力調整、温度設定のために表示操作部15、操作部6等を操作しなくても、調理情報の温度データを再現するように加熱手段20を制御することができることで、調理作業性が向上され、また、自動で温度データが再現されることで、使用者の嗜好にあった良好な調理の仕上がりを得ることが可能となる。
また、加熱調理器1では、調理情報に含まれる調理容器13の予熱完了時間に近づくと、制御手段12が、報知手段として機能する表示操作部15、スピーカー体31に、被調理物14である食材を調理容器13へ投入するタイミングである旨を報知させる。そのため、使用者の調理作業がアシストされて、調理作業性が向上され、また、調理容器13を適切な温度で調理することが可能となって、良好な調理効果、仕上がり等を得ることが可能となる。また、不要な予熱時間が生じることが抑制されて、加熱調理器1が省エネルギー化される。
また、加熱調理器1では、調理情報に含まれる被調理物14の調理完了時間に近づくと、制御手段12が、報知手段として機能する表示操作部15、スピーカー体31に、加熱手段20を停止するタイミングである旨を報知させる。そのため、使用者の調理作業がアシストされて、調理作業性が向上され、また、調理容器13を適切な調理時間で調理することが可能となって、良好な調理効果、仕上がり等を得ることが可能となる。また、調理時間が無駄に長くなることが抑制されて、加熱調理器1が省エネルギー化される。
また、外部情報端末51では、調理情報が、被調理物14の複数回の調理で取得される複数の調理情報を統計処理することによって取得される。そのため、加熱条件、食材を投入するタイミング、調理完了のタイミング等を算出して「お勧め」の加熱条件データを提示することが可能となって、使用者の加熱条件データの選択が容易化され、また、使用者の嗜好に応じた良好な調理の仕上がりを得ることが可能となる。
また、加熱調理器1では、調理情報に含まれる被調理物14の調理完了時間になると、制御手段12が、加熱手段20の加熱動作を停止状態にする、又は、保温状態にして低火力状態又は間欠加熱状態にする。そのため、使用者の調理作業がアシストされて、調理作業性が向上され、また、被調理物14の焦げ付きが抑制されて、良好な調理効果、仕上がり等を得ることが可能となる。また、無駄に加熱されることが抑制されて、加熱調理器1が省エネルギー化される。
また、外部情報端末51では、冷蔵庫等の食材管理システム61の食材管理データを取得して、冷蔵庫等の食材を用いて調理できると推測される料理を、調理情報から選択し、調理名、料理名等のタイトルを、外部報知手段として機能する外部表示操作部52の表示によって報知させる。そのため、使用者の調理、料理等の検討、選択等が容易化されて、調理作業性が向上される。
また、外部情報端末51では、調理情報を用いて、被調理物14の熱量、蛋白量、脂肪量、塩分量等の栄養価、栄養成分等の栄養情報が取得され、その栄養情報を、外部報知手段として機能する外部表示操作部52の表示によって報知させる。そのため、使用者が被調理物14から摂取される栄養価、栄養成分等を知ることが可能となって、食生活管理、健康管理が容易化される。また、調理情報に付随して栄養情報が報知されるため、これから調理する被調理物14の選択が容易化されて、調理作業性が向上される。
また、加熱調理器1では、調理情報が反映された、調理時間、消費電力の推移、消費電力量のうちの少なくとも一つに関する情報を取得し、通信手段30を介してHEMS71に送信する。そのため、エネルギーマネージメントの精度が向上されて、使用者宅の消費電力のピークが低下する。また、電力会社との契約の使用電力を超えて使用者に支障をきたすことが抑制されて、電気製品の使用が安定化される。
また、加熱調理器1では、調理情報が反映された、現在の調理が完了するまでは所定以上の電力制限をおこなわない、電力制限を緩和する等の要求を、通信手段30を介してHEMS71に送信する。そのため、被調理物14の良好な調理の仕上がりを得ることが可能となり、また、HEMS71が他の機器の電力制限をおこなって電力会社との契約の使用電力を超えないように適切にエネルギーマネージメントすることが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る加熱調理器について説明する。
なお、以下では、実施の形態1と異なる点を中心に説明し、実施の形態1と重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
<加熱調理システムの構成>
実施の形態2に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、構成について説明する。
図8は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器と外部情報端末との、斜視図である。
図8に示されるように、加熱調理器1のトッププレート4の上面の後方部の両側には、撮影窓部33が形成される。トッププレート4は、結晶化ガラスで形成されており、撮影窓部33は、その一部に設けられた透明又は所定の透明度を有する部分である。
図9は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の、筐体上部とそれに付帯するトッププレート及び吸排気口カバーとが取り外された状態での斜視図である。
図9に示されるように、撮影窓部33の下方には、被調理物14の調理の進行に伴って変化する物理量である、調理空間の撮影データと3Dデータとを検出する非接触画像センシング手段34が配置される。
撮影窓部33の透明度は、少なくとも非接触画像センシング手段34に必要な光等が透過する透明度である。必要に応じて、撮影窓部33の上面又は下面に、採光性を向上するための反射防止膜、撮影データの画質を向上するための偏光フィルタ、波長フィルタ等の光学フィルタ、表面の汚れ、傷つき等を抑制するための防汚コート、意匠性を向上するための塗装等が施されてもよい。
非接触画像センシング手段34は、カラー動画である撮影データと、Light−Coding方式によって検出される3Dデータと、を検出するものであり、撮影手段34aと発光部34bとで構成される。非接触画像センシング手段34は、Time―Of―Flight方式等で撮影データと3Dデータを検出するものであってもよく、また、ステレオ方式によって撮影データと3Dデータを検出するものであってもよい。
なお、非接触画像センシング手段34は、筐体上部3のトッププレート4の下方以外の枠体に設けられてもよい。また、非接触画像センシング手段34を筐体2から別体化し、通信手段30(無線又は有線)を介して、制御手段12と非接触画像センシング手段34とのデータ授受を行わせてもよい。つまり、加熱調理器1の調理作業をセンシングできる場所に非接触画像センシング手段34が配置されていればよい。
また、非接触画像センシング手段34が、カラー動画である撮影データと、3Dデータとを取得する場合を説明しているが、非接触画像センシング手段34が、外部情報端末51に設けられた外部撮影手段53等を用いて撮影された複数の静止画、カラー動画等を画像解析することによって、類似の調理状態の情報を取得するものであってもよい。
図10は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、ブロック図の一部である。
図10に示されるように、非接触画像センシング手段34で検出された撮影データと3Dデータとは、制御手段12の処理手段25に入力される。制御手段12の処理手段25の調理状態取得手段26は、非接触画像センシング手段34で検出された撮影データと3Dデータから、被調理物14の調理状態の情報を取得する。被調理物14の調理状態の情報は、例えば、調理容器13の種類、大きさ、形状等の情報、使用者の調理に関する動作、操作等の情報、調理容器13へ投入される被調理物14の食材の種類、量、タイミング等の情報等である。
制御手段12の処理手段25の記憶手段36は、半導体メモリー等で構成され、時間情報取得手段32の時間情報、調理状態取得手段26の調理状態の情報等を記憶する。また、制御手段12の処理手段25の出力手段28は、記憶手段36に記憶された情報を、表示操作部15、スピーカー体31、通信手段30、調理情報入力手段27等に出力する。時間情報取得手段32の時間情報と調理状態取得手段26の調理状態の情報は、調理情報入力手段27に、ほぼリアルタイムで送信される。時間情報取得手段32の時間情報と調理状態取得手段26の調理状態の情報は、関連付けて記憶され、また、関連付けて送信される。
制御手段12の処理手段25の調理情報入力手段27には、時間情報取得手段32の時間情報と調理状態取得手段26の調理状態の情報に基づいて作成された被調理物14の調理情報が入力される。被調理物14の調理情報は、処理手段25で作成されて入力される。出力手段28が、調理状態の情報を、通信手段30を介して外部情報端末51に出力して、被調理物14の調理情報が、外部情報端末51で作成されてもよい。
<加熱調理システムの動作>
実施の形態2に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、動作について説明する。
実施の形態1の動作に加えて、非接触画像センシング手段34によって取得される調理状態の情報が付加されることで、更に詳細な調理情報を得ることができ、更にきめ細かい調理アシストが可能となって充実した調理支援が行われる。
まず、加熱調理器1を備えた加熱調理システム100の、調理情報管理ソフトに調理情報を登録するまでの一連の動作の一例について説明する。
なお、以下では、被調理物14がハンバーグであり、そのハンバーグを右加熱口8で調理する場合を例として説明しているが、そのような場合に限定されない。例えば、他の被調理物14を、左加熱口9、ラジエントヒーター等で構成される加熱手段20を用いた中央加熱口10、調理室11等で調理してもよい。
図11は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、調理情報管理ソフトに調理情報を登録するまでの一連の動作の一例を示すフローチャートである。
図11に示されるように、使用者が右加熱口8に調理容器13を載置して、操作部6、表示操作部15等を操作すると、加熱調理システム100の一連の動作が開始され、制御手段12のインバータ回路19の制御によって加熱コイル24が駆動されることで、トッププレート4上の右加熱口8に載置された調理容器13が加熱され、被調理物14の加熱調理が行われる。
S311において、使用者は、操作部6、表示操作部15等を操作して、加熱手段20に、調理容器13の予熱動作を開始させる。つまり、使用者は、加熱手段20の火力設定を行う。火力は、小さい側から1〜9の範囲で設定でき、使用者は、火力を最大火力9に設定して、調理容器13の予熱を行う。
S311に連動して、制御手段12は、S321において、調理状態取得手段26で取得される、使用者が設定した火力を、加熱条件データとして記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S321において、調理状態取得手段26で取得される、調理容器13の調理容器データを、記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S321において、時間情報取得手段32で取得される、調理開始日時(つまり時間情報)を、記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S321において、調理状態取得手段26で取得される、温度検出手段17の温度データを、記憶手段36に記憶させる。
調理状態取得手段26は、図4に示されるデータテーブルを用いて、入力電流検出回路22及びコイル電流検出回路21の検出値から調理容器13に調理容器識別コードを付与して、調理容器13の底面面積、板厚、材質等を推定する。その際、非接触画像センシング手段34のデータから、調理容器13の種類(フライパン等)、底面面積、直径、深さ、色調等の更に詳細な調理容器データが取得され、図4に示されるデータテーブルでは識別しにくい調理容器13の判別がその調理容器データによって補われる。
調理を開始して1分が経過すると、S312において、使用者は、ひき肉等からハンバーグのタネ1個を調理容器13に投入して、火力を7に変更する。
S312に連動して、制御手段12は、S322において、調理状態取得手段26で取得される、使用者が設定した火力を、加熱条件データとして記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S322において、時間情報取得手段32で取得される、調理開始からの経過時間(つまり時間情報)を、記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S322において、調理状態取得手段26で取得される、温度検出手段17の温度データを、記憶手段36に記憶させる。温度検出手段17の温度データは、ハンバーグのタネが調理容器13に投入されたことによって、一旦温度が低下する温度データとなる。低下する直前の温度が180℃である場合、調理状態取得手段26は、調理容器13の予熱温度が180℃であると推定して、その温度を予熱温度として記憶する。
実施の形態1においては、調理完了後に外部情報端末51の外部撮影手段53の撮影データを用いて調理名、料理名等のタイトルの解析、栄養情報の取得等が行われるが、実施の形態2においては、非接触画像センシング手段34によって、投入された食材の種類、量等を分析するための情報が随時取得される。つまり、制御手段12は、S322において、調理状態取得手段26で取得される、非接触画像センシング手段34のデータを、記憶手段36に記憶させる。
調理を開始して2分が経過すると、S313において、使用者は、ハンバーグを裏返す。
S313に連動して、制御手段12は、S323において、時間情報取得手段32で取得される、調理開始からの経過時間(つまり時間情報)を、記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S323において、調理状態取得手段26で取得される、温度検出手段17の温度データを、記憶手段36に記憶させる。温度検出手段17の温度データは、ハンバーグが裏返されたことによって、一旦温度が低下し180℃に戻る温度データとなる。
実施の形態2においては、非接触画像センシング手段34によって、ハンバーグを裏返す際の使用者の調理動作が、裏返す調理操作の情報として検出され、裏返す調理操作が行われたこと、及び、そのタイミングが記憶される。つまり、制御手段12は、S323において、調理状態取得手段26で取得される、非接触画像センシング手段34のデータを、記憶手段36に記憶させる。
調理を開始して3分が経過すると、S314において、使用者は、調理容器13に蓋をかぶせ、火力を7から4に変更する。
S314に連動して、制御手段12は、S324において、調理状態取得手段26で取得される、使用者が設定した火力を、加熱条件データとして記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S324において、時間情報取得手段32で取得される、調理開始からの経過時間(つまり時間情報)を、記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S324において、調理状態取得手段26で取得される、温度検出手段17の温度データを、記憶手段36に記憶させる。温度検出手段17の温度データが180℃になっていることが記憶される。
実施の形態2においては、非接触画像センシング手段34によって、蓋をする際の使用者の調理動作が、蓋をする調理操作の情報として検出され、蓋をする調理操作が行われたこと、及び、そのタイミングが記憶される。つまり、制御手段12は、S324において、調理状態取得手段26で取得される、非接触画像センシング手段34のデータを、記憶手段36に記憶させる。
調理を開始して10分が経過すると、S315において、使用者は加熱を停止する。
S315に連動して、制御手段12は、S325において、調理状態取得手段26で取得される、使用者が加熱を停止したことを、加熱条件データとして記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S325において、時間情報取得手段32で取得される、調理開始からの経過時間(つまり時間情報)を、記憶手段36に記憶させる。また、制御手段12は、S325において、調理状態取得手段26で取得される、温度検出手段17の温度データを、記憶手段36に記憶させる。温度検出手段17の温度データが180℃になっていることが記憶される。
また、制御手段12は、S326において、出力手段28に、加熱調理器1の制御手段12の記憶手段36に記憶された、時間情報、つまり、時間情報取得手段32の時間情報と、加熱条件データ、調理容器データ、温度データ、撮影データ、3Dデータ等の調理状態取得手段26で取得される調理状態の情報と、を出力させて、処理手段25に、調理情報を作成させて、処理手段25に組み込まれた調理情報管理ソフトに調理情報を登録させる。
つまり、実施の形態1においては、外部情報端末51の調理情報管理ソフトに、調理情報と、外部情報端末51の外部撮影手段53で撮影された撮影データ又はその撮影データに基づいて作成された映像データと、が組み合わされて登録されるが、実施の形態2においては、加熱調理器1内の調理情報管理ソフトに、非接触画像センシング手段34からのデータを含む調理情報が登録され、調理情報管理ソフトは、加熱調理器1の表示操作部15、操作部6等によって操作される。外部情報端末51は、外部通信手段54及び通信手段30を介して、加熱調理器1の調理情報管理ソフトにアクセスすることで、加熱調理器1の調理情報管理ソフトを遠隔操作することができ、また、使用者に調理情報を報知することができる。
必要に応じて、外部情報端末51の外部撮影手段53で撮影された撮影データ又はその撮影データに基づいて作成された映像データが、外部通信手段54及び通信手段30を介して、加熱調理器1内の調理情報管理ソフトに送信されて、調理情報と組み合わせて登録される。
また、調理情報の調理名、料理名等は、使用者自身が加熱調理器1の表示操作部15、操作部6、外部情報端末51の外部表示操作部52を操作することによって、入力する。加熱調理器1内の調理情報管理ソフトから調理情報サーバー81に撮影データと調理情報とを送信させ、調理情報サーバー81の解析によって得られた結果を受信させて表示操作部15又は外部表示操作部52に表示させ、使用者がその結果を選択することによって、調理情報の調理名、料理名等が入力されてもよい。使用者は、必要に応じて、調理情報にコメントを入力することができる。
調理情報サーバー81から解析の結果を受信する際に、同時に、被調理物14の熱量、蛋白量、脂肪量、塩分量等の栄養価、栄養成分等の栄養情報の推定結果を受信させ、調理情報と組み合わせて記憶させて、管理することができる。そのような場合には、今回の被調理物14から摂取される熱量、蛋白量、脂肪量、塩分量等を使用者が知ることができ、使用者の食生活管理、健康管理等が容易化される。
次に、加熱調理器1を備えた加熱調理システム100の、調理情報管理ソフトを用いた調理の一連の動作の一例について説明する。
なお、以下では、被調理物14がハンバーグであり、そのハンバーグを右加熱口8で調理する場合を例として説明しているが、そのような場合に限定されない。例えば、他の被調理物14を、左加熱口9、ラジエントヒーター等で構成される加熱手段20を用いた中央加熱口10、調理室11等で調理してもよい。
図12は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、調理情報管理ソフトを用いた調理の一連の動作の一例を示すフローチャートである。
図12に示されるように、S421において、使用者は、表示操作部15に、調理名、料理名等の候補を表示させて選択する。被調理物14がハンバーグである調理名、料理名等が選択されると、その調理の加熱条件データ等の調理情報が表示される。表示操作部15に、全ての調理名、料理名等の候補が表示されてもよい。また、最近調理した順に調理名、料理名等の候補が表示されてもよく、また、選択回数の多い順に調理名、料理名等の候補が表示されてもよく、また、冷蔵庫等の食材管理システム61から取得される食材管理データに基づいて調理できる調理名、料理名等の候補のみが表示されてもよく、それらの場合には、選択が容易化される。
S422において、使用者は、調理回数、使用者が入力したコメント、火力又は温度設定、調理時間、被調理物14の撮影データ又はその撮影データに基づいて作成された映像データ、過去の調理の日時、調理の分量等の調理情報を、表示操作部15に表示させて参考にしながら、今回の加熱条件を選択して入力し、出力手段28に、非接触画像センシング手段34からのデータを含む調理情報を調理情報入力手段27に出力させる。
制御手段12は、S423において、調理アシストを開始し、被調理物14の前回の調理と同じ右加熱口8の火力を9に設定して、加熱手段20の加熱動作の開始を待機させる。また、制御手段12は、表示操作部15、スピーカー体31に、調理容器13を載置する準備ができたことを報知させる。
制御手段12は、S424において、使用者が調理容器13を載置して操作部6、表示操作部15の設定操作を行って加熱開始を設定すると、調理容器13の調理容器データを取得し、非接触画像センシング手段34からのデータとコイル電流検出回路21と入力電流検出回路22の電流値とから、調理情報の調理容器データと同一の調理容器13であるかの判定を行う。
調理容器13が調理情報の調理容器13と同一と判定される場合には、加熱条件データを再現するように、S411において、被調理物14の調理が開始される。調理容器13が調理情報の調理容器13と異なると判定される場合には、新たな調理容器識別コードが付与されるとともに、調理容器13の外形寸法、底面面積、板厚、材質等の推定によって調理容器データが取得されて記憶手段36に記憶された後、設定された加熱条件が補正されて、S411において、被調理物14の調理が開始される。例えば、底面面積が大きければ、設定された火力を強くする。
被調理物14の調理が開始された後は、加熱条件が、温度データが再現されるように制御される。つまり、時間の経過に伴って、調理情報の温度と温度検出手段17の温度との差が生じる場合には、その温度差を小さくするように加熱手段20の火力が制御される。温度検出手段17の温度が調理情報の温度と比較して高い場合には、火力を弱くし、温度検出手段17の温度が調理情報の温度と比較して低い場合には、火力を強くする。
制御手段12は、S425において、調理開始後の経過時間が、調理情報の温度データが予熱温度180℃に近づく時間になると、表示操作部15、スピーカー体31に、表示、音声等で予熱の完了を報知させ、加熱手段20に予熱温度を維持させる。
調理を開始して2分が経過すると、S412において、使用者がハンバーグのタネ2個を調理容器13に投入することで、被調理物14の加熱が開始される。制御手段12は、非接触画像センシング手段34からのデータを用いて、ハンバーグ投入の調理操作であることを認識して、その時点から調理完了までの調理時間を、調理情報を参照して9分に設定する。温度検出手段17で検出される温度は、被調理物14の投入に伴って低下するが、それ以後は、調理情報の温度データに近づくように、加熱手段20の火力が制御される。
また、その際、制御手段12は、非接触画像センシング手段34のデータから、使用者がハンバーグのタネ2個を投入したことを認識する。調理情報は、ハンバーグのタネ1個の場合の加熱条件データであるため、タネ2個に合わせた加熱条件となるように補正された加熱条件データが設定されることで、良好な調理効果、仕上がりを得ることが可能となり、併せて、加熱条件データの調理時間が補正されることで、1個の場合と比較して長い調理時間が調理完了時間と推定されることとなって、調理完了時間の推定の精度が向上される。
制御手段12は、S426において、被調理物14を裏返す時間に近づくと、表示操作部15、スピーカー体31に、表示、音声等で被調理物14の裏返しを報知させ、使用者は、S413において、被調理物14を裏返す。その際、制御手段12は、非接触画像センシング手段34のデータから、使用者が裏返す調理操作を行ったタイミングを認識して、以降の加熱条件データの火力、報知タイミング等の時系列動作のシーケンスを補正する。なお、制御手段12が、非接触画像センシング手段34のデータから、使用者の動作情報を取得し、使用者の調理操作に応じて、時系列動作のシーケンスを常に補正することで、適切な調理効果、仕上がり等を得ることが可能となる。
制御手段12は、S427において、蓋をかぶせる時間に近づくと、表示操作部15、スピーカー体31に、表示、音声等で調理容器13に蓋をかぶせることを報知させ、使用者は、S414において、調理容器13に蓋をかぶせる。また、制御手段12は、調理情報を参照して火力を弱める。その際、制御手段12は、非接触画像センシング手段34のデータから、使用者が蓋をかぶせる調理操作を行ったタイミングを認識して、以降の加熱条件データの火力、報知タイミング等の時系列動作のシーケンスを補正する。
制御手段12は、S428において、調理完了の時間に近づくと、表示操作部15、スピーカー体31に、調理完了が近いことを報知させる。また、制御手段12は、使用者が加熱を延長する操作をしない場合、及び、使用者が加熱を停止しない場合には、調理開始後の経過時間が11分になると、加熱手段20の加熱を停止状態又は保温状態にする指令を出力し、加熱手段20は、S415において、停止状態又は保温状態となる。加熱手段20の加熱を停止状態とするか保温状態とするかは、予め使用者によって設定される。
使用者が調理の途中で火力を変更する指示を入力した場合、調理時間延長の指示を入力した場合、非接触画像センシング手段34からのデータによって取得される使用者の動作情報から、加熱条件データの補正を行えない調理操作が行われた場合等では、調理アシストが中止され、その中止が使用者に報知されるとともに、それらの指示の情報が新たな調理情報として記憶され、必要に応じて調理情報管理ソフトに登録され、新たな加熱条件データの作成に用いられる。
なお、初めてハンバーグ調理を行う際においても、加熱調理器1の調理情報管理ソフトを操作して、被調理物14がハンバーグの調理手順データを表示させて、選択することによって、加熱条件の自動設定、調理作業のタイミングの報知等の調理アシストを受けることが可能である。そして、焼き加減が嗜好にあわず、使用者が調理時間を変更する指示を入力した場合、火力を変更する指示を入力した場合、非接触画像センシング手段34からのデータによって取得される使用者の動作情報から、加熱条件データの補正を行えない調理操作が行われた場合等では、調理容器データ、加熱条件データ、温度データ、撮影データ、3Dデータ等が調理情報として記憶されることとなって、制御手段12が調理情報管理ソフトにその調理情報を登録させることで、次回の調理時に使用者の嗜好にあった調理をアシストすることが可能である。
<加熱調理システムの作用>
実施の形態2に係る加熱調理器を備えた加熱調理システムの、作用について説明する。
加熱調理器1では、制御手段12が、被調理物14の調理状態を取得する調理状態取得手段26と、関連付けられた時間情報取得手段32の時間情報及び調理状態取得手段26の調理状態の情報、又は、関連付けられた時間情報取得手段32の時間情報と調理状態取得手段26の調理状態の情報に基づいて作成された被調理物14の調理情報を出力する出力手段28と、を有する。そのため、次回の被調理物14の調理に際して、調理の進行に伴って変化する使用者の操作及び調理作業等が反映された被調理物14の調理情報を用いて、使用者の操作及び調理作業等をアシストすることが可能となって、使用者の好み等に応じた調理を行うことが容易化される。
また、加熱調理器1では、調理状態取得手段26が、加熱条件を調理状態として取得する。そのため、使用者は、次回の被調理物14の調理に際して、それ以前に被調理物14の調理を行った際の火力、温度等の設定データ、調理時間等の時間情報等を確認することが可能となる。また、類似の調理を行う際に、火力、温度等の設定、加熱時間、調理の途中で火力、温度等を変更する設定の履歴等の加熱条件データを参考として、加熱調理器1の加熱条件の設定、調理時間等を管理することが可能となる。つまり、使用者の調理作業が支援されて調理の作業性が向上されるとともに、過去の調理情報に基づいて調理することが可能となって、使用者の嗜好にあった調理の仕上がりを得ることが可能となる。
また、加熱調理器1では、被調理物14の調理の進行に伴って変化する物理量である、撮影データ及び3Dデータを検出する非接触画像センシング手段34を備え、非接触画像センシング手段34からのデータに基づいて、調理容器13の形状、寸法、画像データ、種類を含む調理容器データ、調理容器13が載置された右加熱口8、左加熱口9、中央加熱口10、調理室11等の情報、調理容器13に使用者が投入する被調理物14である食材の形状、寸法、画像データ、種類、量、栄養情報のうちの少なくとも一つである食材情報、使用者動作データ又は使用者動作データに基づく調理操作データ等の調理状態の情報を取得して調理情報を作成する。そして、その調理情報を、表示操作部15、スピーカー体31に表示、音声等で報知させる。そのため、使用者の調理作業が支援されて調理の作業性が向上されるとともに、過去の調理情報に基づいて調理することが可能となって、使用者の嗜好にあった調理の仕上がりを得ることが可能となる。
また、加熱調理器1では、通信手段30を備えるため、使用者が外部情報端末51等を用いて調理情報を取得することが可能となって、加熱調理器1から離れたところで献立を考えることが可能となって、調理の検討、計画の立案等がしやすくなって、使用者の利便性が向上される。
また、外部情報端末51では、加熱調理器1と通信する外部通信手段54と外部表示操作部52とを備え、加熱調理器1から調理状態の情報を受信して外部記憶手段56に記憶して、加熱調理器1の制御手段12では処理するのに負荷の高い高度な処理を行うことが可能である。そのため、調理情報に基づく「お勧め」の加熱条件等の推定が容易化されることとなって、使用者の嗜好にあった調理の仕上がりを得ることが可能となり、また、使用者の利便性が向上される。また、加熱調理器1が、処理能力が高い制御手段12を備える必要性が低減されて、低コスト化される。
また、加熱調理器1では、非接触画像センシング手段34からの撮影データと、撮影データに基づく調理名、料理名等のタイトルと、を調理情報に含んで記憶手段36に記憶することが可能である。そのため、使用者が、調理情報を検索及び参照する際に、希望する調理情報を探すことが容易化され、また、使用者の調理の計画のしやすさ、調理作業性等が向上される。
また、加熱調理器1では、表示操作部15がタッチパネルを有し、使用者が入力した調理名、料理名等のタイトル、調理、料理等に付随するコメント、ブックマーク、分類のための識別記号等を、調理情報に含んで記憶手段36に記憶することが可能である。そのため、使用者が、調理情報を検索及び参照する際に、希望する調理情報を探すことが容易化され、また、使用者の調理の計画のしやすさ、調理作業性等が向上される。
また、加熱調理器1では、外部通信手段54によって、インターネット回線等の通信網を介して調理情報サーバー81であるネットワークサーバーと通信することが可能であり、調理情報サーバー81に記憶された情報に基づいて、被調理物14の調理情報を取得することが可能である。そのため、加熱調理器1で過去に調理を行ったことのない、調理名、料理名等のタイトルの調理においても、調理情報を参照でき、加熱条件データを取得して調理アシストを行うことができ、使用者の調理の計画のしやすさ、調理作業性等が向上される。
また、加熱調理器1では、制御手段12が、調理情報に含まれる加熱条件データを用いて、加熱手段20の加熱条件の設定を行って、加熱手段20の加熱開始を待機させる。そのため、使用者が加熱手段20の加熱条件の設定のために表示操作部15、操作部6等を操作する頻度が少なくなる又はなくなって、使用者が加熱条件を考えることの必要性が低減されて、使用者の調理作業性が向上され、また、適切な加熱条件の自動設定が可能となって、良好な調理の仕上がりを得ることが可能となる。
また、加熱調理器1では、調理情報に含まれる加熱条件データを、非接触画像センシング手段34からのデータによって取得される調理容器13の形状、寸法等の調理容器データ、及び、被調理物14の投入量の少なくとも一方によって補正した加熱条件データを用いて、加熱手段20の加熱動作が制御される。そのため、使用者が火力調整、温度設定のために表示操作部15、操作部6等を操作しなくても、調理情報の温度データを再現するように加熱手段20を制御することができることで、調理作業性が向上され、また、自動で温度データが再現されることで、使用者の嗜好にあった良好な調理の仕上がりを得ることが可能となる。
また、加熱調理器1では、調理情報に含まれる調理容器13の予熱完了時間に近づくと、制御手段12が、報知手段として機能する表示操作部15、スピーカー体31に、被調理物14である食材を調理容器13へ投入するタイミングである旨を報知させ、その予熱完了時間が、非接触画像センシング手段34からのデータによって補正される。そのため、使用者の調理作業がアシストされて、調理作業性が向上され、また、調理容器13を適切な温度で調理することが可能となって、良好な調理効果、仕上がり等を得ることが可能となる。また、不要な予熱時間が生じることが抑制されて、加熱調理器1が省エネルギー化される。
また、加熱調理器1では、調理情報に含まれる被調理物14の調理完了時間に近づくと、制御手段12が、報知手段として機能する表示操作部15、スピーカー体31に、加熱手段20を停止するタイミングである旨を報知させ、その調理完了時間が、非接触画像センシング手段34からのデータによって補正される。そのため、使用者の調理作業がアシストされて、調理作業性が向上され、また、調理容器13を適切な調理時間で調理することが可能となって、良好な調理効果、仕上がり等を得ることが可能となる。また、調理時間が無駄に長くなることが抑制されて、加熱調理器1が省エネルギー化される。
また、加熱調理器1では、調理情報に含まれる被調理物14の調理完了時間になると、制御手段12が、加熱手段20の加熱動作を停止状態にする、又は、保温状態にして低火力状態又は間欠加熱状態にし、その調理完了時間が、非接触画像センシング手段34からのデータによって補正される。そのため、使用者の調理作業がアシストされて、調理作業性が向上され、また、被調理物14の焦げ付きが抑制されて、良好な調理効果、仕上がり等を得ることが可能となる。また、無駄に加熱されることが抑制されて、加熱調理器1が省エネルギー化される。
また、加熱調理器1では、冷蔵庫等の食材管理システム61の食材管理データを取得して、冷蔵庫等の食材を用いて調理できると推測される料理を、調理情報から選択し、調理名、料理名等のタイトルを、外部報知手段として機能する外部表示操作部52の表示によって報知させる。そのため、使用者の調理、料理等の検討、選択等が容易化されて、調理作業性が向上される。
また、加熱調理器1では、非接触画像センシング手段34からのデータを用いて被調理物14として投入された食材の種類、量等の食材情報を取得し、その食材情報を含む調理情報を用いて、被調理物14の熱量、蛋白量、脂肪量、塩分量等の栄養価、栄養成分等の栄養情報が取得され、その栄養情報を、外部報知手段として機能する外部表示操作部52の表示によって報知させる。そのため、使用者が被調理物14から摂取される栄養価、栄養成分等を知ることが可能となって、食生活管理、健康管理が容易化される。また、調理情報に付随して栄養情報が報知されるため、これから調理する被調理物14の選択が容易化されて、調理作業性が向上される。
以上、実施の形態1及び実施の形態2について説明したが、本発明は各実施の形態の説明に限定されない。例えば、各実施の形態の全て又は一部を組み合わせることも可能である。
1 加熱調理器、2 筐体、3 筐体上部、4 トッププレート、5 吸排気口カバー、6 操作部、7 調理室扉、8 右加熱口、9 左加熱口、10 中央加熱口、11 調理室、12 制御手段、13 調理容器、14 被調理物、15 表示操作部、17 温度検出手段、19 インバータ回路、20 加熱手段、21 コイル電流検出回路、22 入力電流検出回路、24 加熱コイル、25 処理手段、26 調理状態取得手段、27 調理情報入力手段、28 出力手段、30 通信手段、31 スピーカー体、32 時間情報取得手段、33 撮影窓部、34 非接触画像センシング手段、34a 撮影手段、34b 発光部、35 撮影手段、36 記憶手段、51 外部情報端末、52 外部表示操作部、53 外部撮影手段、54 外部通信手段、55 外部処理手段、56 外部記憶手段、57 外部出力手段、58 外部時間情報取得手段、61 食材管理システム、71 HEMS、81 調理情報サーバー、100 加熱調理システム。

Claims (30)

  1. 被調理物を加熱する加熱手段と、
    前記被調理物の加熱条件を設定する加熱条件入力手段と、
    前記加熱条件に基づいて、前記加熱手段を制御する制御手段と、
    前記被調理物の調理時に、日時及び経過時間のうちの少なくとも一方である時間情報を取得する時間情報取得手段と、
    前記被調理物の調理の進行に伴って変化する物理量を検出する物理量検出手段と、
    を備え、
    前記物理量検出手段は、使用者調理動作に関するデータを前記物理量として検出する非接触画像センシング手段を含み、
    前記制御手段は、
    前記物理量を含む前記被調理物の調理状態を取得する調理状態取得手段と、
    関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態、又は、関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報を出力する出力手段と、を有する、
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記調理状態取得手段は、前記加熱条件を前記調理状態として取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記物理量検出手段は、温度データを前記物理量として検出する温度検出手段を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 前記物理量検出手段は、撮影データを前記物理量として検出する撮影手段を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  5. 前記非接触画像センシング手段は、前記使用者の調理動作を示す撮影データと3Dデータとを前記物理量として検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  6. 外部機器と通信する通信手段を備え、
    前記出力手段は、関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態、又は、関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報を、前記通信手段に出力する、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の加熱調理器。
  7. 前記制御手段は、
    関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報を入力する調理情報入力手段を有し、
    前記出力手段は、関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報を、前記調理情報入力手段に出力する、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の加熱調理器。
  8. 前記制御手段は、
    関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報を入力する調理情報入力手段を有し、
    前記通信手段は、関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報を、前記調理情報入力手段に出力する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の加熱調理器。
  9. 前記制御手段は、関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報を、前記加熱条件の設定に反映させる、
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の加熱調理器。
  10. 前記制御手段は、前記加熱条件入力手段が操作されるまで、前記加熱手段の加熱動作の開始を待機させる、
    ことを特徴とする請求項9に記載の加熱調理器。
  11. 関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報は、調理を終了するタイミングであり、
    前記制御手段は、前記調理を終了するタイミングになると、前記加熱手段を停止状態又は保温状態にする、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の加熱調理器。
  12. 関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報は、前記調理状態を変化させるタイミングであり、
    前記制御手段は、前記調理状態を変化させるタイミングを報知させる、
    ことを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の加熱調理器。
  13. 前記調理状態を変化させるタイミングは、調理を終了させるタイミングである、
    ことを特徴とする請求項12に記載の加熱調理器。
  14. 関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報は、前記被調理物の栄養情報であり、
    前記制御手段は、前記栄養情報を報知させる、
    ことを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の加熱調理器。
  15. 関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報は、前記被調理物の食材情報であり、
    前記制御手段は、前記食材情報と食材管理データとに基づいて選択された調理できる前記被調理物を報知させる、
    ことを特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載の加熱調理器。
  16. 関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報は、調理時間、消費電力量、及び消費電力の推移のうちの少なくとも一つであり、
    前記出力手段は、前記調理時間、消費電力量、及び消費電力の推移のうちの少なくとも一つを、前記通信手段に出力する、
    ことを特徴とする請求項6又は8に記載の加熱調理器。
  17. 関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報は、電力制限の緩和量及び緩和時間のうちの少なくとも一方の要求であり、
    前記出力手段は、前記要求を、前記通信手段に出力する、
    ことを特徴とする請求項6、8、16の何れか一項に記載の加熱調理器。
  18. 関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報は、前記被調理物の複数回の調理から統計的に得られたものである、
    ことを特徴とする請求項1〜17の何れか一項に記載の加熱調理器。
  19. 請求項6又は8に記載の加熱調理器と、
    前記外部機器である外部情報端末と、
    を備えたことを特徴とする加熱調理システム。
  20. 前記外部情報端末は、
    外部撮影手段と、
    関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態、又は、関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報と、前記外部撮影手段で検出された撮影データ、又は、該撮影データに基づいて作成された映像データと、を関連付けて記憶する外部記憶手段と、を有する、
    ことを特徴とする請求項19に記載の加熱調理システム。
  21. 前記外部情報端末は、
    ネットワークと通信する外部通信手段と、
    関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態、又は、関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報を、前記外部通信手段に出力する外部出力手段と、を有する、
    ことを特徴とする請求項19又は20に記載の加熱調理システム。
  22. 前記外部情報端末は、関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態、又は、関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報を報知させる、
    ことを特徴とする請求項19〜21の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  23. 関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報は、前記調理状態を変化させるタイミングであり、
    前記外部情報端末は、前記調理状態を変化させるタイミングを報知させる、
    ことを特徴とする請求項19〜22の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  24. 前記調理状態を変化させるタイミングは、調理を終了させるタイミングである、
    ことを特徴とする請求項23に記載の加熱調理システム。
  25. 関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報は、前記被調理物の栄養情報であり、
    前記外部情報端末は、前記栄養情報を報知させる、
    ことを特徴とする請求項19〜24の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  26. 関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報は、前記被調理物の食材情報であり、
    前記外部情報端末は、前記食材情報と食材管理データとに基づいて選択された調理できる前記被調理物を報知させる、
    ことを特徴とする請求項19〜25の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  27. 関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報は、調理時間、消費電力量、及び消費電力の推移のうちの少なくとも一つであり、
    前記外部出力手段は、前記調理時間、消費電力量、及び消費電力の推移のうちの少なくとも一つを、前記外部通信手段に出力する、
    ことを特徴とする請求項21に記載の加熱調理システム。
  28. 関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報は、電力制限の緩和量及び緩和時間のうちの少なくとも一方の要求であり、
    前記外部出力手段は、前記要求を、前記外部通信手段に出力する、
    ことを特徴とする請求項21又は27に記載の加熱調理システム。
  29. 関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報は、前記被調理物の複数回の調理から統計的に得られたものである、
    ことを特徴とする請求項19〜28の何れか一項に記載の加熱調理システム。
  30. 被調理物を加熱する加熱手段と、
    前記被調理物の加熱条件を設定する加熱条件入力手段と、
    前記加熱条件に基づいて、前記加熱手段を制御する制御手段と、
    前記被調理物の調理時に、日時及び経過時間のうちの少なくとも一方である時間情報を取得する時間情報取得手段と、
    前記被調理物の調理の進行に伴って変化する物理量を検出する物理量検出手段と、
    を備え、
    前記物理量検出手段は、使用者調理動作に関するデータを前記物理量として検出する非接触画像センシング手段を含む加熱調理器の制御方法であって、
    前記物理量を含む前記被調理物の調理状態を取得する調理状態取得段階と、
    関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態、又は、関連付けられた前記時間情報及び前記調理状態に基づいて作成された前記被調理物の調理情報を出力する出力段階と、を有する、
    ことを特徴とする加熱調理器の制御方法。
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