JP7394009B2 - 加熱調理システム - Google Patents

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Description

本明細書に開示する技術は、加熱調理システムに関する。
特許文献1に、加熱調理器と、加熱調理器と通信する調理情報端末を備える調理システムが開示されている。加熱調理器は、調理物の加熱条件や調理時間を記録する記録モードと、記録モードで記録した加熱条件や調理時間に従い再現する再現モードで動作可能である。記録モードで記録された調理物の加熱条件や調理時間は、調理情報端末に送信される。調理情報端末は、送信された加熱条件や調理時間に基づいて調理情報データを生成し、生成した調理情報データを調理情報端末のメモリに記憶する。再現モードで調理メニューを再現する際には、記憶された調理情報データを調理情報端末から読み出し、読み出された調理情報データに従い加熱調理器で調理する。
特開2007-107766号公報
一般的に、加熱調理器には、調理物の調理温度が所定の閾値温度を超えると調理物の加熱を停止する過熱防止機能が設けられている。特許文献1の加熱調理システムでは、記録モード実行時に閾値温度まで余裕がない温度(閾値温度に近い温度)に達しても、閾値温度を超えていなければその加熱条件及び調理時間が記録される。しかしながら、閾値温度まで余裕のない状態で記録されると、再現モードで調理したときに、記録時との僅かな状態の違い(例えば、食材の置き方や量の僅かな違い)により閾値温度を超えてしまうことがある。このような場合にまで過熱防止機能により加熱が停止されると、利便性が悪いという問題があった。
本明細書は、記憶させた調理メニューを再現可能な加熱調理システムにおいて、再現時の利便性を向上させる技術に関する。
本明細書に開示する加熱調理システムは、調理物を加熱する加熱部と、調理物の調理温度を検出する温度検出部と、加熱部による加熱条件を入力する入力部と、調理物に対する調理時間を計時する計時部と、加熱部を制御する制御部と、調理情報を記憶する記憶部を備えている。調理情報は、1つ以上の調理条件を含んでおり、調理条件は、加熱条件と、当該加熱条件に関連付けられた調理時間と、当該加熱条件に関連付けられた調理温度を含んでいる。制御部は、入力部に入力される加熱条件に基づいて加熱部を制御するとともに、入力部に入力される加熱条件と、計時部で計時される調理時間と、温度検出部で検出される調理温度に基づいて、調理情報を記憶部に記録する記録モードと、記録モードで記録された調理情報に基づいて加熱部を制御する再現モードを実行可能である。制御部は、加熱部が調理物を加熱している時に、温度検出部で検出される調理温度と閾値温度とに基づいて、過熱状態の有無を判断するように構成されている。制御部は、所定の条件が満たされた場合に、再現モードの実行時に、記録モードの実行時の閾値温度である第1閾値温度より高い第2閾値温度を閾値温度として過熱状態の有無を判断する。所定の条件は、記録モードで記録された調理情報に含まれる調理温度の最大値が、第1閾値温度から所定範囲内にあることを含む。
上記の加熱調理システムでは、所定の条件が満たされた場合には、再現モード実行時に、記録モード実行時の閾値温度(第1閾値温度)より高い閾値温度(第2閾値温度)で過熱状態の有無を判断する。これにより、再現モード実行時の調理温度が、第1閾値温度より高くなっても第2閾値温度より低ければ、再現モード実行時に過熱状態と判断されない。このため、再現モード実行時に加熱が停止されることを抑制することができ、利便性を向上することができる。
また、記録モード実行時に、調理温度が閾値温度に近くなった状態(所定範囲内)で記録されていたときに、再現モード実行時の閾値温度が記録モード実行時の閾値温度より高くされる。すなわち、再現モード実行時の状態に関わらず、再現モード実行時の閾値温度を高くすることができる。
本明細書に開示する加熱調理システムは調理物を加熱する加熱部と、調理物の調理温度を検出する温度検出部と、加熱部による加熱条件を入力する入力部と、調理物に対する調理時間を計時する計時部と、加熱部を制御する制御部と、調理情報を記憶する記憶部を備えている。調理情報は、1つ以上の調理条件を含んでおり、調理条件は、加熱条件と、当該加熱条件に関連付けられた調理時間と、当該加熱条件に関連付けられた調理温度を含んでいる。制御部は、入力部に入力される加熱条件に基づいて加熱部を制御するとともに、入力部に入力される加熱条件と、計時部で計時される調理時間と、温度検出部で検出される調理温度に基づいて、調理情報を記憶部に記録する記録モードと、記録モードで記録された調理情報に基づいて加熱部を制御する再現モードを実行可能である。制御部は、加熱部が調理物を加熱している時に、温度検出部で検出される調理温度と閾値温度とに基づいて、過熱状態の有無を判断するように構成されている。制御部は、所定の条件が満たされた場合に、再現モードの実行時に、記録モードの実行時の閾値温度である第1閾値温度より高い第2閾値温度を閾値温度として過熱状態の有無を判断する。所定の条件は、再現モードの実行時に温度検出部で検出される調理温度が、記録モードで記録された調理情報における調理温度より所定温度以上高いことを含んでい。このような構成によると、再現モード実行時の調理温度が、記録モード実行時の調理温度より所定温度以上高くなったときに、再現モード実行時の閾値温度が記録モード実行時の閾値温度より高くされる。このため、再現モード実行時に必要に応じて閾値温度を高くすることができる。
本明細書に開示する加熱調理システムは、調理物を加熱する加熱部と、調理物の調理温度を検出する温度検出部と、加熱部による加熱条件を入力する入力部と、調理物に対する調理時間を計時する計時部と、加熱部を制御する制御部と、調理情報を記憶する記憶部を備えている。調理情報は、1つ以上の調理条件を含んでおり、調理条件は、加熱条件と、当該加熱条件に関連付けられた調理時間と、当該加熱条件に関連付けられた調理温度を含んでいる。制御部は、入力部に入力される加熱条件に基づいて加熱部を制御するとともに、入力部に入力される加熱条件と、計時部で計時される調理時間と、温度検出部で検出される調理温度に基づいて、調理情報を記憶部に記録する記録モードと、記録モードで記録された調理情報に基づいて加熱部を制御する再現モードを実行可能である。制御部は、加熱部が調理物を加熱している時に、温度検出部で検出される調理温度と閾値温度とに基づいて、過熱状態の有無を判断するように構成されている。制御部は、所定の条件が満たされた場合に、再現モードの実行時に、記録モードの実行時の閾値温度である第1閾値温度より高い第2閾値温度を閾値温度として過熱状態の有無を判断する。制御部は、記録モードの実行時には、第1閾値温度を閾値温度として過熱状態の有無を判断する。所定の条件は、再現モードの実行時に温度検出部で検出される調理温度が、第1閾値温度から所定範囲内にあることを含んでい。このような構成によると、再現モード実行時の調理温度が閾値温度に近くなった状態(所定範囲内)になったときに、再現モード実行時の閾値温度が記録モード実行時の閾値温度より高くされる。このため、再現モード実行時に必要に応じて閾値温度を高くすることができる。
本明細書に開示する加熱調理システムでは、加熱部、温度検出部、入力部及び制御部は、加熱調理器に設けられていてもよい。記憶部は、加熱調理器と通信可能な外部端末に設けられていてもよい。このような構成によると、記憶部を外部端末に設けることによって、加熱調理器のメモリにかかる負担を低減することができる。
実施例に係る加熱調理システムの構成を示すブロック図。 加熱調理器の構成を示す図。 加熱調理器の制御部によって実行される処理の一例を示すフローチャート。 記録モード実行時に温度センサから取得した温度と時間との関係の一例を示す図。 加熱調理器の制御部によって実行される処理の他の一例を示すフローチャート。 再現モード実行中に閾値温度を変更するか否かを判断する処理の一例を示すフローチャート。 再現モード実行時に温度センサから取得した温度と時間との関係の一例を示す図。 再現モード実行中に閾値温度を変更するか否かを判断する処理の他の一例を示すフローチャート。 再現モード実行時に温度センサから取得した温度と時間との関係の他の一例を示す図。
(実施例1)
図面を参照して、本実施例に係る加熱調理システム1について説明する。図1に示すように、加熱調理システム1は、加熱調理器2と、携帯端末200を備えている。
図2に示すように、加熱調理器2は、システムキッチンに組み込んで使用されるガス燃焼式のビルトインコンロである。加熱調理器2は、前面4aがシステムキッチンの手前側に露出する本体4と、本体4の上部に配置されており、システムキッチンのカウンタトップに露出する天板6と、を備えている。天板6には、加熱対象物である鍋やフライパン等の調理容器を支持する3つの五徳8a、8b、8cと、それぞれの五徳8a、8b、8cに対応して設けられており、それぞれの五徳8a、8b、8cに支持された加熱対象物を加熱する3つのコンロバーナ10a、10b、10cと、それぞれのコンロバーナ10a、10b、10cに対応して設けられている温度センサ12a、12b、12cと、が設けられている。各コンロバーナ10a、10b、10cには、ガス供給路(図示省略)が接続されている。ガス供給路には、コンロバーナ10aへのガスの供給量を調整するための流量調整弁(図示省略)が設けられている。コンロバーナ10aは、コンロバーナ10aにガスが供給されている状態でイグナイタ(図示省略)を動作させることで、点火する。コンロバーナ10aへのガスの供給量を調整することで、コンロバーナ10aの加熱量を調整することができる。そして、コンロバーナ10aへのガスの供給が停止されることで、コンロバーナ10aは消火される。コンロバーナ10b、10cは、コンロバーナ10aと同様の構造を有する。温度センサ12a、12b、12cは、五徳8a、8b、8cに支持される加熱対象物の温度を検出する。本体4は、本体4の内部に設けられて食材を収容するグリル庫20と、本体4の前面4aに配置されてグリル庫20を開閉するグリル扉22と、本体4の前面4aにおいてグリル扉22の右側に設けられたコンロ操作部24と、本体4の前面4aにおいてグリル扉22の左側に設けられたグリル操作部26と、を備えている。なお、グリル庫20の内部には、グリル庫20内に収容した食材を加熱するグリルバーナ20a(図1参照)と、グリル庫20内の温度を検出する温度センサ72(図1参照)が設けられている。
コンロ操作部24は、加熱調理器2の電源スイッチ40と、3つの加熱量操作部42a、42b、42cと、パネル操作部44と、を備える。加熱量操作部42a、42b、42cは、それぞれ、コンロバーナ10a、10b、10cに対応する。また、加熱量操作部42a、42b、42cは、それぞれ、青色、緑色又は赤色に発光可能なLED発光部43a、43b、43cによって囲まれている。加熱量操作部42aは、コンロバーナ10aの点火及び消火を行うとともに、コンロバーナ10aの加熱量の調整を行うための操作部である。加熱量操作部42aは、オルタネイト型のスイッチである。ユーザによって加熱量操作部42aを消火位置から点火位置に移動させるための操作(以下では、「点火操作」と呼ぶ)が実行されると、コンロバーナ10aが点火され、ユーザによって加熱量操作部42aを消火位置から点火位置に移動させるための操作(以下では、「消火操作」と呼ぶ)が実行されると、コンロバーナ10aが消火される。点火位置とは、加熱量操作部42aの前面が本体4の前面4aよりも前方に突出している位置であり、消火位置とは、加熱量操作部42aが本体4内に収容されている位置である。また、ユーザは、加熱量操作部42aが点火位置に位置している状態において、加熱量操作部42aを時計方向又は反時計方向に操作することで、コンロバーナ10aの加熱量を調整することができる。加熱量操作部42b、42cは、加熱量操作部42aと同じ構造を有する。
パネル操作部44は、表示部46と、加熱温度操作部48a、48bと、調理モード選択操作部50a、50bと、加熱時間操作部52a、52b、52cと、調理メニュー選択操作部54と、記録モード指示部56と、を備える。表示部46には、各コンロバーナ10a、10b、10cの動作状態などが表示される。加熱温度操作部48aは、コンロバーナ10aによって加熱される加熱対象物の温度(例えば、180℃)を設定するための操作部である。加熱時間操作部52aは、コンロバーナ10aの加熱時間(例えば、5分)を設定するための操作部である。調理モード選択操作部50aは、記録モードと再現モードを選択するための操作部である。加熱温度操作部48b、調理モード選択操作部50b、加熱時間操作部52bは、コンロバーナ10bに対応する操作部である点を除いて、それぞれ、加熱温度操作部48a、調理モード選択操作部50a、加熱時間操作部52aと同様の機能を有する。調理メニュー選択操作部54は、再現モードで再現調理する調理メニューを選択するための操作部である。記録モード指示部56は、記録モードの実行中に、記録の開始又は記録の終了を指示するための操作部である。加熱時間操作部52cは、コンロバーナ10cに対応する操作部である点を除いて、加熱時間操作部52aと同様の機能を有する。
グリル操作部26は、加熱量操作部60と、パネル操作部62と、を備える。加熱量操作部60は、青色、緑色又は赤色に発光可能なLED発光部61によって囲まれている。ユーザは、加熱量操作部60を操作することによって、グリルバーナ20aの点火及び消火を行うとともに、グリルバーナ20aの加熱量の調整を行うことができる。加熱量操作部60の構造は、コンロ操作部24の加熱量操作部42aと同様である。
パネル操作部62は、表示部64と、調理モード選択操作部66と、調理メニュー選択操作部68と、記録モード指示部70と、を備える。表示部64には、グリルバーナ20aの動作状態などが表示される。調理モード選択操作部66、調理メニュー選択操作部68、記録モード指示部70の機能はグリルバーナ20aに対応する操作部である点を除いて、それぞれ、調理モード選択操作部50a、調理メニュー選択操作部54、記録モード指示部56と同様の機能を有する。
続いて、図1を参照して、加熱調理器2の制御構成について説明する。なお、図1では、説明を分かり易くするために、コンロバーナ10b、10c、温度センサ12b、12c、加熱量操作部42b、42c、LED発光部43b、43c、加熱温度操作部48b、調理モード選択操作部50b、及び、加熱時間操作部52b、52cについて図示を省略している。また、以下では、図2で説明した構成については説明を省略する。
加熱調理器2は、通信実行部100と、制御部110と、を備えている。通信実行部100は、外部機器との無線通信を実行するためのインターフェースである。加熱調理器2は、通信実行部100を介して、外部機器との無線通信を実行することができる。無線通信としては、例えば、Bluetooth(登録商標)による通信を用いることができる。加熱調理器2は、通信実行部100を介して、携帯端末200との無線通信を実行可能である。また、加熱調理器2は、通信実行部100を介して、加熱調理器2が設置されているシステムキッチンのレンジフード、照明など(図示省略)との無線通信を実行可能である。
制御部110は、加熱調理器2の各構成要素の動作を制御する。制御部110は、加熱制御部112と、指示送信部114と、計時部116と、を備える。加熱制御部112は、各バーナ10a、10b、10c、20aの動作を制御する。指示送信部114は、各操作部がユーザによって操作される場合に、当該操作部への操作に応じた指示を、加熱制御部112に送信する。計時部116は、各バーナ10a、10b、10c、20aによる加熱対象物の加熱時間(以下、調理時間ともいう)を計時する。計時部116で計時する調理時間には、消火状態で調理する予熱や余熱も含まれる。また、制御部110は、メモリ120を備えている。メモリ120は、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどによって構成される。メモリ120には、調理メニューデータが格納されている。調理メニューデータは、再現調理を実行するためのデータである。
また、加熱調理器2は、通常モードと、調理メニューデータを記録する記録モードと、記録された調理メニューデータに従った再現調理を実行する再現モードと、のいずれかの動作モードで動作する。通常モード及び記録モードでは、加熱調理器2は、ユーザの加熱量操作部42a、42b、42c又は60に対する操作に従い、コンロバーナ10a、10b、10c又はグリルバーナ20aの加熱量を制御する。再現モードでは、加熱調理器2は、記録された調理メニューデータに従ってコンロバーナ10a、10b、10c又はグリルバーナ20aの加熱量を制御する。
さらに、制御部110は、コンロバーナ10a、10b、10c又はグリルバーナ20aが加熱対象物を加熱している時に、温度センサ12a、12b、12c、72で検出される温度と閾値温度とに基づいて、過熱状態の有無を判断する。閾値温度は、加熱対象物の温度やグリル庫20内の温度が過熱状態であることを示す温度である。過熱状態は、例えば、加熱対象物に焦げが生じる状態である。例えば、閾値温度は、加熱対象物の温度やグリル庫20内の温度が、一旦平衡状態になってから、さらに上昇したときの温度に設定することができる。制御部110は、コンロバーナ10a、10b、10c又はグリルバーナ20aが過熱状態であると判断すると、コンロバーナ10a、10b、10c又はグリルバーナ20aによる加熱を停止する。これにより、加熱対象物が焦げ付くことを防止することができ、ユーザの利便性を向上できる。閾値温度は、メモリ120に予め記憶されている。また、制御部110は、過熱状態の有無を判断する際の閾値温度を変更することができる。閾値温度の変更については、後に詳述する。
加熱調理器2との無線通信を実行可能な携帯端末200について説明する。携帯端末200は、携帯電話、スマートフォン、PDA、ノートPC、タブレットPC等の可搬型の端末装置である。携帯端末200は、表示部202と、通信実行部204と、制御部210と、を備える。表示部202は、様々な情報を表示するためのディスプレイであり、いわゆるタッチパネル(即ち操作部)としても機能する。通信実行部204は、加熱調理器2との無線通信を実行するためのインターフェースである。制御部210は、携帯端末200の動作を制御する。また、制御部210は、メモリ212を備える。メモリ212には、加熱調理器2から送信された調理メニューデータが格納されている。
図3を参照して、加熱調理器2の制御部110によって実行される処理について説明する。制御部110は、通常モード、記録モード、再現モードのいずれかの動作モードで処理を実行する。加熱調理器2の電源をONにするために、ユーザが電源スイッチ40をONにすると、制御部110は、図3の処理を開始する。なお、図3では、グリルバーナ20aを利用した調理が実行される場合を例として、説明する。
電源スイッチ40がONされると、まず、制御部110は、記録モードが選択されたか否かを判断する(S12)。制御部110は、ユーザによって調理モード選択操作部66が操作され、記録モードが選択されたときに、記録モードが選択されたと判断する。記録モードに移行すると、LED発光部61が緑色に発光する。記録モードが選択されると(ステップS12でYES)、制御部110は、ユーザによって記録モード指示部70が操作されて、記録の開始が選択される(S14)まで待機する(ステップS14でNO)。記録の開始が選択されると(ステップS14でYES)、記録モードを実行する(S16)。記録モード実行中は、ユーザが加熱量操作部60を操作することにより、グリルバーナ20aの加熱量が調整される。制御部110は、ユーザによって調整された加熱量をメモリ120に記憶させる。このとき、制御部110は、加熱量と共に、計時部116によって計時された時間をメモリ120に記憶させる。また、制御部110は、記録モード実行中、温度センサ72で検出した温度を常時取得し、メモリ120に記憶させる。なお、制御部110は、温度センサ72から単位時間毎(例えば、15秒毎)に検出温度を取得してもよい。単位時間毎に検出温度を取得すると、常時取得する場合と比較してデータ量を低減することができる。
また、制御部110は、グリルバーナ20aによる加熱中、過熱状態の有無を常時判断している。具体的には、制御部110は、温度センサ72で検出される温度がメモリ120に記憶されている閾値温度を超えると、過熱状態であると判断し、グリルバーナ20aを消火状態にする。このため、記録モード実行中に過熱状態と判断された場合には、グリルバーナ20aは消火される。本実施例では、制御部110は、記録モード実行中に過熱状態と判断しなかった(すなわち、温度センサ72で検出される温度が閾値温度を超えなかった)ものとする。
次いで、制御部110は、記録の終了が選択されたか否かを判断し(S18)、記録の終了が選択されるまでステップS16の記録モードの実行を継続する(ステップS18でNO)。すなわち、制御部110は、記録の終了が選択されるまで記録モードを実行する。
記録の終了が選択されると(ステップS18でYES)、制御部110は、記録モードの実行を終了し、記録された調理メニューデータから、検出温度の最大値(以下、最大温度Tfともいう)を特定する(S20)。例えば、図4に示す例では、最大温度Tfは、時間t1の時点の温度である。上述したように、本実施例では、記録モード実行中に過熱状態と判断されていないため、最大温度Tfは、閾値温度Tより低い。
図3に示すように、次いで、制御部110は、閾値温度Tと最大温度Tfとの差分が、所定値以上(すなわち、T-Tf≧所定値)であるか否かを判断する(S22)。所定値は、閾値温度Tと最大温度Tfとの間に余裕があるか否か判断するための値であり、例えば、5℃である。閾値温度Tと最大温度Tfとの差分が所定値より小さいと(ステップS22でNO)、最大温度Tfは、閾値温度Tから所定値(例えば、5℃)以内であり、図4に示すように、記録モード実行時のグリル庫20内の温度は、閾値温度Tに近い温度に達し、閾値温度Tまで余裕のない状態であったと言える。このような状態で再現モードを実行すると、グリル庫20内の状態の僅かな違いにより、グリル庫20内の温度が閾値温度Tを超える可能性がある。再現モード実行時に、グリル庫20内の温度が過熱状態を示す閾値温度Tを僅かに超えたとしても、安全性や再現調理による料理の再現性に問題が生じない一方で、グリル庫20内の温度が閾値温度Tを超えるとグリルバーナ20aが消火され、利便性が低下する。このため、図3に示すように、制御部110は、閾値温度を、予め記憶されている閾値温度Tより高い閾値温度T′に変更する(S24)。閾値温度T′は、記録モード実行時の最大温度Tfに対して余裕のある温度であり、例えば、特定された最大温度Tfより10℃高い温度である。
一方、閾値温度Tと最大温度Tfとの差分が所定値以上の場合(ステップS22でYES)、最大温度Tfは、閾値温度Tより所定値(例えば、5℃)以上小さいため、記録モード実行時のグリル庫20内の温度は、閾値温度Tまで余裕があったと言える。このため、制御部110は、閾値温度を閾値温度T′に変更しない。すなわち、閾値温度は、予め記憶されている閾値温度Tとなる。
次いで、制御部110は、記録した加熱量、計時時間、検出温度のデータ(すなわち、調理メニューデータ)を、通信実行部100を介して携帯端末200に送信する(S26)。上記のステップS24で閾値温度が閾値温度T′に変更されている場合には、調理メニューデータは、変更された閾値温度T′を含む。携帯端末200は、通信実行部204を介して受信したデータを1つの調理メニューデータとしてメモリ212に記憶する。記録モードにより記録された調理メニューデータを携帯端末200のメモリ212に記憶させることによって、加熱調理器2のメモリ120に記憶するデータ量を低減できる。
一方、記録モードが選択されなかった場合(ステップS12でNO)、制御部110は、再現モードが選択されたか否かを判断する(S32)。制御部110は、ユーザによって調理モード選択操作部66が操作され、再現モードが選択されたときに、再現モードが選択されたと判断する。再現モードに移行すると、LED発光部61が赤色に発光する。
再現モードが選択されると(ステップS32でYES)、制御部110は、ユーザによって調理メニュー選択操作部68が操作されて、再現モードを実行する調理メニューが選択される(S34)まで待機する(ステップS34でNO)。調理メニューが選択されると(ステップS34でYES)、制御部110は、選択された調理メニューのデータを携帯端末200から受信する(S36)。上述したように、調理メニューデータは、携帯端末200のメモリ212に記憶されている。制御部110は、ステップS34で選択された調理メニューに対応する調理メニューデータを、通信実行部100を介して携帯端末200から受信し、メモリ120に記憶させる。次いで、制御部110は、受信したデータに従い、選択された調理メニューの再現調理を実行する(S38)。
一方、再現モードが選択されなかった場合(ステップS32でNO)、制御部110は、通常モードを実行する(S52)。通常モードに移行すると、LED発光部61は青色に発光する。通常モード実行中は、ユーザが加熱量操作部60を操作することにより、グリルバーナ20aの加熱量が調整される。通常モードは、ユーザによって調整された加熱量(及び、計時部116によって計時された時間と温度センサ72で検出した温度)がメモリ120に記憶されない点において、記録モードと異なる。
本実施例では、記録モードで記録された調理メニューデータ中の最大温度Tfが閾値温度Tに近いときに、閾値温度が、閾値温度Tより高い閾値温度T′に変更される。このため、再現モード実行時に閾値温度Tを超えることによりグリルバーナ20aが消火されることを防止でき、利便性を向上できる。
(実施例2)
上記の実施例1では、記録モードで記録された調理メニューデータ中の最大温度Tfに基づいて閾値温度を変更したが、このような構成に限定されない。例えば、再現モード実行中に検出した温度に基づいて閾値温度Tを変更してもよい。
図5は、本実施例のおける加熱調理器2の制御部110によって実行される処理を示している。図5では、記録モードの処理を示すステップS12~ステップS26において、記録の終了後に閾値温度を変更するか否かを判断していない(すなわち、図3のステップS20~ステップS24の処理を実行していない)点が、実施例1の図3と異なっている。このため、図5に示す処理では、ステップS18の処理の後、図3のステップS20~ステップS24の処理をスキップして、ステップS26の処理を実行している。これにより、閾値温度は、変更されることなく、記録モードで記録された調理メニューデータと共に携帯端末200のメモリ212に記憶される。また、図5では、再現モード実行中に閾値温度を変更するか否かを判断するため、再現モードの実行を示すステップS38の処理では、再現モードを実行する処理に加え、閾値温度を変更するか否かについての判断も実行している。なお、図5のその他の処理については、図3と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図6は、制御部110が、再現モード実行中に閾値温度を変更するか否かを判断する処理の一例を示すフローチャートである。図6に示すように、再現モード実行中に、制御部110は、温度センサ72から検出温度を取得する(S42)。次いで、制御部110は、ステップS42で取得した検出温度(以下、再現時検出温度Thともいう)から、記憶されている調理メニューデータの同じタイミングで検出された検出温度(以下、記憶時検出温度Thともいう)を引いた値が、所定値以上(すなわち、Th-Th≧所定値)であるか否かを判断する(S44)。所定値は、再現時検出温度Thが記憶時検出温度Thより高くなったか否かを判断するための値であり、例えば、5℃である。
図7に示すように、例えば、時間t2における再現時検出温度Thが記憶時検出温度Thより高い場合、そのまま記録された調理メニューデータに従い調理を続行すると、再現モード実行時の最大温度が、記録モード実行時の最大温度より高くなることが予測される。この場合、記録モード実行時の最大温度が閾値温度Tまで余裕のない温度であった場合、再現モード実行時の最大温度が閾値温度Tを超える可能性が高まる。このため、図6に示すように、再現時検出温度Thから記憶時検出温度Thを引いた値が所定値以上の場合(ステップS44でYES)、制御部110は、閾値温度を、予め記憶されている閾値温度Tより高い閾値温度T′に変更する(S46)。閾値温度T′は、例えば、記録モード実行時の最大温度がほぼ閾値温度Tまで上昇していた場合を想定し、閾値温度Tに対して余裕のある温度に設定する。本実施例では、閾値温度T′は、例えば、閾値温度Tより10℃高い温度に設定する。制御部110は、閾値温度を、予め記憶されている閾値温度Tから閾値温度T′に変更すると、処理を終了する。
一方、再現時検出温度Thから記憶時検出温度Thを引いた値が所定値より小さい場合(ステップS44でNO)、制御部110は、再現モードを終了するか否かを判断し(S48)、再現モードを終了するまで(ステップS48でNO)ステップS42~ステップS48の処理を繰り返す。再現モードが終了されると(ステップS48でYES)、制御部110は、処理を終了する。
本実施例においても、再現モード実行中に、予め記憶されている閾値温度Tを超える可能性がある場合に、閾値温度が、閾値温度Tに対して余裕のある閾値温度T′に変更される。このため、再現モード実行時に閾値温度Tを超えることによりグリルバーナ20aが消火されることを防止でき、利便性を向上できる。
(実施例3)
上記の実施例2では、再現モード実行中に、再現時検出温度Thから記憶時検出温度Thを引いた値が所定値以上(すなわち、Th-Th≧所定値)となったときに閾値温度を変更したが、このような構成に限定されない。例えば、再現モード実行中に検出した温度が、予め設定されている閾値温度Tに近くなったときに閾値温度Tを変更してもよい。なお、本実施例では、再現モード実行中に閾値温度を変更するか否かを判断する処理が、実施例2と相違している。このため、図8を参照して、本実施例の再現モード実行中に閾値温度を変更するか否かを判断する処理について説明する。
図8に示すように、再現モード実行中に、制御部110は、温度センサ72から検出温度を取得する(S102)。次いで、制御部110は、予め記憶されている閾値温度Tから、ステップS102で取得した検出温度(すなわち、再現時検出温度Th)を引いた値が、所定値以上(すなわち、T-Th≧所定値)であるか否かを判断する(S104)。所定値は、閾値温度Tと再現時検出温度Thとの間に余裕があるか否か判断するための値であり、例えば、5℃である。閾値温度Tと再現時検出温度Thとの差分が所定値より小さいと(ステップS104でNO)、再現時検出温度Thは、閾値温度Tから所定値(例えば、5℃)以内であり、図9に示すように、再現モード実行中のグリル庫20内の温度(例えば、時間t3における温度)は、閾値温度Tまで余裕のない状態となる。このため、図8に示すように、制御部110は、閾値温度を、予め記憶されている閾値温度Tより高い閾値温度T′に変更する(S106)。制御部110は、閾値温度を、予め記憶されている閾値温度Tから閾値温度T′に変更すると、処理を終了する。
一方、閾値温度Tと再現時検出温度Thとの差分が所定値以上の場合(ステップS104でYES)、制御部110は、再現モードを終了するか否かを判断し(S108)、再現モードを終了するまで(ステップS108でNO)ステップS102~ステップS108の処理を繰り返す。再現モードが終了されると(ステップS108でYES)、制御部110は、処理を終了する。
なお、上記の実施例1~3では、グリルバーナ20aを利用した調理が実行される場合を例として説明したが、コンロバーナ10a、10b、10cを利用した調理が実行される場合にも、上記の実施例1~3で示した処理を適用することができる。また、上記の実施例1~3では、記録モードにより記録された調理メニューは、携帯端末200のメモリ212に記憶されていたが、このような構成に限定されない。例えば、記録モードにより記録された調理メニューは、加熱調理器2のメモリ120に記憶させてもよい。また、上記の実施例1~3では、調理メニュー選択操作部54、68と、記録モード指示部56、70は、加熱調理器2に設けられていたが、このような構成に限定されない。例えば、調理メニュー選択操作部及び記録モード指示部は、携帯端末200に設けられていてもよいし、調理メニュー選択操作部又は記録モード指示部のいずれか一方のみが、携帯端末200に設けられていてもよい。あるいは、調理メニュー選択操作部及び記録モード指示部は、加熱調理器2と携帯端末200の両方に設けられていてもよい。また、上記の実施例1~3では、加熱調理器2はガス燃焼式であったが、このような構成に限定されない。例えば、加熱調理器は、誘導加熱コイルによって加熱対象物を加熱してもよい。
実施例で説明した加熱調理システム1に関する留意点を述べる。実施例のコンロバーナ10a、10b、10c及びグリルバーナ20aは、「加熱部」の一例であり、温度センサ12a、12b、12c、72は、「温度検出部」の一例であり、メモリ212は、「記憶部」の一例である。
以上、本明細書に開示の技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:加熱調理システム
2:加熱調理器
4:本体
4a:前面
6:天板
8a、8b、8c:五徳
10a、10b、10c:コンロバーナ
12a、12b、12c:温度センサ
20:グリル庫
20a:グリルバーナ
22:グリル扉
24:コンロ操作部
26:グリル操作部
40:電源スイッチ
42a、42b、42c:加熱量操作部
43a、43b、43c:LED発光部
44:パネル操作部
46:表示部
48a、48b:加熱温度操作部
50a、50b:調理モード選択操作部
52a、52b、52c:加熱時間操作部
54:調理メニュー選択操作部
56:記録モード指示部
60:加熱量操作部
61:LED発光部
62:パネル操作部
64:表示部
66:調理モード選択操作部
68:調理メニュー選択操作部
70:記録モード指示部
72:温度センサ
100:通信実行部
110:制御部
112:加熱制御部
114:指示送信部
116:計時部
120:メモリ
200:携帯端末
202:表示部
204:通信実行部
210:制御部
212:メモリ

Claims (4)

  1. 調理物を加熱する加熱部と、
    前記調理物の調理温度を検出する温度検出部と、
    前記加熱部による加熱条件を入力する入力部と、
    前記調理物に対する調理時間を計時する計時部と、
    前記加熱部を制御する制御部と、
    調理情報を記憶する記憶部を備えており、
    前記調理情報は、1つ以上の調理条件を含んでおり、前記調理条件は、前記加熱条件と、当該加熱条件に関連付けられた前記調理時間と、当該加熱条件に関連付けられた前記調理温度を含んでおり、
    前記制御部は、前記入力部に入力される前記加熱条件に基づいて前記加熱部を制御するとともに、前記入力部に入力される前記加熱条件と、前記計時部で計時される前記調理時間と、前記温度検出部で検出される前記調理温度に基づいて、前記調理情報を前記記憶部に記録する記録モードと、前記記録モードで記録された前記調理情報に基づいて前記加熱部を制御する再現モードを実行可能であり、
    前記制御部は、前記加熱部が前記調理物を加熱している時に、前記温度検出部で検出される前記調理温度と閾値温度とに基づいて、過熱状態の有無を判断するように構成されており、
    前記制御部は、所定の条件が満たされた場合に、前記再現モードの実行時に、前記記録モードの実行時の前記閾値温度である第1閾値温度より高い第2閾値温度を前記閾値温度として前記過熱状態の有無を判断し、
    前記所定の条件は、前記記録モードで記録された前記調理情報に含まれる前記調理温度の最大値が、前記第1閾値温度から所定範囲内にあることを含む、加熱調理システム。
  2. 調理物を加熱する加熱部と、
    前記調理物の調理温度を検出する温度検出部と、
    前記加熱部による加熱条件を入力する入力部と、
    前記調理物に対する調理時間を計時する計時部と、
    前記加熱部を制御する制御部と、
    調理情報を記憶する記憶部を備えており、
    前記調理情報は、1つ以上の調理条件を含んでおり、前記調理条件は、前記加熱条件と、当該加熱条件に関連付けられた前記調理時間と、当該加熱条件に関連付けられた前記調理温度を含んでおり、
    前記制御部は、前記入力部に入力される前記加熱条件に基づいて前記加熱部を制御するとともに、前記入力部に入力される前記加熱条件と、前記計時部で計時される前記調理時間と、前記温度検出部で検出される前記調理温度に基づいて、前記調理情報を前記記憶部に記録する記録モードと、前記記録モードで記録された前記調理情報に基づいて前記加熱部を制御する再現モードを実行可能であり、
    前記制御部は、前記加熱部が前記調理物を加熱している時に、前記温度検出部で検出される前記調理温度と閾値温度とに基づいて、過熱状態の有無を判断するように構成されており、
    前記制御部は、所定の条件が満たされた場合に、前記再現モードの実行時に、前記記録モードの実行時の前記閾値温度である第1閾値温度より高い第2閾値温度を前記閾値温度として前記過熱状態の有無を判断し、
    前記所定の条件は、前記再現モードの実行時に前記温度検出部で検出される前記調理温度が、前記記録モードで記録された前記調理情報における同じタイミングで検出された前記調理温度より所定温度以上高いことを含む、加熱調理システム。
  3. 調理物を加熱する加熱部と、
    前記調理物の調理温度を検出する温度検出部と、
    前記加熱部による加熱条件を入力する入力部と、
    前記調理物に対する調理時間を計時する計時部と、
    前記加熱部を制御する制御部と、
    調理情報を記憶する記憶部を備えており、
    前記調理情報は、1つ以上の調理条件を含んでおり、前記調理条件は、前記加熱条件と、当該加熱条件に関連付けられた前記調理時間と、当該加熱条件に関連付けられた前記調理温度を含んでおり、
    前記制御部は、前記入力部に入力される前記加熱条件に基づいて前記加熱部を制御するとともに、前記入力部に入力される前記加熱条件と、前記計時部で計時される前記調理時間と、前記温度検出部で検出される前記調理温度に基づいて、前記調理情報を前記記憶部に記録する記録モードと、前記記録モードで記録された前記調理情報に基づいて前記加熱部を制御する再現モードを実行可能であり、
    前記制御部は、前記加熱部が前記調理物を加熱している時に、前記温度検出部で検出される前記調理温度と閾値温度とに基づいて、過熱状態の有無を判断するように構成されており、
    前記制御部は、所定の条件が満たされた場合に、前記再現モードの実行時に、前記記録モードの実行時の前記閾値温度である第1閾値温度より高い第2閾値温度を前記閾値温度として前記過熱状態の有無を判断し、
    前記制御部は、前記記録モードの実行時には、前記第1閾値温度を前記閾値温度として前記過熱状態の有無を判断し、
    前記所定の条件は、前記再現モードの実行時に前記温度検出部で検出される前記調理温度が、前記第1閾値温度から所定範囲内にあることを含む、加熱調理システム。
  4. 前記加熱部、前記温度検出部、前記入力部及び前記制御部は、加熱調理器に設けられ、
    前記記憶部は、前記加熱調理器と通信可能な外部端末に設けられる、請求項1~のいずれか一項に記載の加熱調理システム。
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