JP6264456B2 - 振動低減装置 - Google Patents
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Description
図1を参照して、この発明の第一実施例における振動低減装置について説明する。図1は、第一実施例の振動低減装置を車両に搭載した具体例を示している。図1に示すように、第一実施例は、エンジン10から出力された動力が振動低減装置1を介して変速機20へ伝達されるように構成されている。エンジン10は、車両の動力源であって燃料を使用する周知の内燃機関である。例えば、エンジン10は二気筒や三気筒や四気筒など比較的に少気筒数に構成されている。変速機20は、ケース内に収容された変速ギヤ機構などの周知のトランスアクスルにより構成されている。変速機20はエンジン10からの動力を変速して、デファレンシャルおよび車軸を介して駆動輪(いずれも図示せず)へ伝達するように構成されている。第一実施例では、エンジン10から変速機20へと伝達する捩り振動を低減するために、エンジン10と変速機20との間の動力伝達経路に振動低減装置1が設けられている。その動力伝達経路内において、振動低減装置1は、エンジン10側の入力軸2、および変速機20側の出力軸3と連結されている。入力軸2は、エンジン10のクランク軸(図示せず)からトルクが伝達されるように構成されている。出力軸3は、変速機20の入力軸(図示せず)と一体回転するように構成されている。なお、入力軸2と出力軸3とは、回転中心軸線が同一線上となるように配置されている。
図1に示すように、エンジン10から変速機20に到る動力伝達経路として、ダンパ機構4のコイルスプリング43が設けられた第一経路R1と、遊星機構5が設けられた第二経路R2とが並列に形成されている。したがって、振動低減装置1は、動力伝達経路を第一経路R1あるいは第二経路R2に選択的に切り替え、かつ遊星機構5のサンギヤ5sすなわち慣性体Iによる制振力(慣性トルク)を動力伝達経路に選択的に作用させるように構成された切替機構Cを備えている。
具体的には、図2に示すように、振動低減装置1は、第一クラッチC1を係合し、かつ第二クラッチC2を開放することにより、動力伝達する経路を第一経路R1に設定する。図1(a)に示すように、第一経路R1では、第一クラッチC1を係合することにより、入力軸2からダンパ機構4を経由して出力軸3へとトルク伝達が可能になる。すなわち、第一経路R1において、コイルスプリング43は第一クラッチC1よりも駆動輪側(変速機20側,下流側)に配置されている。この場合、遊星機構5はリングギヤ5rとキャリヤ5cとの回転数差を増大もしくは減少させた回転数でサンギヤ5sを回転させる機能を奏するが、入力軸2と出力軸3との間の変速機としては機能しない。
また、図3を参照して、ダンパトルクTkおよび慣性トルクTiについて説明する。図3は、ダンパトルクTkおよび慣性トルクTiを生じる場合の遊星機構5の作動状態を示した共線図である。共線図とは、遊星機構5の回転要素であるサンギヤ5sとキャリヤ5cとリングギヤ5rとを縦線で示し、それらの間隔を遊星機構5のギヤ比ρに対応する間隔としたものである。共線図では、それぞれの縦線において横線に対する上下方向を回転方向、その上下方向での位置を回転数とする。図3では遊星機構5の各回転要素をシンボルで示してあり、Sはサンギヤ5s、Cはキャリヤ5c、Rはリングギヤ5rとなるとともに、INは遊星機構5の入力要素(エンジン10,入力軸2)、OUTは遊星機構5の出力要素(変速機20,出力軸3)となる。さらに、図3に示す四角印はダンパトルクTkおよび慣性トルクTiが生じている状態を示し、丸印はダンパトルクTkおよび慣性トルクTiが生じていない状態を示している。
図2に示すように、振動低減装置1は、第一クラッチC1を開放し、かつ第二クラッチC2を係合することにより、動力伝達可能な経路を第二経路R2に設定する。図1(b)に示すように、第二経路R2では、第二クラッチC2を係合することでサンギヤ5sと各ピニオンギヤ5pとキャリヤ5cとリングギヤ5rとが一体回転するようになり、その遊星機構5を介して入力軸2から出力軸3へとトルク伝達が可能になる。つまり、第一経路R1では慣性体Iであったサンギヤ5sが第二経路R2中では回転部材として機能する。例えば、第二経路R2に設定された場合の遊星機構5の作動状態は、上述した図3に丸印で示すように、各回転要素の回転数が等しくなる。そのため、第二経路R2ではエンジン10が変速機20に直結され、入力軸2と出力軸3との間の変速比γは「1」となる。さらに、第二経路R2に設定された場合には、第一クラッチC1を開放しているので、ダンパ機構4において上述した角加速度差Δαに応じたダンパトルクTkを生じない。
ここで、図4を参照して、第一経路R1に設定された場合の振動低減装置1による制振効果について説明する。この説明の比較例として、エンジン10から変速機20の間の動力伝達経路中に常に弾性体Kが配置された従来技術の構成例を図31(a)に示してある。また、図31(b)には、その比較例による制振効果(以下「従来効果」という)Eを一点鎖線で示してある。そして、図4(a)には、その比較例による従来効果Eを一点鎖線で示すとともに、第一経路R1に設定された場合の振動低減装置1による制振効果Sを実線で示してある。なお、図4(a)および図31(b)において、縦軸は制振効果の大小を表し、横軸はエンジン回転数を表している。
次に、第二実施例の振動低減装置について説明する。第二実施例は、第一実施例とは異なり、第一経路に設定した場合に慣性体として機能する遊星機構の回転要素を、第二経路に設定する場合には固定するように構成されている。そのため、第二実施例において第二経路に設定した場合には、遊星機構が変速装置として機能し、入力軸から出力軸の間の変速比が「1」以外の値となる。以下、図6を参照して、第二実施例について具体的に説明する。なお、第二実施例の説明において、第一実施例と同様の構成については説明を省略しその参照符号を引用する。
例えば、上述した第一実施例では、第二クラッチC2によって慣性体Iとして機能するサンギヤ5sを出力軸3に選択的に連結する構成について説明したが、この発明はこれに限定されず、図9に示すようにサンギヤ5sを入力軸2に選択的に連結する第二クラッチC2を備えた振動低減装置100に構成されてもよい。この振動低減装置100の第二クラッチC2は、サンギヤ5sを入力軸2もしくはリングギヤ5rに選択的に連結するように構成されている。したがって、入力軸2もしくはリングギヤ5rがこの発明の実施例における「トルクの掛かる部材」に相当している。第二クラッチC2において、入力側の係合要素が入力軸2とリングギヤ5rと第一クラッチC1における入力側の係合要素と一体回転し、かつ出力側の係合要素がサンギヤ5sと一体回転する。なお、振動低減装置100は、図9(a)に示す第一経路R1に設定された場合、および図9(b)に示す第二経路R2に設定された場合において、上述した第一実施例と同様に作動する。さらに、第一経路R1に設定された場合、振動低減装置100における遊星機構5は、上述した図3に共線図で示す作動状態と同様である。
まず、図10を参照して、第三実施例の振動低減装置110について説明する。図10(a)に示すように、第一経路R1に設定された場合、振動低減装置110の遊星機構5は、リングギヤ5r(第三回転要素)が慣性体Iとして機能し、サンギヤ5s(第一回転要素)が入力軸2と一体回転し、キャリヤ5c(第二回転要素)が出力軸3と一体回転する。第三実施例の第二クラッチC2は、慣性体Iとしてのリングギヤ5rを入力軸2もしくはリングギヤ5rに選択的に連結するように構成されている。したがって、入力軸2もしくはリングギヤ5rが、この発明の実施例における「トルクの掛かる部材」に相当している。第二クラッチC2において、出力側の係合要素がリングギヤ5rと一体回転する。また、第一クラッチC1において、入力側の係合要素が入力軸2とサンギヤ5sと第二クラッチC2における入力側の係合要素と一体回転し、かつ出力側の係合要素がダンパ機構4の入力要素41と一体回転する。そして、図10(b)に示すように、第二経路R2に設定された場合、リングギヤ5rが入力要素のサンギヤ5sおよび出力要素のキャリヤ5cと一体回転する。
次に、図13を参照して、第四実施例の振動低減装置130について説明する。図13(a)に示すように、第一経路R1に設定された場合、振動低減装置130の遊星機構5は、キャリヤ5c(第三回転要素)が慣性体Iとして機能し、サンギヤ5s(第一回転要素)が入力軸2と一体回転し、リングギヤ5r(第二回転要素)が出力軸3と一体回転する。第四実施例の第二クラッチC2は、慣性体Iとしてのキャリヤ5cを入力軸2もしくはサンギヤ5sに選択的に連結するように構成されている。したがって、入力軸2もしくはキャリヤ5cが、この発明の実施例における「トルクの掛かる部材」に相当している。第二クラッチC2において、出力側の係合要素がキャリヤ5cと一体回転する。また、第四実施例のダンパ機構4は、出力要素42がリングギヤ5rおよび出力軸3と一体回転する。図13(b)に示すように、第二経路R2に設定された場合、キャリヤ5cは入力要素のサンギヤ5sおよび出力要素のリングギヤ5rと一体回転する。なお、第四実施例の第一クラッチC1は上述した第三実施例と同様に構成されている。
また、第二実施例についても変形例を構成することができる。上述した第二実施例では、第二クラッチC2によって慣性体Iとして機能するサンギヤ5sを固定部7に選択的に連結する構成について説明したが、この発明はこれに限定されず、サンギヤ5S以外の回転要素を慣性体Iとして機能させるように構成することができ、その慣性体Iとしての回転要素を第二クラッチC2によって選択的に固定するように構成されてもよい。具体的には、図16に示す遊星機構5のリングギヤ5rが慣性体Iとして機能するように構成された第五実施例の振動低減装置210のように、第二クラッチC2によって慣性体Iとしての回転要素(第三回転要素)を固定部7に連結させるように構成することができる。なお、以下の第五実施例の説明において、上述した第二実施例と同様の構成については説明を省略しその参照符号を引用する。
まず、図16を参照して、第五実施例の振動低減装置210について説明する。図16(a)に示すように、第一経路R1に設定された場合、振動低減装置210は、遊星機構5のリングギヤ5rを慣性体Iとして機能させるように構成されている。振動低減装置210の遊星機構5において、慣性体Iとしてのリングギヤ5r(第三回転要素)を備え、入力要素となるサンギヤ5s(第一回転要素)が入力軸2と一体回転し、かつ出力要素となるキャリヤ5c(第二回転要素)が出力軸3と一体回転する。
さらに、上述した第一実施例では、シングルピニオン型の遊星機構からなる慣性機構を備えた構成について説明したが、この発明はこれに限定されず、ダブルピニオン型の遊星機構により慣性機構を構成してもよい。したがって、ダブルピニオン型の遊星機構において、いずれか一つの回転要素を慣性体として機能させるように構成できる。そして、その慣性体としての回転要素を第二クラッチC2によって入力軸2あるいは出力軸3に選択的に連結するように構成されてよい。ここでは、ダブルピニオン型の遊星機構において、サンギヤを慣性体として機能させる場合を第六実施例、リングギヤを慣性体として機能させる場合を第七実施例、そしてキャリヤを慣性体として機能させる場合を第八実施例とする。第六実施例の振動低減装置については図18を参照し、第七実施例の振動低減装置については図21を参照し、第八実施例の振動低減装置については図24を参照して説明する。なお、各変形例の説明において、上述した第一実施例と同様の構成については説明を省略しその参照符号を引用する。
図18に示すように、第六実施例の振動低減装置300は、慣性機構としてダブルピニオン型に構成された遊星機構9を備えている。例えば、遊星機構9は遊星歯車機構あるいは遊星ローラ機構であってよい。第七実施例の遊星機構9は、サンギヤ9sとキャリヤ9cとリングギヤ9rとからなる三つの回転要素を備えたダブルピニオン型の遊星歯車機構に構成されている。サンギヤ9sは外歯歯車により構成されている。リングギヤ9rは内歯歯車により構成され、サンギヤ9sに対して同心円上に配置されている。キャリヤ9cは、サンギヤ9sに噛み合っている第一ピニオンギヤ9p1と、リングギヤ9rに噛み合っている第二ピニオンギヤ9p2とを保持している。遊星機構9では各ピニオンギヤ9p1,9p2がキャリヤ9cに保持されたままで自転可能かつ公転可能に構成されている。
図21に示すように、第七実施例の振動低減装置320は、上述した第六実施例の変形例であって、特に上述した第三実施例の遊星機構をダブルピニオン型により構成した変形例である。なお、第七実施例の説明において、上述した第六実施例と同様の構成については説明を省略しその参照符号を引用する。
図24に示すように、第八実施例の振動低減装置340は、上述した第六および第七実施例の変形例であって、特に上述した第四実施例の遊星機構をダブルピニオン型により構成した変形例である。なお、第八実施例の説明において、第六および第七実施例と同様の構成については説明を省略しその参照符号を引用する。
加えて、上述した第二実施例についても、変速装置として機能する慣性機構をダブルピニオン型の遊星機構により構成することができる。ここでは、ダブルピニオン型の遊星機構において、サンギヤを慣性体として機能させる場合を第九実施例、そしてキャリヤを慣性体として機能させる場合を第十実施例とする。第九実施例の振動低減装置については図27を参照し、第十実施例の振動低減装置については図29を参照して説明する。なお、各変形例の説明において、上述した第二および第六実施例と同様の構成については説明を省略しその参照符号を引用する。
図27(a)に示すように、第九実施例の振動低減装置400は、第一クラッチC1を係合し、かつ第二クラッチC2を開放することにより第一経路R1に設定することで、遊星機構9のサンギヤ9sを慣性体Iとして機能させるように構成されている。第二クラッチC2はサンギヤ9sをケースなどの固定部7に選択的に連結するように構成されている。したがって、固定部7がこの発明の実施例における「トルクの掛かる部材」に相当している。第二クラッチC2において、固定側の係合要素が固定部7に連結(一体化)され、かつ回転側の係合要素はサンギヤ9sと一体回転する。固定部7は、軸線方向で遊星機構9よりも変速機20側に配置されている。そして、図27(b)に示すように、振動低減装置400は、第一クラッチC1を開放し、かつ第二クラッチC2を係合することにより第二経路R2に設定することで、サンギヤ9sを固定部7に固定する。第二クラッチC2はサンギヤ9sを固定部7に連結している。したがって、第二経路R2中の遊星機構9は、サンギヤ9s(第三回転要素)が固定要素、リングギヤ9r(第一回転要素)が入力要素、キャリヤ9c(第二回転要素)が出力要素となり変速装置として機能する。
図29に示すように、第十実施例の振動低減装置420は、上述した第九実施例の変形例である。なお、第十実施例の説明において、上述した第九実施例と同様の構成については説明を省略しその参照符号を引用する。
Claims (6)
- エンジンからトルクが入力される入力軸と出力軸との間で伝達されるトルクの変動によって伸縮する弾性体を有するダンパ機構と、前記トルクの変動によって自由回転して回転数が変化することにより前記トルクの変動を抑制する方向に慣性トルクを発生する慣性体とを備えている振動低減装置において、
前記ダンパ機構を経由して前記入力軸と前記出力軸との間でトルクを伝達する第一経路と、
前記ダンパ機構をバイパスして前記入力軸と前記出力軸との間でトルクを伝達する第二経路と、
前記入力軸と前記出力軸との間でのトルクの伝達を行う経路を前記第一経路と前記第二経路とのいずれかに切り替える切替機構とを備え、
前記切替機構は、前記入力軸と前記出力軸との間でトルクの伝達を行う経路を前記第一経路に切り替えた場合には前記慣性体を前記自由回転可能な状態とし、かつ前記入力軸と前記出力軸との間でトルクの伝達を行う経路を前記第二経路に切り替えた場合には前記慣性体を前記第二経路を経由したトルクの伝達のためにトルクが掛かる部材に連結するように構成されている
ことを特徴とする振動低減装置。 - 請求項1に記載の振動低減装置において、
互いに差動作用を行う複数の回転要素を有する遊星機構を更に備え、
前記遊星機構は、前記入力軸からトルクが伝達される第一回転要素と、前記出力軸と一体回転する第二回転要素と、前記慣性体として機能する第三回転要素とを備え、
前記ダンパ機構は、前記第一回転要素と前記第二回転要素との間でトルクを伝達するように設けられ、
前記切替機構は、前記第一回転要素と前記第二回転要素との間で前記ダンパ機構に対して直列に配置された第一クラッチ機構と、前記第三回転要素を前記第一回転要素と第二回転要素とのいずれか一方に連結する第二クラッチ機構とを有する
ことを特徴とする振動低減装置。 - 請求項1に記載の振動低減装置において、
互いに差動作用を行う複数の回転要素を有する遊星機構を更に備え、前記遊星機構は、前記入力軸からトルクが伝達される第一回転要素と、前記出力軸と一体回転する第二回転要素と、前記慣性体として機能する第三回転要素とを備え、
前記トルクが掛かる部材は、前記第三回転要素からトルクが掛かって前記第三回転要素に反力トルクを与える固定部を含み、
前記切替機構は、前記第一回転要素と前記第二回転要素との間で前記ダンパ機構に対して直列に配置された第一クラッチ機構と、前記第三回転要素を前記固定部に連結する第二クラッチ機構とを有する
ことを特徴とする振動低減装置。
- 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の振動低減装置において、
前記エンジンと入力軸との間もしくは前記出力軸上に配置されたばねダンパ機構と、
前記切替機構を切替動作させるコントローラとを更に備え、
前記コントローラは、
前記エンジンの回転数と判断の基準として予め定めた所定回転数とを比較し、
前記エンジンの回転数が前記所定回転数より低回転数の場合には前記第一経路を経由して前記入力軸から前記出力軸にトルクを伝達するように前記切替機構を切り替える
ように構成されていることを特徴とする振動低減装置。
- 請求項4に記載の振動低減装置において、
前記コントローラは、
前記エンジンの回転数が前記所定回転数以上の場合には前記第二経路を経由して前記入力軸から前記出力軸にトルクを伝達するように前記切替機構を切り替える
ように構成されていることを特徴とする振動低減装置。
- 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の振動低減装置において、
前記エンジンと入力軸との間もしくは前記出力軸上に配置されたばねダンパ機構と、
前記切替機構を切替動作させるコントローラとを更に備え、
前記コントローラは、
前記エンジンの回転数と判断の基準として予め定めた所定回転数とを比較し、
前記エンジンの回転数が前記所定回転数以上の場合には前記第二経路を経由して前記入力軸から前記出力軸にトルクを伝達するように前記切替機構を切り替える
ように構成されていることを特徴とする振動低減装置。
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