JP6261868B2 - 車両用ミラー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回動体が展開及び格納可能にされた車両用ミラー装置に関する。
下記特許文献1のミラーシステムでは、ミラーケーシングにスポッタミラーアッセンブリが回動可能に支持されており、スポッタミラーアッセンブリがミラーケーシングの底壁の開放口を介して回動されて展開及び格納される。
しかしながら、このようなミラーシステムにおいて、ミラーケーシングの底壁が車両前後方向において下側に凸状に湾曲される場合には、スポッタミラーアッセンブリの回動中心軸をミラーケーシング内に配置する必要がある。このため、スポッタミラーアッセンブリをミラーケーシング底壁の開放口を介して回動させるためには、スポッタミラーアッセンブリの回動中心側において、スポッタミラーアッセンブリとミラーケーシング底壁の開放口周縁との間に隙間を設ける必要があり、当該隙間によってミラーシステムの見栄えが悪くなる可能性がある。
米国特許第7073914号明細書
本発明は、上記事実を考慮し、見栄えを向上できる車両用ミラー装置を得ることが目的である。
請求項1及び請求項2に記載の車両用ミラー装置は、車両のミラーが配置され、開放口が設けられた配置体と、前記配置体内に回動可能に支持され、前記開放口を介して回動されて展開及び格納可能にされた回動体と、前記配置体及び前記回動体の一方に設けられ、前記回動体が格納された際に前記回動体の回動中心側において前記配置体の前記開放口周部と前記回動体との間を閉鎖する閉鎖部と、を備えている。
請求項1に記載の車両用ミラー装置は前記配置体及び前記回動体の他方に設けられ、前記閉鎖部が接触する接触面を備え、かつ、前記接触面を前記回動体の回動周方向に沿って湾曲させている。
請求項3に記載の車両用ミラー装置は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ミラー装置において、前記配置体及び前記回動体の他方に設けられ、前記閉鎖部が接触する接触面を備え、かつ、前記閉鎖部と前記接触面との間を前記配置体の外側に対し閉鎖している。
請求項2に記載の車両用ミラー装置は前記回動体が回動される際に前記配置体及び前記回動体の他方に設けられた凹部に前記閉鎖部が挿入される。
請求項1及び請求項2に記載の車両用ミラー装置では、車両のミラーが配置体に配置されており、配置体に開放口が設けられている。さらに、配置体内に回動体が回動可能に支持されており、回動体は開放口を介して回動されて展開及び格納可能にされている。
ここで、配置体及び回動体の一方に閉鎖部が設けられており、回動体の回動中心側において、閉鎖部が配置体の開放口周部と回動体との間を閉鎖する。このため、回動体の回動中心側において、配置体の開放口周部と回動体との間に隙間ができることを抑制でき、見栄えを向上できる。
請求項1に記載の車両用ミラー装置では、配置体及び回動体の他方に設けられた接触面に閉鎖部が接触する。
ここで、接触面が回動体の回動周方向に沿って湾曲されている。このため、回動体が回動される際に閉鎖部及び接触面が変形する必要をなくすことができ、閉鎖部及び接触面が弾性を有する必要をなくすことができる。
請求項3に記載の車両用ミラー装置では、配置体及び回動体の他方に設けられた接触面に閉鎖部が接触する。
ここで、閉鎖部と接触面との間が配置体の外側に対し閉鎖されている。このため、閉鎖部と接触面との間が配置体の外側に開放されることを抑制でき、見栄えを一層向上できる。
請求項2に記載の車両用ミラー装置では、回動体が回動される際に、配置体及び回動体の他方に設けられた凹部に閉鎖部が挿入される。このため、回動体の回動量を大きくできる。
本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置を示す車両後側かつ車幅方向内側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における移動体及び移動機構を示す車両後側から見た正面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における移動機構を示す車両後側から見た正面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における移動体及び移動機構を示す上方から見た平面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置における移動体及び移動機構を示す車幅方向内方から見た断面図(図4の5−5線断面図)である。 (A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置を示す下側から見た下面図であり、(A)は、移動体が格納された状態を示し、(B)は、移動体が展開された状態を示している。 (A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す車両後側から見た断面図であり、(A)は、移動体が格納された状態を示し、(B)は、移動体が展開された状態を示している。 (A)及び(B)は、本発明の第2実施形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す車両後側から見た断面図であり、(A)は、移動体が格納された状態を示し、(B)は、移動体が展開された状態を示している。 (A)及び(B)は、本発明の第3実施形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す車両後側から見た断面図であり、(A)は、移動体が格納された状態を示し、(B)は、移動体が展開された状態を示している。
[第1実施形態]
図1には、本発明の車両用ミラー装置が適用された第1実施形態に係る車両用ドアミラー装置10が車両後側かつ車幅方向内側(車両右側)から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車幅方向外方(車両左方)を矢印OUTで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置10は、車両の車体側のドア(フロントサイドドア、図示省略)の上下方向中間部の車両前側端における外部に設置されている。
図1に示す如く、車両用ドアミラー装置10は、設置体としてのステー12を備えており、ステー12がドアに設置されることで、車両用ドアミラー装置10がドアに設置されている。また、ステー12の上側には、格納機構(図示省略)が支持されている。
格納機構には、配置体(格納部材)としての樹脂製で略直方体形容器状のバイザ14が支持されており、バイザ14は、内部の車幅方向内側部分に格納機構を収容して、格納機構に対し車幅方向外側へ延出されている。バイザ14の車両後側面には、開口16が形成されており、開口16は、バイザ14内を車両後側に開口させている。バイザ14の車幅方向に垂直な断面は、略横U字状にされており、バイザ14の下側壁は、車両前側へ向かうに従い上側へ向かう方向に傾斜されると共に、車両前後方向において下側に凸状に湾曲されている。
図6(A)及び図7(A)に示す如く、バイザ14の下側壁には、平面視略矩形状の開放口54が貫通形成されており、開放口54は、バイザ14内を下側に開口させている。バイザ14の下側壁の開放口54より車幅方向内側の部分(開放口54の車幅方向内側の周部)は、車両前後方向全体において、長尺板状の閉鎖部56にされており、閉鎖部56は、略車両前後方向に長尺にされると共に、バイザ14の下側壁に沿って下側に凸状に湾曲されている。閉鎖部56の下側面は、被接触面56Aにされており、被接触面56Aは、バイザ14の下側壁に沿って下側に凸状に湾曲されている。被接触面56Aは、下記支持軸26を中心とした断面円弧状に湾曲されており、閉鎖部56は、被接触面56Aによって先端側(開放口54側、車幅方向外側)に向かうに従い肉厚を薄くされている。
格納機構には、補強部材(剛性部材)としての例えば金属製のリンフォース(図示省略)が支持されており、リンフォースは、格納機構に対し車幅方向外側へ延出されると共に、バイザ14内に収容されている。リンフォースは、バイザ14に比し剛性が高くされており、リンフォースは、バイザ14と一体にされて、バイザ14を補強している。
図1に示す如く、バイザ14及びリンフォースの少なくとも一方には、略矩形板状のミラー18が支持されており、ミラー18は、バイザ14の開口16部分に配置(収容)されて、全周及び車両前側がバイザ14によって被覆されている。ミラー18の表面(鏡面)は、開口16によって車両後側に露出されており、これにより、車両の乗員(特に運転手)がミラー18によって車両の後側を視認可能にされている。
バイザ14内の下側部分には、図2〜図5に示す略矩形筒状のブラケット20が固定されており、ブラケット20内は、バイザ14の開放口54を介して、バイザ14の下側に開放されている。
ブラケット20内には、回動体としての移動体22が配置されており、移動体22は、バイザ14内の下側部分に格納(収容)されている(図1の2点鎖線参照)。
移動体22には、支持体としての略三角柱形箱状のハウジング24が設けられており、ハウジング24は、車幅方向内側端において、円柱状の支持軸26によってブラケット20に上下方向へ所定範囲で回動(移動)可能に支持されている。支持軸26の軸方向は、車両前後方向に平行に配置されており、支持軸26は、バイザ14内の下側部分に配置されている。
図6(A)及び図7(A)に示す如く、ハウジング24の下側面は、バイザ14の開放口54に略嵌合されており、ハウジング24の下側面は、バイザ14の下側面に沿って下側に凸状に湾曲されて、バイザ14の下側面と略面一に配置されている。
ハウジング24の車幅方向内側端部には、車両前後方向全体において、断面略三角形状の凹部58が形成されており、凹部58は、略車両前後方向に長尺にされて長手方向両端が開放されると共に、バイザ14の閉鎖部56に沿って下側に凸状に湾曲されている。凹部58は、長手方向全体において、車幅方向内側に開放されており、凹部58の開放面は、車幅方向に略垂直に配置されている。凹部58の下側の面は、接触面58Aにされており、接触面58Aは、閉鎖部56の被接触面56Aに沿って下側に凸状に湾曲されると共に、支持軸26を中心とした断面円弧状に湾曲されている。凹部58内には、閉鎖部56が侵入されており、閉鎖部56の先端部の被接触面56Aの長手方向全体は、凹部58の開放側端部の接触面58Aの長手方向全体に接触されている。このため、閉鎖部56によってバイザ14の開放口54周部とハウジング24の凹部58との間が閉鎖(密閉)されると共に、閉鎖部56と接触面58Aとの間がバイザ14の外側に対し閉鎖(密閉)されている。
図1、図2及び図5に示す如く、ハウジング24の車幅方向外側部分には、略矩形柱状の支持凹部28が形成されており、支持凹部28は、車両後側に開放されている。
ハウジング24の支持凹部28内には、付加部としての略矩形板状の補助ミラー30が支持されており、補助ミラー30の表面(鏡面)は、車両後側に向けられている。
図2〜図5に示す如く、ブラケット20の車幅方向外側かつ車両前側の部分には、移動機構34が設けられている。
移動機構34には、駆動手段としてのモータ36が設けられており、モータ36には、制御装置38(図3参照)が電気的に接続されている。これにより、制御装置38の制御によって、移動機構34が作動されて、モータ36が回転駆動される。
モータ36の出力軸36Aには、ギア機構(減速機構)を構成するウォーム40が同軸上に固定されており、ウォーム40は、出力軸36Aと一体に回転可能にされている。ウォーム40には、ギア機構を構成するヘリカルギア42(ウォームホイール)が噛合(係合)されており、ヘリカルギア42は、回転軸44が同軸上に固定されて、回転軸44と一体に回転可能にされている。
回転軸44には、ヘリカルギア42の車両後側において、ギア機構を構成するピニオン46が同軸上に固定されており、ピニオン46は、回転軸44と一体に回転可能にされている。ピニオン46には、ギア機構を構成するスパ48が噛合(係合)されており、スパ48は、ハウジング24に固定されると共に、支持軸26の周方向(ハウジング24の回動周方向)に沿って延伸されている。
このため、モータ36が一方向に回転駆動された際には、モータ36の出力軸36A、ウォーム40、ヘリカルギア42、回転軸44、ピニオン46及びスパ48が一方向に回転されて、移動体22が下側(一側)に回動される。一方、モータ36が他方向に回転駆動された際には、モータ36の出力軸36A、ウォーム40、ヘリカルギア42、回転軸44、ピニオン46及びスパ48が他方向に回転されて、移動体22が上側(他側)に回動される。
図3に示す如く、上記制御装置38は、車両の自動変速機50(変速機)及びセンサ52に電気的に接続されており、センサ52は、車両用ドアミラー装置10の車両後側かつ下側(例えば車両の後輪近傍)における障害物(特に乗員がミラー18によっては視認できないものであって、例えばパイロン等のミラー18の下端より高さが低いもの)を検知可能にされている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成の車両用ドアミラー装置10では、移動体22(補助ミラー30を含む)がバイザ14内に格納されている。
自動変速機50がリバースレンジ(後退レンジ)にされた際かつセンサ52が車両用ドアミラー装置10の車両後側かつ下側における障害物を検知した際(第1の機会)には、移動機構34において、制御装置38の制御によってモータ36が一方向に回転駆動されることで、モータ36の出力軸36A、ウォーム40、ヘリカルギア42、回転軸44、ピニオン46及びスパ48が一方向に回転されて、移動体22が支持軸26を中心としてバイザ14の開放口54を介して下側に回動される。これにより、移動体22がバイザ14から下側(車両前斜め下方又は車両後斜め下方でもよい)に展開される(図1の実線参照)。
したがって、補助ミラー30がバイザ14の下側に露出されることで、乗員が補助ミラー30によって車両用ドアミラー装置10の車両後側かつ下側(特に障害物及びその周囲)を視認できる。これにより、ミラー18による乗員の視認可能範囲が変化することを防止しつつ、補助ミラー30によって乗員の視認可能範囲を拡大できて、車両の後退の際に乗員が視線を変更しなくても補助ミラー30によって車両用ドアミラー装置10の車両後側かつ下側を注意できる。
自動変速機50がリバースレンジ以外にされた際及びセンサ52が車両用ドアミラー装置10の車両後側かつ下側における障害物を検知しなくなった際(第2の機会)には、移動機構34において、制御装置38の制御によってモータ36が他方向に回転駆動されることで、モータ36の出力軸36A、ウォーム40、ヘリカルギア42、回転軸44、ピニオン46及びスパ48が他方向に回転されて、移動体22が支持軸26を中心としてバイザ14の開放口54を介して上側に回動される。これにより、移動体22がバイザ14内に格納される(図1の2点鎖線参照)。
ここで、図6(A)、図6(B)、図7(A)及び図7(B)に示す如く、バイザ14の開放口54の周部に閉鎖部56が設けられており、移動体22が下側及び上側に回動される際には、常に、移動体22の支持軸26側(回動中心側)において、閉鎖部56の被接触面56Aの長手方向全体が移動体22の凹部58の接触面58Aの長手方向全体に接触されて、閉鎖部56がバイザ14の開放口54周部と移動体22の凹部58との間を閉鎖する。このため、バイザ14の開放口54周部と移動体22の凹部58との間に隙間ができることを抑制できる。これにより、車両用ドアミラー装置10の下側からの見栄えを向上できる。しかも、バイザ14の開放口54周部と移動体22の凹部58との間からバイザ14内に車両の走行風が侵入することによる風切音の発生を抑制できると共に、バイザ14の開放口54周部と移動体22の凹部58との間からバイザ14内に異物(例えば塵)が侵入することを抑制できる。
また、移動体22の凹部58の接触面58Aが支持軸26を中心とした断面円弧状に湾曲されている。このため、移動体22が下側及び上側に回動される際には、常に、閉鎖部56及び接触面58Aが変形する必要をなくすことができ、閉鎖部56及び接触面58Aが弾性を有する必要をなくすことができて、閉鎖部56及び接触面58Aの剛性を高くできる。
さらに、閉鎖部56の被接触面56Aが支持軸26を中心とした断面円弧状に湾曲されており、移動体22が下側及び上側に回動される際には、常に、凹部58の開放側端部の接触面58Aが閉鎖部56の被接触面56Aに接触されて、閉鎖部56と接触面58Aとの間がバイザ14の外側に対し閉鎖される。このため、凹部58の接触面58Aと閉鎖部56の被接触面56Aとの間がバイザ14の外側に開放されることを抑制でき、車両用ドアミラー装置10の下側からの見栄えを一層向上できる。しかも、凹部58の接触面58Aと閉鎖部56の被接触面56Aとの間に車両の走行風が侵入することによる風切音の発生を抑制できると共に、凹部58の接触面58Aと閉鎖部56の被接触面56Aとの間に異物(例えば塵)が侵入することを抑制できる。
また、移動体22が下側に回動される際には、移動体22の凹部58に閉鎖部56が挿入される。このため、移動体22の下側への回動量を大きくでき、移動体22のバイザ14からの展開量を大きくできる。
[第2実施形態]
図8(A)には、本発明の車両用ミラー装置が適用された第2実施形態に係る車両用ドアミラー装置70の主要部が車両後側から見た断面図にて示されている。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置70は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図8(A)に示す如く、本実施形態に係る車両用ドアミラー装置70のバイザ14では、閉鎖部56の先端部の被接触面56Aに、長手方向全体において、断面半円形長尺柱状の突出部56Bが一体に形成されており、突出部56Bは、下側に突出されている。突出部56Bの長手方向全体は、移動体22(ハウジング24)における凹部58の開放側端部の接触面58Aの長手方向全体に接触されており、閉鎖部56によってバイザ14の開放口54周部とハウジング24の凹部58との間が閉鎖(密閉)されると共に、閉鎖部56と接触面58Aとの間がバイザ14の外側に対し閉鎖(密閉)されている。
ここで、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
特に、図8(A)に示す如く、移動体22がバイザ14内に格納された際には、凹部58の開放側端部の接触面58Aが閉鎖部56の被接触面56Aの突出部56Bに接触されて、閉鎖部56と接触面58Aとの間がバイザ14の外側に対し閉鎖される。さらに、図8(B)に示す如く、移動体22がバイザ14から展開された際には、凹部58の開放側端部の接触面58Aが閉鎖部56の被接触面56Aの基端側(車幅方向内側)部分に接触されて、閉鎖部56と接触面58Aとの間がバイザ14の外側に対し閉鎖される。このため、移動体22がバイザ14に対し格納及び展開された際(移動体22の回動途中以外)には、凹部58の接触面58Aと閉鎖部56の被接触面56Aとの間がバイザ14の外側に開放されることを抑制でき、車両用ドアミラー装置70の下側からの見栄えを一層向上できる。しかも、移動体22がバイザ14に対し格納及び展開された際(移動体22の回動途中以外)には、凹部58の接触面58Aと閉鎖部56の被接触面56Aとの間に車両の走行風が侵入することによる風切音の発生を抑制できると共に、凹部58の接触面58Aと閉鎖部56の被接触面56Aとの間に異物(例えば塵)が侵入することを抑制できる。
[第3実施形態]
図9(A)には、本発明の車両用ミラー装置が適用された第3実施形態に係る車両用ドアミラー装置80の主要部が車両後側から見た断面図にて示されている。
本実施形態に係る車両用ドアミラー装置80は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図9(A)に示す如く、本実施形態に係る車両用ドアミラー装置80のバイザ14では、閉鎖部56の先端部の被接触面56Aに、長手方向全体において、断面L字形長尺柱状の突出部56Cが一体に形成されており、突出部56Cは、下側に突出されると共に、先端側部分が車幅方向外側(バイザ14の開放口54側)に延出されている。突出部56Cの先端側部分の長手方向全体は、移動体22(ハウジング24)における凹部58の開放側端部の接触面58Aの長手方向全体に接触されており、閉鎖部56によってバイザ14の開放口54周部とハウジング24の凹部58との間が閉鎖(密閉)されると共に、閉鎖部56と接触面58Aとの間がバイザ14の外側に対し閉鎖(密閉)されている。
ここで、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
特に、図9(A)に示す如く、移動体22がバイザ14内に格納された際には、凹部58の開放側端部の接触面58Aが閉鎖部56の被接触面56Aの突出部56Cに接触されて、閉鎖部56と接触面58Aとの間がバイザ14の外側に対し閉鎖される。但し、図9(B)に示す如く、移動体22がバイザ14内に格納された際以外には、凹部58の開放側端部の接触面58Aが閉鎖部56の被接触面56Aに接触されずに、閉鎖部56と接触面58Aとの間がバイザ14の外側に対し閉鎖されない。このため、移動体22がバイザ14内に格納された際(移動体22の回動途中及びバイザ14からの展開完了時以外)には、凹部58の接触面58Aと閉鎖部56の被接触面56Aとの間がバイザ14の外側に開放されることを抑制でき、車両用ドアミラー装置80の下側からの見栄えを一層向上できる。しかも、移動体22がバイザ14内に格納された際(移動体22の回動途中及びバイザ14からの展開完了時以外)には、凹部58の接触面58Aと閉鎖部56の被接触面56Aとの間に車両の走行風が侵入することによる風切音の発生を抑制できると共に、凹部58の接触面58Aと閉鎖部56の被接触面56Aとの間に異物(例えば塵)が侵入することを抑制できる。
なお、上記第1実施形態〜第3実施形態では、バイザ14に閉鎖部56(被接触面56A及び突出部56B、56Cを含む)を設けると共に、移動体22に接触面58A(凹部58を含む)を設けた。しかしながら、移動体22に閉鎖部56(被接触面56A及び突出部56B、56Cを含む)を設けると共に、バイザ14に接触面58A(凹部58を含む)を設けてもよい。
また、上記第1実施形態〜第3実施形態では、閉鎖部56のバイザ14外側に接触面58Aを配置した。しかしながら、接触面58Aのバイザ14外側に閉鎖部56を配置してもよい。
さらに、上記第1実施形態〜第3実施形態において、閉鎖部56(被接触面56A及び突出部56B、56Cを含む)及び接触面58A(凹部58を含む)の少なくとも一方が弾性を有してもよい。
また、上記第1実施形態〜第3実施形態では、自動変速機50がリバースレンジにされた際かつセンサ52が車両用ドアミラー装置10、70、80の車両後側かつ下側における障害物を検知した際のみに、移動体22を展開させた。しかしながら、自動変速機50がリバースレンジにされた際のみ又はセンサ52が車両用ドアミラー装置10、70、80の車両後側かつ下側における障害物を検知した際のみに、移動体22を展開させてもよい。
さらに、上記第1実施形態〜第3実施形態において、車内(車室)の操作部を乗員が操作した際に、制御装置38の制御により移動機構34を作動させて、移動体22を展開及び格納させてもよい。
また、上記第1実施形態〜第3実施形態では、移動体22をバイザ14の下側に展開させる。しかしながら、移動体22をバイザ14の他の方向(例えば上側、車両前側、車両後側、車幅方向外側又は車幅方向内側)に展開させてもよい。
さらに、上記第1実施形態〜第3実施形態では、移動体22に付加部として補助ミラー30を設けた。しかしながら、これに代えて、又は、これと共に、移動体22に付加部としてディスプレイ(表示機能部)、カメラ(撮像機能部)、センサ(検出機能部)及びランプ(照明機能部)の少なくとも1つを設けてもよい。
また、上記第1実施形態〜第3実施形態では、本発明の車両用ミラー装置を車両用ドアミラー装置10、70、80に適用した。しかしながら、本発明の車両用ミラー装置を車両外部の他の車両用アウタミラー装置(例えば車両用フェンダミラー装置)又は車両内部の車両用インナミラー装置に適用してもよい。
10 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
14 バイザ(配置体)
18 ミラー
22 移動体(回動体)
54 開放口
56 閉鎖部
58 凹部
58A 接触面
70 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
80 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)

Claims (3)

  1. 車両のミラーが配置され、開放口が設けられた配置体と、
    前記配置体内に回動可能に支持され、前記開放口を介して回動されて展開及び格納可能にされた回動体と、
    前記配置体及び前記回動体の一方に設けられ、前記回動体が格納された際に前記回動体の回動中心側において前記配置体の前記開放口周部と前記回動体との間を閉鎖する閉鎖部と、
    前記配置体及び前記回動体の他方に設けられ、前記閉鎖部が接触する接触面と、
    を備え、かつ、前記接触面を前記回動体の回動周方向に沿って湾曲させた車両用ミラー装置。
  2. 車両のミラーが配置され、開放口が設けられた配置体と、
    前記配置体内に回動可能に支持され、前記開放口を介して回動されて展開及び格納可能にされた回動体と、
    前記配置体及び前記回動体の一方に設けられ、前記回動体が格納された際に前記回動体の回動中心側において前記配置体の前記開放口周部と前記回動体との間を閉鎖する閉鎖部と、
    を備え、かつ、前記回動体が回動される際に前記配置体及び前記回動体の他方に設けられた凹部に前記閉鎖部が挿入される車両用ミラー装置。
  3. 前記配置体及び前記回動体の他方に設けられ、前記閉鎖部が接触する接触面を備え、かつ、前記閉鎖部と前記接触面との間を前記配置体の外側に対し閉鎖した請求項1又は請求項2記載の車両用ミラー装置。
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