JP6260408B2 - ちぢみ意匠化粧板 - Google Patents

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Description

本発明は、ちぢみ意匠化粧材に関する。
壁、天井等の建築物内装材、扉、扉枠等の建具の表面材、箪笥、キャビネット等の家具の表面材には、金属板、無機質板(石膏ボード等)、木質板(MDF、パーチクルボード、積層板等)等の基材に様々な意匠を付与した化粧材が使用されている。意匠の表現手法としては、塗料に樹脂等のビーズを添加したり、塗料やインクのはじき現象やちぢみ現象を利用して表面凹凸を発現することが知られており、ちぢみ現象による表面凹凸の発現は、特異な意匠を発現する手法であり、種々の開発が行われている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載される化粧金属板は、ちぢみ塗料を塗装焼付けした層を有することにより、ソフトな触感や凹凸感を表現している。しかし、表面の凹凸が均一で、単調な意匠性となるため、需要者の多様化する要望に十分に応えることができていなかった。
豊かな意匠性を得るため、凹凸模様を形成した建築用板にちぢみ塗料を塗布して膜厚の違いに応じたちぢみ現象の程度をかえて、より複雑な表面の凹凸を形成することが提案されている(例えば、特許文献2)。しかし、基板自体に凹凸を形成するため、高コストとなってしまう、ドアや間仕切りといった内外装材に加工する際に制限が生じてしまう、また凹凸模様によりちぢみ塗料の膜厚を調整するため、焼付け加工後の状態を予測しにくく、安定した製造が難しいといった問題もあった。
また、ちぢみ模様を部分的に設けることで意匠性の向上を図ろうとする装飾部材が提案されている(例えば、特許文献3)。しかし、ちぢみ模様の図柄層をスクリーン印刷で設けているため、繊細な柄を表現することができず、柄の選択肢に制限が生じてしまう、あるいはちぢみインクを用いたちぢみ模様図柄層をその表面の一部にしか設けないため、設けない部分を保護するために、さらに保護層を設けなければならないといった問題があった。
特開平10−296176号公報 特開2002−364145号公報 特開2002−200897号公報
本発明は、このような状況下、凹凸模様による優れた質感、触感とともに、艶差による優れた意匠性を兼ね備えるちぢみ意匠化粧材を提供することを課題とする。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、下記の発明により解決できることを見出した。すなわち本発明は、下記のちぢみ意匠化粧材を提供するものである。
1.基材、該基材上に部分的に存在する反応性柄印刷層、及びその表面にちぢみ模様部と平坦部とを備え、該反応性柄印刷層が形成された領域及び該反応性柄印刷層が形成されていない領域を含む全面に渡り被覆するトップコート層を順に有し、該反応性柄印刷層がバインダー樹脂及び酸触媒を含有する樹脂組成物を用いてなり、該トップコート層がメラミン樹脂及びアミンブロック化スルホン酸を含むちぢみ塗料を用いてなり、該平坦部が該反応性柄印刷層の直上部及びその近傍に対応した領域に存在する、ちぢみ意匠化粧材。
2.以下の工程を順に有するちぢみ意匠化粧材の製造方法。
工程(1)基材上に部分的に、バインダー樹脂及び酸触媒を含有する樹脂組成物を塗布して反応性柄印刷層を形成する工程
工程(2)メラミン樹脂及びアミンブロック化スルホン酸を含むちぢみ塗料を、該反応性柄印刷層が形成された領域及び該反応性柄印刷層が形成されていない領域を含む全面に渡り被覆するように塗布し、焼付けして、その表面にちぢみ模様部と平坦部とを備えるトップコート層を形成する工程
本発明によれば、凹凸模様による優れた質感、触感とともに、艶差による優れた意匠性を兼ね備えるちぢみ意匠化粧材を得ることができる。
本発明のちぢみ意匠化粧材の一つの態様の断面を示す模式図である。 本発明のちぢみ意匠化粧材の一つの態様の断面を示す模式図である。
〔ちぢみ意匠化粧材〕
本発明のちぢみ意匠化粧材は、基材、該基材上に部分的に存在する反応性柄印刷層、及びその表面にちぢみ模様部と平坦部とを備え、該反応性柄印刷層が形成された領域及び該反応性柄印刷層が形成されていない領域を含む全面に渡り被覆するトップコート層を順に有し、該反応性柄印刷層がバインダー樹脂及び酸触媒を含有する樹脂組成物を用いてなり、該トップコート層がメラミン樹脂及びアミンブロック化スルホン酸を含むちぢみ塗料を用いてなり、該平坦部が該反応性柄印刷層の直上部及びその近傍に対応した領域に存在することを特徴とするものである。
トップコート層の表面に存在する平坦部は、反応性柄印刷層の直上部及びその近傍に対応した領域に存在することから、該平坦部は該反応性柄印刷層と該トップコート層との相互作用により形成していると考えられる。
反応性柄印刷層を設けない部分では、トップコート層を形成するちぢみ塗料は、焼付け処理中に、該トップコート層の表面側より徐々に厚さ方向に向かって、該塗料に含まれるアミノブロック化スルホン酸のアミンが遊離し、スルホン酸が酸触媒として機能してメラミン樹脂が硬化するため、その硬化の時間差により、ちぢみ模様部が形成する。一方、反応性柄印刷層の直上部及びその近傍では、この樹脂組成物に含まれる酸触媒と、トップコート層を形成するちぢみ塗料に含まれるメラミン樹脂との作用により、トップコート層の焼付け処理中にちぢみ塗料がトップコート層の厚さ方向に速やかに硬化が進行する。そのため、メラミン樹脂の硬化の時間差が生じないため、ちぢみ模様部よりも平滑な平坦部が形成すると考えられる。
本発明では、トップコート層を形成するちぢみ塗料の硬化の速度を反応性柄印刷層により制御することにより、該反応性柄印刷層に対応した平坦部をトップコート層の表面に発現させるだけでなく、繊細な平坦部を形成することが可能となる。そして、平坦部とちぢみ模様部とは艶差を有することから、凹凸模様による優れた質感、触感とともに、艶差による優れた意匠性を兼ね備えるちぢみ意匠化粧材が得られると考えられる。
本発明のちぢみ意匠化粧材について、図1及び2を用いて説明する。
図1及び2は、本発明のちぢみ意匠化粧材の一つの態様の断面を示す模式図である。図1に示されるちぢみ意匠化粧材10は、基材1、反応性柄印刷層2、及びその表面にちぢみ模様部3Aと平坦部3Bとを備えるトップコート層3を有している。また、図2に示されるちぢみ意匠化粧材10は、基材1、プライマー層4、ベースコート層5、装飾層6、反応性柄印刷層2、及びその表面にちぢみ模様部3Aと平坦部3Bとを備えるトップコート層3を有している。
(基材)
基材としては、金属、無機非金属(セラミックス系、非セラミックス窯業系等)、木質、樹脂からなるものが好ましく挙げられ、これらの混合系からなるものであってもよいし、またこれらの積層物等の複合系であってもよい。
基材の形状は特に限定されず、例えば、平板、曲面板、多角柱等の形状を任意に採用でき、用途に応じて適宜選択することができる。
金属基材としては、鉄、銅、アルミニウム等の各種金属材料が用いられたものが好ましく挙げられる。
このような金属材料からなる金属板としては、例えば、軟鋼板、電鋳鉄箔、ステンレス鋼板、アルミニウム板、ジュラルミン板、鋼板等の板材、あるいはこれらに亜鉛、錫、アルミニウム、銅、クロム、ニッケル等の1種又は2種以上をめっきしたもの等が挙げられる。2種以上のめっきは、例えば、鉄と亜鉛の合金めっき、アルミニウムと亜鉛の合金めっき等がある。この様な金属板の具体例としては、例えば、電気亜鉛めっき鋼板、合金溶融亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、アルミニウム合金溶融亜鉛めっき鋼板、合金電気めっき鋼板、制振鋼板等の鋼板が挙げられる。
木質基材としては、木材合板、パーティクルボード、中密度繊維板(MDF)、高密度繊維板(HDF)等の木質系基材やフラッシュ構造からなる基材を挙げることができる。
樹脂基材としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、オレフィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、ABS、ポリスチレン等の樹脂により構成される基材を挙げることができる。これらの樹脂基材の中では、ポリオレフィン系樹脂製の基材及び熱可塑性ポリエステル系樹脂製の基材が好適である。
基材の厚さは、基材が上記のような金属板の場合は、例えば0.3〜2mm程度であり、具体例を挙げれば、0.4mm、0.5mm、0.6mm等である。
また、基材が金属板以外の場合は、通常0.2〜5mm程度である。
(反応性柄印刷層)
反応性柄印刷層は、基材上に部分的に存在する層であり、バインダー樹脂及び酸触媒を含有する樹脂組成物を用いてなる層であり、上記のようにトップコート層との相互作用により平坦部を発現させると考えられる層である。
反応性柄印刷層を形成する樹脂組成物は、バインダー樹脂及び酸触媒を含有する組成物である。バインダー樹脂としては、化粧材の絵柄層を形成するインキに含まれるバインダー樹脂であれば特に制限はなく、例えば、アマニ油、合成乾性油等の各種の油脂類;ロジン、ロジンエステル、重合ロジン等の天然樹脂;アルキッド樹脂、アミノアルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、ビニル樹脂、エポキシ樹脂等の合成樹脂;ニトロセルロース、セルロースアセテートブチレート樹脂、エチルセルロース等の繊維素誘導体等が好ましく挙げられる。なかでも、トップコート層との相互作用で平坦部を形成する観点から、アルキッド樹脂、アミノアルキッド樹脂、ポリエステル樹脂であることが好ましい。
酸触媒としては、ルイス酸、ブレンステッド酸、アレニウス酸等で定義される任意の有機酸及び無機酸であれば特に制限はないが、トップコート層との相互作用で平坦部を形成する観点から、ブレンステッド酸であることが好ましく、有機スルホン酸であることがより好ましい。
有機スルホン酸としては、ドデシルベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、及びジノニルナフタレンジスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等が好ましく挙げられ、これらを単独で、又は複数種を組み合わせて用いることができる。
酸触媒の含有量は、バインダー樹脂(固形分)100質量部に対して2.5〜11.5質量部であることが好ましく、4.0〜9.5質量部であることがより好ましい。酸触媒の含有量が上記範囲内であると、良好な平坦部が得られるため、凹凸模様による優れた質感、触感とともに、艶差による優れた意匠性が得られる。
反応性柄印刷層を形成する樹脂組成物には、着色剤が含まれていてもよい。着色剤としては、カーボンブラック(墨)、鉄黒、チタン白、アンチモン白、黄鉛、チタン黄、弁柄、カドミウム赤、群青、コバルトブルー等の無機顔料、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー等の有機顔料、又は染料、アルミニウム、真鍮等の鱗片状箔片からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料等が好ましく挙げられる。
該樹脂組成物は、例えば、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤等の各種添加物が含まれていてもよい。
また、該樹脂組成物は、塗布適性を向上させる観点から、有機溶剤で希釈したものであってもよい。有機溶剤としては、アセトン、テトラヒドロフラン、メタノール、エタノール、イソプロパノール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、γ−ブチロラクトン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、エチルセロソルブアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トルエン、キシレン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等が好ましく挙げられ、これらを単独で又は複数種を組み合わせて用いることができる。
これらの中でも、溶解性の観点から、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、酢酸ブチル、シクロヘキサノン、エチレングリコールモノブチルエーテル等が好ましい。
反応性柄印刷層の模様としては、木目模様、大理石模様(例えばトラバーチン大理石模様)等の岩石の表面を模した石目模様、布目や布状の模様を模した布地模様、タイル貼模様、煉瓦積模様等、あるいはこれらを複合した寄木、パッチワーク等が好ましく挙げられる。
反応性柄印刷層の厚さは、0.2〜20μmであることが好ましく、0.5〜10μmであることがより好ましい。反応性柄印刷層の厚さが上記範囲内にあれば、良好な平坦部が得られるため、凹凸模様による優れた質感、触感とともに、艶差による優れた意匠性が得られる。
(トップコート層)
トップコート層は、その表面にちぢみ模様部と平坦部とを備え、上記の反応性柄印刷層が形成された領域及び該反応性柄印刷層が形成されていない領域を含む全面に渡り被覆する層であり、メラミン樹脂及びアミンブロック化スルホン酸を含むちぢみ塗料を用いてなる層である。そして、トップコート層は、ちぢみ模様部と平坦部を備えることで、凹凸模様による優れた質感、触感とともに、艶差による優れた意匠性を発現するとともに、全面に渡り被覆する層であることから、化粧材に耐傷性や耐候性といった表面特性をも付与する層である。
ちぢみ模様部は、トップコート層を形成するちぢみ塗料の焼付けにより、その深さ方向の硬化の時間差を利用して、文字通りちぢみ模様を有する、トップコート層の表面に存在する部分である。平坦部は、トップコート層の表面に存在し、かつ反応性柄印刷層の直上部及びその近傍に対応した領域に存在する部分である。
トップコート層を形成するちぢみ塗料は、メラミン樹脂及びアミンブロック化スルホン酸を含む塗料である。
メラミン樹脂としては、凹凸模様による優れた質感、触感とともに、艶差による優れた意匠性を得る観点から、アルキロール化メラミン樹脂が好ましく、メチロール化メラミン樹脂がより好ましい。このようなメチロール化メラミン樹脂としては、トリメチロール化メラミン樹脂、ヘキサメチロール化メラミン樹脂、ヘキサメトキシメチル化メラミン樹脂、ヘキサエトキシメチル化メラミン樹脂、N,N',N"−トリメチル−N,N',N"−トリメチロール化メラミン樹脂、N,N',N"−トリメチロール化メラミン樹脂、N−メチロール化メラミン樹脂、N,N'−ジ(メトキシメチル)化メラミン樹脂、N,N',N"−トリブチル−N,N',N"−トリメチロール化メラミン樹脂等が好ましく挙げられ、なかでもメトキシ基を3個以上有するヘキサメトキシメチル化メラミン樹脂、ヘキサエトキシメチル化メラミン樹脂がより好ましい。
アミンブロック化スルホン酸は、アミンでブロックしたスルホン酸であれば特に制限はなく、アミンは第2級アミン、第3級アミンであることが好ましい。
第2級アミンとしては、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジアリルアミン、ジアミルアミン、ジブチルアミン、ジメチルプロピルアミン、メチルヘキシルアミン、ピペリジン等が好ましく挙げられ、ジアルキルアミンが低臭であり、かつ美しいちぢみが得られる観点から好ましい。
第3級アミンとしては、ジメチルアリルアミン、メチルジアリルアミン、トリアリルアミン、メチルモルホリン、メチルピペリジン、ピリジン等が好ましく挙げられ、低臭であり、かつ美しいちぢみが得られる観点から鎖状アミンが好ましい。
スルホン酸としては、上記の酸触媒として例示したもの、すなわち、ドデシルベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、及びジノニルナフタレンジスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等が好ましく挙げられ、これらを単独で、又は複数種を組み合わせて用いることができる。
アミンブロック化スルホン酸は、上記のアミンとスルホン酸との反応、例えば、室温で10〜20分間攪拌し混合することにより未反応のスルホン酸基を塩の形としたアミン塩とすることにより得られる。
ちぢみ塗料は、凹凸模様による優れた質感、触感とともに、艶差による優れた意匠性を得る観点から、ポリエステル樹脂を含むことが好ましい。ポリエステル樹脂としては、一般に塗料用のポリエステル樹脂として使用されるものを制限なく用いることができ、例えば油変性ポリエステル樹脂、オイルフリーポリエステル樹脂、シリコン変性ポリエステル樹脂等が好ましく挙げられる。
ポリエステル樹脂の水酸基価は5〜110のものが好ましく、より好ましくは10〜80である。
また、ポリエステル樹脂の数平均分子量は、1,000〜50,000であることが好ましく、2,000〜25,000であることがより好ましい。
ちぢみ塗料中のメラミン樹脂の含有量は3〜40質量%であることが好ましく、5〜35質量%であることがより好ましい。ちぢみ塗料中のアミンブロック化スルホン酸の含有量は0.1〜5質量%であることが好ましく、0.2〜3質量%であることが好ましい。また、ポリエステル樹脂の含有量は55〜95質量%であることが好ましく、60〜95質量%であることがより好ましい。各成分の含有量が上記範囲内であると、凹凸模様による優れた質感、触感とともに、艶差による優れた意匠性を得ることができる。
ちぢみ塗料は、上記の成分の他、平均粒子径0.5〜10μm程度のシリカ粒子やガラス粒子、二酸化チタン粒子等の無機微粒子、平均粒子径1〜30μm程度の有機微粒子、硫酸バリウム、タルク、マイカ等の体質顔料、無機及び有機顔料、顔料分散剤、レベリング剤、沈降防止剤等の各種添加剤を含んでいてもよい。
また、ちぢみ塗料は、塗布適性を向上させる観点から、有機溶剤で希釈したものであってもよい。有機溶剤としては、上記の反応性柄印刷層を形成する樹脂組成物を希釈するものとして例示した有機溶剤を好ましく例示することができる。
トップコート層の厚さは、12〜33μmであることが好ましく、12〜22μmであることがより好ましく、12〜18μmであることがさらに好ましい。トップコート層の厚さが上記範囲内であると、凹凸模様による優れた質感、触感とともに、艶差による優れた意匠性が得られ、また優れた加工性も得られる。
(プライマー層)
プライマー層は、基材とトップコート層、あるいは基材と所望に応じて設けられるベースコート層との間に設けられ、基材とその上に設けられる層との密着性を向上させるために、所望に応じて設けられる層である。
プライマー層の形成に用いられる材料としては特に制限はないが、例えばウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリプロピレン樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂等が好ましく挙げられ、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂がより好ましい。
また、プライマー層の厚さは、0.5〜10μmであることが好ましく、より好ましくは0.5〜7μmである。厚さが上記範囲内であると、効率よく優れた密着性が得られる。
(ベースコート層)
ベースコート層は、基材を隠蔽し、基材が着色していたり色ムラがある場合に、意図した色彩を与えて表面の色を整えるために、所望に応じて設けられる層である。よって、ベースコート層は、不透明色で形成し、全面に渡って一様に形成される層であることが好ましい。
ベースコート層は、ポリエステル樹脂系塗料、フッ素樹脂系塗料、メラミン樹脂系塗料、アクリル樹脂系塗料、ウレタン樹脂系塗料、エポキシ樹脂系塗料、塩化ビニル樹脂系塗料等を用いて好ましく形成される。これらの中でも、優れた加工性を得る観点から、ポリエステル樹脂系塗料が好ましい。
また、これらの塗料は硬化剤を含有していてもよく、例えば、ポリエステル樹脂系塗料やフッ素樹脂系塗料に硬化剤としてメラミンやイソシアネートを用いた塗料は、加工性に優れ好適である。
当該塗料に用いられる樹脂の分子量としては、数平均分子量として、2,000〜50,000の範囲であることが好ましい。2,000以上であると、加工時に塗膜に亀裂や剥離が発生しにくく、50,000以下であると有機溶剤等に溶解しやすく、塗布時の作業性が良好となる。以上の点から、当該樹脂の数平均分子量は10,000〜30,000の範囲がさらに好ましい。
ベースコート層を形成する塗料には、上記の樹脂とともに、顔料、染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤等を適宜混合することができる。ここで、着色剤としては、上記の反応性柄印刷層を形成する樹脂組成物に含まれるものとして例示した着色剤を好ましく例示することができる。
また、ベースコート層を形成する塗料には、塗布適性を向上させる観点から、有機溶剤で希釈したものであってもよい。有機溶剤としては、上記の反応性柄印刷層を形成する樹脂組成物を希釈するものとして例示した有機溶剤を好ましく例示することができる。
ベースコート層の厚さは、通常15〜45μm程度であることが好ましく、15〜30μmがより好ましい。ベースコート層の厚さが上記範囲内にあれば、化粧板に優れた意匠性を付与することができ、また隠蔽性を付与することができる。
(装飾層)
装飾層は、本発明の化粧板に装飾性を付与する層であり、所望に応じて設けられる層であり、均一に着色が施された着色層(ベタ印刷層)でもよいし、種々の模様をインキと印刷機を使用して印刷することにより形成される模様層であってもよく、またこれらを組み合わせた層であってもよい。
模様としては、上記の反応性柄印刷層の模様として例示した模様を好ましく例示することができる。また、反応性柄印刷層との関係において、反応性柄印刷層と同じ又は対応する模様を採用することで、当該模様と平坦部とが同調することによる、これまでにない意匠性を得ることができる。
装飾層は、図2に示されるように、反応性柄印刷層と基材との間に存在してもよいし、また反応性柄印刷層とトップコート層との間に反応性柄印刷層を被覆するように存在してもよい。装飾層は、いずれの態様であっても、反応性柄印刷層とトップコート層との相互作用による平坦部の形成は可能であるが、反応性柄印刷層とトップコート層との間に反応性柄印刷層を被覆するように存在する場合には、該相互作用を阻害しないように、反応性柄印刷層よりも薄い層であることが好ましい。
(ちぢみ意匠化粧材の製造方法)
本発明のちぢみ意匠化粧材の製造方法は、工程(1)基材上に部分的に、バインダー樹脂及び酸触媒を含有する樹脂組成物を塗布して反応性柄印刷層を形成する工程、及び工程(2)メラミン樹脂及びアミンブロック化スルホン酸を含むちぢみ塗料を、該反応性柄印刷層が形成された領域及び該反応性柄印刷層が形成されていない領域を含む全面に渡り被覆するように塗布し、焼付けして、その表面にちぢみ模様部と平坦部とを備えるトップコート層を形成する工程を順に有することを特徴とするものである。
工程(1)は、基材上に部分的に、バインダー樹脂及び酸触媒を含有する樹脂組成物を塗布して反応性柄印刷層を形成する工程である。樹脂組成物は、例えばグラビア印刷法、グラビアオフセット印刷法、インクジェット法、フレキソ印刷法等の公知の塗布方法により塗布して形成すればよい。
工程(2)は、メラミン樹脂及びアミンブロック化スルホン酸を含むちぢみ塗料を、該反応性柄印刷層が形成された領域及び該反応性柄印刷層が形成されていない領域を含む全面に渡り被覆するように塗布し、焼付けして、その表面にちぢみ模様部と平坦部とを備えるトップコート層を形成する工程である。
上記工程(1)により反応性柄印刷層を形成した後、ちぢみ塗料を該反応性柄印刷層が形成された領域及び該反応性柄印刷層が形成されていない領域を含む全面に渡り被覆するように塗布する。塗布する方法としては、例えばバーコート法、カーテンフローコーター法、ロールコート法、リバースロールコート法、コンマコート法等から適宜選択すればよい。
次いで、焼付けは、例えば、熱風加熱、遠赤外線加熱等の公知の加熱方式により雰囲気温度180〜280℃、好ましくは200〜250℃で、20〜300秒程度加熱処理することにより行うことができる。
この焼付けにより、トップコート層の表面にちぢみ模様部と、反応性印刷層の直上部及びその近傍に対応した領域に存在する平坦部が形成することは、上記説明した通りである。
所望に応じて設けられるプライマー層は、上記工程(1)の反応性柄印刷層を形成する前に、各々の層を形成する樹脂組成物をグラビア印刷法、バーコート法、ロールコート法、リバースロールコート法、コンマコート法等の公知の塗布方法により塗布して形成すればよい。
所望に応じて設けられるベースコート層は、上記工程(1)の反応性柄印刷層を形成する前に、該ベースコート層を形成する塗料をバーコート法、カーテンフローコーター法等の公知の塗布方法により塗布し、焼付け処理を行い形成すればよい。焼付け処理の条件は、トップコート層の焼付け条件と同じである。
また、装飾層は、基材と反応性柄印刷層との間に設ける場合は、工程(1)の反応性柄印刷層を形成する前に、公知の塗布方法により塗布して形成すればよく、また反応性柄印刷層とトップコート層との間に設ける場合には、工程(1)の後、工程(2)の前に、公知の塗布方法により塗布して形成すればよい。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
(評価方法)
1.外観の評価(艶差の評価)
実施例及び比較例で得られた化粧材について、その外観を目視し、以下の基準で評価した。
◎ :平坦部が平滑であり、柄に応じた優れた艶差が確認された。
○ :平坦部に若干ゆず肌(凹凸)が確認されたが、柄に応じた艶差が確認された。
△ :平坦部にゆず肌(凹凸)が確認され、艶差は若干劣るが、実用上問題なかった。
× :艶差はほとんど確認されなかった。
2.外観の評価(質感の評価)
実施例及び比較例で得られた化粧材について、その外観の質感、触感を以下の基準で評価した。
◎ :平坦部が平滑であり、ちぢみ模様部との違いが明確であり、優れた質感及び触感が確認された。
○ :平坦部に若干のゆず肌(凹凸)が確認されたが、質感及び触感が確認された。
△ :平坦部にゆず肌(凹凸)が確認され、質感及び触感は若干劣るが、実用上問題なかった。
× :平坦部に著しいゆず肌(凹凸)が確認される、又は平坦部が存在せず、質感及び触感は確認されなかった。
3.加工性の評価
実施例及び比較例で得られた化粧材について、内曲げR:1、及び内曲げR:2で曲げ加工を施し、曲げ部分における外観を以下の基準で評価した。
◎ :クラックは全く確認されなかった。
○ :クラックはほとんど確認されなかった。
△ :クラックは若干確認されたものの、実用上問題なかった。
× :クラックが確認された。
4.60°光沢値の測定
実施例及び比較例で得られた化粧材について、その表面の平坦部の艶をグロスメーター(「VG2000(型番)」,日本電色工業株式会社社製)を使用し、入射光60度の条件で測定した。また、トップコート層の厚さが同じであり、反応性柄印刷層に酸触媒を含まない比較例の化粧材との差を算出し、60°光沢値の差とした。
実施例1
ポリエステル系着色塗料(固形分:38%,DICグラフィックス株式会社製,色:鉄黄系)をキシレン及びシクロヘキサノンの混合溶媒(質量比1:1)で希釈して、粘度0.20Pa・sのベースコート層形成用塗料を調製した。電気亜鉛めっき鋼板(厚さ:0.6mm)を基材とし、該基材上に焼付け後の厚さが18μmとなるように、バーコート法で該ベースコート層形成用塗料を塗布して、該基材の最高到達温度224℃の条件で焼き付けて、硬化状態のベースコート層を形成した。
次いで、アルキッド系クリヤインク(固形分:58%,長島ペイント工業株式会社製)の樹脂分(固形分)100質量部に対して、スルホン酸系酸触媒を3.4質量部添加し、エチレングリコールモノブチルエーテルで希釈して、粘度0.08Pa・sの反応性柄印刷層形成用の樹脂組成物を調製し、グラビアオフセット法で格子模様を印刷して反応性柄印刷層を形成した。
次いで、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、及びアミンブロック化スルホン酸を含むちぢみ塗料(固形分:55%,BASFジャパン株式会社製)を、シクロヘキサノン、酢酸ブチル、アルキルベンゼン及びブチルセロソルブの混合溶媒(質量比4:3:12:1)で希釈して、粘度0.08Pa・sのちぢみ塗料を調製し、焼付け後の厚さが15μmとなるように、ちぢみ塗料をバーコート法で塗布して、基材の最高到達温度224℃の条件で焼き付けて、硬化状態のトップコート層を形成し、ちぢみ意匠化粧板を得た。得られた化粧板のトップコート層は、その表面にちぢみ模様部と、反応性柄印刷層の直上部及びその近傍に対応した領域に存在する平坦部とを有していた。
得られた化粧材について上記の評価を行った。評価結果を第1表に示す。
実施例2〜12
実施例1において、反応性柄印刷層形成用の樹脂組成物中の酸触媒の添加量、トップコート層の厚さを第1表及び第2表に示されるものとした以外は、実施例1と同様にして、各々実施例2〜12のちぢみ意匠化粧材を得た。得られた化粧材について上記の評価を行い、その評価結果を第1表及び第2表に示す。
比較例1〜5
実施例1、5、7、9、及び11において、反応性柄印刷層形成用の樹脂組成物にスルホン酸系酸触媒を添加しなかった以外は、実施例1、5、7、9、及び11と同様にして、各々比較例1〜5の化粧材を得た。得られた化粧材について上記の評価を行い、その評価結果を第1表及び第2表に示す。
実施例13
実施例5において、反応性柄印刷層形成用の樹脂組成物中の酸触媒の添加量を6.9質量部とし、かつ該樹脂組成物に、樹脂分100質量部に対してパール顔料17.2質量部をさらに添加した以外は、実施例5と同様にして、実施例13のちぢみ意匠化粧材を得た。得られた化粧材について上記の評価を行い、その評価結果を第3表に示す。
実施例14
実施例5において、反応性柄印刷層形成用の樹脂組成物における、アルキッド系クリヤインクをアルキッド系黒色インク(固形分:46%,長島ペイント工業株式会社製)を用いた以外は、実施例5と同様にして、実施例14のちぢみ意匠化粧材を得た。得られた化粧材について上記の評価を行い、その評価結果を第3表に示す。
本発明のちぢみ意匠化粧材は、全ての評価項目において良好な結果を示すことが確認された。また、60°光沢値の差が大きいことから、平坦部とちぢみ模様部との艶差が大きいことが分かる。一方、反応性柄印刷に酸触媒を含まない比較例1〜5の化粧材は、トップコート層において平坦部が全く確認されず、表面の凹凸が均一で、単調な意匠性を発現するにとどまった。
これらの実施例及び比較例の結果から、本発明のちぢみ意匠化粧材は、凹凸模様による優れた質感、触感とともに、艶差による優れた意匠性を兼ね備えており、また加工性にも優れていることが確認された。
本発明のちぢみ意匠化粧材は、壁、天井等の建築物内装材、扉、扉枠等の建具の表面材、箪笥、キャビネット等の家具の表面材に好適に用いられる。
1. 基材
2. 反応性柄印刷層
3. トップコート層
3A.ちぢみ模様部
3B.平坦部
4. プライマー層
5. ベースコート層
6. 装飾層
10.ちぢみ意匠化粧材

Claims (6)

  1. 基材、該基材上に部分的に存在する反応性柄印刷層、及びその表面にちぢみ模様部と平坦部とを備え、該反応性柄印刷層が形成された領域及び該反応性柄印刷層が形成されていない領域を含む全面に渡り被覆するトップコート層を順に有し、該反応性柄印刷層がバインダー樹脂及び酸触媒を含有する樹脂組成物を用いてなり、該トップコート層がメラミン樹脂及びアミンブロック化スルホン酸を含むちぢみ塗料を用いてなり、該平坦部が該反応性柄印刷層の直上部及びその近傍に対応した領域に存在する、ちぢみ意匠化粧材。
  2. トップコート層の厚さが12〜33μmである請求項1に記載のちぢみ意匠化粧材。
  3. 酸触媒が有機スルホン酸である請求項1又は2に記載のちぢみ意匠化粧材。
  4. 有機スルホン酸がドデシルベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、及びジノニルナフタレンジスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、及びトリフルオロメタンスルホン酸から選ばれる少なくとも一種である請求項3に記載のちぢみ意匠化粧材。
  5. 酸触媒の含有量がバインダー樹脂100質量部に対して2.5〜11.5質量部である請求項1〜4のいずれかに記載のちぢみ意匠化粧材。
  6. 以下の工程を順に有するちぢみ意匠化粧材の製造方法。
    工程(1)基材上に部分的に、バインダー樹脂及び酸触媒を含有する樹脂組成物を塗布して反応性柄印刷層を形成する工程
    工程(2)メラミン樹脂及びアミンブロック化スルホン酸を含むちぢみ塗料を、該反応性柄印刷層が形成された領域及び該反応性柄印刷層が形成されていない領域を含む全面に渡り被覆するように塗布し、焼付けして、その表面にちぢみ模様部と平坦部とを備えるトップコート層を形成する工程
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